JPH10311642A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10311642A
JPH10311642A JP12194597A JP12194597A JPH10311642A JP H10311642 A JPH10311642 A JP H10311642A JP 12194597 A JP12194597 A JP 12194597A JP 12194597 A JP12194597 A JP 12194597A JP H10311642 A JPH10311642 A JP H10311642A
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JP
Japan
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compressor
fan motor
refrigerator
detecting
temperature
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JP12194597A
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Inventor
Yukihiro Maekawa
幸弘 前川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮温度もしくは圧縮機周波数を検知して圧
縮機の回転数に応じて庫外ファンモータの回転数を制御
し、冷蔵庫冷却システムの省電力化を実現する。 【解決手段】 圧縮機7と庫外ファンモータ8を共に整
流回路10の出力電圧により回転数制御し、更に凝縮器
温度センサー20が検出した凝縮温度もしくは圧縮機周
波数が設定値以上あった場合、庫外ファンモータ8を通
電し、また凝縮温度もしくは圧縮機周波数が設定値以下
場合、圧縮機7を冷却する必要はないため、圧縮機7を
運転中であっても庫外ファンモータ8を運転しない。こ
の事により、圧縮機7への不要な送風をなくす事が可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却システムの圧
縮機能力制御装置を設け、庫外ファン装置により強制的
に冷却する構成の冷蔵庫に関するもので、特に冷蔵庫の
庫外ファンモータの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機能力制御装置付き冷蔵庫の
圧縮機ファンモータの制御装置としては、例えば特開平
03−118488号公開に示されている。
【0003】この特徴は、圧縮機または吐出管温度より
圧縮機用ファンモータをON/OFFすることにより、
圧縮機への無駄な送風をなくし、省電力化を図るという
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、圧縮機用ファンモータの回転数が一定で
あるため、圧縮機回転数可変運転する場合には圧縮機の
回転数が最大のときに圧縮機用ファンモータの能力不足
が生じないようにしなければならないため、圧縮機の回
転数が低い時には必要以上の送風になり、増電になると
いう課題を有していた。
【0005】特に近年システムキッチン対応型の冷蔵庫
設置条件において、トータルシステムとしては能力面、
省電力面において性能を発揮出来ないという課題を有し
ていた。また、圧縮機または吐出管温度を検出するため
のセンサーが必要となり、コストが高くなるという課題
を有していた。
【0006】本発明は上記課題に鑑みて、圧縮機の回転
数に応じて庫外ファンモータの回転数を制御することに
より圧縮機の入力負荷に応じて送風し必要以上の送風を
なくし、また、新たなセンサーを追加することなしに、
低外気温時など圧縮機運転中であっても送風が不要な時
には庫外ファンモータを停止することにより更なる冷却
システムの技術として省電力化を実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機用ファンモータの制御装置を備えた冷
蔵庫は、昇圧型整流回路と、前記昇圧型整流回路の出力
電圧を制御する昇圧型整流制御手段と、3相ブリッジ接
続6個の半導体スイッチング素子と、前記半導体スイッ
チング素子をドライブするドライブ手段と、前記半導体
スイッチング素子を流れる電流を検出する電流検出手段
と、前記半導体スイッチング素子の出力電圧より前記半
導体スイッチング素子の転流タイミングを検出するセン
サレス位置検出手段と、前記転流タイミングにより前記
昇圧型整流制御手段及び前記ドライブ手段を制御する圧
縮機制御手段とにより構成されるPAMインバータ装置
と、冷蔵庫の庫内温度を検出する庫内温度検出手段と、
前記PAMインバータ装置により回転数可変運転される
圧縮機と、前記庫内温度により前記圧縮機制御手段に回
転数指令を出力する冷蔵庫制御手段と、前記昇圧型整流
回路により回転数可変運転され、前記圧縮機を冷却する
圧縮機用ファンモータと、前記昇圧型整流回路と前記圧
縮機用ファンモータの接続をON/OFFする圧縮機用
ファンモータ駆動リレーと、凝縮器温度を検出する凝縮
温度検出手段と、前記検出された電流と前記検出された
凝縮温度とにより前記圧縮機用ファンモータ駆動リレー
をON/OFFする圧縮機用ファンモータ制御手段とを
備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】上記構成により本発明の冷蔵庫
は、前記圧縮機と前記庫外ファンモータが共に前記整流
回路の出力電圧によって回転数制御されるため、前記圧
縮機の回転数が高く圧縮機温度が高い時には、前記庫外
ファンモータの回転数も高く、前記圧縮機の回転数が低
い時には前記庫外ファンモータの回転数も低くなること
により、必要以上の送風をなくすことが出来る。
【0009】従って、冷蔵庫の断熱箱体負荷量の変化に
応じ圧縮機能力制御を行う冷却システムにおいて、冷凍
室温度センサーが設定温度以下を検知した場合、外気温
度センサーまたは凝縮器温度センサーまたは電源周波数
が設定値以上、即ち圧縮機への入力負荷が過大な場合に
その負荷量の変動に応じて庫外ファンモータの回転数を
制御し送風を促進するので、冷却システム負荷を下げる
ことが出来る。
【0010】よって、凝縮器の過冷却が大きくなり圧縮
機の圧縮比が下がるため、実機冷凍能力が向上する上、
圧縮機の消費電力が低減される。従って冷却システム効
率が向上するともに、冷蔵庫全体としてみれば圧縮機能
力制御装置及び庫外ファンモータなどを含めたトータル
としての冷蔵庫冷却システムの省電力化を実現する。
【0011】また、前記外気温度が低く、前記半導体ス
イッチング素子を流れる電流、すなわち、圧縮機入力電
流が小さいときには、前記圧縮機を冷却する必要はない
ため、圧縮機運転中であっても前記圧縮機用ファンモー
タ駆動リレーをOFFすることにより、圧縮機用ファン
モータは運転しない。
【0012】ここで、前記外気温度を検出する外気温度
検出手段及び前記半導体スイッチング素子を流れる電流
を検出する電流検出手段は、PAMインバータ装置で回
転数可変運転する冷蔵庫に備わっているものであり、新
たなセンサーを追加することなしに、更なる省電力を実
現できる。
【0013】このことにより、前記圧縮機への無駄な送
風をなくすことによる省電力化を低コストで実現できる
ことになる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。尚、従来例と同一構成のものについて
は同一番号を符し、その詳細な説明は省略する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の一実施例の庫
外ファンモータを制御装置を備えた冷蔵庫における全体
構成図である。図1において、1は冷蔵庫本体で、内部
が冷凍室2、冷蔵室3などの複数の貯蔵室に仕切られて
いる。
【0016】4は前記冷凍室2の下部に設置された冷却
器、5はその奥部に設置された庫内ファンモータ、6は
前記冷凍室2に取り付けてある冷凍室温度センサー、7
は本体下部に設けられた圧縮機、8は前記圧縮機を冷却
する庫外ファンモータである。
【0017】9はPAMインバータ装置であり、後述す
る冷蔵庫制御手段16による回転数指令に従って前記圧
縮機7を回転数可変運転する。前記PAMインバータ装
置9は後述する昇圧型整流回路10、昇圧型整流制御手
段11、半導体スイッチング素子12、ドライブ手段1
3、電流検出手段14、センサレス位置検出手段15、
圧縮機制御手段16により構成される。
【0018】10は、昇圧型整流回路であり、交流電圧
入力を昇圧して整流する。11は、昇圧型整流制御手段
であり、前記昇圧型整流回路10の出力電圧を制御す
る。12は、半導体スイッチングであり、前記昇圧型整
流回路10の出力電圧を可変周波数でスイッチングす
る。
【0019】13は、ドライブ手段であり、前記半導体
スイッチング素子12をドライブする。14は、電流検
出手段であり、前記スイッチング素子12を流れる電流
を検出する。15は、センサレス位置検出手段であり、
前記半導体スイッチング素子12の出力電圧より前記半
導体スイッチング素子12の転流タイミングを検出す
る。16は圧縮機制御手段であり、前記転流タイミング
により前記昇圧型整流手段11及び前記ドライブ手段1
3を制御する。
【0020】前記PAMインバータ装置9では、前記昇
圧型整流回路10の整流電圧を変化させることにより、
インバータ出力電圧を変化させるため、インバータ部、
すなわち前記半導体スイッチング素子12の高周波スイ
ッチングは不要である。
【0021】このため、PWMインバータに比べて、モ
ータ効率が良い、低騒音等の利点があり、冷蔵庫に適用
することにより、省エネルギー化、低騒音化等の効果が
得られる。本実施例に述べる圧縮機用ファンモータの制
御装置は前記昇圧型整流回路10を使用するものである
から、低コストで実現出来ることとなる。
【0022】17は、庫内温度検出手段であり、冷蔵庫
の庫内温度を検出する。18は、冷蔵庫制御手段であ
り、前記庫内温度により前記圧縮機制御手段16に回転
数指令を出力している。
【0023】19は、圧縮機用ファンモータの駆動リレ
ーであり、前記昇圧型整流回路10と前記庫外ファンモ
ータ8の接続をON/OFFする。20は凝縮器温度セ
ンサーであり、凝縮温度を検出して前記圧縮機制御手段
に回転数指令を出力する。21は圧縮機ファンモータ制
御手段であり、前記検出された電流と前記検出された外
気温度とにより前記圧縮機用ファンモータ駆動リレー1
9をON/OFFする。
【0024】次に、図2を用いて、前記昇圧型整流回路
10について説明する。図2において、22はブリッジ
ダイオード、23はインダクタンスである。24はスイ
ッチングトランジスタであり、前記昇圧型整流制御手段
11により駆動される。25はダイオード、26はコン
デンサである。
【0025】上記回路構成により、前記スイッチングト
ランジスタ24がONのときに、前記インダクタンス2
3にエネルギーを蓄え、OFFのときにこのエネルギー
を入力電源に重畳させて出力に取り出すため、昇圧型整
流が可能となる。
【0026】前記ブリッジダイオード22により整流し
た電圧をVi、出力電圧をVo、前記スイッチングトラ
ンジスタ24のオンデューティ、すなわちON時間/
(ON時間+OFF時間)をDとすると、Vo=Vin
/(1−D)となり、前記スイッチングトランジスタ2
0のオンデューティDを大きくするほど、前記昇圧型整
流回路10の出力電圧を大きくできる。
【0027】次に、前記圧縮機用ファンモータ制御手段
21の動作について図2及び図3の前記圧縮機用ファン
モータ制御手段21のフローチャートを用いて説明す
る。
【0028】まず、STEP101で前記圧縮機7が運
転中ならば、STEP102で前記外気温検出手段20
が検出した外気温度tとあらかじめ設定しておく基準温
度tONとを比較し、t>tONならばSTEP103
へ進む。
【0029】そして、前記電流検出手段14が検出した
前記半導体スイッチング素子12を流れる電流iと、あ
らかじめ設定しておく基準電流iONとを比較し、i>
iONならばSTEP104に進む。
【0030】そして、前記圧縮機ファンモータ駆動リレ
ーをONし、前記昇圧型整流回路の出力電圧を前記庫外
ファンモータに加える。このことにより、前記圧縮機7
の回転数に応じて前記庫外ファンモータの回転数を制御
出来るため、必要以上の送風をなくすことが可能にな
る。
【0031】また、STEP102において、t≦tO
NならばSTEP105に進み前記圧縮機用ファンモー
タ駆動リレー19をOFFし、前記昇圧型整流回路10
と前記圧縮機用ファンモータ8との接続をOFFする。
また、STEP103において、i≦iONの時にも同
様にSTEP105に進む。
【0032】このことにより、前記圧縮機7が運転中で
あっても前記圧縮機7の温度が低く、送風が不要な時に
は前記圧縮機用ファンモータ8をOFFすることにより
更なる省電力を実現出来る。
【0033】ここで、凝縮器温度を検出する前記凝縮器
温度検出手段20及び前記半導体スイッチング素子12
を流れる電流を検出する前記電流検出手段14は、前記
PAMインバータ装置9で回転数可変運転する冷蔵庫に
関わっているものであり、圧縮機または吐出管温度を検
出するためのセンサー等の新たなセンサーを追加するこ
とは不要であるため、低コストで省電力を実現できるこ
ととなる。
【0034】(実施例2)図4は本発明の一実施例の庫
外ファンモータを制御装置を備えた冷蔵庫における全体
構成図である。
【0035】図4において、1は冷蔵庫本体で、内部が
冷凍室2、冷蔵室3などの複数の貯蔵室に仕切られてい
る。4は前記冷凍室2の下部に設置された冷却器、5は
その奥部に設置された庫内ファンモータ、6は前記冷凍
室2に取り付けてある冷凍室温度センサー、7は本体下
部に設けられた圧縮機、8は前記圧縮機を冷却する庫外
ファンモータである。
【0036】9はPAMインバータ装置であり、後述す
る冷蔵庫制御手段16による回転数指令に従って前記圧
縮機7を回転数可変運転する。前記PAMインバータ装
置9は後述する昇圧型整流回路10、昇圧型整流制御手
段11、半導体スイッチング素子12、ドライブ手段1
3、電流検出手段14、センサレス位置検出手段15、
圧縮機制御手段16により構成される。
【0037】10は、昇圧型整流回路であり、交流電圧
入力を昇圧して整流する。11は、昇圧型整流制御手段
であり、前記昇圧型整流回路10の出力電圧を制御す
る。12は、半導体スイッチングであり、前記昇圧型整
流回路10の出力電圧を可変周波数でスイッチングす
る。
【0038】13は、ドライブ手段であり、前記半導体
スイッチング素子12をドライブする。14は、電流検
出手段であり、前記スイッチング素子12を流れる電流
を検出する。15は、センサレス位置検出手段であり、
前記半導体スイッチング素子12の出力電圧より前記半
導体スイッチング素子12の転流タイミングを検出す
る。16は圧縮機制御手段であり、前記転流タイミング
により前記昇圧型整流手段11及び前記ドライブ手段1
3を制御する。
【0039】前記PAMインバータ装置9では、前記昇
圧型整流回路10の整流電圧を変化させることにより、
インバータ出力電圧を変化させるため、インバータ部、
すなわち前記半導体スイッチング素子12の高周波スイ
ッチングは不要である。
【0040】このため、PWMインバータに比べて、モ
ータ効率が良い、低騒音等の利点があり、冷蔵庫に適用
することにより、省エネルギー化、低騒音化等の効果が
得られる。本実施例に述べる圧縮機用ファンモータの制
御装置は前記昇圧型整流回路10を使用するものである
から、低コストで実現出来ることとなる。
【0041】17は、庫内温度検出手段であり、冷蔵庫
の庫内温度を検出する。18は、冷蔵庫制御手段であ
り、前記庫内温度により前記圧縮機制御手段16に回転
数指令を出力している。
【0042】19は、圧縮機用ファンモータの駆動リレ
ーであり、前記昇圧型整流回路10と前記庫外ファンモ
ータ8の接続をON/OFFする。20は圧縮機回転数
検出手段であり、圧縮機回転数を検出して前記圧縮機制
御手段に回転数指令を出力する。21は圧縮機ファンモ
ータ制御手段であり、前記検出された電流と前記検出さ
れた圧縮機回転数とにより前記圧縮機用ファンモータ駆
動リレー19をON/OFFする。
【0043】次に、図2を用いて、前記昇圧型整流回路
10について説明する。図2において、22はブリッジ
ダイオード、23はインダクタンスである。24はスイ
ッチングトランジスタであり、前記昇圧型整流制御手段
11により駆動される。25はダイオード、26はコン
デンサである。
【0044】上記回路構成により、前記スイッチングト
ランジスタ24がONのときに、前記インダクタンス2
3にエネルギーを蓄え、OFFのときにこのエネルギー
を入力電源に重畳させて出力に取り出すため、昇圧型整
流が可能となる。前記ブリッジダイオード22により整
流した電圧をVi、出力電圧をVo、前記スイッチング
トランジスタ24のオンデューティ、すなわちON時間
/(ON時間+OFF時間)をDとすると、Vo=Vi
n/(1−D)となり、前記スイッチングトランジスタ
20のオンデューティDを大きくするほど、前記昇圧型
整流回路10の出力電圧を大きくできる。
【0045】次に、前記圧縮機用ファンモータ制御手段
21の動作について図5及び図6の前記圧縮機用ファン
モータ制御手段21のフローチャートを用いて説明す
る。
【0046】まず、STEP101で前記圧縮機7が運
転中ならば、STEP102で前記圧縮機回転数検出手
段20が検出した圧縮機回転数tとあらかじめ設定して
おく基準圧縮機回転数tONとを比較し、t>tONな
らばSTEP103へ進む。
【0047】そして、前記電流検出手段14が検出した
前記半導体スイッチング素子12を流れる電流iと、あ
らかじめ設定しておく基準電流iONとを比較し、i>
iONならばSTEP104に進む。そして、前記圧縮
機ファンモータ駆動リレーをONし、前記昇圧型整流回
路の出力電圧を前記庫外ファンモータに加える。このこ
とにより、前記圧縮機7の回転数に応じて前記庫外ファ
ンモータの回転数を制御出来るため、必要以上の送風を
なくすことが可能になる。
【0048】また、STEP102において、t≦tO
NならばSTEP105に進み前記圧縮機用ファンモー
タ駆動リレー19をOFFし、前記昇圧型整流回路10
と前記圧縮機用ファンモータ8との接続をOFFする。
また、STEP103において、i≦iONの時にも同
様にSTEP105に進む。
【0049】このことにより、前記圧縮機7が運転中で
あっても前記圧縮機7の温度が低く、送風が不要な時に
は前記圧縮機用ファンモータ8をOFFすることにより
更なる省電力を実現出来る。
【0050】ここで、圧縮機回転数を検出する前記圧縮
機回転数検出手段20及び前記半導体スイッチング素子
12を流れる電流を検出する前記電流検出手段14は、
前記PAMインバータ装置9で回転数可変運転する冷蔵
庫に関わっているものであり、圧縮機または吐出管温度
を検出するためのセンサー等の新たなセンサーを追加す
ることは不要であるため、低コストで省電力を実現でき
ることとなる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の圧縮機用ファンモ
ータの制御装置を備えた冷蔵庫は、昇圧型整流回路と、
前記昇圧型整流回路の出力電圧を制御する昇圧型整流制
御手段と、3相ブリッジ接続された6個の半導体スイッ
チング素子をドライブするドライブ手段と、前記半導体
スイッチング素子を流れる電流を検出する電流検出手段
と、前記半導体スイッチング素子の出力電圧より前記半
導体スイッチング素子の転流タイミングを検出するセン
サレス位置検出手段と、前記転流タイミングにより前記
昇圧型整流制御手段及び前記ドライブ手段を制御する圧
縮機制御手段とにより構成されるPAMインバータ装置
と、冷蔵庫の庫内温度を検出する庫内温度検出手段と、
前記PAMインバータ装置により回転数可変運転される
圧縮機と、前記庫内温度により前記圧縮機制御手段に回
転数指令を出力する冷蔵庫制御手段と、前記昇圧型整流
回路により回転数可変運転され、前記圧縮機を冷却する
圧縮機用ファンモータとを設けることにより、前記圧縮
機と前記圧縮機用ファンモータが共に前記昇圧型整流回
路の出力電圧によって回転数制御されるため、前記圧縮
機の回転数が高く圧縮機温度が高いときには、前記圧縮
機用ファンモータの回転数も高く、前記圧縮機の回転数
が低いときには、前記圧縮機用ファンモータの回転数も
低くなることにより必要以上の送風をなくすことができ
る。
【0052】また、本発明の冷蔵庫の圧縮機用ファンモ
ータの制御装置は、昇圧型整流回路と、前記昇圧型整流
回路の出力電圧を制御する昇圧型整流制御手段と、3相
ブリッジ接続された6個の半導体スイッチング素子と、
前記半導体スイッチング素子をドライブするドライブ手
段と、前記半導体スイッチング素子を流れる電流を検出
する電流検出手段と、前記半導体スイッチング素子の出
力電圧より前記半導体スイッチング素子の転流タイミン
グを検出するセンサレス位置検出手段と、前記転流タイ
ミングにより前記昇圧型整流制御手段及び前記ドライブ
手段を制御する圧縮機制御手段とにより構成されるPA
Mインバータ装置と、冷蔵庫の庫内温度を検出する庫内
温度検出手段と、前記PAMインバータ装置により回転
数可変運転される圧縮機と、前記庫内温度により前記圧
縮機制御手段に回転数指令を出力する冷蔵庫制御手段
と、前記昇圧型整流回路により回転数可変運転され、前
記圧縮機を冷却する圧縮機用ファンモータと、前記昇圧
型整流回路と前記圧縮機用ファンモータの接続をON/
OFFする圧縮機用ファンモータ駆動リレーと、凝縮温
度を検出する凝縮温度検出手段と、前記検出された電流
と前記検出された外気温度とにより前記圧縮機用ファン
モータ駆動リレーをON/OFFする圧縮機用ファンモ
ータ制御手段とを設けることにより、また圧縮機周波数
を検出する圧縮機周波数検出手段と前記検出された電流
と前記検出された圧縮機周波数とにより前記圧縮機ファ
ンモータ駆動リレーをON/OFFする圧縮機用ファン
モータ制御手段とを設けることにより、前記外気温度が
低く、前記半導体スイッチング素子を流れる電流、すな
わち、圧縮機入力電流が小さいときには、前記圧縮機を
冷却する必要はないため、圧縮機運転中であっても前記
圧縮機用ファンモータ駆動リレーをOFFすることによ
り、圧縮機用ファンモータは運転しない。前記凝縮器温
度を検出する凝縮器温度センサー及び前記半導体スイッ
チング素子を流れる電流を検出する電流検出手段あるい
は前記圧縮機周波数を検出する圧縮機周波数検出手段
は、PAMインバータで回転数可変運転する冷蔵庫に備
わっているものであり、圧縮機または吐出管温度を検出
するためのセンサー等の新たなセンサーを追加すること
なしに、更なる省電力を実現できる。このことにより、
前記圧縮機への無駄な送風をなくすことによる省電力化
を低コストで実現できることになる。本実施例において
は、庫外ファンモータの回転数制御によりこの冷凍能力
低下を補えるので、冷却システム効率の低下も同様に補
うことが可能となる。従って、トータルとしての冷蔵庫
冷却システムの効率もその効率の低下する回転域におい
て向上させることが出来る。更に、低外気時や凝縮負荷
低下時や冷蔵庫冷却システムの回転数低下時には前記庫
外ファンモータへの通電を停止することにより、夜間や
冬季などは圧縮機運転中であっても圧縮機温度が不要な
時には庫外ファンモータを停止するので圧縮機への無駄
な送風をなくすことによる省電力化を低コストで実現出
来ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の圧縮機ファンモータ制
御装置付き冷蔵庫の全体構成図
【図2】本実施例1の昇圧型整流回路の回路図
【図3】本実施例1の圧縮機ファンモータ制御手段のフ
ローチャート
【図4】本発明による実施例2の圧縮機ファンモータ制
御装置付き冷蔵庫の全体構成図
【図5】本実施例2の昇圧型整流回路の回路図
【図6】本実施例2の圧縮機ファンモータ制御手段のフ
ローチャート
【符号の説明】
7 圧縮機 8 圧縮機用ファンモータ 10 昇圧型整流回路 20 凝縮器温度センサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室と、冷蔵室と、圧縮機、凝縮器、
    毛細管、冷却器とを備えた冷凍サイクルと、前記圧縮機
    及び凝縮器を強制冷却させる庫外ファンと、前記圧縮機
    の能力制御装置を備えた冷却システムとにおいて、凝縮
    器の温度を検知して圧縮機の回転数に応じた庫外ファン
    モータの回転数を制御することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 凝縮器温度を検知して庫外ファンモータ
    を運転/停止する駆動リレーを備え、凝縮温度が低く圧
    縮機冷却が不要な時に前記駆動リレーが作動し、前記庫
    外ファンモータへの通電を停止することを特徴とする請
    求項1項記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷凍室と、冷蔵室と、圧縮機、凝縮器、
    毛細管、冷却器とを備えた冷凍サイクルと、前記圧縮機
    及び凝縮器を強制冷却させる庫外ファンと、前記圧縮機
    の能力制御装置を備えた冷却システムとにおいて、圧縮
    機周波数を検知して圧縮機の回転数に応じた庫外ファン
    モータの回転数を制御することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 圧縮機周波数を検知して庫外ファンモー
    タを運転/停止する駆動リレーを備え、圧縮機運転周波
    数が低下して圧縮機冷却が不要な時に前記駆動リレーが
    作動し、前記庫外ファンモータへの通電を停止すること
    を特徴とする請求項3項記載の冷蔵庫。
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