JPH10310238A - 真空装置用基板保持装置 - Google Patents

真空装置用基板保持装置

Info

Publication number
JPH10310238A
JPH10310238A JP12401897A JP12401897A JPH10310238A JP H10310238 A JPH10310238 A JP H10310238A JP 12401897 A JP12401897 A JP 12401897A JP 12401897 A JP12401897 A JP 12401897A JP H10310238 A JPH10310238 A JP H10310238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating rod
substrate
vacuum chamber
vacuum
elastic split
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12401897A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineharu Moriya
峰晴 守屋
Hitoshi Ikeda
均 池田
Masashi Kikuchi
正志 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP12401897A priority Critical patent/JPH10310238A/ja
Publication of JPH10310238A publication Critical patent/JPH10310238A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】真空中で開口を有する基板を損傷せずに確実に
保持できる装置を提供すること、各種の開口寸法の基板
を真空中で保持するに適した保持装置を提供すること 【解決手段】真空室7内の開口2を有する基板1を、真
空室外部のシリンダ22で往復動される作動ロッドによ
り押されて該開口内で開く弾性割爪20により保持する
装置に於いて、該作動ロッドを、該シリンダにより直動
する第1作動ロッド23aと、該弾性割爪を押し開く方
向にバネ31で付勢され且つその方向への移動が制限さ
れた第2作動ロッド23bとで構成し、第1作動ロッド
と第2作動ロッドをその軸方向に遊びを存して互いに連
結した。真空室の外部に設けた旋回昇降台19に該シリ
ンダ及び該真空室の基板出し入れ口8を気密に塞ぐ密閉
ブロック13を取り付け、その前面に着脱自在に弾性割
爪を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク基
板等の開口を有する基板を真空中でエッチングその他の
処理や搬送のために保持する保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造工程に於いて基板にエ
ッチング等の処理を施すため或いは搬送するため、基板
が真空中で保持装置により保持されるが、その際、基板
の板面に接触せず且つ動かぬように確実に保持すること
が要求される。真空中には複雑な構成の機器を持ち込む
ことはできず、この要求を満足する保持方法として、基
板外周のチャンファー部を利用して挟み込む方法や、基
板の中心部に円形の開口を有する例えばハードディスク
基板では、例えば出願人が提案した特開平7−2334
84号公報に見られるように、その開口にコレットチャ
ック状の弾性割爪を介入させこれを拡開することにより
保持する方法が知られている。該弾性割爪が真空室の外
部に設けたシリンダにより作動される作動ロッドにより
開口内で押し開かれると、基板が該弾性割爪の周囲に保
持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハードディスク基板の
ような開口を有する基板は、上記した弾性割爪で保持す
れば装置が小型化・簡略化され、摺動部も少ないのでク
リーンな真空環境を損なうことがないが、上記のもので
は弾性割爪の拡開力の調整が困難で基板の内周部を損傷
する不都合があり、各種開口寸法の基板に適合して保持
することは困難である。
【0004】本発明は、真空中で開口を有する基板を損
傷せずに確実に保持できる装置を提供すること、各種の
開口寸法の基板を真空中で保持するに適した保持装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成すべく、真空室内の開口を有する基板を、真空室
外部のシリンダで往復動される作動ロッドにより押され
て該開口内で開く弾性割爪により保持する装置に於い
て、該作動ロッドを、該シリンダにより直動する第1作
動ロッドと、該弾性割爪を押し開く方向にバネで付勢さ
れ且つその方向への移動が制限された第2作動ロッドと
で構成し、該第1作動ロッドと第2作動ロッドをその軸
方向に遊びを存して互いに連結した。該真空室の外部に
旋回昇降台を設けてこれに該シリンダ及び該真空室に形
成した基板出し入れ口を気密に塞ぐ密閉ブロックを取り
付け、該密閉ブロックの前面に着脱自在に該弾性割爪を
設けると共に該密閉ブロック内に形成した挿通孔に上記
第2作動ロッドを挿通させ、該第2作動ロッドの周囲に
該バネの一端を当接させる膨出部を形成し、該挿通孔に
該膨出部と係合して該第2作動ロッドが該弾性割爪を押
し開く方向への移動を制限する段部を形成することによ
り、上記の目的が一層的確に達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態をハードディ
スク基板のエッチングに適用した例につき説明すると、
図1に於いて符号1は中央部に円形の開口2を有するハ
ードディスク基板を示し、カセットケース3に用意され
た複数枚の該基板1は、3関節型のロボット4により基
板位置決め装置5に載せられ、搬出入装置6により真空
室7内へ運び込み、該真空室7内からカセットケース3
へ運び出される。該真空室7は図2に示すような基板出
し入れ口8を備えており、その室7内は真空ポンプ(図
示してない)により排気された真空状態で、該室7内に
は3つのエッチング室9a、9b、9cが設けられ、基
板1を該基板出し入れ口8から各エッチング室を循環し
て再び該出し入れ口8へ戻す電動機10で旋回された搬
送テーブル11が設けられる。該出し入れ口8は、真空
室7内からは昇降プレート12により気密に閉じられ、
真空室7の外部からは密閉ブロック13により気密に閉
じられる。該昇降プレート12は真空室7の外部のシリ
ンダ16により昇降される。
【0007】該基板位置決め装置5は、図4に見られる
ような、上方に向けてラッパ状に開いた昇降且つ旋回自
在の1対の受台14と、各受台の中心に直立した位置決
めピン15を備えており、ロボット4の各保持爪4aで
保持された基板1が各受台14に落とされると、該受台
14が昇降し、このときピン15が基板1の開口2内へ
進入して所定位置に基板1が位置決めされる。
【0008】該搬出入装置6は、シリンダ17による昇
降と電動機18による旋回とが与えられた旋回昇降台1
9に密閉ブロック13を取り付けた構成のもので、該密
閉ブロック13の下面には図5に示したような弾性割爪
20が螺子21で着脱自在に取り付けされる。該弾性割
爪20は、該開口2よりも小さい直径から該開口2の直
径まで拡縮するもので、該弾性割爪20と該旋回昇降台
19に固定したシリンダ22及び該シリンダ22により
往復動される第1及び第2作動ロッド23a、23bと
で真空装置用基板保持装置を構成する。該第1作動ロッ
ド23aは該密閉ブロック13の挿通孔30を貫通して
延び、その延出端は連杆24に連結され、第2作動ロッ
ド23bの下端は該弾性割爪20の先端が狭まった軸孔
25内に挿入される。これら第1、第2作動ロッド23
a、23bは同一軸線上に配列され、第2作動ロッド2
3bの上端に設けた膨大頭部26を第1作動ロッド23
aの下端に設けたボックス型のフック27で囲み、両ロ
ッド23a、23b間にロッド軸方向の遊びの間隙28
を存して連結した。また、該挿通孔30内にバネ31を
設けると共に第2作動ロッド23bの中間部に膨出部2
9を設け、該膨出部29に該第2作動ロッド23bを下
方すなわち弾性割爪20を押し開く方向へ付勢するよう
に該バネ31の一端を支持させ、該密閉ブロック13に
該膨出部29と係合して該第2作動ロッド23bが該押
し開く方向への移動距離を制限する段部33を設けた。
該第1作動ロッド23aの周囲には真空シール36を設
け、挿通孔30内の真空を維持するようにした。
【0009】該シリンダ22が縮小作動して該第1作動
ロッド23aが下動し、図3に示すようにフック27と
膨大頭部26の間に遊びの間隙28が生じると、第2作
動ロッド23bがバネ31により押されて軸孔25内を
下動し、その先端で弾性割爪20を押し開く。このとき
の第2作動ロッド23bの下動距離は、その膨出部29
と段部33の係合で制限されるから、該弾性割爪20の
開き幅も制限され、また、第2作動ロッド23bの下動
力はバネ31により与えられるから、バネ31のバネ力
を適当な大きさに設定しておくことで該弾性割爪20に
基板1の内周に損傷を与えぬように開かせて基板1を保
持することができる。
【0010】尚、基板1の出し入れに際して真空室7内
の真空を維持するため、図3及び図6に示すように、搬
送テーブル11に、基板1の外周を支える透孔35aを
有し且つガイドピン34で案内されて昇降可能な基板ホ
ルダー35を設け、該出し入れ口8の下方に設けた昇降
プレート12がシリンダ16で上昇するとき、該昇降プ
レート12は透孔35aを塞ぎながら該基板ホルダー3
5を真空室7の内壁に気密に圧接させるようにした。該
出し入れ口8には、該基板ホルダー35及び昇降プレー
ト12と密閉ブロック13の少なくとも何れかが当接し
て真空室7内の真空を維持し、基板1を出し入れすると
きは、該基板ホルダー35、昇降プレート12及び密閉
ブロック13が該出し入れ口8の内外を塞ぎ、その閉鎖
された空間内は真空ポンプ37で真空排気される。38
は該閉鎖された空間の容積を減少させるための整流ブロ
ックである。
【0011】該真空室7内の基板ホルダー35上の基板
1を保持装置で保持し、真空室の外部へと搬出する場
合、予め密閉ブロック13で塞がれた該出し入れ口8の
内側に、基板1を載せた基板ホルダー35を昇降プレー
ト12により当接させる。これにより該基板1の開口2
は、該密閉ブロック13の前面の弾性割爪20の周囲に
達する。そして、シリンダ22に縮小作動を行わせてそ
れまで吊り上げていた第1作動ロッド23aを下動さ
せ、第1、第2作動ロッド23a、23b間に遊びを生
じさせると、バネ31が第2作動ロッド23bを該弾性
割爪20の軸孔25内へ押し出し、該弾性割爪20が開
いてその周囲に基板1が保持される。第2作動ロッド2
3bの下動距離は、その膨出部29と段部33で制限さ
れるから、必要以上に弾性割爪20が開かず、基板1の
内周を破損するおそれがない。基板1が弾性割爪20に
保持されると、該出し入れ口8の空間に大気を導入し、
旋回昇降台19の上昇と旋回で次の位置に該密閉ブロッ
ク13と共に基板1を運び、そこで該シリンダ22に伸
長作動を行わせると、第1作動ロッド23aがフック2
7により第2作動ロッド23bをバネ31に抗して吊り
上げ、その下端が弾性割爪20内から抜けだすため弾力
で縮径復帰し、基板1が抜け落ちる。外径が異なる弾性
割爪20をいくつか用意しておき、これを着脱交換する
ことで各種の開口2の径の基板1を保持できる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、真空
室外部のシリンダで往復動される作動ロッドを、該シリ
ンダにより直動する第1作動ロッドと、バネで押されて
該弾性割爪を押し開き且つ移動距離が制限された第2作
動ロッドとで構成し、該第1作動ロッドと第2作動ロッ
ド間に遊びを設けて互いに連結したので、該弾性割爪は
バネの力で広がり、バネ力を基板を損傷させぬ程度に設
定しておくだけで基板を確実に保持でき、その構成も簡
単で、真空中に複雑な機器を設ける必要がないからクリ
ーンな真空雰囲気を維持できる等の効果があり、請求項
2の構成とすることにより上記の効果に加え各種寸法基
板の出し入れを迅速に行える等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体斜視図
【図2】図1の2−2線部分の拡大断面図
【図3】図2の3−3線部分の拡大断面図
【図4】基板位置決め装置の要部の拡大斜視図
【図5】弾性割爪の拡大斜視図
【図6】搬送テーブルの拡大斜視図
【符号の説明】
1 基板、2 開口、7 真空室、8 基板出し入れ
口、11 搬送テーブル、12 昇降プレート、13
密閉ブロック、19 旋回昇降台、20 弾性割爪、2
2 シリンダ、23a 第1作動ロッド、23b 第2
作動ロッド、25軸孔、26 膨大頭部、27 フッ
ク、28 遊びの間隙、29 膨出部、31バネ、33
段部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空室内の開口を有する基板を、真空室外
    部のシリンダで往復動される作動ロッドにより押されて
    該開口内で開く弾性割爪により保持する装置に於いて、
    該作動ロッドを、該シリンダにより直動する第1作動ロ
    ッドと、該弾性割爪を押し開く方向にバネで付勢され且
    つその方向への移動が制限された第2作動ロッドとで構
    成し、該第1作動ロッドと第2作動ロッドをその軸方向
    に遊びを存して互いに連結したことを特徴とする真空装
    置用基板保持装置。
  2. 【請求項2】上記真空室の外部に旋回昇降台を設けてこ
    れに上記シリンダ及び該真空室に形成した基板出し入れ
    口を気密に塞ぐ密閉ブロックを取り付け、該密閉ブロッ
    クの前面に着脱自在に上記弾性割爪を設けると共に該密
    閉ブロック内に形成した挿通孔に上記第2作動ロッドを
    挿通させ、該第2作動ロッドの周囲に上記バネの一端を
    当接させる膨出部を形成し、該挿通孔に該膨出部と係合
    して該第2作動ロッドが該弾性割爪を押し開く方向への
    移動を制限する段部を形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の真空装置用基板保持装置。
JP12401897A 1997-05-14 1997-05-14 真空装置用基板保持装置 Withdrawn JPH10310238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12401897A JPH10310238A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 真空装置用基板保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12401897A JPH10310238A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 真空装置用基板保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10310238A true JPH10310238A (ja) 1998-11-24

Family

ID=14875002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12401897A Withdrawn JPH10310238A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 真空装置用基板保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10310238A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE43023E1 (en) Dual loading port semiconductor processing equipment
JP5531284B2 (ja) 副チャンバアセンブリを備えるエッチング用チャンバ
JP3417821B2 (ja) クリーンボックス、クリーン搬送方法及び装置
US5609459A (en) Door drive mechanisms for substrate carrier and load lock
US5607276A (en) Batchloader for substrate carrier on load lock
EP0161927B1 (en) Load lock pumping mechanism
US5613821A (en) Cluster tool batchloader of substrate carrier
EP1050904A1 (en) Method and apparatus for wafer processing
WO1999007912A2 (en) Single substrate load lock with offset cool module and buffer chamber
JP4306798B2 (ja) 基板キャリアおよびロードロック用ドア駆動装置
JP2001230312A (ja) 半導体製造装置
JP2002264065A (ja) ウエハ搬送ロボット
JPH10310238A (ja) 真空装置用基板保持装置
JP4155722B2 (ja) 基板処理装置、ポッド開閉装置、基板処理方法、半導体装置の製造方法および基板搬送方法
US20220223448A1 (en) Multiple transport carrier docking device
JP3355697B2 (ja) 可搬式密閉コンテナおよびガスパージステーション
JP2004087781A (ja) 真空処理装置及び真空処理方法
JP3438826B2 (ja) 処理装置及びその使用方法
JP2003174072A (ja) 基板移載装置及び基板移載方法
JP2550787B2 (ja) 半導体装置の製造装置
JP2000323549A (ja) 真空処理装置
KR102212461B1 (ko) 도어 유닛, 이를 포함하는 기판 처리 장치 및 도어 구동 방법
JPH10310237A (ja) 真空装置用基板搬出入装置
JP3917139B2 (ja) ポッドオープナのポッドクランプユニット及びクランプ方法
JPWO2020252476A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803