JP2550787B2 - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造装置

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JP2550787B2
JP2550787B2 JP4625591A JP4625591A JP2550787B2 JP 2550787 B2 JP2550787 B2 JP 2550787B2 JP 4625591 A JP4625591 A JP 4625591A JP 4625591 A JP4625591 A JP 4625591A JP 2550787 B2 JP2550787 B2 JP 2550787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造装置に
係わり、ウェーハを搬送アームによって直接静電チャッ
クに吸着させてウェーハの搬送時間を短縮させるととも
に、発塵を防止することができる半導体装置の製造装置
に関する。
【0002】近年、エレクトロニクスの発展は目ざまし
いものがあるが、その発展は斬新な半導体装置の製造技
術に負うところが大きい。ところで、シリコンウェーハ
から半導体素子に仕上げるまでの一連の工程、いわゆる
ウェーハプロセスと呼ばれる工程においては、幾つかの
工程が順次繰り返されているが、その工程間を行ったり
来たり、あるいは処理装置から出し入れするために、各
所でウェーハの搬送が行われている。
【0003】そして、半導体素子の集積度が増大するに
つれて、微細なパターニングを行ったり、スパッタのよ
うな真空処理を行ったりする工程などにおいては、ウェ
ーハを如何に清浄な状態でウェーハを搬送するかが重要
な製造技術となっている。
【0004】
【従来の技術】半導体装置のウェーハプロセスにおい
て、ウェーハを清浄な状態を維持したまゝ搬送する手段
として、ウェーハを裏返しにして保持しながら運ぶいわ
ゆるフェースダウン搬送がある。そして、このフェース
ダウン搬送されたウェーハは、例えばドライエッチング
を行うための真空装置の中に運び込まれて処理される。
【0005】図3は従来のフェースダウン搬送の一例の
模式断面図、図4は従来のフェースダウン搬送の他の例
の模式断面図である。図において、1はチャンバ、2は
ウェーハ、3は搬送アーム、4はRF電極、5は静電チ
ャック、6は対向電極、7はウェーハステージ、8はゲ
ートバルブである。
【0006】こゝではレジスト処理されたウェーハを例
えばArガスのRF(高周波)プラズマによってイオン
ミーリングするドライエッチング装置を例示している。
図3において、搬送アーム3は、例えば先端に真空チャ
ックが設けられたハンドリングロボットで、例えばレジ
スト処理されたウェーハ2を保持してチャンバ1の中へ
搬入したり、処理済みのウェーハ2をチャンバ1の中か
ら搬出したりするものである。
【0007】ウェーハステージ7は、ウェーハ2を載置
するトレー(皿)で、上下動するようになっており、こ
ゝでは対向電極6も兼ねた形態になっている。静電チャ
ック5は、図示してない電極に高電圧を印加して生じる
クーロン力を利用してウェーハ2を吸着するもので、大
気圧を利用した真空チャックが使えない真空処理装置内
などでよく用いられる。
【0008】まず、図3(A)において、搬送アーム3
がウェーハ2をチャンバ1の中に搬入してウェーハステ
ージ7の上に置いてから引き出されると、ウェーハステ
ージ7が上昇してウェーハ2を静電チャック5に吸着さ
せる。次いで、ゲート1aが閉じると、ウェーハステージ
7は所定の位置に降下して対向電極6となる。ウェーハ
ステージ7の上昇の前にゲート1aが閉じてもよい。こう
して、図3(B)に示した配置になる。次いで、チャン
バ1の中が所定の雰囲気に調整され、RF電極4と対向
電極6との間隙に高電圧が印加されて、フェースダウン
支持されたウェーハ2に対して、イオンミーリングなど
の真空処理が行われる。
【0009】図4においては、チャンバ1はゲートバル
ブ8で上下に仕切られた2チャンバ形式になっている。
そして、このゲートバルブ8は、閉じると静電チャック
5を介してRF電極4と対向して対向電極6も兼ねた構
成になっている。
【0010】まず、図4(A)において、搬送アーム3
がウェーハ2をウェーハステージ7の上に置いてチャン
バ1から引き出されると、ゲート1aが閉じてチャンバ1
の下側が排気される。次いで、ゲートバルブ8が開いて
上下のチャンバ1が一室になり、ウェーハステージ7が
上昇してウェーハ2を静電チャック5に吸着させる。次
いで、ウェーハステージ7が降下するとゲートバルブ8
が閉じて対向電極6となり、図4(B)に示した配置に
なる。次いで、RF電極4と対向電極6との間隙に高電
圧が印加されて、例えばドライエッチングなどが行われ
る。
【0011】この図4に示した例では図3の例と異な
り、ゲートバルブ8で仕切られた上のチャンバ1を常に
真空ないしは処理雰囲気に保っておくことができ、ゲー
トバルブ8を兼ねた対向電極6が大気に曝されないよう
になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のウ
ェーハのフェースダウン搬送が行われる真空処理装置に
おいては、ゲートの開閉、搬送アームによるウェーハの
搬入・搬出の動作に加えて、ウェーハステージ(対向電
極)の上下動とかゲートバルブ(対向電極)の開閉とい
ったいろいろな動作が行われる構成になっている。
【0013】そのために、機構が複雑になって高価にな
るばかりでなく、ウェーハの搬送に時間が掛かり、しか
も塵埃の発生が避け難い構成になっていた。また、上で
述べた図3の例においては、ウェーハステージが対向電
極を兼ねているので、反応生成物が付着して汚れてしま
い、しかもウェーハが乗って上下動するのでウェーハに
塵埃が付着してしまうことが避けられなかった。
【0014】そこで本発明は、ウェーハステージを無く
し、搬送アームによって直接ウェーハを静電チャックに
吸着させて、ウェーハの搬送時間を短縮させるととも
に、塵埃の発生を低減させることができてなる半導体装
置の製造装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、チャ
ンバと、該チャンバの中にゲートを通してウェーハをフ
ェースダウン搬送する搬送アームと、該チャンバの上部
に下向きに内設されたRF電極と、該RF電極に近設さ
れた静電チャックを介して対向配設された対向電極を有
し、前記搬送アームは、先端部に緩衝部材を介してウェ
ーハを裏返しに支持するウェーハトレーを有するもので
あり、かつ上下動可能に配設されているものであるよう
に構成された半導体装置の製造装置によって解決され
る。
【0016】
【作用】従来、ウェーハをチャンバ内にフェースダウン
搬送する際、ゲートの開閉、搬送アームの搬入・搬出動
作、ウェーハステージ兼対向電極の上下動またはゲート
バルブ兼対向電極の開閉といったいろいろな機構の複雑
な動きがあったのに対して、本発明においては、ゲート
の開閉と搬送アームの挿入・引き出し動作のみでウェー
ハのフェースダウン搬送ができるようにしている。
【0017】すなわち、搬送アームの先端に緩衝部材を
介してウェーハトレーを設け、ウェーハトレーが上方に
弾付勢されるようにしている。このウェーハトレーの側
壁は傾斜させて、ウェーハの周縁部を支持してフェース
ダウン搬送できるようにしている。そして、ウェーハを
静電チャックに吸着させるために搬送アームが上昇し
て、ウェーハが静電チャックに当接する際、緩衝部材が
作用して静電チャックの表面にウェーハの全面が均一に
弾接するようにしている。
【0018】こゝでチャンバの中で動く機構は、ゲート
の開閉を除けば搬送アームとゲードだけなので、ウェー
ハを吸着させるに要する搬送時間の短縮が図れる。しか
も、搬送アームの上下動は装置の外部で行われるので、
チャンバ内の発塵を低く抑えることができる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の実施例を説明する模式断面
図、図2は図1の要部の拡大模式断面図である。図にお
いて、1はチャンバ、1aはゲート、2はウェーハ、3は
搬送アーム、3aは緩衝部材、3bはウェーハトレー、4は
RF電極、5は静電チャック、6は対向電極である。
【0020】図1〜図2において、チャンバ1は、例え
ばドライエッチャとかレジストを剥離するアッシャなど
の真空処理室である。そして、側壁には気密可能に開閉
するゲート1aが設けられている。
【0021】搬送アーム3は、チャンバ1の外に上下動
可能に支持されており、先端部には例えばコイルばねと
か板ばねなどからなる緩衝部材3aを介してウェーハトレ
ー3bが設けられている。このウェーハトレー3bは図2に
示したように、ウェーハ2がフェースダウンの状態で乗
せられるように内側壁が傾斜面になっている。そして、
ウェーハ2は周縁部だけで支持され、例えばレジスト処
理した表面が接触しないようになっている。ウェーハト
レー3bは緩衝部材3aによって上方に弾付勢されている。
【0022】チャンバ1の上部には、下向きにRF電極
4が設けられており、そのRF電極4には静電チャック
5が近設されている。また、チャンバ1の下部には、静
電チャック5を介してRF電極4と対向するように対向
電極6が設けられている。
【0023】ウェーハ2を静電チャック5に吸着させる
に際しては、まず、図1(A)に示したように、搬送ア
ーム3を作動して、ウェーハトレー3bを開いているゲー
ト1aからチャンバ1の中に挿入する。次いで、ウェーハ
トレー3bに乗せられたウェーハ2がRF電極4に近設さ
れた静電チャック5の真下までくると、図1(B)に示
したように搬送アーム3を上昇させる。そして、ウェー
ハ2が静電チャック5に接触する際、緩衝部材3aが作用
して静電チャック5の表面にウェーハ2の全面が均一に
弾接するようになっており、静電チャック5に電圧を印
加すれば、ウェーハ2が安定に静電チャック5に吸着す
るようになっている。次いで、搬送アーム3を降下させ
てウェーハトレー3bをチャンバ1から引き出したあと、
ゲート1aを閉じれば、図1(C)に示したようにウェー
ハ2の表面が対向電極6に対面した構成になる。そし
て、チャンバ1の中を所定の雰囲気に調整すれば、例え
ばドライエッチングなどを行うことができる。
【0024】このように、本発明においては、ゲート1a
の開閉以外にチャンバ1の内部で行われる動作は、搬送
アーム3によるウェーハ2の搬入動作とウェーハ2を静
電チャック5に吸着させる上昇・降下動作だけなので、
搬送時間を短縮することができる。しかも、搬送アーム
3の上下動する機構は、チャンバ1の外部に設けられて
いるので、チャンバ1内での塵埃の発生も低減すること
ができる。
【0025】こゝでは、対向電極6がチャンバ1の下部
に設けられた1チャンバ形式について例示したが、対向
電極6を兼ねたゲートバルブによってチャンバ1が上下
に仕切られた2チャンバ形式に対しても適用することが
でき、また、適用する処理装置にも種々の変形が可能で
ある。
【0026】
【発明の効果】従来のフェースダウン搬送においては、
チャンバ内でいろいろな機構が複雑な動作を行ってウェ
ーハを吸着させていたために、搬送時間が掛かり、発塵
も多かったのに対して、本発明においては、搬送アーム
の挿入・引き出し・上昇、下降の動作のみでウェーハの
吸着が完了するので、短時間にウェーハの搬送が可能と
なり、しかも塵埃の発生によるウェーハの汚染も低減す
ることができる。
【0027】従って、半導体装置の製造工程の中で、ま
すますウェーハの形状が大きくなり、しかも汚れを嫌う
ようになっているウェーハプロセスの合理化に対して、
本発明は寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を説明する模式断面図であ
る。
【図2】 図1の要部の拡大模式断面図である。
【図3】 従来のフェースダウン搬送の一例の模式断面
図である。
【図4】 従来のフェースダウン搬送の他の例の模式断
面図である。
【符号の説明】
1 チャンバ 1a ゲート 2 ウェーハ 3 搬送アーム 3a 緩衝部材 3b
ウェーハトレー 4 RF電極 5 静電チャック 6 対向電極

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ(1) と、該チャンバ(1) にゲー
    ト(1a)を通してウェーハ(2) をフェースダウン搬送する
    搬送アーム(3) と、該チャンバ(1) の上部に下向きに内
    設されたRF電極(4) と、該RF電極(4) に近設された
    静電チャック(5)を介して対向配設された対向電極(6)
    を有し、前記搬送アーム(3) は、先端部に緩衝部材(3a)
    を介して前記ウェーハ(2) を裏返しに支持するウェーハ
    トレー(3b)を有するものであり、かつ上下動可能に配設
    されているものであることを特徴とする半導体装置の製
    造装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送アーム(3) は、ウェーハトレー
    (3b)の内側壁が傾斜面をなして、前記ウェーハ(2) の周
    縁部を支持するものである請求項1記載の半導体装置の
    製造装置。
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JP4275769B2 (ja) * 1998-06-19 2009-06-10 株式会社渡辺商行 基体の移載装置
EP2290678A1 (en) 2008-06-20 2011-03-02 Canon Anelva Corporation Vacuum processing apparatus, vacuum processing method, and electronic device manufacturing method
JP4796120B2 (ja) * 2008-12-11 2011-10-19 三菱重工業株式会社 常温接合装置

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