JPH10310064A - ステアリングホイール取付構造 - Google Patents
ステアリングホイール取付構造Info
- Publication number
- JPH10310064A JPH10310064A JP12363097A JP12363097A JPH10310064A JP H10310064 A JPH10310064 A JP H10310064A JP 12363097 A JP12363097 A JP 12363097A JP 12363097 A JP12363097 A JP 12363097A JP H10310064 A JPH10310064 A JP H10310064A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering wheel
- shaft
- steering
- engaged
- mounting
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- Pending
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- Steering Controls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステアリングホイール側の取付ボスとステア
リングシャフトとのガタのない確実な係合を可能にする
一方、ホーンパットやエアバッグモジュール一体型のス
テアリングホイールを採用したような場合にも、容易に
ステアリングホイールをステアリングシャフトに取付け
ることができるステアリングホイール取付構造を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 本願発明のステアリングホイール取付構
造では、ステアリングホイール側の取付ボスとステアリ
ングシャフトとをセレーション部およびテーパ部を介し
て相互に係合させる一方、該ステアリングホイール側取
付ボスとステアリングシャフトとをスリーブナットによ
り相互に螺合締結するように構成した。その結果、セレ
ーション部とテーパ部の係合作用によりガタのない確実
な係合状態を実現することができる一方、ホーンパット
やエアバッグモジュール一体型のステアリングホイール
を採用したような場合にも容易にステアリングシャフト
に取付けることが可能となる。
リングシャフトとのガタのない確実な係合を可能にする
一方、ホーンパットやエアバッグモジュール一体型のス
テアリングホイールを採用したような場合にも、容易に
ステアリングホイールをステアリングシャフトに取付け
ることができるステアリングホイール取付構造を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 本願発明のステアリングホイール取付構
造では、ステアリングホイール側の取付ボスとステアリ
ングシャフトとをセレーション部およびテーパ部を介し
て相互に係合させる一方、該ステアリングホイール側取
付ボスとステアリングシャフトとをスリーブナットによ
り相互に螺合締結するように構成した。その結果、セレ
ーション部とテーパ部の係合作用によりガタのない確実
な係合状態を実現することができる一方、ホーンパット
やエアバッグモジュール一体型のステアリングホイール
を採用したような場合にも容易にステアリングシャフト
に取付けることが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ステアリングホ
イールの取付構造に関するものである。
イールの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にステアリングホイールは、当該ス
テアリングホイール側のアーム部に設けられた取付ボス
部を介してステアリングシャフト側先端の係合部に係合
されて取付けられるようになっている。
テアリングホイール側のアーム部に設けられた取付ボス
部を介してステアリングシャフト側先端の係合部に係合
されて取付けられるようになっている。
【0003】このステアリングホイール取付構造の基本
的な第1の従来例の構成を図4に示す。
的な第1の従来例の構成を図4に示す。
【0004】先ず図4ににおいて、符号1はステアリン
グホイールの金属製のアーム部であり、該アーム部1の
取付位置となる中央部にはステアリングシャフト2の先
端に形成されたネジ部2aの嵌挿孔1aが形成され、そ
の下部には取付ボス3が例えば溶接により接合一体化さ
れている。
グホイールの金属製のアーム部であり、該アーム部1の
取付位置となる中央部にはステアリングシャフト2の先
端に形成されたネジ部2aの嵌挿孔1aが形成され、そ
の下部には取付ボス3が例えば溶接により接合一体化さ
れている。
【0005】該取付ボス3は、ステアリングシャフト2
側のセレーション軸部2bに対応して係合するセレーシ
ョン孔部3aと同じくステアリングシャフト2側のテー
パ軸部2cに対応して係合するテーパ孔部3bとを有す
る筒状体により形成されている。
側のセレーション軸部2bに対応して係合するセレーシ
ョン孔部3aと同じくステアリングシャフト2側のテー
パ軸部2cに対応して係合するテーパ孔部3bとを有す
る筒状体により形成されている。
【0006】一方、ステアリングシャフト2は、先端側
から下部方向に上述のようにネジ軸部2a、セレーショ
ン軸部2b、テーパ軸部2cを有して形成されている。
から下部方向に上述のようにネジ軸部2a、セレーショ
ン軸部2b、テーパ軸部2cを有して形成されている。
【0007】そして、それぞれ上記のように形成された
ステアリングシャフト2に対して、ステアリングホイー
ル側の取付ボス3を矢印で示すように上方側から嵌合
し、テーパ軸部2cにテーパ孔部3bを、またセレーシ
ョン軸部2bにセレーション孔部3aを各々確実に係合
させた後、上方に突出する最上端のネジ軸部2aに対し
てアーム部1の上方側からナット4を螺合して相互に締
結固定することによって取付ける。
ステアリングシャフト2に対して、ステアリングホイー
ル側の取付ボス3を矢印で示すように上方側から嵌合
し、テーパ軸部2cにテーパ孔部3bを、またセレーシ
ョン軸部2bにセレーション孔部3aを各々確実に係合
させた後、上方に突出する最上端のネジ軸部2aに対し
てアーム部1の上方側からナット4を螺合して相互に締
結固定することによって取付ける。
【0008】しかし、該取付構造の場合、上記ナット4
の螺合締結に際し、通常アーム部1上にホーンパットを
組付けた上でナット締めしなければならない。
の螺合締結に際し、通常アーム部1上にホーンパットを
組付けた上でナット締めしなければならない。
【0009】したがって、該構造の場合、次のような問
題があった。
題があった。
【0010】 ホーンパットを組み込み、その上でナ
ット締めするので工数がかかる。
ット締めするので工数がかかる。
【0011】 ホーンパットを固定する為のネジ部材
等別部品が必要で、部品点数が多くなる。
等別部品が必要で、部品点数が多くなる。
【0012】 ステアリングホイール本体とホーンパ
ットとの合い沿いが悪く、製品の開発育成に時間がかか
る。また、仮に合い沿いを合わせたとしても組立て後の
バラツキが発生し、見栄えが悪く、ユーザーにマイナス
イメージ(不快感)を与える。
ットとの合い沿いが悪く、製品の開発育成に時間がかか
る。また、仮に合い沿いを合わせたとしても組立て後の
バラツキが発生し、見栄えが悪く、ユーザーにマイナス
イメージ(不快感)を与える。
【0013】このような問題を解決する為に、例えば特
開平230684号公報や特開平8−295201号公
報等に示されるようなエアバッグモジュール(上記ホー
ンパット部に該当する)とステアリングホイールとが一
体となった第2、第3の従来例に係るステアリングホイ
ールの取付構造が提案されている。
開平230684号公報や特開平8−295201号公
報等に示されるようなエアバッグモジュール(上記ホー
ンパット部に該当する)とステアリングホイールとが一
体となった第2、第3の従来例に係るステアリングホイ
ールの取付構造が提案されている。
【0014】しかし、このようなパット部等一体型のス
テアリングホイールでは、上記第1の従来例のステアリ
ングシャフトとステアリングホイールとの締結のよう
に、ステアリングホイール上方側からナットの固定がで
きない為に、先ずステアリングシャフトとステアリング
ホイールを組付け、その後外部から締め付けることが必
要となる。
テアリングホイールでは、上記第1の従来例のステアリ
ングシャフトとステアリングホイールとの締結のよう
に、ステアリングホイール上方側からナットの固定がで
きない為に、先ずステアリングシャフトとステアリング
ホイールを組付け、その後外部から締め付けることが必
要となる。
【0015】そのために、該第2、第3の従来例の構造
の場合、さらに次の様な問題が生じる。
の場合、さらに次の様な問題が生じる。
【0016】 係合部にテーパ部がない為に、第1の
従来例の取付構造のようなテーパ部での食い付きがなく
なり、ガタが発生してしまう。
従来例の取付構造のようなテーパ部での食い付きがなく
なり、ガタが発生してしまう。
【0017】 例えば第2の従来例では断面コの字状
の締結部材を底部材(特開平8−230684号公報の
図面中の符号20を参照)に溶着させているために、ス
テアリングシャフト(同図中の符号1参照)を挿入し、
横方向からボルト(同図中の符号25を参照)にて締め
付けても溶着基部が変形しない為、強固な結合ができ
ず、ガタが発生しやすい。
の締結部材を底部材(特開平8−230684号公報の
図面中の符号20を参照)に溶着させているために、ス
テアリングシャフト(同図中の符号1参照)を挿入し、
横方向からボルト(同図中の符号25を参照)にて締め
付けても溶着基部が変形しない為、強固な結合ができ
ず、ガタが発生しやすい。
【0018】 上記の理由により、仮りに強固に結
合できたとしても、そのボルトで締め付けた軸力によっ
て溶着部に過大な応力が発生する為、結合部の強度が信
頼性上問題となる。
合できたとしても、そのボルトで締め付けた軸力によっ
て溶着部に過大な応力が発生する為、結合部の強度が信
頼性上問題となる。
【0019】本願発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、ステアリングホイール側の取付
ボスとステアリングシャフトとを相互に係合させること
により、ガタのない確実な係合を可能とする一方、ステ
アリングホイール側の取付ボスとステアリングシャフト
とをスリーブナットにより相互に螺合締結することによ
り、パット部等一体型のステアリングホイールを採用し
たような場合にも容易に当該ステアリングホイールをス
テアリングシャフトに対して取付けることができるよう
にしたステアリングホイール取付構造を提供することを
目的とするものである。
ためになされたもので、ステアリングホイール側の取付
ボスとステアリングシャフトとを相互に係合させること
により、ガタのない確実な係合を可能とする一方、ステ
アリングホイール側の取付ボスとステアリングシャフト
とをスリーブナットにより相互に螺合締結することによ
り、パット部等一体型のステアリングホイールを採用し
たような場合にも容易に当該ステアリングホイールをス
テアリングシャフトに対して取付けることができるよう
にしたステアリングホイール取付構造を提供することを
目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
【0021】すなわち、先ず本願発明のステアリングホ
イール取付構造は、ステアリングホイール側の取付ボス
とステアリングシャフトとを相互に係合させる一方、該
ステアリングホイール側取付ボスとステアリングシャフ
トとをスリーブナットにより相互に螺合締結するように
構成されている。
イール取付構造は、ステアリングホイール側の取付ボス
とステアリングシャフトとを相互に係合させる一方、該
ステアリングホイール側取付ボスとステアリングシャフ
トとをスリーブナットにより相互に螺合締結するように
構成されている。
【0022】また、本願発明のステアリングホイール取
付構造は、ステアリングホイール側の取付ボスとステア
リングシャフトとをセレーション部およびテーパ部を介
して相互に係合させる一方、該ステアリングホイール側
取付ボスとステアリングシャフトとをスリーブナットに
より相互に螺合締結するように構成されている。
付構造は、ステアリングホイール側の取付ボスとステア
リングシャフトとをセレーション部およびテーパ部を介
して相互に係合させる一方、該ステアリングホイール側
取付ボスとステアリングシャフトとをスリーブナットに
より相互に螺合締結するように構成されている。
【0023】したがって、それぞれ前述した第1の従来
例の長所であるガタのない確実な係合状態を実現するこ
とができる一方、ホーンパットやエアバッグモジュール
一体型のステアリングホイールを採用したような場合に
もスリーブナットを螺合するだけで容易にステアリング
ホイールをステアリングシャフトに取付けることが可能
となる。
例の長所であるガタのない確実な係合状態を実現するこ
とができる一方、ホーンパットやエアバッグモジュール
一体型のステアリングホイールを採用したような場合に
もスリーブナットを螺合するだけで容易にステアリング
ホイールをステアリングシャフトに取付けることが可能
となる。
【0024】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のステアリングホ
イール取付構造によると、取付強度が高く、取付け状態
が安定して信頼性が高く、しかも組付工数が少なくて取
付作業が容易な低コストのステアリングホイール取付構
造を提供し得るようになる。
イール取付構造によると、取付強度が高く、取付け状態
が安定して信頼性が高く、しかも組付工数が少なくて取
付作業が容易な低コストのステアリングホイール取付構
造を提供し得るようになる。
【0025】
(実施の形態1)図1および図2は、本願発明の実施の
形態1に係るステアリングホイールの取付構造を示して
いる。
形態1に係るステアリングホイールの取付構造を示して
いる。
【0026】図1および図2において、先ず符号10は
例えばエアバッグモジュール21を一体化したステアリ
ングホイール20の金属製のアーム部であり、該アーム
部10の取付位置となる中央部には取付ボス嵌合孔11
が形成されており、該取付ボス嵌合孔11内には取付ボ
ス12の上端が嵌合され、例えば溶接により接合一体化
されている。
例えばエアバッグモジュール21を一体化したステアリ
ングホイール20の金属製のアーム部であり、該アーム
部10の取付位置となる中央部には取付ボス嵌合孔11
が形成されており、該取付ボス嵌合孔11内には取付ボ
ス12の上端が嵌合され、例えば溶接により接合一体化
されている。
【0027】該取付ボス12は、例えばステアリングシ
ャフト13側最上段のセレーション軸部13aに対応し
て係合するセレーション孔部12aと、同じくステアリ
ングシャフト13側次段のテーパ軸部13bに対応して
係合するテーパ孔部12bと、該テーパ孔12bの外周
部側に形成され、後述するスリーブナット14の上端側
係合用フランジ部14aと係合する係合用フランジ部1
2cとを有する筒状体により形成されている。
ャフト13側最上段のセレーション軸部13aに対応し
て係合するセレーション孔部12aと、同じくステアリ
ングシャフト13側次段のテーパ軸部13bに対応して
係合するテーパ孔部12bと、該テーパ孔12bの外周
部側に形成され、後述するスリーブナット14の上端側
係合用フランジ部14aと係合する係合用フランジ部1
2cとを有する筒状体により形成されている。
【0028】一方、ステアリングシャフト13は、上端
側から下部方向にかけて上述のようにセレーション軸部
13a、テーパ軸部13bが各々設けられ、さらに該テ
ーパ軸部13bの下段には上記取付ボス12の係合用フ
ランジ部12cの外径と略等しい外径のネジ軸部13c
を設けて形成されている。このネジ軸部13cには、上
記取付ボス12の係合用フランジ部12cに対して、そ
の内側のフランジ部14aを係合したスリーブナット1
4の下端側ネジ部14bが螺合されるようになってい
る。
側から下部方向にかけて上述のようにセレーション軸部
13a、テーパ軸部13bが各々設けられ、さらに該テ
ーパ軸部13bの下段には上記取付ボス12の係合用フ
ランジ部12cの外径と略等しい外径のネジ軸部13c
を設けて形成されている。このネジ軸部13cには、上
記取付ボス12の係合用フランジ部12cに対して、そ
の内側のフランジ部14aを係合したスリーブナット1
4の下端側ネジ部14bが螺合されるようになってい
る。
【0029】そして、それぞれ上記のように形成された
ステアリングシャフト13に対して、予じめスリーブナ
ット14を係合したステアリングホイール20側の取付
ボス12を図示のように上方側から嵌合し、ステアリン
グシャフト13のテーパ軸部13bにそのテーパ孔部1
2bを、また同セレーション軸部13aにそのセレーシ
ョン孔部12aを各々確実に係合させた後、同ネジ軸部
13cに対して、上端側係合フランジ部14aを上記取
付ボス12の下端側フランジ部12cに係合されている
締結用のスリーブナット14のネジ部14bを螺合して
相互に締結固定することによって取付ける。
ステアリングシャフト13に対して、予じめスリーブナ
ット14を係合したステアリングホイール20側の取付
ボス12を図示のように上方側から嵌合し、ステアリン
グシャフト13のテーパ軸部13bにそのテーパ孔部1
2bを、また同セレーション軸部13aにそのセレーシ
ョン孔部12aを各々確実に係合させた後、同ネジ軸部
13cに対して、上端側係合フランジ部14aを上記取
付ボス12の下端側フランジ部12cに係合されている
締結用のスリーブナット14のネジ部14bを螺合して
相互に締結固定することによって取付ける。
【0030】したがって、該構成によれば、セレーショ
ン部(12a,13a)とテーパ部(12b,13b)
により前述した第1の従来例の長所であるガタのない確
実かつ強固な係合状態を実現することができる一方、ホ
ーンパットやエアバッグモジュール一体型のステアリン
グホイールを採用したような場合にも相互の係合部分に
スリーブナット14を螺合するだけで容易にステアリン
グホイール20をステアリングシャフト13に取付ける
ことが可能となる。
ン部(12a,13a)とテーパ部(12b,13b)
により前述した第1の従来例の長所であるガタのない確
実かつ強固な係合状態を実現することができる一方、ホ
ーンパットやエアバッグモジュール一体型のステアリン
グホイールを採用したような場合にも相互の係合部分に
スリーブナット14を螺合するだけで容易にステアリン
グホイール20をステアリングシャフト13に取付ける
ことが可能となる。
【0031】その結果、該ステアリングホイール取付構
造によると、取付強度が高く、かつ取付け状態が安定し
て信頼性が高く、しかも組付工数が少なくて取付作業が
容易な低コストのステアリングホイール取付構造を提供
し得るようになる。
造によると、取付強度が高く、かつ取付け状態が安定し
て信頼性が高く、しかも組付工数が少なくて取付作業が
容易な低コストのステアリングホイール取付構造を提供
し得るようになる。
【0032】(実施の形態2)図3は、本願発明の実施
の形態2に係るステアリングホイールの取付構造を示し
ている。
の形態2に係るステアリングホイールの取付構造を示し
ている。
【0033】図3において、先ず符号10は上記実施の
形態1のものと同じく例えばエアバッグモジュールを一
体化したステアリングホイールの金属製のアーム部であ
り、該アーム部10の取付位置となる中央部には取付ボ
ス嵌合孔11が形成されており、該取付ボス嵌合孔11
内には取付ボス12の上端が嵌合され、例えば溶接によ
り接合一体化されている。
形態1のものと同じく例えばエアバッグモジュールを一
体化したステアリングホイールの金属製のアーム部であ
り、該アーム部10の取付位置となる中央部には取付ボ
ス嵌合孔11が形成されており、該取付ボス嵌合孔11
内には取付ボス12の上端が嵌合され、例えば溶接によ
り接合一体化されている。
【0034】該取付ボス12は、例えばステアリングシ
ャフト13側最上段のセレーション軸部13aに対応し
て係合するセレーション孔部12aと、同じくステアリ
ングシャフト13側次段のテーパ軸部13bに対応して
係合するテーパ孔部12bと、その筒体部外周に形成さ
れ、後述するスリーブナット14の上端側ネジ部14b
と螺合するネジ部12dとを有する筒状体により形成さ
れている。
ャフト13側最上段のセレーション軸部13aに対応し
て係合するセレーション孔部12aと、同じくステアリ
ングシャフト13側次段のテーパ軸部13bに対応して
係合するテーパ孔部12bと、その筒体部外周に形成さ
れ、後述するスリーブナット14の上端側ネジ部14b
と螺合するネジ部12dとを有する筒状体により形成さ
れている。
【0035】一方、ステアリングシャフト13は、上端
側から下部方向にかけて上述のようにセレーション軸部
13a、テーパ軸部13bが各々設けられ、さらに該テ
ーパ軸部13bの下段には上記取付ボス12の外径と略
等径のフランジ部13dを設けて形成されている。この
フランジ部13dには、スリーブナット14の下端側係
合用フランジ部14aが予じめ下方側から係合されるよ
うになっている一方、上記取付ボス12の外周ネジ部1
2dには同スリーブナット14の上端側ネジ部14bが
下方側から螺合されるようになっている。
側から下部方向にかけて上述のようにセレーション軸部
13a、テーパ軸部13bが各々設けられ、さらに該テ
ーパ軸部13bの下段には上記取付ボス12の外径と略
等径のフランジ部13dを設けて形成されている。この
フランジ部13dには、スリーブナット14の下端側係
合用フランジ部14aが予じめ下方側から係合されるよ
うになっている一方、上記取付ボス12の外周ネジ部1
2dには同スリーブナット14の上端側ネジ部14bが
下方側から螺合されるようになっている。
【0036】そして、それぞれ上記のように形成された
ステアリングシャフト13に対して、上述のように予じ
め下方側からスリーブナット14を嵌合して置き、その
後、ステアリングホイール側の取付ボス12を図示のよ
うに上方側から嵌合し、ステアリングシャフト13のテ
ーパ軸部13bにそのテーパ孔部12bを、また同セレ
ーション軸部13aにセレーション孔部12aを各々確
実に係合させた後、同取付ボス12の上記ネジ部12d
に対して、その下方から上記ステアリングシャフト13
の係合用フランジ部13dに下端側係合用フランジ部1
4aが係合される締結用のスリーブナット14の上端側
ネジ部14bを螺合して相互に締結固定することによっ
て取付ける。
ステアリングシャフト13に対して、上述のように予じ
め下方側からスリーブナット14を嵌合して置き、その
後、ステアリングホイール側の取付ボス12を図示のよ
うに上方側から嵌合し、ステアリングシャフト13のテ
ーパ軸部13bにそのテーパ孔部12bを、また同セレ
ーション軸部13aにセレーション孔部12aを各々確
実に係合させた後、同取付ボス12の上記ネジ部12d
に対して、その下方から上記ステアリングシャフト13
の係合用フランジ部13dに下端側係合用フランジ部1
4aが係合される締結用のスリーブナット14の上端側
ネジ部14bを螺合して相互に締結固定することによっ
て取付ける。
【0037】したがって、該構成によれば、セレーショ
ン部(12a,13a)とテーパ部(12b,13b)
により上記同様に前述した第1の従来例の長所であるガ
タのない確実かつ強固な係合状態を実現することができ
る一方、ホーンパットやエアバッグモジュール一体型の
ステアリングホイールを採用したような場合にも相互の
係合部にスリーブナット14を螺合するだけで容易にス
テアリングホイールをステアリングシャフト13に取付
けることが可能となる。
ン部(12a,13a)とテーパ部(12b,13b)
により上記同様に前述した第1の従来例の長所であるガ
タのない確実かつ強固な係合状態を実現することができ
る一方、ホーンパットやエアバッグモジュール一体型の
ステアリングホイールを採用したような場合にも相互の
係合部にスリーブナット14を螺合するだけで容易にス
テアリングホイールをステアリングシャフト13に取付
けることが可能となる。
【0038】その結果、該ステアリングホイール取付構
造によると、取付強度が高く、かつ取付け状態が安定し
て信頼性が高く、しかも組付工数が少なくて取付作業が
容易な低コストのステアリングホイール取付構造を提供
し得るようになる。
造によると、取付強度が高く、かつ取付け状態が安定し
て信頼性が高く、しかも組付工数が少なくて取付作業が
容易な低コストのステアリングホイール取付構造を提供
し得るようになる。
【図1】本願発明の実施の形態1に係るステアリングホ
イールの取付構造を示す断面図である。
イールの取付構造を示す断面図である。
【図2】同構造の要部の拡大断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態2に係るステアリングホ
イールの取付構造の要部の拡大断面図である。
イールの取付構造の要部の拡大断面図である。
【図4】従来のステアリングホイールの取付構造を示す
断面図である。
断面図である。
10はアーム部、11は取付ボス嵌合孔、12は取付ボ
ス、12aはセレーション孔部、12bはテーパ孔部、
12cは係合用フランジ部、12dはネジ部、13はス
テアリングシャフト、13aはセレーション軸部、13
bはテーパ軸部、13cはネジ軸部、13dは係合用フ
ランジ部、14はスリーブナット、14aは係合用フラ
ンジ部、14bはネジ部、20はステアリングホイー
ル、21はエアバッグモジュールである。
ス、12aはセレーション孔部、12bはテーパ孔部、
12cは係合用フランジ部、12dはネジ部、13はス
テアリングシャフト、13aはセレーション軸部、13
bはテーパ軸部、13cはネジ軸部、13dは係合用フ
ランジ部、14はスリーブナット、14aは係合用フラ
ンジ部、14bはネジ部、20はステアリングホイー
ル、21はエアバッグモジュールである。
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングホイール側の取付ボスとス
テアリングシャフトとを相互に係合させる一方、該ステ
アリングホイール側取付ボスとステアリングシャフトと
をスリーブナットにより相互に螺合締結してなるステア
リングホイール取付構造。 - 【請求項2】 ステアリングホイール側の取付ボスとス
テアリングシャフトとをセレーション部およびテーパ部
を介して相互に係合させる一方、該ステアリングホイー
ル側取付ボスとステアリングシャフトとをスリーブナッ
トにより相互に螺合締結してなるステアリングホイール
取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12363097A JPH10310064A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | ステアリングホイール取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12363097A JPH10310064A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | ステアリングホイール取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10310064A true JPH10310064A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14865350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12363097A Pending JPH10310064A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | ステアリングホイール取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH10310064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103538622A (zh) * | 2013-09-24 | 2014-01-29 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 用于车辆的转向结构组件及其设计方法 |
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1997
- 1997-05-14 JP JP12363097A patent/JPH10310064A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103538622A (zh) * | 2013-09-24 | 2014-01-29 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 用于车辆的转向结构组件及其设计方法 |
CN103538622B (zh) * | 2013-09-24 | 2016-04-27 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 用于车辆的转向结构组件及其设计方法 |
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