JPH10309959A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

車両の走行制御装置

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JPH10309959A
JPH10309959A JP9118216A JP11821697A JPH10309959A JP H10309959 A JPH10309959 A JP H10309959A JP 9118216 A JP9118216 A JP 9118216A JP 11821697 A JP11821697 A JP 11821697A JP H10309959 A JPH10309959 A JP H10309959A
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JP
Japan
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vehicle
target torque
target
inter
driver
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JP9118216A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kuragaki
倉垣  智
Koji Kuroda
浩司 黒田
Mitsuo Kayano
光男 萱野
Tokuji Yoshikawa
徳治 吉川
Hiroshi Takenaga
寛 武長
Kozo Nakamura
浩三 中村
Toshimichi Minowa
利道 箕輪
Kazuaki Takano
和明 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動追従走行制御の解除に伴う制御の連続性
低下の虞れをなくし、常に高い安全性が確実に保たれる
ようにした車両の走行制御装置を提供すること。 【解決手段】 運転者の操作から運転者が要求するトル
クTDを算出するドライバ意図目標トルク算出手段20
1と、先行車両との車間距離を安全な車間距離に保つた
めに必要な目標トルクTAを算出する車間距離制御トル
ク算出手段202と、先行車両との車間距離を道路利用
率の良い車間距離に保つために必要な目標トルクTPを
算出する車群走行制御トルク算出手段203と、前記3
種の目標トルクから少なくとも1種の目標トルクを選択
する目標トルク選択手段と、目標トルク選択手段で選択
された目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制
御信号を配分する制御信号配分手段205を設け、目標
トルク選択手段204による目標トルクの選択順位を、
車両の走行環境に応じて切り替えるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行環境に
応じて、自車両の走行速度を自動的に制御する装置に係
り、特に前方を走行する車両に追従して走行するときで
の自動車の速度制御に好適な車両の走行制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車専用道路などでは、自動車
の流れの中で、先行車(自車の前方を走行する自動車)に
対して所定の車間距離を保って比較的長い時間、ほぼ同
じ速度で走行する場合が多いが、これは、運転者にとっ
ては単調で、しかして高い注意力の集中を要する状態で
あると言える。そこで、このような場合に、自動車の走
行速度を自動的に制御し、定速走行機能と、先行車があ
るときには車間距離を所定値を保って走行する追従走行
機能とを備えた走行制御装置が従来から種々提案されて
いる。
【0003】そして、このとき、例えば、特開平6−1
68399号公報では、追従走行に必要な目標駆動力
を、通常の追従走行での目標駆動力F1と、先行車がブ
レーキによる制動力を用いて減速したときの目標駆動力
F2とに分けて制御する従来技術について開示してお
り、特開平7−47862号公報では、目標の車両速度
から目標トルクを演算し、この目標トルクによりスロッ
トル開度を制御するようにした従来技術について開示し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、自動
追従走行制御が解除されたときでの制御の連続性につい
て配慮が充分にされているとは言えず、速度変動による
安全性低下の問題があった。すなわち、従来技術では、
自動追従走行制御状態で、運転者がアクセルペダルやブ
レーキペダルを操作したときには、それまで走行状況に
適したブレーキ量とスロットル開度を算出し制御してい
る状態から、突然、運転者の操作による制御に切り替え
られので、運転者の対応いかんによっては、周囲の状況
に合わない走行状態になり、安全性が脅かされてしまう
のである。
【0005】特に、車間距離を詰めて走行している車群
走行時には、前後の車両間隔が狭くなっているので、接
触事故になる可能性があり、さらに安全性が低下してし
まう虞れがある。本発明の目的は、自動追従走行制御の
解除に伴う制御の連続性低下の虞れをなくし、常に高い
安全性が確実に保たれるようにした車両の走行制御装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数個の目
標トルク算出手段と、運転者の操作量を検出する運転者
操作量検出手段と、車両の走行環境を検出する走行環境
検出手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記
運転者操作量検出手段と前記走行環境検出手段から得ら
れる情報により、前記目標トルク算出手段で算出されて
いる複数種の目標トルクの中の少なくとも1種の目標ト
ルクを選択する目標トルク選択手段を設け、該目標トル
ク選択手段により選択された目標トルクに応じて車両の
推進力と制動力を制御するようにして達成される。
【0007】本発明の或る実施形態では、運転者の操作
から運転者が要求するトルクを算出するドライバ意図目
標トルク算出手段と、先行車両との車間距離を安全な車
間距離に保つために必要な目標トルクを算出する車間距
離制御トルク算出手段と、先行車両との車間距離を道路
利用率の良い車間距離に保つために必要な目標トルクを
算出する車群走行制御トルク算出手段と、前記3種の目
標トルクから少なくともいずれか1種の目標トルクを選
択する目標トルク選択手段と、目標トルク選択手段で選
択された目標トルクを実現するよう各アクチュエータに
制御信号を配分する制御信号配分手段とを備えたもので
ある。
【0008】まず、目標トルク選択手段は、装置の状態
に応じて目標トルクの選択順位を切り替える。すなわ
ち、先行車両との車間距離が充分保たれている車両速度
制御や車間距離制御状態ではドライバ意図目標トルクが
最優先となり、先行車両との車間距離が狭い状態では車
群走行制御トルクを最優先とする。
【0009】そして、制御信号配分手段は、目標トルク
選択手段が選択した目標トルクが正の場合には、目標ト
ルクとエンジン回転数に応じて予め設定されている値の
スロットル開度信号と、ゼロの値のブレーキ信号をスロ
ットルアクチュエータとブレーキアクチュエータに出力
する。
【0010】一方、目標トルク選択手段が選択した目標
トルクが負の場合には、ゼロのスロットル開度信号と、
目標トルクに応じて予め設定されている値のブレーキ信
号や目標トルクに応じて予め設定されている変速ギア比
を、スロットルアクチュエータ、ブレーキアクチュエー
タと変速機に出力する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動車の走行
制御装置について、図示の実施形態により、詳細に説明
する。図1は、本発明を自動車に適用した場合の一実施
形態におけるハードウェア構成を示したもので、ドライ
バ(運転者)の操作及びその他の各種の情報に基いて、ド
ライバが意図する各種の操作量(ドライバ意図目標トル
クを含む)を出力するドライバ意図制御ユニット101
と、車間距離計測器111で計測される車間距離や相対
速度などの情報に基いて各種の操作量(車間距離制御目
標トルクを含む)を出力する車間距離制御ユニット10
2と、路車間通信機112や車々間通信機113からの
情報から各種の操作量(車群走行制御目標トルクを含む)
を出力する車群制御ユニット103とを備えている。
【0012】そして、駆動力マネージメントユニット1
04により、これらのユニット101、ユニット10
2、ユニット103からの各種操作量が統合化され、ス
テアリング制御ユニット106、エンジン制御ユニット
107、スロットル制御ユニット108、変速機制御ユ
ニット109、ブレーキ制御ユニット110に対してそ
れぞれの操作量が出力されるようになっている。このた
め、上記の各ユニットは、LAN(ローカルエリアネッ
トワーク)からなる信号バス114で結ばれ、通信によ
り各情報・操作量の授受を行い、以下の制御を実行す
る。
【0013】ステアリング制御ユニット106は、自動
車のステアリング手段115を動作させ、車両の走行方
向を制御する働きをするものであるが、この実施形態で
の制御とは特に関係がないので、詳しい説明は割愛す
る。エンジン制御ユニット107は、エンジンの燃料噴
射量と点火時期を制御し、これにより、エンジン124
の出力軸トルクを制御する働きをする。スロットル制御
ユニット108は、アクセル入力手段116からのアク
セルペダル踏み込み量APSと、駆動力マネージメント
ユニット104からの情報に基づいてスロットルバルブ
117を開閉制御し、これによりエンジン124の出力
軸トルクを制御する働きをする。
【0014】変速機制御ユニット109は、駆動力マネ
ージメントユニット104からの情報に基づいて変速機
118の操作を行い、これによりエンジン124からの
出力軸トルクの倍率を制御する働きをする。ブレーキ制
御ユニット110は、駆動力マネージメントユニット1
04からの情報とブレーキ入力手段123からのブレー
キペダル操作量BPSにより、4個の車輪の各ブレーキ
119、120、121、122を操作し、これにより
各車輪の制動トルクをそれぞれ制御する働きをする。
【0015】次に、駆動力マネージメントユニット10
4による各種信号の処理と、それによる制御動作につい
て説明する。ドライバ意図目標トルク算出手段201は
ドライバ意図制御ユニット101内にあり、アクセル操
作量検出手段215で検出したアクセル操作量APS及
びブレーキ操作量検出手段216で検出したブレーキ操
作量BPSから、図3に示すようにしてドライバ意図目
標トルクTDを算出し、目標トルク選択手段204に出
力する。
【0016】車間距離目標トルク算出手段202は車間
距離制御ユニット102内にあり、各種ICCスイッチ
217の操作信号と、車間距離・相対速度検出手段21
8で検出した車間距離D、相対速度Vr、自車両速度Vo
の各データから、先行車両との車間距離を安全な車間距
離に保つために必要な車間距離制御目標トルクTAを算
出し、目標トルク選択手段204に出力する。なお、こ
こで、ICCとは、インテリジェントクルーズコントロ
ールの略である。
【0017】車群走行目標トルク算出手段203は車群
制御ユニット103内にあり、車間距離D、相対速度V
r、自車両速度Vo、車々間通信手段219で検出した先
行車両速度Vf、路車間通信手段220から得られる目
標車間距離Dp、それに目標車両速度Vpの各データから
車群走行目標トルクTPを算出し、目標トルク選択手段
204に出力する。ここで、目標車間距離Dpとして
は、先行車に追従可能な最短車間距離で、例えば2mが
選ばれる。
【0018】運転者操作量検出手段213は、図6の下
側の表に示した各種の変数、すなわち、アクセル操作量
aps(=APS)、ブレーキ操作量検出手段216で検
出されるブレーキON/OFF信号brake、ICC
信号(set、icc、cancel)を生成する働きを
する。走行環境検出手段214は、先行車両との車間距
離Dや、先行車両の車群制御モードの有無などの検出を
行なう。
【0019】目標トルク選択手段204は駆動力マネー
ジメントユニット104内にあり、運転者操作量検出手
段213と、走行環境検出手段214から供給される車
両の状態を表わす信号により、ドライバ意図目標トルク
TDと、車間距離制御目標トルクTA、車群走行目標ト
ルクTPのいずれか一種を選択する働きをする。そし
て、ここで選択されたトルクは、同じく駆動力マネージ
メントユニット104内にあるトルク配分演算手段20
5に入力される。
【0020】そこで、トルク配分演算手段205は、入
力された3種類の目標トルクTD、TA、TPに基いて
演算を行ない、各種の指令を作成し、信号バス114を
介して通信により、以下のように、それぞれの制御手段
に出力する。
【0021】まずスロットル開度指令TVOは、スロッ
トル制御ユニット108内のスロットル制御手段206
に供給され、点火時期指令BTDCと燃料噴射量指令Q
fr(図示してない)はエンジン制御ユニット107内の
エンジン制御手段207に供給される。
【0022】また、変速機ギア位置指令GIREは、変
速機制御ユニット109内の変速機制御手段208に供
給され、ブレーキ指令FBFRはブレーキ制御ユニット
110内の前右輪ブレーキ手段209に、FBFLは前
左輪ブレーキ手段210に、FBRRは後右輪ブレーキ
手段211に、そして、FBRLは後左輪ブレーキ手段
212にそれぞれ供給される。
【0023】ここで、選択された目標トルク信号が正の
値である場合には、ブレーキ指令FBFR、FBFL、
FBRR、FBRLはゼロであり、目標トルク信号が負
の値である場合には、スロットル開度指令TVOがゼロ
となる。
【0024】次に、ドライバ意図目標トルク算出手段2
01によるドライバ意図目標トルクTDの算出処理につ
いて、図3の流れ図により説明する。なお、この図3も
含めて、以下の流れ図では、判断処理での結果が肯定の
ときは符号Yを付し、否定のときは符号Nを付してあ
る。
【0025】まず、ステップ401では、アクセル入力
手段116の操作量であるアクセル操作量APSを、ス
ロットル制御ユニット108から通信バス114を介し
て取得する。ステップ402では、ブレーキ入力手段1
23の操作量であるブレーキ操作量BPSを、ブレーキ
制御ユニット110から通信バス114を介して取得す
る。
【0026】ステップ403では、このブレーキ操作量
BPSに応じてステップ40又はステップ405へ分岐
する。まず、ブレーキ操作量BPS=0のとき、すなわ
ち運転者がブレーキ入力手段123を操作していないと
きはステップ404に分岐し、このステップ404で
は、図示の特性に従って、アクセル操作量APSに対し
一意にドライバ意図目標トルクTDを決める。
【0027】一方、ブレーキ操作量BPS≠0のとき、
すなわち運転者がブレーキ入力手段123を操作してい
るときはステップ405に分岐する。そして、このステ
ップ405では、ブレーキ操作量BPSに対して、図示
の特性に従って、一意にドライバ意図目標トルクTDを
決めるのである。その後、ステップ406で、ドライバ
意図目標トルクTDを駆動力マネージメントユニット1
04に通信する。
【0028】次に、車間距離目標トルク算出手段202
による車間距離目標トルクTAの算出処理について、図
4の流れ図により説明する。まずステップ501で、車
間距離検出手段218から車間距離Dを取得し、ステッ
プ502で、同じく車間距離検出手段218から相対速
度Vrを取得する。ステップ503では、通信バス11
4を介して、変速機制御ユニット109から自車両速度
Voを取得する。
【0029】ステップ504では、目標車間距離Dtar
を、図示の特性に従って、自車速度Voから一意に決め
る。ここで、図示の特性は、自車速度Voと目標車間距
離Dtarにより、次の(1)、(2)、(3)の各式で表されるも
のである。 Vo<18[km/h] Dtar=10[m]…… ……(1) 18≦Vo≦45[km/h] Dtar=2[s]×Vo÷3.6[m]…… ……(2) Vo≧45[km/h] Dtar=4[s]×Vo÷3.6−25[m]……(3)
【0030】ステップ505では、目標車間距離Dtar
と、ステップ501で取得した車間距離Dと、ステップ
502で取得した相対速度Vrから、次の(4)、(5)、
(6)、(7)の各式により、目標速度Vtarを算出する。 a=a+Ki×(Dtar−D) …… ……(4) b=Kp×(Dtar−D) …… ……(5) c=Kd×Vr …… ……(6) Vtar=Vo+a+b+c …… ……(7) 但し、Ki=0.005 Kp=0.3 Kd=1.0
【0031】ステップ506では、現在の自車速度Vo
を、ステップ505で算出した目標速度Vtarに等しく
させるのに必要な車間距離制御目標トルクTaを、次の
(8)、(9)式を用いて算出する。 ΔV=Vtar−Vo …… ……(8) Ta=Ta+(ΔV×(q1×s+q2)÷(s×(s+p1)) ……(9) 但し、p1=121.78 q1=56.818 q2=13558187.28 そして、ステップ507で、信号バス114を介して、
車間距離制御目標トルクTaを駆動力マネージメントユ
ニット104に送信する。
【0032】次に、車群制御目標トルク算出手段203
による車群制御目標トルクTPの算出処理について、図
5の流れ図により説明する。まずステップ601で車間
距離検出手段218から車間距離Dを取得し、ステップ
602では、同じく車間距離検出手段218から相対速
度Vrを取得する。次にテップ603では、変速機制御
ユニット109から信号バス114を介して自車両速度
Voを取得し、ステップ604では、路車間通信器11
2を介して車群走行時の目標車間距離Dpを取得する。
【0033】ステップ605では、自車両のモードを判
定し、それが離脱モードか否かでステップ606又はス
テップ607に遷移する。そしてステップ606に遷移
したときは、さらに自車両のモードが車群制御モードか
合流制御モードかでステップ608又はステップ609
へ分岐する。
【0034】この結果、まず自車両のモードが離脱制御
モードで、ステップ605からステップ607へ分岐し
た場合には、目標車間距離Dtarは、この流れ図の処理
が実行される度に所定距離Dcだけ長くなっていく。次
に、ステップ606に遷移した後、自車両のモードが合
流制御モードで、ステップ609へ分岐した場合には、
目標車間距離Dtarは、この流れ図の処理が実行される
度に所定距離Dcだけ短くなっていく。さらにステップ
606からステップ608へ分岐した場合には、目標車
間距離Dtarは、ステップ604で取得した車群走行時
の目標車間距離Dpにされる。
【0035】ステップ610では、ステップ505での
処理と同様にして、目標速度Vtarが算出され、これに
より、ステップ611では、ステップ506と同様にし
て、車群制御目標トルクTPが算出され、そしてステッ
プ612で、この車群制御目標トルクTPが通信バス1
14を介して駆動力マネージメントユニット104に送
信される。
【0036】次に、目標トルク選択手段204について
説明する。この実施形態では、車両の状態に応じて、こ
の目標トルク選択手段204による目標トルクの選択に
ついての優先順位を変化させるように構成されており、
以下、この点について詳細に説明する。まず、図6は、
この実施形態における各種モードと、その状態遷移を示
した図で、ここで使用されている信号の種別は、図6の
下側に記載してある通りになっている。この図から明ら
かなように、ここでは、8通りの状態に分けて制御され
るようになっている。
【0037】まず機能停止モード301は、全て運転者
の操作によって車両が制御されるモードである。次に車
両速度制御モード302は、車両の速度が運転者の設定
した目標速度になるよう、駆動軸トルクTdが自動的に
制御されるモードである。また車間距離制御モード30
3は、先行車両との車間距離と相対速度から、運転者が
予め設定した目標車間距離Daが保たれるよう、駆動軸
トルクTdが自動的に制御されるモードである。ここ
で、この目標車間距離Daは、例えば2秒間に自車が走
行する距離に選ばれている。
【0038】さらにアクセル加速モード304は、車両
速度制御モード302又は車間距離制御モード303の
状態で運転者がアクセルを操作したときに遷移するモー
ドである。そして、このアクセル加速モード304は、
運転者がアクセル操作を止めるまで継続され、そのまま
運転者の操作によって車両が制御されるようになる。
【0039】ブレーキ減速モード305は、車両速度制
御モード302又は車間距離制御モード303の状態で
運転者がブレーキを操作したときに遷移するモードであ
る。そして、このブレーキ減速モード305は、運転者
がブレーキ操作を止めるまで継続され、そのまま運転者
のブレーキ操作によって車両が制御されるようになる。
【0040】合流制御モード306は、車間距離制御モ
ード303の状態で、運転者が自動運転制御スイッチを
操作(スイッチオン)し、自動運転制御信号adcがオンに
なったときに遷移するモードである。そして、この合流
制御モード306では、運転者が予め設定してある目標
車間距離Daを、路車間通信から得られた車群走行の目
標車間距離Dpに順次縮める制御が行れ、これにより、
車群走行の目標車間距離Dpと車間距離Dとの偏差が、
予め設定してある範囲±δD以内に入ったとき、車群制
御モード307の状態に遷移する。
【0041】車群制御モード307は、車間距離Dが、
路車間通信により設定された車群走行の目標車間距離D
pになるよう、駆動軸トルクTdを自動的に調節しながら
走行するモードである。ここで、この車群制御モード3
07が、車間距離制御モード303とは異なる点は、目
標車間距離がDaとDpで異なっている他に、運転者によ
るアクセルやブレーキの操作によりアクセル加速モード
304やブレーキ減速モード305に直接遷移しないこ
とにある。そして、この車群制御モード307にあると
きに、運転者がスイッチをオフ操作して自動運転制御信
号adcをオフした場合と、ブレーキを操作した場合に離
脱制御モード308に遷移する。
【0042】離脱制御モード308は、路車間通信から
得た車群走行の目標車間距離Dpから、運転者が予め設
定した目標車間距離Daにまで、順次車間距離を伸ばす
制御を行うモードである。そして、このモードに入った
後は、運転者が設定した目標車間距離Daと車間距離D
との偏差が、予め設定してある範囲±δD以内に入った
とき、車間距離制御モード303に遷移するが、さら
に、また、車々間通信により先行車両が車群から離脱す
る情報not(adc_pre)を取得した場合には、車間距離を、
車群走行の目標車間距離Dpから運転者が予め設定した
目標車間距離Daに順次伸ばす制御を行い、先行車両が
離脱し、さらにその先を走行する別の先行車両を捉えた
とき、合流制御306に遷移する。
【0043】次に、この図6の状態遷移図による動作
を、図7から図15の流れ図により説明する。なお、こ
れら図7から図15の流れ図による処理と、後述する目
標トルクの優先選択処理は、目標トルク選択手段204
に内蔵されているマイコンに搭載したプログラムにより
実行されるように構成してあり、このため図2に示すよ
うに、運転者操作量検出手段213と、走行環境検出手
段214を介して、それぞれ必要な信号が取り込めるよ
うに構成されている。
【0044】図7は、モードを変更するためのルーチン
で、まずステップ701では、信号バス114を介し
て、図6の表に示してある各信号を、運転者操作量検出
手段213と、走行環境検出手段214を介して、マン
マシンインターフェイスユニット105(図1)などから
取得し、これらの信号により、現在のモードが上記した
8種のモードの何れになっているかを知る。
【0045】そして、これ以降のステップ702〜70
9で、この現在のモードに応じて、以下のように、それ
ぞれのサブルーチンに対応したステップ710〜717
に分岐するのである。まずステップ702では、現在の
モードが機能停止モード301である場合にステップ7
10の機能停止サブルーチンに分岐する。次のステップ
703では、現在のモードが車両速度制御モード302
である場合にステップ711の車両速度制御サブルーチ
ンに分岐する。またステップ704では、現在のモード
が車間距離制御モード303である場合にステップ71
2の車両速度制御サブルーチンに分岐する。
【0046】更にステップ705では、現在のモードが
アクセル加速モード304である場合にステップ713
のアクセル加速サブルーチンに分岐する。次にステップ
706では、現在のモードがブレーキ減速モード305
である場合にステップ714のブレーキ減速サブルーチ
ンに分岐する。またステップ707では、現在のモード
が合流制御モード306である場合にステップ715の
合流制御サブルーチンに分岐する。更にステップ708
では、現在のモードが車群制御モード307である場合
にステップ716の車群制御サブルーチンに分岐する。
そしてステップ709では、現在のモードが車両速度制
御モード308である場合にステップ717の車両速度
制御サブルーチンに分岐するのである。
【0047】次に、各サブルーチンについて説明する。
図8は、ステップ710の機能停止サブルーチンの流れ
図で、図示のように、まずステップ801では、図7の
ステップ701で取得した信号setを判定し、それが真
であればステップ803に、偽であればステップ802
に、それぞれ分岐する。そしてステップ802では、現
在の機能停止モードを維持し、ステップ803では、モ
ードを車両速度制御モード302に変更する。
【0048】図9は、ステップ711の車両速度制御サ
ブルーチンの流れ図で、図示のように、まずステップ9
01では、ステップ701で取得した信号cancelが真で
あればステップ905に分岐する。ステップ902で
は、信号iccが真であればステップ906に分岐する。
ステップ903では、アクセル踏み込み量apsがスロッ
トル開度tvoよりも大きい場合にステップ907に分
岐する。ステップ904では、信号brakeが真であれば
ステップ908に分岐する。
【0049】そして、分岐した場合、ステップ905で
はモードを機能停止モード301に変更し、ステップ9
06では車間距離制御モード303に変更する。またス
テップ907ではモードをアクセル加速モード304に
変更し、ステップ908ではブレーキ減速モード305
に変更するのである。一方、ステップ901からステッ
プ904のいずれの条件にも該当しなかった場合にはス
テップ909に抜け、車両速度制御モード302を継続
する。
【0050】図10は、ステップ712の車間距離制御
サブルーチンの流れ図で、図示のように、まずステップ
1001では、ステップ701で取得した信号cancelが
真であればステップ1006に分岐する。次にステップ
1002では、信号iccが偽のときにステップ1007
に分岐する。またステップ1003では、信号adcが真
であればステップ1008に分岐する。
【0051】更にステップ1004では、アクセル踏み
込み量apsがスロットル開度tvo(=TVO)よりも大きい
場合、ステップ1009に分岐する。またステップ10
05では、信号brakeが真のときステップ1010に分
岐する。そして、分岐した場合、まずステップ1006
ではモードを機能停止モード301に変更し、ステップ
1007では車両速度制御モード302に変更する。
【0052】またステップ1008ではモードを合流制
御モード306に変更し、ステップ1009ではアクセ
ル加速モード304に変更する。更にステップ1010
ではモードをブレーキ減速モード305に変更するので
ある。一方、ステップ1001からステップ1005ま
でのいずれの条件にも当てはまらない場合にはステップ
1011に抜け、車間距離制御モード303を継続す
る。
【0053】図11は、ステップ306の合流制御サブ
ルーチンの流れ図であり、図示のように、まずステップ
1101では、ステップ701で取得した信号cancelが
真のときステップ1107に分岐する。次にステップ1
102では、信号adcが偽であるときステップ1107
に分岐する。またステップ1103では、車群制御モー
ドでの目標車間距離Dpと車間距離Dとの偏差が所定の
範囲±δDのとき、ステップ1108に分岐する。
【0054】更にステップ1104では、先行車両がい
ないときステップ1107に分岐する。またステップ1
105では、信号brakeが真のときステップ1107に
分岐する。そして、分岐した場合には、まずステップ1
107ではモードを離脱制御モード308に変更し、ス
テップ1108では車群制御モード307に変更するの
である。一方、ステップ1101から1105のいずれ
にも当てはまらない場合にはステップ1106に抜け、
合流制御モードが継続される。
【0055】図12は、ステップ716の車群制御サブ
ルーチンの流れ図であり、図示のように、まずステップ
1201では、ステップ701で取得した信号cancelが
真のときステップ1206に分岐する。ステップ120
2では、信号adcが偽のときステップ1206に分岐す
る。ステップ1203では、先行車両がいないときステ
ップ1206に分岐する。ステップ1204では、信号
brakeが真のときステップ1206に分岐する。
【0056】そして、分岐した場合には、ステップ12
06で、モードを離脱制御モード308に変更するので
ある。一方、ステップ1201からステップ1204ま
での条件が当てはまらない場合にはステップ1205に
抜け、車群制御モード307が継続される。
【0057】図13は、ステップ717の離脱制御サブ
ルーチンの流れ図であり、図示のように、まずステップ
1301では、ステップ701で取得した信号adcが真
のときステップ1304に分岐する。次にステップ13
02では、車間距離制御モード303で使用する目標車
間距離Drと車間距離Dとの偏差が所定の範囲±δD内
にあるとき、ステップ1307に分岐する。そして、ス
テップ1301とステップ1302のいづれの条件とも
一致しない場合には、ステップ1303で離脱制御モー
ド308を継続する。
【0058】一方、ステップ1304では、先行車両が
存在する場合にはステップ1305に、先行車両が存在
しない場合にはステップ1306に、それぞれ分岐す
る。そして、ステップ1305ではモードを合流制御モ
ード306に変更し、ステップ1306では車間距離制
御モード303に変更する。またステップ1307で
は、モードを車間距離制御モード303に変更するので
ある。
【0059】図14は、ステップ713のアクセル加速
サブルーチンの流れ図で、図示のように、まずステップ
1401では、ステップ701で取得した信号cancelが
真のときステップ1405に分岐する。次にステップ1
402では、運転者のアクセル操作量apsがアクセル操
作をしていないときの閾値aps_minよりも小さい場合、
ステップ1406に分岐する。またステップ1403で
は、信号brakeが真のときステップ1409に分岐す
る。そして、ステップ1401からステップ1403の
いずれにも該当しない場合にはステップ1404に抜
け、アクセル加速モード304を継続する。
【0060】一方、ステップ1405に分岐したとき
は、モードを機能停止モード301に変更する。
【0061】またステップ1406に分岐したとき、信
号iccが偽である場合には車両速度制御モード1408
に、真である場合にはステップ1407に、それぞれ分
岐する。そして、まずステップ1407ではモードを車
間距離制御モード1407に変更し、ステップ1408
では車両速度制御モード302に変更する。一方、ステ
ップ1409ではモードをブレーキ減速モード305に
変更するのである。
【0062】図15は、ステップ714のブレーキ減速
サブルーチンの流れ図で、図示のように、まずステップ
1501では、信号brakeが偽のときステップ1502
に、そして真のときはステップ1503に分岐する。そ
してステップ1502では、モードを機能停止モード3
01に変更し、ステップ1503ではブレーキ減速モー
ド1503を継続するのである。
【0063】次に、目標トルク選択手段204による目
標トルクの選択における優先順位について、さらに詳細
に説明する。上記したように、この実施形態では、目標
トルク選択手段204による目標トルクの選択処理にお
いて、ドライバ意図目標トルクTDと車間距離制御目標
トルクTA、及び車群走行制御トルクTPの何れかを選
択するとき、優先順位が設定してあるが、この優先順位
は、図6で説明した各モード301〜308との関係
で、図16に示すように設定されている。そして、この
優先順位は、次のようにして決定されている。
【0064】まず機能停止モード301とアクセル加速
モード304、それにブレーキ減速モード305のとき
は、運転者の操作に基づいて車両が制御されている状態
であり、従って、このときは、ドライバ意図目標トルク
TDが優先度第一位となっているのである。
【0065】一方、車両速度制御モード302と車間距
離制御モード303では、ドライバ意図目標トルク算出
手段201からドライバ意図目標トルクTDと、車間距
離目標トルク算出手段202から目標車間距離目標トル
クTAの2種が目標トルク選択手段204に入力され
る。
【0066】そして、この場合、通常は車間距離制御目
標トルクTAが選択され、トルク配分手段205に引き
渡されるが、しかし、例えば運転者がアクセルやブレー
キを操作した場合にはアクセル加速モード304やブレ
ーキ減速モード305に遷移するので、ドライバ意図目
標トルクTDが選択される。従って、このときは、ドラ
イバ意図目標トルクTDが優先度第一位、車間距離目標
トルクTAは優先度第二位となっているのである。
【0067】次に、合流制御モード306と車群制御モ
ード307、それに離脱制御モード308では、ドライ
バ意図目標トルク算出手段201からドライバ意図目標
トルクTDと、車間距離目標トルク算出手段202から
目標車間距離目標トルクTAと、車群走行制御目標トル
ク算出手段203から車群走行制御目標トルクTPの3
種が目標トルク選択手段204に入力される。
【0068】そして、この場合、通常は車群走行目標ト
ルクTPが選択され、トルク配分手段に引き渡される
が、しかし、上記したように、例えば運転者がアクセル
やブレーキを操作した場合でも、車両速度制御モード3
02や車間距離制御モード303のときとは異なり、ア
クセル加速モード304やブレーキ減速モード305に
は遷移しない。
【0069】また、これらの合流制御モード306と車
群走行制御モード307、それに離脱制御モード308
のときは、目標車間距離Dpや後続車両との車間距離が
基本的に狭い(0.5mから5m程度)ので、例えば車群
走行制御モード307のときに運転者がブレーキを操作
した場合、車間距離制御モード303のときと同じよう
にブレーキ減速モード305に遷移したとすると、後続
の車両に衝突してしまう可能性が高い。
【0070】そこで、離脱制御モード308で、前後の
車両との車間距離を十分に取ってから車間距離制御モー
ド303を経てブレーキ減速モード305に遷移するよ
うにいたほうが安全性の点で望ましい。従って、合流制
御モード306と車群走行制御モード307、それに離
脱制御モード308では、車群走行制御目標トルクTP
の優先度が第一位で、車間距離目標トルクTAが優先度
第二位、ドライバ意図目標トルクTDが優先度第三位に
なっているのである。
【0071】次に、ここで、まず複数の車両が相前後し
て走行している車群の中に、車両が一台加わるケースで
の状態遷移について説明する。まず、このときの車間距
離Dと目標車間距離Dtar、偏差δDとの関係は、図1
7に示す通りである。そうすると、図18のタイムチャ
ートに示すように、車間距離制御モード303において
信号adcがON状態になると、この時点で合流制御モー
ド306に遷移する。
【0072】そして、この合流制御モード306では、
ステアリング制御ユニット106によりステアリング手
段115が操作され、スロットル制御ユニット108に
よりスロットル117が操作され、さらにブレーキ制御
ユニット110により4輪のブレーキ119〜ブレーキ
122が操作される状態になっている。なお、このと
き、ステアリング制御ユニット106によりステアリン
グ手段115が操作されるのは、自動操舵システムが適
用されていた場合だけである。
【0073】ここで、この合流制御モード306での目
標車間距離は、最初は車間距離制御モード303で使わ
れていた目標車間距離Da(例えば2秒間に自車が走行す
る距離)であるが、図18で示す通り、目標車間距離Dp
(例えば2m)にまで順次変更されてゆく(Da>Dp)。こ
のとき、目標トルク選択手段204では、車群走行目標
トルク算出手段203からの車群走行目標トルクTPが
選択され、そして車間距離DとDpとの偏差がδD以下
になると車群制御モード307に遷移する。
【0074】次に、車群の中から自車が離脱する場合の
状態遷移について、図19を用いて説明する。車群制御
モード307においては、信号adcがOFF状態になる
と、この時点で離脱制御モード308に遷移する。この
離脱制御モード308での目標車間距離は、最初は車群
制御モード307で使われていた目標車間距離Dpであ
るが、図19に示す通り、連続的に車間距離制御303
で使用する目標車間距離Daに変更されてゆく。このと
き目標トルク選択手段204では、車群走行目標トルク
TPを選択しているが、車間距離DとDaとの偏差がδ
D以下になると車間距離制御モード303に遷移する。
【0075】次に、車群の中で、先行車両が車群から離
脱する場合の状態遷移について、図20を用いて説明す
る。この先行車両が離脱する場合も、先行車と自車の車
間距離はDaにするほうが安全上好ましい。そこで、車
車間通信機113からの、先行車両の離脱を示す信号ad
c_preがOFFになったとき、車群の中から自車が離脱
するときの状態遷移と同様に、図20で示す通り、連続
的に目標車間距離Daに変更してゆく。そして車間距離
DとDaとの偏差がδD以下になり、先行車が離脱した
結果、信号adc_preがONになって、新しい先行車両と
の車間距離Dと目標車間距離Daとの偏差がδD以下に
なると合流制御モード306に遷移し、図5で説明した
手順により、再び車群を形成するのである。
【0076】このように、目標トルク選択手段206を
設け、車両の状態によって複数種の目標トルクの中か
ら、優先順位をつけて選択することにより、車両の加速
・減速を周囲の状況に合わせて総合的に行うことがで
き、従って、この実施形態によれば、高い安全性のもと
で、充分に合理的な車間距離を保った運転を得ることが
できる。
【0077】次に、マンマシンインターフェイスユニッ
ト105について、図21により説明する。この図21
は、マンマシンインターフェイスユニット105の一実
施形態における操作面を示したもので、表示部として、
ディスプレイ2001と、車両速度制御モードランプ2
002、車間距離制御モードランプ2003、それに車
群制御モードランプ2004を備え、操作部としては、
SETスイッチ2005と、RESスイッチ2006、
ICCスイッチ2007、ADCスイッチ2008、そ
れにCANSELスイッチ2009を備えている。
【0078】次に、図22は、このマンマシンインター
フェイスユニット105の車両速度制御モードランプ2
002と車間距離制御モードランプ2003、それに車
群制御モードランプ2004のそれぞれの点灯と消灯の
タイムチャートを示したものである。
【0079】まず、図22(a)は、車両速度制御モード
302から車間距離制御モード303に遷移するとき
(図6)の、車両速度制御モードランプ2002と車間距
離制御モードランプ2003の点灯と消灯のタイミング
を示したもので、いま、時刻T1でICCスイッチ20
07が操作され、モードが車両速度制御モード302か
ら車間距離制御モード303に遷移したとすると、この
とき点灯していた車両速度制御モードランプ2002は
消灯し、他方、このとき消灯していた車間距離制御モー
ドランプ2003が点灯する。
【0080】次に、図22(b)は、図6の車間距離制御
モード303から合流制御モード306に遷移し、続い
て車群制御モード307に遷移したときの、車間距離制
御モードランプ2003と車群制御モードランプ200
4の点灯と消灯のタイミングを示したもので、いま、時
刻T2でADCスイッチ2008が操作され、モードが
車間距離制御モード303から合流制御モード306に
遷移したとする。
【0081】そうすると、このとき車間距離制御モード
ランプ2003と車群制御モードランプ2004は、一
定期間T9の間、周期T8で点滅し、その後、時刻T3
になると、ここで車群制御モードランプ2004の点滅
周期だけが周期T8より短い周期T10に変化する。そ
して、やがて時刻T4に至り、合流制御モード306か
ら車群制御モード307に遷移すると、車間距離制御モ
ードランプ2003は消灯され、車群制御モードランプ
2004は連続点灯状態になる。
【0082】また、図22(c)は、図6の車群制御モー
ド307から離脱制御モード308に遷移し、続いて車
間距離制御モード303に遷移したときの、車間距離制
御モードランプ2003と車群制御モードランプ200
4の点灯と消灯のタイミングを示したものであり、い
ま、時刻T5でADCスイッチ2008が操作され、モ
ードが車群制御モード307から離脱制御モード308
に遷移したとする。
【0083】そうすると、車群制御モードランプ200
4と車間距離制御モードランプ2003は、このときか
ら一定期間T9の間、周期T8で点滅し、その後、時刻
T6で車間距離制御モードランプ2003の点滅周期だ
けが、周期T8より短い周期T10に変化する。そし
て、やがて時刻T7になって、離脱制御モード308か
ら車間距離制御モード303に遷移すると車群制御モー
ドランプ2004は消灯され、車間距離制御モードラン
プ2003だけが連続点灯状態になるのである。
【0084】従って、この実施形態によれば、各モード
が遷移するときは、それぞれの遷移の種別に応じて異な
ったランプが点灯し、かつ、モードの遷移状態に応じて
点滅表示されることになるので、運転者は、現在のモー
ドの確認と、その遷移状態を容易に知ることができ、こ
の結果、常に正確な状況把握が得られ、安全に的確な運
転を行なうことができる。
【0085】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。図23は、車両姿勢制御機能を付加した場合の本
発明の一実施形態で、図中に破線で囲って示したよう
に、この実施形態は、図1の実施形態に、加速度計21
02と角速度計2103を内蔵した車両姿勢制御ユニッ
ト2101を新たに設けたものであり、図24は、その
信号の流れを示すブロック線図である。
【0086】図24の車両姿勢制御目標トルク算出手段
2301は、車両姿勢制御ユニット2101に内蔵され
ているもので、加速度計2102と角速度計2103で
検出した信号を用い、前後輪の一方の横滑りにより車両
に現われようとする旋回方向の動きを抑えるために必要
な4輪それぞれについてのトルク、すなわち、前右輪補
正目標トルクΔTefrと前左輪補正目標トルクΔTefl、
後右輪補正目標トルクΔTerr、それに左輪補正目標ト
ルクΔTerlを計算する。
【0087】そして、これら各輪毎の補正目標トルクΔ
Tefr、ΔTefl、ΔTerr、ΔTerlは、それぞれト
ルク配分演算手段205に入力される。一方、この実施
形態でも、目標トルク選択手段204により目標トルク
TD、TA、TPの何れかが選択され、この選択された
目標トルクがトルク配分演算手段205に入力されるよ
うになっている。
【0088】そこで、トルク配分演算手段205では、
これら各輪毎の補正目標トルクΔTefr、ΔTefl、
ΔTerr、ΔTerlが、目標トルクTD、TA、TPの何
れの目標トルクから得られるそれぞれの車輪の目標トル
クに加算され、これにより、各ブレーキ指令FBFR、
FBFL、FBRR、FBRLが演算され、それぞれの
ブレーキ手段、すなわち前右輪ブレーキ手段209、前
左輪ブレーキ手段210、後右輪ブレーキ手段211、
それに後左輪ブレーキ手段212に通信され、それぞれ
の指令に基づいて各輪毎のブレーキ力が制御されること
になる。
【0089】従って、この実施形態によれば、図1〜図
22で説明した実施形態の効果に加えて、モード遷移時
での車両の首振りや尻振りの発生を抑えることができ、
さらに高い安全性を得ることができる。また、このと
き、信号バス114にユニットを接続するだけで済み、
アクチュエータに対して新たな信号線を設ける必要がな
いので、機能拡張が容易であるという効果も得られる。
【0090】従って、本発明については、更に以下の形
態で実施することができる。 実施形態A 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記ドライバ意図目標トルク算出手段
で算出した目標トルクを最優先に選択する少なくとも1
種のモードを持つことを特徴とする車両の走行制御装
置。
【0091】実施形態B 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記ドライバ意図目標トルク算出手段
で算出したる目標トルクを最優先に選択するための機能
停止モードとアクセル加速モード、それにブレーキ減速
モードの3種のモードを持つことを特徴とする車両の走
行制御装置。
【0092】実施形態C 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記車間距離制御トルク算出手段で算
出した目標トルクを最優先に選択する少なくとも1種の
モードを持つことを特徴とする車両の走行制御装置。
【0093】実施形態D 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記車間距離制御トルク算出手段で算
出した目標トルクを最優先に選択し、運転者が設定した
目標速度になるよう自動的に車両の速度を制御して走行
する車両速度制御モードを持つことを特徴とする車両の
走行制御装置。
【0094】実施形態E 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記車間距離制御トルク算出手段の算
出する目標トルクを最優先に選択し、先行車両との車間
距離を運転者が設定した目標車間距離になるよう自動的
に車両の速度を制御して走行する車間距離制御モードを
持つことを特徴とする車両の走行制御装置。
【0095】実施形態F 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記車群走行制御トルク算出手段で算
出した目標トルクを最優先に選択する少なくとも1種の
モードを持つことを持つことを特徴とする車両の走行制
御装置。
【0096】実施形態G 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記車群走行制御トルク算出手段で算
出した目標トルクを最優先に選択し、徐々に車間距離を
詰めるよう車両の速度を制御して走行する合流制御モー
ドを持つことを特徴とする車両の走行制御装置。
【0097】実施形態H 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記車群走行制御トルク算出手段で算
出した目標トルクを最優先に選択し、設定した目標車間
距離になるよう自動的に車両の速度を制御して走行する
車群制御モードを持つことを特徴とする車両の走行制御
装置。
【0098】実施形態I 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、先行車両との車
間距離を道路利用率の良い車間距離に保つために必要な
目標トルクを算出する車群走行制御トルク算出手段とを
備えた車両の走行制御装置において、前記3種の目標ト
ルクの中から少なくとも1種の目標トルクを選択する目
標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択さ
れた目標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御
信号を配分する制御信号配分手段とを設け、前記目標ト
ルク選択手段が、前記車群走行制御トルク算出手段で算
出した目標トルクを最優先に選択し、徐々に車間距離を
広げるよう車両の速度を制御して走行する離脱制御モー
ドを持つことを特徴とする車両の走行制御装置。
【0099】実施形態J 複数個の目標トルク算出手段と、これら目標トルク算出
手段でそれぞれ算出された目標トルクの中の少なくとも
1種の目標トルクを選択する目標トルク選択手段と、こ
の目標トルク選択手段で選択された目標トルクを実現す
るよう各アクチュエータに制御信号を配分する制御信号
配分手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記
目標トルク選択手段が、ドライバ意図目標トルクを選択
する機能停止モードと、目標トルク選択手段が自車両速
度と目標車両速度が一致するよう目標トルクを選択する
車両速度制御モードと、運転者がアクセルを操作したと
きに目標トルク選択手段がドライバ意図目標トルクを優
先して選択するアクセル加速モードと、運転者がブレー
キを操作したときに目標トルク選択手段がドライバ意図
目標トルクを優先して選択するブレーキ減速モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標安全車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車間距離制御モードと、前記車間距離制御モードの機能
に加え目標車間距離を順次短くする合流制御モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標効率車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車群制御モードと、前記車間距離制御モードの機能に加
え目標車間距離を順次長くする離脱制御モードとを持
ち、前記車間距離制御モードから前記車群制御モードへ
の切り替え過程に、目標車間距離を順次短くする合流制
御モードが設けられていることを特徴とする車両の走行
制御装置。
【0100】実施形態K 複数個の目標トルク算出手段と、これら目標トルク算出
手段でそれぞれ算出された目標トルクの中の少なくとも
1種の目標トルクを選択する目標トルク選択手段と、こ
の目標トルク選択手段で選択された目標トルクを実現す
るよう各アクチュエータに制御信号を配分する制御信号
配分手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記
目標トルク選択手段が、ドライバ意図目標トルクを選択
する機能停止モードと、目標トルク選択手段が自車両速
度と目標車両速度が一致するよう目標トルクを選択する
車両速度制御モードと、運転者がアクセルを操作したと
きに目標トルク選択手段がドライバ意図目標トルクを優
先して選択するアクセル加速モードと、運転者がブレー
キを操作したときに目標トルク選択手段がドライバ意図
目標トルクを優先して選択するブレーキ減速モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標安全車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車間距離制御モードと、前記車間距離制御モードの機能
に加え目標車間距離を順次短くする合流制御モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標効率車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車群制御モードと、前記車間距離制御モードの機能に加
え目標車間距離を順次長くする離脱制御モードとを持
ち、前記車群制御モードから、前記車間距離制御モード
への切り替え過程に、目標車間距離を順次長くする離脱
制御モードが設けられていることを特徴とする車両の走
行制御装置。
【0101】実施形態L 複数個の目標トルク算出手段と、これら目標トルク算出
手段でそれぞれ算出された目標トルクの中の少なくとも
1種の目標トルクを選択する目標トルク選択手段と、こ
の目標トルク選択手段で選択された目標トルクを実現す
るよう各アクチュエータに制御信号を配分する制御信号
配分手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記
目標トルク選択手段が、ドライバ意図目標トルクを選択
する機能停止モードと、目標トルク選択手段が自車両速
度と目標車両速度が一致するよう目標トルクを選択する
車両速度制御モードと、運転者がアクセルを操作したと
きに目標トルク選択手段がドライバ意図目標トルクを優
先して選択するアクセル加速モードと、運転者がブレー
キを操作したときに目標トルク選択手段がドライバ意図
目標トルクを優先して選択するブレーキ減速モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標安全車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車間距離制御モードと、前記車間距離制御モードの機能
に加え目標車間距離を順次短くする合流制御モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標効率車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車群制御モードと、前記車間距離制御モードの機能に加
え目標車間距離を順次長くする離脱制御モードとを持
ち、前記車両速度制御モードと前記車間距離制御モー
ド、それに前記車群制御モードの何れのモードで運転し
ているかを知らせる制御モード表示手段を設けたことを
特徴とする車両の走行制御装置。
【0102】実施形態M 複数個の目標トルク算出手段と、これら目標トルク算出
手段でそれぞれ算出された目標トルクの中の少なくとも
1種の目標トルクを選択する目標トルク選択手段と、こ
の目標トルク選択手段で選択された目標トルクを実現す
るよう各アクチュエータに制御信号を配分する制御信号
配分手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記
目標トルク選択手段が、ドライバ意図目標トルクを選択
する機能停止モードと、目標トルク選択手段が自車両速
度と目標車両速度が一致するよう目標トルクを選択する
車両速度制御モードと、運転者がアクセルを操作したと
きに目標トルク選択手段がドライバ意図目標トルクを優
先して選択するアクセル加速モードと、運転者がブレー
キを操作したときに目標トルク選択手段がドライバ意図
目標トルクを優先して選択するブレーキ減速モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標安全車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車間距離制御モードと、前記車間距離制御モードの機能
に加え目標車間距離を順次短くする合流制御モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標効率車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車群制御モードと、前記車間距離制御モードの機能に加
え目標車間距離を順次長くする離脱制御モードとを持
ち、前記合流制御モードで運転しているときに、車間距
離制御モードと車群制御モードの双方のモードを知らせ
る制御モード表示手段が点滅することを特徴とする車両
の走行制御装置。
【0103】実施形態N 複数個の目標トルク算出手段と、これら目標トルク算出
手段でそれぞれ算出された目標トルクの中の少なくとも
1種の目標トルクを選択する目標トルク選択手段と、こ
の目標トルク選択手段で選択された目標トルクを実現す
るよう各アクチュエータに制御信号を配分する制御信号
配分手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記
目標トルク選択手段が、ドライバ意図目標トルクを選択
する機能停止モードと、目標トルク選択手段が自車両速
度と目標車両速度が一致するよう目標トルクを選択する
車両速度制御モードと、運転者がアクセルを操作したと
きに目標トルク選択手段がドライバ意図目標トルクを優
先して選択するアクセル加速モードと、運転者がブレー
キを操作したときに目標トルク選択手段がドライバ意図
目標トルクを優先して選択するブレーキ減速モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標安全車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車間距離制御モードと、前記車間距離制御モードの機能
に加え目標車間距離を順次短くする合流制御モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標効率車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車群制御モードと、前記車間距離制御モードの機能に加
え目標車間距離を順次長くする離脱制御モードとを持
ち、前記離脱制御モードで運転しているときに、車間距
離制御モードと車群制御モードの双方のモードを知らせ
る制御モード表示手段が点滅することを特徴とする車両
の走行制御装置。
【0104】実施形態O 複数個の目標トルク算出手段と、これら目標トルク算出
手段でそれぞれ算出された目標トルクの中の少なくとも
1種の目標トルクを選択する目標トルク選択手段と、こ
の目標トルク選択手段で選択された目標トルクを実現す
るよう各アクチュエータに制御信号を配分する制御信号
配分手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記
目標トルク選択手段が、ドライバ意図目標トルクを選択
する機能停止モードと、目標トルク選択手段が自車両速
度と目標車両速度が一致するよう目標トルクを選択する
車両速度制御モードと、運転者がアクセルを操作したと
きに目標トルク選択手段がドライバ意図目標トルクを優
先して選択するアクセル加速モードと、運転者がブレー
キを操作したときに目標トルク選択手段がドライバ意図
目標トルクを優先して選択するブレーキ減速モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標安全車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車間距離制御モードと、前記車間距離制御モードの機能
に加え目標車間距離を順次短くする合流制御モードと、
目標トルク選択手段が先行車両と自車両との車間距離と
目標効率車間距離が一致するよう目標トルクを選択する
車群制御モードと、前記車間距離制御モードの機能に加
え目標車間距離を順次長くする離脱制御モードとを持
ち、前記車両速度制御モードと前記車間距離制御モー
ド、それに前記車群制御モードの何れかのモードで運転
させるかを選択する制御モード選択手段を設けたことを
特徴とする車両の走行制御装置。
【0105】実施形態P 運転者の操作から運転者が要求するトルクを算出するド
ライバ意図目標トルク算出手段と、先行車両との車間距
離を安全な車間距離に保つために必要な目標トルクを算
出する車間距離制御トルク算出手段と、前記2種のつの
トルクから少なくとも一方のトルクを選択する目標トル
ク選択手段と、この目標トルク選択手段で選択された目
標トルクを実現するよう各アクチュエータに制御信号を
配分する制御信号配分手段とを備えた車両の走行制御装
置において、新たに自車両の状態を表す物理量センサか
ら車両の姿勢を安全な姿勢に保つために必要な目標トル
クを算出する車両姿勢制御目標トルク算出手段を設け、
前記目標トルク選択手段が、車両姿勢制御目標トルク算
出手段で算出した目標トルクを最優先に選択する少なく
とも1種のモードを持つことを特徴とする車両の走行制
御装置。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、自動走行状態と運転者
の操作による走行状態との切り替えに際して、自車両の
周囲の車両も含めた走行環境をモード別けし、切り替え
時での目標トルクの選択が走行環境に応じて総合的に得
られるようにしたので、常に状況に合った目標トルクが
選択でき、この結果、切り替えに伴う走行状態の急変が
抑えられ、車間距離の変更や走行車群への合流、走行車
群からの離脱などを安全に、しかも的確に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両の走行制御装置の第1の実施
形態のハードウェア構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の信号ブロック線図で
ある。
【図3】ドライバ意図目標トルクTDを求める流れ図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態における車間距離目標
トルクTAを求める処理を示す流れ図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における車群制御目標
トルクTPを求める処理を示す流れ図である。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるモードの状態
遷移図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるモード変更の
サブルーチンを示す流れ図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における機能停止サブ
ルーチンを示す流れ図である。
【図9】本発明の第1の実施形態における車両速度制御
サブルーチンを示す流れ図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における車間距離制
御サブルーチンを示す流れ図である。
【図11】本発明の第1の実施形態における合流制御サ
ブルーチンを示す流れ図である。
【図12】本発明の第1の実施形態における車群制御サ
ブルーチンを示す流れ図である。
【図13】本発明の第1の実施形態における離脱制御サ
ブルーチンを示す流れ図である。
【図14】本発明の第1の実施形態におけるアクセル加
速サブルーチンを示す流れ図である。
【図15】本発明の第1の実施形態におけるブレーキ減
速サブルーチンを示す流れ図である。
【図16】本発明の第1の実施形態におけるう優先順位
の説明図である。
【図17】本発明における車間距離と目標車間距離と偏
差の関係を示す説明図である。
【図18】本発明の第1の実施形態における車群に自車
両が合流する状態を説明するタイムチャートである。
【図19】本発明の第1の実施形態における車群から自
車両が離脱する状態を説明するタイムチャートである。
【図20】本発明の第1の実施形態における車群から先
行車両が離脱する状態を説明するタイムチャートであ
る。
【図21】本発明の第1の実施形態におけるマンマシン
インターフェイスユニットの外観図である。
【図22】本発明の第1の実施形態におけるマンマシン
インターフェイスユニットのランプ点灯・消灯のタイム
チャートである。
【図23】本発明の第2の実施形態のハードウェア構成
図である。
【図24】本発明の第2の実施形態の信号ブロック線図
である。
【符号の説明】
101 ドライバ意図制御ユニット 102 車間距離制御ユニット 103 車群制御ユニット 104 駆動力マネージメントユニット 105 マンマシーンインターフェイスユニット 201 ドライバ意図目標トルク算出手段 202 車間距離目標トルク算出手段 203 車群走行目標トルク算出手段 204 目標トルク選択手段 205 トルク配分演算手段
フロントページの続き (72)発明者 吉川 徳治 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 武長 寛 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中村 浩三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 箕輪 利道 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高野 和明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の目標トルク算出手段と、運転者
    の操作量を検出する運転者操作量検出手段と、車両の走
    行環境を検出する走行環境検出手段とを備えた車両の走
    行制御装置において、 前記運転者操作量検出手段と前記走行環境検出手段から
    得られる情報により前記目標トルク算出手段で算出され
    ている複数種の目標トルクの中の少なくとも1種の目標
    トルクを選択する目標トルク選択手段を設け、 該目標トルク選択手段により選択された目標トルクに応
    じて車両の推進力と制動力を制御するように構成したこ
    とを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記目標トルク選択手段による目標トルクの選択処理
    が、優先順位の切り替えにより与えられるように構成さ
    れていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 運転者の操作から運転者が要求するトル
    クを算出するドライバ意図目標トルク算出手段と、先行
    車両との車間距離を安全な車間距離に保つために必要な
    目標トルクを算出する車間距離制御トルク算出手段と、
    先行車両との車間距離を道路利用率の良い車間距離に保
    つために必要な目標トルクを算出する車群走行制御トル
    ク算出手段とを備えた車両の走行制御装置において、 前記3種の目標トルクの中から少なくとも1種の目標ト
    ルクを選択する目標トルク選択手段と、 この目標トルク選択手段で選択された目標トルクを実現
    するよう各アクチュエータに制御信号を配分する制御信
    号配分手段とが設けられていることを特徴とする車両の
    走行制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の発明において、 車両の走行状態に応じて、前記目標トルク選択手段にお
    ける選択順位が切り替えられるように構成されているこ
    とを特徴とする車両の走行制御装置。
  5. 【請求項5】 複数個の目標トルク算出手段と、運転者
    の操作量を検出する運転者操作量検出手段と、車両の走
    行環境を検出する走行環境検出手段と、前記目標トルク
    算出手段で算出された複数個の目標トルクの中から目標
    トルクを選択する目標トルク選択手段と、自車両の状態
    を表示する表示手段とを備えた車両の走行制御装置にお
    いて、 前記運転者操作量検出手段と前記走行環境検出手段から
    得られる情報により前記表示手段の表示内容を変化させ
    るように構成したことを特徴とする車両の走行制御装
    置。
  6. 【請求項6】 複数個の目標トルク算出手段と、これら
    目標トルク算出手段でそれぞれ算出された目標トルクの
    中の少なくとも1種の目標トルクを選択する目標トルク
    選択手段と、この目標トルク選択手段で選択された目標
    トルクを実現するよう各アクチュエータに制御信号を配
    分する制御信号配分手段とを備え、 前記各手段が少なくとも1つの信号バスを介して少なく
    とも目標トルクを通信することを特徴とする車両の走行
    制御装置。
  7. 【請求項7】 複数個の目標トルク算出手段と、これら
    目標トルク算出手段でそれぞれ算出された目標トルクの
    中の少なくとも1種の目標トルクを選択する目標トルク
    選択手段と、この目標トルク選択手段で選択された目標
    トルクを実現するよう各アクチュエータに制御信号を配
    分する制御信号配分手段とを備えた車両の走行制御装置
    において、 前記目標トルク選択手段が、 ドライバ意図目標トルクを選択する機能停止モードと、
    目標トルク選択手段が自車両速度と目標車両速度が一致
    するよう目標トルクを選択する車両速度制御モードと、
    運転者がアクセルを操作したときに目標トルク選択手段
    がドライバ意図目標トルクを優先して選択するアクセル
    加速モードと、運転者がブレーキを操作したときに目標
    トルク選択手段がドライバ意図目標トルクを優先して選
    択するブレーキ減速モードと、目標トルク選択手段が先
    行車両と自車両との車間距離と目標安全車間距離が一致
    するよう目標トルクを選択する車間距離制御モードと、
    前記車間距離制御モードの機能に加え目標車間距離を順
    次短くする合流制御モードと、目標トルク選択手段が先
    行車両と自車両との車間距離と目標効率車間距離が一致
    するよう目標トルクを選択する車群制御モードと、前記
    車間距離制御モードの機能に加え目標車間距離を順次長
    くする離脱制御モードとを持つことを特徴とする車両の
    走行制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の発明において、 前記機能停止モードと前記車群走行制御トルク算出手段
    による前記車群制御モードとを切り替える場合には、車
    両速度制御モード、車間距離制御モード、車群制御モー
    ドの順に、又は車群制御モード、車間距離制御モード、
    車両速度制御モードの順に、それぞれ制御モードを変更
    することを特徴とする車両の走行制御装置。
  9. 【請求項9】 運転者の操作から運転者が要求するトル
    クを算出するドライバ意図目標トルク算出手段と、先行
    車両との車間距離を安全な車間距離に保つために必要な
    目標トルクを算出する車間距離制御トルク算出手段と、
    前記2種のつのトルクから少なくとも一方のトルクを選
    択する目標トルク選択手段と、この目標トルク選択手段
    で選択された目標トルクを実現するよう各アクチュエー
    タに制御信号を配分する制御信号配分手段とを備えた車
    両の走行制御装置において、 新たに自車両の状態を表す物理量センサから車両の姿勢
    を安全な姿勢に保つために必要な目標トルクを算出する
    車両姿勢制御目標トルク算出手段を設け車両姿勢制御機
    能が拡張されることを特徴とする車両の走行制御装置。
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