JPH10307463A - 一成分現像装置およびそれが装着された電子写真装置 - Google Patents

一成分現像装置およびそれが装着された電子写真装置

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JPH10307463A
JPH10307463A JP9117874A JP11787497A JPH10307463A JP H10307463 A JPH10307463 A JP H10307463A JP 9117874 A JP9117874 A JP 9117874A JP 11787497 A JP11787497 A JP 11787497A JP H10307463 A JPH10307463 A JP H10307463A
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JP
Japan
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toner
developing
roller
component developing
side wall
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JP9117874A
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English (en)
Inventor
Takeshi Homan
剛 宝満
Yoshihiro Mizoguchi
義浩 溝口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一成分現像装置において、トナー供給を円滑
に行うことを目的とする。 【解決手段】 トナーを現像ローラ40上に薄層化させ
る現像室44と、弾性部材により形成されて少なくとも
一面以上の側壁が変形可能とされ、収納されたトナーを
下方に位置する現像室44に供給する供給口が底部に形
成されたトナーホッパー43とで一成分現像装置を構成
し、輸送時にはトナーホッパー43の側壁を梱包材で変
形させ、開梱時には変形した側壁を復元可能なようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子複写機、レーザ
ビームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真記録技術、
特に、その中でも一成分現像方式による現像装置つまり
一成分現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー電子写真装置は複数の色が
異なる現像装置を用いて、ベルト状の感光体に複数の色
の像を順次現像し、その感光体上のトナー像を中間転写
体に合成した後、用紙へ一括転写する構成が採用されて
きている。一般的に、この種のカラー電子写真装置は、
感光体ベルトの一辺を垂直になし、現像装置を水平方向
から感光体ベルトの垂直面に当接し現像する構成、また
は感光体ベルトの一辺を水平に設け、現像装置を垂直方
向から感光体ベルトの水平面に当接させ現像する構成が
あるが、今日では用紙搬送路の短縮等に利点がある後者
の構成が主流となりつつある。
【0003】また、感光体ベルト上に形成された静電潜
像をトナーにより顕像化するプロセス、つまり現像は、
乾式現像および液体現像に大別され、一般的には乾式現
像が採用されている。さらに乾式現像の中にもキャリア
(鉄粉、フェライト等の磁性粉)を含有したトナーを使
用する二成分現像方式とキャリアを含有しないトナーを
使用する一成分現像方式とがあり、最近では小型プリン
タや小型複写機を中心に一成分現像方式が主流となりつ
つある。
【0004】一成分現像方式の現像装置、つまり一成分
現像装置では、二成分現像方式と比較して比較的簡単な
構成で良く、またトナーの濃度制御装置も不要で、低価
格化および小型化に大変有利である。
【0005】一成分現像装置は、一般に、トナーを摩擦
帯電させ現像ローラ上に薄層化させる現像室と、トナー
を収納するトナーホッパーとを有し、現像室内に具備さ
れたトナー残量検知手段によって、現像室内のトナーが
ある残量以下まで減少した時、トナーホッパーの底部に
設けられた供給口から、予め設定されたトナー量を現像
室へ供給する構成がとられている。
【0006】ここで、従来の一成分現像装置を図4に示
す。下方に位置する現像室44内には、両端を回転自在
に軸支された第1アジテータ38を有している。この第
1アジテータ38はトナー補給ローラ39の回転に連動
して回転され、現像室44内に供給されたトナーの凝集
を防ぐためにこれを攪拌する。
【0007】第1アジテータ38により攪拌されたトナ
ーを現像ローラ40の表面に補給するため、現像ローラ
40と所定の食い込み量を持たせてトナーへの摩擦によ
る帯電量の安定化を図るトナー補給ローラ39が、両端
を回転自在に軸支されて設けられている。なお、現像ロ
ーラ40も両端を回転自在に軸支され、反時計方向に回
転駆動される。
【0008】現像ローラ40に当接してドクターブレー
ド41が設けられている。このドクターブレード41に
よりトナー補給ローラ39より補給されてきたトナーは
摩擦帯電され、現像ローラ40の外周面上に薄層状態を
形成する。現像室44内からのトナー逆流によるトナー
漏れを防止するため、シート状のリカバリーシートが現
像ローラ40に接触して設けられている。
【0009】現像室44の対向する両側面には、アクリ
ル系樹脂からなる透過性に優れたトナー残量検知窓45
Aが設けられている。トナー残量検知手段は、図5に示
すように、装置本体に取り付けられた発光素子45Bと
受光素子45C間の光透過の有無によって検知する構成
であって、トナー残量検知窓45Aは、トナーを拭き取
るために、第1アジテータ38に設けられた清掃部材4
5Dの回転により接触清掃される。
【0010】現像室44の鉛直上方には、トナーを収納
するトナーホッパー43が配置されている。このトナー
ホッパー43はたとえばABS(アクリロニトリル、ブ
タジエン、スチレン)樹脂などの樹脂で構成されてお
り、内部にはトナー供給ローラ46と第2アジテータ4
7とが設けられ、底部には供給口48が設けられてい
る。そして、トナー供給ローラ46に付着しているトナ
ーは、供給口48の片端に設けられた突出部49との食
い込みによって掻き落とされる。また、両端を回転自在
に軸支された第2アジテータ47は、トナーホッパー4
3内で下方へ蓄積するトナーを攪拌するとともに、トナ
ー供給ローラ46へトナーを集積するように構成されて
いる。そして、トナー供給ローラ46が回転してその周
辺のトナーが供給口48へ導かれ、現像室44へ供給さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、トナーホッパー43の内部において、輸
送時における振動によりトナーが凝集してしまい、図6
に示すように、第2アジテータ47あるいはトナー供給
ローラ46の回転トルクが増大し、やがては回転不能に
なったり、図7に示すように、トナー供給ローラ46の
周辺の一部のトナーしか現像室44へ供給されずトナー
供給ローラ46の周辺が空洞化して現像室44へトナー
を供給することができなくなり、装置本体に一成分現像
装置を装着したばかりでトナーホッパー43内にトナー
があるにもかかわらず現像室44へのトナー供給が絶た
れ、印字不能の状態に陥ることがあるという問題点を有
していた。
【0012】また、図6のように、トナーホッパー43
内のトナーが直接底面部に接する場合、輸送時における
振動により、トナー粒子が底面部に抑えつけられるた
め、トナー粒子間の空気が抜けやすくなり凝集を生じや
すい。トナーが凝集した後、第2アジテータ47を回転
させようとしても、回転トルクが大きく回転しなかった
り、幸いトナー供給ローラ46が回転しても、周辺部分
のトナーを供給するのが限界であり規定された回転数で
回転することができないため、現像室44へのトナー供
給量が不足したり、さらにトナー供給ローラ46を中心
として空洞化を生じるため、画像に悪影響を及ぼすとい
う問題点もある。
【0013】そこで本発明は、トナー供給を潤滑に行う
ことができる一成分現像装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、一成分現像装置のトナーホッパーを弾性
部材により形成して側壁を変形可能とし、輸送時には前
記トナーホッパーの前記側壁を梱包材で変形させ、開梱
時には変形した前記側壁を復元可能としたものである。
【0015】これにより、梱包材を取り除くとトナーホ
ッパーの形状が元通りに復元して輸送時に凝集したトナ
ーがほぐされるので、トナーを円滑に供給することがで
きるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電子写真装置に対して着脱自在とされた一成分現像
装置であって、トナーを現像ローラ上に薄層化させる現
像室と、弾性部材により形成されて少なくとも一面以上
の側壁が変形可能とされ、収納されたトナーを下方に位
置する前記現像室に供給する供給口が底部に形成された
トナーホッパーとからなり、輸送時には前記トナーホッ
パーの前記側壁を梱包材で変形させ、開梱時には変形し
た前記側壁を復元可能としたものである。
【0017】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
電子写真装置に対して着脱自在とされた一成分現像装置
であって、トナーを現像ローラ上に薄層化させる現像室
と、前記現像ローラ上のトナーを付着帯電させて層厚を
規制するドクターブレードと、前記現像ローラへトナー
を補給するトナー補給ローラと、トナーを攪拌するトナ
ー攪拌部材と、トナーの残量を検知するトナー残量検知
手段と、弾性部材により形成されて少なくとも一面以上
の側壁が変形可能とされ、収納されたトナーを下方に位
置する前記現像室に予め設定された量だけ供給する供給
口が底部に形成されたトナーホッパーとからなり、輸送
時には前記トナーホッパーの前記側壁を梱包材で変形さ
せ、開梱時には変形した前記側壁を復元可能としたもの
である。
【0018】そして、本発明の請求項3に記載の発明
は、このような請求項1または2記載の一成分現像装置
が装着されている電子写真装置である。
【0019】本発明によれば、梱包材を取り除くとトナ
ーホッパーの形状が元通りに復元するので、輸送時に凝
集したトナーがほぐされてトナーを円滑に供給すること
ができるという作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0021】図1は本発明の一実施の形態による一成分
現像装置が用いられた電子写真装置を示す断面図、図2
は本発明の一実施の形態による一成分現像装置を梱包材
とともに示す断面図、図3は図2の一成分現像装置の取
り扱い動作を示す説明図である。
【0022】図1において、有機光導電体(OPC)等
の感光性受容層が薄膜状に塗布された感光体ベルト1
は、3本の感光体ベルト支持搬送ローラ2・3・4によ
って一辺の水平面を形成するように調帯支持されてお
り、駆動モータ(図示せず)によって、感光体ベルト支
持搬送ローラ2、3に沿って矢印A方向に周回動され
る。感光体ベルト1の上部にはその外周面に沿って、ブ
ラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)の各色のトナーを収納する一成分現像装置7
B、7Y、7M、7Cが設けられている。感光体ベルト
1の下部には、感光体クリーニング装置9、除電器1
0、帯電器5があり、更にその下にレーザビーム発生器
6が設けられている。
【0023】帯電器5は、タングステンワイヤ等からな
る帯電線11と、金属板からなるシールド板12、グリ
ッド板13によって構成されている。そして、帯電線1
1へ高電圧を印加することによって帯電線11がコロナ
放電を起こし、グリッド板13を介して感光体ベルト1
が一様に帯電される。14はレーザビーム発生器6から
発射される画像データのレーザ光線である。レーザプリ
ンタとした本実施の形態では、このレーザ光線14は、
ホストコンピュータ(図示せず)からの信号により制御
され、感光体ベルト1上に複数の所定のカラー成分の中
の特定の成分にそれぞれ対応する複数の静電潜像を形成
する。
【0024】各色の一成分現像装置7B、7Y、7M、
7Cは、装置本体に設けられた所定の収納部にそれぞれ
等間隔かつ着脱自在に横一列(水平方向)に配置され、
各々の一成分現像装置の内部は、収容されたトナーの種
別を除き同様の構成にされている。
【0025】各一成分現像装置7B、7Y、7M、7C
に対応して、所定のカラーの静電潜像を現像する際にそ
れぞれの一成分現像装置7B、7Y、7M、7Cを感光
体ベルト1へ当接させる当接カム15B、15Y、15
M、15Cが設けられ、当接カム15B、15Y、15
M、15Cが一成分現像装置7B、7Y、7M、7Cを
感光体ベルト1の方向に押し下げていないときにこれら
を待機位置へ離間させる離間バネ16B、16Y、16
M、16Cが設けられている。当接カム15B、15
Y、15M、15Cは、装置本体の上面の現像装置着脱
カバー17に設けられている。現像装置着脱カバー17
は、固定された現像装置着脱カバー軸18に開閉自在に
軸支されている。
【0026】中間転写体ユニット8は、導電性の樹脂等
からなるベルト状の中間転写体ベルト19と、中間転写
体ベルト19が調帯される3本の中間転写体ベルト支持
搬送ローラ20、21、22とを有している。中間転写
体ベルト19上へ感光体ベルト1上のトナー像を転写す
るため、中間転写ローラ23が中間転写体ベルト19を
挟んで感光体ベルト1に対向して配置されている。
【0027】ここで、中間転写体ベルト19の表面周長
は感光体ベルト1の表面周長と等しくなるように設定さ
れている。24は中間転写体ベルト19の残留トナーを
掻き取るため、中間転写体ベルト支持搬送ローラ21の
近傍には中間転写体ベルトクリーニング装置24が設置
されている。この中間転写体ベルトクリーニング装置2
4は中間転写体ベルト19上に合成像を形成している間
は中間転写体ベルト19から離間しており、クリーニン
グに供する時のみ中間転写ベルト19に当接する。
【0028】レーザビーム発生器6の真下には、用紙2
6を収納する用紙カセット25が設けられている。そし
て、用紙26は用紙カッセト25から給紙ローラ27に
よって1枚づつ用紙搬送路28へ送り出される。用紙2
6と中間転写体ベルト19上に形成された合成像の位置
を一致させるため、一時的に用紙26を停止待機させる
ためのレジストローラ29が従動ローラ30と圧接して
設けられている。さらに、用紙搬送路28上には、中間
転写体ベルト19上に形成された合成像を用紙26に転
写するための用紙転写ローラ31が設けられており、合
成像を用紙26に転写する時のみ中間転写体ベルト19
と接触回動される。
【0029】用紙26に転写された合成像を定着させる
ため、内部に熱源を有するヒートローラ33と加圧ロー
ラ34とからなる定着器32が配置されている。そし
て、用紙26は定着器32内を通過するときのヒートロ
ーラ33と加圧ローラ34との挟持回転に伴い圧力と熱
によって転写された合成像が定着され、カラー画像が形
成される。定着器32の下流側には排紙ローラ対35、
36が設けられている。そして、用紙搬送路28の後端
には、機体上部に設けられた排紙トレイ37が設置され
ており、ここで用紙26が蓄積される。
【0030】以上のように構成された電子写真装置につ
いて、その動作を以下に説明する。図1において、先ず
高圧電源に接続された帯電器5内の帯電線11に高圧を
印加しコロナ放電を行なわせ、感光体ベルト1の表面を
一様に−500v〜−650v程度に帯電させる。次
に、感光体ベルト1を駆動装置(図示せず)によって矢
印A方向に回転させ、一様に帯電された感光体ベルト1
の表面上に複数のカラー成分の中の所定の色、例えばブ
ラック(B)の画像に相当するレーザ光線14を照射す
ると、感光体ベルト1上の照射された部分は電荷が消え
静電潜像が形成される。一方、現像に寄与するブラック
のトナーの収納されている一成分現像装置7Bは、ホス
トコンピュータ(図示せず)からの色選択信号によっ
て、当接カム15Bが半回転することにより、感光体ベ
ルト1に当接される。現像が終了した一成分現像装置7
Bは、当接カム15Bがさらに半回転することにより、
離間バネ16Bのバネ力によって感光体ベルト1との当
接位置から待機位置へ移動する。なお、一成分現像装置
7Bが現像中は、それ以外の一成分現像装置7Y、7
M、7Cは感光体ベルト1から離間している。
【0031】次に例えばシアン(C)の色が選択される
と、一成分現像装置7Cは、感光体ベルト1へ当接さ
れ、前述と同様の動作でシアンの現像を開始する。4色
を使用する複写機あるいはプリンタの場合は、このよう
な現像の動作が4回順次繰り返し行われ、中間転写体ベ
ルト19上に4色B、C、M、Yのトナー像を重ね合成
像を形成する。
【0032】この様にして形成された合成像は、用紙転
写ローラ31にトナーと反対の極性の高圧を印加する
と、圧力によって用紙カセット25から用紙搬送路28
に沿って送られてきた用紙26に一括転写され、続いて
定着器32に送られる。そして、ここで熱とヒートロー
ラ33と加圧ローラ34の挟持力によって定着されカラ
ー画像が形成される。定着器32を通過した用紙26
は、排紙ローラ対35、36を通過して排紙トレイ37
へ排出される。
【0033】次に、図2を参照しながら、一成分現像装
置について詳細に説明する。図2において、下方に位置
する現像室44内には、樹脂等により矩形状に屈曲形成
され両端を回転自在に軸支された第1アジテータ38を
有している。この第1アジテータ38は、トナー補給ロ
ーラ39の回転に連動して一点鎖線で示した円の軌跡を
反時計方向に描き、現像室44内に供給されたトナーの
凝集を防ぐためにこれを攪拌する。
【0034】第1アジテータ38により攪拌されたトナ
ーを現像ローラ40の表面に補給するため、現像ローラ
40と所定の食い込み量を持たせてトナーへの摩擦によ
る帯電量の安定化を図るトナー補給ローラ39が、両端
を回転自在に軸支されて設けられている。このトナー補
給ローラ39は、ステンレス等の金属を基材としてその
外周面上にウレタン、シリコン等の発泡体等の弾性体か
らなる導電性層が層状に形成され、一成分現像装置の両
端に回転自在に軸支され反時計方向に回転駆動してい
る。なお、現像ローラ40は、ステンレス等の金属を基
材としてその外周面上にウレタン、シリコン等の導電性
弾性体が層状に形成され、一成分現像装置の両端に回転
自在に軸支され反時計方向に回転駆動される。
【0035】現像ローラ40に当接したドクターブレー
ド41は、ステンレス製の板バネに同時成形されたシリ
コンまたはウレタン等の導電性部材により構成されてお
り、トナー補給ローラ39により補給されてきたトナー
を摩擦帯電し、現像ローラ40の外周面上に薄層状態を
形成する。現像ローラ40に接触してシート状のリカバ
リーシート42が設けられている。このリカバリーシー
ト42は、ウレタンやPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)等からなり、現像室内からのトナー逆流によるト
ナー漏れを防止している。なお、この一成分現像装置に
も前述したトナー残量検知手段が設けられている。
【0036】次に、現像室44の鉛直上方には、トナー
を収納するトナーホッパー43が配置されている。この
トナーホッパー43は、PP(ポリプロピレン)やポリ
エチレンなどの弾性部材からなり、変形可能に形成され
ている。但し、トナーホッパー43の一部を弾性部材で
形成してもよく、その際は、その部分のみが変形され
る。トナーホッパー43の内部にはトナー供給ローラ4
6と第2アジテータ47とが設けられ、底部には供給口
48が設けられている。トナー供給ローラ46はウレタ
ン系の発泡スポンジをステンレス系の心材にロール状に
巻き付け接着されており、供給口48の片端に設けられ
た突出部49との食い込みによって、トナー供給ローラ
46に付着しているトナーが掻き落とされる。また、ポ
リスチレン樹脂部材からなるトナー攪拌材としての第2
アジテータ47は、トナーホッパー43内で下方へ蓄積
するトナーを攪拌するとともに、トナー供給ローラ46
へトナーを集積するように構成されている。
【0037】次に、以上のように構成された一成分現像
装置の動作を説明する。まず、現像室44内のトナーが
第1アジテータ38により攪拌される。そして、攪拌さ
れたトナーはトナー補給ローラ39上に付着し、トナー
補給ローラ39と現像ローラ40の接触により摩擦帯電
され、現像ローラ40の表面に静電気力によって付着す
る。付着したトナー層は、現像ローラ40の回転により
現像ローラ40の表面上に担持されながら、ドクターブ
レード41との圧接部まで搬送される。
【0038】搬送されたトナーは、現像ローラ40とド
クターブレード41との間で摩擦作用を受け、更に摩擦
帯電量が増加するとともにトナー層厚が規制され均一薄
層状態が形成される。ドクターブレード41を通過した
トナーは、感光体ベルト1との接触位置(現像領域)ま
で搬送され、この接触位置でトナー層を感光体ベルト1
に接触させながら現像ローラ40と感光体ベルト1の間
に電位差を与えると、感光体ベルト1上に形成された静
電潜像部にトナーが転移付着して可視像が形成され現像
が終了する。
【0039】また、感光体ベルト1上に転移付着しなか
ったトナーは、薄層状態のままリカバリーシート42と
現像ローラ40との間を通過し、トナー補給ローラ39
によって掻き落とされ、再び現像室44内に戻される。
【0040】ここで、現像ローラ40が回転中、トナー
残量検知用の発光素子45Bがある一定の割合で受光素
子45Cに信号(赤外線)を送り、受光素子45Cが所
定の回数以上受信した時点で現像室44内のトナー残量
が不足と判断し、トナーホッパー43からトナーが供給
される(図5参照)。
【0041】図2に示すように、一成分現像装置は、輸
送時には発泡スチロールや段ボールなどからなる梱包材
50に梱包されて外部からの衝撃から保護されている。
この梱包材50には、トナーホッパー43の外壁と干渉
する突部50aが内方に向かって突出形成されている。
【0042】前述のように、トナーホッパー43は変形
可能なように弾性部材により形成されている。したがっ
て、梱包材50に梱包されると、梱包材50の突部50
aによってトナーホッパー43が変形される。
【0043】すると、図3(a)に示すトナーの充填さ
れた一成分現像装置は、図3(b)に示す輸送時の梱包
において、突部50aによってその側壁が変形される。
そして、一成分現像装置はこのような変形が維持された
状態で輸送される。
【0044】一成分現像装置を装置本体に装着する際に
は、図3(c)に示すように梱包材50を取り除く。こ
れにより、変形した側壁が本来の形状に復元されてトナ
ーとの間に空間が形成される。すると、図3(d)に示
すように、このスペースに凝集したトナーが崩れ落ちる
ので、輸送途中の振動によるトナーの凝集が全面的に解
かれる。これにより、トナーを円滑に供給することがで
きるようになり、供給不能な事態や、供給量不足による
画質低下を防止することが可能になる。
【0045】以上の説明では、本発明による一成分現像
装置をカラーのレーザビームプリンタに適用した例で説
明したが、カラー、モノクロを問わず、たとえば、電子
複写機、ファクシミリなど他の種々の電子写真装置につ
いても同様に実施可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、梱包材
を取り除くとトナーホッパーの形状が元通りに復元する
ので、一成分現像装置を電子写真装置に装着する際、輸
送時に凝集したトナーがほぐされ、トナーを円滑に供給
することができるようになる。これにより、トナーが供
給不能となる事態や、トナー供給量不足による画質低下
を防止することが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による一成分現像装置が
用いられた電子写真装置を示す断面図
【図2】本発明の一実施の形態による一成分現像装置を
梱包材とともに示す断面図
【図3】図2の一成分現像装置の取り扱い動作を示す説
明図 (a)はトナー充填時の動作説明図 (b)は梱包、輸送時の動作説明図 (c)は開梱時の動作説明図 (d)は装置装着時の動作説明図
【図4】従来の一成分現像装置を示す断面図
【図5】従来の一成分現像装置のトナー供給ローラ軸方
向に沿った断面図
【図6】従来の一成分現像装置の動作の一例を示す説明
【図7】従来の一成分現像装置の動作の他の一例を示す
説明図
【符号の説明】
38 第1アジテータ 39 トナー補給ローラ 40 現像ローラ 41 ドクターブレード 43 トナーホッパー 44 現像室 45 トナー残量検知手段 46 トナー供給ローラ 47 第2アジテータ 48 供給口 50 梱包材 50a 突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真装置に対して着脱自在とされた一
    成分現像装置であって、トナーを現像ローラ上に薄層化
    させる現像室と、弾性部材により形成されて少なくとも
    一面以上の側壁が変形可能とされ、収納されたトナーを
    下方に位置する前記現像室に供給する供給口が底部に形
    成されたトナーホッパーとからなり、輸送時には前記ト
    ナーホッパーの前記側壁を梱包材で変形させ、開梱時に
    は変形した前記側壁を復元可能としたことを特徴とする
    一成分現像装置。
  2. 【請求項2】電子写真装置に対して着脱自在とされた一
    成分現像装置であって、トナーを現像ローラ上に薄層化
    させる現像室と、前記現像ローラ上のトナーを付着帯電
    させて層厚を規制するドクターブレードと、前記現像ロ
    ーラへトナーを補給するトナー補給ローラと、トナーを
    攪拌するトナー攪拌部材と、トナーの残量を検知するト
    ナー残量検知手段と、弾性部材により形成されて少なく
    とも一面以上の側壁が変形可能とされ、収納されたトナ
    ーを下方に位置する前記現像室に予め設定された量だけ
    供給する供給口が底部に形成されたトナーホッパーとか
    らなり、輸送時には前記トナーホッパーの前記側壁を梱
    包材で変形させ、開梱時には変形した前記側壁を復元可
    能としたことを特徴とする一成分現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の一成分現像装置が
    装着されていることを特徴とする電子写真装置。
JP9117874A 1997-05-08 1997-05-08 一成分現像装置およびそれが装着された電子写真装置 Pending JPH10307463A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000050959A1 (fr) * 1999-02-25 2000-08-31 Fujitsu Limited Dispositif de developpement et dispositif electrophotographique

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