JPH10307334A - ネガキャリア切替装置 - Google Patents

ネガキャリア切替装置

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JPH10307334A
JPH10307334A JP11836697A JP11836697A JPH10307334A JP H10307334 A JPH10307334 A JP H10307334A JP 11836697 A JP11836697 A JP 11836697A JP 11836697 A JP11836697 A JP 11836697A JP H10307334 A JPH10307334 A JP H10307334A
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JP
Japan
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negative carrier
negative
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carrier
switching device
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JP11836697A
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Susumu Sato
佐藤  進
Satoshi Haga
聡志 芳賀
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2台のネガキャリアを簡単な作業によって切
替え可能とする。 【解決手段】 常設される第1のネガキャリア60と、着
脱される第2のネガキャリア70とを切替え使用するもの
であり、第1のネガキャリア60はプリント位置からレー
ル91上を退避位置に移動可能に設置され、第2のネガキ
ャリア70は、前記レール91上を着脱位置からプリント位
置に移動可能で、第1のネガキャリア60が退避位置に
移動している状態において、着脱位置での着脱およびプ
リント位置への移動が行えるように設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真焼付装置等にお
けるネガキャリア切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模現像所では、効率良く写真焼付け
を行うために、多数の写真フイルムを接続して長尺化
し、これをロール形態に巻き取っている。そして、ロー
ル形態でフイルムを取り扱って、フイルムプロセッサで
現像処理した後にフイルム検定を行い、このフイルム検
定結果に基づき写真焼付装置(オートプリンタ)により
焼付け露光している。
【0003】この写真焼付装置は、例えば特開平7−5
585号に開示されているように、ロール状に巻き付け
られた長尺のペーパーを供給可能に有するペーパー供給
部と、上記ロール形態とされたフイルムの各コマに記録
された画像をペーパーに露光記録するプリント部と、露
光済みのペーパーをロール状に巻き取るペーパー巻取部
とを備えた構成であり、ロール状に巻き取られた露光済
みのペーパーはペーパープロセッサを用いて現像処理さ
れる。
【0004】ところで近年、いわゆるアドバンストフォ
トシステム(APS)と称される新規格の写真システム
が登場し、写真用フイルム(24mm幅)もこの新システ
ムの中核を担い、新規格フイルム(APS対応フイル
ム)として登場している。
【0005】そして、例えば上記のような写真焼付装置
においては、従前の135フイルム(35mm幅)と上記
APSフイルムとのそれぞれのネガキャリアを備え、両
方についてプリント処理が行えるようにすることが必要
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記2種類
のネガキャリアの切替えを行う場合に、単にネガキャリ
アをプリント位置で脱着して交換するものでは、交換作
業が煩雑で、取り外した2台分のネガキャリアの保管場
所を必要とする問題を有する。
【0007】また、上記135フイルム用のネガキャリ
アはハーフサイズプリント用に回転機構を備えたものも
あり、その重量は大きく交換作業の困難性の原因とな
る。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、2台のネガキャリアを簡単な作業によって切替え
が行えるようにしたネガキャリア切替装置を提供せんと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のネガキャリア切替装置は、常設される第1のネガキ
ャリアと、着脱される第2のネガキャリアとを切替え使
用するものであり、前記第1のネガキャリアをプリント
位置から退避位置に移動可能に設置し、前記第2のネガ
キャリアを着脱位置から前記プリント位置に移動可能に
設けると共に第1のネガキャリアが退避位置に移動して
いる状態において、着脱位置での着脱およびプリント位
置との間の移動が行えることを特徴とするものである。
【0010】上記のような切替装置では、フイルムタイ
プの変更に応じて、第1のネガキャリアから第2のネガ
キャリアに切り替える場合には、第1のネガキャリアは
プリント位置から退避位置に移動させた後、第2のネガ
キャリアを着脱位置に載置してからプリント位置に移動
させる。逆の切替時には、第2のネガキャリアをプリン
ト位置から着脱位置に移動して持ち上げて外した後に、
第1のネガキャリアを退避位置からプリント位置に移動
させるものである。
【0011】また、前記第1のネガキャリアおよび第2
のネガキャリアには相互に電気的接続を行うコネクタを
設け、前記第2のネガキャリアを退避位置にある第1の
ネガキャリアに向けて着脱位置からプリント位置に移動
するのに伴って前記コネクタを接続するのが好適であ
る。その際、前記第2のネガキャリアはプリント位置か
ら離れた前記着脱位置でのみ取り外し可能に設けるのが
望ましい。さらに、前記第2のネガキャリアにおけるコ
ネクタの先端部より突出した位置に、補助ローラを配設
するのが好適である。
【0012】一方、第1のネガキャリアと第2のネガキ
ャリアとは共通のレール上を走行可能であり、このレー
ルに対する第2のネガキャリアの走行位置は、第1のネ
ガキャリアの走行位置より内側で、第2のネガキャリア
を小型化するのが好ましい。
【0013】さらに、第2のネガキャリアのネガ面の高
さ位置調整を走行ローラの保持部に所定厚みのシムを介
装して行うことが好適である。
【0014】
【発明の効果】本発明のネガキャリア切替装置によれ
ば、常設の第1のネガキャリアをプリント位置から退避
位置に移動可能に設置し、着脱可能な第2のネガキャリ
アを着脱位置からプリント位置に移動可能に設けたこと
により、第1のネガキャリアが退避位置に移動している
状態において、前記第2のネガキャリアを着脱してプリ
ント位置に移動することで、ネガキャリアの切替えが簡
易な操作により行え、処理能率の向上が図れる。
【0015】また、第2のネガキャリアへの切替時に、
そのプリント位置への移動に伴ってコネクタを接続させ
るものでは、別途に電気的な接続操作が不要となって、
切替操作がより一層容易となる。その際、前記第2のネ
ガキャリアの取り外しがプリント位置から離れた着脱位
置でのみ行えるようにしたものでは、第2のネガキャリ
アの脱着時にコネクタが接続されたまま行われることが
なく、その損傷が防止できる。
【0016】さらに、補助ローラを配設して、第2のネ
ガキャリアの着脱時のコネクタの保護を図るようにした
ものでは、第2のネガキャリアの脱着時に斜めにしてコ
ネクタがレールに接触しないでその保護が図れると共
に、レールに沿って移動し、操作の容易化につながる。
【0017】一方、前記レールを兼用し、第2のネガキ
ャリアの走行位置を内側として小型化するようにしたも
のでは、構造の簡素化が図れると共に、第2のネガキャ
リアが軽量化でき着脱操作の容易性が向上する。
【0018】さらに、第2のネガキャリアのネガ面の高
さ位置調整を走行ローラの保持部に所定厚みのシムを介
装して行うようにしたものでは、ネガ面の高さ方向のみ
の調整を可能としてピントの狂い等を調整でき、調整作
業の容易化を実現している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のネガキャリア切替
装置を備える写真焼付装置の具体的な実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0020】図1は、写真焼付装置の一実施形態を示す
概略構成図である。図示の写真焼付装置は、ネガ搬送部
11、ペーパー搬送部12、主プリント部13(露光
部)、バックプリント部42(印字部)、インデックス
プリント部44、ペーパー巻取部19,20を備え、全
体が機枠10に覆われた構造である。そして、ネガ搬送
部11における主プリント部13に135フイルムとA
PSフイルムとでネガキャリア60,70(図2、図3
参照)を切り替えるネガキャリア切替装置16が設置さ
れている。
【0021】前記主プリント部13は、上方のネガ搬送
部11を横方向に送られるネガフイルム17(以下、単
にネガという)に記録されている画像を、下方のペーパ
ー搬送部12を横方向に送られるペーパー21に投影し
て露光記録するもので、露光光学系が垂直方向に配置さ
れている。
【0022】具体的には、ネガ搬送部11にはネガ供給
部14から供給されたネガ17のプリント対象コマをプ
リント位置に保持する、ネガキャリア切替装置16によ
って択一的にセットされる第1および第2のネガキャリ
ア60,70(詳細は後述する)が設けられ、その上方
には光源部22が配設され、下方にはズームレンズ24
およびシャッタ23が配設されている。前記光源部22
は、図示しないランプおよびカットフィルタ部等から構
成されており、プリント位置にセットされたネガ17を
照明し、透過した光がズームレンズ24によりシャッタ
23の開作動に対応する露光時間で下方のペーパー21
に結像される。上記露光位置のペーパー21はプリント
の大きさを規定する可変マスク41に保持される。この
可変マスク41の前段(図1で左側)には、ペーパース
プライサ部39およびペーパーカッター部40が設置さ
れている。
【0023】前記プリント位置へのネガ17の搬送は、
ネガ搬送部11の入口側に現像済みのロール状に巻かれ
たネガ17を連続的に送るネガ供給部14が配置され、
出口側には主プリント部13においてペーパー21への
露光が完了したネガ17を連続的にロール状に巻き取る
ネガ巻取部15が配置されている。このネガ供給部14
およびネガ巻取部15にはそれぞれネガリール装置5
1、ガイドローラ機構55がそれぞれ設けられ、安定し
たフイルム送りが行われる。なお、上記ロール状に巻か
れたネガ17は、多数のネガの端部を次々に繋いで1本
の長尺のネガとしたものである。
【0024】次に、前記ペーパー21は、前記ネガ供給
部14の直下にペーパー供給部18が配設され、このペ
ーパー供給部18には、前記ネガ17と同様にペーパー
21がロール状に巻き付けられた長尺のロールペーパー
25がペーパー取付軸26にセットされ、このロールペ
ーパー25からダンサーローラ28を経て引き出され、
これを第1ペーパー駆動部D1の送りローラ対27によ
りペーパー搬送部12側に搬送される。上記ペーパー取
付軸26は図示しないブレーキ機構が設けられており、
ダンサーローラ28との連動によりロールペーパー25
に巻緩みが発生しないように送り出される。
【0025】前記ペーパー搬送部12は、前記第1ペー
パー駆動部D1に続いて主プリント部13の前側に、送
りローラー対29,30と第1リザーバー部R1を有す
る第2ペーパー駆動部D2が設定される。また、主プリ
ント部13の後側に、送りローラー対31,32と第2
リザーバー部R2を有する第3ペーパー駆動部D3が設
けられ、この第3ペーパー駆動部D3から上方のバック
プリント部42に屈曲した搬送経路が、送りローラー対
33,34と第3リザーバー部R3を有する第4ペーパ
ー駆動部D4に構成されている。これらにより、ペーパ
ー21がペーパースプライサ部39、ペーパーカッター
部40、可変マスク41を経てバックプリント部42に
搬送される。
【0026】上記バックプリント部42は、送られてく
るペーパー21のプリント面と反対側の裏面に、APS
フイルム(24mmネガ)に設けられている磁気記録層か
ら予め読み取られた、その記録画像に対応した付帯情報
を印字ヘッドにより印字するものである。
【0027】さらに、前記第4ペーパー駆動部D4に続
いて前記インデックスプリント部44にペーパー21を
搬送する搬送経路が、送りローラー対35〜37と第4
リザーバー部R4を有する第5ペーパー駆動部D5に構
成されている。
【0028】上記インデックスプリント部44は、LC
D(液晶表示装置)からなるインデックスプリント光源
および表示部で構成されており、APSフイルムの場合
に、図示しないハードディスクから読み出されたインデ
ックスプリントのためのデジタル信号によりLCDを発
光させて、ペーパー21にインデックスプリントを焼付
露光させる。
【0029】前記第5ペーパー駆動部D5に続いてペー
パー振分部38を経て、露光後のペーパー21をロール
状に巻き取る2つのペーパー巻取部19,20が設置さ
れている。これら2つのペーパー巻取部19,20はい
ずれか一方が選択的に使用されるものであり、ペーパー
振分部38でペーパー21をいずれか一方のペーパー巻
取部19または20に振り分ける。
【0030】これにより、例えば一方のロールによる巻
取りが完了したときは、巻取り完了のロールを空のロー
ルに交換している間は他方のロールを用いて巻取りを行
うことにより、ロールの交換中も装置を停止することな
く継続してペーパーの巻取りを行うように使用し得る。
【0031】前記第1〜第5ペーパー駆動部D1〜D5
は、それぞれ別途の特性でペーパー21の送り制御を行
うものであり、ロールペーパー25から一定速度で連続
的にペーパー21が送られ、主プリント部13ではプリ
ント位置でペーパー21を少なくとも露光時間に相当す
る一定時間停止させるように間欠的な送り駆動を行い、
バックプリント部42では再びほぼ一定の速度で連続的
に送られる。そして、インデックスプリント部44で
は、三原色露光を行うための比較的長い時間ペーパー2
1を停止させた後に連続搬送を行うように制御される。
さらに、ペーパー巻取部19,20は、第4リザーバー
部R4のループ量に応じて、このループ量が0にならな
い範囲でその巻取モータの駆動制御が行われる。
【0032】なお、前記第1〜第4リザーバー部R1〜
R4はループ状にペーパー21を滞留させて各部の送り
速度差を吸収するものであり、第1リザーバー部R1に
は、焼付露光のためのペーパー間欠送りと、ペーパー供
給部18からのペーパー連続送りとの速度差を吸収する
と共に、ペーパー21を接合し若しくは切断するための
処理時間を稼ぐ第1ループ45が形成される。また、第
2リザーバー部R2には、主プリント部13とバックプ
リント部42との間におけるペーパー21の送り速度の
差から生じる両位置間のペーパー21の長さの変動を吸
収するための第2ループ46が形成され、第3リザーバ
ー部R3には、インデックスプリント処理速度とその前
工程のバックプリント部42での処理速度との差を吸収
するための第3ループ47が形成用される。さらに、第
4リザーバー部R4には、ペーパー巻取部19、20に
おけるペーパー巻取速度とその前工程のインデックスプ
リント部44での処理速度との差を吸収するための第4
ループ48が形成される。
【0033】前記ネガキャリア切替装置16の具体的な
構造例を図2〜図7によって説明する。図2は第1のネ
ガキャリア60(135フイルム用)をプリント位置に
セットした状態を示し、図3は第2のネガキャリア70
(APSフイルム用)への切替え状態を示している。
【0034】まず、第1のネガキャリア60は、台板6
1に回転可能なテーブル62が設けられ、このテーブル
62上に135フイルムの幅(35mm幅)に対応したフ
イルムガイド63が設置され、中央位置にフイルム押さ
え64が設けられている。その側方にはフイルム送りロ
ーラ65が図示しないモータによって駆動制御される。
【0035】前記台板61は、装置基盤90に設置され
たレール91(図3参照)に沿って前後方向に移動可能
であり、プリントを行うためのプリント位置(図2の状
態)で上下動可能な位置決めピン66がレール91に開
口された位置決め孔92に係止されて固定される。この
ように、上記第1のネガキャリア60はレール91に沿
って図2のプリント位置から図3の奥側の退避位置へ移
動可能に設けられている。
【0036】また、上記第1のネガキャリア60には、
制御用信号および電源を供給するコード67が接続さ
れ、このコード67は移動に対応する可撓性を有してい
る。また、その台板61の下部の前端部分には、図3に
示すように、コネクタ68(メス)が設置されている。
【0037】前記レール91には前後方向の溝91aが
形成され、この溝91a内を第1のネガキャリア60の
台板61下面に配設したローラ69が移動する。これは
図4に鎖線で示すように溝91aの外側部分に挿入され
て走行する。
【0038】次に、図3にはAPSフイルム用の第2の
ネガキャリア70を示し、この第2のネガキャリア70
は台板71上にAPSフイルムの幅(24mm幅)に対応
したフイルムガイド72が設置され、中央位置にはフイ
ルム押さえ73が設けられている。その両側にはフイル
ムに開口された孔および結合部を検出するセンサ部74
が、他方には送り駆動機構75が設置されている。
【0039】台板71の下面には走行用ローラ76(図
4参照)が配設されている。前方位置には、前記第1の
ネガキャリア60のコネクタ68(メス)に対向する位
置に、これと電気的に接続可能なコネクタ77(オス)
がブラケット78によって設置されている。また、台板
71には位置決めピン79が設置され、この位置決めピ
ン79が前記レール91の位置決め孔92に同様に係止
する。
【0040】前方のコネクタ77の先端側方には、図5
に示すように、補助ローラ80が前記ブラケット78に
設けられ、(B)のように台板71が傾斜した状態での
装着時にこの補助ローラ80がレール91に接触して、
転動しコネクタ77が直接レール91に接触するのを防
止する。
【0041】また、図4に示すように、上記第2のネガ
キャリア70における走行用ローラ76と第1のネガキ
ャリア60における走行用ローラ69とは設置幅が異な
り、第2のネガキャリア70の走行ローラ76の幅が狭
く、これに対応してレール91の走行溝91aの幅が広
く設けられ、該溝91aの内側部分に第2のネガキャリ
ア70の走行ローラ76が走行し、前述のように溝91
aの外側部分に第1のネガキャリア60の走行ローラ6
9が走行するように設けられている。
【0042】さらに、前記第2のネガキャリア70の台
板71の手前側の両側部に側方に突出する係止部材81
が設けられ、この係止部材81は、図6に示すように、
基盤90の挿入切欠き93に挿入されてローラ76がレ
ール91上に載置可能となるもので、この係止部材81
と挿入切欠き93が一致する位置が着脱位置であり、そ
れ以外の中央側のプリント位置では着脱は不能に設けら
れている。
【0043】また、上記挿入切欠き93は、前後方向に
延びる縦溝94に連通し、この縦溝94の長さだけ係止
部材81が移動可能である。これにより第2のネガキャ
リア70が着脱位置からプリント位置に移動する。
【0044】上記のように第2のネガキャリア70はロ
ーラ76の設置間隔の短縮によって全体の小型化、特に
回転機構を有するテーブルを有さず、台板71にフイル
ムガイド72を設置することなどによって構造の簡素
化、軽量化を図って、その交換操作が容易に行えるよう
にしている。
【0045】一方、前記第2のネガキャリア70は、ネ
ガ面の高さ調整が図7のように行われる。ネガ面の高さ
は台板71の走行ローラ76に対する位置を調整するこ
とによって行われ、基本的には、フレーム83に対して
台板71を各2本の調整ネジ84,85で公知の高さ調
整可能に設けられ、横方向よりネジ86で固定する。こ
の高さ調整ネジ84,85は台板71の4隅に設置され
て台板71の高さおよび水平度の調整についても精密ゲ
ージ等を使用して製造工程において調整するものであ
り、この調整機構は前記第1のネガキャリア60におい
ても同様に設けられている。
【0046】上記フレーム83の下面に走行ローラ76
が取り付けられるものであり、前記第2のネガキャリア
70においてはこの走行ローラ76のフレーム83に対
する固定部分の間に所定厚みのシム87を介装すること
によって、ネガ面高さの調整が行える。このシム87は
全部の走行ローラ76に対して介装することで台板71
を平行に高さ調整を行い、シム87の介装枚数によって
調整高さの変更を行う。
【0047】上記のような実施の形態によるネガキャリ
ア切替装置16では、第1のネガキャリア60がプリン
ト位置にある状態から第2のネガキャリア70に切り替
える場合には、位置決めピン66を引き上げて位置決め
孔92との係合を外した後、この第1のネガキャリア6
0を後方側の退避位置に移動させてロックし、続いて、
第2のネガキャリア70を着脱位置でレール91上に載
置した後に後方にプリント位置に移動させ、位置決めピ
ン79を位置決め孔92に係合してセットする。この第
2のネガキャリア70のプリント位置への移動に伴っ
て、そのコネクタ77が第1ネガキャリア60に設けた
コネクタ68と接続される。
【0048】また、第1のネガキャリア60に戻す場合
には上記と逆に操作すればよく、切替操作が簡易に行
え、特に、着脱する第2のネガキャリア70の小型軽量
化により、その操作性の向上が図られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネガキャリア切替装置を備える写真焼
付装置の一実施形態を示す概略構成図
【図2】第1のネガキャリアをプリント位置にセットし
た状態を示す要部斜視図
【図3】第2のネガキャリアに切り替える状態を示す要
部斜視図
【図4】レールに対する第1および第2のネガキャリア
のロール幅を示す構成図
【図5】第2のネガキャリアのコネクタ部分を示す平面
図および側面図
【図6】ネガキャリア着脱部の装置基盤側部分の要部平
面図
【図7】第2のネガキャリアにおける高さ調整機構を示
す分解斜視図
【符号の説明】
11 ネガ搬送部 12 ペーパー搬送部 13 主プリント部 14 ネガ供給部 15 ネガ巻取部 16 ネガキャリア切替装置 17 ネガフイルム 60 第1のネガキャリア 70 第2のネガキャリア 61,71 台板 63,72 フイルムガイド 66,79 位置決めピン 67 コード 68.,77 コネクタ 69,76 ローラ 80 補助ローラ 81 係止部材 87 シム 90 装置基盤 91 レール 91a 溝 92 位置決め孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常設される第1のネガキャリアと、着脱
    される第2のネガキャリアとを切替え使用するネガキャ
    リア切替装置であって、 前記第1のネガキャリアはプリント位置から退避位置に
    移動可能に設置され、 前記第2のネガキャリアは、着脱位置から前記プリント
    位置に移動可能に設けられると共に、第1のネガキャリ
    アが退避位置に移動している状態において、着脱位置で
    の着脱およびプリント位置との間の移動が行えることを
    特徴とするネガキャリア切替装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のネガキャリアおよび第2のネ
    ガキャリアには相互に電気的接続が可能なコネクタを設
    け、 前記第2のネガキャリアを退避位置にある第1のネガキ
    ャリアに向けて着脱位置からプリント位置に移動するの
    に伴ってコネクタを接続することを特徴とする請求項1
    に記載のネガキャリア切替装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のネガキャリアは、プリント位
    置から離れた前記着脱位置でのみ取り外し可能であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のネガキャリア切替装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2のネガキャリアにおけるコネク
    タの先端部より突出した位置に、補助ローラを配設した
    ことを特徴とする請求項2に記載のネガキャリア切替装
    置。
  5. 【請求項5】 第1のネガキャリアと第2のネガキャリ
    アとは共通のレール上を走行可能であり、このレールに
    対する第2のネガキャリアの走行位置は、第1のネガキ
    ャリアの走行位置より内側で、第2のネガキャリアが小
    型化されていることを特徴とする請求項1に記載のネガ
    キャリア切替装置。
  6. 【請求項6】 第2のネガキャリアのネガ面の高さ位置
    調整を走行ローラの保持部に所定厚みのシムを介装して
    行うことを特徴とする請求項1に記載のネガキャリア切
    替装置。
JP11836697A 1997-05-08 1997-05-08 ネガキャリア切替装置 Withdrawn JPH10307334A (ja)

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JP11836697A JPH10307334A (ja) 1997-05-08 1997-05-08 ネガキャリア切替装置

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JPH10307334A true JPH10307334A (ja) 1998-11-17

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JP11836697A Withdrawn JPH10307334A (ja) 1997-05-08 1997-05-08 ネガキャリア切替装置

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