JPH1030731A - 流体機械の軸受効果を有するシール装置 - Google Patents

流体機械の軸受効果を有するシール装置

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Publication number
JPH1030731A
JPH1030731A JP8185978A JP18597896A JPH1030731A JP H1030731 A JPH1030731 A JP H1030731A JP 8185978 A JP8185978 A JP 8185978A JP 18597896 A JP18597896 A JP 18597896A JP H1030731 A JPH1030731 A JP H1030731A
Authority
JP
Japan
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bearing effect
balance
sealing device
length
fluid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8185978A
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English (en)
Inventor
Yasuharu Yamamoto
康晴 山本
Takeshi Okubo
剛 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1030731A publication Critical patent/JPH1030731A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール効果と軸受効果を併せもつシール装置
を実現する。 【解決手段】 シール装置を形成するバランススリーブ
6とバランスドラム7の間を複数段とし、その一部の段
の長さを他の段の長さより長くしたことによって、段付
き部11a,11bが流体の洩れの抵抗となるため、流
体の洩れ量が抑制されるとともに、長さの長い一部の段
が軸受効果を発揮するため、優れた軸受効果をも有する
シール装置を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ等の流体機
械の軸受効果を有するシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多段ダブルケースポンプの構造の一例を
図2に示す。図2において、1は外部ケーシング、2は
吸込フランジ、3は吐出ノズル、4は主軸、5はインペ
ラ、6はバランススリーブ、7はバランスドラム、8は
平軸受、9はスラスト軸受、10はバランス管である。
【0003】それぞれのインペラ5には、吐出側と吸込
側の差圧により吸込側にスラスト荷重が加わる。バラン
ススリーブ6のインペラ5側はポンプの吐出圧である
が、反インペラ5側はバランス管10によりポンプの吸
込圧であるため、反インペラ5側にスラストが加わり、
前記インペラ5に加わるスラストとバランスする。
【0004】従来のバランススリーブの構造の例を図3
(a),(b)に示す。図3(a)に示すものは、バラ
ンススリーブ6’とバランスドラム7’との間が段を有
しない場合である。この場合、ロータの振動特性を安定
化させる軸受効果が期待できるが、高圧側から低圧側へ
の流体のリーク量が多く、ポンプの内部損失が多くな
る。
【0005】図3(b)に示すものは、バランススリー
ブ6''とバランスドラム7''との間が段を有する場合で
ある。この場合、リーク量は減少するが、段付き部11
がバランススリーブ6''の全長に亘ってほぼ均等間隔に
配置されているため、それぞれの円筒部の長さl1 ,l
2 ,l3 が短く、軸受効果が減少する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のポンプのシール
装置において、図3(a)に示すものの場合は、前記の
ように、軸受効果は期待できるが、高圧側から低圧側へ
の流体のリーク量が多くてポンプの内部損失が大きかっ
た。また、図3(b)に示すものの場合は、流体リーク
量は少ないが、軸受効果は不十分であった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決しようとする
もので、流体のリーク量を抑制することができ、軸受効
果も期待することができるシール装置を実現しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る流体機械の軸受効果を有するシール装置は、バラン
ススリーブとバランスドラムにより形成されたシール装
置において、バランススリーブとバランスドラムの間を
複数段とし、その一部の段の長さを他の段の長さに比し
て長くしたことを特徴としている。
【0009】本発明においては、バランススリーブとバ
ランスドラムの間を複数段としたことによって、段付き
部が高圧側から低圧側へ洩れる流体の抵抗となるため、
流体の洩れ量を低減させることが可能となる。
【0010】また、バランススリーブとバランスドラム
の間の一部の段の長さを他の段の長さに比べて長くした
ことによって、この部分が軸受効果を発揮するため、良
好な軸受効果を得ることも可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る流体
機械であるポンプのシール装置について、図1により説
明する。
【0012】図1に示す本実施形態は、主軸4に設けら
れたバランススリーブ6とバランスドラム7とにより形
成されたシール装置において、バランススリーブ6とバ
ランスドラム7の間が段付き部11a,11bを設けら
れて3段に形成され、段付き部11a,11bの間に他
の段に比して長さの長い段が形成されている。
【0013】上記においては、段付き部11a,11b
が設けられてバランススリーブ6とバランスドラム7の
間が3段に形成されているため、流体のリーク量を減少
させることができた。
【0014】また、段付き部11a,11b間を他の段
に比べて長い段としたため、この部分が軸受効果を発揮
し、良好な軸受効果をも得ることができるシール装置を
実現することができた。
【0015】なお、本実施形態においては、段数を3段
とし、中央の段の長さを他の段の長さより長くしている
が、段数を更に増加させることもでき、また、他の段を
長さの長い段とするこもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明の流体機械の軸受効果を有するシ
ール装置は、シール装置を形成するバランススリーブと
バランスドラムの間を複数段とし、その一部の段の長さ
を他の段の長さより長くしたことによって、段付き部が
流体の洩れの抵抗となるため、流体の洩れ量が抑制され
るとともに、長さの長い一部の段が軸受効果を発揮する
ため、優れた軸受効果をも有するシール装置を実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るシール装置の説明
図である。
【図2】多段ダブルケースポンプの説明図である。
【図3】従来のシール装置の説明図で、(a)は段を有
しない場合、(b)は段を有する場合である。
【符号の説明】
1 外部ケーシング 2 吸込フランジ 3 吐出ノズル 4 主軸 5 インペラ 6 バランススリーブ 7 バランスドラム 8 平軸受 9 スラスト軸受 10 バランス管 11a,11b 段付き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バランススリーブとバランスドラムによ
    り形成されたシール装置において、バランススリーブと
    バランスドラムの間を複数段とし、その一部の段の長さ
    を他の段の長さに比して長くしたことを特徴とする流体
    機械の軸受効果を有するシール装置。
JP8185978A 1996-07-16 1996-07-16 流体機械の軸受効果を有するシール装置 Withdrawn JPH1030731A (ja)

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