JPH10307067A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

Info

Publication number
JPH10307067A
JPH10307067A JP9114654A JP11465497A JPH10307067A JP H10307067 A JPH10307067 A JP H10307067A JP 9114654 A JP9114654 A JP 9114654A JP 11465497 A JP11465497 A JP 11465497A JP H10307067 A JPH10307067 A JP H10307067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot air
optical fiber
heat treatment
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9114654A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Takahashi
進 高橋
Nobuo Fukui
信夫 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd filed Critical Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd
Priority to JP9114654A priority Critical patent/JPH10307067A/ja
Publication of JPH10307067A publication Critical patent/JPH10307067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱風の吹付けの障害とならない簡単な構造で複
数測定点の温度測定ができる熱処理装置。 【解決手段】前後方向に延びる被処理物走行路Rに向か
つて熱風を吹付ける熱風吹出口5aと、吹付ける熱風の
温度を測定する温度測定装置3とを備え、吹付ける熱風
の温度を測定する温度測定領域内に温度測定用の光フア
イバ7を配置し、1本の光フアイバ7で複数測定点T,
T…の温度を測定できるようにしたこと。1本の光フア
イバ7を、被処理物走行路Rを横断する左右方向に沿つ
て延びる部分を有するように、適宜前後間隔P1を設け
てジグザクに配置することもある。温度測定領域内に固
定配置した熱伝導性の保護管9に、光フアイバ7を挿通
することもある。温度測定領域内が、熱風吹出口及び熱
風導入口を備えたノズル箱5の内部5cに形成されるこ
ともある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行する紙やプラ
スチツクフイルム等の被処理物に熱風を吹付けて乾燥や
加熱硬化等の熱処理を行う熱処理装置において、吹付け
る熱風の温度を測定することの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、熱処理装置における吹付け熱風の
温度測定は、吹付ける熱風と接するように熱電対式温度
計等からなる測温体を配置して行つていた。ところで、
被処理物に対する熱処理が均一に行われているか否か管
理するためには、熱風を吹付ける領域の全体を温度測定
領域とし、できるだけ多くの測定点で温度測定を行うこ
とが好ましい。殊に、被処理物走行路を横断する左右方
向における温度測定は、隣接する測定点の間隔を短く
し、できるだけ多くの測定点で行うことが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】温度測定に測温体を用
いる従来の熱処理装置では、一本の測温体で一箇所の温
度測定しかできないため、測定点の数だけ測温体が必要
となる。しかし、熱処理装置に多数の測温体を配置する
ことは、測温体自体が大きいため、その配置個数に限界
があると共に、多数の測温体が熱風の吹付けの障害とな
り却って均一な熱処理を阻害する原因となることがあ
る。
【0004】そこで、本発明は、熱風の吹付けの障害と
ならない簡単な構造で複数測定点の温度測定ができる熱
処理装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】熱風の吹付けの障害とな
らない簡単な構造で複数測定点の温度測定ができるよう
にするために請求項1記載の本発明が採用した手段は、
前後方向に延びる被処理物走行路に向かつて熱風を吹付
ける熱風吹出口と、吹付ける熱風の温度を測定する温度
測定装置とを備えた熱処理装置において、吹付ける熱風
の温度を測定する温度測定領域内に温度測定用のフアイ
バを配置し、1本の光フアイバで複数測定点の温度を測
定できるようにしたことである。光フアイバとは、一定
時間毎に光をフアイバ中に入射し、後方に戻ってくる光
を検出することで、複数の測定点における温度を判断で
きる温度測定装置に備えるものを言う。本発明にあつて
は、1本の細い光フアイバで複数測定点の温度測定を行
うため、簡単な構造で複数測定点の温度測定ができると
共に、細い光フアイバが熱風の吹付けを阻害することも
なく均一な熱処理を確保することができる。
【0006】被処理物走行路を横断する左右方向に複数
の測定点を有し且つ前後方向においもできるだけ多くの
測定点で温度測定を行うことができるようにするために
請求項2記載の本発明が採用した手段は、請求項1記載
の熱処理装置において、前記1本の光フアイバを、前記
被処理物走行路を横断する左右方向に沿つて延びる部分
を有するように、適宜前後間隔を設けてジグザクに配置
したことである。本発明にあつては、1本の光フアイバ
をジグザクに配置することにより、被処理物走行路を横
断する左右方向及び前後方向に沿つて多くの測定点を有
することができ、多くの測定点で温度測定を行うことが
できる。
【0007】通過する熱風で光フアイバが移動しないよ
うにするために請求項3記載の本発明が採用した手段
は、請求項1又は2記載の熱処理装置において、前記温
度測定領域内に固定配置した熱伝導性の保護管に、前記
光フアイバを挿通したことである。本発明にあつては、
固定配置した保護管の外側を熱風が通過するため、保護
管の管中に挿通した光フアイバが熱風の影響を受けて移
動することはない。
【0008】熱風吹出口から吹出る直前の熱風の温度測
定を行うために請求項4記載の本発明が採用した手段
は、請求項1,2又は3記載の熱処理装置において、前
記温度測定領域内が、熱風吹出口及び熱風導入口を備え
たノズル箱の内部に形成されていることである。本発明
にあつては、吹出る直前の熱風がノズル箱の内部を通過
するため、吹出る直前の熱風について複数測定点におけ
る温度測定を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱処理装置を
図面に示す実施の形態に基づいて説明する。熱処理装置
1は、図1乃至図3に如く、前後方向に延びる被処理物
走行路Rに向かつて熱風を吹付ける熱風吹出口5a(図
3参照)を有する処理室2と、吹付ける熱風の温度を測
定する温度測定装置3とを備えている。処理室2は、被
処理物走行路Rが貫通するケーシング4と、ケーシング
4内において被処理物走行路Rの上下側に適宜間隔Pを
設けて配置した複数個のノズル箱5と、各ノスル箱5に
熱風を供給するダクト6とを備えている。熱処理装置1
は、処理室2の外部又は内部に熱風循環装置(図示略)
を設け、熱風循環装置から送風される熱風をダクト6を
介して各ノズル箱5へ供給し、各ノズル箱5の熱風吹出
口5a,5a(図3参照)から被処理物走行路Rに向か
つて熱風を吹付け、被処理物走行路Rを通過するウエブ
Wを浮揚させつつ熱処理を施した処理後の熱風をケーシ
ング4内に形成した還流路を介して熱風循環装置に戻す
ように構成してある。
【0010】前記ノズル箱5は、図3及び図1(B)に
示す如く、左右に延設した中空箱に形成され、被処理物
走行路Rと対面する側にスリツト状の熱風吹出口5a,
5aを開設すると共に、ダクト6側に熱風導入口5b,
5bを開設し、内部5cを通過した熱風が熱風吹出口5
a,5aから吹き出すようにしてある。ノズル箱5は、
内部5cを左右方向へ貫通する保護管9を配置し、内部
5cを通過する熱風にで保護管9が振動したり移動した
りしないように取付けてある。保護管9は、光フアイバ
7を挿通してあり、熱風の温度を光フアイバ7へ逐次伝
達するように、熱伝導性の素材で成形してある。保護管
9は、測定点T(図2参照)となる箇所に通気孔(図示
略)を穿設して、光フアイバ7に熱風を接触させるよう
にすることもある。このようにして、各ノズル箱5は、
その内部5cに、光フアイバ7で温度測定する温度測定
領域を形成してある。
【0011】前記温度測定装置3は、図2に示す如く、
1本の光フアイバ7と、光フアイバ7の両端7a,7b
に接続した処理器8とを備え、処理器8から一定時間毎
にパルス光をフアイバ7中に入射し、後方に戻ってくる
散乱光を処理器8で検出することで、光フアイバ7に設
けた複数の測定点T,T…における温度を判断できるよ
うにしてある。温度測定装置3は、特公平7−4605
6号公報に記載の原理等を用いたものが適宜選択され
る。光フアイバ7は、ステンレススチールや耐熱樹脂等
からなる被覆管で被覆したものや、被覆管で被覆しない
ものが用いられる。光フアイバ7は、被覆管を含めた外
径が1.2mm程度のものである。1本の光フアイバ7
は、各ノズル箱5に取付けた保護管9をジグザクに挿通
し、行ピツチP1で列ピツチP2で行列の交点が測定点
Tとなるようにしてある。列ピツチP2を細かくすると
きには、保護管9にn本の光フアイバ7を挿通し、列ピ
ツチをP2/nとすることも可能である。
【0012】前記温度測定装置3は、各測定点Tの測定
データを蓄積し、各ノズル箱5(即ち各行)の温度平均
値や各列における温度平均値を演算して出力することが
できるようになつている。前記温度測定装置3は、1本
の光フアイバ7の長さを最大で4Kmとすることも可能
なため、被処理物走行路Rの上方及び下方に複数のノズ
ル箱5を1本の光フアイバ7で温度測定できるが、上下
別々に温度測定できるように、その2組を備えることも
ある。
【0013】前記ノズル箱5に対する光フアイバ7の取
付け位置は、図3に示すものに限定するものではなく、
図4に示す如く、ノズル箱5の内部の壁面5dに取付け
ることもあり、更に被処理物走行路Rと対向する空気圧
保持面5eに取付けて吹出し後の熱風の温度を測定でき
るようにすることもある。光フアイバ7の取付けは、ノ
ズル箱5に取付けた保護管9に挿通して行う以外に、ノ
ズル箱5に帯板やワイヤ等の適宜取付具(図示略)を用
いて直接に取付けることも可能である。
【0014】図5は、別態様のノズル箱15に対する光
フアイバ7の取付け位置を示す概略図である。ノズル箱
15は、ガイドロール16で支持されて送行するウエブ
Wに熱風を噴出するための熱風吹出口15aを開設する
と共に、ダクト6側に熱風導入口15bを開設し、内部
51cを通過する熱風が熱風吹出口15aから吹き出す
ように、横断面の概略形状がV字状に形成されている。
【0015】図6は、別態様のノズル25に対する光フ
アイバ7の取付け位置を示す概略図である。ノズル25
は、ガイドロール16で支持されて送行するウエブWに
熱風を噴出するための丸孔又は長孔等の熱風吹出口15
aを多数開設した多孔板から形成してある。
【0016】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係る熱処理装
置は、次の如き優れた効果を有する。
【0017】請求項1記載の本発明は、1本の細い光フ
アイバを用いる簡単な構造で複数測定点の温度測定がで
きると共に、細い光フアイバが熱風の吹付けを阻害する
こともなく均一な熱処理を確保することができるように
なる。請求項2記載の本発明は、1本の光フアイバをジ
グザクに配置することにより、被処理物走行路を横断す
る左右方向における隣接する測定点の間隔を短くした状
態で、前後方向においてもできるだけ多くの測定点で温
度測定を行うことができ、きめ細かい温度管理ができる
ようになる。
【0018】請求項3記載の本発明は、保護管に光フア
イバを挿通することにより、通過する熱風の風圧等で光
フアイバにダメイジを与えることなく、安定した温度測
定が確保できる。請求項4記載の本発明は、熱風吹出口
から吹出る直前の熱風の温度測定を行うために、安定し
た温度測定が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すものであり、(A)
は処理室を断面した左側面図、(B)は(A)のB−B
線における断面図である。
【図2】同実施の形態における処理室と温度測定装置の
光フアイバとの位置関係を示す平面図である。
【図3】同実施の形態におけるノズル箱を拡大断面した
左側面図である。
【図4】同実施の形態におけるノズル箱を拡大断面した
左側面図であり、光フアイバの異なる取付け位置を示す
ものである。
【図5】同実施の形態における別態様のノズル箱を拡大
断面した左側面図であり、光フアイバの取付け位置の異
なる態様を示すものである。
【図6】同実施の形態における更に別態様のノズル箱を
拡大断面した左側面図であり、光フアイバの取付け位置
の異なる態様を示すものである。
【符号の説明】
3…温度測定装置、5…ノズル箱、5a…熱風吹出口、
5c…内部、7…光フアイバ、9…保護管、R…被処理
物走行路、T…測定点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びる被処理物走行路に向か
    つて熱風を吹付ける熱風吹出口と、吹付ける熱風の温度
    を測定する温度測定装置とを備えた熱処理装置におい
    て、吹付ける熱風の温度を測定する温度測定領域内に温
    度測定用の光フアイバを配置し、1本の光フアイバで複
    数測定点の温度を測定できるようにしたことを特徴とす
    る熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記1本の光フアイバを、前記被処理物
    走行路を横断する左右方向に沿つて延びる部分を有する
    ように、適宜前後間隔を設けてジグザクに配置した請求
    項1記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記温度測定領域内に固定配置した熱伝
    導性の保護管に、前記光フアイバを挿通した請求項1又
    は2記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記温度測定領域内が、熱風吹出口及び
    熱風導入口を備えたノズル箱の内部に形成されている請
    求項1,2又は3記載の熱処理装置。
JP9114654A 1997-05-02 1997-05-02 熱処理装置 Pending JPH10307067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9114654A JPH10307067A (ja) 1997-05-02 1997-05-02 熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9114654A JPH10307067A (ja) 1997-05-02 1997-05-02 熱処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10307067A true JPH10307067A (ja) 1998-11-17

Family

ID=14643227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9114654A Pending JPH10307067A (ja) 1997-05-02 1997-05-02 熱処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10307067A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160238288A1 (en) * 2013-10-15 2016-08-18 Shell Oil Company Method of monitoring an air operated heat exchanger and an air operated heat exchanger

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160238288A1 (en) * 2013-10-15 2016-08-18 Shell Oil Company Method of monitoring an air operated heat exchanger and an air operated heat exchanger
US10240824B2 (en) * 2013-10-15 2019-03-26 Shell Oil Company Method of monitoring an air operated heat exchanger and an air operated heat exchanger

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI82275B (fi) Foerfarande och anordning foer reglering av tjockleken hos ett banmaterial som gaor genom en nip.
KR101062943B1 (ko) 리플로우 로
US4942675A (en) Apparatus and method for regulating the profile of a paper web passing over a Yankee cylinder in an integrated IR-dryer/Yankee hood
FI62571B (fi) Anordning vid flercylindertork i en pappersmaskin
JPH0268480A (ja) ウエブを浮動状態で支持案内するドライヤー
JPH059527B2 (ja)
JP7270329B2 (ja) 酸化炉
EP1218589B1 (en) Airborne web-drying apparatus and method for improving heat transfer in an airborne web-drying apparatus
US4498248A (en) Method and device for controlling a continuous heat treatment of a textile fabric web
JP3755829B2 (ja) 組み合わせエアバー及びホールバー浮動ドライヤー
JP2008100456A (ja) シート状物の熱処理装置
JPS63500268A (ja) 温度調節式キュベットセット
FI86900C (fi) Foerfarande och anordning vid spetsdragning av en pappersbana i maongcylindertorken av en pappersmaskin
JPH10307067A (ja) 熱処理装置
JPS6015059A (ja) スラブの温度分布測定装置
KR20200085825A (ko) 필름 연신 시스템용 송기 모듈 및 이러한 유형의 필름 연신 시스템
FI86997B (fi) Fixeringsanordning.
JP3150995B2 (ja) 基板材料への加熱与圧流体の流れ処理の方法および装置
KR20060026872A (ko) 판유리용 경화로에서 유리를 관측하여 열효과를 제어하는방법
CN101868427B (zh) 向纤薄玻璃元件的表面上吹送流体的设备及方法
FI120981B (fi) Kaavinpalkki ja menetelmä kuiturainan ominaisuuksiin vaikuttamiseksi
JPH10112384A (ja) マイクロ波加熱装置
JPH0453978B2 (ja)
JP3263758B2 (ja) ウェブ加熱装置
JPS605005Y2 (ja) 糸条の並列延伸熱処理装置