JPH0453978B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0453978B2
JPH0453978B2 JP59000369A JP36984A JPH0453978B2 JP H0453978 B2 JPH0453978 B2 JP H0453978B2 JP 59000369 A JP59000369 A JP 59000369A JP 36984 A JP36984 A JP 36984A JP H0453978 B2 JPH0453978 B2 JP H0453978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
gas
curtain
heated
manifold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59000369A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59187666A (ja
Inventor
Maikeru Guriinuei Jon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Milliken Research Corp
Original Assignee
Milliken Research Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Milliken Research Corp filed Critical Milliken Research Corp
Publication of JPS59187666A publication Critical patent/JPS59187666A/ja
Publication of JPH0453978B2 publication Critical patent/JPH0453978B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C23/00Making patterns or designs on fabrics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は比較的変形しやすい基材を加圧かつ
加熱流体により処理する方法および装置に関す
る。例えば、この発明は熱的変化する基材に加熱
空気流を選択的に供給し、基材の表面に視覚的変
化、特に比較的目立つ模様を与える方法および装
置に関する。
従来の方法および装置は、熱可塑性繊維を有す
る織物のような比較的変形しやすく熱的変化する
基材上に1つあるいは複数の加熱空気流を当てる
ことにより織物上に模様を形成する技術を開示し
ている。また、加熱空気源と基材表面との間に型
板およびマスクを配置し、基材上に必要な模様の
空気流を当てる方法が開示されている。例えばク
ラーツ(Kratz)他のベルギー特許No.766310のよ
うな型板、マスクシステムは、加熱空気源と基材
との間にはさました機械的な型板あるいはマスク
を必要とするとともに、これらの型板、マスクは
細い、複雑な、あるいは広大な模様の場合でも精
密にその模様に一致して形成されていなくてはな
らないため工程の規制を受けるという問題を有し
ている。大量生産を行う場合、複雑な模様を有す
る型財を形成、保持および正確に位置決めするこ
とは非常に難しい。また、このようなシステム
は、非処理領域が処理領域によつて完全に包囲さ
れているような模様、例えば閉塞かつ処理された
境界が非処理領域によつて包囲されているととも
に非処理領域を包囲しているような模様を作るこ
とができる。
また、種々のノズルあるいは予め形成されたジ
エツトにより加熱空気流を基材表面に当てる方法
が知られている。
例えばマゾンの米国特許No.3613186、サル他に
米国特許No.3256581、およびルバセツク他の米国
特許3774272に開示されているようなジエツトを
有するシステムは、比較的簡単な模様に配置され
た溝の列を基材上に形成することしかできず、こ
の模様は単に基材の移動方向に沿つて延びる連続
した溝にすぎない。
また、グリーンウエー他の米国特許No.4364156
に開示されたシステムによれば、加圧かつ加熱さ
れた流体あるいはガス、例えば空気が細長いマニ
ホールドの長手方向に延びるスロツトに沿つて分
散される、この空気はマニホールドのスロツトか
らら排出される前に、マニホールド内で薄い独立
した複数の連続した流れとなる。これらのシステ
ムは上記スロツト内に挿入された平坦なくし状の
スロツト付きくさび板を有しており、このくさび
板は複数の独立した流れを形成するためにマニホ
ールドのスロツトを通る流体の流れと平行に延び
る複数の独立したスロツトを有している。各スロ
ツトは、このスロツトと共働した横方向に向けら
れた閉塞流体の発生源を有していてもよい。閉塞
流体、例えば比較的冷たい空気の流れはマニホー
ルドの長手方向に沿つて所定の位置に形成された
上記スロツトを横切つて流れ、それにより、マニ
ホールドによつて形成された加熱空気の薄いカー
テンあるいは刃を、これらがマニホールドから排
出される前の部分的に遮断する。このようなシス
テムは、1981年7月10日に出願された米国特許出
願No.282330に一層詳細に開示されている。
くさび板を使用せず比較的冷たい空気の一列に
整列された横方向閉塞流あるいはジエツトを用い
て単一の細長い加熱空気流から選択的に位置決め
された複数の加熱空気流を形成することにより、
多種類、敏速かつ再生可能なパターニングが可能
となる。また、閉塞されかつ処理された境界線お
よび基材の移動方向に対して垂直な延出線部を有
する非処理領域を備えた模様が形成可能となる。
しかしながら、非常に細い模様が望まれる場合、
上述した横方向閉塞空気ジエツトシステムは十分
な満足できるものではない。また、マニホールド
のスロツト内で、横方向空気流がマニホールドの
長手方向に沿つて例えば20インチ互いに離間して
配列され、マニホールドのスロツトの作動領域に
沿つて直径20インチの部分だけ加熱空気のカーテ
ンを選択的に遮断するようなシステムの提供が試
みられているが、今だ充分なものではない。この
ような密度を得るよう試みた場合、スロツト内の
流体の機械的効果は互いに隣接したジエツト間の
干渉により拡散されてしまう。そのため、閉塞空
気流は望まれた部分よりも大きな部分に渡つて延
出してしまい、その結果得られた模様は望ましく
ないものと成る。3つの互いに隣接した閉塞ジエ
ツトの内第1および第3の閉塞ジエツトを用いて
加熱空気流を遮断し、第2の閉塞ジエツトを止
め、それにより第2のジエツトを単一で作動させ
た時に得られる領域と略等しい幅を有する加熱空
気の薄い流れを形成し基材に当てる場合、上述し
た問題が生じ易い。この場合、第1および第3の
ジエツトの遮断作用は、第2のジエツトによつて
制御される加熱空気流領域まで侵入し、その結
果、一種の圧迫作用により、第2のジエツト領域
内の加熱空気流部分が減少つまり遮断されてしま
う。
閉塞ジエツトが高い密度で、例えば少なくとも
1インチあたり15〜20整列された状態で配設され
る場合、もし加圧かつ加熱された空気流の各部分
が細長いマニホールド内で遮断されず、マニホー
ルドのスロツトから完全な状態で排出された後直
ちに偏向かつ薄くされれば上述した問題は略解消
されることが判明している。このことは、例えば
マニホールドのスロツトから排出された加圧、加
熱空気の連続的な細長い流れあるいはカーテンを
選択可能な長さの正確に規定された部分を基材か
ら離間する方向へ偏向するように、空気ジエツト
の列がマニホールドのスロツトのすぐ外側に位置
決めされ、また基材表面上の正確に決められた領
域に向けられた細長い加熱空気流あるいはカーテ
ンの他の正確に規定された部分の通路を妨げない
ようにすれば達成される。
以下図面を参照しながらこの発明の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は変形しやすい基材に加圧かつ加熱され
た流体流により処理を施し基材に高分析模様ある
いは目に見えない変化を与えるための装置を概略
的に示す側面図である。この装置は複数の端部フ
レーム支持部材を有するメイン支持フレームを備
えており、第1図には1つの支持部材10が示さ
れている。端部フレーム支持部材10上には複数
の基材ガイドローラが回転自在に取り付けられて
おり、これらのガイドローラは織物12のような
不定長さの基材を織物供給ローラ14から加圧加
熱流体処理ユニツト16を通つてガイドする。供
給ローラ14から送られた織物12はアイドラロ
ーラ20を通り、一対の従動ローラ22,24に
よつてメイン駆動織物支持ローラ26へ供給され
る。それにより、織物の表面は、処理ユニツトの
16の細長い流体分散マニホールドアツセンブリ
30の加熱流体排出口近傍を通過する。その後、
処理された織物12は従動ガイドローラ32,3
4およびアイドローラ36を通り送取りローラ1
8に送取られる。説明のため、以下空気を好まし
い流体とする。しかしながら、他の流体を用いて
もよいことは言うまでもない。
第1図に示すように、流体処理ユニツト16は
空気圧縮機38のような圧縮流体源を備え、この
圧縮機は細長い空気ヘツダーパイプ40に加圧空
気を供給する。ヘツダーパイプ40は空気ライン
42を介して独立した複数の電気ヒータ44の貯
蔵部に連通している。これらのヒータ44はマニ
ホールドアツセンブリ30の長手方向に沿つて平
行に配設されているとともに、複数の独立した短
い空気供給ライン46を介してマニホールドアツ
センブリに加圧かつ加熱された空気を供給する。
マニホールドアツセンブリ30に供給される空気
は、主制御バルブ48、圧力調整バルブ49およ
び各空気供給ライン42内に配設されたニードル
バルブ50のような精密な制御バルブによつて制
御される。ヒータ44は各ヒータの空気供給ライ
ン46内に配設された温度感応手段のような適当
な方法により、空気流の調整および各ヒータの電
力が制御され、供給ラインを通つてマニホールド
アツセンブリ30内へ流入する加熱空気一定の温
度および圧力に保持する。熱可塑性綿毛糸を含む
綿毛織物のような織物に模様付けを行う場合、ヒ
ータ44はヒータから排出されマニホールドアツ
センブリ30へ供給される空気を約700〓〜800〓
あるいはそれ以上の一定温度に加熱するように使
用されている。
加熱流体分散マニホールドアツセンブリ30は
織物の移動通路の幅全域を横切るように配設され
ているとともに、処理される織物の表面に隣接し
てけられている。マニホールドアツセンブリ30
は加熱流体を貯溜部を構成している。一般には、
織物の表面から約0.010〜0.020インチ離間してい
る。マニホールドアツセンブリ30の長さは変更
可能であるが、織物材の処理を行う場合、この長
さは約72インチ幅の織物を処理できるように約76
インチに設定されている。
第1図および第7図に示すように、マニホール
ドアツセンブリ30およびヒータ44の貯蔵部は
その端部が支持アーム52によりメイン支持フレ
ームの端部フレーム支持部材10上に支持されて
いる。これらの支持アーム52は支持部材10に
回動自在取付けられており、それによつてアツセ
ンブリ30およびヒータ44は織物の移動が停止
された際織物の表面および支持ローラ26から離
間することができる。
次に、第2図ないし第7図を用いてマニホール
ドアツセンブリについてより詳細に説明する。第
2図は第7図の線−に沿つた一部破断側面図
であり、この図に示すように、マニホールドアツ
センブリ30は大きな細長い第1のマニホールド
ハウジング54と、複数のクランプ手段によりハ
ウジング54に気密に固定された小さな細長い第
2のマニホールドハウジング56とを備えてい
る。これらのマニホールドハウジング54,56
は織物12の幅全域を横切つて延びているととも
に織物の移動路に隣接している。マニホールドハ
ウジングの長手方向に沿つて互いに離間して複数
の手動クランプ60が設けられている。各クラン
プ60はボルト58およびブラケツト124によ
つて第1のマニホールドハウジング54の側壁7
4に固定された部分62と、第2のマニホールド
ハウジング56に圧力を与える加圧バー70を有
する調整可能なスクリユーアツセンブリ68とを
備えている。ねじ59は加圧バー70を第2のマ
ニホールドハウジング56の上壁部材140の上
面に固定するために用いられている。
第2図からよくわかるように、第1のマニホー
ルドハウジング54は略矩形状の横断面形状を有
しているとともに、織物の移動路の幅全域を横切
つて延びる一対側壁板74,76を備えている。
また、第1のマニホールドハウジング54は細長
い第1の流体収容室81を規定した細長い上壁板
78および底壁板80を有し、収容室の両端はボ
トル止めされた端壁板82によつて密閉されてい
る。各電気ヒータ44から延びている加熱空気供
給ライン46は底壁板80の長手方向に沿つて互
いに等間隔離間した流体入口開口83(第4図参
照)を介して底壁板に接続されている。側壁板7
4,76は溶接等の適当な方法によつて上壁板7
8に接続され、また、底壁板80はボルト84に
よつて側壁板に着脱自在に取付けらけられ第1の
流体収容室81を開放可能となつている。第1の
マニホールドハウジング54の各壁板は、ステン
レス等の高強度部材で形成されている。第1およ
び第2のマニホールドハウジング54,56は、
第1のマニホールドハウジング54を通る流体の
流路が第2のマニホールドハウジング56の流体
流出口の排出軸に対して直角となるように構成、
配置されている。また、第1のマニホールドハウ
ジング54の側壁板74,76、上壁板78およ
び底壁板80の大部分は、第1の流体収容室81
を第1のマニホールドハウジング54の長手方向
と平行な方向および入口開口83から収容室を通
り通路86へ至る流体流の方向と平行な方向へ2
等分する平面の両側に略対称的に配置されてい
る。第1のマニホールドハウジング54の上記部
分が収容室81を通る加熱流体の通路に対して略
対称的に配設されているため、第1のマニホール
ドハウジング内の熱的勾配および熱歪も同様に対
称となる。その結果、温度差による膨脹および収
縮に基因したマニホールドアツセンブリ30の歪
は、加熱流体流に接触される織物12の表面と略
平行な平面内で分解される。マニホールドアツセ
ンブリ30の変形の分解は、マニホールドアツセ
ンブリの不均一な熱膨張によつて生じるマニホー
ルド排出口通路(第5図参照)の織物12方向へ
の移動あるいは織物から離間する方向への移動を
最少にすることができる。第1のマニホールドハ
ウジング54の他の分解されていない熱的変形
は、第1のマニホールドハウジングに直接の補正
力を与えるジヤツキ部材あるいは他の手段によつ
て補正される。
第2図、第3図および第7図からよくわかるよ
うに第1のマニホールドハウジング54の上壁板
78は比較的厚く形成されているとともに、複数
の流体通路86を備えている。これらの通路86
は上壁板に沿つて互いに等間隔離間して2列に配
設され第1の流体収容室81を上壁板78の外面
に形成された細長い中央溝88に連通している。
中央溝88は通路86の間を上壁板78の長手方
向に沿つて延びている。第3図および第4図に示
すように、一方の列内の通路86は他方の列内の
通路から離間かつ互いに配置された加圧された空
気を中央溝88内に均一に分散するとともに、マ
ニホールドアツセンブリ30全体における上壁板
78の強度低下を最少にする。
第2図および第4図に示すように、第1の流体
収容室81内には細長い溝状のバツフル板92が
配設され、ボルト90によつて第1のマニホール
ドハウジング54の底壁板80に取付けられてい
る。このバツフル板92は第1の流体収収容室8
1の長手方向に沿つて底壁板を覆うようにかつ入
口開口83から離間して延びている。また、バツ
フル板92は第1流体収容チエンバを規定してお
り、この収容チエンバは底壁板80に隣接した複
数のスロツト94を有し、ヒータから送られた加
熱空気を収容室81内へ供給する。第1流体収容
室81内でバツフル板92の上方かつ入口開口8
3と出口通路86との間には、穴のあけられた略
J字形状の板98とこの板に取付けられたろ過ス
クリーン100とを有するろ過部材96が配設さ
れている。ろ過部材96は第1の流体収容室81
の長手方向に沿つて延び、ろ過部材を通る加圧か
つ加熱された空気から異物をろ過する。底壁板8
0を取外して第1の流体収容室81を開放するこ
とにより、ろ過部材96を定期的に洗浄あるいは
交換することができるとともに、ろ過部材は側壁
74,76と摩擦係合することにより第1の流体
収容室81内に保持されているため収容室81内
から敏速に取出すことができ容易に交換すること
ができる。
第2図および第5図に示すように、第2のマニ
ホールドハウジング56は第1および第2の細長
い壁部材140,170を備えている。これらの
壁部材140,170は互いに離間して平行に配
設され第2の流体収容室160を形成している。
第2の流体収容室160は空気の流れを90゜偏向
するとともに、その空気を長く比較的薄いカーテ
ンあるいは刃状にする。この空気は壁部材14
0,170の幅全域に渡つて延在しているととも
に、一定の温度、圧力、速度と成つている。
加熱加圧空気の薄い連続的なカーテンの正確に
規定された部分を選択的に遮断するとともにこの
部分の加熱加圧空気が基材12の表面に当たるの
を防止するため、同時に、加熱加圧空気のカーテ
ンの他の部分の遮断を防止するため、壁部材14
0の前端部の直ぐ外側には互いに等間隔離間した
複数のチユーブ126が配設されている。これら
のチユーブ126は、空気のカーテンの正確に規
定された部分の通路を所定の方向へ偏向するよう
に位置決めされ、この発明における偏向する手段
およびオリフイスを構成している。つまり、チユ
ーブ126は、偏向された空気が基材表面に直接
当たらないように、また、偏向されず基材表面に
直角に当たる空気カーテンの部分によつてキー規
定された平面に対して略垂直な平面内に向けられ
るように位置決めされている。また、偏向された
部分は薄くされ温度が下がる。このようにして、
基材に当たる空気のカーテンの横方向形状が制御
され、模様の情報が基材表面に与えられる。つま
り、第2の流体収容室160内で生じた空気のカ
ーテンは、1つあるいはそれ以上の分離した細い
空気の流れに減少されて基材に直角に当たる。ま
た、空気のカーテンの偏向された部分は基材に斜
めに当たるかあるいは全く当たらず、いずれの場
合でも偏向された空気は薄形化の効果により偏向
されていない空気流よりも冷たくなつている。そ
のため、偏向された空気流は基材上にほとんどあ
るいは全く影響を与えない。
第5図および第6図は第2の流体収容室160
を詳細に示しており、この収容室の両端は端板1
11(第7図参照)によつて閉塞されている。第
2の流体収容室160は整列された2つのチエン
バ162,166を有しており、各チエンバは第
2のマニホールドハウジング56の長手方向に沿
つて延びているとともに、比較的薄いスロツト1
68,115を有する絞りオリフイスに続いてい
る。なお、これらのチエンバ162,166の第
2の流体収容室160の長手方向に沿つた幅は、
必ずしも互いに等しくなくてもよい。第1の流体
収容室81内で混合された加熱空気は、中央溝8
8に連通した複数の入口118を介して約0.1な
いし5psの圧力で第2の流体収容室160内へ流
入する。チエンバ162内の細長い室163は各
入口118から流入した空気がチエンバ162の
残りの部分に流入する際、この空気を混合するよ
うに作用する。チエンバ162の上記残りの部分
内で空気はチエンバの幅方向へ流れ、それにより
すでにチエンバ内に存在していた空気と混合され
る。壁部材140,170間には複数の支持隔壁
164が設けられており、これらの隔壁は負荷支
持体および分離部材として作用する。第6図から
わかるように、各隔壁164は丸く形成された部
分および直線状の側面を有しているとともに、半
径約0.01インチの先端に向かつて傾斜している。
これらの隔壁は、チエンバ162内における流体
の乱れを防止するために上述のような形状に形成
されている。なお、流体流の乱れを最少にするた
めの隔壁の形状はこれに限定されるものではな
い。
チエンバ162の前端には、突出部165によ
りスロツト168が規定されており、このスロツ
トはチエンバ162,166間の絞りオリフイス
として作用する。壁部材140,170の長手方
向に沿つて延びる均一なギユツプを形成している
スロツト168を通ることにより、流体の圧力減
少か生じるためチエンバ166は膨張チエンバと
して作用する。そして、膨張することにより、チ
エンバ166内の空気の温度、速度および圧力は
均一と成る。チエンバ166は収容室として考え
ることができ、空気はこのチエンバから排出スロ
ツト115を通つてブレード状の排気流に形成さ
れる。壁部141,142,171,172はチ
エンバ166と排出スロツト115との間に移行
領域を規定しており、この領域は実質的な入口効
果は生じさせない。なお、チエンバ166内、あ
るいは移行領域内のエツジ部分は、荒く形成され
ていてはならない。また、チエンバ166の壁部
は曲面状に形成されていてもよく、その場合、一
層入口効果を小さくすることができるが、加工コ
ストが高くなつてしまう。チエンバ166の横断
面形状にかかわらず、スロツト168に対するチ
エンバ166の高さ(第5図において寸法A)の
比の最大値は、10あるいはそれ以上、好ましくは
14〜16あるいはそれ以上に設定される。スロツト
168、膨張チエンバ166および排出スロツト
115全体の効果は、チエンバ162内の空気に
対する動的圧力損失を約4.0程度にすることにあ
る。所望の一定の流れを発生させるためには、動
的圧力損失が少なくとも3.0であることが最も望
ましいことが判明している。排出スロツト115
から排出される実用的な一定の流体流を確実に得
るには、動的圧力損失が4.0あめいはそれ以上で
あれば充分である。排出スロツト115は、壁部
材140,170前部の互いに対向する平坦な表
面によつて規定されているとともに、壁部材の長
手方向に沿つて一定の高さに形成されている。排
出スロツト115のギヤツプ高さ(つまり、寸法
Aと平行な方向ら測つた長さ)は約0.018インチ
に形成され、また、排出スロツトの深さ(流体の
流動方向に沿つた長さ)は約0.38インチであるこ
とが望ましい。
なお、壁部材140,170の形状により、こ
れらの壁部材の加工は比較的容易に行うことがで
きる。また、壁部材140,170の負荷支持表
面は一回の作業で円滑に加工され、チエンバ16
2,166の密閉を確実にする。排出スロツト1
15の上壁、スロツト168の上壁およびチエン
バ162上部から室163の後部間での上部負荷
支持表面を形成している壁部材140の底面は、
同一平面上に形成されていてもよい。同様に、室
163の下部負荷支持面、隔壁164の負荷支持
面、スロツト168を規定している突出部165
の上面、および排出スロツト115の下壁を規定
している壁部材170の各部は、同一平面上に形
成されていてもよい。壁部材140の下面には、
切削により、室163の上部、チエンバ166を
規定している壁部141,142に対応する溝が
形成さ、また同様の加工により、室163の下
部、およびチエンバ166の下部を規定している
壁部171,172が壁部材170に形成され
る。
上述した構成は壁部材140,170の構造を
非常に簡単にするとともに、第5図に示すよう
に、壁部材140,170間に均一な厚さの平坦
な四角いスペーサ112,116を挿入すること
によつて排出スロツト115およびスロツト16
8のギヤツプ幅を設定することを可能にする。こ
のことは、基材の材質あるいは形成する模様の変
更によつて生じる要求に対応して排出スロツト1
15のギヤツプサイズを容易にかつ敏速に調整す
ることを可能にする。スペーサの厚さは0.005イ
ンチ〜0.035インチの範囲で使用される。なお、
上述した構成によつて得れる正確な寸法決めは、
第2の流体収容室160の動作にとつてさほど重
要ではない。例えば、絞りスロツト168は排出
スロツト115と同一のギヤツプ幅を有している
必要はない。排出スロツト115の深さは、スロ
ツト115内での流体の乱れを防止するためにギ
ヤツプ幅に応じて調整される。
第2のマニホールドハウジング56の下部壁部
材170は複数の流体入口開口118を備え、こ
れらの開口は第1のマニホールドハウジング54
の中央溝88と連通しており第1のマニホールド
ハウジングから第2の流体収容室160内へ加圧
加熱空気を導く。壁部材140,170は、クラ
ンパ60およびボルト122によりスペーサ11
2,116および中央溝88に対して気密に保持
されている。各ボルトの122は壁部材140を
貫通して壁部材170内へ延出していてもよい
し、また、壁部材140,170を貫通して上壁
板78内へ延出していてもよい。第2のマニホー
ルドハウジング56は片持ちばり構造を成してい
るため、加圧バー70は支持隔壁164の前部に
配列されていることが望ましい。
第2図および第5図に示すように、壁部材17
0の前部は複数の通気孔174を有しており、こ
れらの通気孔はチエンバ162から小量の加熱空
気を流出させ、それによりチエンバ162を通る
小量ではあるが安定した空気の流れを保証する。
このような流れは、チエンバ162内における加
熱空気の停滞を防止して第2の流体収容室160
内に不均一な温度分布を生じさせるばかりでな
く、ヒータ44に隣接した部分の過度の加熱およ
びヒータの早期の損傷を防止する助けをする。更
に下部壁部材170内における通気孔174を通
る加熱空気によつて、上部壁部材140の前端に
取り付けられた冷却空気チユーブ126から排出
される比較的冷たい空気に当つて冷却される壁部
材170前部の温度を一定に保持することができ
るという効果も奏する。第1のマニホールドハウ
ジング54の側壁板76には、ねじ188および
スペーサ186により排出空気バツフル182が
一定の間隔を置いて取り付けられ下部壁部材17
0の幅方向全域を横切つて延びている。このバツ
フル182はチユーブ126あるいは排出スロツ
ト115から排出された空気が通気孔174から
の排出空気によつて影響されることを防止する。
バツフル182と側壁板78との間のキヤビテイ
180内には、通気孔174の下流にわずかな後
退圧力を生じさせるバツフル突出部184が設け
られ、この突出部はチユーブ126あるいは排出
スロツト115から排出された空気バツフル18
2と壁部材170との間の不意の望ましくない小
さなギヤツプを介して影響されることを防止す
る。バツフル182は通気孔174からの排出空
気とチユーブ126あるいは排出ロツト115か
らの空気との間の相互の影響を防止するために必
要な長さだけ壁部材170から延びていればよ
い。
第1図、第2図、第5図および第7図に示すよ
うに、第2のマニホールドハウジング56の排出
スロツト115には複数のチユーブ126が設け
られ、これらのチユーブは壁部材140の前端縁
に沿つて互いに等間隔離間して配設されていると
ともに、排出スロツト115の軸に対して略直角
に延びている。各チユーブ126は加圧された比
較的冷たい流体、例えば排出スロツト115から
排出された空気の少なくとも1〜10倍の圧力およ
びチエンバ166内の加熱空気の温度よりも低い
温度を有する空気流を排出スロツトを横切るよう
に排出し、模様制御情報に従つて、排出スロツト
115の長手方向に沿つて選択された部分の加熱
空気流を選択的に偏向、拡散あるいは弱める。
第1図に示すように、主制御バルブ128、圧
力調整バルブ129、空気ライン130、および
複数の空気供給ライン134によつて各チユーブ
126に接続された非加熱空気ヘツダーパイプ1
32により、加圧された非加熱空気が圧縮機38
から各チユーブへ供給される。各空気供給ライン
134は、バルブ箱136内に配置された独立の
制御バルブを備えている。これらの制御バルブは
コンピユータ138のような模様制御装置によつ
て開閉され、織物12が移動している間、排出ス
ロツト115の外側でかつ排出スロツト115の
長手方向に沿つて加熱空気のカーテンの選択され
た部部分を所定の時間偏向するとともに弱め、そ
れにより織物に所望の模様を形成する。排出スロ
ツト115の長手方向に沿つて配設されたチユー
ブ126は、これらのチユーブが充分に使用され
ている際隣接する2つのチユーブ間から加熱空気
が漏出しないように互いに充分接近して設けられ
ている。それにより、偏向あるいは弱められる各
部分の幅を種々変更することができる。また、あ
る模様を形成する場合、チユーブ126によつて
作られた冷却空気流を通る加熱ガスあるいは冷却
空気流間を加熱ガスの漏出を制御することが望ま
しい。このことは、転換空気流を供給しているチ
ユーブ126の内選択された1つあるいは複数の
チユーブ内の空気の圧力を減少あるいは調整する
ことにより達成される。各模様のための詳細な模
様付け情報は、紙テープ、磁気テープ、
EPROMS等の電子計算機に適した公知のデータ
収録媒体によつて収録および保持される。
第2図、第5図および第7図に示すように、チ
ユーブ126は排出スロツト115の前端近傍に
配置され、各チユーブの出口は排出スロツトの1
15と平行な線に沿つて整列されているととも
に、排出スロツト115の出口を形成している上
部壁部材140の前端縁よりもわずかに上方に位
置している。種々の理由により、チユーブ126
内の空気の過度の加熱を防止するための冷却水マ
ニホールド等の冷却手段は必要ない。上部壁部材
140の外側に取付けられたチユーブ126は、
チユーブが壁部材140に一層隣接して接触して
いる場合に壁部材から受けるような熱を受けな
い。更に、チユーブ126から排出された空気は
基材表面に直接接触せず、排出スロツト115か
ら排出された加熱空気を転換するよりもむしろこ
の加熱空気を遮断するため、チユーブ126内の
付帯的な加熱は、模様付けにほとんどあるいは全
く影響を与えない。チユーブ126の正確な位置
決めおよび整列を容易にするため、各チユーブは
ハンダ付け、接着剤等によつてブロツク143に
固定されている。このブロツク143は、ねじ1
44等の手段によつて上部壁部材140に着脱自
在に取り付けられている。排出スロツト115か
ら排出された空気流に対する各チユーブ126の
出口の正確な位置は、例えばブロツク143と壁
部材140の間に挿入されたスペーサによつて調
整される。チユーブ126の出口の最適位置は、
チユーブおよび排出スロツト115の寸法、並び
に排出された加熱空気および比較的冷たい転換空
気流の圧力等によつて決められる。排出スロツト
115の厚さが0.015〜0.025インチ、チユーブ1
26内径が0.033インチ、チユーブの外径が0.042
インチ、各チユーブ間隔(チユーブの中心から隣
接するチユーブの中心までの距離)が0.05イン
チ、加熱空気の圧力が0.5ps、冷却空気の圧力が
3ps、各チユーブ126の出口の位置がが排出ス
ロツト115の上端縁(つまり、壁部材140の
下縁)の上方0.025〜0.1インチに設定されていれ
ば充分である。なお、ある状況において他の形状
および位置決めが有利である。チユーブ126内
壁の後部は、壁部材140の前端縁と同一平面内
に位置していることが望ましく、それにより壁部
材140の前端縁はチユーブ内壁の延長部として
作用する。したがつて、この実施例において、各
チユーブ126の中心軸はは、壁部材140の前
端縁から略0.0175インチ(正確にはチユーブ内孔
の半径)だけ離間している。なお、空気の温度、
圧力、スロツト厚等が異なる場合、チユーブ12
6は他の位置に設けられてもよいことは言うまで
もない。また、ある状態においては、チユーブ1
26の内径は一定ではなく下方に向かつて広がつ
ていたほうがよいこともある。
動作において、ヒータ44によつて作られた加
熱空気は入口開口38を通つて流れ、第1の流体
収容室81を介して通路86および中央溝88へ
送られる。第2の流体収容室160に流入する
と、加熱空気は第2の流体収容室160からの排
出を確実にチエンバおよびギヤツプを通つて流
れ、全体として一定の温度、圧力および速度とな
る。チエンバ162,166を含む収容室160
から排出される際、加熱空気は排出スロツト11
5から薄いブレードあるいはカーテン状の加熱空
気として排出され、スロツト115の出口に対
向、隣接した移動中の基材に向けられる。排出ス
ロツト115の出口と基材表面との間の正確な間
隔は、基材の外見、基材の種類、および他の要素
によつて決められる。この間隔は、チユーブ12
6およびチユーブに関連した取付け手段によつて
占められる空間によつても制御される。一般に、
排出スロツト115と基材の最上部との間の距離
は、通常の状態において約0.04〜0.25インチに設
定される。なお、この距離は上記以外にも設定で
きることは言うまでもない。加熱空気のカーテン
の選択された距離つまり選択された横方向部分
は、チユーブ126から排出され加熱空気のカー
テン平面に対して略垂直に向けられた比較的冷た
い高圧空気によつて偏向および薄弱化される。偏
向されない横方向部分は基材表面に当たり、それ
によつて基材表面に目に見える変化を誘発する。
チユーブ126から排出された空気流によつて偏
向された加熱空気の横方向部分は、基材にわずか
に当たるかあるいは全く当たらず、いずれの場合
でも、これらの部分は偏向あるいは拡散されて基
材上にはほとんど変化を与えない。
ここで、加熱空気の残つた部分は充分に高い温
度に保持されており、例えば、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリオレフイン、アクリルニトリル繊
維あるいは糸、あるいは各繊維、糸の細長い収縮
物等の熱的変形可能な物質から成る基材上に向け
られる。これにより、各繊維あるいは糸の極部的
な溶解、あるいは基材の物質特性の熱的変化およ
び目に見える変化が生じる。このような収縮ある
いは溶解の結果、基材の彫刻あるいはパツカーリ
ングにより、または処理された領域と処理されて
いない領域との間に目に見える対比を付けること
により、付加的な染色工程とともにあるいは染色
工程なしに、永久的な模様が形成される。第8図
には、種類の成分から成る基材の収縮が生じる温
度を示している。
以下一層詳しい実施例を説明する。
実施例 まず、重さ約13オンス/平方ヤードおよび積層
高さ約0.1インチのポリエステル織りフラシ天積
層繊維が、第1図に示す装置により約3.5ヤー
ド/minの送り速度で連続的に供給される。第1
の収容室81内の加熱空気の温度および圧力は、
それぞれ約620〓および0.37ps・i・gに保持さ
れている。排出スロツト115のギヤツプ幅は約
0.018インチおよび排出スロツト115の出口と
上記繊維との間の距離は約0.08インチにそれぞれ
設定されている。チユーブ126は排出スロツト
115の上方約0.05インチにセツトされていると
ともに、チユーブの内壁と整列された壁部材17
0の前端縁に沿つて互いに離間して配設されてい
る。各チユーブは長さ4インチ、内径0.027イン
チのチユーブから成り、排出端には径0.033×深
さ0.125インチの孔があけられている。各チユー
ブの孔はちようど第2のマニホールドハウジング
56の上部リツプに当接されている。偏向空気流
を制御するソレノイドバルブよりも前で測定され
たチユーブ126を通る偏向空気の圧力は、約
3ps・i・gに設定される。そして、加熱空気に
当たつた繊維は長手方向に収縮し、模様を形成す
る。
実施例 まず、重さ3.5オンス/平方ヤードおよび1イ
ンチ当り92ワープ、84ピツクの繊維構造を有する
ポリエステル平面織り繊維が第1図に示す装置に
より約4ヤード/minの送り速度で供給収容室8
1内の加熱空気の温度および圧力はそれぞれ約
690〓および0.8ps・i・gに保持されている。排
出スロツト115のギヤツプ幅は約0.018インチ
に、また、排出スロツト115の出口と上記繊維
との間の距離は約0.08インチに設定されている。
チユーブ126は排出スロツト115の上方約
0.05インチにセツトされているとともに、チユー
ブの内壁と整列された壁部材170の前端縁に沿
つて互いに離間して配設されている。各チユーブ
は長さ4インチ、内径0.027インチのチユーブか
ら成り、排出端には径0.033インチ×深さ0.125イ
ンチの孔が形成されている。各チユーブの孔はち
ようど第2のマニホールドハウジング56の上部
リツプに当接している。偏向空気流を制御するソ
レノイドバルブよりも前で測定されたチユーブ1
26を通る偏向空気の圧力は、約4.5ps・i・g
に設定されている。そして、加熱空気に当つた繊
維は長手方向に収縮し、模様を形成する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る処理装置を
概略的に示す側面図、第2図は第1図に示す装置
の流体分配マニホールドアツセンブリの一部の第
7図の線−に沿つた断面図、第3図は第2図
の線−に沿つた断面図、第4図は第2図の線
−方向から見たバツフル部材の側面図、第5
図は第2図に示されたマニホールドアツセンブリ
の一部拡大断面図、第6図は第2図の矢印−
方向から見たマニホールドハウジングの平面図、
第7図は第2図の矢印−方向から見たマニホ
ールドハウジングの平面図、第8図は第5図の矢
印−方向から見たマニホールドアツセンブリ
の平面図、第9図は種々の熱的変形可能な基材構
成繊維の収縮−温度特性を示す図である。 12…織物、16…流体処理ユニツト、30…
マニホールドアツセンブリ、44…ヒータ、54
…第1のマニホールドハウジング、56…第2の
マニホールドハウジング、81…第1の流体収容
室、115…排出スロツト、126…チユーブ、
160…第2の流体収容室、166,168…チ
エンバ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加圧かつ加熱されたガスを移動する基材に当
    て基材表面を熱的に変化させることにより基材表
    面上に模様を形成する、基材の熱処理方法におい
    て、 (a) 上記基材の移動路を横切る方法に延出する加
    圧かつ加熱された均一なガスを貯溜する細長い
    貯溜部を形成する工程と、 (b) 上記基材の通路を上記貯溜部に対して隣接か
    つわずかに離間させて設定する工程と、 (c) 上記貯溜部の長手方向に沿つてかつ上記基材
    の通路を横切る方向に連続的に延びる薄い細長
    いガス流を上記貯溜部内に形成する工程と、 (d) 上記貯溜部から直接かつ均一に上記ガス流を
    噴出し、貯溜部の長手方向に沿つて上記基材表
    面方向へ延びる加熱されたガスの連続的なカー
    テンを形成する工程と、 (e) 上記ガスのカーテンが上記貯溜部から噴出さ
    れた後、上記貯溜部の長手方向に沿つた少なく
    とも1つの位置において、噴出したカーテンの
    一部を上記基材表面から離間する方向へ偏向
    し、上記偏向された上記カーテンの部分と対向
    した基材表面の部分が上記偏向された加熱ガス
    流によつて熱的に変化されることを防止すると
    ともに、加熱ガスのカーテンの他の部分を上記
    基材表面上にほぼ垂直に当てる工程と、 (f) 上記基材表面に当たる上記加熱ガス流の部分
    を上記基材を熱的に変化させるに充分な一定の
    温度に保持する工程と、 (g) 上記基材を上記通路に沿つて移動させ、上記
    貯溜部から噴出される上記加熱ガス流内を通過
    させる工程と、を具備したことを特徴とする基
    材の熱処理方法。 2 上記加熱ガスのカーテンの偏向された部分
    は、上記偏向工程により薄弱化されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に基材の熱処理方
    法。 3 上記偏向工程において、上記加熱ガスのカー
    テンを横切る方向へ向けられた比較的低温のガス
    流により、上記加熱ガスのカーテンの少なくとも
    一部を偏向させることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載の基材の熱処理方法。 4 上記比較的低温のガス流の圧力は、模様付け
    情報に応じて変化されることを特徴とする特許請
    求の範囲第3項に記載の基材の熱処理方法。 5 上記偏向工程において、上記加熱ガス流の少
    なくとも一部は、上記貯溜部の長手方向に沿つて
    並べられた複数の比較的低温のガス流によつて偏
    向され、上記比較的低温のガス流の少なくとも2
    つは互いに隣接し、これら2つのガス流によつて
    規定された上記貯溜部の長手方向に沿う長さ部分
    全域に渡つて上記加熱ガスのカーテンを偏向およ
    び薄弱化することを特徴とする特許請求の範囲第
    3項に記載の基材の熱処理方法。 6 上記比較的低温のガス流の軸は、上記加熱ガ
    スのカーテンの噴出方向に対して略直角に向けら
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    に記載の基材の熱処理方法。 7 上記加熱ガスのカーテンの部分の偏向は、断
    続的に所定時間行われ、上記所定時間は連続的に
    得られる模様付け情報によつて決定され、上記基
    材は上記加熱ガスのカーテンの通路を横切つて移
    動することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の基材の熱処理方法。 8 上記加熱ガスのカーテンの部分は選択的に偏
    向され、上記基材の移動方向に沿つて不均一に変
    化する模様を基材表面に形成することを特徴とす
    る特許請求の範囲第7項に記載の基材の熱処理方
    法。 9 上記基材は熱可塑性繊維を含み、上記基材に
    当たる加熱ガスの温度および圧力は、上記熱可塑
    性繊維を長手方向に沿つて収縮させるために充分
    な値に保持されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の基材の熱処理方法。 10 加圧かつ加熱されたガスを比較的変形し易
    い基材の選択された部分に当て、基材を熱的に変
    化させるとともに基材表面の外観を変化させる基
    材の熱処理装置において、 マニホールドと、マニホールド内にマニホール
    ドの長手方向に沿つて形成された細長いガス排出
    スロツトと、上記マニホールド内に加圧かつ加熱
    されたガスを供給し、上記ガス排出スロツトから
    上記基材表面に向けて連続的かつ一定な加熱ガス
    のカーテンを噴出する手段と、上記ガス排出スロ
    ツトから噴出された加熱ガスのカーテンの少なく
    とも一部を、上記基材表面に当たらない方向へ、
    選択的に偏向する手段と、上記偏向する手段によ
    つて偏向されない加熱ガスのカーテンの部分が上
    記基材に略垂直に当たるように上記基材を支持し
    上記ガス排出スロツトを通る基材の相対移動をガ
    イドする手段と、を具備したことを特徴とする基
    材の熱処理装置。 11 上記マニホールドは互いに気密に接続され
    た第1および第2の細長いマニホールドハウジン
    グを有し、上記第1のマニホールドハウジングは
    第1のマニホールドハウジングまで延びたガスの
    流通路を有し、上記第2のマニホールドハウジン
    グは、上記流通路に対して略直角に位置している
    とともに上記第1のマニホールドハウジングから
    上記基材方向へ突出していることを特徴とする特
    許請求の範囲第10項に記載の基材の熱処理装
    置。 12 上記加熱ガスカーテンを選択的に偏向させ
    る手段は、上記マニホールドの外側に配設され上
    記ガス排出スロツトと略直角な方向に比較的低温
    の加圧ガスを放出して上記ガス排出スロツトの長
    手方向に沿つて選択された加熱ガスのカーテンの
    少なくとも一部を横切らせる手段を備えているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の
    基材の熱処理装置。 13 上記比較的低温の加圧ガスを放出する手段
    は、上記ガス排出スロツトと平行に並べられた複
    数のオリフイスと、連続的に送られてくる模様付
    け情報に従つて、上記比較的低温の加圧ガスの流
    れを遮断および開始するバルブ手段と、を有して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第12項に
    記載の基材の熱処理装置。 14 上記バルブ手段に模様付け情報を自動的に
    供給する模様情報供給手段を備えていることを特
    徴とする特許請求の範囲第13項に記載の基材の
    熱処理装置。 15 上記比較的低温の加圧ガスを放出する手段
    は、独立したバルブ手段を有する複数のチユーブ
    を有し、上記チユーダは上記ガス排出スロツトの
    外側に整列されているとともに、それぞれガス排
    出スロツトの排出方向に対して略垂直に延びる中
    心軸を有していることを特徴とする特許請求の範
    囲第12項に記載の基材の熱処理装置。 16 上記チユーブは、上記加熱ガスカーテン
    が、互いに隣接した2つの上記チユーブから放出
    される加圧ガス流の間を通らずに上記基材表面に
    垂直に当たるように、上記ガス排出スロツトの長
    手方向に沿つて互いに隣接して均一に整列されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第15項に
    記載の基材の熱処理装置。
JP59000369A 1983-01-07 1984-01-06 基材の熱処理方法およびそれを実施するための処理装置 Granted JPS59187666A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US45649183A 1983-01-07 1983-01-07
US456491 1983-01-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59187666A JPS59187666A (ja) 1984-10-24
JPH0453978B2 true JPH0453978B2 (ja) 1992-08-28

Family

ID=23812978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59000369A Granted JPS59187666A (ja) 1983-01-07 1984-01-06 基材の熱処理方法およびそれを実施するための処理装置

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0121290B1 (ja)
JP (1) JPS59187666A (ja)
AT (1) ATE28673T1 (ja)
AU (1) AU575305B2 (ja)
CA (1) CA1249919A (ja)
DE (1) DE3465119D1 (ja)
DK (1) DK6784A (ja)
IE (1) IE55058B1 (ja)
NZ (1) NZ206770A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5035031A (en) * 1990-04-23 1991-07-30 Milliken Research Corporation Method and apparatus for heated pressurized fluid stream treatment of substrate material
US6751831B2 (en) 2001-01-23 2004-06-22 Milliken & Company Method of forming a three-dimensional camouflage fabric
US6962609B2 (en) 2003-10-15 2005-11-08 Milliken & Company Multi-colored fabrics made from a single dye formula, and methods of making same
US20090022955A1 (en) * 2007-07-18 2009-01-22 Love Iii Franklin Sadler High definition patterning of thermoplastic substrates
WO2019052663A1 (en) * 2017-09-15 2019-03-21 Hp Indigo B.V. SELECTIVE HUMIDIFICATION OF A ROLL

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143562A (en) * 1981-01-23 1982-09-04 Milliken Res Corp Surface treating apparatus

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3256581A (en) * 1966-06-21 Apparatus for creating designs in pile fabrics
US3613186A (en) * 1969-10-07 1971-10-19 Stevens & Co Inc J P Apparatus for producing sculptured effects on pile fabrics
BE766310A (fr) * 1970-04-30 1971-09-16 Schroers Co Textilausruest Procede et dispositif pour la realisation de motifs de dessins sur la face superieure d'une structure textile plane tridimensionnelle
US3774272A (en) * 1971-06-07 1973-11-27 N Rubaschek Apparatus for forming embossed designs in pile fabrics
DK158798C (da) * 1979-12-13 1990-12-31 Milliken Res Corp Fremgangsmaade og apparat til overflademoenstring af en materialebane
IE52575B1 (en) * 1981-01-23 1987-12-23 Milliken Res Corp Improved apparatus for imparting visual surface effects to relatively moving materials
US4418451A (en) * 1981-01-23 1983-12-06 Milliken Research Corporation Methods for the production of multi-level surface patterned materials

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143562A (en) * 1981-01-23 1982-09-04 Milliken Res Corp Surface treating apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
IE840015L (en) 1984-07-07
AU575305B2 (en) 1988-07-28
EP0121290A1 (en) 1984-10-10
EP0121290B1 (en) 1987-07-29
DK6784A (da) 1984-07-08
DK6784D0 (da) 1984-01-06
DE3465119D1 (en) 1987-09-03
ATE28673T1 (de) 1987-08-15
JPS59187666A (ja) 1984-10-24
IE55058B1 (en) 1990-05-09
NZ206770A (en) 1987-08-31
AU2294783A (en) 1984-07-12
CA1249919A (en) 1989-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5148583A (en) Method and apparatus for patterning of substrates
US4364156A (en) Apparatus for heated pressurized fluid stream treatment of substrate material
US5202077A (en) Method for removal of substrate material by means of heated pressurized fluid stream
US4471514A (en) Apparatus for imparting visual surface effects to relatively moving materials
US4592119A (en) Air jet yarn entangling apparatus
KR100493981B1 (ko) 열가소성 합성수지로 이루어지고 공기 역학적으로 연신된 필라멘트로 스펀본드 웹을 제조하는 장치
CA2034331C (en) Method and apparatus for interrupting fluid streams
US4393562A (en) Apparatus for imparting visual surface effects to relatively moving materials
JPS627307B2 (ja)
JPH0453978B2 (ja)
US5491857A (en) Method and apparatus for treatment of pile fabric
US6108939A (en) Blower nozzle
JP2002339225A (ja) 2相流体染色機
JP3150995B2 (ja) 基板材料への加熱与圧流体の流れ処理の方法および装置
JPH05309310A (ja) ホットメルト接着剤塗布装置
US4321884A (en) Coating thickness control nozzle
KR850001670B1 (ko) 시각적 표면효과를 가진 물질의 제조방법
JP3458313B2 (ja) カーテンファイバー状接着剤のスプレー塗布装置
KR940006246B1 (ko) 텐터기 및 건조기의 노즐에 미치는 고온공기의 분사방향과 풍압조절방법 및 그 장치
GB2351458A (en) Fluid knife
RU2172233C2 (ru) Способ и устройство для резки материалов лазерным лучом
EP0059029B1 (en) Improved apparatus for imparting visual surface effects to relatively moving materials
EP0099639A1 (en) Apparatus and method for visual surface effect enhancement
JPH08243460A (ja) カーテンファイバー状スプレー塗布装置における塗布ノズル装置
CA1239032A (en) Method and apparatus for interrupting fluid streams

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term