JPH08243460A - カーテンファイバー状スプレー塗布装置における塗布ノズル装置 - Google Patents
カーテンファイバー状スプレー塗布装置における塗布ノズル装置Info
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- JPH08243460A JPH08243460A JP9741795A JP9741795A JPH08243460A JP H08243460 A JPH08243460 A JP H08243460A JP 9741795 A JP9741795 A JP 9741795A JP 9741795 A JP9741795 A JP 9741795A JP H08243460 A JPH08243460 A JP H08243460A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】カーテンファイバー状スプレー塗布装置におけ
る加圧空気源のコスト低減と、塗布ノズル装置の小形
化。 【構成】ノズルブロックに筒状空気室を形成し、該筒状
空気室に連通する空気供給孔を複数個形成し、前記筒状
空気室にヒーターを内装し、筒状空気室に内装したヒー
ターにより加圧空気源より供給された加圧空気を加熱す
る。 【効果】空気噴出孔よりの加圧空気を加熱することによ
り、カーテンファイバー状スプレー塗布を良好にするこ
とができる。加圧空気に対する加熱手段としてヒーター
を筒状空気室に内装することで、塗布ノズル装置を小形
化する。筒状空気室に連通する複数個の空気供給孔を形
成することで、加圧空気源の必要圧力の低下により加圧
空気源の設備コストを低減する。
る加圧空気源のコスト低減と、塗布ノズル装置の小形
化。 【構成】ノズルブロックに筒状空気室を形成し、該筒状
空気室に連通する空気供給孔を複数個形成し、前記筒状
空気室にヒーターを内装し、筒状空気室に内装したヒー
ターにより加圧空気源より供給された加圧空気を加熱す
る。 【効果】空気噴出孔よりの加圧空気を加熱することによ
り、カーテンファイバー状スプレー塗布を良好にするこ
とができる。加圧空気に対する加熱手段としてヒーター
を筒状空気室に内装することで、塗布ノズル装置を小形
化する。筒状空気室に連通する複数個の空気供給孔を形
成することで、加圧空気源の必要圧力の低下により加圧
空気源の設備コストを低減する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、塗布ノズルより吐出
するホットメルト接着剤ビートを加圧空気流で引き延ば
すことで、細長いファイバー状接着剤として、接着剤塗
布ラインの上面の基材に塗布することにより、基材の上
面に薄い接着剤の塗布面を形成するためのホットメルト
接着剤塗布装置に関するものであるる。より詳しくは、
カーテンファイバー状態でホットメルト接着剤をスプレ
ー塗布するための、カーテンファイバー状スプレー塗布
装置における加圧空気の供給機構に関するものである。
するホットメルト接着剤ビートを加圧空気流で引き延ば
すことで、細長いファイバー状接着剤として、接着剤塗
布ラインの上面の基材に塗布することにより、基材の上
面に薄い接着剤の塗布面を形成するためのホットメルト
接着剤塗布装置に関するものであるる。より詳しくは、
カーテンファイバー状態でホットメルト接着剤をスプレ
ー塗布するための、カーテンファイバー状スプレー塗布
装置における加圧空気の供給機構に関するものである。
【0002】
【従来技術】本願出願人は、特開平4−163308号
「ホットメルト接着剤塗付装置」[特願平4−1633
08号、出願日:平成4年5月11日]を出願してい
る。上記の先願発明は、多数の塗布ノズル孔(ホットメ
ルト接着剤噴出孔)と多数の空気ノズル孔(加圧空気の
空気噴出孔)とを、塗布基材の搬送方向と交差方向に隣
接配置して、多数の塗布ノズル孔より噴出させたホット
メルト接着剤ビートの列に隣接して多数の空気噴出孔よ
り加圧空気流を噴出させ、多数のホットメルト接着剤ビ
ートを加圧空気流で引き延ばすことで細長いファイバー
状とし、且つ細長いファイバー状のホットメルト接着剤
が互いに隣接していることでカーテン状スプレー塗布状
態を形成する技術を開示している。即ち、塗布ノズル孔
に隣接して搬送前方側又は/および搬送後方側に空気ノ
ズル孔(加圧空気孔)を形成し、塗布ノズル孔群より吐
出するホットメルト接着剤ビートに加圧空気孔よりのカ
ーテン状の加圧空気流を作用させている。
「ホットメルト接着剤塗付装置」[特願平4−1633
08号、出願日:平成4年5月11日]を出願してい
る。上記の先願発明は、多数の塗布ノズル孔(ホットメ
ルト接着剤噴出孔)と多数の空気ノズル孔(加圧空気の
空気噴出孔)とを、塗布基材の搬送方向と交差方向に隣
接配置して、多数の塗布ノズル孔より噴出させたホット
メルト接着剤ビートの列に隣接して多数の空気噴出孔よ
り加圧空気流を噴出させ、多数のホットメルト接着剤ビ
ートを加圧空気流で引き延ばすことで細長いファイバー
状とし、且つ細長いファイバー状のホットメルト接着剤
が互いに隣接していることでカーテン状スプレー塗布状
態を形成する技術を開示している。即ち、塗布ノズル孔
に隣接して搬送前方側又は/および搬送後方側に空気ノ
ズル孔(加圧空気孔)を形成し、塗布ノズル孔群より吐
出するホットメルト接着剤ビートに加圧空気孔よりのカ
ーテン状の加圧空気流を作用させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カーテンファイバー状
スプレー塗布装置においては、ノズルユニットに埋込ん
だヒーターによりノズルユニットを加熱することで、加
熱した加圧空気をホットメルト接着剤ビートに作用させ
ているが、本発明は、加圧空気孔よりのカーテン状の加
圧空気流をより加熱された加圧空気流とすることで、カ
ーテン状スプレー塗布状態をより良好にすることを課題
とする。また、上記のホットメルト接着剤塗付装置にお
いては、ノズルユニットの加圧空気孔13にノズルユニ
ットの一側より加圧空気(圧縮空気)を供給するもので
あるため、加圧空気源4により供給される加圧空気(圧
縮空気)が低圧であると加圧空気孔13の入口側の空気
孔よりの噴出加圧空気に比して加圧空気孔13の終端側
の空気孔よりの噴出加圧空気の圧力が低くなり塗布面の
全巾に均一に加圧空気(圧縮空気)を供給することがで
きず、塗布面の全巾に均一に加圧空気(圧縮空気)を供
給するためには、加圧空気源4として高圧加圧空気供給
装置が要求されて、設備コストが嵩む問題点がある。更
に、加圧空気源4より加圧空気孔13に供給される加圧
空気流を加熱すべく、加圧空気源4よりの加圧空気に対
する加熱装置をノズルユニットに隣設して装備すると、
塗布面の巾方向の必要寸法が長くなり、塗付ノズル装置
が大型化する問題点がある。
スプレー塗布装置においては、ノズルユニットに埋込ん
だヒーターによりノズルユニットを加熱することで、加
熱した加圧空気をホットメルト接着剤ビートに作用させ
ているが、本発明は、加圧空気孔よりのカーテン状の加
圧空気流をより加熱された加圧空気流とすることで、カ
ーテン状スプレー塗布状態をより良好にすることを課題
とする。また、上記のホットメルト接着剤塗付装置にお
いては、ノズルユニットの加圧空気孔13にノズルユニ
ットの一側より加圧空気(圧縮空気)を供給するもので
あるため、加圧空気源4により供給される加圧空気(圧
縮空気)が低圧であると加圧空気孔13の入口側の空気
孔よりの噴出加圧空気に比して加圧空気孔13の終端側
の空気孔よりの噴出加圧空気の圧力が低くなり塗布面の
全巾に均一に加圧空気(圧縮空気)を供給することがで
きず、塗布面の全巾に均一に加圧空気(圧縮空気)を供
給するためには、加圧空気源4として高圧加圧空気供給
装置が要求されて、設備コストが嵩む問題点がある。更
に、加圧空気源4より加圧空気孔13に供給される加圧
空気流を加熱すべく、加圧空気源4よりの加圧空気に対
する加熱装置をノズルユニットに隣設して装備すると、
塗布面の巾方向の必要寸法が長くなり、塗付ノズル装置
が大型化する問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノズルブユニ
ットに筒状空気室を形成し、該筒状空気室に連通する空
気供給孔を複数個形成し、前記筒状空気室にヒーターを
内装し、複数個の前記空気供給孔を加圧空気源に接続し
て、加圧空気源よりの加圧空気を複数個の前記空気供給
孔を介して筒状空気室に供給し、筒状空気室でヒーター
により供給された加圧空気を加熱したのち、空気噴出孔
に加熱空気を供給する。
ットに筒状空気室を形成し、該筒状空気室に連通する空
気供給孔を複数個形成し、前記筒状空気室にヒーターを
内装し、複数個の前記空気供給孔を加圧空気源に接続し
て、加圧空気源よりの加圧空気を複数個の前記空気供給
孔を介して筒状空気室に供給し、筒状空気室でヒーター
により供給された加圧空気を加熱したのち、空気噴出孔
に加熱空気を供給する。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例にもとづいて、本発
明を詳細に説明する。本願発明の説明に先立って、先願
発明のカーテンファイバー状スプレー塗布装置を説明す
る。
明を詳細に説明する。本願発明の説明に先立って、先願
発明のカーテンファイバー状スプレー塗布装置を説明す
る。
【0006】図7を参照して、接着剤塗布ラインAによ
り搬送方向Pで搬送されている基材Wの上面に対向させ
て、接着剤塗布ノズル装置Bを配置する。接着剤塗布ノ
ズル装置Bは、その塗布ノズル孔群11を基材Wの搬送
方向Pと交差する方向(実施例Wでは、直交方向、即
ち、接着剤塗布ラインAの横断方向)に位置させて、接
着剤塗布ラインAの上方に配置したノズルユニット1
と、ノズルユニット1と一体の接着剤供給制御弁2とに
より構成し、ノズルユニット1には、多数の塗布ノズル
孔11aにより構成される塗布ノズル孔群11と、該塗
布ノズル孔群11の搬送前方側イおよび搬送後方側ロに
多数の空気ノズル孔12aにより構成される空気ノズル
孔群12Fおよび空気ノズル孔群12Rとを設ける。空
気ノズル孔群12Fおよび空気ノズル孔群12Rは加圧
空気孔13を介して加圧空気源4に接続され、塗布ノズ
ル孔群11はホットメルト接着剤供給源(接着剤タンク
および圧送ポンク)3に接続されている。ノズルユニッ
ト1および接着剤供給制御弁2には、ヒータ6が内装さ
れ、供給中のホットメルト接着剤を所定温度範囲に維持
している。
り搬送方向Pで搬送されている基材Wの上面に対向させ
て、接着剤塗布ノズル装置Bを配置する。接着剤塗布ノ
ズル装置Bは、その塗布ノズル孔群11を基材Wの搬送
方向Pと交差する方向(実施例Wでは、直交方向、即
ち、接着剤塗布ラインAの横断方向)に位置させて、接
着剤塗布ラインAの上方に配置したノズルユニット1
と、ノズルユニット1と一体の接着剤供給制御弁2とに
より構成し、ノズルユニット1には、多数の塗布ノズル
孔11aにより構成される塗布ノズル孔群11と、該塗
布ノズル孔群11の搬送前方側イおよび搬送後方側ロに
多数の空気ノズル孔12aにより構成される空気ノズル
孔群12Fおよび空気ノズル孔群12Rとを設ける。空
気ノズル孔群12Fおよび空気ノズル孔群12Rは加圧
空気孔13を介して加圧空気源4に接続され、塗布ノズ
ル孔群11はホットメルト接着剤供給源(接着剤タンク
および圧送ポンク)3に接続されている。ノズルユニッ
ト1および接着剤供給制御弁2には、ヒータ6が内装さ
れ、供給中のホットメルト接着剤を所定温度範囲に維持
している。
【0007】上述の塗布ノズル孔群11および空気ノズ
ル孔群12F、12Rは、図8を参照して、基材Wの搬
送方向Pに対し直交方向に直線状一列で平行配置し、塗
布ノズル孔群11の塗布ノズル孔11aの搬送前方およ
び搬送後方に近接して空気ノズル孔12aを位置させた
が、図9に示すごとく塗布ノズル孔群11を二列以上の
配列(a図参照)、千鳥状配列(b図参照)、空気ノズ
ル孔12aの間に塗布ノズル孔11aを位置させた配列
(c図参照)としても本発明の目的を達成できるもので
ある。接着剤供給制御弁2は、ホットメルト接着剤の入
口21、供給口22、戻り口23を有する弁ハウジング
20内に弁室24を設け、該弁室内を上下動自在な弁体
25を、操作エヤーまたは電磁弁により操作される弁体
操作機構26により上下操作することで、ホットメルト
接着剤のノズルユニット1への供給、遮断の切替えと、
遮断時の戻り口23を通してのホットメルト接着剤供給
源3へ返送で塗布休止時にホットメルト接着剤を循環さ
せ、ホットメルト接着剤の滞留による劣化を防止すべく
構成されている。
ル孔群12F、12Rは、図8を参照して、基材Wの搬
送方向Pに対し直交方向に直線状一列で平行配置し、塗
布ノズル孔群11の塗布ノズル孔11aの搬送前方およ
び搬送後方に近接して空気ノズル孔12aを位置させた
が、図9に示すごとく塗布ノズル孔群11を二列以上の
配列(a図参照)、千鳥状配列(b図参照)、空気ノズ
ル孔12aの間に塗布ノズル孔11aを位置させた配列
(c図参照)としても本発明の目的を達成できるもので
ある。接着剤供給制御弁2は、ホットメルト接着剤の入
口21、供給口22、戻り口23を有する弁ハウジング
20内に弁室24を設け、該弁室内を上下動自在な弁体
25を、操作エヤーまたは電磁弁により操作される弁体
操作機構26により上下操作することで、ホットメルト
接着剤のノズルユニット1への供給、遮断の切替えと、
遮断時の戻り口23を通してのホットメルト接着剤供給
源3へ返送で塗布休止時にホットメルト接着剤を循環さ
せ、ホットメルト接着剤の滞留による劣化を防止すべく
構成されている。
【0008】図7を参照して、接着剤塗布ラインAの上
面に基材(ホットメルト接着剤Hを塗布すべき加工材、
例えば、シート状のポリエステルフィルム)Wを載置し
一方方向(P方向)に搬送し、接着剤塗布ラインAの上
方に装備した接着剤塗布ノズル装置Bよりホットメルト
接着剤Hを、接着剤塗布ラインAの上面の搬送中の基材
Wに向け噴出させて、ホットメルト接着剤Hを基材Wの
所定箇所に塗布することは、公知のホットメルト接着剤
塗布装置と同様である。ノズルユニット1の吐出するホ
ットメルト接着剤は、塗布ノズル孔群11が多数の塗布
ノズル孔11aを僅かの間隔で隣接して構成されている
ので、各塗布ノズル孔11aより糸状ないしビート状の
ホットメルト接着剤となって吐出する。塗布ノズル孔群
11の搬送前方に隣接する空気ノズル孔群12Fの各空
気ノズル孔12aより吐出する加圧空気流Kにより、互
いに隣接する多数の糸状ないしビートのホットメルト接
着剤の搬送前方に加圧空気流のスクリーンが形成され、
同様に、塗布ノズル孔群11の搬送後方に隣接する空気
ノズル孔群12Rの各空気ノズル孔12aより吐出する
加圧空気流により、互いに隣接する多数の糸状ないしビ
ートのホットメルト接着剤の搬送後方にも加圧空気流の
スクリーンが形成されることで、多数の糸状ないしビー
トのホットメルト接着剤を、搬送前方および搬送後方よ
り挟み込んで搬送前方および搬送後方への広がりを阻止
する。
面に基材(ホットメルト接着剤Hを塗布すべき加工材、
例えば、シート状のポリエステルフィルム)Wを載置し
一方方向(P方向)に搬送し、接着剤塗布ラインAの上
方に装備した接着剤塗布ノズル装置Bよりホットメルト
接着剤Hを、接着剤塗布ラインAの上面の搬送中の基材
Wに向け噴出させて、ホットメルト接着剤Hを基材Wの
所定箇所に塗布することは、公知のホットメルト接着剤
塗布装置と同様である。ノズルユニット1の吐出するホ
ットメルト接着剤は、塗布ノズル孔群11が多数の塗布
ノズル孔11aを僅かの間隔で隣接して構成されている
ので、各塗布ノズル孔11aより糸状ないしビート状の
ホットメルト接着剤となって吐出する。塗布ノズル孔群
11の搬送前方に隣接する空気ノズル孔群12Fの各空
気ノズル孔12aより吐出する加圧空気流Kにより、互
いに隣接する多数の糸状ないしビートのホットメルト接
着剤の搬送前方に加圧空気流のスクリーンが形成され、
同様に、塗布ノズル孔群11の搬送後方に隣接する空気
ノズル孔群12Rの各空気ノズル孔12aより吐出する
加圧空気流により、互いに隣接する多数の糸状ないしビ
ートのホットメルト接着剤の搬送後方にも加圧空気流の
スクリーンが形成されることで、多数の糸状ないしビー
トのホットメルト接着剤を、搬送前方および搬送後方よ
り挟み込んで搬送前方および搬送後方への広がりを阻止
する。
【0009】空気ノズル孔12aよりの加圧空気を接触
させることで、ホットメルト接着剤ビートは引延されて
細長いファイバー状接着剤となるが、その際に搬送前方
および搬送後方への広がりが阻止される結果、左右方向
にのみ広がり互いに接触して一体化してスクリーン状の
ファイバー状接着剤となる。かくして、スクリーン状の
ファイバー状接着剤として垂直に降下して接着剤塗布ラ
インの上面の基材に塗布されて、基材Wの塗布面はほぼ
均一な塗布厚さで、且つ、極めて薄い接着剤の塗布面が
形成される。基材Wの塗布面の搬送方向の塗布パターン
(塗布位置、塗布長さ)は接着剤供給制御弁2の作動制
御により任意に設定される。先願発明の第2発明の実施
にあたっては、図11に示すマスク窓5aを有するマス
ク板5を、ノズルユニット1に内装する。図10のaに
おいては、マスク板5を水平方向に挿入し、図10のb
においては、マスク板5を垂直方向に挿入する。また、
図10のcに示すごとく、先願発明の第4発明の実施例
のノズルユニット1において、第2ブロック1R側にの
みマスク板5を挿入する構成(即ち、第1ブロック1F
側のマスク板5を省いた構成)でも、先願発明の第2発
明の目的を達成できる。この場合に、塗布ノズル孔群1
1よりのホットメルト接着剤ビートに対する加圧空気の
接触位置を塗布ノズル孔群11の両側で同一に維持して
細長いファイバー状接着剤の流下方向を垂直方向に維持
するためには、第4発明の実施例における第1ブロック
1F側のマスク板5によりシム機能(間隔調整)に代え
て、第1ブロック1Fまたは塗布ノズル孔板1Aの基材
搬送方向長さをマスク板5の厚さだけ長くすることで、
塗布ノズル孔群11と第1ブロック1Fの空気ノズル孔
群12Fとの間隔と、塗布ノズル孔群11と第2ブロッ
ク1Rの空気ノズル孔群12Rとの間隔を同一に維持し
て、塗布ノズル孔11の開口を基準として第1ブロック
1Fの空気ノズル孔群12Fの下端と第2ブロック1R
の空気ノズル孔群12Rの下端とを対称配置とする。
させることで、ホットメルト接着剤ビートは引延されて
細長いファイバー状接着剤となるが、その際に搬送前方
および搬送後方への広がりが阻止される結果、左右方向
にのみ広がり互いに接触して一体化してスクリーン状の
ファイバー状接着剤となる。かくして、スクリーン状の
ファイバー状接着剤として垂直に降下して接着剤塗布ラ
インの上面の基材に塗布されて、基材Wの塗布面はほぼ
均一な塗布厚さで、且つ、極めて薄い接着剤の塗布面が
形成される。基材Wの塗布面の搬送方向の塗布パターン
(塗布位置、塗布長さ)は接着剤供給制御弁2の作動制
御により任意に設定される。先願発明の第2発明の実施
にあたっては、図11に示すマスク窓5aを有するマス
ク板5を、ノズルユニット1に内装する。図10のaに
おいては、マスク板5を水平方向に挿入し、図10のb
においては、マスク板5を垂直方向に挿入する。また、
図10のcに示すごとく、先願発明の第4発明の実施例
のノズルユニット1において、第2ブロック1R側にの
みマスク板5を挿入する構成(即ち、第1ブロック1F
側のマスク板5を省いた構成)でも、先願発明の第2発
明の目的を達成できる。この場合に、塗布ノズル孔群1
1よりのホットメルト接着剤ビートに対する加圧空気の
接触位置を塗布ノズル孔群11の両側で同一に維持して
細長いファイバー状接着剤の流下方向を垂直方向に維持
するためには、第4発明の実施例における第1ブロック
1F側のマスク板5によりシム機能(間隔調整)に代え
て、第1ブロック1Fまたは塗布ノズル孔板1Aの基材
搬送方向長さをマスク板5の厚さだけ長くすることで、
塗布ノズル孔群11と第1ブロック1Fの空気ノズル孔
群12Fとの間隔と、塗布ノズル孔群11と第2ブロッ
ク1Rの空気ノズル孔群12Rとの間隔を同一に維持し
て、塗布ノズル孔11の開口を基準として第1ブロック
1Fの空気ノズル孔群12Fの下端と第2ブロック1R
の空気ノズル孔群12Rの下端とを対称配置とする。
【0010】図12に示すごとく、マスク窓5aにより
塗布ノズル孔11aの一部のみを接着剤供給制御弁2に
連通させることで、基材Wの塗布面の横方向(搬送直交
方向)の塗布パターン(塗布位置、塗布巾)はマスク板
5のマスク窓5aの選択により任意に設定される。先願
発明の第3発明は、第1発明の実施例におけるノズルユ
ニット1を、先願発明の第2発明の上記実施例のごとく
マスク板5を内装したノズルユニット1とすることで、
達成基材Wの塗布面の塗布パターンを、接着剤供給制御
弁2の作動制御およびマスク板5のマスク窓5aの選択
により、塗布面の長手方向(搬送方向)および横方向
(搬送直交方向)に選択自在とする。
塗布ノズル孔11aの一部のみを接着剤供給制御弁2に
連通させることで、基材Wの塗布面の横方向(搬送直交
方向)の塗布パターン(塗布位置、塗布巾)はマスク板
5のマスク窓5aの選択により任意に設定される。先願
発明の第3発明は、第1発明の実施例におけるノズルユ
ニット1を、先願発明の第2発明の上記実施例のごとく
マスク板5を内装したノズルユニット1とすることで、
達成基材Wの塗布面の塗布パターンを、接着剤供給制御
弁2の作動制御およびマスク板5のマスク窓5aの選択
により、塗布面の長手方向(搬送方向)および横方向
(搬送直交方向)に選択自在とする。
【0011】つぎに、図13ないし図15を参照して、
先願発明の第4発明を説明する。ノズルユニット1は、
塗布ノズル孔板1Aと、該塗布ノズル孔板1Aの両側に
対向させて配置した第1ブロック1Fおよび第2ブロッ
ク1Rと、塗布ノズル孔板1Aと第1ブロック1Fとの
間、塗布ノズル孔板1Aと第2ブロック1Rとの間に介
装自在とし互いに同一厚さのマスク板5とより構成す
る。なお、上記の構成部材は、第1ブロック1Fのねじ
孔18に螺着したボルト19により一体化する。塗布ノ
ズル孔板1には、その中間位置より垂直方向に多数の塗
布ノズル孔11aよりなる塗布ノズル孔群11を形成し
て、その底面に塗布ノズル孔11aを開口するととも
に、塗布ノズル孔11aの上端より第2ブロック1R側
の側面に向かう横孔15をそれぞれの塗布ノズル孔11
aに対して形成して、第2ブロック1R側の側面に多数
の横孔15を開口する。実施例では、塗布ノズル孔11
aを直径0.5mm、相互間隔を1mmとした。
先願発明の第4発明を説明する。ノズルユニット1は、
塗布ノズル孔板1Aと、該塗布ノズル孔板1Aの両側に
対向させて配置した第1ブロック1Fおよび第2ブロッ
ク1Rと、塗布ノズル孔板1Aと第1ブロック1Fとの
間、塗布ノズル孔板1Aと第2ブロック1Rとの間に介
装自在とし互いに同一厚さのマスク板5とより構成す
る。なお、上記の構成部材は、第1ブロック1Fのねじ
孔18に螺着したボルト19により一体化する。塗布ノ
ズル孔板1には、その中間位置より垂直方向に多数の塗
布ノズル孔11aよりなる塗布ノズル孔群11を形成し
て、その底面に塗布ノズル孔11aを開口するととも
に、塗布ノズル孔11aの上端より第2ブロック1R側
の側面に向かう横孔15をそれぞれの塗布ノズル孔11
aに対して形成して、第2ブロック1R側の側面に多数
の横孔15を開口する。実施例では、塗布ノズル孔11
aを直径0.5mm、相互間隔を1mmとした。
【0012】第1ブロック1Fには、塗布ノズル孔群1
1と同数の多数の空気ノズル孔12aよりなる空気ノズ
ル孔群12Fを形成し、空気ノズル孔12aの下半部は
塗布ノズル孔板1Aの方向へ傾斜し、空気ノズル孔12
aの下端は、塗布ノズル孔板1Aの底面の塗布ノズル孔
11aの開口の近傍に位置して、第1ブロック1Fの底
面に開口している。また、それぞれの空気ノズル孔12
aの上端は、横方向の加圧空気孔13に開口して、共通
の加圧空気源4に連通している。第2ブロック1Rは、
第1ブロック1Fと同様に、塗布ノズル孔11aと同数
の多数の空気ノズル孔12aよりなる空気ノズル孔群1
2を形成し、空気ノズル孔12aの下半部は塗布ノズル
孔板1Aの方向へ傾斜し、その底面に開口する空気ノズ
ル孔12aの下端は、塗布ノズル孔板1Aの底面の塗布
ノズル孔11aの開口の近傍に位置し、塗布ノズル孔1
1aの開口を基準として第1ブロック1Fの空気ノズル
孔12aの下端と対称配置となっている。また、それぞ
れの空気ノズル孔12aの上端は、横方向の加圧空気孔
13に開口して、共通の加圧空気源4に連通している。
更に、塗布ノズル孔板の多数の横孔15の開口との対向
位置に横溝16を形成し、該横溝16と連通するホット
メルト接着剤供給孔17を形成している。ホットメルト
接着剤供給孔17は、接着剤供給制御弁2を介してホッ
トメルト接着剤供給源3に連通している。実施例では、
空気ノズル孔12aを直径0.5mm、相互間隔を1m
mで、塗布ノズル孔11aと同一とした。
1と同数の多数の空気ノズル孔12aよりなる空気ノズ
ル孔群12Fを形成し、空気ノズル孔12aの下半部は
塗布ノズル孔板1Aの方向へ傾斜し、空気ノズル孔12
aの下端は、塗布ノズル孔板1Aの底面の塗布ノズル孔
11aの開口の近傍に位置して、第1ブロック1Fの底
面に開口している。また、それぞれの空気ノズル孔12
aの上端は、横方向の加圧空気孔13に開口して、共通
の加圧空気源4に連通している。第2ブロック1Rは、
第1ブロック1Fと同様に、塗布ノズル孔11aと同数
の多数の空気ノズル孔12aよりなる空気ノズル孔群1
2を形成し、空気ノズル孔12aの下半部は塗布ノズル
孔板1Aの方向へ傾斜し、その底面に開口する空気ノズ
ル孔12aの下端は、塗布ノズル孔板1Aの底面の塗布
ノズル孔11aの開口の近傍に位置し、塗布ノズル孔1
1aの開口を基準として第1ブロック1Fの空気ノズル
孔12aの下端と対称配置となっている。また、それぞ
れの空気ノズル孔12aの上端は、横方向の加圧空気孔
13に開口して、共通の加圧空気源4に連通している。
更に、塗布ノズル孔板の多数の横孔15の開口との対向
位置に横溝16を形成し、該横溝16と連通するホット
メルト接着剤供給孔17を形成している。ホットメルト
接着剤供給孔17は、接着剤供給制御弁2を介してホッ
トメルト接着剤供給源3に連通している。実施例では、
空気ノズル孔12aを直径0.5mm、相互間隔を1m
mで、塗布ノズル孔11aと同一とした。
【0013】マスク板5は、図14を参照して、塗布ノ
ズル孔板1Aと第1ブロック1Fとの間、塗布ノズル孔
板1Aと第2ブロック1Rとの間のいずれにも選択的に
それぞれ介装自在とし、且つ、同一厚さで、少なくとも
二枚とする。マスク板5は、シムの一般材料であるステ
ンレス板、アルミ板、銅板、鉄板等を鏡面仕上して製作
する。また、実施例では、厚さを0.3mmとした。各
マスク板5は、塗布ノズル孔板1Aの多数の横孔15の
開口と、第2ブロック1Rの横溝16との間の、遮断範
囲を異にすべく、マスク窓5aの形状(巾方向位置、巾
方向長さ)を異にすることで、基材Wの塗布面の横方向
(搬送直交方向)の塗布パターン(塗布位置、塗布巾)
を設定する。即ち、所望の塗布パターンに対応させたマ
スク窓5aを有する多数のマスク板5を用意し、塗布ノ
ズル孔板1Aと第2ブロック1Rとの間に挿入するマス
ク板5を、塗布パターンに対応すべく選択して用いる。
ズル孔板1Aと第1ブロック1Fとの間、塗布ノズル孔
板1Aと第2ブロック1Rとの間のいずれにも選択的に
それぞれ介装自在とし、且つ、同一厚さで、少なくとも
二枚とする。マスク板5は、シムの一般材料であるステ
ンレス板、アルミ板、銅板、鉄板等を鏡面仕上して製作
する。また、実施例では、厚さを0.3mmとした。各
マスク板5は、塗布ノズル孔板1Aの多数の横孔15の
開口と、第2ブロック1Rの横溝16との間の、遮断範
囲を異にすべく、マスク窓5aの形状(巾方向位置、巾
方向長さ)を異にすることで、基材Wの塗布面の横方向
(搬送直交方向)の塗布パターン(塗布位置、塗布巾)
を設定する。即ち、所望の塗布パターンに対応させたマ
スク窓5aを有する多数のマスク板5を用意し、塗布ノ
ズル孔板1Aと第2ブロック1Rとの間に挿入するマス
ク板5を、塗布パターンに対応すべく選択して用いる。
【0014】よって、塗布パターンの変更が所望される
ときは、先願発明の第2発明と同様に、マスク板5の介
装、またはマスク窓5aの異なるマスク板5との取替え
で、塗布ノズル孔板1Aの多数の横孔15の開口の一部
を第2ブロック1Rの横溝16と選択自在に遮断するこ
とで、塗布範囲は変更される(図12参照)。なお、塗
布ノズル孔板1Aと第1ブロック1Fとの間に挿入する
マスク板5は、塗布ノズル孔11aに対するマスク機能
(連通遮断機能)は不用で塗布ノズル孔群11と第1ブ
ロック1Fの空気ノズル孔群12との間隔を設定するた
めのシム板として機能するものであるから、窓なしのマ
スク板5を挿入してシム板として機能させることで十分
であるが、同一厚さであれば任意のマスク窓5aのもの
を用いることができる。
ときは、先願発明の第2発明と同様に、マスク板5の介
装、またはマスク窓5aの異なるマスク板5との取替え
で、塗布ノズル孔板1Aの多数の横孔15の開口の一部
を第2ブロック1Rの横溝16と選択自在に遮断するこ
とで、塗布範囲は変更される(図12参照)。なお、塗
布ノズル孔板1Aと第1ブロック1Fとの間に挿入する
マスク板5は、塗布ノズル孔11aに対するマスク機能
(連通遮断機能)は不用で塗布ノズル孔群11と第1ブ
ロック1Fの空気ノズル孔群12との間隔を設定するた
めのシム板として機能するものであるから、窓なしのマ
スク板5を挿入してシム板として機能させることで十分
であるが、同一厚さであれば任意のマスク窓5aのもの
を用いることができる。
【0015】なお、使用するマスク板5は2枚(塗布ノ
ズル孔板1Aの両側に各一枚)に限定されるものではな
く、左右同一枚数であればそれぞれ二枚以上を挿入して
もよい。この場合は、マスク板5はシムとして機能さ
せ、塗布ノズル孔群11と第1ブロック1Fの空気ノズ
ル孔群12Fとの間隔および塗布ノズル孔群11と第2
ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rとの間隔を設定す
るためのシム板として機能することで、塗布ノズル孔群
11と空気ノズル孔群12F、12Rとの間隔を塗布ノ
ズル孔群11の両側で同一に維持しつつ調整すること
で、塗布ノズル孔群11よりのホットメルト接着剤ビー
トに対する加圧空気の接触位置を塗布ノズル孔群11の
両側で同一に維持しつつ変更することができる。なお、
マスク板5を介装しても塗布ノズル孔11の開口を基準
として第1ブロック1Fの空気ノズル孔群12Fの下端
と第2ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rの下端は対
称配置に維持されているので、細長いファイバー状接着
剤の流下方向は一定(ほぼ垂直)で変化しない。
ズル孔板1Aの両側に各一枚)に限定されるものではな
く、左右同一枚数であればそれぞれ二枚以上を挿入して
もよい。この場合は、マスク板5はシムとして機能さ
せ、塗布ノズル孔群11と第1ブロック1Fの空気ノズ
ル孔群12Fとの間隔および塗布ノズル孔群11と第2
ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rとの間隔を設定す
るためのシム板として機能することで、塗布ノズル孔群
11と空気ノズル孔群12F、12Rとの間隔を塗布ノ
ズル孔群11の両側で同一に維持しつつ調整すること
で、塗布ノズル孔群11よりのホットメルト接着剤ビー
トに対する加圧空気の接触位置を塗布ノズル孔群11の
両側で同一に維持しつつ変更することができる。なお、
マスク板5を介装しても塗布ノズル孔11の開口を基準
として第1ブロック1Fの空気ノズル孔群12Fの下端
と第2ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rの下端は対
称配置に維持されているので、細長いファイバー状接着
剤の流下方向は一定(ほぼ垂直)で変化しない。
【0016】本願発明は、図1および図2を参照して、
ノズルユニット1に、水平方向かつ基材Wの搬送方向と
直交方向に筒状空気室7を形成し、該筒状空気室7と直
交方向(又は、交差方向)にノズルユニット1の周面
(ノズルユニット1の頂面または基材Wの搬送方向に前
面、後面)と筒状空気室7とを連通する空気供給孔8を
複数個形成する。前記筒状空気室8に筒状のヒーター
(カートリッジヒータ)9を内装する。
ノズルユニット1に、水平方向かつ基材Wの搬送方向と
直交方向に筒状空気室7を形成し、該筒状空気室7と直
交方向(又は、交差方向)にノズルユニット1の周面
(ノズルユニット1の頂面または基材Wの搬送方向に前
面、後面)と筒状空気室7とを連通する空気供給孔8を
複数個形成する。前記筒状空気室8に筒状のヒーター
(カートリッジヒータ)9を内装する。
【0017】複数個の前記空気供給孔8に加圧空気源4
Aを接続して、加圧空気源4Aよりの加圧空気を複数個
の前記空気供給孔8を介して筒状空気室7に供給する。
筒状空気室7においては、図4を参照して、筒状空気室
7に供給された加圧空気はヒーター9の周面と接触して
加熱されつつ空気噴出孔12に送込まれる。かくして、
筒状空気室7でヒーター9により加熱されたのち、空気
噴出孔12に加熱した加圧空気が供給される。複数個の
前記空気供給孔8を筒状空気室7に分散配置して、筒状
空気室7に複数個の前記空気供給孔8より加圧空気を供
給することで、低圧の加圧空気を供給しても空気噴出孔
(空気ノズル孔群)12の全てにほぼ均一の圧力で加圧
空気を供給する。従って、先願発明の加圧空気源4には
コンプレッサーのごとき高価な加圧空気供給手段(圧縮
空気供給手段)を使用する必要があったが、本願発明に
おいては、加圧空気源4Aとしては、ファン式送風機の
ごとき比較的に安価な加圧空気供給手段を適用すること
ができる。
Aを接続して、加圧空気源4Aよりの加圧空気を複数個
の前記空気供給孔8を介して筒状空気室7に供給する。
筒状空気室7においては、図4を参照して、筒状空気室
7に供給された加圧空気はヒーター9の周面と接触して
加熱されつつ空気噴出孔12に送込まれる。かくして、
筒状空気室7でヒーター9により加熱されたのち、空気
噴出孔12に加熱した加圧空気が供給される。複数個の
前記空気供給孔8を筒状空気室7に分散配置して、筒状
空気室7に複数個の前記空気供給孔8より加圧空気を供
給することで、低圧の加圧空気を供給しても空気噴出孔
(空気ノズル孔群)12の全てにほぼ均一の圧力で加圧
空気を供給する。従って、先願発明の加圧空気源4には
コンプレッサーのごとき高価な加圧空気供給手段(圧縮
空気供給手段)を使用する必要があったが、本願発明に
おいては、加圧空気源4Aとしては、ファン式送風機の
ごとき比較的に安価な加圧空気供給手段を適用すること
ができる。
【0018】空気噴出孔(空気ノズル孔群)12よりの
加圧空気が加熱されていることで、塗布ノズル孔群より
吐出するホットメルト接着剤ビートに対するカーテン状
の加圧空気流の作用を高め、カーテン状スプレー塗布作
用を良好にする。なお、ヒーター9に対する通電を制御
してヒーター9による加熱作用を制御することで、加圧
空気の温度を最良の値に任意に設定することができる。
加圧空気が加熱されていることで、塗布ノズル孔群より
吐出するホットメルト接着剤ビートに対するカーテン状
の加圧空気流の作用を高め、カーテン状スプレー塗布作
用を良好にする。なお、ヒーター9に対する通電を制御
してヒーター9による加熱作用を制御することで、加圧
空気の温度を最良の値に任意に設定することができる。
【0019】空気噴出孔(空気ノズル孔群)12は、図
5を参照して、多数の空気ノズル孔による構成に代え
て、単一の溝(12A)とすることもできる。また、空
気噴出孔(空気ノズル孔群)12は、塗布ノズル孔群1
1の前後に配置したが、前方側または後方側の片側のみ
の配置としてもよいものである。
5を参照して、多数の空気ノズル孔による構成に代え
て、単一の溝(12A)とすることもできる。また、空
気噴出孔(空気ノズル孔群)12は、塗布ノズル孔群1
1の前後に配置したが、前方側または後方側の片側のみ
の配置としてもよいものである。
【0020】塗布巾の拡大が要求される場合には、図6
に示すごとく、基材Wの搬送方向と直交方向に連設する
ことで、塗布巾を任意に設定することができる。上記の
実施例は、ホットメルト接着剤をスプレー塗布する塗布
ノズル装置について説明したが、本発明はスプレー塗布
する液体をホットメルト接着剤に限定されるものではな
く、スプレー塗布するにあたり霧化塗布する液体を加熱
する必要がある各種の液体のスプレー塗布装置にも本発
明を適用できることは勿論である。
に示すごとく、基材Wの搬送方向と直交方向に連設する
ことで、塗布巾を任意に設定することができる。上記の
実施例は、ホットメルト接着剤をスプレー塗布する塗布
ノズル装置について説明したが、本発明はスプレー塗布
する液体をホットメルト接着剤に限定されるものではな
く、スプレー塗布するにあたり霧化塗布する液体を加熱
する必要がある各種の液体のスプレー塗布装置にも本発
明を適用できることは勿論である。
【発明の効果】本願発明は、塗布ノズル孔群よりの接着
剤ビートに向け空気噴出孔よりの加圧空気を作用させ
て、カーテンファイバー状でホットメルト接着剤をスプ
レー塗布するにあたり、空気噴出孔よりの加圧空気を加
熱することで、塗布ノズル孔群よりの接着剤ビートに作
用する加圧空気の温度を適度の温度とすることで、カー
テンファイバー状スプレー塗布を良好にすることができ
る。塗布ノズル装置における空気噴出孔より噴出する加
圧空気を加熱するための加熱手段として、ヒーターを筒
状空気室に内装することで、塗布ノズル装置の横巾を縮
小して塗布ノズル装置を小形化する効果がある。筒状空
気室に連通する複数個の空気供給孔を形成することで、
加圧空気源の必要圧力の低下により加圧空気源の設備コ
ストを低減する。
剤ビートに向け空気噴出孔よりの加圧空気を作用させ
て、カーテンファイバー状でホットメルト接着剤をスプ
レー塗布するにあたり、空気噴出孔よりの加圧空気を加
熱することで、塗布ノズル孔群よりの接着剤ビートに作
用する加圧空気の温度を適度の温度とすることで、カー
テンファイバー状スプレー塗布を良好にすることができ
る。塗布ノズル装置における空気噴出孔より噴出する加
圧空気を加熱するための加熱手段として、ヒーターを筒
状空気室に内装することで、塗布ノズル装置の横巾を縮
小して塗布ノズル装置を小形化する効果がある。筒状空
気室に連通する複数個の空気供給孔を形成することで、
加圧空気源の必要圧力の低下により加圧空気源の設備コ
ストを低減する。
【図1】 本願発明の塗布ノズル装置の大要図で、ノズ
ルユニットを縦断面して示す。
ルユニットを縦断面して示す。
【図2】 ノズルユニットを、空気供給孔、筒状空気室
および空気噴出孔で断面して示す、ヒーター長手方向の
断面図。
および空気噴出孔で断面して示す、ヒーター長手方向の
断面図。
【図3】 同じくヒーター横断方向の断面図。
【図4】 ヒーターによる筒状空気室内の加圧空気の加
熱を示す説明図。
熱を示す説明図。
【図5】 空気噴出孔を多数のノズル孔に代えて溝形状
とした実施例をしめす略図。
とした実施例をしめす略図。
【図6】 複数個のノズル装置を連設して塗布巾を拡大
した実施例を示す略図。
した実施例を示す略図。
【図7】 以下先願発明を示し、図7は先願発明の第1
発明の実施例を示すホットメルト接着剤塗布装置の縦断
面図。
発明の実施例を示すホットメルト接着剤塗布装置の縦断
面図。
【図8】 ノズルユニットの底面図
【図9】 塗布ノズル孔群と空気ノズル孔群の種々の実
施例を示す略図。
施例を示す略図。
【図10】 先願発明の第2発明の種々の実施例を示す
ノズルユニットの縦断面図。
ノズルユニットの縦断面図。
【図11】 マスク板の種々の実施例を示し、a図、b
図、c図の各上段は平面図、下段は縦断面図。
図、c図の各上段は平面図、下段は縦断面図。
【図12】 種々の巾方向塗布パターンに対応するマス
ク板の窓を示し、a図、b図、c図の各上面はマスク板
の平面図、下段はホットメルト接着剤塗布状態を示す基
材の縦断面図。
ク板の窓を示し、a図、b図、c図の各上面はマスク板
の平面図、下段はホットメルト接着剤塗布状態を示す基
材の縦断面図。
【図13】 先願発明の第4発明の実施例を示すホット
メルト接着剤塗布装置の縦断面図。
メルト接着剤塗布装置の縦断面図。
【図14】 マスク板を介装した状態でのノズルユニッ
トの要部の縦断面図。
トの要部の縦断面図。
【図15】 マスク板の作用を示すノズルユニットの横
断面図で、a図は図7のにノズルユニットに、b図は図
8のノズルユニットにそれぞれ対応する。
断面図で、a図は図7のにノズルユニットに、b図は図
8のノズルユニットにそれぞれ対応する。
A 接着剤塗布ライン B 接着剤塗布ノズル装置 H ホットメルト接着剤 W 基材 1 ノズルユニット 4A 加圧空気源 7 筒状空気室 8 空気供給孔 9 ヒーター 11 塗布ノズル孔群 12 空気噴出孔
Claims (1)
- 【請求項1】多数の塗布ノズル孔を接着剤塗布ラインの
搬送交差方向に配置して塗布ノズル孔群を形成し、塗布
ノズル孔群よりの接着剤ビートに向け空気噴出孔よりの
加圧空気を作用させることにより、カーテンファイバー
状でホットメルト接着剤をスプレー塗布するカーテンフ
ァイバー状スプレー塗布装置において、 ノズルブロックに筒状空気室を形成し、該筒状空気室に
連通する空気供給孔を複数個形成し、前記筒状空気室に
ヒーターを内装し、 複数個の前記空気供給孔を加圧空気源に接続して、加圧
空気源よりの加圧空気を複数個の前記空気供給孔を介し
て前記筒状空気室に供給し、 筒状空気室でヒーターにより供給された加圧空気を加熱
したのち、空気噴出孔に加熱空気を供給することを特徴
とする塗布ノズル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9741795A JPH08243460A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | カーテンファイバー状スプレー塗布装置における塗布ノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9741795A JPH08243460A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | カーテンファイバー状スプレー塗布装置における塗布ノズル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08243460A true JPH08243460A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=14191890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9741795A Pending JPH08243460A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | カーテンファイバー状スプレー塗布装置における塗布ノズル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08243460A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313166A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-10 | Nordson Corp | 傾斜マニホールド及び吐出装置 |
JP2005319461A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-17 | Nordson Corp | 液体材料吐出装置のための統合されたマニホールド |
JP2016168592A (ja) * | 2016-04-07 | 2016-09-23 | 株式会社タマル製作所 | 接着剤吹き付け装置 |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP9741795A patent/JPH08243460A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313166A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-10 | Nordson Corp | 傾斜マニホールド及び吐出装置 |
JP2005319461A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-17 | Nordson Corp | 液体材料吐出装置のための統合されたマニホールド |
JP2016168592A (ja) * | 2016-04-07 | 2016-09-23 | 株式会社タマル製作所 | 接着剤吹き付け装置 |
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