JP2992812B2 - ホットメルト接着剤塗布装置およびホットメルト接着剤塗布方法 - Google Patents

ホットメルト接着剤塗布装置およびホットメルト接着剤塗布方法

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JP2992812B2 JP8298118A JP29811896A JP2992812B2 JP 2992812 B2 JP2992812 B2 JP 2992812B2 JP 8298118 A JP8298118 A JP 8298118A JP 29811896 A JP29811896 A JP 29811896A JP 2992812 B2 JP2992812 B2 JP 2992812B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、接着剤塗布ノズル装
置の塗布ノズルより吐出するホットメルト接着剤ビート
に、塗布ノズルに隣接する空気ノズルよりの加圧空気を
接触させて引延すことで細長いファイバー状接着剤とし
て、接着剤塗布ラインの上面の基材にを塗布することに
より、基材の上面に薄い接着剤の塗布面を形成するため
のホットメルト接着剤塗布装置に関するものであるる。
【0002】
【従来の技術】接着剤塗布ラインの上面の基材に対する
ホットメルト接着剤の塗布にあたり、接着剤塗布ノズル
装置の塗布ノズルより吐出するホットメルト接着剤ビー
トに、塗布ノズルに隣接する空気ノズルよりの加圧空気
を接触させて引延すことで細長いファイバー状で、接着
剤塗布ラインの上面の基材に接着剤を薄く供給する塗布
装置は公知である。また、塗布ノズルより吐出するホッ
トメルト接着剤ビートに接触させる加圧空気を回動噴流
とすることで、螺旋状の噴霧パターンで塗布して、塗布
範囲を拡大して塗布巾を大とする塗布方法は、特開昭6
1−200869号「溶融接着剤をスプレーするための
方法並びに装置」で公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の螺旋状の噴霧パ
ターンでホットメルト接着剤Hを接着剤塗布ラインの上
面の基材に塗布すると、基材へのホットメルト接着剤H
の塗布状態は、図10に示すごとく、多数の円の重なり
となり、図10にRに示す部分では、接着剤ビートの円
の重なりでホットメルト接着剤の塗布厚さが大となって
全面的に均一な塗布厚さの塗布面が得られない問題点が
ある。また、塗布巾は螺旋状の噴霧パターンの円の直径
で決定されて一定であり、塗布巾を任意に設定できない
問題点がある。
【0004】本願第1発明は、その中央位置でホットメ
ルト接着剤供給口17に連通し水平方向の接着剤供給室
を形成するホットメルト接着剤供給横溝16と、該ホッ
トメルト接着剤供給横溝16に沿って配置されて横一列
で隣接配置でるあるとともにホットメルト接着剤供給横
溝16を通過したホットメルト接着剤が流出する多数の
塗布ノズル孔11aを有するノズルユニット1と、上記
の基材に対し塗布を行う前に、ホットメルト接着剤を細
長いファイバー状態とするために、ホットメルト接着剤
出口である多数の塗布ノズル孔11aの出口から流出す
る糸状ないしビート状のホットメルト接着剤に空気の流
れを交差させるべく、前記ホットメルト接着剤出口であ
る多数の塗布ノズル孔11aの出口に近接した加圧空気
口とを含み、ホットメルト接着剤供給横溝16は、ホッ
トメルト接着剤供給制御弁2の供給口22からホットメ
ルト接着剤供給口17に供給されたホットメルト接着剤
を、複数の流れに分割し横一列で隣接配置の多数の塗布
ノズル孔群11に分割して供給する手段として機能する
ことを特徴とするホットメルト接着剤塗布装置を提供す
る。
【0005】本願第2発明は、ノズルユニツトのホット
メルト接着剤供給横溝にホットメルト接着剤を供給する
工程と、前記ホットメルト接着剤供給横溝内のホットメ
ルト接着剤を複数の流れに分割する工程と、ホットメル
ト接着剤ビートのカーテンを形成するために、塗布ノズ
ル孔群の出口で互いに併合する工程と、並びに塗布ライ
ンの上面の基材にスプレー塗布するためのファイバー状
(繊維状)のホットメルト接着剤ウエブを作成するため
に、前記ホットメルト接着剤ビートのカーテンの両側
(基材搬送方向に前方および後方)に加圧空気流kを突
き当てる工程とを含み、塗布ラインの上面の基材にスプ
レー塗布するためのホットメルト接着剤のファイバー状
(繊維状)のウエブを作成することを特徴とするホット
メルト接着剤塗布方法を提供する。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例にもとづいて、本発
明を詳細に説明する。接着剤塗布ラインAにより搬送方
向Pで搬送されている基材Wの上面に対向させて、接着
剤塗布ノズル装置Bを配置する。接着剤塗布ノズル装置
Bは、その塗布ノズル孔群11を基材Wの搬送方向Pと
交差する方向(実施例Wでは、直交方向、即ち、接着剤
塗布ラインAの横断方向)に位置させて、接着剤塗布ラ
インAの上方に配置したノズルユニット1と、ノズルユ
ニット1と一体の接着剤供給制御弁2とにより構成し、
ノズルユニット1には、多数の塗布ノズル孔11aによ
り構成される塗布ノズル孔群11と、該塗布ノズル孔群
11の搬送前方側イおよび搬送後方側口に多数の空気ノ
ズル孔12aにより構成される空気ノズル孔群12Fお
よび空気ノズル孔群12Rとを設ける。なお、前記塗布
ノズル孔群11の上端は、接着剤供給制御弁2の供給口
22と連通する横溝16に連通している。空気ノズル孔
群12Fおよび空気ノズル孔群12Rは加圧空気孔13
を介して加圧空気源4に接続され、塗布ノズル孔群11
はホットメルト接着剤供給源(接着剤タンクおよび圧送
ポンク)3に接続されている。ノズルユニット1および
接着剤供給制御弁2には、ヒータ6が内装され、供給中
のホットメルト接着剤を所定温度範囲に維持している。
【0007】上述の塗布ノズル孔群11および空気ノズ
ル孔群12F、12Rは、図2を参照して、基材Wの搬
送方向Pに対し直交方向に直線状一列で平行配置し、塗
布ノズル孔群11の塗布ノズル孔11aの搬送前方およ
び搬送後方に近接して空気ノズル孔12aを位置させた
が、図3に示すごとく塗布ノズル孔群11を二列以上の
配列(a図参照)、千鳥状配列(b図参照)、空気ノズ
ル孔12aの間に塗布ノズル孔11aを位置させた配列
(c図参照)としても本発明の目的を達成できるもので
ある。接着剤供給制御弁2は、ホットメルト接着剤の入
口21、供給口22、戻り口23を有する弁ハウジング
20内に弁室24を設け、該弁室内を上下動自在な弁体
25を、操作エヤーまたは電磁弁により操作される弁体
操作機構26により上下操作することで、ホットメルト
接着剤のノズルユニット1への供給、遮断の切替えと、
遮断時の戻り口23を通してのホットメルト接着剤供給
源3へ返送で塗布休止時にホットメルト接着剤を循環さ
せ、ホットメルト接着剤の滞留による劣化を防止すべく
構成されている。
【0008】図1を参照して、接着剤塗布ラインAの上
面に基材(ホットメルト接着剤Hを塗布すべき加工材、
例えば、シート状のポリエステルフィルム)Wを載置し
一方方向(P方向)に搬送し、接着剤塗布ラインAの上
方に装備した接着剤塗布ノズル装置Bよりホットメルト
接着剤Hを、接着剤塗布ラインAの上面の搬送中の基材
Wに向け噴出させて、ホットメルト接着剤Hを基材Wの
所定箇所に塗布することは、公知のホットメルト接着剤
塗布装置と同様である。ノズルユニット1の吐出するホ
ットメルト接着剤は、塗布ノズル孔群11が多数の塗布
ノズル孔11aを僅かの間隔で隣接して構成されている
ので、各塗布ノズル孔11aより糸状ないしビート状の
ホットメルト接着剤となって吐出する。塗布ノズル孔群
11の搬送前方に隣接する空気ノズル孔群12Fの各空
気ノズル孔12aより吐出する加圧空気流Kにより、互
いに隣接する多数の糸状ないしビートのホットメルト接
着剤の搬送前方に加圧空気流のスクリーンが形成され、
同様に、塗布ノズル孔群11の搬送後方に隣接する空気
ノズル孔群12Rの各空気ノズル孔12aより吐出する
加圧空気流により、互いに隣接する多数の糸状ないしビ
ートのホットメルト接着剤の搬送後方にも加圧空気流の
スクリーンが形成されることで、多数の糸状ないしビー
トのホットメルト接着剤を、搬送前方および搬送後方よ
り挟み込んで搬送前方および搬送後方への広がりを阻止
する。
【0009】空気ノズル孔12aよりの加圧空気を接触
させることで、ホットメルト接着剤ビートは引延されて
細長いファイバー状接着剤となるが、その際に搬送前方
および搬送後方への広がりが阻止される結果、左右方向
にのみ広がり互いに接触して一体化してスクリーン状の
ファイバー状接着剤となる。かくして、スクリーン状の
ファイバー状接着剤として垂直に降下して接着剤塗布ラ
インの上面の基材に塗布されて、基材Wの塗布面はほぼ
均一な塗布厚さで、且つ、極めて薄い接着剤の塗布面が
形成される。基材Wの塗布面の搬送方向の塗布パターン
(塗布位置、塗布長さ)は接着剤供給制御弁2の作動制
御により任意に設定される。基材Wの塗布面の巾方向の
塗布パターン(塗布位置、塗布長さ)の設定は、図5に
示すごとくマスク窓5aを有するマスク板5を、ノズル
ユニット1に内装する。図4のaにおいては、マスク板
5を水平方向に挿入し、図4のbにおいては、マスク板
5を垂直方向に挿入する。また、図4のcに示すごと
く、後述の第4発明の実施例のノズルユニット1におい
て、第2ブロック1R側にのみマスク板5を挿入する構
成(即ち、第1ブロック1F側のマスク板5を省いた構
成)でも、第2発明の目的を達成できる。この場合に、
塗布ノズル孔群11よりのホットメルト接着剤ビートに
対する加圧空気の接触位置を塗布ノズル孔群11の両側
で同一に維持して細長いファイバー状接着剤の流下方向
を垂直方向に維持するためには、第4発明の実施例にお
ける第1ブロック1F側のマスク板5によりシム機能
(間隔調整)に代えて、第1ブロック1Fまたは塗布ノ
ズル孔板1Aの基材搬送方向長さをマスク板5の厚さだ
け長くすることで、塗布ノズル孔群11と第1ブロック
1Fの空気ノズル孔群12Fとの間隔と、塗布ノズル孔
群11と第2ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rとの
間隔を同一に維持して、塗布ノズル孔11の開口を基準
として第1ブロック1Fの空気ノズル孔群12Fの下端
と第2ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rの下端とを
対称配置とする。
【0010】図6に示すごとく、マスク窓5aにより塗
布ノズル孔11aの一部のみを接着剤供給制御弁2に連
通させることで、基材Wの塗布面の横方向(搬送直交方
向)の塗布パターン(塗布位置、塗布巾)はマスク板5
のマスク窓5aの選択により任意に設定される。図1の
実施例におけるノズルユニット1を、図5の実施例のご
とくマスク板5を内装したノズルユニット1とすること
で、達成基材Wの塗布面の塗布パターンを、接着剤供給
制御弁2の作動制御およびマスク板5のマスク窓5aの
選択により、塗布面の長手方向(搬送方向)および横方
向(搬送直交方向)に選択自在とすることができる
【0011】つぎに、本願発明の要部であるホットメル
ト接着剤を、複数のホットメルト接着剤出口に分割する
手段について、図1、図2、図3および図4の(a)
(b)の実施例においては、ノズルユニット1に形成し
た塗布ノズル孔群11(多数の塗布ノズル孔11a)が
該当するが、図7ないし図9を参照して、以下に説明す
る実施例においては、塗布ノズル孔板1Aに形成した塗
布ノズル孔群11が該当する。ノズルユニット1は、塗
布ノズル孔板1Aと、該塗布ノズル孔板1Aの両側に対
向させて配置した第1ブロック1Fおよび第2ブロック
1Rと、塗布ノズル孔板1Aと第1ブロック1Fとの
間、塗布ノズル孔板1Aと第2ブロック1Rとの間に介
装自在とし互いに同一厚さのマスク板5とより構成す
る。なお、上記の構成部材は、第1ブロック1Fのねじ
孔18に螺着したボルト19により一体化する。塗布ノ
ズル孔板1には、その中間位置より垂直方向に多数の塗
布ノズル孔11aよりなる塗布ノズル孔群11を形成し
て、その底面に塗布ノズル孔11aを開口するととも
に、塗布ノズル孔11aの上端より第2ブロック1R側
の側面に向かう横孔15をそれぞれの塗布ノズル孔11
aに対して形成して、第2ブロック1R側の側面に多数
の横孔15を開口する。実施例では、塗布ノズル孔11
aを直径0.5mm、相互間隔を1mmとした。
【0012】第1ブロック1Fには、塗布ノズル孔群1
1と同数の多数の空気ノズル孔12aよりなる空気ノズ
ル孔群12Fを形成し、空気ノズル孔12aの下半部は
塗布ノズル孔板1Aの方向へ傾斜し、空気ノズル孔12
aの下端は、塗布ノズル孔板1Aの底面の塗布ノズル孔
11aの開口の近傍に位置して、第1ブロック1Fの底
面に開口している。また、それぞれの空気ノズル孔12
aの上端は、横方向の加圧空気孔13に開口して、共通
の加圧空気源4に連通している。第2ブロック1Rは、
第1ブロック1Fと同様に、塗布ノズル孔11aと同数
の多数の空気ノズル孔12aよりなる空気ノズル孔群1
2を形成し、空気ノズル孔12aの下半部は塗布ノズル
孔板1Aの方向へ傾斜し、その底面に開口する空気ノズ
ル孔12aの下端は、塗布ノズル孔板1Aの底面の塗布
ノズル孔11aの開口の近傍に位置し、塗布ノズル孔1
1aの開口を基準として第1ブロック1Fの空気ノズル
孔12aの下端と対称配置となっている。また、それぞ
れの空気ノズル孔12aの上端は、横方向の加圧空気孔
13に開口して、共通の加圧空気源4に連通している。
更に、塗布ノズル孔板の多数の横孔15の開口との対向
位置に横溝16を形成し、該横溝16と連通するホット
メルト接着剤供給孔17を形成している。ホットメルト
接着剤供給孔17は、接着剤供給制御弁2を介してホッ
トメルト接着剤供給源3に連通している。実施例では、
空気ノズル孔12aを直径0.5mm、相互間隔を1m
mで、塗布ノズル孔11aと同一とした。
【0013】マスク板5は、図8を参照して、塗布ノズ
ル孔板1Aと第1ブロック1Fとの間、塗布ノズル孔板
1Aと第2ブロック1Rとの間のいずれにも選択的にそ
れぞれ介装自在とし、且つ、同一厚さで、少なくとも二
枚とする。マスク板5は、シムの一般材料であるステン
レス板、アルミ板、銅板、鉄板等を鏡面仕上して製作す
る。また、実施例では、厚さを0.3mmとした。各マ
スク板5は、塗布ノズル孔板1Aの多数の横孔15の開
口と、第2ブロック1Rの横溝16との間の、遮断範囲
を異にすべく、マスク窓5aの形状(巾方向位置、巾方
向長さ)を異にすることで、基材Wの塗布面の横方向
(搬送直交方向)の塗布パターン(塗布位置、塗布巾)
を設定する。即ち、所望の塗布パターンに対応させたマ
スク窓5aを有する多数のマスク板5を用意し、塗布ノ
ズル孔板1Aと第2ブロック1Rとの間に挿入するマス
ク板5を、塗布パターンに対応すべく選択して用いる。
【0014】よって、塗布パターンの変更が所望される
ときは、マスク板5の介装、またはマスク窓5aの異な
るマスク板5との取替えで、塗布ノズル孔板1Aの多数
の横孔15の開口の一部を第2ブロック1Rの横溝16
と選択自在に遮断することで、塗布範囲は変更される
(図6参照)。なお、塗布ノズル孔板1Aと第1ブロッ
ク1Fとの間に挿入するマスク板5は、塗布ノズル孔1
1aに対するマスク機能(連通遮断機能)は不用で塗布
ノズル孔群11と第1ブロック1Fの空気ノズル孔群1
2との間隔を設定するためのシム板として機能するもの
であるから、窓なしのマスク板5を挿入してシム板とし
て機能させることで十分であるが、同一厚さであれば任
意のマスク窓5aのものを用いることができる。
【0015】なお、使用するマスク板5は2枚(塗布ノ
ズル孔板1Aの両側に各一枚)に限定されるものではな
く、左右同一枚数であればそれぞれ二枚以上を挿入して
もよい。この場合は、マスク板5はシムとして機能さ
せ、塗布ノズル孔群11と第1ブロック1Fの空気ノズ
ル孔群12Fとの間隔および塗布ノズル孔群11と第2
ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rとの間隔を設定す
るためのシム板として機能することで、塗布ノズル孔群
11と空気ノズル孔群12F、12Rとの間隔を塗布ノ
ズル孔群11の両側で同一に維持しつつ調整すること
で、塗布ノズル孔群11よりのホットメルト接着剤ビー
トに対する加圧空気の接触位置を塗布ノズル孔群11の
両側で同一に維持しつつ変更することができる。なお、
マスク板5を介装しても塗布ノズル孔11の開口を基準
として第1ブロック1Fの空気ノズル孔群12Fの下端
と第2ブロック1Rの空気ノズル孔群12Rの下端は対
称配置に維持されているので、細長いファイバー状接着
剤の流下方向は一定(ほぼ垂直)で変化しない。
【0016】
【発明の効果】本願発明は、ホットメルト接着剤供給横
溝の出口からのホットメルト接着剤を、複数のホットメ
ルト接着剤出口(多数の塗布ノズル孔11a)に分割し
て、多数のホットメルト接着剤ビートを形成し、互いに
隣接するホットメルト接着剤出口からのホットメルト接
着剤ビートを互いに併合してホットメルト接着剤ビート
のカーテンを形成したのち、空気ノズルよりの加圧空気
を接触させて引延すことで、スクリーン状となって基材
に塗布されることにより、極めて薄い接着材塗布面を均
一な塗布厚さで形成できる。従って、僅かのホットメル
ト接着剤の塗布量の過大で商品品質低下となる商品のシ
ート面への塗布に特に効果がある。特に、本願第1発明
においては、その中央部でホットメルト接着剤供給制御
弁2の供給口22に連通し水平方向の接着剤供給室を形
成するホットメルト接着剤供給横溝16は、ホットメル
ト接着剤供給制御弁2の供給口22から供給されたホッ
トメルト接着剤を、複数の流れに分割し横一列で隣接配
置の多数の塗布ノズル孔11aに分割供給する手段とし
て機能することで、ホットメルト接着剤供給横溝16に
沿って配置されて横一列で隣接配置でるある多数の塗布
ノズル孔11aにほぼ均等に分割される。従って、複数
のホットメルト接着剤出口(多数の塗布ノズル孔11
a)より流出する前記ホットメルト接着剤ビートは、ノ
ズルユニットの全幅にわたり均一となり、前述したホッ
トメルト接着剤ビートのカーテンを均一厚さとしより均
一な塗布厚さの薄い接着材塗布面を形成することができ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願第1実施例を示すホットメルト接着剤塗
布装置の縦断面図。
【図2】 ノズルユニットの底面図
【図3】 塗布ノズル孔群と空気ノズル孔群の種々の実
施例を示す略図。
【図4】 々の実施例を示すノズルユニットの縦断面
図。
【図5】 マスク板の種々の実施例を示し、a図、b
図、c図の各上段は平面図、下段は縦断面図。
【図6】 種々の巾方向塗布パターンに対応するマスク
板の窓を示し、a図、b図、c図の各上面はマスク板の
平面図、下段はホットメルト接着剤塗布状態を示す基材
の縦断面図。
【図7】 本願第2実施例を示すホットメルト接着剤塗
布装置の縦断面図。
【図8】 マスク板を介装した状態でのノズルユニット
の要部の縦断面図。
【図9】 マスク板の作用を示すノズルユニットの横断
面図で、a図は図7のにノズルユニットに、b図は図8
のノズルユニットにそれぞれ対応する。
【図10】 公知の螺旋状の噴霧パターンによる塗布状
態を示す説明図。
【符号の説明】
A 接着剤塗布ライン B 接着剤塗布ノズル装置 H ホットメルト接着剤 W 基材 1 ノズルユニット 2 接着剤供給制御弁 3 ホットメルト接着剤供給源 4 加圧空気源 11 塗布ノズル孔群 12 空気ノズル孔群
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 5/00 101 - 5/04 B05B 7/10 B05B 7/06 - 7/12 B05B 7/16 B05D 1/02 B05D 7/24 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布ラインの上面の基材に間欠的にスプレ
    ー塗布を行う装置であって、その中央位置でホットメルト接着剤供給口17に連通し
    水平方向の接着剤供給室を形成する ホットメルト接着剤
    供給横溝16と、 該ホットメルト接着剤供給横溝16に沿って配置されて
    横一列で隣接配置であるとともにホットメルト接着剤供
    給横溝Aを通過したホットメルト接着剤が流出する多数
    の塗布ノズル孔11aを有するノズルユニット1と、 上記の基材に対し塗布を行う前に、ホットメルト接着剤
    を細長いファイバー状態とするために、ホットメルト接
    着剤出口である多数の塗布ノズル孔11aの出口から流
    出する糸状ないしビート状のホットメルト接着剤に、空
    気の流れを交差させるべく、前記多数の塗布ノズル孔1
    1aの出口に近接した加圧空気口とを含み、 前記ホットメルト接着剤供給横溝16は、ホットメルト
    接着剤供給制御弁2の供給口22からホットメルト接着
    剤供給口17に供給されたホットメルト接着剤を、複数
    の流れに分割し横一列で隣接配置多数の塗布ノズル孔
    群11に分割して供給する手段として機能することを特
    徴とするホットメルト接着剤塗布装置。
  2. 【請求項2】ノズルユニツト1のホットメルト接着剤供
    給横溝にホットメルト接着剤を供給する工程と、 前記ホットメルト接着剤供給横溝内のホットメルト接着
    剤を複数の流れに分割する工程と、 ホットメルト接着剤ビートのカーテンを形成するため
    に、塗布ノズル孔群11の出口で互いに併合する工程
    と、並びに塗布ラインの上面の基材にスプレー塗布する
    ためのファイバー状のホットメルト接着剤ウエブを作成
    するために、前記ホットメルト接着剤ビートのカーテン
    の両側に加圧空気流kを突き当てる工程とを含み、 塗布ラインの上面の基材にスプレー塗布するためのホッ
    トメルト接着剤のファイバー状のウエブを作成すること
    を特徴とするホットメルト接着剤塗布方法。
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