JPH10305913A - 連続生産設備用搬送方法及び装置 - Google Patents

連続生産設備用搬送方法及び装置

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JPH10305913A
JPH10305913A JP11374297A JP11374297A JPH10305913A JP H10305913 A JPH10305913 A JP H10305913A JP 11374297 A JP11374297 A JP 11374297A JP 11374297 A JP11374297 A JP 11374297A JP H10305913 A JPH10305913 A JP H10305913A
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JP
Japan
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moving body
work
rotating
rod
pallet
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Application number
JP11374297A
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English (en)
Inventor
Motohisa Aoki
源久 青木
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒状物に塗布液を塗布する工程を含む連続
生産設備に適する搬送方法及び装置の提供。 【解決手段】 走行するパレットと、該パレット上に設
けられ、ワークを水平に保持し回転させるワーク保持機
構とを有する移動体を用い、該移動体外に存在する駆動
源によってワークを回転させながら移動体外に存在する
駆動源によって移動体を前進させることを特徴とする連
続生産設備用搬送方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材に各種の処
理、加工を行なって製品とする一連の作業を円滑に行な
うための搬送装置に関する。特に本発明は、円筒状ある
いは円柱状の物体又は円筒状に保持されたベルト状物体
を基材修正、下地層形成、中間層形成、上部層形成、保
護層形成等各種の工程を塗布工程によって行なわれる作
業に適する搬送装置に関する。更に好適には、電子写真
用感光体又は円筒状に形成された電子写真用シームレス
ベルトの製造ラインに利用可能な搬送装置である。
【0002】
【従来の技術】電子写真用感光ドラム用基材に、下地層
形成のための塗布液の塗布、あるいは感光層形成のため
の感光剤の塗布の方法としては、円筒状基体の内面を把
持して塗液がホールドされているバスに基体を浸漬する
浸漬塗布法、円筒状基体の周囲に塗布液を収納するリン
グ状容器を設け、基体とリングとの間に塗液の漏洩を防
ぐパッキンを備え、容器と基体とを相対的に移動させて
基体上に塗布膜を作るリング塗布法などの塗液を容器に
入れたまま塗布する方法の他に、塗液を各種形態で一度
空間に吐出させ、その後基体に塗着させ、レベリングさ
せて塗膜を形成させる方法とがある。
【0003】後者の方法としてはノズル塗布、スプレー
塗布、カーテン塗布などがある。前者は塗液を繰返し使
うためにコンタミが起きやすく、また、蒸発面があるた
めホールドタンク内に濃度分布が生じやすいのに対し、
後者は塗液がワンウェイで使われるため、その様な問題
は派生しない。しかしながら後者を工業的に適用する場
合、合理的な搬送方法が1つの大きな課題となる。
【0004】本発明者はスプレー塗布に関しては既に特
公平8−32318号公報でその搬送方法を提案した。
本発明は、高密度にワークを配置して塗布できる超音波
スプレー塗布、ノズル塗布、カーテン塗布などを工業的
に展開する場合に好適な搬送方法及び装置に関するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スプレー塗布、ノズル
塗布、カーテン塗布のいずれにしても塗布作業は、ワー
ク(材料、中間品等、詳細後述)を1本ずつ搬送するよ
りも多数個をまとめて搬送し同時に処理を行なえば能率
が上昇する。しかし、ワークを複数個併設する場合、ど
んな形式で多数個を並べるか、ワークはいくつかの加工
工程を経過するがワークを移動させるのが有利かワーク
を固定して加工手段を移動するのが有利であるかの問題
がある。
【0006】また、工程中に溶媒蒸発型の塗液を塗布す
る工程を含む場合、有機溶媒雰囲気中で塗液を吐出し、
塗布ヘッドとワークとを相対的に移動しながらワークを
回転する操作が必要となり、これらは塗布膜の厚さに対
する要求精度からすると一般的には電気的駆動が必要と
なるが、有機溶媒雰囲気中で電気的に駆動する手段を安
全に設置するにはどの様にするのがよいのかなどが解決
しなければならない課題としてある。更に、ワークがい
くつかの加工ステージを移動する場合、ステージをルー
プ状に配置して全ステージを経過すると元の位置に復帰
するのが望ましいが、その場合、その方向転換を円滑に
行なうことが必要となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決し、安全性に優れ、塗膜精度から要求される回転、直
進精度を満足し、複数のワークを同時加工するのに適し
た量産型搬送手段及び搬送用パレットを提供することを
目的とする。本発明はかかる問題に着目し、鋭意検討を
行なった結果、次の観点から構成することによって優れ
た結果が得られることを見出してなされた。
【0008】まず重力の影響を小さくし、均一に塗布す
るためにはワークを水平に保持して回転させることが必
要である。ワークを水平に保持するにはワーク内面やワ
ーク両端部をチャックする方法がある。コレットチャッ
ク軸をパレットの上に複数個設ければ、複数本のワーク
の同時加工が可能となる。また、ワークを固定し、吐出
口を移動する方式で塗布する場合、効率よく多層塗布を
行なうためには複数の吐出口をループを形成して循環さ
せ、該循環路に添ってワークを乗せたパレットを配置す
ることになるが、この場合はワークのロード・アンロー
ドを各パレット位置で行なわなければならず、また、循
環している吐出口へ塗液を供給しなければならないため
面倒な操作が要求される。逆に吐出口を固定しワークを
乗せたパレットを循環移動させればロード・アンロード
は1個所で行なうことが出来、塗液の供給も容易とな
る。
【0009】また、塗液に有機溶媒蒸発型の塗液も含ま
れる場合は塗布操作は溶媒蒸発雰囲気でも行なわれるこ
とになる。一方塗膜厚さの精度は例えば乾燥膜厚20μ
mに対し±0.1μmが要求され、20重量%の固型分
濃度の塗液とすれば湿潤膜厚100μmに対し±0.5
μmが要求される。このような精度要求に応えるために
はA.C.サーボモーターなどで駆動される回転、直進
手段が必要となる。
【0010】しかし、電動式回転駆動機構をパレット上
に搭載した場合、モーターの電源をパンダグラフ式集電
体等で取る必要が生じるが、トロリー線が露出してお
り、また集電体との間で火花が生じるおそれがあるた
め、感電あるいは有機溶媒の安全性等から採用すること
ができない。また、モーターから導線を出して、ループ
状に移動する通路の中心に摺動部分を設けることも不可
能ではないが、非常に混乱が起きやすい。直進手段につ
いても同じである。パレット外の固定した位置に駆動源
を設け、伝動する方法が望ましい。
【0011】更に、直進ルートに隣接してモーターを設
け、直進ルートに添ってモーターにより駆動されるロッ
ドを敷設して、直進ガイド上のパレットはロッドから回
転駆動源を得る方式が有利である。回転駆動源はループ
全体から見れば継ぎを有する故、継ぎ間をスムースに移
動出来ること、及び回転抵抗は加工部にはほとんどな
く、回転伝達部にしかないことなどから、回転駆動源は
ロッドとし、ロッドの回転をパレット内に伝達する方法
は、どの方向へも回転自在な回転ボールが有利である。
回転伝達手段はパレットに固定されロッドの周方向の回
転を最終的にパレット上のワークに伝えるとともに、ロ
ッド軸方向にパレットが前進するためロッドからの回転
伝達手段はロッド軸方向にも回転するものを採用すれば
その効果は大きくなる。
【0012】本発明は、かかる観点からなされたもので
あって、具体的には、 (1)走行するパレットと該パレット上に設けられワー
クを水平に保持し回転させるワーク保持機構とを有する
移動体を用い、該移動体外に存在する駆動源によってワ
ークを回転させながら移動体外に存在する駆動源によっ
て移動体を直進ガイド上を前進させ、方向転換部におい
て、移動体を支持する転送ガイドと、移動体を転送させ
る駆動源と、ワークを回転する駆動源とを有すると共に
直進ガイドに対して横方向に移動する台車上に移行させ
てワークを回転しながら横方向に移動して移動体を後続
の直進レール上に移送させることを特徴とする連続生産
設備用搬送方法。 (2)走行するパレットと該パレット上に設けられワー
クを水平に保持して回転させるワーク保持機構を有する
移動体と、直進ガイドと該直進ガイドに沿って設けられ
た回転駆動用ロッドとを有し、該回転駆動用ロッドを回
転させ、かつ、パレットに固着された回転ボールを該回
転駆動用ロッドに接触せしめると共に、回転ボールの該
ロッド反対側に回転円盤を接触せしめて回転駆動用ロッ
ドの回転を回転ボールを介して回転円盤に伝達して、そ
の回転によってワーク保持機構を回転駆動させるワーク
回転機構によってワークを回転させながら前進させる直
進駆動部と、移動体を支持する転送ガイドと該ガイドに
沿って設けられたワーク回転駆動用ロッドと、移動体に
係合して移動体を転送させる駆動源とを有すると共に横
方向に移動可能な台車とからなる連続生産設備用搬送装
置、及び、 (3)走行するパレットと、該パレット上に設けられ、
ワークを水平に保持して回転させるワーク保持機構とを
有する移動体と、該移動体の走行路に沿って設けられた
外周に螺旋状の駆動溝を形成した前進駆動用ロッドとを
有し、該前進駆動用ロッドを回転すると共にパレット側
に設けられた従動子を前記駆動溝に嵌合して前進駆動用
ロッドの回転によって移動体を前進させるようにした上
記(2)の連続生産設備用搬送装置を提供するものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の具体的実施形態を電子写
真感光体用の鏡面切削アルミ管を用いて電子写真感光体
を製造する場合について説明する。なお、本発明におい
てワークとは、製品の原材料から製品までの各段階にお
ける被加工処理物を総称するものとする。本発明の連続
生産設備用搬送装置1は走行するパレット2と、その上
に設けられたワーク保持機構3a,3bを有する移動体
4を有する。移動体4は図2に示すように、平板状のパ
レット2の上に一方のワーク保持機構3aが図において
は4個列設されており、各ワーク保持機構3aは夫々一
方のコレットチャック5aを有し回転機構6aによって
コレットチャック5aは回転されるようになっている。
なお、この一方のワーク保持機構3aはパレット2に固
定されている。
【0014】また、このワーク保持機構3aに対向する
位置に他方のワーク保持機構3bを有し、このワーク保
持機構3bはスライド板7によって対向するワーク保持
機構3a方向にスライド可能に載置されており、他方の
コレットチャック5bとそれを回転するための回転機構
6bを有している。なお、ワーク保持機構3a,3bの
個数は制限がなく、目的に応じて任意に設定可能であ
る。更に、8a,8bはコレットチャック5a,5bを
操作するためのレバーで、9はワーク保持機構3bを固
定するためのレバーである。
【0015】ワーク保持機構3a,3bが設けられたパ
レット2からなる移動体4は、直進ガイド10a,10
bに載置されたリニアウエイ11a,11bによって直
進ガイド10a,10b上を走行するように形成されて
いる。移動体4が走行する直進路に沿って回転駆動用ロ
ッド12が設けられている。回転駆動用ロッド12は、
移動体4外の駆動源によってパレット2上のワーク支持
機構3a,3bに回転力を与えるためのものである。回
転駆動用ロッド12は断面が円形のものが使用され、管
状体、棒状体が用いられ、材質はアルミニウム、銅、ス
テンレススチール等の金属あるいは塩化ビニル、ポリエ
ステル等のプラスチックが使用される。
【0016】回転駆動用ロッド12は、適当な間隔で置
かれた回転駆動用ロッド受け13の受け車14,14に
よって支承されており、特定のいくつかの受け車14は
適当な手段(図示せず)によって回転駆動されており、
受け車14,14によって回転駆動用ロッド12は回転
するようにされている。該回転駆動用ロッド12の回転
がパレット2上のワーク保持機構3a,3bに伝達され
てワーク保持機構3a,3bは回転される。
【0017】回転の伝達機構は、図3に示すように、パ
レット2の下部に固着された金具16の先端に支持具1
7が連設され、支持具17中央にいかなる方向にも回動
可能な状態に回転ボール18が支持されており、回転ボ
ールの上部には、回転駆動用ロッド12の回転軸と平行
な回転軸19に支持された回転円盤20が設けられ、回
転円盤20の周壁が回転ボール18と接触されている。
【0018】回転軸19の他端にはギヤー21が設けら
れタイミングベルト22によって、ワーク保持機構3
a,3bに回転が伝達される。なお、回転ボール18と
回転円盤20で移動体4外の駆動源による回転力を移動
体4内に取り込んだ後はいかなる手法でワーク支持機構
3a,3bに伝達してもよく、ギヤー21、タイミング
ベルト22に代えて笠歯車に連結した回転軸によって伝
達してもよい。
【0019】移動体4の直進路に沿って前進駆動用ロッ
ド(溝カム)25が設けられる。前進駆動用ロッド25
は、移動体4を移動体外の駆動源によって前進駆動させ
るためのもので、外周に螺旋状の駆動溝26を有する棒
状体からなり、所定の位置で前進駆動用ロッド受け2
7,27の受け車28,28で支承されると共に所定の
いくつかの受け車28,28は駆動源(図示せず)によ
って回転され、前進駆動ロッド25が回転されるように
なっている。前進駆動用ロッド25の駆動溝26には、
パレット2の下部に固着された従動子29が嵌合され、
前進駆動用ロッド25の回転によって移動体4が前進す
るように構成される。
【0020】前進駆動用ロッド25は、移動体4の走行
速度を変える部分あるいは一旦停止すべき部分において
は、その部分Rで前進駆動用ロッド25を分割してその
両端を遊嵌させることによって、各前進駆動用ロッド2
5の回転速度を変更可能として、移動体4を個々に前進
停止を制御することができる。この場合、分割部分の前
後は前進駆動用ロッド25を小径とし、駆動溝26を失
くすことによって、移動体4の前進力を無くし、その間
はエアシリンダー等のプッシャー(図示せず)によって
前進させることが望ましい。前進駆動用ロッド25は、
パレットの直進路全体に延びるロッドを用いてもよく、
また、長さの短いロッドを千鳥状に設け、夫々に係合す
る従動子を複数設けることによって長い距離を進行させ
ることもできる。
【0021】なお、従動子29は、レバー機構(図示せ
ず)等によって外部からの操作によって上下動可能とす
ることによって、個々の移動体4を前進停止切替えを行
なうこともできる。直進路の端部に到達した移動体4
は、台車30に載せられて横方向に移動して後続の直進
路31に移送される。台車30は、図4に示すように、
横方向移動用のガイド32a,32bにリニアウエイ3
3a,33bを介して走行可能に支持されており、ロッ
ドレスシリンダ34によって左右に移動可能なように構
成されている。
【0022】また、台車30の上部には、移動体4を支
持する転送ガイド35a,35bと、ワークを回転する
駆動源として機能する回転駆動用ロッド36を有してい
る。回転駆動用ロッド36は、直進路と同様に、ロッド
受37、支持ロール38a,38bで支持され、電動モ
ータ等の駆動源(図示せず)によって回転されるように
構成されている。
【0023】また、40は移動体4の転送駆動杆で、転
送駆動杆40は一方向に突出する鉤体41を有すると共
に180°回転可能とされており、また、補助シリンダ
42で軸方向に伸縮するように構成され、補助シリンダ
42は主ロッドレスシリンダ43によって前後進(A,
B方向、なお、A,Bは第1の基板44に対する方向を
示す)可能とされている。転送ガイド35a,35b、
回転駆動用ロッド36およびシリンダー42,43は第
1の基板44上に設けられている。45は回転駆動用ロ
ッド36を回転させるための電源、46は主ロッドレス
シリンダー43および補助シリンダー42駆動用の空気
供給用パイプである。
【0024】第1の基板44は、リニアウエイ50a,
50bを介して前後進可能に第2の基板51に支持され
ており、ロッドレスシリンダー52によって前後(A,
B方向)に移動できるように構成されている。また、第
2の基板51は回転アクチエーター53によって回動可
能に第3の基板54上に支持されている。
【0025】55は台車30に電力を送給する電線、5
6は各種エアシリンダを駆動するための空気を送るパイ
プであり、第3の基板から各装置に連結される。なお、
電線55、パイプ56は、第1及び第2の基板44,5
1の回転を可能とするように、充分のたるみを持たせて
第1の基板44上に連結されている。上述のようにして
移動体外の駆動源によって前進とワーク支持機構3a,
3bの回転を行なえるようにした搬送装置1は、各工程
が行なわれる位置へ連結される。
【0026】一般には、図5に示すように、搬送装置1
を四辺形状のループ状に形成し、それに隣接して作業装
置A〜Dが設置される。このようにして構成された装置
を用いて電子写真感光体を製造する場合、次のように行
なわれる。直進ガイド10a,10bに移動体4を載置
した状態で回転駆動用ロッド12を回転するとパレット
2の下方に設けられた回転ボール18が回転し、それに
伴って回転円盤20が回転して、回転軸19、ギヤー2
1、タイミングベルト22によって、回転力がワーク支
持機構3a,3bに伝達されてコレットチャックが回転
する。また、前進駆動用ロッド25を回転すると、その
外周に形成された駆動溝26に沿って従動子29が移動
し、これに結合された移動体4が前進する。
【0027】まず、回転駆動用ロッド12を回転した状
態で前進駆動用ロッド25を回転させて、ワークの集合
を行なうA点に空の移動体4が送られる。この場合、回
転ボール18は移動体4の走行方向にも回転し、運動が
スムースに行なわれる。パーツフィーダーから一時停止
している移動体4上の夫々のコレットチャックへフロン
ト側、リヤー側となるフランジが供給され、レバー8
a,8bの操作によってコレット軸が開いてフランジ穴
をチャックする。以後移動体4は走行可能となる。コレ
ット軸は回転し、接着剤がフランジはめ合い部に塗布さ
れる。アルミ切削管の軸がコレットチャック軸と一致さ
れるように供給され、少なくとも一方のコレットチャッ
ク軸5bが前進し、フランジは圧入によるアルミ管に挿
入される。
【0028】接着剤の硬化は完了していないが、圧入さ
れているため塗布工程中でフランジとアルミドラムとが
回転ずれを起こすことはない。両コレットチャックとも
ロッドから回転させる方法をとれば更に問題はなくな
る。この工程は前進駆動用ロッド25を分割して移動体
4の前進を停止して行なってもよく、作業装置を配慮す
ることによって移動体4が前進を継続した状態で操作し
てもよい。感光体用基材が集合装着されたワークを搭載
した移動体4は前進駆動用ロッド25の回転再開により
電荷発生層塗布工程を行なうB点に前進され、電荷発生
層が塗布された後前進する。
【0029】移動体4が直進ガイドの端部に達すると移
動体4の従動子29が前進駆動用ロッド25の駆動溝2
6から離脱し停止する。移動体4が停止すると、直進ガ
イド10a,10bの先端に位置している台車30の主
ロッドレスシリンダ43と、補助シリンダ42が作動し
て転送駆動杆40を移動体4の方向(B方向)に伸長さ
せ、転送駆動杆40を180°回転して鉤体41を移動
体4に係合させた後、補助シリンダ42、主ロッドレス
シリンダ43を作動して移動体4を台車30上に移動さ
せる。
【0030】この間、回転駆動用ロッド36は回転を継
続しており、台車30に移送された移動体4のワークは
回転駆動用ロッド36によって回転が継続される。この
回転駆動は、移動体4が後続の直進路に移送されるまで
継続される。次いで、ロッドレスシリンダ52を駆動さ
せて第1の基板43を後退(A方向に移動)させて第1
の基板44と直進ガイド10a,10bとの間に間隙を
つくり、台車30を横方向に移動した際に直進路部材と
台車部材が衝突しないようにする。台車30に搭載され
た移動体4の作動部を後退させた後ロッドレスシリンダ
34を作動して台車30を横方向に移動させ後続の直進
路に連結させる。
【0031】図4の装置においては、移動体4をのせた
台車30が横方向に移動する間に台車30の上部、即
ち、移動体4の転送ガイド35a,35b、補助シリン
ダ42、主ロッドレスシリンダ43からなる転送駆動
源、および回転駆動用ロッド36からなるワーク回転駆
動用ロッドを回転アクチエーター53で180°回転
(図1の(イ)〜(ハ))させると共にロッドレスシリ
ンダ52を作動して第1の基板44を先に動かした方向
とは逆の方向(B方向)に移動させる。
【0032】更に台車30を横方向に移動させて後続の
直進路31の延長線上に停止させると共に、ロッドレス
シリンダ52を作動して第1の基板を前の方(A方向)
に移動させた後補助シリンダ42、主ロッドレスシリン
ダ43で移動体4を後続の直進路に移送させ、転送駆動
杆40を180°回転して移動体4との係合を解く。こ
れによって、移動体4は常に一定方向に進行することに
なる。
【0033】係合を解いた台車30は、転送駆動杆40
の動作を除いて逆の操作によって元の直進路先端位置に
復帰する。電荷発生層塗布ゾーンでは一定スピードで移
動しながらセットしたワークと同数のノズルから塗膜厚
さに見合った一定吐出量で電荷発生層塗液が塗着され、
平滑化されてワークの所定部分全面に均一膜が形成され
ている。必要ならば、次のステージで風乾され、更に電
荷移動層が次のステージC点で塗布され、D点で乾燥工
程を経てアンロード用のハンドで未塗布部を把持し、コ
レットチャックを緩め、チャック部は後退し、ハンドは
移動して加工後の受け台にワークを降ろす。上記乾燥工
程でフランジ接着用の接着剤も硬化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明搬送装置を示す部分斜視図。
【図2】移動体を示す斜視図。
【図3】回転駆動の回転力伝達機構を示す部分斜視図。
【図4】方向転換部の台車を示す一部分離斜視図。
【図5】搬送装置の全体を示す平面図。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 パレット 3a,3b ワーク保持機構 4 移動体 5a,5b コレットチャック 10a,10b 直進ガイド 12 回転駆動用ロッド 25 前進駆動用ロッド 26 駆動溝 29 従動子 30 台車 35a,b 転送ガイド 36 回転駆動用ロッド 40 転送駆動杆 53 回転アクチエーター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するパレットと該パレット上に設け
    られワークを水平に保持し回転させるワーク保持機構と
    を有する移動体を用い、該移動体外に存在する駆動源に
    よってワークを回転させながら移動体外に存在する駆動
    源によって移動体を直進ガイド上を前進させ、方向転換
    部において、移動体を支持する転送ガイドと、移動体を
    転送させる駆動源と、ワークを回転する駆動源とを有す
    ると共に直進ガイドに対して横方向に移動する台車上に
    移行させてワークを回転しながら横方向に移動して移動
    体を後続の直進ガイド上に移送させることを特徴とする
    連続生産設備用搬送方法。
  2. 【請求項2】 台車が横方向に移動中に、台車上の転送
    ガイドと移動体を転送させる駆動源と、ワークを回転す
    る駆動源の部分を180度回転することによって、移動
    体の頭尾を変更することなく前進するように後続の直進
    ガイド上に移送させる請求項1記載の連続生産設備用搬
    送方法。
  3. 【請求項3】 走行するパレットと該パレット上に設け
    られワークを水平に保持して回転させるワーク保持機構
    を有する移動体と、直進ガイドと該直進ガイドに沿って
    設けられた回転駆動用ロッドとを有し、該回転駆動用ロ
    ッドを回転させ、かつ、パレットに固着された回転ボー
    ルを該回転駆動用ロッドに接触せしめると共に、回転ボ
    ールの該ロッド反対側に回転円盤を接触せしめて回転駆
    動用ロッドの回転を回転ボールを介して回転円盤に伝達
    して、その回転によってワーク保持機構を回転駆動させ
    るワーク回転機構によってワークを回転させながら前進
    させる直進駆動部と、移動体を支持する転送ガイドと該
    ガイドに沿って設けられたワーク回転駆動用ロッドと、
    移動体に係合して移動体を転送させる駆動源とを有する
    と共に直進ガイドに対して横方向に移動可能な台車とか
    らなる連続生産設備用搬送装置。
  4. 【請求項4】 台車が横方向に移動中に台車に搭載され
    た転送ガイドとワーク回転駆動用ロッドと移動体を転送
    させる駆動源とが一体に180度回転するように構成さ
    れた請求項3記載の連続生産設備用搬送装置。
  5. 【請求項5】 走行するパレットと、該パレット上に設
    けられ、ワークを水平に保持して回転させるワーク保持
    機構とを有する移動体と、該移動体の走行路に沿って設
    けられた外周に螺旋状の駆動溝を形成した前進駆動用ロ
    ッドとを有し、該前進駆動用ロッドを回転すると共にパ
    レット側に設けられた従動子を前記駆動溝に嵌合して前
    進駆動用ロッドの回転によって移動体を前進させるよう
    にした請求項3又は4記載の連続生産設備用搬送装置。
  6. 【請求項6】 前進駆動用ロッドが複数に分割され、夫
    々のロッドが独立して回転できるようにされると共に、
    各前進駆動用ロッド間の移動をプッシャーによって行な
    われるようにしてなる請求項5記載の連続生産設備用搬
    送装置。
  7. 【請求項7】 台車上の移動体を転送させる駆動源がエ
    アーシリンダーからなる請求項3〜6いずれかに記載の
    連続生産設備用搬送装置。
  8. 【請求項8】 移動体の走行路を平行四辺形のループ状
    とし、移動体が各辺で処理された後、元の位置に復帰す
    るように形成されてなる請求項3〜7いずれかに記載の
    連続生産設備用搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105501870A (zh) * 2016-01-15 2016-04-20 杭州景业智能科技有限公司 基于x-y移动平台的传输装置
JP2020027486A (ja) * 2018-08-13 2020-02-20 マツダ株式会社 搬送装置の反転機構

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