JPH10305594A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10305594A
JPH10305594A JP9117325A JP11732597A JPH10305594A JP H10305594 A JPH10305594 A JP H10305594A JP 9117325 A JP9117325 A JP 9117325A JP 11732597 A JP11732597 A JP 11732597A JP H10305594 A JPH10305594 A JP H10305594A
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ink
cap
pressure
discharge port
recording head
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Toyohiko Mitsuzawa
豊彦 蜜澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク消費量の制御が可能で、混色現象の発
生しない確実な回復動作が可能なインクジェット記録装
置の提供。 【解決手段】 キャップ4で記録ヘッド1の吐出口40
1を塞ぎ、その後ポンプ18を駆動して記録ヘッド1内
を高圧力にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッドを有し、記録データに一致してインクを記録媒
体に吐出して画像を形成するインクジェットプリンタ
や、インクジェット記録ヘッドを搭載して高い密度での
記録を可能としたインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置ではインクをイ
ンク供給容器に収容して記録ヘッドに備えられた吐出口
よりインクを吐出して画像を形成する。
【0003】インクジェット記録装置は、記録時におけ
る静粛性と高速印字性、高画像品質等の優れた特徴を有
している。
【0004】しかしながら、前記記録ヘッド内部に気泡
が混入した場合には前記インクの吐出が正常に行われな
くなるといった記録障害を発生する。前記記録障害が発
生すると前記特徴の1つである高画像品質を損なってし
まう。
【0005】また、前記記録障害は吐出口近傍のインク
の増粘、前記吐出口近傍への記録媒体による紙粉の付
着、その他異物等の付着によっても発生する。
【0006】前記記録障害が発生した場合には、画像の
形成を途中で停止し、記録障害を正常に戻すための回復
動作を行わなければならない。前記回復動作は前述の様
に画像の形成を途中で停止する為、前記特徴の1つであ
る高速印字性を損なってしまう。
【0007】前記回復動作を1回行って確実に画像が回
復すれば良いが、回復に失敗した場合には再度前記回復
動作を行わなければならない。すると回復にかかる時間
が不要にかかってしまい更に前記高速印字性を損なって
しまう。また、前記回復の失敗によって無駄な記録媒体
を消費してしまうという不具合を生ずる。
【0008】また、インクにY、M、C、K(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック)といった複数のイン
ク色を用いてカラー化を行った場合、回復動作によって
各インクの吐出を担う前記吐出口に他のインク色が混入
する場合がある。前記混入が発生すると混色現象が発生
し、正常な色の画像を形成できなくなってしまう。
【0009】従って、1回の回復動作によって混色現象
を発生させず、確実に記録障害を正常に戻す回復動作と
する必要がある。
【0010】従来のインクジェット記録装置での、前記
記録障害に対する回復動作の方法としては特開昭60−
13556号公報の様に加圧ポンプによってインク供給
容器の空気層を加圧する方法がある。前記記録ヘッドに
供給するインクに高圧を発生させ、吐出口から増粘した
インクを流出させ、画像回復する構成である。またポン
プはインクと接触しない構成となっているため、ポンプ
の信頼性の面で優れている。
【0011】また、他の回復動作の方法としては特開平
3−184872号公報がある。このインクジェット記
録装置はインク加圧用ポンプとバルブを有する循環供給
手段を備えている。また前記インクジェット記録装置の
状態を検知する手段を備え、前記状態に応じて前記イン
ク加圧用ポンプとバルブの作動タイミングを制御する構
成である。また前記循環供給手段による循環動作時に吐
出口よりインクを排出して異物除去する。また、長期放
置等で吐出口の近傍に固着したインク等の異物はキャッ
ピング手段に配置された液体吸収体に吸収された液体に
浸すことで溶解する。
【0012】このようにすることでインクジェット記録
装置の状態に合わせて最適な回復動作を行うことができ
るとしている。このインクジェット記録装置はインクジ
ェット記録装置の状態に合わせて最適な回復動作をする
という点で優れている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述のように加圧ポン
プでインク供給容器の空気層を加圧する方法では、記録
障害を回復するために必要な圧力まで高めるのに時間が
かかってしまう。更に必要な圧力に達するまでは、正常
な記録を行っている吐出口からもインクが徐々に流出す
る。従って回復動作により不要なインクを多く消費して
しまう。
【0014】また、インクジェット記録装置の状態を検
知してインク加圧用ポンプとバルブの作動タイミングを
制御する方法の場合、前述の様に吐出口からのインクの
排出のみで画像を回復させる為、かなりの不要なインク
を回復動作によって消費してしまう。
【0015】このように回復動作において不要なインク
の消費が多いと、インク供給容器内のインクが無駄に消
費されてしまう。するとインクジェット記録装置の本来
の目的である画像を形成することに使用されるべきイン
クが無駄に消費されてしまうことになってしまう。
【0016】また、吐出口の近傍に付着した固着インク
を液体に浸して溶解する場合、再溶解性に優れたインク
ならば問題無いが、再溶解し難いインクでは溶解までに
かなりの時間を要してしまう。すると回復動作に係る時
間が不要に長くなってしまう。
【0017】また前述の様にカラー化を行う為に複数の
色のインクを用いた場合、前記インクの排出によりイン
クが混じり合い混色インクが発生する。前記混色インク
が前記吐出口の近傍に付着し、前記吐出口内のインクに
混入すると、前記混色現象が発生してしまう。すると前
述の様に正常な色の画像が形成されなくなってしまう。
【0018】また、前記インクの消費を少なくした場
合、回復動作によって正常な画像に回復しないばかり
か、前記混色インクが前記吐出口の近傍に残留し易くな
り、前記混色現象の発生がより顕著となってしまう。
【0019】また、これら特開昭60−13556号公
報、特開平3−184872号公報のようなインク供給
系の構成とすると、前者はインク供給容器の空気層を加
圧ポンプにより加圧するため、回復動作に必要な圧力に
高める時間にバラツキを生じてしまう。また、後者は供
給系の流路抵抗のバラツキ等により加圧力が大きく変わ
ってしまう。従って双方ともわずかな範囲の吐出口から
のインクの排出量を管理するのが困難である。
【0020】よって、前述の公報ではインク消費量を少
なめに管理し、流路内の空気をも記録ヘッドの流路外に
排出するのは極めて困難である。
【0021】ここで、インクジェット記録装置に用いる
インクの泡立ち性について説明を行う。
【0022】昨今では前述の高印字性を更に高めるため
に、前記記録ヘッドの高密度化、小型化が加速されてい
る。従って前記記録ヘッドは吐出口からの少量のインク
吐出により更に鮮明な画像を形成しなければならない。
この一手段としてインクジェット記録装置に用いるイン
クに記録媒体への浸透性を高めるための界面活性剤等の
溶剤をインク中に添加する方法がある。前記界面活性剤
は非常に泡立ち易い。
【0023】従って界面活性剤をインクに添加するとイ
ンク自体も非常に泡立ち易くなってしまう。よって、前
記回復動作ではこのような泡立ち易いインクにおいても
確実に画像回復する必要がある。
【0024】そこで、本発明はこれらの課題を鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、吐出口に
密着するキャップにより吐出口を塞いだ状態で、インク
を記録ヘッドに圧送し必要な圧力まで高めた後、目的に
合ったインクの排出量を得るようにキャップを開閉し、
吐出口からのインクの排出量を制御することで、回復動
作に係るインク消費量が管理でき、回復動作により混色
現象が発生せず、常に正常な画像の形成が可能な状態に
保持できるインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、吐出口を鉛直方向に複数個配置し、且つ前
記鉛直方向に複数個配置した吐出口を複数列配置したイ
ンクの吐出を行う記録ヘッドと、インク供給容器と、イ
ンク供給手段と、前記インク供給容器から前記記録ヘッ
ドへインクを圧送するポンプ手段と、前記記録ヘッドの
吐出口に密着し吐出口を閉じるキャップを備えたキャッ
プ手段とを備え、前記キャップの上端部には、前記記録
ヘッドの吐出口に密着し吐出口を閉じる側の上端面より
も低くなるような凹部を備え、前記複数列の吐出口に密
着し吐出口を閉じるキャップにおいて、前記各複数列の
吐出口に当接する部分の間に溝を有し、前記キャップ手
段により前記記録ヘッドの吐出口を密閉する工程と、前
記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段により前記イン
ク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ圧送する工程
と、前記記録ヘッド内部が一定の圧力状態となった後、
前記キャップ手段を設定時間開閉するキャップ手段開閉
工程と、前記キャップ手段を閉じた後、前記記録ヘッド
の内圧を通常状態に戻す工程と、前記キャップ手段と前
記吐出口とを離隔する工程と、前記ポンプ手段を設定時
間停止し、その後前記吐出口を密閉した後の前記ポンプ
手段による圧送よりも前記ポンプ手段の圧力を低圧力と
して前記ヘッド内にインクを圧送する工程とからなる回
復動作を行い、前記インクジェット記録装置は環境温度
を検出する温度検出手段を備え、前記低圧力の圧送時間
が前記温度検出手段の検出結果により異なり、前記低圧
力の圧送時間は前記環境温度が高い場合の方が低い場合
より長く、前記前記キャップ手段により前記記録ヘッド
の吐出口を密閉する工程時に、前記吐出口よりインクを
吐出し、前記記録ヘッドの吐出口を密閉する工程時に、
インク吐出する際の周波数が前記記録ヘッドの最大応答
周波数の半分以下の周波数であり、前記キャップ手段に
より前記吐出口を開く工程の後に、前記吐出口よりイン
クを吐出し、前記吐出口を開く工程の後の、前記吐出口
からのインクの吐出を少なくとも2回以上に分割して実
施し、前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段により
前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ圧送す
る工程において、前記圧力発生手段に前記駆動信号を入
力し、前記ポンプ手段の圧力を低圧力として前記ヘッド
内にインクを圧送する工程において、前記圧力発生手段
に、前記吐出口よりインクが吐出するに至らない駆動信
号を入力し、前記キャップ手段を設定時間開くキャップ
手段開閉工程において、前記温度検出手段の検出結果に
より前記設定時間開く回数が異なり、前記キャップ手段
を設定時間開くキャップ手段開閉工程において、前記温
度検出手段の検出結果により前記設定時間開く動作速度
が異なり、前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段に
より前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ圧
送する工程での、前記圧送を少なくとも2回以上に分割
して実施し、前記ポンプ手段の圧力を低圧力として前記
ヘッド内にインクを圧送する工程での、前記圧送を少な
くとも2回以上に分割して実施し、前記吐出口を密閉し
た後に前記ポンプ手段により前記インク供給容器のイン
クを前記記録ヘッドへ圧送する工程の時に、前記インク
供給容器内のインクがインク−エンドであるかの判断を
行うことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】そこで以下に、本発明の詳細を図
示した実施例に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施例を示すものであ
る。図中符号1は記録ヘッドであり、後述のインク吐出
するための後述の吐出口401が穿孔されたノズルプレ
ート400が装着されている。吐出口401は鉛直方向
に複数個配置し、また本実施例に用いるインクの各色毎
に前記複数個の吐出口401を複数列配置している。本
実施例ではカラー化を行う為にY、M、C、K(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック)といった複数の色の
インクを用いた。
【0028】また記録ヘッド1内には圧力発生手段が前
述の複数の吐出口401のそれぞれに対向して配置され
ている。前記圧力発生手段には電気機械変換素子等を用
いることができる。また、記録ヘッド1は図示しない記
録ヘッド駆動回路が接続され、記録ヘッド1に前記記録
ヘッド駆動回路より駆動信号を入力することで前記イン
ク吐出を行う。
【0029】記録ヘッド1はキャリッジ2に搭載され、
ガイド軸3上を移動しながら、前記インク吐出を選択的
に行うことで記録媒体に画像を形成する。
【0030】記録ヘッド1とインク供給容器10内に設
置されているインクパック11はインク流路13により
連通されている。尚、インクパック11は、記録ヘッド
1及び後述のサブタンク30よりも水平方向の高さが低
くなる様に配置されている。
【0031】また、記録ヘッド1にはインク流路14を
経てサブタンク30が接続されている。サブタンク30
にはセンサ36、41が具備され、サブタンク30内が
インク40で満たされるとセンサ36によりインク−フ
ル、減少してくるとセンサ41によりインク−ローを検
出する構造となっている。センサ36、41にはフォト
センサ、インタラプタ等を用いることができる。
【0032】また、サブタンク30にはエアベント37
が備えられている。サブタンク30内のインク40内に
存在する気泡は時間経過により空気層38を形成する。
後述の高圧力の加圧により前述のインク−フルの検出状
態が持続するとエアベント37を介して徐々に空気層3
8の空気は大気へと排出される構造となっている。
【0033】また、インク供給容器10には大気開放口
17が備えられ、大気開放弁16により大気への開閉を
容易に行える構成となっている。大気開放弁16には開
閉制御の容易な電磁弁等を用いることができる。
【0034】大気開放弁16は、後述する回復動作に従
って開閉動作を行うものである。インク供給容器10内
の空気層12にはエア流路19を介してポンプ18が接
続されている。ポンプ18にはダイヤフラム式のエアポ
ンプ等を用いることができる。
【0035】また、記録ヘッド1にはサーミスタ39が
装着されており環境温度を検出する構造となっている。
【0036】ここでインク供給手段について説明を行
う。
【0037】画像の形成時には前記インク吐出によるイ
ンクの消費に伴い、吐出口の毛細管力によってサブタン
ク30内のインク40がインク流路14を経て供給され
る。
【0038】サブタンク30内のインク40は前記イン
ク吐出により減少してくる。すると、前述の様にセンサ
41がインク−ローを検出する。前記インク−ローの検
出を行うと大気開放弁16を閉じポンプ18による低圧
力の加圧を行いインクパック11内のインク15をサブ
タンク30に圧送する。前記低圧力の加圧による圧送で
前述のセンサ36がインク−フルを検出するとポンプ1
8は前記低圧力の加圧を停止し大気開放弁16を開く。
するとサブタンク30内のインク40はインク吐出、及
びインクパック11への流動によって徐々に減少してく
る。するとセンサ41が再びインク−ローを検出する。
【0039】このようにしてインクパック11内にイン
ク15がある限り、サブタンク30内には常に画像の形
成に必要なインク15がインクパック11より圧送さ
れ、インク40が充填されている状態となる。
【0040】また、図1は非画像形成領域での構成であ
る。この領域は、記録ヘッド1の待機位置であり、さら
に記録ヘッド1の回復動作を行う領域である。この領域
には、キャップ手段と廃インク回収手段が設置されてい
る。
【0041】次にキャップ手段について構成と動作を説
明する。図2はキャップ手段の動作を示す説明図であ
る。
【0042】図中符号4はキャップであり前述の記録ヘ
ッド1のノズルプレート400に密着し吐出口401を
塞ぐものである。
【0043】図2中符号31は固定体でありキャップ4
が固定されている。さらに固定体31はキャップ開閉フ
レーム32に設置されている。
【0044】キャップ開閉フレーム32は図示しない駆
動源、伝達機構によって、支点0を中心に回転可能(図
中矢印E)に構成され、キャップ4を記録ヘッド1の吐
出口401に対して開閉動作をするものである(図2
(a),(b))。通常、画像の形成中、または待機中
は図2(a)の状態で、キャップ4は記録ヘッド1に対
しては間隔を開けている。
【0045】また、キャップ揺動レバー34も図示して
いない駆動源、伝達機構によって、支点0を中心に回転
可能(図中矢印F)に構成され、連結レバー35を介し
て、キャップ固定体31を揺動する。キャップ4を固定
したキャップ固定体31はキャップ揺動レバー34の動
作で、キャップ開閉フレーム32の溝33に沿って、記
録ヘッド1の吐出口面を上下動する(図2(b),
(c))。
【0046】また、前述のキャップ4で吐出口401を
塞いだ状態で、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド1
を、ガイド軸3上を移動させる(図2紙面表裏方向)動
作の繰り返しの操作を行う。前記操作を行うことで吐出
口401が大気に開放、遮断を行い、ラビング動作(後
述記号S109)を実施する。
【0047】次に廃インク回収手段についての説明を行
う。図中符号20は廃インク容器であり、記録ヘッド1
の回復動作領域の下方に設置されている。スクレーパ2
2はキャップ4に付着した後述のインク塊410を拭い
取るために設けられている。吸収材21aはスクレーパ
22で拭い取ったインク塊410を吸収し保持するため
のものであり、吸収材21bはキャップ4を清掃するた
めに用いられるものである。
【0048】尚、前述のポンプ18はキャップ4に連接
された図示しない圧力切り替え機構によりポンプ圧が高
圧力、低圧力に切り替わる構成となっている。本実施例
では吐出口401がキャップ4によって塞がれた時に高
圧力、吐出口401が大気に開放された時に低圧力とな
るように構成されている。
【0049】図3(a)はキャップ4の一実施例を示す
説明図である。
【0050】キャップ4は前述の記録ヘッド1のノズル
プレート400に密着し吐出口401を塞ぐものであ
る。キャップ4には記録ヘッド1の前述の複数列配列し
た吐出口401に当接する凸部184〜188を有す
る。
【0051】本実施例では凸部184、185がK(ブ
ラック)、凸部186、187、188はそれぞれC
(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各イン
クを吐出する吐出口401に当接するよう形成されてい
る。
【0052】また、凸部184〜188の間には凹部1
90〜193が形成されている。更に凸部184〜18
8の上端部には前記の様に吐出口401に当接し、吐出
口401を塞ぐ側の面の上端よりも低くなるような凹部
284〜288が形成されている。
【0053】キャップ4はJIS硬度40乃至60度の
軟質な弾性体が望ましい。本実施例は硬度45度の耐薬
品性に優れたシリコン系ゴムを使用している。またキャ
ップ4の材質にはクロロプレンゴム等も用いることがで
きる。
【0054】図4は記録ヘッド1の回復動作に関するシ
ーケンスを示すフローチャートである。ステップS10
0で回復動作命令が出されると、キャップ開閉フレーム
32を駆動して、キャップ4で記録ヘッド1の吐出口4
01を塞ぐ(S101)。このときキャップ4の移動速
度は後述の吐出口401に形成されたメニスカスを壊さ
ないために1.0乃至2.0mm/secとするのが望
ましい。
【0055】S102で大気開放弁16を閉じ、インク
供給容器内を密閉にする。次にポンプ18を駆動(高圧
力)して記録ヘッド1内を高圧力にする(S103)。
高圧力は大気圧に対して+0.15×E5乃至0.3×
E5Paとするのが望ましい。
【0056】タイマーS104の設定時間T1以内(本
実施例では30sec)にサブタンク30がセンサ36
により前述のインク−フルを検出すると、タイマーS1
06の設定時間の間高圧力が記録ヘッド1、サブタンク
30に加わる。
【0057】この時、センサ36により前述のインク−
フルを検出しなかった場合、ポンプ18の駆動を停止
(S201)、大気開放弁16を開き(S202)、タ
イマーS203の設定時間キャップ4で吐出口401を
塞いだ状態を保持し、その後キャップ開閉フレーム32
を駆動しキャップ4と吐出口401とを離隔する。
【0058】この時、前述のようにセンサ36はインク
−フルを検出していない。つまりインクパック11には
画像の形成に必要なインク量が不十分な状態、つまりイ
ンク−エンド(S205)の状態である。この時、図示
しない本発明のインクジェット記録装置に備えられた表
示パネルにより使用者にインク−エンドを表示する。
【0059】前述のタイマーS106後、ポンプ18を
停止(S107)し、大気開放弁16を開き(S10
8)、回数S110の回数N1だけラビング動作を行う
(S109)。ラビング動作(S109)を行うときの
動作速度は後述のノズルプレート400に付着した固着
インク、異物の除去性を確保するため5乃至10mm/
secとするのが望ましい。
【0060】タイマーS111の設定時間キャップ4で
吐出口401を塞いだ状態を保持し、その後、キャップ
開閉フレーム32を駆動しキャップ4から吐出口401
を開放するワイピング動作を行う(S112)。これに
より後述のノズルプレート400面に付着したインク塊
410は拭き取られる。
【0061】ワイピング動作(S112)が行われた
後、廃インク容器20のスクレーパ22によって、キャ
ップ4に付着したインク塊410はかき取られて、吸収
材21aに吸収される。キャップ4の表面は吸収材21
bに擦り付けられて清掃される。
【0062】また、記録ヘッド1の下にはシールヘッド
50が装着されており、ワイピング動作(S112)に
より記録ヘッド1側に垂れたインク塊410はスクレー
パ22を介して吸収材21aに吸収される。シールヘッ
ド50にJIS硬度20乃至30度の軟質な弾性体が望
ましい。本実施例は硬度25度の耐薬品性に優れたシリ
コン系ゴムを使用している。
【0063】次いで、キャップ開閉フレーム32を駆動
し、キャップ4を図2(a)の状態に退避させて(S1
15)キャップ4と吐出口401とが離隔された状態と
なる。この時、キャップ開閉フレーム32を下方へスラ
イドさせる速度は後述の吐出口401のメニスカスを壊
さないために1.0乃至2.0mm/secとするのが
望ましい。
【0064】その後、タイマーS113の設定時間その
状態を保持し、その後、大気開放弁16を閉じ(S11
4)、ポンプ18を駆動(低圧力)して(S115)、
タイマーS116の設定時間低圧力を記録ヘッド1、サ
ブタンク30に加える。このとき、吐出口401は大気
に開放されているためポンプ18の圧力を高く加えすぎ
ると吐出口401よりインクが流れ出て不要なインクを
消費してしまう。これを防ぐにはポンプ18による低圧
力は大気圧に対して+0.02×10E5乃至0.04
×10E5Paとするのが望ましい。
【0065】その後、ポンプ18を停止し(S11
7)、大気開放弁16を開き(S118)、回復動作を
終了する(S119)。
【0066】ここで前述のワイピング動作(S112)
について更に詳細な説明を行う。図5は前述のワイピン
グ動作(S112)を示す説明図である。
【0067】図中符号400は記録ヘッド1に備えられ
たノズルプレートであり、前述した複数個の吐出口40
1が穿孔されている。尚、図5は前述の鉛直方向に複数
列配置された吐出口401の内の1列を示す断面図であ
る。
【0068】ワイピング動作(S112)はキャップ4
の凸部187とノズルプレート400とが当接され、相
対速度Vにより凸部187が下方へ移動することにより
実施される。ノズルプレート400と凸部187との相
対移動速度Vは3mm/sec以下、望ましくは1mm
/sec以下とする。
【0069】前述のラビング動作(S109)により凸
部187は、隣り合う凸部186、188に当接する吐
出口401の近傍まで移動する。すると隣り合った異な
る色のインクが混合し、混色インクを発生する。
【0070】尚、この時には記録ヘッド1内はポンプ1
8により高圧力の状態となっている。従って吐出口40
1が大気に開放される際にはインクが吐出口401より
流れ出る。よってラビング動作(S109)により前記
混色インクが吐出口401に侵入することはない。
【0071】図示した様にワイピング動作(S112)
では前記混色インクを有するインク塊410が凸部18
7の上部に残留した状態で行われる場合がある。しかし
ながら、本実施例では凹部287を有するため、ワイピ
ング動作(S112)時のインク塊410は凹部287
に流れていく。そのため前記混色インクにより混色現象
が発生することはない。
【0072】前述のワイピング動作(S112)に関し
ての説明は凸部187について行ったが、他の凸部18
4〜186、188がノズルプレート400に当接して
ワイピング動作が行われた場合であっても同様の作用を
奏することは明らかである。
【0073】尚、図3(b)はキャップ4の他の実施例
を示す説明図である。
【0074】図示した様に凹部284〜288をテーパ
形状とすることで、より前述のワイピング動作(S11
2)の際のインク塊410の凹部284〜288への流
れが速やかに行われ、より混色現象の発生を抑えること
ができる。
【0075】また図3(a)、(b)においてキャップ
4の表面をフッ素コーティングすることでキャップ4表
面の撥水性が向上し、凹部284〜288へのインク塊
410の流れがより速やかになり更に混色現象の発生を
抑える効果が向上する。更にキャップ4へのインク塊4
10の付着、及び固着がなく安定した回復動作を行える
ため、より安定して画像を形成することができる。
【0076】また、図3(a)、(b)の凸部184〜
188のエッジ部は図示した様にR形状となっている
が、この部分を角形状とした方がよりラビング動作(S
109)でのノズルプレート400に付着した固着イン
ク、異物の除去性が向上する。
【0077】図6は前述の回復動作を行った時の、時間
経過(時間t)に伴う流路内のインクにかかっている圧
力(流路内圧力P)と流路内のインクの流速(インク流
速V)を表わすグラフである。(a)はポンプ圧力、
(b)はインク流速を示す。図中インク流速の(+)と
はインクタンク11からサブタンク30へのインク流
れ、(−)とはサブタンク30からインクタンク11へ
のインク流れを示す。
【0078】図中シーケンスAは図4のフローチャート
中S100〜S108、シーケンスBはS109〜S1
13、シーケンスCはS114〜S119にそれぞれ対
応する。
【0079】図中シーケンスAにおいて図1のセンサ3
6によりインク−フルを検出して以降の領域は流路内に
インクは流動しなくなる。この領域では流路内は高圧力
に保持されている。この高圧によりサブタンク30内の
空気層38の空気はエアベント37より排出される。
【0080】また、シーケンスBでは前述のように大気
開放弁16が大気に開放されているため徐々に大気圧へ
と戻っていく。このときインク流速はサブタンク30か
らインクタンク11へと流れている。
【0081】シーケンスCでは低圧力が流路に加わって
いる。前述のようにインクパック11はサブタンク30
よりも低い位置に配置されているため、シーケンスBで
はサブタンク30内のインク40はインクパック11内
へと徐々に流れている。従って前記シーケンスCの低圧
力によって再びサブタンク30に流入される。
【0082】次に図4のフローチャートに基づき、本実
施例の回復動作についての説明を行う。
【0083】前述したようにタイマーS104で設定時
間T1を設けることで、インクパック11がインク−エ
ンドであることを容易に検出できる。また、タイマーS
104で時間設定するので前記高圧力の加圧を必要以上
に行わない。これにより高圧力による記録ヘッド1への
不要な圧力がかかることがないので、記録ヘッド1を損
傷する心配がなく記録ヘッド1の寿命を長く保つことが
できる。
【0084】また、前述のように高圧力の加圧によって
記録ヘッド1内の流路に混入する気泡はサブタンク30
内に流動され、空気層38を形成する。タイマーS10
6の設定時間高圧力の加圧を行うため、空気層38の空
気はエアベント37より大気に排出される。
【0085】また、前述のようにラビング動作(S10
9)により吐出口401が大気に対して開放、遮断の交
互動作を行う。この大気に対して吐出口401が開放し
たとき記録ヘッド1の内部はポンプ18の高圧力の加圧
によって高圧となっているので吐出口401よりインク
を排出する。このときのインクの排出量は前述のガイド
軸3上を移動させる動作の速度を変えることで容易に変
えることができる。また、タイマーS106の設定時間
により記録ヘッド1内の圧力を確実にポンプ18の高圧
力にすることができる。よって常に一定のインク排出量
とすることができる。
【0086】また、このラビング動作(S109)のと
きキャップ4とノズルプレート400は接触しているた
め、ノズルプレート400とキャップ4とは擦り合わさ
れる。
【0087】即ち、前述の様にインクが吐出口401よ
り排出され、同時にノズルプレート400を擦るため、
吐出口401内の気泡はインクと共に大気に排出され、
またノズルプレート400に固着したインク、異物等は
速やかに排除される。また、回数S110によりラビン
グ動作(S109)の回数N1を変えることができるた
め前述のインク排出量も容易に変えられるのに加えて固
着したインク、異物の除去性も容易に変えることができ
る。
【0088】尚、ノズルプレート400に固着したイン
ク、異物の排除が前述の吐出口401からのインク排出
により助長されることはいうまでもない。
【0089】また、S112のワイピング動作を行うこ
とで吐出口401周囲の固着したインク、異物が一掃さ
れ正常な、しかも安定した画像を形成することができ
る。
【0090】前述したようにサブタンク30はインクパ
ック11より水平面に対する高さが高くなるように配置
されている。タイマーS113の設定時間を5乃至20
secとすることでサブタンク30内のインク40はイ
ンクパック11内に徐々に流動していく。このときイン
ク流れによって前述の高圧力の加圧によって排出しきれ
なかった気泡、例えば記録ヘッド1内の流路の淀み点
(インクが流れ難い場所)に停滞していた気泡がインク
と共に流路内に流動される。
【0091】その後、ポンプ18により前述の低圧力の
加圧によるゆっくりとした流速によってインク及び気泡
を流動させることで前記流路の淀み点に停滞することな
く確実に気泡をサブタンク30に流入させることができ
る。
【0092】この高圧力の加圧の後に低圧力の加圧を行
うことで、インク中の溶存気体量が多いインク(例えば
20ppm以上)であっても、流路内の気泡は確実にサ
ブタンク30内に流入することができる。
【0093】このように高圧力による加圧の後に更に低
圧力の加圧を行うことでより確実な回復動作を行うこと
ができる。
【0094】また、前述の泡立ち易いインクであって
も、高圧力による加圧で主たる気泡はサブタンク30内
へ流入し、高圧力による加圧で発生した泡立ちによって
発生した細かい気泡は低圧力による加圧でサブタンク3
0内に流入される。
【0095】従って、泡立ち易いインクにおいても確実
な回復動作を行うことができる。
【0096】インクの泡立ち性に関しては環境温度が高
い方がより顕著となる。環境温度が高くなるとインクの
粘性が低下し、またインクの表面張力が低くなるからで
ある。
【0097】そこで、図4においてタイマーS116の
設定時間を、前述のサーミスタ39の検出温度に合わせ
て予め設定しておく。環境温度が高い場合の方が低い場
合よりタイマーS116の設定時間を長くする。即ちポ
ンプ18による低圧力の加圧時間を長くする。このよう
にすることで、先の高圧力の加圧での泡立ちにより発生
した気泡は泡立ち性の高い環境温度の高い場合であって
も確実にサブタンク30に流入することができる。
【0098】また環境温度が低い場合においてはインク
の泡立ち性はそれほど問題ではない。従ってS116の
設定時間を短めとして回復動作にかかる時間を短くする
ことができる。
【0099】このようにタイマーS116の設定時間を
環境温度により変えることで、環境温度を問わず確実な
回復動作を行うことができる。
【0100】また、前述のように環境温度が高くなると
インクの粘性が低下する。言い替えれば環境温度が低い
方がインクの粘性は高くなるということである。
【0101】そこで、図4中のラビング動作(S10
9)の回数指定を行っている回数N1(S110)を、
サーミスタ39の検出温度に合わせて予め設定してお
く。
【0102】例えば環境温度10乃至20℃は回数N1
を5回、環境温度21乃至30℃は3回、環境温度31
乃至40℃は1回とする。
【0103】このようにすることで環境温度の変化によ
りインクの粘性が異なる場合においてもノズルプレート
400に付着したインクは確実に排除することができ
る。
【0104】また前述のラビング動作(S109)での
動作速度を環境温度の違いにより予め設定しておく。す
ると環境温度により回数N1を変えた場合においてもラ
ビング動作(S109)での吐出口401からのインク
排出量を制御できる。インク排出量を多くしたい場合に
は前記動作速度を遅く、また少なくしたい場合には速く
する。
【0105】即ち、環境温度に合わせて回復動作でのイ
ンク消費量を制御できる。また、ノズルプレート400
面に付着したインク塊410の排除に関してもラビング
動作(S109)の動作速度を変え、ラビング動作(S
109)の回数S110を変えることで確実に行うこと
ができる。
【0106】また本発明のインクジェット記録装置に用
いるインクの粘性に合わせてラビング動作(S109)
の動作速度、回数N1(S110)を設定することでイ
ンクの粘性を問わず最適な回復動作を行うことができ
る。
【0107】記録ヘッド1の吐出口401にはインクに
よるメニスカスが形成されている。前記メニスカスに強
い衝撃が加わった場合には前記メニスカスが壊れ、吐出
口401内部に空気が侵入し正常な画像が形成できない
記録障害を発生してしまう。
【0108】しかしながら、本発明では図4の実施例で
示したようにキャップ4で記録ヘッド1の吐出口401
を塞ぐ動作S101の際は、前述のようにキャップ4の
移動速度を1.0乃至2.0mm/secとして行う。
従って前記メニスカスには衝撃を殆ど与えることなくキ
ャップ4によって吐出口401を確実に塞ぐことができ
る。即ち、キャップ4で吐出口401を塞ぐ際に、不要
な記録障害を発生することがない。
【0109】また、このキャップ4で記録ヘッド1の吐
出口401を塞ぐ動作S101の際に記録ヘッド1の吐
出口401よりインクを吐出(以下フラッシング動作)
することで次に示す効果を発揮する。
【0110】フラッシング動作の際は常に吐出口401
より安定してインク吐出しているため、少々の衝撃が加
わっても前記メニスカスは壊れない。従って前述のキャ
ップ4で記録ヘッド1の吐出口401を塞ぐ動作S10
1の際での不要な記録障害の発生を更に抑えることがで
きる。
【0111】また、このフラッシング動作を行うインク
吐出の周波数は記録ヘッド1のインク吐出を行える限界
の周波数(最大応答周波数)の半分以下の周波数で行う
のが望ましい(本実施例では1kHzとした)。このよ
うにすることで記録ヘッド1の吐出口401からのイン
ク吐出がより安定し、またフラッシング動作によるイン
ク消費を少なくできる。
【0112】ここで前述のワイピング動作(S112)
について更に説明を加える。
【0113】前述の様にワイピング動作(S112)の
後の図2(a)の状態ではインク40はサブタンク30
からインクパック11へ流動している。従ってキャップ
4の凹部284〜288に流れきれないインク塊410
があった場合、そのインクは吐出口401に侵入しよう
とする。前記吐出口401より侵入したインク塊410
は極微量ではあるが徐々にインクパック11に流動しよ
うとする。一般的なインクジェット記録装置にて行われ
る通常の回復動作においては、前記極微量のインク塊4
10程度では混色現象の発生にまでは至らない。
【0114】しかしながらインク供給容器10内のイン
クパック11が大容量、或いは使用者により必要以上に
前記回復動作が行われると、前記極微量のインク塊41
0の累積によりインクパック11内のインク15に混色
現象が発生してしまう場合がある。
【0115】そこで図4のフローチャートにおいて、キ
ャップ4から吐出口401を開放するワイピング動作S
112の後の図2(a)の状態で、即前記フラッシング
動作を行いインク吐出を行うことで更に以下に示す効果
を発揮する。尚、この時のインク吐出の周波数は前述の
記録ヘッド1の半分以下の周波数で行うのが望ましい
(本実施例では2kHzとした)。
【0116】前述の様に図2(a)の状態で、即最大応
答周波数の半分以下の周波数として前記フラッシング動
作を行うことでインク吐出を安定して行え、しかも前述
のワイピング動作(S112)により吐出口401より
侵入した極微量のインク塊410を速やかに記録ヘッド
1の外部に排出することができる。
【0117】よってインクパック11が大容量、或いは
使用者により必要以上に前記回復動作が行われたとして
も混色現象が発生せず、常に正常な色の画像の形成を行
うことができる。
【0118】また、前記フラッシング動作のインク吐出
を少なくとも2回以上に分割して行う(本実施例では分
割した時間間隔は約0.2乃至0.5secとした)。
このようにすることで前記分割した間はインク吐出を行
わないメニスカスの安定した状態ができる。よって更に
安定して正常な色の画像の形成を行うことができる。
【0119】また、図6においてシーケンスAのインク
−フルを検出するまでの高圧力による加圧の間、記録ヘ
ッド1に記録ヘッド駆動回路より駆動信号駆動信号を入
力する。このようにすることで記録ヘッド1の流路内に
存在する空気、及び気泡が揺動され、より速やかにサブ
タンク30に流動し易くなる。従ってより最適な回復動
作とすることができる。
【0120】また図4の高圧力の加圧の設定時間S10
6を短く設定でき、より効率良い回復動作を行うことが
できる。
【0121】また、図6のシーケンスCの低圧力の加圧
の際に吐出口401よりインクが吐出するに至らない駆
動信号を記録ヘッド1に入力することで、前述の高圧力
の加圧での泡立ちにより発生した記録ヘッド1の流路内
の気泡を揺動することで、より速やかにサブタンク30
に前記気泡を流動できる。
【0122】従って更に最適な回復動作とすることがで
きる。また図4の低圧力の加圧の設定時間S116を短
く設定でき、より効率良い回復動作を行うことができ
る。
【0123】図7は回復動作における前述の高圧力の加
圧、低圧力の加圧を分割して行ったときの、図6と同様
のグラフである。図6と同様に(a)はポンプ圧力、
(b)はインク流速を示す。図中インク流速の(+)と
はインクタンク11からサブタンク30へのインク流
れ、(−)とはサブタンク30からインクタンク11へ
のインク流れを示す。尚、図中シーケンスEは図4のシ
ーケンスBと同様のシーケンスを行う。
【0124】図中シーケンスDでは前述の高圧力の加圧
を2回に分割して行っている。図4のフローチャートに
おいてS100〜S106を行い、その後、大気開放弁
16を開き、設定時間その状態を保持、設定時間経過
後、大気開放弁16を再度閉じることで容易に行うこと
ができる。
【0125】このようにすることで1回の回復動作で流
路のインク流れを多めに発生することができるため、よ
り多くの流路中の空気、及び気泡を速やかに、且つ効率
良くサブタンク30に流動することができる。よって更
に効率良い回復動作を行うことができる。
【0126】また図中シーケンスEでは前述の低圧力の
加圧を2回に分割して行っている。図4のフローチャー
トにおいてS116迄行った後、大気開放弁16を開
き、設定時間その状態を保持、設定時間経過後、大気開
放弁16を再度閉じることで容易に行うことができる。
【0127】このようにすることで流路に停滞した気泡
をインク流れによって揺動させサブタンク30により速
やかに流動することができる。即ち1回の回復動作でさ
らに確実に、効率良い回復動作を行うことができる。
【0128】尚、高圧力の加圧、低圧力の加圧、個々に
分割する。また、本実施例では各2回の分割数について
説明したが前記分割数をさらに増やしても同様の効果を
奏することは明らかである。
【0129】
【発明の効果】以上説明した様に本発明においては、吐
出口を鉛直方向に複数個配置し、且つ前記鉛直方向に複
数個配置した吐出口を複数列配置した記録ヘッドと、イ
ンク供給容器と、インク供給手段と、前記インク供給容
器から前記記録ヘッドへインクを圧送するポンプ手段
と、前記記録ヘッドの吐出口に密着し吐出口を閉じるキ
ャップ手段とを備え、前記キャップの上端部には、前記
記録ヘッドの吐出口に密着し吐出口を閉じる面の上端よ
りも低くなるような凹部を備え、前記複数列の吐出口に
密着し吐出口を閉じるキャップにおいて、前記各複数列
の吐出口に当接する部分の間に溝を有し、前記キャップ
手段により前記記録ヘッドの吐出口を密閉する工程と、
前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段により前記イ
ンク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ圧送する工程
と、前記記録ヘッド内部が一定の圧力状態となった後、
前記キャップ手段を設定時間開閉するキャップ手段開閉
工程と、前記キャップ手段を閉じた後、前記記録ヘッド
の内圧を通常状態に戻す工程と、前記キャップ手段と前
記吐出口とを離隔する工程と、前記ポンプ手段を設定時
間停止し、その後前記吐出口を密閉した後の前記ポンプ
手段による圧送よりも前記ポンプ手段の圧力を低圧力と
して前記ヘッド内にインクを圧送する工程とからなる回
復動作を行うことで、記録ヘッド内の流路に混入する気
泡は大気に排出され、回復動作によるインクの排出量を
容易に変えることができる。また、回復動作による混色
現象が発生せず、常に正常な画像を形成することができ
る。
【0130】また、記録ヘッド内の圧力を確実にポンプ
の高圧力にすることができる。よって常に一定のインク
排出量とすることができる。 また吐出口内の気泡はイ
ンクと共に大気に排出され、また吐出口面に固着したイ
ンク、異物等は速やかに排除される。また、インク排出
量も容易に変えられるのに加えて固着したインク、異物
の除去性も容易に変えることができる。
【0131】また、記録ヘッド内の流路の淀み点(イン
クが流れ難い場所)に停滞していた気泡も確実に流路よ
り排出できる。
【0132】また、インク中の溶存気体量が多いインク
であっても、流路内の気泡は確実に排除できる確実な回
復動作を行うことができる。
【0133】また、泡立ち易いインクであっても、確実
な回復動作を行うことができる。
【0134】前記インクジェット記録装置は環境温度を
検出する温度検出手段を備え、前記低圧力の圧送時間が
前記温度検出手段の検出結果により異なることで、環境
温度を問わず確実な回復動作を行える。
【0135】前記低圧の圧送時間は前記環境温度が高い
場合の方が低い場合より長くすることで、環境温度が低
い場合においては回復動作にかかる時間を短くでき、泡
立ち性が問題となる環境温度の高い場合であっても確実
な回復動作を行うことができる。
【0136】前記前記キャップ手段により前記記録ヘッ
ドの吐出口を密閉する工程時に、前記吐出口よりインク
を吐出することで、吐出口に形成されたメニスカスを壊
すことによる不要な記録障害の発生を抑えることができ
る。
【0137】前記記録ヘッドの吐出口を密閉する工程時
に、インク吐出する際の周波数が前記記録ヘッドの最大
応答周波数の半分以下の周波数であることで、インク吐
出を安定して行えるため、回復動作による不要な記録障
害を発生しない。
【0138】前記キャップ手段により前記吐出口を開く
工程の後に、前記吐出口よりインクを吐出することで、
速やかに混色インクを記録ヘッド1の外部に排出するこ
とができるため、インクパックが大容量、或いは使用者
により必要以上に前記回復動作が行われたとしても混色
現象が発生せず、常に正常な色の画像の形成を行うこと
ができる。
【0139】前記吐出口を開く工程の後の、前記吐出口
からのインクの吐出を少なくとも2回以上に分割して実
施することで、更に不要な記録障害の発生を抑えること
ができる。
【0140】前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段
により前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ
圧送する工程において、前記圧力発生手段に前記駆動信
号を入力することで、より速やかに空気、及び気泡を流
路より排出できるため、より最適な回復動作とすること
ができる。
【0141】また、ポンプによる加圧の時間を短く設定
できるため、より効率良い回復動作を行うことができ
る。
【0142】前記ポンプ手段の圧力を低圧力として前記
ヘッド内にインクを圧送する工程において、前記圧力発
生手段に、前記吐出口よりインクが吐出するに至らない
駆動信号を入力することで、泡立ちにより発生した流路
内の気泡をより速やかに流動でき、更に最適な回復動作
とすることができる。
【0143】前記キャップ手段を設定時間開くキャップ
手段開閉工程において、前記温度検出手段の検出結果に
より前記設定時間開く回数が異なることで、インクの粘
性が異なる場合においても吐出口面に付着したインクは
確実に排除することができる。
【0144】前記キャップ手段を設定時間開くキャップ
手段開閉工程において、前記温度検出手段の検出結果に
より前記設定時間開く動作速度が異なることで、環境温
度を問わず、回復動作におけるインク排出量を制御でき
る。
【0145】また、前記キャップ手段を設定時間開く回
数、前記キャップ手段開閉工程での前記キャップ手段を
設定時間開く動作速度が異なることで、吐出口面に付着
したインクの排除をより確実に行うことができる。
【0146】また、インクの粘性を問わず最適な回復動
作を行うことができる。
【0147】前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段
により前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ
圧送する工程での、前記圧送を少なくとも2回以上に分
割して実施することで、更により多くの流路中の空気、
及び気泡を速やかに、且つ効率良く流動することがで
き、更に効率良い回復動作を行うことができる。
【0148】前記ポンプ手段の圧力を低圧力として前記
ヘッド内にインクを圧送する工程での、前記圧送を少な
くとも2回以上に分割して実施し、前記吐出口を密閉し
た後の前記ポンプ手段による圧送を、少なくとも2回以
上に分割して実施することで、気泡を速やかに、且つ効
率良く流動することができる。よって効率良い回復動作
を行うことができる。
【0149】前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段
により前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ
圧送する工程の時に、前記インク供給容器内のインクが
インク−エンドであるかの判断を行うことで、インクパ
ックがインク−エンドであることを容易に検出できる。
また前記高圧力の加圧を必要以上に行わないため、記録
ヘッド1への不用意な圧力がかかることがないので、記
録ヘッド1を損傷する心配がなく記録ヘッド1の寿命を
長く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明でのインクジェット記録装置を示した説
明図である。
【図2】同上装置における、キャップの動作を説明する
キャップ動作図である。
【図3】同上装置における、キャップを示す説明図であ
る。
【図4】回復動作の方法を示すフローチャートである。
【図5】ワイピング動作を示す説明図である。
【図6】回復動作を行ったときの流路内の圧力とインク
の流速を示すグラフである。
【図7】回復動作を行ったときの流路内の圧力とインク
の流速を示すグラフである。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 4 キャップ 10 インク供給容器 11 インクパック 12、38 空気層 15、40 インク 16 大気開放弁 18 ポンプ 20 廃インク容器 21a、21b 吸収材 22 スクレーパ 30 サブタンク 32 キャップ開閉フレーム 36、41 センサ 37 エアベント 39 サーミスタ 184〜188 凸部 190〜193 溝 284〜288 凹部 410 インク塊

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力発生手段に駆動信号を入力すること
    により発生する圧力変化を、圧力室に充填されたインク
    に与えて、前記圧力室に連通する吐出口よりインクを吐
    出して記録ドットを形成するインクジェット記録装置に
    おいて、 前記吐出口を鉛直方向に複数個配置し、且つ前記鉛直方
    向に複数個配置した吐出口を複数列配置したインクの吐
    出を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドに供給するイン
    クを貯蔵するインク供給容器と、前記記録ヘッドへイン
    クを供給する流路を担うインク供給手段と、 前記インク供給容器から前記記録ヘッドへインクを圧送
    するポンプ手段と、前記記録ヘッドの吐出口に密着し吐
    出口を閉じるキャップを備えたキャップ手段とを備え、 前記キャップの上端部には、前記記録ヘッドの吐出口に
    密着し吐出口を閉じる面の上端よりも低くなるような凹
    部を備え、 前記複数列の吐出口に密着し吐出口を閉じるキャップに
    おいて、前記各複数列の吐出口に当接する部分の間に溝
    を有し、 前記キャップ手段により前記記録ヘッドの吐出口を密閉
    する工程と、前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手段
    により前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッドへ
    圧送する工程と、前記記録ヘッド内部が一定の圧力状態
    となった後、前記キャップ手段を設定時間開閉するキャ
    ップ手段開閉工程と、前記キャップ手段を閉じた後、前
    記記録ヘッドの内圧を通常状態に戻す工程と、前記キャ
    ップ手段と前記吐出口とを離隔する工程と、前記ポンプ
    手段を設定時間停止し、その後前記吐出口を密閉した後
    の前記ポンプ手段による圧送よりも前記ポンプ手段の圧
    力を低圧力として前記ヘッド内にインクを圧送する工程
    とからなる回復動作を行うことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット記録装置は環境温度
    を検出する温度検出手段を備え、前記低圧力の圧送時間
    が前記温度検出手段の検出結果により異なることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記低圧力の圧送時間は前記環境温度が
    高い場合の方が低い場合より長いことを特徴とする請求
    項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記前記キャップ手段により前記記録ヘ
    ッドの吐出口を密閉する工程時に、前記吐出口よりイン
    クを吐出することを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドの吐出口を密閉する工程
    時に、インク吐出する際の周波数が前記記録ヘッドの最
    大応答周波数の半分以下の周波数であることを特徴とす
    る請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記キャップ手段により前記吐出口を開
    く工程の後に、前記吐出口よりインクを吐出することを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記吐出口を開く工程の後の、前記吐出
    口からのインクの吐出を少なくとも2回以上に分割して
    実施することを特徴とする請求項6記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  8. 【請求項8】 前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ手
    段により前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッド
    へ圧送する工程において、前記圧力発生手段に前記駆動
    信号を入力することを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ポンプ手段の圧力を低圧力として前
    記ヘッド内にインクを圧送する工程において、前記圧力
    発生手段に、前記吐出口よりインクが吐出するに至らな
    い駆動信号を入力することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記キャップ手段を設定時間開くキャ
    ップ手段開閉工程において、前記温度検出手段の検出結
    果により前記設定時間開く回数が異なることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記キャップ手段を設定時間開くキャ
    ップ手段開閉工程において、前記温度検出手段の検出結
    果により前記設定時間開く動作速度が異なることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ
    手段により前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッ
    ドへ圧送する工程での、前記圧送を少なくとも2回以上
    に分割して実施することを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記ポンプ手段の圧力を低圧力として
    前記ヘッド内にインクを圧送する工程での、前記圧送を
    少なくとも2回以上に分割して実施することを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記吐出口を密閉した後に前記ポンプ
    手段により前記インク供給容器のインクを前記記録ヘッ
    ドへ圧送する工程の時に、前記インク供給容器内のイン
    クがインク−エンドであるかの判断を行うことを特徴と
    する請求項1記載のインクジェット記録装置。
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