JPH10305436A - 成形機の樹脂材料供給装置 - Google Patents

成形機の樹脂材料供給装置

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JPH10305436A
JPH10305436A JP9127826A JP12782697A JPH10305436A JP H10305436 A JPH10305436 A JP H10305436A JP 9127826 A JP9127826 A JP 9127826A JP 12782697 A JP12782697 A JP 12782697A JP H10305436 A JPH10305436 A JP H10305436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin material
cylinder
hopper
resin
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP9127826A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Okamura
裕幸 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP9127826A priority Critical patent/JPH10305436A/ja
Publication of JPH10305436A publication Critical patent/JPH10305436A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の真空可塑化装置では連続成形中、加熱
筒内への空気の侵入を簡単な構造で防止できるものはな
かった。そこで、連続成形中でも簡単な構造で加熱筒内
への空気の侵入を確実に防止できる装置を提供し、溶融
樹脂中に空気混入による不良成形品の発生を防止するこ
と。 【解決手段】 ホッパ12と、加熱筒2へ樹脂材料Pを
供給する貯蔵筒10との間に、ホッパ12からの樹脂材
料をホッパ12と貯蔵筒10を連通させることなく貯蔵
筒10へ供給できるスライド式樹脂材料供給器13を設
置し、樹脂材料とともに貯蔵筒10あるいは加熱筒2へ
浸入せる空気を、フィルター筒体7の排気口9から脱気
することにより連続成形中加熱筒2内への空気の侵入を
防止し、不良品の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂の成形
に際し、スクリュ式可塑化装置で可塑化中の樹脂に空気
が混入して樹脂を酸化(樹脂焼け)させたり、成形品中
に気泡の巻き込みを防止する樹脂材料供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からスクリュ式可塑化装置で樹脂の
可塑化中に空気が混入して樹脂焼けを起こしたり、成形
品中に気泡ができて不良品が出るのを防止するために、
粒状ないしは粉状の樹脂材料を可塑化装置へ供給する
際、ホッパ内を真空にすることや、可塑化装置内を真空
にすることは知られている。
【0003】図8および図8は公知の樹脂材料Pの真空
供給装置である。図7の装置はホッパ12を密封して排
気口9からホッパ室内22の空気を真空ポンプで吸引し
てホッパ室内を真空にするタイプのもので、この種の装
置は、樹脂材料の連続供給ができず、その上大きな容器
を真空にするため強度の点から設備費が高価となり実用
的でない。
【0004】図8の装置は加熱筒2とホッパ12との間
に仕切板23を設けて成形機の運転準備時または終了時
に加熱筒2の温度が高い状態でスクリュ4が停止してい
る間のみ空気を遮断し、加熱筒2の基部に設けた排気口
9から材料通路24を脱気して樹脂焼けを防止するタイ
プのものであるが、この装置においても連続成形中の効
果は期待できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記従来
装置の問題点を解決し、連続成形中でも簡単な構造で加
熱筒内への空気の侵入を確実に防止できる装置を提供
し、ひいては溶融樹脂中に空気の混入による不良成形品
の発生を防止し、透明成形品の透明度を向上させ、さら
には、可塑化スクリュの設計自由度の向上を図ることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】樹脂の可塑化中に樹脂中
に空気が混入しないように、加熱筒内への空気の侵入を
防止する成形機において、ホッパ12と、加熱筒2へ樹
脂材料Pを供給する貯蔵筒10との間に、ホッパ12か
らの樹脂材料Pをホッパ12と貯蔵筒10を連通させる
ことなく貯蔵筒10へ供給するスライド式樹脂材料供給
器13を設置し、樹脂材料Pとともに貯蔵筒10ないし
は加熱筒2へ侵入せる空気を脱気することを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1はこの発明の要部の
説明図であって、可塑化装置1は加熱筒2の外周にヒー
タ3が、加熱筒2内にはスクリュ4が駆動装置5により
回転可能に設置された公知のものと同一構造である。加
熱筒2の樹脂材料入口6に連通してフィルター筒体7が
設置されており、該フィルター筒体7は内外二重筒から
なり、内筒には通気孔8が穿設されており(場合によっ
ては樹脂材料が通り抜けないメッシュの網を使用しても
よい)、外筒には図示しない真空ポンプに接続する排気
口9が設置されている。10はフィルタ筒体7に連設す
る樹脂材料Pの貯蔵筒で、該貯蔵筒10には樹脂の貯蔵
量を知るためのセンサ11が設置されている。そして、
ホッパ12と前記貯蔵筒10の間にホッパ12からの樹
脂材料Pを貯蔵筒10へ、両者を連通させることなく密
封状態で供給できるスライド式樹脂材料供給器13が設
置されている。
【0008】前記スライド式樹脂材料供給器13は、ホ
ッパ12に連通する入口14と貯蔵筒10に連通する出
口15を有するハウジング16内に摺動軸17が往復動
駆動装置18により往復動可能に内設されており、該摺
動軸17には所定量の樹脂材料を一時的に収容するため
の空間部20が設置されている。空間部20は図2
(a)に示すように摺動軸の先端部に摺動軸と同径の円
板171をロッド172で連結し、摺動軸17の先端部と
円板171外周にOリングO、Oを設けた構造となって
いる。また、図2(b)に示すように摺動軸17の先端
部に貫通口19を穿設し、貫通口の前後の摺動軸17外
周にOリングO、Oを設けた構造としてもよい。
【0009】摺動軸17が移動して空間部20がハウジ
ングの入口14位置へきたとき、ホッパ12内の樹脂材
料Pは摺動軸17の空間部20へ流入し、空間部20内
は樹脂材料Pで満たされる。該摺動軸17が前進して空
間部20がハウジング16の出口15位置へきたとき空
間部20内の樹脂材料Pは貯蔵筒10へ放出される構造
となっている。
【0010】図3は加熱筒2内を真空状態に保持して成
形作業を行い、貯蔵筒10内の樹脂材料が減少し、図示
しない制御機構によりレベルセンサ11が作動して駆動
装置18を作動させて摺動軸17を矢印方向へ移動させ
ようとしているところである。図4は摺動軸17の空間
部20に樹脂材料Pを収容させて、摺動軸17をハウジ
ング16の出口15へ向けて移動している状態を示して
いる。この状態では摺動軸17によりホッパ12と貯蔵
筒10とは密封状態を保持している。
【0011】摺動軸17がさらに移動してして図5に示
す位置にくると、空間部20がハウジング16の出口1
5と連通しだし空間部20内の樹脂材料は貯蔵筒10へ
流出しはじめ、図6の位置に来たときには空間部20内
の樹脂材料はすべて貯蔵筒10内へ放出される。この
間、摺動軸17は常時ホッパ12と貯蔵筒10間を連通
することなく密封状態を維持している。摺動軸17の移
動により樹脂材料Pが貯蔵筒10の所定レベルまで達す
ると駆動装置18の作動が停止し摺動軸17の往復動が
停止する。
【0012】なお、ホッパ12から空間部20へ樹脂材
料Pを流入させたとき、樹脂材料Pの各粒子間に小量の
空気が入りこみ、これらの空気が樹脂材料Pと一緒に貯
蔵筒10へ流入するが、フィルタ筒体7の排気口9から
真空ポンプで脱気されているので加熱筒2内の真空度に
は全く影響を与えることはない。また、加熱筒2とスク
リュ4の隙間はスクリュ4のノズル側では溶融樹脂によ
ってシールされているので問題ないがスクリュ4の軸部
21付近では隙間が比較的大きいので必要に応じてシー
ル機構を設けるとよい。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な構造で加熱筒
内を常に真空状態に保持したまま連続成形を可能とする
他以下の効果が期待できる。 加熱筒内へ補給される樹脂材料は、各粒子間の空隙
に空気が殆ど存在しない状態でスクリュ4の溝を輸送さ
れ溶融されるため溶融樹脂Lの中には空気が混入されて
いない。したがって、樹脂が金型に充填される課程にお
いて微小気泡による成形品に生じる不良例えばシルバー
ストリークと呼ばれる銀色の条痕が解消される。 シルバーストリーク対策で気泡の混入を軽減するた
めのスクリュ背圧を高める必要がないので、樹脂に過大
な剪断力がかからず樹脂の劣化や局部加熱による分解を
防ぐことができる。それ故、透明度の要求される光ディ
スク、レンズ、液晶ディスプレイ導光板等の成形品の品
質の向上、不良率の低減、成形条件の設定の容易さ向上
が期待できる。 溶融可塑化課程で酸化による焼けを生じ易いポリエ
チレン、ポリプロピレン等の樹脂は高温にさらされる樹
脂の周辺の酸素濃度が著しく低いため樹脂焼けの解消が
可能となり、焼けた樹脂片の混入による成形品の不良が
解消される。その上スクリュに付着した焼けた樹脂を周
期的に分解掃除する作業も減少し、成形機の稼働率の向
上に寄与する。 従来は脱気を促進させるために、スクリュ溝は材料
の進行に合わせて先端に行くに従い浅くすることが不可
欠であった。そのために樹脂に過大な剪断力がかかり樹
脂温度が異常に高くなる場合があったが、脱気を考慮す
る必要がないのでスクリュ溝の深さの変化を緩やかにで
き、樹脂の加熱状態の改善が図られ、スクリュの設計に
おける自由度が高まり樹脂種類の多様化に対応できる。 スクリュ溝内で発生した樹脂の分解ガスを排出し、
溶融樹脂中に含まれる分解ガスを減じることができる。
このため、金型内で分解するガスが少なく、金型を汚す
ことが少なくなり、金型のメンテナンス周期を伸ばし、
生産性が高められる。 なお、この発明は射出成形機だけでなく押出機、ブロー
成形機に適用できることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明装置の要部の縦断正面図。
【図2】摺動軸の斜視図
【図3】この発明装置の動作説明図。
【図4】この発明装置の動作説明図。
【図5】 この発明装置の動作説明図。
【図6】 この発明装置の動作説明図。
【図7】公知の装置の説明図。
【図8】公知の他の装置の説明図。
【符号の説明】
1 可塑化装置 2 加熱筒 3 ヒータ 4 スクリュ 5 駆動装置 6 樹脂材料入口 7 フィルター筒体 8 通気孔 9 排気口 10 貯蔵筒 11 レベルセンサ 12 ホッパ 13 スライド式樹脂材料供給器 14 ハウジング入口 15 ハウジング出口 16 ハウジング 17 摺動軸 18 駆動装置 19 貫通口 20 空間部 21 スクリュ軸部 22 ホッパ室内 23 仕切板 L 溶融樹脂 O Oリング P 樹脂材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂の可塑化中に樹脂中に空気が混入しな
    いように、加熱筒内への空気の侵入を防止する成形機に
    おいて、ホッパ(12)と、加熱筒(2)へ樹脂材料
    (P)を供給する貯蔵筒(10)との間に、ホッパ(1
    2)からの樹脂材料(P)をホッパ(12)と貯蔵筒
    (10)を連通させることなく貯蔵筒(10)へ供給す
    るスライド式樹脂材料供給器(13)を設置し、樹脂材
    料(P)とともに貯蔵筒(10)ないしは加熱筒(2)
    へ侵入せる空気を脱気することを特徴とする成形機の樹
    脂材料供給装置。
  2. 【請求項2】スライド式式樹脂材料供給器(13)は、
    ホッパ(12)に連通する入口(14)と貯蔵筒(1
    0)に連通する出口(15)を有するハウジング(1
    6)と該ハウジング(16)内に往復動可能に内設され
    た摺動軸(17)と該摺動軸(17)に樹脂材料(P)
    を収容する空間部(20)が設けられている構造からな
    っていることを特徴とする請求項1記載の成形機の樹脂
    材料供給装置。
  3. 【請求項3】貯蔵筒(10)と加熱筒(2)とをフィル
    ター筒体(7)を介して連設し、該フィルター筒体
    (7)は内外二重筒からなり、内筒には通気孔(8)が
    穿設されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の成形機の樹脂材料供給装置。
JP9127826A 1997-05-02 1997-05-02 成形機の樹脂材料供給装置 Pending JPH10305436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1148241A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形機の樹脂材料供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1148241A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形機の樹脂材料供給装置

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