JP2013226672A - 可塑化装置および可塑化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置を用いて、繊維材料と樹脂とが良好にムラ無く混合するとともに繊維材料と樹脂の間にボイド等が無い状態に材料を可塑化するために、繊維材料を適時適量に供給することを実現する。
【解決手段】加熱筒12内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュ14により繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置11において、加熱筒12内を負圧状態とする吸引装置33と、可塑化装置11のサイクルまたは状態に応じて加熱筒12内への繊維材料の供給量を調節して供給可能な繊維材料の供給装置36とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置および可塑化方法に関するものである。
加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1ではガラス繊維等の強化繊維を射出用のシリンダの上部に固定した加熱装置の筒状容器内で溶融状態として供給することが記載されている。また特許文献1は、加熱筒に真空ポンプが接続され、樹脂に含まれるモノマーや不揮発分を除去できるようになっている。
特開平7−1449号公報(請求項1、0015、0018、図1)
しかしながら特許文献1では、繊維を含む樹脂材料は、塊状予備成形体として供給され、繊維のみが別個に供給されるわけではない。そのため使用される材料が限定され、例えば炭素繊維等を連続した糸状(リボン状)にした材料や、炭素繊維等のみが分離された材料を使用したことは想定されておらず、もし繊維と樹脂が分離されたものを加熱装置内にそれぞれ別個に供給したとしても良好にムラ無く混合することは難しいものであった。
また特許文献1では、加熱装置からシリンダ内への液状樹脂の供給は動作が繰り返されて行われるが、どのようなタイミングで行われるか等については不明なものであった。また加熱装置の下部には孔を有するオリフィスプレートが設けられているが、プランジャを使用しない場合にも、溶融した液状樹脂がオリフィスプレートの孔から下方へ漏れる可能性があり、シリンダ内への材料供給を適時適量に良好に調整できずないものであった。そしてシリンダ内に供給される溶融材料の量を正確にコントロールできないので、シリンダ内における繊維を含む樹脂からのガス抜き等を良好にコントロールできないものであった。
それらの結果、特許文献1では、繊維材料と樹脂とがムラ無く良好に混合するとともに繊維材料と樹脂の間にボイド等が無い状態に前記材料を可塑化することは困難であった。またその結果は成形品にも影響が現れるものであった。
そこで本発明の加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置および可塑化方法では、繊維材料と樹脂とがムラ無く良好に混合するとともに繊維材料と樹脂の間にボイド等が無い状態に材料を可塑化するために、繊維材料を適時適量に供給することができる可塑化装置および可塑化方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の可塑化装置は、加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置において、加熱筒内を負圧状態とする吸引装置と、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて加熱筒内への繊維材料の供給量を調節して供給可能な繊維材料の供給装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の可塑化装置は、請求項1において、前記繊維材料の供給装置は、回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュを有することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の可塑化装置は、請求項1または請求項2において、前記繊維材料の供給装置には、連続した繊維材料を所定長さに切断する切断装置が取付けられることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の可塑化方法は、加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化方法において、加熱筒内を吸引装置により負圧状態とした状態で、加熱筒内へ繊維材料および樹脂材料を可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて調節して供給することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の可塑化方法は、請求項4において、前記繊維材料は、炭素繊維材料であることを特徴とする。
本発明の可塑化装置は、加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置において、加熱筒内を負圧状態とする吸引装置と、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて加熱筒内への繊維材料の供給量を調節して供給可能な繊維材料の供給装置とを備えているので、繊維材料と樹脂とがムラ無く良好に混合するとともに繊維材料と樹脂の間にボイド等が無い状態に材料を可塑化することを目的として繊維材料を適時適量に供給することができる。
本実施形態の繊維材料を含む樹脂材料の可塑化装置の断面図である。 別の実施形態の繊維材料を含む樹脂材料の可塑化装置の断面図である。
図1により本実施形態の繊維材料を含む樹脂材料の可塑化装置11について説明する。本実施形態の繊維材料を含む樹脂材料の可塑化装置11は、炭素繊維材料を含む樹脂材料を成形するための射出成形機(射出圧縮成形機を含む)の射出装置である。可塑化装置11の加熱筒12は、可塑化される溶融樹脂材料の圧力に耐えるため所定肉厚の円筒部材であり、各ゾーンにはヒータ12aと熱電対がそれぞれ配設され、制御装置から各ゾーン毎に温度制御可能となっている。そして加熱筒12の軸方向の中心に設けられた内孔13にはスクリュ14が回転可能かつ前後進可能に配設されている。スクリュ14は、計量時には炭素繊維材料を含む樹脂材料を混練して可塑化しながら加熱筒12の内孔13の前方に送って貯留し、射出時は前記貯留した樹脂材料を図示しない金型内のキャビティへ射出するためのものである。スクリュ14は、繊維の断裂を極力防止するために圧縮比が比較的低いものが使用される。これに限定されるものではないが、一例としてはスクリュ14のピッチ比は全長に亘って一定であり、スクリュ14のフライト14a間の断面積の比である圧縮比については1.0〜2.5が望ましい。
そして加熱筒12の前部には、シリンダヘッドが固着され、シリンダヘッドにはノズル15が固着されている。ノズル15の中心に形成されるノズル孔15aは、これに限定されるものではないが、一例として直径3mm〜10mmと径が大きいものが選ばれ、ノズル通過時の炭素繊維材料の切断を極力防止している。また炭素繊維材料と混合される樹脂材料は粘度が低いものが好適に選ばれることと、前記のノズル孔15aの径が大きいことから、ノズル15には開閉バルブ16が取付けられることが望ましい。また加熱筒12の後部寄りにおける投入口17の周囲には、ハウジング部18(前プレート)が固着されている。
ハウジング部18は図示しない温調装置により温調されるが結露を防止するため図示しないヒータも配設されるようにしてもよい。ハウジング部18には上方に向けて樹脂材料の供給筒19が設けられている。そして供給筒19の上部には樹脂材料を供給装置20の一部であるフィードスクリュ21が内蔵された搬送筒22が水平方向に設けられている。そしてフィードスクリュ21の一端には回転数または回転時期を制御可能なモータ23が取付けられている。また搬送筒22の後部寄りの上部には、樹脂材料の供給装置20の一部であるシャッタ装置24が取付けられている。シャッタ装置24には、上シャッタ25と下シャッタ26が設けられ、前記シャッタ25,26により上部室27、中間室28、下部室29に区画可能となっている。前記上シャッタ25および下シャッタ26は、シリンダ25a,26aにより開閉スライドし、上シャッタ25が開放されている際には上部室27と中間室28が連通され、また下シャッタ26が開放されているときは、中間室28と下部室29が連通されて樹脂材料が落下する。またそれぞれのシャッタ25,26が閉鎖されている際にはシャッタ25,26の上方に樹脂材料が貯留されるとともに各室の間をシール可能な状態に保つことが可能となっている。また上部室27は、供給管30を介して図示しない乾燥機を兼ねた材料貯留装置に接続され、材料貯留装置から樹脂材料が圧送される。
また前記搬送筒22の前方寄りの上部には連通孔31が設けられ、連通孔31の部分には樹脂材料の粉や炭素繊維材料を吸引しないようにフィルタ31aが取付けられている。連通孔31の外側に接続される管路32は、加熱筒12内を負圧状態とする吸引手段である真空ポンプ33に接続されている。そして真空ポンプ33の手前にもフィルタ34が設けられている。また中間室28から前記管路32には管路35が接続されている。そして管路32には開閉バルブ32aが設けられ、管路35には開閉バルブ35aが設けられている。
また供給筒19の上下方向の中間部分には、炭素繊維材料の供給装置36が接続されている。炭素繊維材料の供給装置36は、水平方向に向けられた別の搬送筒37が供給筒19の側方に固定され、搬送筒37の内部には炭素繊維材料を加熱筒12内に供給するためのフィードスクリュ38が内蔵されている。そしてフィードスクリュ38の後方端には回転数および回転時期を制御可能なモータ39が取付けられている。また搬送筒37の前方側は、供給筒19の内部に向けて接続されており、搬送筒37の前方端には内部に通路40aが設けられた内筒40が設けられている。供給筒19の内部設けられる内筒40は、途中から下方に向けて屈曲しており、内筒40の下端は、加熱筒12の投入口17付近で、スクリュ14の溝部14bに正対して開口されるように設けられる。従って本実施形態において供給筒19内の中間位置よりも下方では内筒40の外側の通路19aを樹脂材料の供給装置20から供給される樹脂材料が落下し、内筒40の内側の通路40aを炭素繊維材料の供給装置36から供給される炭素繊維材料が落下する。このように内筒40を設けるのは、炭素繊維材料をスクリュ13の最適な位置に供給するためと、連通孔31へ炭素繊維材料が吸引されるのを避けるためである。
また搬送筒37の後部寄りの上部には、炭素繊維材料の供給装置36のシャッタ装置41が取付けられている。シャッタ装置41の構造は、上シャッタ42と下シャッタ43が設けられ、前記シャッタ42,43により上部室44、中間室45、下部室46に区分されている。本実施形態で中間室45は縦長の細筒形状となっている。前記上シャッタ42および下シャッタ43は、それぞれシリンダ42a,43aにより開閉スライドし、上シャッタ42が開放されている際には上部室44と中間室45が連通され、下シャッタ43が開放されている際は、中間室45と下部室46が連通されて、それぞれ炭素繊維材料が落下される。また上シャッタ42,下シャッタ43が閉鎖されている際にはそれぞれのシャッタ42,43の上方に炭素繊維材料が貯留されるとともに各室44,45,46の間をシール可能な状態に保つことが可能となっている。また中間室45の上部寄りの外側には管路47が接続され、管路47は真空ポンプ33に接続される管路32に接続されている。そして管路47の中間室45側の部分にはフィルタ47bが設けられ、管路47上には開閉バルブ47aが設けられている。
また炭素繊維材料の供給装置36には、連続した繊維材料を所定の長さに切断する切断装置48が取付けられている。具体的には切断装置48は、上部室44にホッパ49が取付けられ、ホッパ49には、炭素繊維を所定の長さに切断するための回転式のカッタ50が取付けられている。カッタ50の種類は回転式のものに限定されず、刃がスライドするものでもよい。そしてホッパ49の上方または側方等には、連続した糸状(リボン状)の炭素繊維Cが巻かれた供給ロール51が回転可能に取付けられるようになっている。そして連続した糸状(リボン状)の炭素繊維Cは、両側からニップロール52に挟まれてカッタ50に向けて供給され、カッタ50とホッパ49の板49aの間で切断され、上部室44に一旦貯留される。
また本実施形態において、樹脂材料の供給装置20、炭素繊維材料の供給装置36、樹脂材料の供給装置20と供給筒19の間、炭素繊維材料の供給装置36と供給筒19の間、供給筒19とハウジング部18の間、ハウジング部18と加熱筒12の間、加熱筒12後端とスクリュ軸14cの間等は図示しないシール部材によりシールされ、加熱筒12内が気密に保たれるようになっている。
本実施形態において加熱筒内を負圧状態とする吸引手段である真空ポンプ33は、加熱筒内(樹脂材料の供給装置20内、炭素繊維材料の供給装置36内等をも含む密閉空間内)を一例として大気圧基準で−80kPa(絶対圧基準では21.33kPa)ないし−101kPa(絶対圧で0.33kPa)まで負圧状態に可能な能力を有する。なおより望ましい負圧状態は、大気圧基準で−90kPa(絶対圧基準では11.33kPa)ないし−100kPa(絶対圧で1.33kPa)である。真空度は上記以上の高真空であってもよいが、前記高真空を達成するための真空ポンプ33やシール構造に費用がかかる割に得られる効果に大差はないのであまり現実的とは言えない。
また可塑化装置11は、射出成形機の射出装置であってその駆動部等については公知であるので図示しての説明は省略するが、スクリュ14を回転させるための計量用サーボモータ53、スクリュ14を前後進させるための射出用サーボモータ、射出時や計量時にスクリュ14の軸方向にかかる力を検出するロードセル、射出装置全体を前後進させるとともにノズル15を金型に押圧する機構などが設けられている。
また可塑化装置11のノズル15の前方側(図1において左側)には図示しない射出成形機の型締装置が設けられている。射出成形機の型締装置については、どのような型締装置であってもよい。しかしながら一例として、縦型の型締装置を用いて、金型のパーティング面から射出を行う場合などでは、射出時の流動損失を軽減し、炭素繊維材料の切断を減少させることができる。また金型を僅かに開いた状態から射出開始してから金型間の溶融材料を圧縮、または射出開始後に金型間を開いてその後に金型間の溶融材料を圧縮などする射出圧縮成形を行う型締装置では、射出速度を低下させることができ、炭素繊維材料の切断を減少させることができる。
次に繊維材料を含む樹脂材料の可塑化方法について説明する。本実施形態では、上記のように真空ポンプ33が作動されて加熱筒12内が上記の真空状態(負圧状態)に保たれている。樹脂材料は、材料貯留装置から供給管30を介して上部室27へ供給される。そしてまず上シャッタ25のみが開き上部室27から中間室28へ樹脂材料が供給される。次に上シャッタ25が閉鎖され、開閉バルブ35aが開いて、中間室28内が真空ポンプ33に連通されて真空化される。次に下シャッタ26が開いて、中間室28内の樹脂材料が下部室29であってフィードスクリュ21が設けられた搬送筒22内の後部側へと落下される。このようにして常時いずれか一方のシャッタ25,26は閉鎖された状態を保って樹脂材料を供給できることから加熱筒12内の真空は保たれる。そして図示しない射出成形機の制御装置からモータ23により搬送筒22内のフィードスクリュ21の回転を制御することにより、可塑化装置11のサイクルや状態に応じた望ましいタイミングで望ましい量の樹脂材料を加熱筒12内に供給することができる。ここでいう「サイクル」とは、計量工程、射出工程といった成形サイクルにおける時期(工程)を指し、「状態」とは計量用モータのトルク、回転数、計量完了までの時間等、加熱筒12内の樹脂材料等の状態を検出するための数値等を指す。
本実施形態では使用される材料として熱可塑性樹脂(たとえばポリアミド)に炭素繊維を配合した混合材料(CFRP)を使用した例について記載する。前記混合材料としては、熱可塑性樹脂の場合は、ポリアミドの他、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ABS等の少なくとも一種類の樹脂が選ばれる。また熱硬化性樹脂の場合は、エポキシ、ポリウレタン、フェノール等の少なくとも一種類の樹脂から選ばれ、熱可塑性と熱硬化性樹脂の混合樹脂でもよい。
また本実施形態では炭素繊維は、炭素繊維材料の供給装置36から供給される。本発明としては、炭素繊維の他、ガラス繊維、植物繊維、化学繊維等の別の繊維を含有するものも含まれる。また炭素繊維等の繊維の状態および供給方法は、ここで記載された方法に限定はされない。
連続した糸状(リボン状)の炭素繊維Cは、供給ロール51からニップロール52により切断装置48へ送り出され、回転式のカッタ50とホッパ49の板49aの間で切断される。そして切断された炭素繊維材料は、上シャッタ42の上方に貯留される。次に所定のタイミングで上シャッタ42のみが開き、炭素繊維は、縦長の中間室45に落下される。この際炭素繊維は縦長の中間室45内で半分よりも下方に貯留される程度とすることが望ましい。そして上シャッタ42が閉鎖されると開閉バルブ47aが開いて、中間室47内が真空ポンプ33に連通され真空化される。この際真空ポンプ33からの管路47は、中間室45の上部に連通されており、炭素繊維は中間室45の下方にしか貯留していないので、炭素繊維を吸い込むことがない。また管路47の中間室45側にはフィルタ47bが設けられているので、炭素繊維材料が管路47に入りこむことは防止される。
次に下シャッタ43が開いて、中間室45内の炭素繊維が下部室46であってフィードスクリュ38が設けられた搬送筒37内の後部側へ落下される。このようにして常時いずれか一方のシャッタ42,43は閉鎖されていることから加熱筒12内の真空は保たれる。またこれらのシャッタ42,43が開放される際、下方側の室の真空度を高めにしておいて、炭素繊維材料の落下を助長させるようにしてもよい。そして図示しない射出成形機の制御装置によりモータ39を駆動させ搬送筒37内のフィードスクリュ38の回転を制御することにより、炭素繊維材料は搬送筒37内を前方に送られ、更には内筒40内の通路40aを通過して加熱筒12のスクリュ14の溝14bの近傍に直接送られる。このように内筒40内の通路40aを炭素繊維が送られることにより、供給筒19内で炭素繊維が真空ポンプ33への管路32の側に吸引されることが無くなる。また内筒40の先端をスクリュ14のフライト14aや溝14bに対して望ましい位置に対応させることができるので、スクリュ14への炭素繊維材料の噛み込みが良好になる。
本実施形態では、供給される炭素繊維材料は、可塑化装置11のサイクルや状態に応じて、望ましいタイミングで望ましい量の炭素繊維材料を加熱筒12内に供給することができる。この際、連続した糸状(リボン状)の炭素繊維材料Cは、カッタ50により常時切断されているか、またはほとんどの時間切断されていることにより、必要な炭素繊維材料の供給量を確保している。しかし炭素繊維材料が加熱筒12内に直接供給されるのは、常時とは限らない。具体的には計量時にはスクリュ14の回転に応じて炭素繊維と樹脂材料が適量づつ供給される。または場合によっては射出時などにも供給される。しかし計量完了後に射出開始までの時間は、スクリュが回転停止および前後進停止しているので、炭素繊維等は供給されないか、または計量時よりも供給量が減らされる。従って本実施形態の炭素繊維材料の供給装置36におけるフィードスクリュ38は、カッタ50による炭素繊維材料の切断時間と加熱筒12内への炭素繊維材料の供給時間が相違していたり、毎秒当たりの供給量が相違していたとしてもバッファとして調整機能の役割を果たす。また樹脂材料と炭素繊維材料を供給時間の間中、最適の比率で供給できるので、材料の混合ムラが起きない。
そして加熱筒12内への炭素繊維材料および樹脂材料の供給は、スクリュ14の溝14bに前記炭素繊維材料と樹脂材料を混合したものが完全に詰まった状態ではなく、一部に空間を持った状態である飢餓状態となるように供給される。この際に加熱筒12内は気密に保たれ真空ポンプ33により負圧吸引され、一例として−95kPaに減圧されているので、樹脂材料から発生したガスや水分は、スクリュ14の溝14bに形成された空間を通って真空ポンプ33に吸引される。また加熱筒12内がほぼ無酸素化されることにより、樹脂材料の黒変や劣化が防止される。更には加熱筒12内の気体が吸引されることにより、溶融状態の樹脂材料と炭素繊維材料の間にボイド等がほとんど無くなるので、樹脂材料と炭素繊維材料の密着性が良好になる。
そして上記のように圧縮比を小さくしたスクリュ14により炭素繊維材料を含む樹脂材料を可塑化し、加熱筒12の内孔13のスクリュ14の前方へ送る。この際に加熱筒12の内壁とスクリュ14の間で樹脂材料等がせん断作用を受けて発生するせん断発熱を小さくし、加熱筒12の温度を高めにして熱により樹脂材料の可塑化を促進させる。(なお加熱筒12の温度は樹脂材料の種類により異なることは言うまでもない。)またスクリュ14の回転数は射出装置の大きさにも関係して限定されるものではないが、一例として30〜200r.p.m.更に望ましくは50〜150r.p.m.として回転数を遅めにして時間をかけて可塑化する。更に計量時のスクリュ14の背圧は、0〜5MPaと比較的低めであることが炭素繊維の折損を抑える点で望ましい。
そして次の射出工程では、可塑化装置11(射出装置)から、図示しない型締装置に取付られた金型のキャビティに溶融材料を射出する。この際の射出速度もこれに限定されるものではないが、一例として30〜200mm/secと比較的遅くすることが望ましい。この際にノズル15のノズル孔15aの径やランナの径が太くて直線状であるほうが流動損失を抑えられ、また炭素繊維の折損も抑えられる。また金型および型締装置の側では、これに限定されるものではないが、キャビティの容積を拡大してから圧縮する射出圧縮成形を行うことが望ましい。そしてキャビティ内の炭素繊維材料を含む溶融樹脂が充填されると保圧工程へ移行し、冷却終了後に成形品を取り出す。なお炭素繊維の折損を抑える点で保圧は低めにすることが望ましい。これに限定されるものではないが、保圧は40MPa以下が望ましく、保圧を行わず、冷却収縮分だけ可動金型を移動させてキャビティ容積を減少させるものでもよい。
次に図2により別の実施形態について相違点を中心に説明する。別の実施形態の可塑化装置61は、ハウジング部63に対して取付けられる供給筒64、樹脂材料の供給装置65の構造は図1の実施形態とほぼ同様の構造となっている。しかし加熱筒62、スクリュ76、および炭素繊維材料の供給装置66は一部が相違している。別の実施形態において、炭素繊維材料の供給装置66により供給される炭素繊維材料C1は、切断装置のカッタにより切断されるのではなく、予め切断されたものが所定量づつブロック状に供給される。
炭素繊維材料の供給装置66は、搬送筒67の後方寄りの上部に縦長の細筒形状の筒状部68が設けられ、筒状部68の下方寄りの部分にはシャッタ69が設けられ、シャッタ69により、筒状部68は上部室70と下部室71に区画可能となっている。また筒状部68の上部室70の部分の上部寄りの一方の壁面には、水平方向に向けて別の筒状部72が固定されている。筒状部72の最後端には、ロッド74aが筒状部72内を水平方向に移動するエアシリンダ74が取付けられている。筒状部72内において、前記ロッド74aが退縮した際に形成される部分(ロッド74aの前方)は、ブロック状の炭素繊維材料C1の載置スペース73となっている。
縦方向の筒状部68の上部にも、ロッド75aが垂直方向に移動されるエアシリンダ75が設けられている。エアシリンダ75のロッド75aには筒状部68の内径に一致するピストン75bが設けられ、筒状部68内において前記ピストン75bを境にして上下空間がシールが可能となっている。また上部室70である筒状部68において、筒状部72が開口された部分よりも下方の中間位置には、真空吸引するための連通孔81が設けられている。そして連通孔81にはフィルタが設けられるとともに、連通孔81は管路により真空ポンプ79に連通されている。加熱筒62内が気密を保て前記真空ポンプ79により真空化できる点は図1の実施形態と同じである。
本実施形態では、スクリュ76はL/Dが20〜50と、一般的なものよりも長いスクリュ76が設けられ、スクリュ76の軸76aの太さは、後方の投入口62aの近傍部分から順に細、太、細、太の順となっている。またスクリュ76のピッチは一定またはほぼ一定となっている。そして前記スクリュ76により前方に送られた樹脂材料は、最初の軸が太くなった部分76bで一旦圧縮され溶融されるが、次に軸76aが細くなった部分76cで再び圧力開放されるようになっている。そして加熱筒62の中間位置の上部位置であって、可塑化時にスクリュ76の軸76aが細くなった部分76cの近傍位置には、貫通孔77(ベント孔)が設けられ、加熱筒62内(特に軸76aが細くなった部分76b)から発生したガスが抜けるようになっている。貫通孔77は、管路78を介して真空ポンプ79に接続され、管路78には開閉バルブ78aやフィルタ78b等が設置される。
別の実施形態の可塑化装置61は、ブロック状の炭素繊維材料C1が1個づつ供給されるが、上記の構造をしていることにより、加熱筒62内は真空状態を保つことができる。即ちエアシリンダ75のピストン75bを最上方に位置させて上部室70に対して筒状部72を開口させた状態で、エアシリンダ74のロッド74aを伸長させて、載置スペース73に準備されたブロック状の炭素繊維材料C1を上部室70内に押込む。次にエアシリンダ74のロッド74aを退縮させた後、エアシリンダ75のロッド75aを伸長させてピストン75bで前記開口との連通を封鎖する。この状態で真空ポンプ79と上部室70とを連通孔80を介して連通させて、上部室70内を真空化させる。そのことにより上部室70内のピストン75bは容易に前進可能となる(または上部室70の下方に設けた別の孔を開放して、ピストン75bを前進可能としてもよい。)。次にシャッタ69を開放するともにエアシリンダ75のロッド75aおよびピストン75bを前進させてブロック状の炭素繊維材料C1を下部室71に押込む。下部室71に押込まれたブロック状の炭素繊維材料C1は搬送筒67内のフィードスクリュ80の回転により、可塑化装置61のサイクルまたは状態に応じて加熱筒62内に炭素繊維材料の供給量が調節(供給量0の時間も含む)して送られる。またその際に樹脂材料の供給装置65から可塑化装置61のサイクルまたは状態に応じて加熱筒62内への樹脂材料の供給量が適時適量に調節(供給量0の時間がある場合も含む)されて送られる。
一方、加熱筒62におけるベント孔である貫通孔77からは真空ポンプ79によりガス等が常時吸引されている。別の実施形態では、炭素繊維材料と樹脂が既に溶融状態に混合された後にガスを吸引するので、炭素繊維材料が真空ポンプへの管路に詰まることはない。図1、図2の実施例以外にも、加熱筒内を負圧にして樹脂材料等からガス等を吸引するために吸引孔を設ける部分は、加熱筒の後部または後端、ハウジング部、供給筒の周り、下部室など限定はされない。また上記の負圧を保つことが可能な範囲内において窒素ガスや大気を導入するものでもよい。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。例えば図1の実施形態において炭素繊維材料の供給装置のみを図2に示される炭素繊維材料の供給装置に変更してもよい。また図2の別の実施形態において、炭素繊維の供給装置のみを図1に示される炭素繊維材料の供給装置に変更してもよい。更に炭素繊維材料の供給装置に供給されるのは、炭素繊維材料のみならず、ペレットに炭素繊維が混入されたものでもよい。更にまた、本発明に用いられる可塑化装置は、射出を兼用した射出装置の他、可塑化装置とプランジャ装置からなるプリプラ(登録商標)式の射出装置の可塑化部分にも使用することができる。またスクリュが前後進せずに回転のみを行って前方のダイから繊維材料を含む樹脂材料を押出す押出機についても本発明を採用することができる。
11,61 可塑化装置
12,62 加熱筒
14,76 スクリュ
21,38,80 フィードスクリュ
20,65 樹脂材料の供給装置
33,79 真空ポンプ
36,66 炭素繊維材料の供給装置(繊維材料の供給装置)
48 切断装置
C,C1 炭素繊維材料(糸状、ブロック状)
本発明の請求項1に記載の可塑化装置は、加熱筒の内孔に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより炭素繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置において、加熱筒内を負圧状態とする吸引装置と、負圧状態に保たれる搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて樹脂材料の供給量を調節して加熱筒の内孔に供給可能な樹脂材料の供給装置と、負圧状態に保たれる搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて炭素繊維材料の供給量を調節して供給可能な炭素繊維材料の供給装置と、前記炭素繊維材料の供給装置のフィードスクリュから炭素繊維材料がスクリュの溝部の近傍の投入口を介して加熱筒の内孔に直接供給される負圧状態に保たれる通路とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の可塑化装置は、加熱筒の内孔に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより炭素繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置において、加熱筒内を負圧状態とする吸引装置と、上シャッタと下シャッタの一方が閉鎖されて負圧状態に保たれるシャッタ装置の下方に設けられ負圧状態に保たれる搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて樹脂材料の供給量を調節して加熱筒の内孔に供給可能な樹脂材料の供給装置と、上シャッタと下シャッタの一方が閉鎖されて負圧状態に保たれるシャッタ装置の下方に設けられ負圧状態に保たれる搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて炭素繊維材料の供給量を調節して加熱筒の内孔に供給可能な炭素繊維材料の供給装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の可塑化装置は、加熱筒の内孔に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより炭素繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置において、加熱筒内を負圧状態とする吸引装置と、負圧状態に保たれる搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて樹脂材料の供給量を調節して加熱筒の内孔に供給可能な樹脂材料の供給装置と、筒状部内のピストンにより炭素繊維材料を負圧状態に保たれた搬送筒内へ押し込み、前記搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて炭素繊維材料の供給量を調節して加熱筒の内孔に供給可能な炭素繊維材料の供給装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の可塑化方法は、加熱筒の内孔に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより炭素繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化方法において、加熱筒内を吸引装置により−80kPa〜−101kPaの負圧状態とした状態で、内部が前記負圧状態に保持可能な炭素繊維材料の供給装置と樹脂材料の供給装置から、加熱筒の内孔炭素繊維材料および樹脂材料を可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて調節して供給することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の可塑化方法は、請求項4において、可塑化時のスクリュ回転数は30〜200r.p.m.であり、金型のキャビティに溶融材料の射出時の射出速度は、30〜200mm/secであることを特徴とする。
本発明の可塑化装置は、加熱筒の内孔に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより炭素繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置において、加熱筒内を負圧状態とする吸引装置と、負圧状態に保たれる搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて樹脂材料の供給量を調節して加熱筒の内孔に供給可能な樹脂材料の供給装置と、負圧状態に保たれる搬送筒内に設けられ回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュにより、可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて炭素繊維材料の供給量を調節して供給可能な炭素繊維材料の供給装置とを備えているので、炭素繊維材料と樹脂とがムラ無く良好に混合するとともに炭素繊維材料と樹脂の間にボイド等が無い状態に材料を可塑化することを目的として炭素繊維材料を適時適量に供給することができる。

Claims (5)

  1. 加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化装置において、
    加熱筒内を負圧状態とする吸引装置と、
    可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて加熱筒内への繊維材料の供給量を調節して供給可能な繊維材料の供給装置とを備えたことを特徴とする可塑化装置。
  2. 前記繊維材料の供給装置は、回転数または回転時期を制御可能なフィードスクリュを有することを特徴とする請求項1に記載の圧縮成形装置。
  3. 前記繊維材料の供給装置には、連続した繊維材料を所定長さに切断する切断装置が取付けられることを特徴とする請求項1に記載の可塑化装置。
  4. 加熱筒内に少なくとも回転自在に設けられたスクリュにより繊維材料を含む樹脂材料を可塑化する可塑化方法において、
    加熱筒内を吸引装置により負圧状態とした状態で、
    加熱筒内へ繊維材料および樹脂材料を可塑化装置のサイクルまたは状態に応じて調節して供給することを特徴とする可塑化装置。
  5. 前記繊維材料は、炭素繊維材料であることを特徴とする請求項4に記載の可塑化装置。
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