JP2010099939A - 光学製品の射出成形機および光学製品の射出成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 射出装置の加熱筒内を減圧した状態で樹脂材料を可塑化し、可塑化した溶融材料を成形金型内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機および光学製品の射出成形方法において、光線を光学製品に対して照射した際の光線透過率を改善することができる光学製品の射出成形機および光学製品の射出成形方法を提供する。
【解決手段】 射出装置12の加熱筒31内を減圧した状態で樹脂材料Mを可塑化し、可塑化した溶融材料M1を成形金型64内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機において、加熱筒31内を常時気密状態とするとともに真空ポンプ54で吸引し、真空度を0.33kPa〜11.33kPaとして樹脂材料Mの可塑化を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、射出装置の加熱筒内を減圧した状態で樹脂材料を可塑化し、可塑化した溶融材料を成形金型内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機および光学製品の射出成形方法に関するものである。
導光板、光拡散板、レンズ、および光ディスク等の光学製品は、自然光、照射光、レーザー光、および紫外線等の光線の透過率が低い場合には、製造工程または使用時に強い光線が必要となってしまうことから光線透過率が高い光学製品が望まれている。よって光学製品は、前記光線透過率に優れた、アクリル、ポリカーボネート、環状オレフィン系樹脂等の透明樹脂材料を用いて射出成形(キャビティ内で溶融樹脂が圧縮される射出圧縮成形を含む)により成形されることが一般的である。ところが射出成形により光学製品を成形する場合には、射出成形機の加熱筒内で樹脂材料を可塑化して溶融する過程で樹脂材料が劣化し、光学製品に「焼け」や「黄変」が発生して前記光線透過率が低下してしまうという問題があった。また加熱筒内で樹脂材料を可塑化して溶融する過程でガスや水分が発生し、それらが光学製品に混入して銀条(シルバーストリーク)が発生することがあった。
前記の問題を解決しようとしたものとして特許文献1ないし特許文献3に記載されたものが公知である。特許文献1は、ディスク基板用射出成形機に関するものであって、射出装置が可塑化の工程に入ると開閉装置を閉鎖して加熱筒内を気密状態とし、溶融樹脂から発生するガスを吸引し或る程度の減圧状態とすることが記載されている。そして特許文献1の射出装置は、可塑化の工程が終了すると、前記開閉装置を開放して、再び樹脂を供給するので加熱筒内は大気圧に戻る。しかしこのような機構では成形サイクルの間に加熱筒内の閉鎖と開放を繰り返すので、真空度が十分に上昇する前に溶融樹脂の計量を行って射出することになり、黄変を防止し、光線透過率の高い光学製品を成形することは不可能であった。また特許文献1では樹脂材料の供給量を調節することが十分に出来ないので、加熱筒内から効率的にガスや水分を吸引することが出来ないものであった。
また特許文献2についても、ディスク基板等のシルバーストリーク対策や樹脂の劣化対策のために、ディスク基板を成形する射出成形機の加熱筒内を回転弁体で気密状態とし、加熱筒内を真空ポンプにより吸引することが記載されている。しかしながら特許文献2の射出装置は、回転弁体を回転する際に少量の空気が加熱筒内に入り込むことから真空度を高真空状態に到達させることが困難であった。従って特許文献2についても、ディスク基板等のシルバーストリーク対策やある程度の変色を抑えることは可能であるが、光線透過率が高いディスク基板等の光学製品を成形することは不可能であった。また特許文献2では、回転弁体を用いることにより樹脂材料の供給量が調節されずに一度に大量に加熱筒内に供給され、そのまま溶融されることから加熱筒内から効率的にガスや水分を吸引することが出来ないものであった。
更に特許文献3では、ディスク基板の酸化・変色を防止するために、ディスク基板を成形する射出成形機の加熱筒内または前記加熱筒内へ樹脂材料を供給する供給装置内に向けて窒素等の不活性ガスを供給することが記載されている。しかしながら特許文献3のように窒素を加熱筒内に供給して可塑化された溶融樹脂で成形されたディスク基板は、単に黄変等の変色を一定程度抑えるに留まり、十分な光線透過率が得られていなかった。またディスク基板の成形はクリーンルーム内で行われるが大量の窒素が用いられることによる環境問題等もあった。更に特許文献3についても樹脂材料の供給量を調節することが十分に出来ないので、加熱筒内から効率的にガスや水分を吸引することが出来ないものであった。
実用新案登録3016781号公報(0001、0010、0011、0013、図1) 特開平9−164527号公報(0005、0008、0009、図1) 特開平8−52763号公報(請求項1、0022、図1)
本発明では上記の問題を鑑みて、射出装置の加熱筒内を減圧した状態で樹脂材料を可塑化し、可塑化した溶融材料を成形金型内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機および光学製品の射出成形方法において、自然光、照射光、レーザー光、および紫外線等の少なくとも一つの光線を光学製品に対して照射した際の光線透過率を改善することができる光学製品の射出成形機および光学製品の射出成形方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の光学製品の射出成形機および請求項4に記載の光学製品の射出成形方法は、射出装置の加熱筒内を減圧した状態で樹脂材料を可塑化し、可塑化した溶融材料を成形金型内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機において、加熱筒内の真空度を0.33kPa〜11.33kPaとして可塑化を行うことを特徴とする。
本発明の光学製品の射出成形機および光学製品の射出成形方法は、射出装置の加熱筒内を減圧した状態で樹脂材料を可塑化し、可塑化した溶融材料を成形金型内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機において、加熱筒内の真空度を0.33kPa〜11.33kPaとして可塑化を行うので、光学製品の焼けや黄変を防止するとともに、自然光、照射光、レーザー光、および紫外線等の少なくとも一つの光線を光学製品に対して照射した際の光線透過率を改善することができる。
本実施形態の光学製品の射出成形機と光学製品の成形方法について、図1ないし図4を参照して説明する。図1は、本実施形態における光学製品の射出成形機の概略説明図である。図2は、本実施形態における光学製品の射出成形機に取付けられるスクリュのフライトの展開図である。図3は、本実施形態における光学製品の射出成形機により成形されたディスク基板の分光光線透過率を示す図である。図4は、本実施形態における光学製品の射出成形機により成形されたディスク基板の色相(YI値)を示す図である。
図1に示されるように、光学製品である追記型ブルーレイディスク(登録商標)(BD−R)用のディスク基板は、射出成形機11により成形され、後工程でスパッタリング、色素層形成、カバー層形成等がなされて追記型ブルーレイディスク(BD−R)が製造される。
後工程を含めた光ディスクの製造装置の一部として図1に示されるディスク基板の射出成形機11が配設されている。そして射出成形機11の一側には、ディスク基板の原料であるペレット状の樹脂材料Mを乾燥し貯蔵する機能を備えた乾燥装置13が配設されている。乾燥装置13から射出成形機11へは、供給管15が接続されている。そして図示しない圧送機構により樹脂材料Mが、射出装置12に取付けられた樹脂材料供給装置14から送られるようになっている。樹脂材料供給装置14は、上部に材料投入口を有し下部には樹脂材料Mの調整量を調節する供給量調節装置21に連通する開口を有する筒状の供給筒22と、供給筒22の内部空間を開閉自在に区画する上部シャッタ23a、下部シャッタ23b等によって、上部貯留室24、中間貯留室25、および下部貯留室26に分割されている。なお前記上部貯留室24、中間貯留室25、および下部貯留室26をヒータにより加熱して更に樹脂材料Mを乾燥するようにしてもよい。
次に射出成形機11の射出装置12について説明する。射出装置12の供給量調節装置21は、モータ27によって回転駆動されるフィードスクリュ28が搬送筒29の内部に水平方向に配設されている。そして供給量調節装置21は、前記下部貯留室26と搬送筒29の後側上部が接続され、搬送筒29の前側下部は筒部30を介して射出装置12の加熱筒31に接続されている。本発明では前記の供給量調節装置21を用いることにより、加熱筒31内へ樹脂材料Mを調節して供給することができる。加熱筒31は可塑化され溶融された樹脂材料M1の圧力に耐えるため所定肉厚の円筒部材であり、各ゾーンにはヒータ36と熱電対37がそれぞれ配設され、制御装置38から各ゾーン毎に温度制御可能となっている。前記加熱筒31には、ノズル32のノズル孔32aに連通される内孔39が形成されている。そして加熱筒31の内孔39には前方に逆流防止弁40が設けられたスクリュ42が回転可能かつ前後進可能に配設されている。そして加熱筒31の前部には、シリンダヘッド33が固着され、シリンダヘッド33にはノズル32が固着されている。また加熱筒31の後部における投入口35の周囲には、ハウジング34が固着されている。ハウジング34は温調装置により温調されるが結露を防止するため図示しないヒータも配設されている。
本実施形態においてスクリュ42は、前後のメインフライト16間の溝部17に前記メインフライト16よりも高さが低いサブフライト18が形成されたサブフライトスクリュが用いられている。スクリュ42は、前方側から順に、軸部43が大径に形成されメインフライト16の高さが低いメタリングゾーン44、軸部43が前方側に向けてテーパー状に拡径されたコンプレッションゾーン45、軸部43の直径が小径に形成されメインフライト16の高さが高いフィードゾーン46に区分される。そして図1の概略説明図および図2の展開図に示されるように、前記フィードゾーン46におけるメインフライト16の前面16aにはサブフライト18の始端部18aが接続されている。そしてサブフライト18は、溝部17の内部においてサブフライト18の後面18bとメインフライト16の前面16aとの間の溝部17aの幅が前方に向けて徐々に拡大されるとともにサブフライト18の前面18cとメインフライト16の後面16bとの間の溝部17bの幅が徐々に縮小される。そしてコンプレッションゾーン45内においてメインフライト16の後面16bとサブフライト18の終端部18dが接続されている。なお加工上の理由により図2において18e,18fで示されるようにサブフライト18の始端部18aの前方と終端部18dの後方の接続部分は、サブフライト18と同様の高さとしてもよい。
なおサブフライト18の始端部18aの設けられる位置は、フィードゾーン46とコンプレッションゾーン45の境界部であってもよく、コンプレッションゾーン45内であってもよい。このサブフライト18の始端部18aが設けられる位置は、スクリュ42を加熱筒31内に配設した場合、ハウジング34によって熱を奪われない加熱筒31の温度制御ゾーン(最後の温度制御ゾーンを除く)に対応していることが望ましい。またサブフライト18は一部に切欠が設けられたものや、2本のサブフライト18が前方と後方、又は平行して設けられたものでもよい。またサブフライト18の後面18b側に位置するメインフライト16についても、一部にガス抜き用の切欠が設けられたものや、他の部分のメインフライト16の高さよりも低いがサブフライト18よりも高いフライト高さとしたものでもよい。そしてサブフライトタイプのスクリュ42のL/Dは、18〜28程度が望ましい。なおスクリュ42は、サブフライト18の無い一般的なものを用いることも想定される。
またスクリュ42の後方の軸部47は、加熱筒31に設けられたシール部材48により回転自在にシールされている。そして射出装置12には、計量時に樹脂材料Mを可塑化するためにスクリュ42を回転させる計量用サーボモータ49と、計量時に背圧を付与するとともに射出時にスクリュ42を前進させる射出用サーボモータ50が配設されている。
また樹脂材料供給装置14、射出装置12の供給量調節装置21および加熱筒31の各部は図示しないシール部材によりシールされ、加熱筒31内が気密に保たれるようになっている。そして前記供給量調節装置21の搬送筒29の上部に設けられた吸引口51には、管路52が接続され、前記管路52は、開閉バルブ53を介して射出成形機11に隣接して配設された真空装置の真空ポンプ54に接続されている。また中間貯留室25にも管路55が接続され、図示しない開閉バルブを介して前記管路52に接続されている。前記管路52には加熱筒31内の真空度を測定する真空計56が配設されている。なお真空ポンプ54から射出装置12に接続される管路52の吸引口51は、加熱筒31の後部(後端部を含む)、ハウジング34、筒部30を含む供給量調節装置21のいずれかの場所に設けてもよい。
本実施形態で用いられる真空ポンプ54は、ルーツ型4段のドライポンプであり、排気速度は910L/min、到達真空度−101kPa(絶対真空度0.33kPa)の能力を有する。なお真空ポンプ54は回転翼型の油回転ポンプ等を用いてもよい。そして真空ポンプ54の能力に余裕がある場合は、2台以上の射出成形機に接続してもよい。真空度が大気圧基準(ゲージ圧基準)で−90kPa以下(絶対真空度で11.33kPa以下)であれば、望ましいガス吸引効果が得られ、更に望ましくは−95kPa以下(絶対圧基準で6.33kPa以下)であれば、ほぼ最高のガス吸引効果が得られる。そしてゲージ圧が−101kPaよりも下回るような高い真空度を得る真空ポンプ54は、コストとの関係でオーバースペックとなる。なお真空ポンプ54の排出側には、サイレンサ57や脱臭装置58が接続され、クリーンルームの外部に配管が接続される。
なお本実施形態では、不活性樹脂である窒素の供給装置が配設されておらず、真空ポンプ54を用いて加熱筒31内の溶融された樹脂材料M1から発生した物質を真空吸引するので、クリーンルーム内に大量の窒素が排出されることが無く、環境問題の点でも優れている。
一方射出成形機11の型締装置60には、図示しないサーボバルブにより作動される型締シリンダ61が配設されている。なお型締機構は、型締シリンダ61の代わりに電動トグル機構を用いてもよい。そして本実施形態では、型締装置60の固定盤62と可動盤63の間に追記型のブルーレイディスク(BD−R)用のディスク基板を成形するための成形金型64が取付けられている。前記成形金型64は固定金型65と可動金型66とからなり、両者の間には容積が変更可能なキャビティ67が形成される。また可動金型66には、前記ディスク基板に1層目のパターン面を成形するためのニッケル合金製のスタンパ68が配設されている。なお前記スタンパ68は固定金型65に設けてもよいが、ディスク基板の中心孔形成時にポンチ69突出時のバリが固定金型65側に形成されるので、ブルーレイディスク用のディスク基板の場合、光ディスク再生時に下向き面となるパターン面の側にバリが形成されないように可動金型66にスタンパ68を設けることが有利である。
制御装置38は、前記加熱筒31やノズル32の熱電対37、計量用サーボモータ49や射出用サーボモータ50のロータリエンコーダ、型締装置60の可動盤63の図示しない位置センサ、および型締装置60の図示しない圧力センサ等といった射出成形機11の各所、真空計56、取出装置、および図示しない成形金型の温調装置等から検出信号が入力されるようになっている。また制御装置38からは、供給量調節装置21のモータ27、加熱筒31やノズル32のヒータ、計量用サーボモータ49、射出用サーボモータ50、型締装置60の油圧機構やその各開閉弁等といった射出成形機11の各所、真空ポンプ54、開閉バルブ53等、上部シャッタ23a、下部シャッタ23bの駆動源、開閉バルブ53等、取出装置、および図示しない成形金型の温調装置等に信号が送られるようになっている。
次に光学製品の射出成形方法(射出圧縮成形を含む)について説明する。本実施形態ではディスク基板の射出成形機11によるディスク基板の成形方法について説明する。乾燥装置13において3時間以上の乾燥がなされ水分率1ppm以下に乾燥された樹脂材料M(ディスクグレードのポリカーボネート樹脂のバージンペレットが一般的である)が、樹脂材料供給装置14の上部貯留室24に供給される。すると加熱筒31内の真空度が低下しないように、まず制御装置38からの信号により上部シャッタ23aを開放し、中間貯留室25に樹脂材料Mを落下させると上部シャッタ23aを閉鎖する。次に図示しない反射式の樹脂量感知センサの検出値やタイマの計時等により下部シャッタ23bを開放し、中間貯留室25の樹脂材料Mを供給量調節装置21に連通する下部貯留室26へ落下させる。従って加熱筒31内は上下のシャッタ23a,23bは同時に開放されることなく、常に気密状態に保たれる(加熱筒31のシール部材48とスクリュ42の軸部47との間等からの僅かなリーク等を除く)。
供給量調節装置21では、モータ27による回転制御により加熱筒31内が常に飢餓状態(加熱筒31の投入口35においてスクリュ42の軸部47の上面以上に樹脂材料Mが充満されない状態)となるようフィードスクリュ28の回転数および/または回転時間を制御して樹脂材料Mを筒部30を介して加熱筒31内に調節して供給する。本実施形態では制御装置38において計量時のスクリュ42の回転数に対して供給量調節装置21のフィードスクリュ28の回転数が演算されモータ27により回転制御されるようになっている。加熱筒31内の樹脂材料Mを飢餓状態とするのは後方からのガス等の吸引を容易にするためと、加熱筒31内での樹脂材料Mの滞留時間を減少させて熱劣化を防止するためである。
加熱筒31の温度は、最も温度が高い前部ゾーンが340℃〜370℃、ハウジング34に近い後部ゾーンが280℃〜330℃となるように制御装置38によりPID制御されている。特に前部ゾーンについては、現在の一般的に使用されるポリカーボネート樹脂ではこれ以上高い温度とすると樹脂材料の熱分解が進行して成形されたディスク基板において黄変が発生するとともに紫外線透過率が低下する。真空装置の真空ポンプ54の能力は前記のように0.33kPaまで到達可能であるが、実質的には加熱筒31内の真空度は、僅かなリークがあり大気圧基準(ゲージ圧基準)で−98kPa、絶対圧基準で3.33kPa程度となっている。
そして前記のように真空ポンプ54で吸引(減圧した状態)されている加熱筒31内のスクリュ42のフライト間に供給された樹脂材料Mは、計量開始とともに計量用サーボモータ49の駆動によるスクリュ回転によって加熱筒31の前方へ送られる。計量時のスクリュ回転数は200r.p.m.〜400r.p.m.と高回転であることがより望ましく、背圧は1MPa〜4MPaと低めであることがより望ましい。そして樹脂材料Mは、前記条件によるスクリュ回転時のスクリュ42と加熱筒31の内孔39の間におけるせん断発熱と、ヒータ36によって加熱された加熱筒31から加えられる熱とによって可塑化が行われる。より具体的にはサブフライト18の分岐される付近から樹脂材料Mは溶融開始されるように温度コントロールがなされている。そしてサブフライト18の前面18cとメインフライト16の後面16bとの間の溝部17bを未溶融の樹脂材料Mは前方に送られる。その際未溶融の樹脂材料Mは、サブフライト18の前面18c側に沿って滞留され、加熱筒31の内孔39の側から僅かづつ溶融が進行する。そして前記未溶融の樹脂材料Mのうち溶融された樹脂材料M1(不完全な溶融状態のものを含む場合あり)がサブフライト18を超えてサブフライト18の後面18bとメインフライト16の前面16aとの間の溝部17aへ移動される。
従って溝部17bには未溶融の樹脂材料Mが存在し、特にメインフライト16の後面16b側には隙間があるので、真空ポンプ54によって後方から加熱筒31内を真空吸引した際、樹脂材料Mや可塑化された樹脂材料M1に邪魔されることなくガスや水分を効率的に吸引除去することができる。また可塑化された樹脂材料M1は、サブフライト18の後面18bとメインフライト16の前面16aとの間の溝部17aに蓄積されるが、メインフライト16と加熱筒31の内孔39の間にはガス等が流通する隙間は存在するので、可塑化された樹脂材料M1から発生したガス等は、メインフライト16を乗越えて先ほどの溝部17bの隙間を介して後方に吸引される。なおメインフライト16に切欠等を設けてより積極的にガス等を吸引可能としてもよい点は上記した通りである。
そして計量の進行とともにスクリュ42が回転しながら後退して、スクリュ42の前方に可塑化され溶融された樹脂材料M1(1回の成形分+クッション量)が貯留される。計量時にノズル32の先端は固定金型65に常時当接され、加熱筒31内の前方側の気密が保たれている。なお溶融された樹脂材料M1から除去された物質は、図示しないフィルタにより固形分が捕集された上で真空ポンプ54へ送られ、その後ガスは脱臭装置58で脱臭された上でクリーンルーム外に放出される。
次に射出用サーボモータ50の駆動により、スクリュ前方の溶融された樹脂樹脂M1がノズル32のノズル孔32aおよび型閉めされた成形金型64のスプルを介して同じく成形金型64のキャビティ67内に射出充填される。キャビティ67の溶融された樹脂材料M1は、型締装置60の型締シリンダ61の高速昇圧作動により急速に圧縮されて射出圧縮成形がなされる。そして前記成形金型64に配設されたスタンパ68によりBD−Rの規格に対応したピッチ間隔0.32μmのグルーブ(ウォブリンググループ)のパターン面が形成される。また僅かに遅れて中心孔が可動金型66側から突き出されたポンチ69により打ち抜き形成される。ディスク基板の成形金型64は、図示しない温調装置から成形金型64内の冷却流路に送られる冷却媒体により冷却がされており、ディスク基板の冷却が進行すると可動金型66が型開きされ、取出装置70により取り出され、次の冷却工程へ送られる。なお本実施形態では、ブルーレイディスク(BD−R)用のディスク基板の成形サイクルは、3.0〜4.5秒で行われ、樹脂樹脂M1が高温状態で熱分解される時間を短縮することがより望ましい。
図3は、ディスク基板の射出成形機11により成形されたディスク基板の分光光線透過率を示す図である。図3の光線透過率カーブAによって示されるのは、加熱筒31内の真空度が−98kPa(3.33kPa)として可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板の分光光線透過率を示している。また光線透過率カーブBによって示されるのは、加熱筒31内の真空度が−90kPa(11.33kPa)として可塑化された樹脂樹脂M1で成形されたディスク基板の分光光線透過率、光線透過率カーブCによって示されるのは、加熱筒31内を真空引きしない常圧下で可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板の分光光線透過率を示している。
上記のテストによれば紫外線の波長λが280nm〜400nmの領域において最も光線透過率Tに差が出た。従って加熱筒31内の真空度を上げて可塑化した樹脂材料M1でディスク基板等の成形品を成形すると、紫外線領域の光線透過率Tが顕著に改善されることが判明した。ディスク基板から光ディスクを製造する工程では、BD−Rのカバー層やDVDの貼合せ層を形成するために紫外線硬化樹脂が用いられ、紫外線照射装置により紫外線の照射が行われる。前記紫外線のピーク波長λは350nm〜365nm程度のものが多い。
そして前記グラフにおいて、光線透過率カーブAで示される加熱筒31内の真空度を−98kPa(3.33kPa)として可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板については、波長λが350nm以上の領域において80%以上の光線透過率Tを示し良好な結果をもたらした。また光線透過率Bで示される加熱筒31内の真空度を−90kPa(11.33kPa)として可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板についても、波長λが350nm以上の領域において80%以上の光線透過率Tを示し、合格ラインに到達した。しかし真空引きしない常圧下で可塑化された溶融樹脂で成形されたディスク基板の光線透過率カーブCについては、波長λが350nmにおいて光線透過率Tが80%という合格ラインに到達せずに実用紫外線領域での光線透過率Tが不足していることが判明した。
更に実際にディスク基板に紫外線を透過させて紫外線樹脂を硬化させてみると、加熱筒31内を−85kPa(16.33kPa)として可塑化した樹脂材料M1により成形されたディスク基板や、加熱筒内を窒素ガス雰囲気下で可塑化した樹脂材料M1により成形されたディスク基板については、光線透過率の不足から、紫外線硬化樹脂の硬化に必要以上の時間がかかった。従って紫外線透過率の関係では、加熱筒31内を−90kPa(11.33kPa)以下として可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板が望ましく、更には加熱筒31内を−95kPa(6.33kPa)〜−101kPa(0.33kPa)として可塑化することがより一層望ましい。高真空側の限度を−101kPaとしたのは、−101kPaよりも高真空としても成形品の状態に変化はなく、加熱筒31のシール構造、真空ポンプ54の能力や価格のバランス、電気消費量の関係から−101kPa以下とすることが経済的合理性を欠くからであるが、更に高真空としてもよい。真空ポンプ54は、原則として成形中に停止されることなく連続作動される。なお本発明は、前記真空度を達成可能なものであれば、窒素ガス等の不活性ガスを射出装置12の加熱筒31内またはその前工程に投入するものを完全に除外するものではない。
また図4に示されるのは、射出成形機11により成形されたディスク基板の色相(YI値)を示す図である。図中左側3例の測定結果は、加熱筒31内を−98kPa(3.33kPa)として可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板に関するもので、YI値が5.67〜5.70(平均5.68)を示し、黄変の程度が最も小さい状態を示した。また図中中央の3例の測定結果3例は、加熱筒31内を−90kPa(11.33kPa)として可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板に関するもので、YI値が5.71〜5.73(平均5.72)と許容範囲内である黄変の程度を示した。更に図中右側3例の測定結果は、大気圧下で可塑化された樹脂材料M1で成形されたディスク基板に関するもので、YI値が5.81〜5.86(平均5.83)を示し、黄変の程度が比較的大きかった。
なお先行技術にもあるように、加熱筒31内を真空吸引することにより、ディスク基板の黄変を抑制することは公知であるが、更に前記領域まで真空度を上げることにより、更に溶融樹脂から発生するガスや水分が完全に除去され、酸素の存在による化合反応や焼けが防止され、一層黄変が改善され透明度が上昇することがテスト結果からも判明した。そしてYI値が5.7台に改善され透明度が上昇したことにより、光ディスクの中でもCDやDVDのような読取時にディスク基板の内部をレーザー光が通過するものでは、読取性能がより一層向上した。
次に本発明を光学製品である導光板の射出成形機に用いた場合について説明する。導光板の射出成形機についてもディスク基板の射出成形機11と構造は基本的に同じであるので図示は省略するとともに、同様の部分または相当する部分は同一符号により説明を行う。導光板の場合、携帯電話用の対角寸法が2.5〜3.5インチ、板厚が0.2〜0.4mmのものは、2個または4個取りで成形されることが一般的である。またカーナビゲーションシステムや電子手帳等の使用されるものは対角寸法が5〜8インチ程度であり、板厚は0.4〜0.7mm程度であり、更にはノートパソコン用やテレビ用の大型のものも存在する。これらの導光板の成形は、圧縮を行わない射出成形または圧縮を行う射出圧縮成形(射出プレスを含む)で行われる。圧縮を行わない射出成形では射出速度を800mm/sec〜1500mm/secとして成形が行われる。しかし高速射出を行う場合には、射出装置を特殊化させる必要がある上に、摩擦抵抗が大きいことによる樹脂の劣化、流動性を良好にする必要から溶融樹脂温度を高温にすることによる樹脂の劣化、および内部応力が悪化から、導光板の光線透過率が低下する傾向にある。一方射出圧縮成形では、一時的にキャビティの厚みが広げられるので、射出速度は200mm/sec〜600mm/secで行われ、前記の原因による樹脂の劣化等が少ない。
導光板用の射出成形機11の射出装置12の加熱筒31内は常時気密状態に保たれるとともに、真空ポンプ54により−90kPa(11.33kPa)以下、更に望ましくは−95kPa(6.33kPa)以下に常時真空化(減圧)されている。また供給量調節装置21により、加熱筒31内に供給する樹脂材料Mの供給量を調節し、飢餓成形を行う点についても先のディスク基板用の射出成形機11と同様である。なお大型導光板用等の射出成形機11であって加熱筒31の内孔39の直径または射出容量が大きいものでは、樹脂材料供給装置14と加熱筒31内をそれぞれに別の真空ポンプ54,54に接続するか、加熱筒31内に対して真空ポンプ54を2台以上接続してもよい。
導光板の成形に用いられる樹脂は、アクリル、ポリカーボネートの他、環状オレフィン系樹脂等が用いられる。環状オレフィン系の樹脂としてはアートン、アペル、ゼオノア(それぞれ登録商標)等があげられ、中でも高流動性グレードの透明樹脂が選択される。そして真空状態の加熱筒31内で可塑化された樹脂材料M1を用いて前記のような射出速度(場合によっては600mm/secよりも射出速度が速い場合あり)でキャビティ内に樹脂材料M1が射出され、キャビティ内で型締装置60により圧縮がなされ導光板の成形がなされる。紫外線の波長領域においてゼオノアを始めとする環状オレフィン系樹脂は、光線透過率に優れており、ポリカーボネート、アクリルの順に光線透過率が劣る。従って加熱筒内を真空状態(減圧状態)として樹脂材料Mを可塑化した場合、アクリルが最も紫外線の波長領域での光線透過率の改善が期待できる。
またレンズ成形についても、加熱筒31内を真空状態として可塑化された樹脂材料M1をキャビティ内に射出し、射出圧縮成形してレンズの成形を行う。レンズの成形は導光板の成形と比較して、キャビティ厚みがより厚い場合が多いので、射出速度はより一層低くなり、冷却時間(成形時間)がより一層長くなる。用いられる樹脂材料Mの種類は導光板の場合とほぼ同様である。導光板が黄色みを帯びると液晶の色に影響を与え、レンズが黄色みを帯びると映像に影響を与えるので、これらの光学製品ではYI値が改善されることは重要な意味を持つ。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。
本実施形態における光学製品の射出成形機の概略説明図である。 本実施形態における光学製品の射出成形機に取付けられるスクリュのフライトの展開図である。 本実施形態における光学製品の射出成形機により成形されたディスク基板の分光光線透過率を示す図である。 本実施形態における光学製品の射出成形機により成形されたディスク基板の色相(YI値)を示す図である。
符号の説明
11 射出成形機
12 射出装置
14 樹脂材料供給装置
16 メインフライト
17,17a,17b 溝部
18 サブフライト
21 供給量調節装置
31 加熱筒
42 スクリュ
54 真空ポンプ
M,M1 樹脂材料

Claims (6)

  1. 射出装置の加熱筒内を減圧した状態で樹脂材料を可塑化し、可塑化した溶融材料を成形金型内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機において、
    前記加熱筒内を常時気密状態とするとともに真空ポンプで吸引し、真空度を0.33kPa〜11.33kPaとして樹脂材料の可塑化を行うことを特徴とする光学製品の射出成形機。
  2. 前記射出装置の加熱筒には樹脂材料の供給量を調節して供給する供給量調節装置が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の光学製品の射出成形機。
  3. 前記射出装置の加熱筒内に配設されるスクリュは、メインフライトの間の溝部に前記メインフライトよりも高さが低いサブフライトが形成されたサブフライトスクリュであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学製品の射出成形機。
  4. 射出装置の加熱筒内を減圧した状態で樹脂材料を可塑化し、可塑化した溶融材料を成形金型内に射出して光学製品を成形する光学製品の射出成形機において、
    前記加熱筒内を常時気密状態とするとともに真空ポンプで吸引し、真空度を0.33kPa〜11.33kPaとして樹脂材料の可塑化を行うことを特徴とする光学製品の射出成形方法。
  5. 前記射出装置の加熱筒に設けられた供給量調節装置により、加熱筒内に供給する樹脂材料の供給量を調節し、飢餓成形を行うことを特徴とする請求項4に記載の光学製品の射出成形方法。
  6. 前記射出装置の計量時の背圧は、1MPa〜4MPaとすることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の光学製品の射出成形方法。
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