JPH10305162A - 遊技場における顧客サービス設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者にとって、対象のホールに対して多数回
遊技を行うように興味をもたせる。 【解決手段】貨幣の投入に応じて貸出機１０から貸し出
されたパチンコ玉をパチンコ機１に供給して遊技を行う
遊技場において、パチンコ機１へのパチンコ玉の供給数
を計数する供給パチンコ玉個数の計数手段４０と、この
計数手段４０により計数されたパチンコ玉の所定の個数
の単位で、当該遊技者に対してサービスシートを送出す
るサービスシート送出手段３０とを備え、このサービス
シート送出手段３０から送出されたサービスシートＳの
複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された全サー
ビスシートに対応する金額に応じてホールから特典が受
けられるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店、スロ
ットマシン店などの遊技場における顧客サービス設備に
関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、この種の遊技場においては、遊技
者が１回当たりに投資する金額が高額化している。にも
かかわらず、遊技に負けると精神的を負担が大きい。

【０００３】また、遊技に夢中するあまり、遊技者が現
在までいくら遊技のために投資したかを知る手段がない
ので、自制心を失って過度の投資を行う傾向がある。

【０００４】これらの要因によって、一部の客離れを招
くために、ホール経営にとって問題が多い。

【０００５】一方、特開平７−１５５４５８号公報にお
いては、玉貸機に玉貸金額に対応する印字情報をシート
に印字し、そのレシートを発行するようにし、そのレシ
ートに印字された使用金額に応じてサービスを受けるよ
うにしたものが提案されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報に記
載のものは、当該遊技台において遊技を終了した後に、
レシートが発行されるので、遊技の途中において、遊技
者が現在までいくら遊技のために投資したかを知ること
はできない。

【０００７】また、そのレシートは１回または１日限り
であり、その日のみのサービスに限定される。

【０００８】したがって、本発明の主たる課題は、遊技
者にとって、対象のホールに対して多数回遊技を行うよ
うに興味をもたせることができる遊技場における顧客サ
ービス設備を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項１記載の発明は、貨幣の投入に応じて遊技媒
体を貸し出す貸出機が遊技台に対して１対１で設けられ
遊技場において、前記貸出機へ投入される貨幣金額の所
定の金額単位で、当該遊技者に対して前記貸出機から、
サービスシートを送出するサービスシート送出手段を備
え、このサービスシート送出手段から送出されたサービ
スシートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付さ
れた全サービスシートに対応する金額に応じてホールか
ら特典が受けられるようにした、ことを特徴とする遊技
場における顧客サービス設備である。

【００１０】請求項２記載の発明は、貨幣の投入に応じ
て遊技媒体を貸し出す貸出機が遊技台に対して１対１で
設けられ遊技場において、前記貸出機へ投入される貨幣
金額に応じて貸し出される遊技媒体の所定の個数の単位
で、当該遊技者に対して前記貸出機から、サービスシー
トを送出するサービスシート送出手段を備え、このサー
ビスシート送出手段から送出されたサービスシートの複
数枚がサービスシート貼付シートに貼付された全サービ
スシートに対応する金額に応じてホールから特典が受け
られるようにした、ことを特徴とする遊技場における顧
客サービス設備である。

【００１１】請求項３記載の発明は、貨幣の投入に応じ
て遊技媒体を貸し出す貸出機が遊技台に対して１対１で
設けられ遊技場において、前記貸出機へ投入される貨幣
金額の所定の金額単位で、当該遊技者に対して前記貸出
機以外の島設備から、サービスシートを送出するサービ
スシート送出手段を備え、このサービスシート送出手段
から送出されたサービスシートの複数枚がサービスシー
ト貼付シートに貼付された全サービスシートに対応する
金額に応じてホールから特典が受けられるようにした、
ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備であ
る。

【００１２】請求項４記載の発明は、貨幣の投入に応じ
て遊技媒体を貸し出す貸出機が遊技台に対して１対１で
設けられ遊技場において、前記貸出機へ投入される貨幣
金額に応じて貸し出される遊技媒体の所定の個数の単位
で、当該遊技者に対して前記貸出機以外の島設備から、
サービスシートを送出するサービスシート送出手段を備
え、このサービスシート送出手段から送出されたサービ
スシートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付さ
れた全サービスシートに対応する金額に応じてホールか
ら特典が受けられるようにした、ことを特徴とする遊技
場における顧客サービス設備である。

【００１３】請求項５記載の発明は、貨幣の投入に応じ
て貸出機から貸し出された遊技媒体を遊技機に供給して
遊技を行う遊技場において、前記遊技機への遊技媒体の
供給数を計数する供給遊技媒体個数の計数手段と、この
計数手段により計数された遊技媒体の所定の個数の単位
で、当該遊技者に対してサービスシートを送出するサー
ビスシート送出手段とを備え、このサービスシート送出
手段から送出されたサービスシートの複数枚がサービス
シート貼付シートに貼付された全サービスシートに対応
する金額に応じてホールから特典が受けられるようにし
た、ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備
である。

【００１４】請求項６記載の発明は、貨幣の投入に応じ
て遊技媒体を貸し出す貸出機が遊技台に対して１対１で
設けられ遊技場において、前記遊技機への遊技媒体の供
給数を少なくともアウト遊技媒体個数に基づいて計数す
る供給遊技媒体個数の計数手段と、この供給遊技媒体個
数の計数手段からの供給遊技媒体の所定の個数単位で、
当該遊技者に対してサービスシートを送出するサービス
シート送出手段とを備え、このサービスシート送出手段
から送出されたサービスシートの複数枚がサービスシー
ト貼付シートに貼付された全サービスシートに対応する
金額に応じてホールから特典が受けられるようにした、
ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備であ
る。

【００１５】請求項７記載の発明は、貨幣の投入に応じ
て遊技媒体を貸し出す貸出機が遊技台に対して１対１で
設けられ遊技場において、前記遊技機への遊技媒体の供
給数を少なくともアウト遊技媒体個数に基づいて計数す
る供給遊技媒体個数の計数手段と、前記貸出機への貨幣
の投入信号、または、貸出機へ投入される貨幣金額に応
じて貸し出される遊技媒体の移動を検知する貸出情報手
段と、前記供給遊技媒体個数の計数手段からの供給遊技
媒体の所定の個数単位で、当該遊技者に対してサービス
シートを送出するサービスシート送出手段とを備え、こ
のサービスシート送出手段は前記貸出情報手段からの貸
出情報により、遊技が開始されたものとし、その時点か
ら起算して、前記個数単位を設定し、前記サービスシー
ト送出手段から送出されたサービスシートの複数枚がサ
ービスシート貼付シートに貼付された全サービスシート
に対応する金額に応じてホールから特典が受けられるよ
うにした、ことを特徴とする遊技場における顧客サービ
ス設備である。

【００１６】請求項８記載の発明は、前記サービスシー
ト送出手段は、予め基材シートに粘着ラベルが長手方向
に間隔を置いて多数貼着された巻取シートから、粘着ラ
ベル間で切断した送出しするものであり、前記粘着ラベ
ルがサービスシート貼付シートに貼付されるようにした
請求項１〜７のいずれか１項に記載の遊技場における顧
客サービス設備である。

【００１７】請求項９記載の発明は、前記サービスシー
ト送出手段は、前記の単位ごとサービスシートを送出す
るようにした請求項１〜６のいずれか１項に記載の遊技
場における顧客サービス設備である。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、主に遊技場としてパチンコ
店、遊技媒体としてパチンコ玉を例とした本発明の実施
の形態を図面により具体的に説明する。 （請求項１および３記載の発明の実施の形態）請求項１
および３記載の発明の実施の形態を図１〜図３に示す。
すなわち、貨幣の投入に応じてパチンコ玉を貸し出す貸
出機１０が遊技台１に対して１対１で設けられいる。

【００１９】遊技台１は、操作ハンドル１Ａ、上受け皿
１Ｂ、下受け皿１Ｃを備え、腰板３上の機台２上に設置
され、遊技台１上には幕板４および呼び出しランプ５が
設けられている。かかる遊技台１，１…群が列方向に多
数設けられた島において、遊技台１，１間にいわゆる台
間玉貸機１０が設けられている。

【００２０】玉貸機１０は、たとえば５００円の硬貨投
入口１１、たとえば１０００円の紙幣投入口１２が設け
られ、これらの投入された貨幣の金額に応じてパチンコ
玉を供給装置１３のノズル１３Ａを通して上受け皿１Ｂ
に供給するようになっている。１４は図示しない返却ボ
タンを押すことにより返却される残額または全額の返却
ボタンである。１５はノズル１３Ａを介さないでパチン
コ玉を受ける受け口である。

【００２１】この種の構成は、基本的に公知のものであ
る。しかるに、請求項１の発明は、玉貸機１０へ投入さ
れる貨幣金額の所定の金額単位で、当該遊技者に対して
玉貸機１０の送出口２０からから、サービスシートを送
出するサービスシート送出手段３０を備える。

【００２２】具体的には、図１および図２に示すよう
に、玉貸機１０の内部（実施例）または玉貸機１０の外
部の島内部に、図４に示すように、予め基材シート３２
ａに塗布された粘着剤３２ｂを介して感圧接着されたラ
ベルシート３２ｃを有する粘着ラベルＬが、長手方向に
間隔を置いて多数貼着された巻取シート３２が、適宜の
保持手段によって保持され、繰り出し手段３４によって
所定長さ繰り出すようにしてある。繰り出された巻取シ
ート３２は、ガイドロールまたは搬送ロールを通って、
切断装置３３によって所定長さの粘着ラベルＬ，Ｌ間で
切断され（図４に切断位置を対応して図示してある）た
後、サービスシートＳとして送出されるようになってい
る。

【００２３】このために、硬貨投入口１１から投入され
た硬貨の判別部１１Ａと、紙幣投入口１２から投入され
た紙幣の判別部１２Ａとの信号を受けて、玉貸機１０の
内部（実施例）または玉貸機１０の外部の島内部に設け
られた、送出制御手段３１が、玉貸機１０へ投入される
貨幣金額の所定の金額単位、たとえば５００円単位で１
枚のサービスシートＳを送出口２０から送出すべく、繰
り出し手段３４などに制御信号を送り、切断装置３３を
動作させるようにしてある。この例においては、５００
円が投入されるごとサービスシートＳが送出される。し
たがって、５００円を投入すると、１枚のサービスシー
トＳが、まとめて１０００円を投入すると、１枚のサー
ビスシートＳが２回、合計２枚のサービスシートＳが送
出される。

【００２４】遊技者は、サービスシート送出手段３０か
ら送出されたサービスシートＳの複数枚から各ラベル
Ｌ，Ｌ…を剥がして、図５に示すたとえば貼付位置を区
画印刷した台紙からなる、ホール側で用意したサービス
シート貼付シートＮに貼付し、カウンターに持ち込む。
ホール側では、サービスシート貼付シートＮに貼付され
た全サービスシート（この例においては基材シート３２
ａから剥がしたラベルＬ，Ｌ…である）に対応する金額
に応じてホールから特典が受けられるようにしたもので
ある。

【００２５】この特典としては、サービスシートの枚数
または総金額に応じて、景品の提供、駐車場券（または
権利）、宅配便の無料券、映画・演劇券のプレゼント、
あるいは次回にホールに来たとき優良台を優先的に提供
するなど種々のものがある。

【００２６】したがって、遊技者は、仮に遊技に負けて
も、目的の特典が受けられるようになるまで、当該ホー
ルにおいてサービスシートを集めるようになるので、ホ
ール側にとっては、客離れを防止できる。さらに、遊技
者にとっては、遊技の進行に応じて、または投入金額に
応じて、サービスシートＳが送出されるので、その枚数
を見れば直ちに今まで幾ら遊技に投資したか判明でき、
自制心を失って過度の遊技を続行することが無くなり、
健全な遊技を行うことができ、これがホール側にとって
も望ましいこととなる。

【００２７】なお、サービスシートＳとしては、前記例
では、ラベル化したものであるが、粘着剤を有しないシ
ートであってもよく、これを適宜のサービスシート貼付
シートＮに自分で貼付すればよい。この場合において、
たとえば長尺紙シートに適宜の間隔でマーク印刷したも
のをそのピッチで切断装置により切断しながら送出する
ことができる。サービスシート貼付シートＮの表面（図
５の裏側面）には、住所や氏名を記載する欄を設けてお
けば、紛失による遊技者の特定が可能となるとともに、
住所や氏名に応じて顧客管理も可能となる。

【００２８】他方、図３に示すように、サービスシート
Ｓを送出するサービスシート送出手段３０は、玉貸機１
０以外の島設備、たとえば幕板４の裏側（図１において
は仮想線で位置を示した）に配置し、その幕板４部分に
設けた送出口２０から送出するようにすることもでき
る。この場合、必要によりサービスシートＳが床に落下
しないように、受け台３５を設けることができる。

【００２９】（請求項２、４および５記載の発明の実施
の形態）上記の例においては、玉貸機１０へ投入される
貨幣金額の所定の金額単位でサービスシートＳを送出す
るようにした。しかし、請求項２および４の発明に従っ
て、玉貸機１０へ投入される貨幣金額に応じて貸し出さ
れるパチンコ玉（遊技媒体）の所定の個数の単位で、サ
ービスシートＳを送出するようにすることもできる。

【００３０】この場合、サービスシートＳの送出部位
は、前記例のように、玉貸機１０でもよいし、それ以外
の個所でもよい。請求項２記載の発明については、次述
する請求項４の発明の説明から明白に理解できるであろ
うから、具体例は図示していない。

【００３１】ここで示す具体例のそれぞれは、サービス
シートＳの送出部位が玉貸機１０以外の例で、そのうち
の請求項４の発明に対応する第１の具体例は、図６に示
すように、貸出パチンコ玉を供給装置１３のノズル１３
Ａを通して上受け皿１Ｂに供給する際において、その貸
出パチンコ玉の個数を玉貸機１０内に設けた計数装置に
より計数する態様の例であり、請求項５の発明に対応す
る第２の具体例は、図７に示されているように、ＣＲ機
を主に対象とし、玉貸機１０への貨幣の投入に応じてパ
チンコ機１の裏に設けられた景品玉貯留タンクから、同
じくパチンコ機１の裏に設けられた払出し通路を通って
上受け皿１Ｂに供給し、その過程で計数装置により計数
する態様である。

【００３２】図６に示す第１の例では、サービスシート
Ｓの送出口２０が、玉貸機１０の上方の幕板４部分に設
けられ、島の供給樋（図示せず）から供給されたパチン
コ玉Ｐを玉貸機１０の内部を通して、この玉貸機１０へ
投入される貨幣金額に応じて貸し出される貸出パチンコ
玉Ｐを内部通路１６を通して、供給装置１３のノズル１
３Ａを介して上受け皿１Ｂに供給するようになってい
る。内部通路１６には、貸出パチンコ玉Ｐの個数を玉貸
機１０内に設けた計数装置４０により計数する構成とさ
れている。

【００３３】計数装置４０は、たとえば拡大図が参照さ
れるように、内部通路１６に臨むスプロッケット状の計
数盤４１を有し、その凹部をパチンコ玉Ｐが自重により
通過すると、計数盤４１が回転軸４２回りにある角度で
回転し、その角度ごと回転軸４２に連結されたパルスモ
ータ４３が１パルスを出力する構成とされている。

【００３４】玉貸機１０の制御装置（図示せず）は、パ
ルスモータ４３からのパルス数を取り込みながら、投入
金額に応じた所定数の玉を上受け皿１Ｂに供給する。そ
の際、前記計数装置４０からの計数信号を送出制御手段
３１を取り込み、これに基づいて、パチンコ玉の玉貸機
１０へ投入される貨幣金額の所定の金額に応じた個数単
位、たとえば５００円に相当する個数単位で、当該遊技
者に対して送出口２０から、サービスシート送出手段３
０によりサービスシートＳを送出する。

【００３５】図７に示す第２の例では、プリペードカー
ドの投入口１２０を有する玉貸機１００に対して、その
上方の幕板４部分にサービスシートＳの送出口２０が設
けられた例である。

【００３６】ごの第２の例においては、島の供給樋（図
示せず）から供給されるパチンコ玉Ｐは、パチンコ機１
の上方の補給玉カウンター５０を通してパチンコ機１の
上部に設けられた景品玉貯留タンク５１に供給される。
この景品玉貯留タンク５１の下方には、景品玉払出し装
置５２が設けられいる。景品玉払出し装置５２は、たと
えば図示しない駆動モータによってタンミングスプロッ
ケット間に巻き掛けられたタイミングベルトの表面にパ
チンコ玉Ｐを乗せて搬送するための凹部が形成されたも
のである。

【００３７】玉貸機１００のプリペードカードの投入口
１２０からプリペードカードが投入され、プリペードカ
ード投入判別部１２０Ａにより投入およびその投入金額
が確認され、遊技者が上受け皿１Ｂの手前に設けられた
玉貸選択ボタン（図示せず）により玉貸金額を押すと、
景品玉払出し装置５２が図示例では反時計方向に回転
し、景品玉貯留タンク５１からのパチンコ玉Ｐを払出し
通路５３に払出す。ここでは、景品玉払出し装置５２の
出側には、払出しカウンター５４が設けられ、パチンコ
玉Ｐの払出し個数が検出され、これに基づいて払出し制
御部５５が、玉貸選択ボタンにより選択された玉貸金額
分のパチンコ玉数を払出しすべく、景品玉払出し装置５
２が回転し払出しを行う。

【００３８】景品玉払出し装置５２から払い出されたパ
チンコ玉Ｐは、払出し通路５３から玉貸通路５６を通っ
て上受け皿１Ｂに供給される。景品玉については、同様
に入賞または特賞に応じた数のパチンコ玉Ｐが景品玉払
出し装置５２から払い出され、払出し通路５３から景品
玉通路５７を通って同じく上受け皿１Ｂに供給される。
このために、払出し通路５３の端部には、一方の通路を
塞ぎ他方の通路に導く振り分けレバー５８が設けられて
いる。玉貸通路５６および景品玉通路５７には、計数装
置４０、たとえば図６に示す例と同様な計数装置がそれ
ぞれ設けられ、それらを通るパチンコ玉の計数を行って
いる。

【００３９】かかる例においては、遊技者による前記の
玉貸選択ボタンにより選択された玉貸金額に応じた個数
単位、たとえば５００円に相当する個数単位で、払出し
カウンター５４からの計数信号に基づいて、払出し制御
部５５は、当該遊技者に対して送出口２０から、サービ
スシート送出手段３０によりサービスシートＳを送出す
る。

【００４０】図示例では、払出しカウンター５４からの
計数信号に基づいてサービスシートＳを送出するように
しているが、これに代えて、あるいはこれと共に玉貸通
路５６に設けた計数装置４０からの信号に基づいてサー
ビスシートＳを送出するようにしてもよい。

【００４１】（請求項６記載の発明の実施の形態）図７
に示すように、アウト玉は、アウト通路５９を通ってア
ウトカウンター６０で計数された後に、島の下部に設け
られた収集樋６１を投下される。

【００４２】前述の各例においては、遊技のための玉貸
金額または貸玉個数に基づいてサービスシートＳを送出
するようにした。しかし、近年のパチンコ設備のコンピ
ュータ化に伴って、コンピュータ素子に対して不正行為
を行うことがある。これでは、不正行為者に対してもサ
ービスシートＳを与えることとなるので、適切ではな
い。また、遊技者によっては、一旦玉貸を受けたパチン
コ玉を他の台に持ち込んで遊技をすることがあるため
に、ホールにとっては当該パチンコ機１とサービスシー
トＳの発行枚数との対応関係を把握でき難い。

【００４３】そこで、請求項６の発明に従って、アウト
カウンター６０で計数したアウト媒体個数（アウトパチ
ンコ玉個数）に基づいて、払出し制御部５５により、当
該遊技者に対して送出口２０から、サービスシート送出
手段３０によりサービスシートＳを送出するようにする
ことができる。

【００４４】この態様によれば、当該パチンコ機１にお
いて実際に遊技に使用したパチンコ玉の数を把握できる
から、不正の介入する虞れがなく、かつ、ホールにとっ
て、当該パチンコ機１とサービスシートＳの発行枚数と
の対応関係を把握できる点で好適である。

【００４５】（請求項７記載の発明の実施の形態）前項
のように、アウトパチンコ玉個数のみに基づいて、サー
ビスシートＳを送出するようにすることができるもの
の、当該パチンコ機１において、前の遊技者が遊技した
個数分が加算されてサービスシートＳが発行されてしま
う。そこで、前の遊技者が遊技した個数分は権利放棄し
たものするために、遊技の開始信号を受け取る必要があ
る。

【００４６】このために、請求項７の発明に基づいて、
玉貸機への貨幣の投入信号、または、玉貸機へ投入され
る貨幣金額に応じて貸し出される遊技媒体の移動を検知
する貸出情報手段からの貸出情報により、遊技が開始さ
れたものとし、その時点から起算して、前記の単位を設
定できる。

【００４７】（その他）本発明においては、供給遊技媒
体個数（アウト遊技媒体個数をも含む）の計数手段から
の供給遊技媒体の所定の個数単位、玉貸機へ投入される
貨幣金額の所定の金額単位、ならびに、玉貸機へ投入さ
れる貨幣金額に応じて貸し出される遊技媒体の所定の個
数単位でのうち、少なくとも一つの単位で、当該遊技者
に対して前記玉貸機から、サービスシートを送出するよ
うにすればよく、当然にこれらを組み合わせるか、選択
してサービスシートを送出することができる。

【００４８】

【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、遊技者
が対象のホールに対して多数回遊技を行うように興味を
もたせることができるなどの利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】島の一部の正面図である。

【図２】その横断面図である。

【図３】他の例の横断面図である。

【図４】サービスシート例の斜視図である。

【図５】サービスシートのサービスシート貼付シートへ
の貼付状態斜視図である。

【図６】別の例の横断面図である。

【図７】態様を異にする例の正面図である。

【符号の説明】

１…パチンコ機、１Ｂ…上受け皿、４…幕板、１０…玉
貸機（貸出機）、１１…硬貨投入口、１２…紙幣投入
口、１３…供給装置、２０…送出口、３０…サービスシ
ート送出手段、３１…送出制御手段、３２…巻取シー
ト、３２ａ…基材シート、３２ｂ…粘着剤、３２Ｃ…ラ
ベルシート、３３…切断装置、３４…繰り出し手段、４
０…計数装置、５０…補給玉カウンター、５１…景品玉
貯留タンク、５２…景品玉払出し装置、５３…払出し通
路、５４…払出しカウンター、５５…払出し制御部、５
６…玉貸通路、５７…景品玉通路、５９…アウト通路、
６０…アウトカウンター、６１…収集樋、１００…玉貸
機、Ｌ…粘着ラベル、Ｐ…パチンコ玉、Ｓ…サービスシ
ート。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】貨幣の投入に応じて遊技媒体を貸し出す貸
   出機が遊技台に対して１対１で設けられ遊技場におい
   て、 前記貸出機へ投入される貨幣金額の所定の金額単位で、
   当該遊技者に対して前記貸出機から、サービスシートを
   送出するサービスシート送出手段を備え、 このサービスシート送出手段から送出されたサービスシ
   ートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された
   全サービスシートに対応する金額に応じてホールから特
   典が受けられるようにした、 ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備。
2. 【請求項２】貨幣の投入に応じて遊技媒体を貸し出す貸
   出機が遊技台に対して１対１で設けられ遊技場におい
   て、 前記貸出機へ投入される貨幣金額に応じて貸し出される
   遊技媒体の所定の個数の単位で、当該遊技者に対して前
   記貸出機から、サービスシートを送出するサービスシー
   ト送出手段を備え、 このサービスシート送出手段から送出されたサービスシ
   ートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された
   全サービスシートに対応する金額に応じてホールから特
   典が受けられるようにした、 ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備。
3. 【請求項３】貨幣の投入に応じて遊技媒体を貸し出す貸
   出機が遊技台に対して１対１で設けられ遊技場におい
   て、 前記貸出機へ投入される貨幣金額の所定の金額単位で、
   当該遊技者に対して前記貸出機以外の島設備から、サー
   ビスシートを送出するサービスシート送出手段を備え、 このサービスシート送出手段から送出されたサービスシ
   ートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された
   全サービスシートに対応する金額に応じてホールから特
   典が受けられるようにした、 ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備。
4. 【請求項４】貨幣の投入に応じて遊技媒体を貸し出す貸
   出機が遊技台に対して１対１で設けられ遊技場におい
   て、 前記貸出機へ投入される貨幣金額に応じて貸し出される
   遊技媒体の所定の個数の単位で、当該遊技者に対して前
   記貸出機以外の島設備から、サービスシートを送出する
   サービスシート送出手段を備え、 このサービスシート送出手段から送出されたサービスシ
   ートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された
   全サービスシートに対応する金額に応じてホールから特
   典が受けられるようにした、 ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備。
5. 【請求項５】貨幣の投入に応じて貸出機から貸し出され
   た遊技媒体を遊技機に供給して遊技を行う遊技場におい
   て、 前記遊技機への遊技媒体の供給数を計数する供給遊技媒
   体個数の計数手段と、 この計数手段により計数された遊技媒体の所定の個数の
   単位で、当該遊技者に対してサービスシートを送出する
   サービスシート送出手段とを備え、 このサービスシート送出手段から送出されたサービスシ
   ートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された
   全サービスシートに対応する金額に応じてホールから特
   典が受けられるようにした、 ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備。
6. 【請求項６】貨幣の投入に応じて遊技媒体を貸し出す貸
   出機が遊技台に対して１対１で設けられ遊技場におい
   て、 前記遊技機への遊技媒体の供給数を少なくともアウト遊
   技媒体個数に基づいて計数する供給遊技媒体個数の計数
   手段と、 この供給遊技媒体個数の計数手段からの供給遊技媒体の
   所定の個数単位で、当該遊技者に対してサービスシート
   を送出するサービスシート送出手段とを備え、 このサービスシート送出手段から送出されたサービスシ
   ートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された
   全サービスシートに対応する金額に応じてホールから特
   典が受けられるようにした、 ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備。
7. 【請求項７】貨幣の投入に応じて遊技媒体を貸し出す貸
   出機が遊技台に対して１対１で設けられ遊技場におい
   て、 前記遊技機への遊技媒体の供給数を少なくともアウト遊
   技媒体個数に基づいて計数する供給遊技媒体個数の計数
   手段と、 前記貸出機への貨幣の投入信号、または、貸出機へ投入
   される貨幣金額に応じて貸し出される遊技媒体の移動を
   検知する貸出情報手段と、 前記供給遊技媒体個数の計数手段からの供給遊技媒体の
   所定の個数単位で、当該遊技者に対してサービスシート
   を送出するサービスシート送出手段とを備え、 このサービスシート送出手段は前記貸出情報手段からの
   貸出情報により、遊技が開始されたものとし、その時点
   から起算して、前記個数単位を設定し、 前記サービスシート送出手段から送出されたサービスシ
   ートの複数枚がサービスシート貼付シートに貼付された
   全サービスシートに対応する金額に応じてホールから特
   典が受けられるようにした、 ことを特徴とする遊技場における顧客サービス設備。
8. 【請求項８】前記サービスシート送出手段は、予め基材
   シートに粘着ラベルが長手方向に間隔を置いて多数貼着
   された巻取シートから、粘着ラベル間で切断した送出し
   するものであり、前記粘着ラベルがサービスシート貼付
   シートに貼付されるようにした請求項１〜７のいずれか
   １項に記載の遊技場における顧客サービス設備。
9. 【請求項９】前記サービスシート送出手段は、前記の単
   位ごとサービスシートを送出するようにした請求項１〜
   ８のいずれか１項に記載の遊技場における顧客サービス
   設備。