JPH10304877A - 新規プロテアーゼ - Google Patents
新規プロテアーゼInfo
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- JPH10304877A JPH10304877A JP9118313A JP11831397A JPH10304877A JP H10304877 A JPH10304877 A JP H10304877A JP 9118313 A JP9118313 A JP 9118313A JP 11831397 A JP11831397 A JP 11831397A JP H10304877 A JPH10304877 A JP H10304877A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
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Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
プロテアーゼを提供する。 【解決手段】分子中に配列表の配列番号2に示されるア
ミノ酸配列のアミノ酸番号1 〜243のアミノ酸配列を含
むことから成り、基質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチ
ド結合を加水分解するプロテアーゼ活性を有するタンパ
ク質、または、該アミノ酸配列の一つもしくは複数のア
ミノ酸残基が欠失、挿入もしくは置換されているアミノ
酸配列を含み、該プロテアーゼ活性を有するタンパク質
等に関する。
Description
Gln-Gly 配列を切断する新規プロテアーゼ、該プロテア
ーゼをコードする遺伝子等に関する。本発明で得られた
遺伝子を宿主細胞等で発現させ、該切断配列を切断する
プロテアーゼとして用いることが可能になる。該遺伝子
と外来性の有用タンパク質遺伝子を該切断配列を介して
同じ読み枠で接続することにより、該有用タンパク質を
宿主細胞内にて直接生産することも可能である。
切断するプロテアーゼとしては、クローバーイエローベ
インウイルス(以下、「CYVV」という)の成熟化を行な
う核内封入体a (Nuclear Inclusion-a :以下、「NIa
」という)が報告されており、これをコードするDNA
が単離され、さらにDNA を遺伝子操作法により発現する
ことによって、このような活性を有する遺伝子産物が得
られている(特開平8-80194 号参照)。
上記プロテアーゼNIa をコードするDNA を所望のタンパ
ク質をコードするDNA と該切断配列をコードするDNA 配
列を介して接続し、これらを含む形質転換ベクターを用
いて宿主細胞を形質転換することにより、所望のタンパ
ク質が宿主細胞内で直接生産されることが報告されてい
る。また、別途に生産したNIa 遺伝子産物が試験管内で
該切断配列を持ったタンパク質を切断することも見出さ
れている。
テアーゼNIa のアミノ酸配列の部分アミノ酸配列を有
し、分子量が約50,000から約27,000まで低減した新規蛋
白質(以下、「NIa-C 」という)を得、該新規蛋白質が
該プロテアーゼNIa と同等の活性を有していることを見
出し本発明を完成した。
に配列表の配列番号2に示されるアミノ酸配列のアミノ
酸番号1 〜243 のアミノ酸配列を含むことから成り、基
質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチド結合を加水分解す
るプロテアーゼ活性を有するタンパク質、または、該ア
ミノ酸配列の一つもしくは複数のアミノ酸残基が欠失、
挿入もしくは置換されているアミノ酸配列を含み、該プ
ロテアーゼ活性を有するタンパク質、(2)分子中に配
列表の配列番号2に示されるアミノ酸配列のアミノ酸番
号1 〜243 のアミノ酸配列を含むことから成り、基質ペ
プチド中のGln-Gly 間のペプチド結合を加水分解するプ
ロテアーゼ活性を有するタンパク質、(3)配列番号2
に示されるアミノ酸配列のアミノ酸番号1 〜243 のアミ
ノ酸配列と55% 以上のアミノ酸配列相同性を有するアミ
ノ酸配列を含むことから成り、基質ペプチド中のGln-Gl
y 間のペプチド結合を加水分解するプロテアーゼ活性を
有するタンパク質、(4)(1)ないし(3)のいずれ
か一つに記載のタンパク質をコードするDNA、 (5)分子中に配列表の配列番号1に示されるヌクレオ
チド配列のヌクレオチド番号4 〜732 のヌクレオチド配
列を含む、(4)記載のDNA 、(6)配列表の配列番号
1に示されるヌクレオチド配列のヌクレオチド番号4 〜
732 のヌクレオチド配列と70% 以上のヌクレオチド配列
相同性を有する配列を含み、基質ペプチド中のGln-Gly
間のペプチド結合を加水分解するプロテアーゼ活性を有
するタンパク質をコードするDNA 、(7)(5)記載の
DNA とハイブリダイズし、基質ペプチド中のGln-Gly 間
のペプチド結合を加水分解するプロテアーゼ活性を有す
るタンパク質をコードするDNA 、(8)(5)記載のDN
A と、60〜70℃、6xSSC 条件下でハイブリダイズし、基
質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチド結合を加水分解す
るプロテアーゼ活性を有するタンパク質をコードするDN
A 、(9)(4)ないし(8)のいずれか一つに記載の
DNA を含むことから成る組換えDNA ベクター、(10)
(9)記載の組換えDNA ベクターにより形質転換された
宿主細胞、(11)形質転換された宿主細胞が大腸菌で
ある(10)記載の宿主細胞、(12)形質転換大腸菌
株 pNIa-C SANK 72497 ( FERM BP-5938 )、に関する。
a をコードするDNA を基に作成することが好ましい。NI
a をコードするDNA は、例えば特開平8-80194 号に記載
されるごとく、ポチウイルスグループウイルスよりゲノ
ムRNA を調製した後に、既知の方法により2本鎖cDNAに
変換することによって得るか、または同特開平8-80194
号に記載されるプラスミドpKSUN9を当業者周知の方法に
より調製することができる。
ドするDNA を鋳型として、配列表の配列番号2に示され
るアミノ酸配列のアミノ末端配列に対応するセンススト
ランドとカルボキシル末端配列に対応するアンチセンス
ストランドのオリゴヌクレオチドを合成し、これらを組
み合わせてポリメラーゼ連鎖反応[ Polymerase Chain
Reaction,以下「PCR 」という。:Saiki,R.K. et al.
(1988) Science, 239: 487-491.参照]を行い、増幅
することができる。 このようにして得られたDNA を、
例えばpUC19 [Yanish-Perron,C. et al.(1985). Gene
33:103-119. 参照]等のクローニングベクターに組み込
み、得られた組換えベクターを大腸菌等の宿主細胞に導
入して形質転換させ、当業者周知の方法により、目的の
DNA を保持する形質転換株を得ることができる。
する方法は、公知の方法に従い実施できる。例えば宿主
細胞よりベクターDNA に相当する画分を分離し、該ベク
ターDNA より目的DNA 領域を切り出すことにより行い得
る。
は、例えばマキサム−ギルバートの化学修飾法[Maxam,
A.M. and Gilbert,W. (1980). in "Methods in Enzym
ology"65:499-560.参照]やM13 ファージを用いるジデ
オキシヌクレオチド鎖終結法[Messing,J. and Vieira,
J.(1982). Gene 19:269-276.参照]等により行うこと
ができる。
質をコードするDNA を発現ベクターに組み込みこれを導
入することにより、原核生物または真核生物の宿主細胞
を形質転換させることができる。更に、これらベクター
に適当なプロモーターおよび形質発現に関わる配列を導
入することにより、それぞれの宿主細胞において遺伝子
を発現させることが可能である。
(Escherichia coli)や枯草菌(Bacillus subtilis )
等が挙げられる。目的の遺伝子をこれらの宿主細胞内で
形質発現させるには、宿主と適合し得る種由来のレプリ
コン、即ち複製起点及びlac UV5 等のプロモーター配列
を含んでいるプラスミドベクターで宿主細胞を形質転換
すれば良い。またベクターは、形質転換細胞に表現形質
(表現型)による選択性を付与することができる配列を
持つものが望ましい。
来のJM109 株等がよく用いられ、ベクターとしては、一
般にpBR322やpUC 系のプラスミドがよく用いられるが、
これらに限定されず、公知の各種の菌株及びベクターが
いずれも使用できる。プロモーターとしては、大腸菌に
おいてはラクトースプロモーター(lac )やトリプトフ
ァン・ラクトースプロモーター(trc )等が挙げられる
が、これらに限定されない。
SANK 72497は、平成9年(1997年)5月 7日にブタペス
ト条約に従って、通商産業省工業技術院生命工学研究所
に国際寄託され、寄託番号として、 FERM BP-5938 が付
されている。
く、ベクターとしてはpTUB228 [Ohmura,K. et al.
(1984). J.Biochem. 95:87-93.参照]等が用いられる
が、これに限定されない。プロモーターとしては、枯草
菌α−アミラーゼ遺伝子の調節配列が良く用いられ、さ
らに必要に応じてα−アミラーゼのシグナルペプチド配
列をコードするDNA 配列を連結することにより、菌体外
への分泌も可能となる。
虫、酵母、植物等の細胞が含まれ、脊椎動物細胞として
は、たとえばサルの細胞であるCOS 細胞[Gluzman,Y.
(1981). Cell 23:175-182.参照]等が用いられる。
tera frugiperda)由来細胞[Smith,G.E. et al.
(1983). Mol.Cell.Biol. 3:2156-2165. 参照]等が用
いられる。酵母としては、パン酵母(Saccharomyces ce
revisiae)や分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe
)等が用いられる。植物細胞としてはタバコ(Nicotia
na tabacum )やイネ(Oryza sativa)等が用いられ
る。ここに例示した細胞が一般に宿主細胞としてよく用
いられているが、これらに限定されない。
発現しようとする遺伝子の上流に位置するプロモータ
ー、RNA スプライシング部位、ポリアデニル化部位及び
転写終結配列等を有するものを使用でき、これはさらに
必要により複製起点を有してもよい。該発現ベクターの
例としては、SV40の初期プロモーターを有するpSV2dhfr
Subramani,S. et al.(1981). Mol.Cell.Biol. 1:85
4-864. 参照]等を例示できるが、これに限定されな
い。
毛虫培養細胞が例示できる。発現ベクターとしては、例
えば発現しようとする遺伝子の上流にバキュロウイルス
(Baculovirus )のポリヘドリン(Polyhedrin)プロモ
ーター、ポリアデニル化部位及び相同組換えを行うのに
必要なAcMNPV(Acutographa californica nuclear poly
hedrosis virus)ゲノムの一部を有するものを使用で
き、pBacPAK8[Matuura,Y. et al. (1987). J.Gen.Vi
rol. 68:1233-1250.参照]が例示できるが、これに限定
されない。
れており、パン酵母(S. cerevisiae )が例示できる。
酵母の発現ベクターとしてはpYEUra3 [Abe,I. and Pre
stwich,G.D. (1995). Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 92:9
274-9278. 参照]が例示できるが、これに限定されな
い。発現プロモーターとしては、例えばアルコール脱水
素酵素遺伝子のプロモーター[Bennetzen,J.L. and Hal
l,B.D.(1982). J.Biol.Chem. 257:3018-3025. 参照]
や、GAL10 プロモーター[Ichikawa,K. et al.(199
3). Biosci.Biotech.Biochem. 57:1686-1690. 参照]
等を利用できるが、これに限定されない。さらに必要に
よりカルボキシペプチダーゼYのシグナルペプチド配列
をコードするDNA 配列を連結することにより、細胞外へ
の分泌も可能となるが、これに限定されない。
フラワーモザイクウイルスの初期プロモーターである35
s プロモーターと根頭癌腫病菌(Agrobacterium tumefa
ciens )のノパリン合成遺伝子ポリアデニル化配列を有
しさらに、根頭癌腫病菌による遺伝子導入配列を有した
pBI121[Jefferson,R.A. et al. (1987). EMBO J.6:3
901-3907.参照]が使用できるがこれに限定されない。
に挙げると、発現ベクターとしては、trc プロモーター
を有し、大腸菌K12 株由来菌株、例えばJM109 株等にお
いて自立増殖が可能であるpKK388-1(クローンテック社
製)を用いることができる。発現ベクターは、エレクト
ロポーレーション法[Dower,W.J. et al. (1988).Nuc
l.Acids Res. 16:6127-6145. 参照]等ごく一般に用い
られている大腸菌の形質転換法に基づき、容易に大腸菌
に導入できる。かくして得られた菌株を、一般によく用
いられるLB培地等に接種し、一夜培養後、プロモーター
の誘導剤であるイソプロピル−β−チオガラクトピラノ
シド(以下、「IPTG」という)を添加しtrc プロモータ
ーを活性化する。その後一定時間培養の後、超音波破砕
機などで菌体を破砕することにより、発現タンパク質を
菌体から抽出できる。
ドするDNA を、適当なプロモーターおよび形質発現に関
わる配列を導入した発現ベクターに組み込み、該発現ベ
クターによって形質転換した原核生物または真核生物の
宿主細胞において発現させ、菌体から抽出後に15〜40℃
においてジチオスレイトール等の還元剤の存在下にpH6
〜9 の緩衝液中で30分〜一夜自己消化を起こさせること
により生産することも可能である。
ク質は、該タンパク質の物理的性質や化学的性質等を利
用した各種公知の分離操作法により、分離精製すること
ができる。かかる方法としては具体的には、例えば通常
のタンパク質沈殿剤による処理、限外濾過、分子ふるい
クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、イオン
交換クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフ
ィー等の各種クロマトグラフィー、透析法、これらの組
み合せ等を例示できる。
ク質のプロテアーゼ活性を測定する方法としては、精製
該NIa-C タンパク質を、該タンパク質の切断配列を含む
オリゴペプチド基質に作用させる方法を例示できる。即
ち、15〜40℃においてジチオスレイトール等の還元剤の
存在下にpH6 〜9 の緩衝液中で、Gln-Gly 配列を含むオ
リゴペプチド基質に対して該タンパク質を30〜60分反応
させる。反応終了液を例えば逆相HPLCに供与し、溶
出される切断されたペプチドを解析することにより、該
プロテアーゼ活性を確認できる。
することなく確認することもできる。即ち、上記のよう
にtrc プロモーター下流にNIa-C をコードするDNA と検
出可能な他のタンパク質をコードするDNA を該タンパク
質の切断配列をコードするDNA 配列を介してつなぎ、こ
れを発現ベクターに挿入する。得られた発現ベクター
を、好適な宿主細胞に導入し、融合タンパク質を発現す
る。発現した該他のタンパク質を該タンパク質に対する
抗体を用いたウェスタンブロッティング法等により検出
し、検出されるバンドの移動度の変化としてプロテアー
ゼ活性を検出できる。即ち、プロテアーゼ活性があった
場合には融合体より大きい移動度を示すバンドとして該
他のタンパク質を検出できる。
気泳動のゲルから回収し、常法によりアミノ末端配列の
解析をすることにより、切断されたペプチド結合を解析
できる。
所望のNIa-C タンパク質を製造でき、この様にして得ら
れる本発明の組換えNIa-C タンパク質は、プロテアーゼ
として、遺伝子操作において、特に大腸菌等の微生物を
用いて所望のタンパク質を製造する際に好適に使用し得
る。
号1 〜243 から成るNIa-C タンパク質のアミノ酸配列中
の、一つ若しくは複数の部位において、一つ若しくは複
数のアミノ酸残基が欠失、挿入若しくは置換されている
タンパク質でもNIa-C タンパク質と同様のプロテアーゼ
活性を有することがある。これらのタンパク質も本発明
に包含される。
子のシステイン残基に相当するヌクレオチド配列をセリ
ン残基に相当するヌクレオチド配列に変換して選られた
タンパク質がIL-2活性を保持することも既に公知となっ
ている[Wang,A. et al.(1984). Science 224:1431-1
433.参照]。それ故に、それ等天然に存在するかあるい
は人為的に合成されたタンパク質がNIa-C 活性を有する
限りそれ等のタンパク質及び該タンパク質をコードする
同効のヌクレオチド配列から成るDNA もすべて本発明に
含まれる。
るDNA として、(4)、(6)、(7)または(8)記
載のDNA が挙げられる。
C タンパク質の情報に基づいて、例えばフォスファイト
・トリエステル法[Hunkapiller,M. et al. (1984).
Nature 310:105-111. 参照]等の常法に従い、核酸の化
学合成法により製造することもできる[Grantham,R. et
al.(1981). Nucleic Acids Res. 9:r43-r74. 参
照]。更に、これらヌクレオチド配列コドンの一部改変
は、常法に従い、所望の改変をコードする合成オリゴヌ
クレオチドから成るプライマーを利用した部位特異的変
異体合成法[(site specific mutagenesis ), Mark,
D.F. et al.(1984). Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 81:56
62-5666. 参照]等により行うことができる。
自体公知であり、その選択も任意でよく、例えば使用す
る宿主生物のコドン使用頻度を考慮して常法に従い決定
できる。また、あるDNA が(5)記載のDNA とハイブリ
ダイズするか否かは、例えば、目的とするDNA をランダ
ムプライマー法[Feinberg,A.P. and Vogelstein,B.(19
83 ). Anal.Biochem. 132:6-13. 参照]やニックトラ
ンスレーション法[Maniatis,T. et al.(1982). in "
Molecular Cloning A Laboratory Manual" Cold Spring
Harbor Laboratory, NY. 参照]等に従い、[α−32P
]dCTP等で標識したプローブを用いてハイブリダイゼ
ーションを行い調べることができる。ハイブリダイゼー
ションに用いるDNA は、公知の方法、例えば、ニトロセ
ルロース膜やナイロン膜などに吸着させ、加熱あるいは
紫外線照射等により固相化させる。その後、6xSSC (90
0mM NaClを含む90mM クエン酸三ナトリウム pH7.0:以
下、この溶液を「6xSSC 」という。)と5%デンハート溶
液、0.1%SDS を含むプレハイブリダイゼーション溶液に
浸し、55℃で4時間以上保温する。その後先に作成した
プローブを同様のプレハイブリダイゼーション溶液に最
終比活性1x106cpm/mlとなるように加え、60℃で一夜保
温する。その後、室温下で 6×SSC による5 分間の洗浄
を5 回繰り返し、その後57℃で20分間洗浄し、オートラ
ジオグラフィーを行うことにより、ハイブリダイズした
か否かを判定することができる。
その同効物(以下、「NIa-C 類」という。)を用いて所
望とするタンパク質を製造する方法としては、細胞外切
断法と細胞内直接切断法が挙げられる。
A を、生産しようとする宿主細胞で好適に発現をもたら
すプロモーターとターミネーターを有するベクターに挿
入する。得られたベクターを、目的とする細胞に好適な
方法で導入し、形質転換体を得る。得られた形質転換体
で発現したNIa-C 類を、通常のタンパク質沈殿剤による
処理や各種クロマトグラフィーの組み合わせ等により分
離精製する。或はグルタチオン-S- トランスフェラーゼ
やマルトース結合タンパク質との融合体として発現さ
せ、グルタチオンカラムやマルトースカラムにて分離精
製し、その後エンテロキナーゼやファクターXa等で切断
後、NIa-C 類として精製し、使用することもできる。
(以下、「NIa 類」という。)をコードするDNA を、生
産しようとする宿主細胞で好適に発現をもたらすプロモ
ーターとターミネーターを有するベクターに挿入する。
得られたベクターを、目的とする細胞に好適な方法で導
入し、形質転換体を得る。得られた形質転換体で発現し
たNIa 類に、菌体内であるいは菌体から抽出後に好適な
緩衝液中で自己消化を起こさせることにより生じるNIa-
C 類を上記の方法により分離精製し、用いることもでき
る。
アミノ酸配列内にNIa-C 類の切断配列を有するものであ
れば、そのタンパク質自体を基質として用いることも可
能であり、または、精製を容易にするためグルタチオン
-S- トランスフェラーゼやマルトース結合タンパク質等
と切断配列を介して融合体を作成し、これを基質として
用いることもできる。この基質タンパク質と精製したNI
a-C 類を好適な緩衝液中で反応させることにより、基質
タンパク質を試験管内で切断し、目的タンパク質を得る
ことができる。得られた目的タンパク質は、その物理的
性質や化学的性質等を利用した各種公知の分離操作法に
より、単離精製することができる。
るDNA を、切断配列をコードするDNA配列を介して、所
望のタンパク質をコードするDNA と同じ読み枠で接続す
る。得られた融合体タンパク質をコードするDNA を、生
産しようとする宿主細胞で好適に発現をもたらすプロモ
ーターとターミネーターを有するベクターに挿入する。
得られたベクターを、目的とする細胞に好適な方法で導
入し、形質転換体を得る。形質転換体で発現した融合タ
ンパク質はNIa-C 類のプロテアーゼ活性により自己切断
し、目的タンパク質を生じる。得られた目的タンパク質
は、その物理的性質や化学的性質等を利用した各種公知
の分離操作法により、単離精製することができる。
説明するが、本発明はこれに限定されない。
をコードするDNA のNIa-C コード領域には開始コドンが
ない。この問題を解決するためにPCR 法により開始コド
ンを付加したNIa-C をコードするDNA を得た。
ドンのATG とクローニングのための制限酵素ClaI切断配
列を付加し、また3'末端に制限酵素KpnI切断配列を付加
するために以下のPCR プライマーを作製した。作製した
プライマーの配列は、5' ATTATCGATA AGGAGGTTTA AACCA
TGAGT CTAAATCGCA TAAGTGGTTT GCGCGAC 3'(以下、「NI
AC5'」という。:配列表の配列番号3 )および5'CCCGGT
ACCT TATTGGAATG AACAATTCAA ATCACT 3'(以下、「NIAC
3'」という。:配列表の配列番号4 )である。NIa をコ
ードするDNA を含むプラスミドpKSun9(特開平8-80194
号参照)DNA 2μg に対して、合成したこれらのプライ
マーを各80pmol、dNTP混合溶液(25mM dATP 、25mM dCT
P 、25mM dGTP 、25mM dTTP )を40μl 、10xPfu緩衝液
( Pfu DNAポリメラーゼに添付された緩衝液、STRATAGE
NE社製)を40μl それぞれ加え、再蒸留水で400 μl と
した後にPfu DNA ポリメラーゼ10単位を加え、PCR を行
なった。PCR プログラムは、94℃ 2分間の後に、i)94℃
1分間、ii)55 ℃ 1分間、iii)72℃ 2分間の3 段階から
なるサイクルを30回繰り返し、さらに72℃ 10 分間の反
応を行なった。PCR 後の産物に400 μl のフェノール:
クロロホルム:イソアミルアルコール(25:24:1 )を加
え、激しく撹拌した後に10,000xg、3 分間の遠心分離を
行い、水相を回収した(以下、この操作を「フェノール
抽出」という)。この水相に400 μl のクロロホルム:
イソアミルアルコール(24:1)を加え、激しく撹拌した
後に10,000xg、3 分間の遠心分離を行い、水相を回収し
た(以下、この操作を「クロロホルム抽出」という)。
この水相に100 μl 当りに10μl の3M酢酸ナトリウム
(pH5.2 )および275 μl のエタノールを順次加え、ド
ライアイス−エタノール浴中に10分間放置した後に10,0
00xg、5 分間の遠心分離で核酸画分を沈殿として回収し
た(以下、この操作を「エタノール沈殿」という)。得
られた画分をTBE (100mM トリス、100mM ほう酸、5mM
エチレンジアミン四酢酸:以下、この溶液を「TBE 」と
いう)存在下に5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動に供
与し、増幅されたDNA バンドをゲルと共に切り出した。
予めセントリコン−10(アミコン社製)を装着したセン
トリリューター(アミコン社製)を用い、切り出したゲ
ルをTBE 中で100V、2 時間の電気溶出に供与した。溶出
後セントリコン−10を4 ℃において7,500xg 、1 時間の
遠心分離にかけ、溶出DNA を濃縮回収した。得られたDN
A 濃縮液に対してフェノール抽出、クロロホルム抽出を
行なった。得られた水相に等量(100 μl )のイソアミ
ルアルコールを加え、激しく撹拌した後に10,000xg、3
分間の遠心分離を行い、イソアミルアルコール相を除去
した。得られた水相に対してエタノール沈殿を行なっ
た。得られたDNA 断片を制限酵素KpnIおよびClaI(宝酒
造(株)製)で切断し、フェノール抽出、クロロホルム
抽出、エタノール沈殿により精製した。得られたDNA 断
片のうち1/5量を発現プラスミド構築に用いた。即ちこ
のものを、予め制限酵素KpnIおよびClaIで切断し、アル
カリンフォスファターゼ・カーフインテスティン(Alka
line Phosphatase Calf intestine :宝酒造(株)製)
を用いて脱リン酸化したプラスミドpKK388-1(クローン
テック社)200ng にライゲーションキットver.2 (宝酒
造(株)製)を用いて連結した。ライゲーション後の液
からDNA をフェノール抽出、クロロホルム抽出、エタノ
ール沈殿により精製した。かくして得られたDNAを、ジ
ーンパルサー(BIO-RAD 社製)を用い1.80kVの電圧でエ
レクトロポーレーション法により、アンピシリン感受性
大腸菌JM109 株(宝酒造(株)製)に形質導入した。形
質導入された菌を当業者周知の方法でクローニングし、
NIa-C 発現プラスミドpKNIa-C を得た(図1)。
ミドpKNIa-C を保持する大腸菌(以下「pNIa-C株」とい
う)一白金耳を50μg/mlのアンピシリンを含むLB液体培
地(10g バクトトリプトン、5g バクトイーストエキス
トラクト、5g 塩化ナトリウム、蒸留水で1lとする)2m
l で37℃一夜振盪培養した(以下、「培養液A 」とい
う)。ついで新しいLB液体培地(50μg/mlのアンピシリ
ンを含む)3ml に30μl の培養液A を加え、37℃でOD60
0nm が1.0 になるまで振盪培養した。OD600nmが1.0 に
達した培養液にIPTGを最終濃度1mM になるように添加
し、28℃で6 時間振盪培養した。この培養液を以下、
「培養液B 」という。
により確認した。即ち培養液B 1ml を4 ℃下、3,000xg
、5 分間遠心分離し菌体を回収し、400 μl の1mM ジ
チオスレイトールを含む10mM トリス塩酸緩衝液(pH8.
0 )に懸濁した。この懸濁液を超音波破砕機(ハンディ
ーソニックUR-20P:トミー精工(株)製)を用いレンジ
8 で2 分間処理し、菌体を破砕した。破砕液を4 ℃下、
10,000xgで5分間遠心分離し、上清を得た。この上清画
分20μl に90μl の10mM 塩化カリウム、10mM 二塩化
マグネシウム、0.5mM ジチオスレイトールを含む20mM N
-2- ヒドロキシエチルピペラジン-N'-2-エタンスルホン
酸- 水酸化ナトリウム緩衝液(pH7.3 )および1 μl の
10mM 基質ペプチド水溶液(Lys-Glu-Phe-Lys-Phe-Gln-
Gly-Lys-Ser-Gln :配列表の配列番号5 )を加え、28℃
で30分間反応させ、反応液に12μl の1%トリフルオロ酢
酸(以下「TFA 」という。)水溶液を加え反応を停止さ
せた。反応終了液に3,000xg 、5 分間の遠心分離を行
い、上清60μl をYMC AM301 カラム(ワイエムシイ
(株)製)およびL-6320型HPLCシステム(日立製作所
(株)製)を用いた逆相HPLCに供与した。溶出液は0.1%
TFA水溶液(溶出液A )および0.1% TFAアセトニトリル
溶液(溶出液B )を用いた。溶出は溶出液A:B の割合
を15分間に100 :0 から70:30まで直線的に変化させる
事によって行なった。流速は1.0ml/分とした。この条件
で溶出される基質(溶出時間10.0分)および生成物(Gl
y-Lys-Ser-Gln :配列表の配列番号6、溶出時間1.5 分
およびLys-Glu-Phe-Lys-Phe-Gln :配列表の配列番号
7、溶出時間11.2分)を220nm の吸光度で検出すること
により、NIa-C が活性を持つことを確認した。
ロテアーゼとして、遺伝子操作において、特に大腸菌等
の微生物を用いて所望のタンパク質を製造する際に好適
に使用し得る。
Claims (12)
- 【請求項1】分子中に配列表の配列番号2に示されるア
ミノ酸配列のアミノ酸番号1 〜243のアミノ酸配列を含
むことから成り、基質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチ
ド結合を加水分解するプロテアーゼ活性を有するタンパ
ク質、または、該アミノ酸配列の一つもしくは複数のア
ミノ酸残基が欠失、挿入もしくは置換されているアミノ
酸配列を含み、該プロテアーゼ活性を有するタンパク
質。 - 【請求項2】分子中に配列表の配列番号2に示されるア
ミノ酸配列のアミノ酸番号1 〜243のアミノ酸配列を含
むことから成り、基質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチ
ド結合を加水分解するプロテアーゼ活性を有するタンパ
ク質。 - 【請求項3】配列番号2に示されるアミノ酸配列のアミ
ノ酸番号1 〜243 のアミノ酸配列と55% 以上のアミノ酸
配列相同性を有するアミノ酸配列を含むことから成り、
基質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチド結合を加水分解
するプロテアーゼ活性を有するタンパク質。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記
載のタンパク質をコードするDNA 。 - 【請求項5】分子中に配列表の配列番号1に示されるヌ
クレオチド配列のヌクレオチド番号4 〜732 のヌクレオ
チド配列を含む、請求項4記載のDNA 。 - 【請求項6】配列表の配列番号1に示されるヌクレオチ
ド配列のヌクレオチド番号4 〜732のヌクレオチド配列
と70% 以上のヌクレオチド配列相同性を有する配列を含
み、基質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチド結合を加水
分解するプロテアーゼ活性を有するタンパク質をコード
するDNA 。 - 【請求項7】請求項5記載のDNA とハイブリダイズし、
基質ペプチド中のGln-Gly 間のペプチド結合を加水分解
するプロテアーゼ活性を有するタンパク質をコードする
DNA。 - 【請求項8】請求項5記載のDNA と、60〜70℃、6xSSC
条件下でハイブリダイズし、基質ペプチド中のGln-Gly
間のペプチド結合を加水分解するプロテアーゼ活性を有
するタンパク質をコードするDNA 。 - 【請求項9】請求項4乃至請求項8のいずれか一つに記
載のDNA を含むことから成る組換えDNA ベクター。 - 【請求項10】請求項9記載の組換えDNA ベクターによ
り形質転換された宿主細胞。 - 【請求項11】形質転換された宿主細胞が大腸菌である
請求項10記載の宿主細胞。 - 【請求項12】形質転換大腸菌株 pNIa-C SANK 72497
( FERM BP-5938 )。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9118313A JPH10304877A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 新規プロテアーゼ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9118313A JPH10304877A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 新規プロテアーゼ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10304877A true JPH10304877A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14733594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9118313A Withdrawn JPH10304877A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 新規プロテアーゼ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10304877A (ja) |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP9118313A patent/JPH10304877A/ja not_active Withdrawn
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