JPH10303841A - ディジタル信号を変調する変調器 - Google Patents

ディジタル信号を変調する変調器

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JPH10303841A
JPH10303841A JP10104995A JP10499598A JPH10303841A JP H10303841 A JPH10303841 A JP H10303841A JP 10104995 A JP10104995 A JP 10104995A JP 10499598 A JP10499598 A JP 10499598A JP H10303841 A JPH10303841 A JP H10303841A
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JP
Japan
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carrier frequency
modulator
bit
data1
data2
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Pending
Application number
JP10104995A
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English (en)
Inventor
Manfred Dr Boehm
マンフレード・ベーム
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Alcatel Lucent SAS
Original Assignee
Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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Filing date
Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/02Channels characterised by the type of signal
    • H04L5/06Channels characterised by the type of signal the signals being represented by different frequencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送チャンネルの帯域幅を変更することなく
ディジタル信号の伝送容量を増加させることを可能にす
る。 【解決手段】 本発明の変調器は、送信すべきディジタ
ル信号を伝送チャネル内のいくつかの搬送波周波数に割
り当てる制御装置(CTRL)を有する。最も簡単な場
合では、ビットシーケンス01の発生時に、第一の搬送
波周波数(f1)が送信されずに第二の搬送周波数(f
2)が送信され、ビットシーケンス11の発生時に、両
方の搬送波周波数(f1、f2)が同時に送信される。
このように、伝送チャネルの二つの搬送周波数に2ビッ
トシーケンスが割り当てられる。ビットシーケンス11
の発送時に搬送波周波数を2回連続して送信する必要が
なく、従って伝送容量が増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提部
分に記載されたディジタル信号を変調する変調器と、請
求項10の前提部分に記載された復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば雑誌「Der Fernmeldeingenieur」
(1993年第8号及び第9号、Verlag f r Wissensch
aft und Leben Georg Heidecker GmbH、Erlangen、51
ページないし56ページ)から、単一の搬送波を用いる
方法及び複数の搬送波を用いる方法によってディジタル
信号を送ることが知られている。このいずれの方法で
も、所定の帯域幅の伝送チャンネル当たりあるいはサブ
チャンネル当たり一つの搬送波周波数を使用してディジ
タル信号が送信される。ディジタル信号に、例えば直交
振幅変調(QAM)が施され、その結果がそれぞれの伝
送チャンネルの搬送波周波数に割り当てられる。
【0003】「Multicarrier Modulation for Data Tra
nsmission: An Idea Whose Time Has Come」(IEEE Com
munications Magazine、1990年5月、5ページない
し14ページ)と題する論文では、所定の帯域幅の伝送
チャンネルのスペクトルと隣接の伝送チャンネルのスペ
クトルの重畳に関する問題が検討されている。スペクト
ルの重畳が、それらの−3dB周波数が互いに上下に重
なり合うような重畳である場合、個々の伝送チャンネル
のスペクトルは、適切なフィルタを用いることにより受
信機側で検出することができる。
【0004】従って、ディジタル信号の送信は伝送チャ
ンネルの帯域幅によって制限される。周波数に関する伝
送チャンネル又はサブチャンネルの配列は、近傍のチャ
ンネルへのスペクトルの重畳によって制限される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、伝送
チャンネルの帯域幅を変更せずにディジタル信号の伝送
容量を増加させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、請求項1に記載した変調器によって達成される。
この変調器は、送信すべきディジタル信号を伝送チャン
ネル内のいくつかの搬送波周波数に割り当てるように構
成されることを特徴とする。例えば、最も簡単な場合で
は、ビットシーケンス01の発生時に、第一の搬送波周
波数が送信されずに第二の搬送波周波数が送信され、ビ
ットシーケンス11の発生時に、両方の搬送波周波数が
送信されるように、伝送チャンネルの二つの搬送波周波
数に2ビットシーケンスが割り当てられる。伝送周波数
当たり一つの搬送波周波数しか与えられず、従ってビッ
トシーケンス11の発生時に、搬送波周波数を2回連続
して送信する必要がある従来技術とは異なり、本発明の
例では、本発明による変調器によって伝送容量が係数2
だけ増加する。
【0007】間隔の狭い二つの搬送波周波数を同時に送
信する場合、スペクトルの重畳と搬送波周波数間のビー
ティングが起こるので、受信機側で従来技術とは異なる
変調が必要になる。
【0008】従って、本発明によれば、上記の目的は請
求項10に記載した復調器によっても達成される。この
復調器は、少なくとも三つの搬送波周波数を検出し、検
出結果及び可能な搬送波周波数の数に依存するビット組
合せを生成し、時間的に連続して生成されたいくつかの
ビット組合せを少なくとも1ビットのストリームとして
組み合わせるように構成された少なくとも一つの手段が
設けられることを特徴とする。
【0009】本発明の他の有利な特徴は従属クレームに
定義されている。
【0010】本発明は、実施形態についての下記の説明
を添付の図面と共に検討すればより明らかになろう。
【0011】
【発明の実施の形態】第一の実施形態について、以下に
図1及び2を用いて説明する。図1は、並列に供給され
る2ビットストリームDATA1、DATA2からなる
ディジタル信号を変調する変調器MODを示す。ビット
ストリームは、例えば直並列変換回路(図示せず)によ
って生成される。
【0012】変調器は、送信すべきディジタル信号を所
定の帯域幅の伝送チャンネル内の二つの搬送波周波数f
1、f2に割り当てるのに適した制御装置CTRLを含
む。周波数の値は例えば、1.000001GHz及び
1.000002GHzである。伝送チャンネルの帯域
幅は例えば100kHzである。
【0013】変調器MODは、二つの搬送波周波数を生
成するために、二つの周波数生成装置を含む。二つの搬
送波周波数を組み合わせるための加算装置ADDも設け
られる。
【0014】制御装置CTRLは、発振の始めには同位
相である二つの搬送波周波数f1及びf2を送信する二
つの制御可能な手段SS1、SS2を含む。手段SS1
は、搬送波周波数f1を生成する周波数生成装置に接続
され、且つ加算装置ADDに接続される。手段SS2
は、搬送波周波数f2を生成する周波数生成装置に接続
され、且つ加算装置ADDに接続される。ビットストリ
ームDATA1は手段SS1への制御信号として供給さ
れ、ビットストリームDATA2は手段SS2への制御
信号として供給される。
【0015】各手段SS1、SS2はスタート-ストッ
プ原理に基づいて動作する。手段SS1は、関連する周
波数生成装置から搬送波周波数f1を受信し、ビットス
トリームDATA1の現在ビットの値に応じて搬送波周
波数を加算装置ADDへ送信するか、あるいは順方向伝
送を妨げる。ビットストリームDATA1が論理0であ
る場合、搬送周波数f1は転送されない。ビットストリ
ームDATA1が論理1である場合、搬送波周波数f1
は転送され、論理0から論理1に遷移するとき、搬送波
周波数f1は所定の位相角で送信される。例えば、搬送
波周波数f1が余弦関数である場合、復調側で復調を高
速に行えるように上記所定の位相角を零度に固定すると
有利である。1から0への遷移によって、搬送波周波数
f1の送信は終了する。次の論理1への遷移時には、搬
送波周波数f1の送信が再び所定の位相角で開始され
る。同じことが手段SS2にも当てはまる。
【0016】図2は、三つの信号波形を含む図である、
第一の波形はビットストリームDATA1の部分を示
す。第二の波形はビットストリームDATA2の部分を
示す。第三の波形は、ビットストリームDATA1及び
DATA2の上記の部分から得られる加算装置ADDの
出力信号の形状を示す。信号波形としては、ビットスト
リームDATA1とビットストリームDATA2との間
のすべての可能なビット組合せをカバーする波形が選択
される。二つのバイナリ信号から、ビット組合00、0
1、10、11を形成することができる。両方のビット
ストリームDATA1及びDATA2が論理0である場
合、搬送波周波数は送信されず、加算装置ADDの出力
も論理0になる。ビットストリームDATA1が論理1
であり、ビットストリームDATA2が論理0である場
合、加算装置ADDの出力には搬送波周波数f1が含ま
れる。ビットストリームDATA1が論理0であり、ビ
ットストリームDATA2が論理1である場合、加算装
置ADDの出力には搬送波周波数f2が含まれる。両方
のビットストリームDATA1及びDATA2が論理1
である場合、加算装置ADDの出力には搬送波周波数f
1及びf2の和が含まれる。搬送波周波数を組み合わせ
ると、振幅が2倍であり搬送波周波数が(f1+f2)
/2である信号が得られる。この例を以下に示す。
【0017】F1=cos(f1×t)、この式で、F
1=搬送波周波数f1を生成する周波数生成装置によっ
て生成される信号であり、t=時間である。
【0018】F2=cos(f2×t)、この式で、F
2=搬送波周波数f2を生成する周波数生成装置によっ
て生成される信号であり、t=時間である。
【0019】F1+F2=2×cos(fT×t)×c
os(fs×t)この式で、fT=結果的に得られる搬
送波周波数であり、fS=ビート周波数である。
【0020】fTは、fT=(f1+f2)/2=1.
0000015GHzによって算出され、fSは、fS
=(f2−f1)/2=1kHzによって算出される。
【0021】従って、fSとfTは係数1000000
だけ異なる。fSは和信号の振幅に影響を与える。しか
し、両方の信号が位相角零度で始まる場合、和信号は最
大であり、その場合、振幅の経時的な変動はほとんどな
い。従って、この最初の範囲では、和周波数fSは振幅
にほとんど影響を与えず、そのため振幅はほぼ一定のま
まである。ビットストリームDATA1及びDATA2
のビットレートは、ビート周波数fSによって起こる振
幅の変化が無視できるものになるように搬送波周波数f
1及びf2に適合される。ビットストリームDATA1
及びDATA2のビットレートは例えば500MHzで
ある。
【0022】以下に、第二の実施形態について図3及び
図4を用いて説明する。図3は、並列に供給される二つ
のビットストリームDATA1、DATA2からなるデ
ィジタル信号を変調する変調器MODを示す。変調器M
ODは、ORゲートORと、ANDゲートANDと、イ
ンバータINVとからなる追加の整合回路と、該整合回
路とは独立に使用することのできる追加の振幅制限回路
AMPとを除いて、図1の変調器に対応するものであ
る。
【0023】整合回路は、手段SS1及びSS2の制御
とクロック信号CLKを組み合わせ、クロック信号に応
じて所定の搬送波周波数f1を送信する働きをする。ク
ロック信号は、例えばクロック生成装置(図示せず)に
よって生成され、ORゲートORの二つの入力のうちの
一方及びインバータINVの入力に供給される。クロッ
ク信号CLKの周波数は、ビットストリームDATA1
及びDATA2のビットレートの2倍である。これは例
えば、受信側の復調器又は受信機が同期することの可能
な同期信号を、組み合わされ送信される搬送波周波数の
間に等時間間隔で挿入する働きをする。最も簡単なケー
スでは、同期信号は搬送波周波数f1である。
【0024】ORゲートORの一方の入力にビットスト
リームDATA1が与えられ、他方の入力にクロック信
号CLKが与えられる。出力は手段SS1の制御入力に
接続される。
【0025】ANDゲートANDの一方の入力にはビッ
トストリームDATA2が供給され、他方の入力にはイ
ンバータINVの出力信号が供給される。その出力は手
段SS2の制御入力に接続される。
【0026】クロック信号が論理1であるとき、OR演
算のために、クロック周波数f1が加算装置に渡され
る。同時に、インバータINV及びAND演算を介し
て、論理0が手段SS2に与えられ、搬送波周波数f2
の伝送が抑制される。クロック信号CLKが論理0であ
るとき、ORゲートORの一方の入力が論理0でありA
NDゲートANDの一方の入力が論理1である。従って
手段SS1及びSS2の制御はそれぞれ、ビットストリ
ームDATA1及びDATA2のビット値に依存する。
これを図4に示す。
【0027】図4は、図3の変調器における四つの信号
波形を含む図である。第一の波形は、ビットシーケンス
0101を含むビットストリームDATA1の一部を示
す。第二の波形は、ビットシーケンス0011を含むビ
ットストリームDATA2の一部を示す。第三の波形
は、ビットシーケンス01010101を含むクロック
信号CLKの一部を示す。クロック信号CLKはビット
ストリームDATA1及びDATA2と同期し、これら
のビットストリーム同志も同期する。後者の同期は例え
ば直並列変換回路を介して行われる。直並列変換回路
は、クロック信号のパルスレート又はそれから導かれる
クロックレートで動作し、従ってビットストリームDA
TA1及びDATA2との同期を調整することができ
る。
【0028】第四の波形は、加算装置から与えられ搬送
波周波数f1と搬送波周波数f2とを含む信号を示す。
両方のビットストリームDATA1、DATA2及びク
ロック信号CLKが1レベルであるとき、加算装置AD
Dの出力での和信号は零レベルである。クロック信号C
LKが1レベルであるとき、和信号は搬送波周波数f1
のみを含み、搬送波周波数f2は含まない。クロック信
号が零レベルであるとき、和信号は、第一の実施形態と
同様にビットストリームDATA1及びDATA2のレ
ベルに依存する。両方のビットストリームDATA1及
びDATA2が1レベルであるとき、和信号は、結果的
に得られる搬送波周波数(f1+f2/2)と振幅2と
を有する。
【0029】加算装置ADDの出力に結合された振幅制
限回路AMPを使用することによって、特に両方のビッ
トストリームDATA1及びDATA2が1レベルであ
る場合、和信号全体に対して一様な最大振幅を与えるよ
うに和信号の振幅を1の値に制限することができる。こ
れによって、伝送経路に最適に適合された信号対雑音比
を設定することができる。また、検出する必要があるの
は受信信号の周波数だけなので、振幅が分からなくても
復調が可能である。検出された周波数がf1である場
合、ビット組合せは01であり、1はビットストリーム
DATA1に属し、0はビットストリームDATA2に
属する。検出された周波数が(f1+f2)/2である
場合、ビット組合せは11であり、第一の1はビットス
トリームDATA2に属し、第二の1はビットストリー
ムDATA1に属する。
【0030】以下に、第三の実施形態について図5及び
6を用いて説明する。図5は、並列に供給される二つの
ビットストリームDATA1及びDATA2からなるデ
ィジタル信号を変調する変調器MODを示す。変調器M
ODは、追加の検出装置DETと、搬送波周波数(f1
+f2)/2を生成する追加の周波数生成装置と、構成
が手段SS1と同一の追加手段SS3を除いて、図1の
変調器に対応する。図1及び3の変調器とは異なり、図
5の変調器MODは加算装置も振幅制限回路も必要とし
ない。
【0031】検出装置DETは、ビットストリームDA
TA1及びDATA2のバイナリ値を検出し、手段SS
1、SS2、SS3用の制御信号として組み合わせる働
きをする。ビットストリームDATA1のバイナリ値が
1であり、ビットストリームDATA2のバイナリ値が
同時に零である場合、手段SS1に状態1の制御信号が
供給され、手段SS2には状態0の制御信号が供給され
るか、あるいはどの制御信号も供給されず、従って搬送
波周波数f1のみが送信される。両方のビットストリー
ムのバイナリ値が1である場合、手段SS3に状態1の
制御信号が送信され、従って搬送波周波数(f1+f
2)/2が送信される。
【0032】これによって、図2の信号波形に相当する
が振幅が一定である信号波形が与えられる。振幅が一定
であることを除いて図2の信号波形に対応する信号波形
が得られるように、図5の変調器MODは、図3の整合
回路と同様な整合回路を備えることもできる。図5の変
調器MODの出力を増幅器に結合し、出力信号の振幅を
伝送経路の伝送特性に適合させることができる。伝送経
路上でいくつかの異なる周波数に依存する損失が発生す
る場合、手段SS1、SS2、SS3の出力に例えば、
それぞれの異なる利得を有する増幅器を設けることがで
きる。
【0033】図6は、図5の変調器の検出装置DETの
一実施形態の概略図である。検出装置DETは、互いに
結合された、五つのANDゲートAND1、AND2、
AND3、AND4、AND5と二つのインバータIN
V1、INV2とを含む。ANDゲートAND1、AN
D2、AND3、AND4、AND5はすべて、二つの
入力と一つの出力とを有する。
【0034】ANDゲートAND1にはビットストリー
ムDATA1及び恒久論理1が与えられる。ANDゲー
トAND2にはビットストリームDATA2及び恒久論
理1が与えられる。ANDゲートAND1の出力はAN
DゲートAND3の一方の入力に接続され、ANDゲー
トAND5の一方の入力に接続され、インバータINV
2を介してANDゲートAND4の一方の入力に接続さ
れる。ANDゲートAND2の出力はANDゲートAN
D4の他方の入力に接続され、ANDゲートAND5の
他方の入力に接続され、インバータINV1を介してA
NDゲートAND3の他方の入力に接続される。
【0035】従って、ANDゲートAND3、AND
4、AND5の出力は、ビットストリームDATA1、
DATA2がビット組合せ00、10、01、11を有
するときに論理値000、100、010、001を転
送し、これによって、図2の信号波形に対応する信号波
形が得られ、また、クロック信号も考慮する場合には振
幅を除いて図4の信号波形に対応する信号波形が得られ
る。
【0036】以下に、第四の実施形態について図7を用
いて説明する。図7は、並列に供給される三つのビット
ストリームDATA1、DATA2、DATA3からな
るディジタル信号を変調する変調器MODを示す。図1
の要素と同じ参照符号の付された図7の変調器MODの
各要素は、同様な構成と同様な機能を有する。
【0037】変調器MODは、三つのビットストリーム
DATA1、DATA2、DATA3のバイナリ値を検
出し、手段SS1、SS2、SS3用の制御信号として
組み合わせる検出装置DETを含む。手段SS3の構成
は手段SS1と同じである。
【0038】三つのビットストリームDATA1、DA
TA2、DATA3を用いた場合、各ビットストリーム
DATA1、DATA2、DATA3について、論理値
0又は1を仮定することができる場合には八つのビット
組合せ、すなわち000、001、010、011、1
00、101、110、111が可能である。検出装置
DETの機能は、これらのビット組合せの搬送波周波数
への割当を見出すことである。
【0039】第一の可能性として、三つのビットストリ
ームDATA1、DATA2、DATA3が三つの異な
る搬送波周波数f1、f2、f3に割り当てられる。三
つの場合において、ビット組合せ010、101、11
1について、同じ搬送波周波数が得られる。これらの各
場合において、三つの搬送波周波数f1、f2、f3が
等間隔であれば、得られる搬送波周波数はf2になる。
復調時にこれらを区別するための特徴は、得られる搬送
波周波数と受信振幅との関係である。010の場合、振
幅は1であり、110の場合、振幅は2であり、111
の場合、振幅は3であり、従って、受信側では、受信搬
送波周波数を受信振幅と組み合わせることによって、送
信されたビット組合せを復調することができる。
【0040】第二の可能性として、三つのビットストリ
ームDATA1、DATA2、DATA3が五つの異な
る搬送波周波数f1、f2、f3、f4、f5に割り当
てられる。
【0041】搬送波周波数f4及びf5は、周波数生成
装置によって生成され、それぞれ、検出装置DETによ
って制御される手段SS4及びSS5に供給される。
【0042】五つの搬送波周波数f1、f2、f3、f
4、f5を使用することにより、加算装置の出力での和
信号の振幅を、例えば振幅制限回路を用いて所定のレベ
ルに制限し、それに続く増幅器を用いて最適な振幅に制
限し、伝送経路上の最適な信号対雑音比を得ることがで
きる。これを下記の数値による例で示す。
【0043】三つのビットストリームDATA1、DA
TA2、DATA3の場合、八つの可能なビット組合せ
があり、これについては上記を参照されたい。搬送波周
波数f1をビットストリームDATA1に割り当て、搬
送波周波数f2をビットストリームDATA2に割り当
て、搬送波周波数f3をビットストリームDATA3に
割り当てる際、ビット組合せ000の場合は0、001
の場合は搬送周波数f1、010の場合はf2、011
の場合は(f1+f2)/2、100の場合はf3、1
01の場合は(f1+f3)/2、110の場合は(f
2+f3)/2、111の場合は(f1+f2+f3)
/2の各搬送波周波数が得られる。
【0044】個別の搬送波周波数を等間隔に配置した場
合、f2=(f1+f3)/2=(f1+f2+f3)
/2が成立する。
【0045】ビット組合せ101及び111では割当が
異なり、例えば101の場合はf4であり、111の場
合はf5である。このため、振幅にかかわらず、結果と
して得られる搬送波周波数を検出するだけでよいので、
受信側での復調が簡略化される。
【0046】搬送波周波数の値がf1=1000.05
Hz、f2=1000.10Hz、f3=1000.1
5Hz、f4=1000.175Hz、f5=100
0.20Hzである場合、ビット組合せが000の場合
は0、001の場合は1000.05Hz、010の場
合は1000.10Hz、011の場合は1000.0
75Hz、100の場合は1000.15Hz、101
の場合は1000.175Hz、110の場合は100
0.125Hz、111の場合は1000.20の各搬
送波周波数が得られる。
【0047】結果的として得られる搬送波周波数値間の
分解能は少なくとも25Hzであり、これは受信側で十
分な精度で検出することができる。
【0048】第三の可能性として、三つのビットストリ
ームDATA1、DATA2、DATA3が、それぞれ
の異なる組合せによって周波数値が等しくなることがな
いように値が選択された三つの異なる搬送波周波数f
1、f2、f3に割り当てられる。これは、等間隔でな
い周波数値によって実現される。従って、それぞれの異
なるビット組合せ010、101、111から得られる
搬送波周波数値、すなわち値f2、(f1+f3)/
2、(f1+f2+f3)/2は等しくならない。この
ため、搬送波周波数f4及びf5を生成する周波数生成
装置と手段SS4及びSS5は不要になる。しかし、結
果として得られるすべての搬送波周波数間の分解能が、
受信側で検出できるほど高くなるように注意しなければ
ならない。この三つの可能性のうちのどれが好ましいか
は、各場合のパラメータ、例えばコストに依存する。
【0049】以下に、第五の実施形態について図8を用
いて説明する。図8は、並列に供給される三つのビット
ストリームDATA1、DATA2、DATA3からな
るディジタル信号を変調する変調器MODを示す。図1
の要素と同じ参照符号の付された変調器MODの各要素
は、同様な構成と同様な機能を有する。
【0050】三つのビットストリームDATA1、DA
TA2、DATA3を用いた場合、各ビットストリーム
DATA1、DATA2、DATA3について論理値0
又は1を仮定することができる場合には八つのビット組
合せ、すなわち000、001、010、011、10
0、101、110、111が可能である。検出装置D
ETの機能は、これらのビット組合せの搬送波周波数へ
の割当を見出すことである。
【0051】一つの可能性として、三つのビットストリ
ームDATA1、DATA2、DATA3に三つの異な
る搬送波周波数f1、f2、f3が割り当てられる。三
つの場合、即ち、ビット組合せ010、101、111
の場合には同じ搬送波周波数が得られる。これらの場合
のそれぞれにおいて、三つの搬送波周波数f1、f2、
f3が等間隔であれば、結果的として得られる搬送波周
波数はf2になる。この場合、復調時にこれらを区別す
るための特徴は、結果的として得られる搬送波周波数と
受信振幅との関係である。010の場合、振幅は1であ
り、101の場合、振幅は2であり、111の場合、振
幅は3であり、従って、受信側では、受信搬送波周波数
を受信振幅と組み合わせることによって、送信されたビ
ット組合せを復調することができる。伝送経路上の信号
対雑音比に悪影響を及ぼす送信側のそれぞれの異なる振
幅ではなく、それぞれの異なるビット組合せ010、1
01、111に関する情報を、搬送波周波数f2によっ
て角度設定の伝送と共に送信することができる。
【0052】図3に関連して説明したのと同様に、整合
回路によって加算装置ADDの出力信号にクロック信号
が挿入される。図8の変調器の整合回路は、ORゲート
ORと、インバータINVと、二つのANDゲートAN
D1、AND2とを含む。ORゲートORの一方の入力
及び各ANDゲートAND1、AND2の一方の入力に
は、検出装置DETで生成されたそれぞれの制御信号が
与えられる。ORゲートORの他方の入力にはクロック
信号が与えられ、ANDゲートAND1、AND2の他
方の入力には、反転されたクロック信号が与えられる。
従って、加算装置ADDの出力は、図4の第四の波形に
相当する信号、すなわち搬送波周波数f1を有する同期
信号を含む信号を与える。角度設定ψに関する追加の制
御信号を供給することによって、同期信号は常に位相零
度で送信されるわけではなく、ビット組合せに割り当て
られた規定された位相で送信される。例えば、ビット組
合せ010、101、111には0度、90度、180
度の位相が割り当てられる。従って、搬送波周波数f2
だけでなくビット組合せ101も生じた場合、搬送波周
波数f1を有するその後に続く同期信号は初期位相90
度で送信される。非零位相は受信側で検出され、従って
ビット組合せ101に割り当てることができる。
【0053】送信側の検出装置DETと、受信側で必要
とされる検出装置は、図6に示したようにハード配線ロ
ジックを用いて実行することも、あるいはソフトウェア
で実行することもできる。
【0054】上記の実施形態は、並列に供給される二つ
又は三つのビットストリームからなるディジタル信号を
変調する変調器に関するものである。並列に供給される
三つよりも多くのビットストリームからなるディジタル
信号用の変調器を構成することは容易である。異なる実
施形態を組み合わせることも可能である。並列に供給さ
れるビットストリームの数は、伝送チャンネルの帯域幅
と、二つの搬送波周波数の間の必要最小限の分解能によ
って制限される。二つの搬送波周波数の間隔と搬送波周
波数の絶対値との間の係数は、少なくとも500が適切
であろう。所定の帯域幅の伝送チャンネルには、単一の
搬送波周波数ではなくいくつかの搬送波周波数のスペク
トルが使用されるので、スペクトル変調も可能である。
【0055】図9は、多搬送波変調の周波数スペクトル
を示す。周波数スペクトルは、それぞれ、六つの可能な
搬送波周波数を有する、四つのサブチャンネル1、2、
3、4を示す。本発明は、より多くのサブチャンネルを
使用する多搬送波方法に適用することもできる。各サブ
チャンネルで、スペクトル変調を使用して伝送容量を増
加することもできる。これを行うには、サブチャンネル
の搬送波周波数を、いくつかの搬送波周波数からなる周
波数スペクトルに分割する。その場合、例えば図1、
3、5、7、又は8に示した変調器によって追加の変調
が行われる。
【0056】図10は、本発明による第一の復調器を概
略図である。復調器DMODは、図1の変調器から送信
された信号を復調する。復調器は、所定の帯域幅の伝送
チャンネル内の三つの搬送波周波数f1、f2、(f1
+f2)/2を検出するのに適した手段Mを含む。手段
Mは、受信信号に対応する搬送波周波数が存在するとき
に、演算装置μp、例えばマイクロプロセッサへ論理1
を送る三つの周波数フィルタを含む。検出の結果、例え
ば、第一のタイムスロットで搬送波周波数f1が検出さ
れたという結果と、可能な搬送波周波数の数、この場合
は3であるということに応じて、演算装置μpは、送信
側での検出された搬送波周波数への割当により得られた
ビット組合せに対応するビット組合せを生成する。搬送
波周波数f1はビット組合せ01と同義であり、従って
この組合せは演算装置μpによって生成される。送信側
でのビット組合せの搬送波周波数への割当がテーブルに
記憶され、検出された搬送波周波数をテーブルと比較す
ることによって演算装置μp自体がビット組合せを推定
できるように演算装置μpをプログラムすることもでき
る。テーブルは、例えばANDゲートと、ORゲート
と、インバータとで構成されたハード配線回路を用いて
実行することもできる。演算装置μpでは、時間的に連
続して生成されたいくつかのビット組合せが少なくとも
一つのビットストリームとして組み合わされる。例えば
ビット組合せ01、01、11、00、10が生成され
た場合、倍周波数で多重分離することによって、それら
の組合せを二つのビットストリーム、例えば00101
及び11100として組み合わせることができる。これ
は、ビットストリームが送信側の二つの異なる供給源か
ら送信される場合に必要である。
【0057】図11は、本発明による第二の復調器の概
略図である。復調器DMODは、図3の変調器から送信
された信号を復調する。図11及び10と同様な参照符
号の付された各要素は同様な構成と同様な機能を有す
る。図11は、同期信号、すなわち図3のクロック信号
の周波数で送信された搬送波周波数f1から、三つの周
波数フィルタ及び演算装置μpを制御するためのクロッ
ク信号を形成するクロック再生回路RCLKも含む。従
って、周波数フィルタが演算回路μpへ論理1を送信す
るのは、周波数フィルタ自体が搬送波周波数を検出し、
同時にクロック信号が零レベルである場合だけである。
演算装置μpはクロック信号を使用して、テーブルとの
比較及び/又は二つのビットストリームへの分割を実行
することができる。
【0058】図12は、本発明による第三の復調器の概
略図である。復調器DMODは、図7の変調器から送信
された信号を復調する。図12及び10と同様な参照符
号の付された各要素は、同様な構成と同様な機能を有す
る。搬送波周波数f3及び(f2+f3)/2を検出す
る二つの追加の周波数フィルタが設けられる。演算装置
μpは図7の検出装置の補助機能を実行する。
【0059】図7の第一の可能性では、受信搬送波周波
数f2の振幅を検出し、検出した値を手段Mに供給する
振幅検出器ADETが設けられる。手段Mは、また、検
出された値に応じてビット組合せを生成するように構成
されている。検出された振幅が1であり検出された搬送
波周波数がf2である場合はビット組合せ010が生成
され、振幅が2であり搬送波周波数がf2である場合は
ビット組合せ101が生成され、振幅が3であり搬送波
周波数がf2である場合はビット組合せ111が生成さ
れる。従って、受信機側では、受信搬送波周波数を受信
振幅と組み合わせることによって、送信されたビット組
合せを復調することができる。
【0060】図7の第二の可能性では、振幅検出器AD
ETではなく、搬送波周波数f4及びf5を検出する二
つの周波数フィルタを追加しなければならない。
【0061】図7の第三の可能性では、振幅検出器AD
ETではなく、搬送波周波数(f1+f3)/2及び
(f1+f2+f3)/2を検出する二つの周波数フィ
ルタを追加しなければならない。
【0062】図8を参照して説明した可能性では、同期
信号を検出し、搬送波周波数f1の位相を検出する位相
検出器を含み、検出された値を手段Mに供給する、図1
1のクロック再生回路に相当するクロック再生回路で振
幅検出器ADETを置き換えなければならない。その場
合、手段Mは、検出された値を、テーブルに記憶されて
いる位相値と比較することによって、検出された値に応
じたビット組合せを生成することができる。
【0063】スペクトル変調の一つの応用分野は、統合
サービスディジタルネットワーク(ISDN)における
加入者回線上のISDNチャンネル多重化である。基本
的なアクセス構成では、各端末に送信用に144kb/
sが割り当てられる。この144kb/sは二つの64
−kb/s情報保持チャンネル、すなわちいわゆるRチ
ャンネルと、一つの16−kb/s制御チャンネルに分
割される。144kb/sは、電話メッセージ、ファク
シミリメッセージなどの伝送には十分であるが、ユーザ
がビデオ電話接続など高性能ビデオリンクを確立するこ
とを望む場合には不十分である。前述のような復調器と
関連する変調器とを含むモデムを使用することによっ
て、Bチャンネル上の伝送容量を増加することが可能で
あり、従って場合によっては高品質の画像伝送が可能に
なる。各端末で、送信すべきデータは、送信される前に
スペクトル変調によって変調される。従って、各チャン
ネルが五つの搬送波周波数を同時に送信するように構成
されている場合、例えば10個のチャンネルを多重モー
ドで二つのBチャンネルを介して送信することができ
る。
【0064】スペクトル変調の他の応用分野は、短波無
線などの固定狭帯域無線、ラジオ放送、衛星システム、
DECTなどの固定無線電話網である。通常の伝送機器
では、前述の変調器を使用したスペクトル変調を用い
て、送信すべき信号が追加変調される。受信機器では、
前述の復調器を用いて受信信号が事前に復調される。従
って、既存の無線チャンネルを、性能を向上させるよう
に改良することができる。
【0065】スペクトル変調の他の応用分野は狭帯域移
動無線である。セルラ移動無線システムでは、各セルが
基地局を有する。各基地局は、前述のいくつかの変調器
−復調器を含む。各移動ユーザは、移動局を介して、該
ユーザのいるセルが使用する基地局でデータ、画像など
を送信するための4−kb/sチャンネル、8−kb/
sチャンネル、16−kb/sチャンネル、64−kb
/sチャンネル、又は144−kb/sチャンネルを要
求することができる。より大きな伝送容量と接続する場
合には、ユーザの負担するコストは高くなるが、より高
品質の通信及び/又はより高速の伝送を行うことができ
る。変調及び復調のためには、送信の開始時に、可能な
搬送波周波数の数を指定し、必要に応じて、例えば振幅
変調又は角度変調による追加の伝送モードを指定すれば
十分である。従って、二つ、三つ、四つなどの搬送波周
波数を生成することが可能な移動局を販売することが可
能になる。この場合、移動局の価格をそのグレードに応
じて設定することができる。各基地局は、異なる伝送容
量を手強するため前述の変調器と復調器とを含む適切な
モデムを含む。
【0066】スペクトル変調の他の応用分野は、スペク
トルギャップ及び/又は時間ギャップを有する占有され
たチャンネルの伝送容量を低コストで増加することであ
る。例えば、既存のサービスでは伝送リンク(ワイヤ又
は無線リンク)の使用効率は低い。前述の変調器と復調
器とを含むモデム、送信側で追加信号を結合する結合
器、受信側で追加信号を結合するモデム及び結合器を使
用することによって、伝送チャンネルの容量を増加する
ことができる。結合器は例えば、時分割マルチプレクサ
及び時分割デマルチプレクサ、あるいはダイプレクサで
ある。
【0067】スペクトル変調の他の応用分野は、基地局
コントローラといくつかの基地局との間の広帯域移動無
線などのポイント−マルチポイントシステムである。基
地局コントローラから、前述の変調器のうちの一つを用
いて変調された1000個の搬送波周波数を有するディ
ジタル信号が基地局へ送信される。各基地局は、周波数
フィルタ、例えば帯域フィルタを有し、このフィルタ
は、特定の基地局宛の信号、すなわち所定の周波数帯域
の信号のみを対応する変調器へ送信し、他のすべての搬
送波周波数を取り除く。基地局の周波数フィルタは、例
えば50個の搬送波周波数を送信するのに適している。
平均すると、基地局では30個の搬送波周波数が使用さ
れる。個別の基地局の周波数フィルタは重なり合うの
で、ピーク負荷条件の下では、基地局に50個の搬送波
周波数を割り当てることができる。これを下記の数値に
よる例で示す。
【0068】同期信号の周波数は2GHzである。各基
地局は同期信号を受信する個別のフィルタを有する。第
一の基地局は2GHzないし2.000050GHzの
フィルタを有する。搬送波周波数の間隔は1kHzであ
る。従って、第一の基地局は50個の搬送波周波数を受
信することができる。第二の基地局は2.000031
GHzないし2.000080GHzのフィルタを有す
る。搬送波周波数の間隔は1kHzである。従って、第
二の基地局は50個の搬送波周波数を受信することがで
きる。第一の基地局は一般に、2.000001GHz
ないし2.000030GHzの30個の搬送波周波数
を使用し、第二の基地局は2.000041GHzない
し2.000070GHzの30個の搬送波周波数を使
用する。基地局コントローラによって、第一の基地局と
第二の基地局のどちらかがピーク負荷条件の下で、2.
000031GHzないし2.000040GHzの1
0個の空き搬送波周波数を使用することができる。第一
の基地局が40個よりも多くの搬送波周波数を必要とす
る場合、再割振りを行うことができる。2.00000
1GHzないし2.000050GHzの搬送波周波数
が第一の基地局に割り振られ、2.000051GHz
ないし2.000080GHzの30個の搬送波周波数
が第二の基地局に割り振られる。同じことが他の基地局
にも当てはまる。検出すべき周波数間隔は500Hzで
あり、これは、簡単な手段を使用して容易に測定できる
ような値である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の変調器の概略図である。
【図2】図1の変調器における三つの信号波形を示す図
である。
【図3】本発明による第二の変調器の概略図である。
【図4】図3の変調器における四つの信号波形を示す図
である。
【図5】本発明による第三の変調器の概略図である。
【図6】図5の変調器の検出装置の一実施形態の概略図
である。
【図7】本発明による第四の変調器の概略図である。
【図8】本発明による第五の変調器の概略図である。
【図9】多搬送波変調の周波数スペクトルを示す図であ
る。
【図10】本発明による第一の復調器の概略図である。
【図11】本発明による第二の復調器の概略図である。
【図12】本発明による第三の復調器の概略図である。
【符号の説明】
ADD 加算装置 DATA1、DATA2、DATA3 ビットストリー
ム f1、f2、f3 搬送波周波数 CTRL 制御装置 DET ビット検出装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信すべきディジタル信号を所定の帯域
    幅の伝送チャンネル内の搬送波周波数(f1)に割り当
    てるように構成された制御装置(CTRL)を備える、
    ディジタル信号を変調するための変調器(MOD)であ
    って、 該制御装置(CTRL)が、送信すべき信号を所定の帯
    域幅の伝送チャンネル内の少なくとも一つの更なる搬送
    波周波数(f2、f3、f4、f5)に割り当てるよう
    に構成されることを特徴とする変調器。
  2. 【請求項2】 搬送波周波数(f1、f2、f3、f
    4、f5)を生成する少なくとも二つの周波数生成装置
    が設けられ、二つの搬送波周波数間の距離が搬送波周波
    数(f1、f2、f3、f4、f5)の絶対値よりも少
    なくとも係数500だけ小さいことを特徴とする請求項
    1に記載の変調器(MOD)。
  3. 【請求項3】 制御装置(CTRL)が、発振の開始時
    には同位相である搬送波周波数(f1、f2、f3、f
    4、f5)を送信する少なくとも二つの制御可能な手段
    (SS1、SS2、SS3、SS4、SS5)を備え、
    ディジタル信号が、並列に存在するビットストリーム
    (DATA1、DATA2、DATA3)からなり、前
    記手段(SS1、SS2、SS3、SS4、SS5)
    が、ビットストリーム(DATA1、DATA2、DA
    TA3)に応じて制御されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の変調器(MOD)。
  4. 【請求項4】 手段(SS1、SS2、SS3、SS
    4、SS5)から送信される搬送波周波数(f1、f
    2、f3、f4、f5)を組み合わせる加算装置(AD
    D)が設けられることを特徴とする請求項3に記載の変
    調器(MOD)。
  5. 【請求項5】 加算装置(ADD)の後に、組み合わさ
    れた搬送波周波数(f1、f2、f3、f4、f5)の
    振幅を所定のレベルに制限する振幅制限回路(AMP)
    が設けられることを特徴とする請求項4に記載の変調器
    (MOD)。
  6. 【請求項6】 ビットストリーム(DATA1、DAT
    A2、DATA3)のバイナリ値を検出し、それらの値
    を前記手段(SS1、SS2、SS3、SS4、SS
    5)用の制御信号として組み合わせる検出装置(DE
    T)が設けられることを特徴とする請求項3に記載の変
    調器(MOD)。
  7. 【請求項7】 クロック信号(CLK)に応じた所定の
    搬送波周波数(f1)を送信するために、前記手段(S
    S1、SS2、SS3、SS4、SS5)の制御とクロ
    ック信号(CLK)と組み合わせ、整合回路(INV、
    OR、AND)が設けられることを特徴とする請求項3
    又は6に記載の変調器(MOD)。
  8. 【請求項8】 検出装置(DET)が、ビットストリー
    ム(DATA1、DATA2、DATA3)のバイナリ
    値から手段(SS1)用の追加制御信号を導くように構
    成され、前記追加制御信号が、送信すべき搬送波周波数
    の位相を調整する働きを有することを特徴とする請求項
    7に記載の変調器(MOD)。
  9. 【請求項9】 検出装置(DET)が、ビットストリー
    ム(DATA1、DATA2、DATA3)のバイナリ
    値から、ビットストリーム(DATA1、DATA2、
    DATA3)の数よりも多い数の手段(SS1、SS
    2、SS3、SS4、SS5)用の制御信号を導くよう
    に構成されることを特徴とする請求項6に記載の変調器
    (MOD)。
  10. 【請求項10】 少なくとも三つの搬送波周波数(f
    1、f2、(f1+f2)/2、f3、(f2+f3)
    /2、f4、f5)を検出し、検出結果と可能な搬送波
    周波数の数とに応じたビット組合せを生成し、時間的に
    連続して生成されたいくつかのビット組合せを少なくと
    も一つのビットストリーム(DATA1、DATA2、
    DATA3)に結合するように構成された少なくとも一
    つの手段(M)が設けられることを特徴とするディジタ
    ル信号の復調器(DMOD)。
  11. 【請求項11】 前記手段(M)が、間隔が搬送波周波
    数(f1、f2、(f1+f2)/2、f3、(f2+
    f3)/2、f4、f5)の絶対値よりも少なくとも係
    数500だけ小さい搬送波周波数(f1、f2、(f1
    +f2)/2、f3、(f2+f3)/2、f4、f
    5)を検出するように構成されることを特徴とする請求
    項10に記載の復調器(DMOD)。
  12. 【請求項12】 搬送波周波数(f1)の位相を検出
    し、検出した値を前記手段(M)に供給する位相検出器
    が設けられ、該手段(M)は更に検出した値に応じたビ
    ット組合せを生成するように構成されることを特徴とす
    る請求項10に記載の復調器(DMOD)。
  13. 【請求項13】 受信搬送波周波数(f1、f2、(f
    1+f2)/2、f3、(f2+f3)/2、f4、f
    5)の振幅を検出し、検出した値を前記手段(M)に供
    給する振幅検出器(ADET)が設けられ、該手段
    (M)は更に検出した値に応じたビット組合せを生成す
    るように構成されることを特徴とする請求項10に記載
    の復調器(DMOD)。
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