JPH10303506A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH10303506A
JPH10303506A JP10911497A JP10911497A JPH10303506A JP H10303506 A JPH10303506 A JP H10303506A JP 10911497 A JP10911497 A JP 10911497A JP 10911497 A JP10911497 A JP 10911497A JP H10303506 A JPH10303506 A JP H10303506A
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信行 上村
Yoshiteru Hasegawa
義晃 長谷川
Akihiko Ishibashi
明彦 石橋
Yoshihiro Hara
義博 原
Isao Kidoguchi
勲 木戸口
Masahiro Kume
雅博 粂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体発光素子の動作電圧を低減できるよう
にする。 【解決手段】 面方位が(0001)のサファイアより
なる基板11上には、上部に段差部を有するn型GaN
層13が形成されている。n型GaN層13上における
段差部の上段側には、活性層16bを含む多重量子井戸
層16と、p型Al0.1 Ga0.9 Nよりなるp型クラッ
ド層18と、p型GaN0.950.05よりなるコンタクト
層20と、断面T字形で且つその脚部が酸化シリコンよ
りなる電流狭さく層21に囲まれたNiよりなる第1の
金属膜22a及び該第1の金属膜22aの上にAuより
なる第2の金属膜22bが積層されてなる陽電極22と
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性層及びクラッ
ド層に窒素(N)を含むIII −V族化合物よりなる半導
体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代高密度情報処理技術のキー
デバイスとして、レーザの短波長化を可能にする窒素を
含むIII −V族化合物半導体が注目を集めている。この
窒素を含むIII −V族化合物半導体を用いた半導体発光
素子においては、動作電圧の低減化を求める要望が極め
て強い。
【0003】以下、従来の、窒素を含むIII −V族化合
物半導体よりなる半導体発光素子を図面を参照しながら
説明する。
【0004】図10は第1の従来例としての窒素を含む
III −V族化合物半導体よりなるレーザ素子又は発光ダ
イオード素子を示す構成断面図である。図10に示すよ
うに、面方位が(0001)のサファイアよりなる基板
101上には、GaNよりなるバッファ層102と、該
バッファ層102の上に、上部に段差部を有するn型G
aN層103とが順次形成されている。
【0005】n型GaN層103の上における段差部の
上段側には、n型Ga0.95In0.05N層104と、n型
Al0.05Ga0.95Nよりなるn型クラッド層105と、
n型GaNよりなるn型ガイド層106と、アンドープ
Ga0.95In0.05Nよりなるバリア層107aとアンド
ープGa0.8 In0.2 N層よりなる活性層107bとが
四重に交互に積層されてなる多重量子井戸層107と、
p型Al0.2 Ga0.8N層108と、p型GaNよりな
るp型ガイド層109と、p型Al0.1 Ga0. 9 Nより
なるp型クラッド層110と、p型GaNよりなるコン
タクト層111と、Ni及びAuが積層されてなる陽電
極112とが順次形成されている。
【0006】n型GaN層103の上における段差部の
下段側には、Ti及びAlが積層されてなる陰電極11
3が形成されている。
【0007】図10に示す半導体発光素子は、キャビテ
ィ長が700μmで、ストライプ幅が2μmであって、
活性層107bが多重量子井戸構造のダブルヘテロ構造
を有していることを特徴とする。このダブルヘテロ構造
によって、発振波長が408nm、しきい値電圧が8
V、しきい値電流が130mA、しきい値電流密度が9
kA/cm2 、及び寿命が1秒の室温連続発振を実現し
ている(Shuji Nakamuraet al.; Applied Physics Lett
ers Vol. 69(1996)pp.4056-4058)。
【0008】さらに、第2の従来例として、特開平8−
97468号公報には、窒素を含むIII −V族化合物半
導体におけるコンタクト層111に、p型にドーピング
されたGa1-x Inx N(但し、xは0<x<1の実数
とし、以下、同様とする。)を用いることによって、陽
電極112とコンタクト層111との間に生ずるショッ
トキー障壁を低減できることが示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例は、動作電圧の低減が実現されないという問題を
有している。また。第2の従来例は、動作電圧の低減は
されるものの、十分な膜厚を持ったp型コンタクト層が
形成できないという問題を有している。
【0010】本発明は、前記従来の問題を解決し、半導
体発光素子の動作電圧の低減に大きな満足が得られるよ
うにすることを第1の目的とし、動作電圧の低減とp型
コンタクト層の成膜との両立を図ることを第2の目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本件発明者らは、動作電
圧の低減のため種々検討を加えた結果、p型不純物がが
ドープされたGaNよりなるp型コンタクト層と該コン
タクト層111と接触する陽電極のNiとの間のショッ
トキー障壁が大きいため、p型コンタクト層と金属のN
iとの間の接触抵抗が大きくなり、発光素子としての動
作電圧が上昇することを見出した。このことは、半導体
発光素子についての検討ではないが、石川英憲他「平成
7年度第56回秋期応用物理学会学術講演会 27p-ZE-17
(1995年、講演予稿集第1分冊p.247)」及びW.
A.ハリソン著、小島忠宣、小島和子、山田栄三郎訳
「固体の電子構造と物性−化学結合の物理−」現代工学
社刊、p.269 にも裏づけられている。
【0012】さらに、P型不純物である、特にMgが活
性層側に拡散してしまい、結晶格子のアクセプタサイト
以外の場所に侵入して、コンタクト層直下のp型半導体
層のキャリアを補償することにより、該p型半導体層を
高抵抗化することを見出した。
【0013】本発明は、前記の知見に基づいてなされた
ものであり、窒素を含むIII −V族化合物半導体を用い
た発光素子におけるp型コンタクト層に、リン及び窒素
又はヒ素及び窒素を含むIII −V族化合物を用いるもの
である。
【0014】本発明に係る半導体発光素子は、基板と、
基板上に形成され、窒素を含むIII−V族化合物よりな
る第1導電型の第1のクラッド層と、第1のクラッド層
の上に形成され、窒素を含むIII −V族化合物よりなる
活性層と、活性層の上に形成され、窒素を含むIII −V
族化合物よりなる第2導電型の第2のクラッド層と、第
2のクラッド層の上に形成され、リン及び窒素又はヒ素
及び窒素を含むIII −V族化合物よりなる第2導電型の
コンタクト層と、コンタクト層の上に形成された電極と
を備えている。
【0015】半導体発光素子によると、窒素を含むIII
−V族化合物よりなる第2導電型の第2のクラッド層の
上に形成されたリン及び窒素又はヒ素及び窒素を含むII
I −V族化合物よりなる第2導電型のコンタクト層を備
えているため、第2導電型のGaNをコンタクト層に用
いる場合よりも電極用金属との間の価電子帯のショット
キー障壁の高さを低減することができる。
【0016】半導体発光素子において、コンタクト層の
組成は一般式GaN1-x x (但し、式中のxは0<x
<1の実数である。)で示されることが好ましい。
【0017】半導体発光素子において、コンタクト層の
組成は一般式GaN1-x Asx (但し、式中のxは0<
x<1の実数である。)で示されることが好ましい。
【0018】半導体発光素子において、コンタクト層は
複数層よりなり、各複数層におけるリン又はヒ素に対す
る窒素の割合は、電極側から第2のクラッド層に向けて
段階的に大きいことが好ましい。
【0019】半導体発光素子において、第2導電型はp
型であって、コンタクト層は、電極と接触することによ
り生ずる正孔に対するポテンシャル障壁を低減すること
が好ましい。
【0020】半導体発光素子において、正孔に対するポ
テンシャル障壁の大きさが零であることが好ましい。
【0021】半導体発光素子において、コンタクト層は
アルミニウムを含むことが好ましい。このようにする
と、AlNは相対的に格子定数が小さいため、適当な量
のアルミニウムを添加することによりGaNと格子整合
させることができるので、欠陥が少なく結晶性がよいコ
ンタクト層を得ることができる。
【0022】半導体発光素子において、コンタクト層と
第2のクラッド層との間に形成されたAlNよりなる半
導体層をさらに備えていることが好ましい。このように
すると、Alの原子半径が通常用いられるIII 族元素で
あるGaの原子半径よりも小さいため、AlN結晶内の
隙間がGaN結晶内の隙間よりも小さいので、Alと置
換した第2導電型の不純物がAlN結晶内を拡散できな
い。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)本発明の第1の実施形態を図面を参
照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施形態に係る半導
体発光素子の構成断面図である。図1に示すように、面
方位が(0001)のサファイアよりなる基板11上に
は、アンドープGaNよりなり、厚さが30nmで結晶
格子の整合性を高めるためのバッファ層12と、該バッ
ファ層12の上に、厚さが3.0μmで上部に段差部を
有するn型GaN層13とが順次形成されている。
【0025】n型GaN層13の上における段差部の上
段側には、n型Al0.1 Ga0.9 Nよりなり、厚さが5
00nmのキャリアを封じ込めるための第1のクラッド
層としてのn型クラッド層14と、アンドープGaNよ
りなり、厚さが100nmのキャリア封じ込めの効果を
高める第1のガイド層15と、アンドープGa0.95In
0.05Nよりなり厚さが5nmのバリア層16aとアンド
ープGa0.8 In0.2N層よりなり厚さが2.5nmの
活性層16bとが五重に交互に積層され、さらにその上
にもう一層のバリア層16aが積層されてなる多重量子
井戸層16と、アンドープGaNよりなり、厚さが10
0nmのキャリア封じ込めの効果を高める第2のガイド
層17と、p型Al0.1 Ga0.9 Nよりなり、厚さが5
00nmのキャリアを封じ込めるための第2のクラッド
層としてのp型クラッド層18と、厚さが300nmの
p型GaN層19と、p型GaN0.950.05よりなり、
厚さが100nmのコンタクト層20と、断面T字形で
且つその脚部が酸化シリコンよりなる電流狭さく層21
に囲まれたNiよりなる第1の金属膜22a及び該第1
の金属膜22aの上にAuよりなる第2の金属膜22b
が積層されてなる陽電極22とが順次形成されている。
【0026】なお、基板11に絶縁体であるサファイア
を用いており、基板の裏面に陰電極が設けられないた
め、n型GaN層13の上における段差部の下段側に、
Ti層24a及びAl層24bが積層されてなる陰電極
24が形成されている。
【0027】以下、前記のように構成された半導体発光
素子の製造方法を説明する。
【0028】まず、面方位が(0001)のサファイア
よりなる基板11の主面に対して有機溶媒を用いて洗浄
等の前処理を施した後、有機金属気相エピタキシャル成
長法を用い、圧力が70×133.3Paの水素雰囲気
中で基板11を温度が1090℃になるまで加熱し、基
板11の表面に付着している吸着ガス、酸化物又は水分
子等を除去する。ちなみに、圧力単位Paは、Torr
と133.3Pa≒1Torrなる関係を有する。
【0029】その後、基板11の温度を550℃にまで
下げ、基板11上に、トリメチルガリウムを流量5.5
sccmで、アンモニアを流量2.5l/minで導入
すると共にシランを導入して、基板11の上にアンドー
プGaNよりなるバッファ層12を30nmの厚さに成
長させる。その後、基板11の温度を1060℃にまで
上げ、トリメチルガリウムを流量0.27sccmで、
アンモニアを流量5.0l/minで、及びシランを流
量12.5sccmで導入することにより、基板11の
上のバッファ層12上に厚さが3.0μmのn型GaN
層13を成長させる。
【0030】次に、基板11上に、トリメチルガリウム
を流量2.7sccmで、トリメチルアルミニウムを流
量5.4sccmで、アンモニアを流量2.5l/mi
nで、及びシランを流量12.5sccmで導入して、
基板11の上のn型GaN層13上にn型Al0.1 Ga
0.9 Nよりなり、厚さが500nmのn型クラッド層1
4を成長させる。
【0031】次に、基板11上に、トリメチルガリウム
を流量2.7sccmで、アンモニアを流量2.5l/
minで導入して、基板11の上のn型クラッド層14
上にアンドープGaNよりなり、厚さが100nmの第
1のガイド層15を成長させる。
【0032】次に、基板11の温度を730℃にまで下
げ、基板11上に、トリメチルガリウムを流量2.7s
ccmで、トリメチルインジウムを流量27sccm
で、アンモニアを流量10l/minで、及び窒素を流
量10l/minで導入して、基板11の上の第1のガ
イド層15上にアンドープGa0.95In0.05Nよりな
り、厚さが5.0nmのバリア層16aを成長させる。
引き続き、基板11の温度をそのままにし、基板11上
に、トリメチルガリウムを流量10.8sccmで、ト
リメチルインジウムを流量27sccmで、アンモニア
を流量10l/minで、及び窒素を流量10l/mi
nで導入して、バリア層16a上にアンドープGa0.8
In0.2 Nよりなり、厚さが2.5nmの活性層16b
を成長させる。これらのバリア層16a及び活性層16
bを一対とする計5対の成膜を繰り返した後、その上に
もう一層のバリア層16aを積層することにより、五重
に交互に積層されてなる多重量子井戸層16を形成す
る。
【0033】次に、基板11の温度を1060℃にまで
上げ、基板11上に、トリメチルガリウムを流量2.7
sccmで、アンモニアを流量2.5l/minで導入
して、基板11の上の多重量子井戸層16上にアンドー
プGaNよりなり、厚さが100nmの第2のガイド層
17を成長させる。
【0034】その後、基板11上に、トリメチルガリウ
ムを流量2.7sccmで、トリメチルアルミニウムを
流量5.4sccmで、アンモニアを流量2.5l/m
inで、及びシクロペンタジエニルマグネシウムを流量
5.0sccmで導入して、基板11の上の第2のガイ
ド層17上にp型Al0.1 Ga0.9 Nよりなり、厚さが
500nmのp型クラッド層18を成長させる。次に、
基板11上に、トリメチルガリウムを流量2.7scc
mで、アンモニアを流量5.0l/minで、シクロペ
ンタジエニルマグネシウムを流量5.0sccmで導入
して、基板11の上のp型クラッド層18上に厚さが3
00nmのp型GaN層19を成長させる。
【0035】次に、基板11の温度を680℃にまで下
げ、基板11上に、トリメチルガリウムを流量2.7s
ccmで、ホスフィンを流量27sccmで、アンモニ
アを流量10l/minで、及びシクロペンタジエニル
マグネシウムを流量5.0sccmで導入することによ
り、基板11の上のp型GaN層19上にp型GaN
0.950.05よりなり、厚さが100nmのコンタクト層
20を成長させる。
【0036】次に、成膜された基板11に対して、窒素
雰囲気において温度が700℃で、1時間のアニールを
行なって、p型クラッド層18、p型GaN層19及び
コンタクト層20中の不純物イオンであるMgを活性化
させる。
【0037】次に、アニール後の基板11に陽電極22
及び陰電極24を形成する方法を説明する。
【0038】まず、基板11におけるコンタクト層20
の上の陽電極22形成領域に開口部を有するマスクパタ
ーンを形成した後、基板の上に全面にわたって厚さが1
μmのマスク用Niを蒸着させる。次に、マスクパター
ンを除去した後、混合比が1:1の塩素と水素とからな
るECRプラズマ中で、圧力が133.3mPa、RF
パワーが400W、RF周波数が13.56MHz、及
び基板11を保持する基板ホルダとグリッドとの間の電
圧を400Vにそれぞれ設定して、マスク用Niをマス
クとして基板11に対して20分間のドライエッチング
を行なって、n型GaN層13を露出させる。その後、
大気圧の窒素雰囲気下で、硝酸を用いてマスク用Niを
除去する。なお、マスク用Niの代わりにアルミニウム
等の金属又はSiO2 等の誘電体を用いてもよい。
【0039】次に、CVD法を用いて、基板11の上に
全面にわたって、膜厚が100nmのSiO2 よりなる
誘電膜を堆積する。なお、CVD法としては、光CVD
法であっても、プラズマCVD法であってもよい。
【0040】続いて、基板11上の誘電膜の上に全面に
わたってレジスト膜を塗布した後、フォトリソグラフィ
を用いて、基板11の上のコンタクト層20の上面にお
ける陽電極形成領域、及び基板11の上のn型GaN層
13の露出面における陰電極形成領域にそれぞれ選択的
に幅が10μmの開口部を有するレジストパターンを形
成し、該レジストパターンをマスクとして、混合比が
1:10のフッ化水素とフッ化アンモニウムとからなる
水溶液を用いて基板11に対してウエットエッチングを
行なって、コンタクト層20の上面の陽電極形成領域及
びn型GaN層13の露出面の陰電極形成領域にそれぞ
れ開口部を有し、SiO2 よりなる電流狭さく層21を
形成する。この場合、図1に示した半導体発光素子とは
異なり、陰電極24にも、陽電極22と同様の電流狭さ
く層21が形成される。
【0041】次に、アセトン及びO2 プラズマを用いて
基板11上のレジストパターンを除去した後、コンタク
ト層20の上面における電流狭さく層21及び該電流狭
さく層21の開口部にNiよりなる第1の金属膜22a
と、該第1の金属膜22aの上にAuよりなる第2の金
属膜22bを順次蒸着して陽電極22を形成する。
【0042】次に、n型GaN層13の上面における電
流狭さく層及び該電流狭さく層の開口部にTi層24a
及びAl層24bを順次蒸着して陰電極24を形成す
る。
【0043】次に、キャビティ長が0.5mmになるよ
うに基板11をへき開して半導体発光素子を完成させ
る。
【0044】以下、本実施形態に係る半導体発光素子の
特性を説明する。
【0045】まず、光学的特性は、レーザ光の発振波長
が410nmであり、端面の反射率がフロント及びリア
共に22%である。また、レーザ光の内部損失は5cm
-1、共振器における損失は20cm-1である。
【0046】次に、電気的特性を説明する。
【0047】p型クラッド層18及びn型クラッド層1
4のキャリア密度はそれぞれ1×1018/cm3 、p型
GaN層19及びn型GaN層13のキャリア密度はそ
れぞれ3×1018/cm3 、及びコンタクト層20のキ
ャリア密度は3×1018/cm3 である。
【0048】移動度は、p型クラッド層18、p型Ga
N層19及びコンタクト層20がそれぞれ10cm2
V・sであり、n型クラッド層14及びn型GaN層1
3がそれぞれ250cm2 /V・sであるため、十分に
抵抗率が小さいp型クラッド層18、n型クラッド層1
4、p型GaN層19及びn型GaN層13が実現され
ている。
【0049】陽電極22側において、p型のコンタクト
層20と該コンタクト層20と接する第1の金属膜22
aであるNiとの間において接触抵抗が1×10-3Ω・
cm2 のオーミック接触が実現し、同様に、陰電極24
側において、n型GaN層13とTi層24aとの間に
もオーミック接触が実現している。
【0050】p型のコンタクト層20とNiとの間で実
現し、接触抵抗が1×10-3Ω・cm2 であるオーミッ
ク接触は、前述した従来のp型GaNコンタクト層とN
iとの間の接触抵抗の10分の1に減少している。これ
は、p型のコンタクト層20とNiとの間の価電子帯の
ポテンシャル障壁が0.35eVとなっており、図11
に示す従来のp型GaNコンタクト層とNiとの間の価
電子帯のポテンシャル障壁の0.79eVよりも0.4
4eV小さくなっているからである。
【0051】また、この図11から分かるように、本実
施形態に示す、GaNとGaP又はGaNとGaAsと
の間のヘテロ接合を行なうと、図12(b)に示す、い
わゆる、タイプIIのヘテロ接合を実現できる。
【0052】図2は本実施形態に係る半導体発光素子の
電流電圧特性を表わすグラフである。図2において、1
Aは本実施形態に係る半導体発光素子の出力電力を表わ
す曲線であり、1Bは本実施形態に係る半導体発光素子
に印加される順方向電圧を表わす曲線である。一方、1
0Aは従来の半導体発光素子の出力電力を表わす曲線で
あり、10Bは従来の半導体発光素子に印加される順方
向電圧を表わす曲線である。図2において、本実施形態
に係る半導体発光素子のしきい値電圧は、曲線1Aに示
すように4.8Vであり、そのしきい値電流は曲線1B
に示すように110mAであることがわかる。一方、従
来の半導体発光素子のしきい値電圧は曲線10Aに示す
ように8Vであり、そのしきい値電流は曲線10Bに示
すように130mAである。また、しきい値電流密度
は、本実施形態に係る半導体発光素子が2kA/cm2
であり、従来の半導体発光素子が9kA/cm2 であ
る。これにより、本実施形態に係る半導体発光素子の電
流電圧特性は従来の半導体発光素子に比べて、順方向電
圧で40%低減され、しきい値電流密度で78%低減さ
れていることがわかる。これは、p型のコンタクト層2
0と陽電極22を構成するNiとの間のオーミック接触
が従来のp型GaNコンタクト層とNiとの間の接触抵
抗の10分の1になっているからである。
【0053】このように、本実施形態によると、陽電極
22とオーミック接触を図るためのコンタクト層20に
Mgを不純物とするGaN0.950.05を用いているた
め、接触抵抗が低減するので、半導体発光素子の動作電
圧を低減することができる。
【0054】なお、p型GaN0.950.05よりなるコン
タクト層20の代わりにp型GaN0.95As0.05よりな
るコンタクト層を用いても同様な結果が得られる。
【0055】また、p型GaN0.950.05コンタクト層
20の代わりにp型にドーピングされ、且つ、互いに積
層構造を有する(GaN)m (GaP)n (但し、m,
nは自然数である。以下、同様とする。)よりなるコン
タクト層を用いても同様な結果が得られる。
【0056】さらに、GaPの代わりにGaAs又はG
aAs1-xx を用いても同様な結果が得られる。
【0057】また、p型のコンタクト層20と接触する
陰電極22の第1の金属層22aはNiに限らず、白金
(Pt)、金(Au)又はパラジウム(Pd)であって
もよい。
【0058】また、サファイアよりなる基板11の代わ
りにSiCよりなる基板や、ZnO、MgAl24
はLiAlO2 等の酸化物よりなる基板を用いてもよ
く、SiC傾斜基板を用いてもよい。
【0059】(第1の実施形態の変形例)以下、本発明
の第1の実施形態の一変形例を図面を参照しながら説明
する。
【0060】図3は本発明の第1の実施形態の一変形例
に係る半導体発光素子の構成断面図である。第1の実施
形態との差異は、図3に示すように、p型GaN層19
と第1の金属膜22aとの間に形成されたコンタクト層
20が、陰電極22、すなわち、第1の金属膜22aに
向けて窒素の組成比が段階的に減少するように形成され
たp型GaNPよりなる第1、第2及び第3のコンタク
ト層20a,20b,20cにより構成されている点で
ある。具体的には、p型GaN層19側から順次、p型
GaN0.990.01よりなる第1のコンタクト層20a、
p型GaN0.970.03層20bよりなる第2のコンタク
ト層及びp型GaN0.950.05よりなる第3のコンタク
ト層20cが形成されている。
【0061】なお、図3において、図1に示す半導体発
光素子と同一の部材には同一の符号を付すことにより説
明を省略する。
【0062】本変形例に係る第1のコンタクト層20
a、第2のコンタクト層20b及び第3のコンタクト層
20cからなるコンタクト層20の製造方法を説明す
る。
【0063】面方位が(0001)のサファイアよりな
る基板11上に、第1の実施形態と同様の方法を用い
て、p型GaN層19までを成長させた後、基板11の
温度を680℃に設定し、基板11上に、トリメチルガ
リウムを流量2.7sccmで、ホスフィンを流量13
sccmで、アンモニアを流量10l/minで、及び
シクロペンタジエニルマグネシウムを流量5.0scc
mで導入して、基板11の上のp型GaN層19上にp
型GaN0.990.01よりなり、厚さが30nmの第1の
コンタクト層20aを成長させる。次に、基板11上
に、トリメチルガリウムを流量2.7sccmで、ホス
フィンを流量40sccmで、アンモニアを流量10l
/minで、及びシクロペンタジエニルマグネシウムを
流量5.0sccmで導入して、基板11の上の第1の
コンタクト層20a上にp型GaN0. 970.03よりな
り、厚さが30nmの第2のコンタクト層20bを成長
させる。次に、トリメチルガリウムを流量2.7scc
mで、ホスフィンを流量65sccmで、アンモニアを
流量10l/minで、及びシクロペンタジエニルマグ
ネシウムを流量5.0sccmで導入して、基板11の
上の第2のコンタクト層20b上に厚さが30nmのp
型GaN0.950.05層20cを成長させる。
【0064】その後、第1の実施形態と同様の方法を用
いて、基板11に対してアニールを行なった後、陽電極
22及び陰電極24を形成し、さらにへき開を行なって
発光素子を完成させる。
【0065】以下、本変形例に係る半導体発光素子の特
性を説明する。
【0066】まず、光学的特性は、第1の実施形態と同
様であって、レーザ光の発振波長が410nmであり、
端面の反射率はフロント及びリア共に22%である。ま
た、レーザの内部損失は5cm-1、共振器における損失
は20cm-1である。
【0067】次に、電気的特性を説明する。
【0068】p型クラッド層19及びn型クラッド層1
3のキャリア密度はそれぞれ1×1018/cm3 、p型
GaN層19及びn型GaN層13のキャリア密度はそ
れぞれ3×1018/cm3 、及びコンタクト層20のキ
ャリア密度は3×1018/cm3 である。
【0069】移動度は、p型クラッド層18、p型Ga
N層19及びコンタクト層20がそれぞれ10cm2
V・sであり、n型クラッド層14及びn型GaN層1
3がそれぞれ250cm2 /V・sであるため、十分に
抵抗率が小さいp型クラッド層18、n型クラッド層1
4、p型GaN層19及びn型GaN層13が実現され
ている。
【0070】陽電極22側において、p型のコンタクト
層20と該コンタクト層20と接する第1の金属膜22
aのNiとの間において接触抵抗が3×10-4Ω・cm
2 のオーミック接触が実現し、同様に、陰電極24側に
おいて、n型GaN層13とTi層24aとの間にもオ
ーミック接触が実現している。
【0071】p型の3層からなるコンタクト層20とN
iとの間で実現し、接触抵抗が3×10-4Ω・cm2
オーミック接触は、従来のp型GaNコンタクト層とN
iとの間の接触抵抗の30分の1に減少している。これ
はp型のコンタクト層20とNiとの間の価電子帯のポ
テンシャル障壁が0.17eVとなって、従来のp型G
aNコンタクト層とNiとの間の価電子帯のポテンシャ
ル障壁の0.79eVよりも0.62eV小さくなって
いるからである。
【0072】その上、本変形例に係る第1のコンタクト
層20a、第2のコンタクト層20b及び第3のコンタ
クト層20cの3層からなるp型のコンタクト層20
は、リン(P)に対する窒素(N)の割合が、コンタク
ト層20側からp型クラッド層18に向けて段階的に大
きくなるように構成されているため、コンタクト層20
の各層が陰電極22のNiから遠ざかるに連れて、すな
わち、p型GaN層19に近づくに連れて、コンタクト
層20の価電子帯のバンド端エネルギーが真空準位から
遠くなりp型GaN層19の価電子帯のバンド端エネル
ギーに近づくので、図11に示したように、コンタクト
層20直下のp型GaN層19における正孔に対するポ
テンシャル障壁が小さくなるからである。
【0073】図4は本変形例に係る半導体発光素子の電
流電圧特性を表わすグラフである。図4において、2A
は本変形例に係る半導体発光素子の出力電力を表わす曲
線であり、2Bは本変形例に係る半導体発光素子に印加
される順方向電圧を表わす曲線である。一方、10Aは
従来の半導体発光素子の出力電力を表わす曲線であり、
10Bは従来の半導体発光素子に印加される順方向電圧
を表わす曲線である。図4において、本変形例に係る半
導体発光素子のしきい値電圧は、曲線2Aに示すように
4.5Vであり、そのしきい値電流は曲線2Bに示すよ
うに100mAであることがわかる。一方、従来の半導
体発光素子のしきい値電圧は曲線10Aに示すように8
Vであり、そのしきい値電流は曲線10Bに示すように
130mAである。また、しきい値電流密度は、本変形
例に係る半導体発光素子が1.8kA/cm2 であり、
従来の半導体発光素子が9kA/cm2 である。これに
より、本変形例に係る半導体発光素子の電流電圧特性は
従来の半導体発光素子よりも明らかに向上していること
がわかる。これは、3層からなるp型のコンタクト層2
0と陽電極22を構成するNiとの間のオーミック接触
が従来のp型GaNコンタクト層とNiとの間の接触抵
抗の30分の1になっているからである。
【0074】このように、本変形例によると、陽電極2
2とオーミック接触を図るためのコンタクト層20が、
リンに対する窒素の割合がコンタクト層20側からp型
GaN層19に向けて段階的に大きくなるように構成さ
れているため、コンタクト層20の価電子帯のバンド端
エネルギーが真空準位から遠くなりp型GaN層19の
価電子帯のバンド端エネルギーに近づくので、接触抵抗
がさらに低減し、その結果、半導体発光素子の順方向電
圧を43%低減することができる。
【0075】なお、p型のコンタクト層20としてp型
GaN1-xx (但し、xは、0.07<x<1の実数
とする。)を用いるならば、コンタクト層20とNiと
の間の価電子帯のポテンシャル障壁を0にすることがで
き、理想的なオーミック接触を得ることができる。
【0076】また、p型のコンタクト層20としてp型
GaN1-xx (但し、xは、0<x<1の実数とす
る。以下、同様とする。)の代わりにp型GaN1-x
x を用いても同様な効果が得られる。
【0077】また、コンタクト層20の各層を(Ga
N)m (GaP)n または(GaN)m (GaAs)n
により構成してもよく、(GaN)m (GaAs1-x
xnを用いてもよい。
【0078】また、p型のコンタクト層20と接触する
陰電極22の第1の金属層22aはNiに限らず、P
t、Au又はPdであってもよい。
【0079】また、サファイアよりなる基板11の代わ
りにSiCよりなる基板や、Al23 、ZnO、Mg
Al24 又はLiAlO2 等の酸化物よりなる基板を
用いてもよく、さらに、SiC傾斜基板を用いても同様
の効果が得られる。
【0080】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0081】図5は本発明の第2の実施形態に係る半導
体発光素子の構成断面図である。図5に示すように、本
実施形態に係る半導体発光素子は、p型GaN層19と
陰電極22構成する第1の金属膜22aとの間に、p型
Al0.1 Ga0.90.9890.011 よりなるコンタクト
層30が形成されている。
【0082】なお、図5において、図1に示す半導体発
光素子と同一の部材には同一の符号を付すことにより説
明を省略する。
【0083】本実施形態に係るコンタクト層30の製造
方法を説明する。
【0084】まず、第1の実施形態と同様に、面方位が
(0001)のサファイアよりなる基板11に対して、
有機溶媒を用いた洗浄及び前処理を行なった後、基板1
1上にp型GaN層19までを順次成長させる。
【0085】次に、基板11の温度を680℃に設定
し、基板11上に、トリメチルアルミニウムを流量10
sccmで、トリメチルガリウムを流量20sccm
で、ホスフィンを流量27sccmで、アンモニアを流
量10l/minで、及びシクロペンタジエニルマグネ
シウムを流量5.0sccmで導入して、基板11の上
のp型GaN層19上にp型Al0.1 Ga0.90.989
0.011 よりなり、厚さが100nmのコンタクト層3
0を成長させる。
【0086】その後、第1の実施形態と同様に、基板1
1に対してアニールを行なって不純物のMgを活性化さ
せた後、陽電極22及び陰電極24を形成し、さらに所
望のキャビティ長となるように基板11をへき開して発
光素子を完成させる。
【0087】以下、本実施形態に係る半導体発光素子の
特性を説明する。
【0088】まず光学的特性は、第1の実施形態と同様
であって、レーザの発振波長が410nmであり、端面
の反射率はフロント及びリア共に22%である。また、
レーザの内部損失は5cm-1、共振器における損失は2
0cm-1である。
【0089】次に、電気的特性を説明する。
【0090】p型クラッド層19及びn型クラッド層1
3のキャリア密度はそれぞれ1×1018/cm3 、p型
GaN層19及びn型GaN層13のキャリア密度はそ
れぞれ3×1018/cm3 、及びコンタクト層30のキ
ャリア密度は3×1018/cm3 である。
【0091】移動度は、p型クラッド層18、p型Ga
N層19及びコンタクト層30がそれぞれ10cm2
V・sであり、n型クラッド層14及びn型GaN層1
3がそれぞれ250cm2 /V・sであるため、十分に
抵抗率が小さいp型クラッド層18、n型クラッド層1
4、p型GaN層19及びn型GaN層13が実現され
ている。
【0092】陽電極22側において、p型のコンタクト
層30と該コンタクト層30と接する第1の金属膜22
aのNiとの間において接触抵抗が1×10-3Ω・cm
2 のオーミック接触が実現し、同様に、陰電極24側に
おいて、n型GaN層13とTi層24aとの間にもオ
ーミック接触が実現している。
【0093】p型Al0.1 Ga0.90.9890.011
りなるコンタクト層30とNiとの間で実現し、接触抵
抗が1×10-3Ω・cm2 のオーミック接触は、従来の
p型GaNコンタクト層とNiとの間の接触抵抗の10
分の1に減少している。これはp型のコンタクト層30
とNiとの間の価電子帯のポテンシャル障壁が0.43
eVとなって、従来のp型GaNコンタクト層とNiと
の間の価電子帯のポテンシャル障壁の0.79eVより
も0.36eV小さくなっているからである。
【0094】図6は本実施形態に係る半導体発光素子の
電流電圧特性を表わすグラフである。図6において、3
Aは本実施形態に係る半導体発光素子の出力電力を表わ
す曲線であり、3Bは本実施形態に係る半導体発光素子
に印加される順方向電圧を表わす曲線である。一方、1
0Aは従来の半導体発光素子の出力電力を表わす曲線で
あり、10Bは従来の半導体発光素子に印加される順方
向電圧を表わす曲線である。図6において、本実施形態
に係る半導体発光素子のしきい値電圧は、曲線3Aに示
すように4.8Vであり、そのしきい値電流は曲線3B
に示すように110mAであることがわかる。一方、従
来の半導体発光素子のしきい値電圧は曲線10Aに示す
ように8Vであり、そのしきい値電流は曲線10Bに示
すように130mAである。また、しきい値電流密度
は、本実施形態に係る半導体発光素子が2kA/cm2
であり、従来の半導体発光素子が9kA/cm2 であ
る。これにより、本実施形態に係る半導体発光素子の電
流電圧特性は従来の半導体発光素子よりも明らかに向上
していることがわかる。これは、p型のコンタクト層3
0と陽電極22を構成するNiとの間のオーミック接触
が従来のp型GaNコンタクト層とNiとの間の接触抵
抗の10分の1になっているからである。
【0095】本実施形態の特徴として、図13に示すよ
うに、AlNは相対的に格子定数が小さいため、p型A
0.1 Ga0.90.9890.011 よりなるコンタクト層
30はGaNに対して完全に格子整合できるため、その
欠陥密度は1×109 /cm2 となる。この値は従来の
p型Ga1-x Inx Nコンタクト層の場合よりも1桁小
さな値であって、50nm以上の膜厚を持ったコンタク
ト層を確実に形成することができる。
【0096】なお、コンタクト層30には、p型Al
0.1 Ga0.90.9890.011 の代わりにp型Alx
1-x1-y Asy を用いても同様の効果が得られる。
【0097】また、p型Al0.1 Ga0.90.989
0.011 の代わりに(AlN)h (AlAs)k (Ga
N)m (GaAs)n (但し、kは整数とし、h、m、
nは自然数とする。)よりなるコンタクト層を用いても
よい。
【0098】また、p型のコンタクト層30と接触する
陰電極22の第1の金属層22aはNiに限らず、P
t、Au又はPdであってもよい。
【0099】また、サファイアよりなる基板11の代わ
りにSiCよりなる基板や、Al23 、ZnO、Mg
Al24 又はLiAlO2 等の酸化物よりなる基板を
用いてもよく、さらに、SiC傾斜基板を用いてもよ
い。
【0100】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0101】図7は本発明の第3の実施形態に係る半導
体発光素子の構成断面図である。図7に示すように、本
実施形態に係る半導体発光素子は、p型GaN層19と
陰電極22構成する第1の金属膜22aとの間に、p型
GaN層19の上に形成されたp型AlNよりなる第1
のコンタクト層40aと該第1のコンタクト層40aの
上に形成されたp型GaN0.980.02層よりなる第2の
コンタクト層40bとからなるコンタクト層40を有し
ている。
【0102】なお、図7において、図1に示す半導体発
光素子と同一の部材には同一の符号を付すことにより説
明を省略する。
【0103】本実施形態に係る2層からなるコンタクト
層40の製造方法を説明する。
【0104】まず、第1の実施形態と同様に、面方位が
(0001)のサファイアよりなる基板11に対して、
有機溶媒を用いた洗浄及び前処理を行なった後、基板1
1上にp型GaN層19までを順次成長させる。
【0105】次に、基板11の温度を680℃に設定
し、基板11上に、トリメチルアルミニウムを流量4.
1sccmで、アンモニアを流量10l/minで、及
びシクロペンタジエニルマグネシウムを流量5.0sc
cmで導入して、基板11の上のp型GaN層19上に
p型AlNよりなり、厚さが2nmの第1のコンタクト
層40aを成長させる。
【0106】続いて、基板11上に、トリメチルガリウ
ムを流量2.7sccmで、ホスフィンを流量27sc
cmで、アンモニアを流量10l/minで、及びシク
ロペンタジエニルマグネシウムを流量5.0sccmで
導入して、基板11の上の第1のコンタクト層40a上
にp型GaN0.980.02よりなり、厚さが11.5nm
の第2のコンタクト層40bを成長させる。
【0107】その後、第1の実施形態と同様に、基板1
1に対してアニールを行なって不純物のMgを活性化さ
せた後、陽電極22及び陰電極24を形成し、さらに基
板11のへき開を行なって発光素子を完成させる。
【0108】以下、本実施形態に係る半導体発光素子の
特性を説明する。
【0109】まず光学的特性は、第1の実施形態と同様
であって、レーザの発振波長が410nmであり、端面
の反射率はフロント及びリア共に22%である。また、
レーザの内部損失は5cm-1、共振器における損失は2
0cm-1である。
【0110】次に、電気的特性を説明する。
【0111】p型クラッド層19及びn型クラッド層1
3のキャリア密度はそれぞれ1×1018/cm3 、p型
GaN層19及びn型GaN層13のキャリア密度はそ
れぞれ3×1018/cm3 、及びコンタクト層40のキ
ャリア密度は3×1018/cm3 である。
【0112】移動度は、p型クラッド層18、p型Ga
N層19及びコンタクト層40がそれぞれ10cm2
V・sであり、n型クラッド層14及びn型GaN層1
3がそれぞれ250cm2 /V・sであるため、十分に
抵抗率が小さいp型クラッド層18、n型クラッド層1
4、p型GaN層19及びn型GaN層13が実現され
ている。
【0113】陽電極22側において、p型AlNよりな
る第1のコンタクト層40aとp型GaN0.980.02
よりなる第2のコンタクト層40bとからなるコンタク
ト層40と該コンタクト層40と直接接する第1の金属
膜22aのNiとの間において接触抵抗が1×10-3Ω
・cm2 のオーミック接触が実現し、同様に、陰電極2
4側において、n型GaN層13とTi層24aとの間
にもオーミック接触が実現している。
【0114】p型のコンタクト層40とNiとの間で実
現し、接触抵抗が1×10-3Ω・cm2 のオーミック接
触は、従来のp型GaNコンタクト層とNiとの間の接
触抵抗の10分の1に減少している。
【0115】これはp型のコンタクト層40とNiとの
間の価電子帯のポテンシャル障壁が0.53eVとなっ
て、従来のp型GaNコンタクト層とNiとの間の価電
子帯のポテンシャル障壁の0.79eVよりも0.26
eV小さくなっているからである。
【0116】図8は本実施形態に係る半導体発光素子の
電流電圧特性を表わすグラフである。図8において、4
Aは本実施形態に係る半導体発光素子の出力電力を表わ
す曲線であり、4Bは本実施形態に係る半導体発光素子
に印加される順方向電圧を表わす曲線である。一方、1
0Aは従来の半導体発光素子の出力電力を表わす曲線で
あり、10Bは従来の半導体発光素子に印加される順方
向電圧を表わす曲線である。図8において、本実施形態
に係る半導体発光素子のしきい値電圧は、曲線4Aに示
すように4.8Vであり、そのしきい値電流は曲線4B
に示すように110mAであることがわかる。一方、従
来の半導体発光素子のしきい値電圧は曲線10Aに示す
ように8Vであり、そのしきい値電流は曲線10Bに示
すように130mAである。また、しきい値電流密度
は、本実施形態に係る半導体発光素子が2kA/cm2
であり、従来の半導体発光素子が9kA/cm2 であ
る。これにより、本実施形態に係る半導体発光素子の電
流電圧特性は従来の半導体発光素子よりも明らかに向上
していることがわかる。これは、p型の2層からなるコ
ンタクト層40と陽電極22を構成するNiとの間のオ
ーミック接触が従来のp型GaNコンタクト層とNiと
の間の接触抵抗の10分の1になっているからである。
【0117】また、p型の2層からなるコンタクト層4
0はGaNに対して格子整合しており、その欠陥密度は
1×109 /cm2 である。この値は従来のp型Ga
1-x Inx Nコンタクト層の場合よりも1桁小さな値で
ある。
【0118】さらに、本実施形態の特徴として、p型の
コンタクト層40は、第1のコンタクト層40aとして
p型Al0.1 Ga0.9 Nよりなるp型クラッド層18側
にAlN層が設けられているため、図13に示すよう
に、Alの原子半径がGaの原子半径よりも小さいの
で、AlN結晶内の隙間がGaN結晶内の隙間よりも小
さくなり、その結果、Alと置換したp型不純物である
MgがAlN結晶内を拡散できない。従って、導電性を
高めるために通常不純物濃度が大きくドープされるコン
タクト層40からp型不純物のMgが活性層側へ拡散す
ることを抑制できる。
【0119】以下、Mgの拡散が抑制される様子を図面
に基づいて説明する。
【0120】図9は二次イオン質量分析計(SIMS)
を用いて分析した本実施形態に係る半導体発光素子及び
従来の半導体発光素子におけるp型不純物であるMg濃
度を示すグラフである。図9において、曲線5は本実施
形態に係る半導体発光素子のMg濃度を示し、曲線11
は従来の半導体発光素子のMg濃度を示している。な
お、深さ方向を表わすスケールAは本実施形態に係る半
導体発光素子を示し、スケールBは従来の半導体発光素
子を示し、その符号は各半導体層又は金属層にそれぞれ
対応している。図9の曲線5に示すように、本実施形態
に係る半導体発光素子のMg濃度は、第2のコンタクト
層40bと第1のコンタクト層40aとの界面で急峻に
低下しており、アンドープの第2のガイド層17にはほ
とんど到達していないことがわかる。一方、曲線11に
示す従来の半導体発光素子の場合は、p型のコンタクト
層111から多重量子井戸層107を越えてMgが拡散
していることがわかる。
【0121】このように、本実施形態によると、2層か
らなるp型のコンタクト層40の第1のコンタクト層4
0aがAlNにより構成されているため、該AlNより
なる半導体層によって、p型の不純物であるMgがコン
タクト層40から該コンタクト層40と接合するp型G
aN層19へ拡散することが抑制される。これにより、
不純物のMgが結晶のアクセプタサイト以外の場所に侵
入してp型のキャリアを補償するおそれがなくなり、p
型のコンタクト層40と接するp型GaN層19の導電
性を低下させないため、p型GaN層19に印加される
電圧が小さくなるので、発光素子の動作電圧を低減させ
ることができる。
【0122】なお、第2のコンタクト層40bを構成す
るp型GaN0.980.02の代わりにp型GaN1-x As
x を用いてもよい。
【0123】また、p型のコンタクト層40と接触する
陰電極22の第1の金属層22aはNiに限らず、P
t、Au又はPdであってもよい。
【0124】また、サファイアよりなる基板11の代わ
りにSiCよりなる基板や、Al23 、ZnO、Mg
Al24 又はLiAlO2 等の酸化物よりなる基板を
用いてもよく、さらに、SiC傾斜基板を用いても同様
な効果が得られる。
【0125】
【発明の効果】本発明に係る半導体発光素子によると、
窒素を含むIII −V族化合物よりなる第2導電型の第2
のクラッド層の上に形成されたリン及び窒素又はヒ素及
び窒素を含むIII −V族化合物よりなる第2導電型のコ
ンタクト層を備えているため、第2導電型のGaNをコ
ンタクト層に用いる場合よりも電極用金属との間の価電
子帯のショットキー障壁の高さを低減することができる
ので、しきい値電圧が低減することになり、低電圧駆動
を実現できる。
【0126】半導体発光素子において、第2導電型のコ
ンタクト層の組成が一般式GaN1- x x (但し、式中
のxは0<x<1の実数である。)で示されるため、第
2導電型のGaNをコンタクト層に用いる場合に比べて
電極用金属との間の価電子帯のショットキー障壁の高さ
を確実に低減することができる。
【0127】また、半導体発光素子において、第2導電
型のコンタクト層の組成が一般式GaN1-x Asx (但
し、式中のxは0<x<1の実数である。)で示される
ため、第2導電型のGaNをコンタクト層に用いる場合
に比べて電極用金属との間の価電子帯のショットキー障
壁の高さを確実に低減することができる。
【0128】また、半導体発光素子において、第2導電
型のコンタクト層は複数層よりなり、各複数層における
リン又はヒ素に対する窒素の割合が、電極側から、窒素
を含むIII −V族化合物よりなる第2のクラッド層に向
けて段階的に大きくなるように構成されているため、第
2のクラッド層に近づくに連れてコンタクト層の価電子
帯のバンド端エネルギーが真空準位から遠くなり、第2
のクラッド層の価電子帯のバンド端エネルギーに近づく
ので、コンタクト層と第2のクラッド層との界面で形成
される正孔に対するポテンシャル障壁が小さくなる。こ
のため、しきい値電圧がさらに低減するので、さらなる
低電圧駆動を実現できる。
【0129】また、半導体発光素子において、第2導電
型はp型であって、該コンタクト層は、電極と接触する
ことにより生ずる正孔に対するポテンシャル障壁を低減
するため、しきい値電圧が低減するので、低電圧駆動を
確実に実現できる。
【0130】また、半導体発光素子において、前記正孔
に対するポテンシャル障壁の大きさが零であるため、し
きい値電圧がさらに低減するので、さらなる低電圧駆動
を確実に実現できる。
【0131】また、半導体発光素子において、第2導電
型のコンタクト層はアルミニウムを含むため、窒素を含
むIII −V族化合物に対して格子整合でき、結晶性がよ
いので、所望の膜厚を有するコンタクト層が確実に得ら
れるまた、半導体発光素子において、第2導電型のコン
タクト層と第2導電型の第2のクラッド層との間に形成
されたAlNよりなる半導体層をさらに備えているた
め、AlN結晶内の隙間がGaN結晶内の隙間よりも小
さいので、Alと置換した第2導電型の不純物がAlN
結晶内を拡散できない。その結果、第2のクラッド層内
において、第2導電型のキャリアが第2導電型の不純物
により補償されなくなるため、第2のクラッド層の導電
性を低下させないので、第2のクラッド層に印加される
電圧が小さくなり、動作電圧を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子
の構成断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子
の電流電圧特性を表わすグラフである。
【図3】本発明の第1の実施形態の一変形例に係る半導
体発光素子の構成断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の一変形例に係る半導
体発光素子の電流電圧特性を表わすグラフである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子
の構成断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子
の電流電圧特性を表わすグラフである。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る半導体発光素子
の構成断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る半導体発光素子
の電流電圧特性を表わすグラフである。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る半導体発光素子
及び従来の半導体発光素子におけるp型不純物であるM
g濃度を示すグラフである。
【図10】従来の半導体発光素子の構成断面図である。
【図11】代表的なIII −V族化合物半導体のバンドギ
ャップエネルギーを示すグラフである。
【図12】ヘテロ接合におけるタイプI及びタイプIIの
バンドギャップエネルギーを示す図である。
【図13】代表的なIII −V族化合物半導体の格子定数
とバンドギャップエネルギーとの関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】 11 基板 12 バッファ層 13 n型GaN層 14 n型クラッド層(第1のクラッド層) 15 第1のガイド層 16a バリア層 16b 活性層 16 多重量子井戸層 17 第2のガイド層 18 p型クラッド層(第2のクラッド層) 19 p型GaN層 20 コンタクト層 20a 第1のコンタクト層 20b 第2のコンタクト層 20c 第3のコンタクト層 21 電流狭さく層 22a 第1の金属膜 22b 第2の金属膜 22 陽電極 24a Ti層 24b Al層 24 陰電極 30 コンタクト層 40 コンタクト層 40a 第1のコンタクト層(AlNよりなる半導体
層) 40b 第2のコンタクト層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 義博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木戸口 勲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 粂 雅博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に形成され、窒素を含むIII −V族化合物よ
    りなる第1導電型の第1のクラッド層と、 前記第1のクラッド層の上に形成され、窒素を含むIII
    −V族化合物よりなる活性層と、 前記活性層の上に形成され、窒素を含むIII −V族化合
    物よりなる第2導電型の第2のクラッド層と、 前記第2のクラッド層の上に形成され、リン及び窒素又
    はヒ素及び窒素を含むIII −V族化合物よりなる第2導
    電型のコンタクト層と、 前記コンタクト層の上に形成された電極とを備えている
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記コンタクト層の組成は一般式GaN
    1-x x (但し、式中のxは0<x<1の実数であ
    る。)で示されることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記コンタクト層の組成は一般式GaN
    1-x Asx (但し、式中のxは0<x<1の実数であ
    る。)で示されることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記コンタクト層は複数層よりなり、 各複数層におけるリン又はヒ素に対する窒素の割合は、
    前記電極側から前記第2のクラッド層に向けて段階的に
    大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素
    子。
  5. 【請求項5】 前記第2導電型はp型であって、 前記コンタクト層は、前記電極と接触することにより生
    ずる正孔に対するポテンシャル障壁を低減することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  6. 【請求項6】 前記正孔に対するポテンシャル障壁の大
    きさが零であることを特徴とする請求項5に記載の半導
    体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記コンタクト層はアルミニウムを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  8. 【請求項8】 前記コンタクト層と前記第2のクラッド
    層との間に形成されたAlNよりなる半導体層をさらに
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発
    光素子。
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