JPH1030267A - ブロック構造体の接合部のパッキンおよびブロック構造体の止水装置 - Google Patents

ブロック構造体の接合部のパッキンおよびブロック構造体の止水装置

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JPH1030267A
JPH1030267A JP18708296A JP18708296A JPH1030267A JP H1030267 A JPH1030267 A JP H1030267A JP 18708296 A JP18708296 A JP 18708296A JP 18708296 A JP18708296 A JP 18708296A JP H1030267 A JPH1030267 A JP H1030267A
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Hiroaki Tsuchiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗渠または開渠などを形成する連接したブロ
ック構造体に地震などにて外力が作用してブロック体の
接合端面にずれ、或いは開きが生じても止水性を損なう
ことがない。 【解決手段】 ブロック体11の両接合端面13,14に挿入
凹部16,19を形成する。ブロック体11の両接合端面に弾
性材料のジョイントパッキン材25を挟着する。ジョイン
トパッキン材25は、ブロック体11の端面間に挟着する変
形部26と、変形部26の両側にブロック体11の端面13,14
に形成した挿入凹部16,19にそれぞれ挿入接着する突出
部27,28とを有している。隣接するブロック体11,11の
接合端面13,14間にジョイントパッキン材25の変形部26
を挟着するとともにブロック体11の接合端面13,14に形
成した挿入凹部16,19に突出部27,28を挿入接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は暗渠または開渠など
を形成するブロック構造体の接合端面間の止水効果を高
めたブロック構造体の接合部のパッキンおよびブロック
構造体の各ブロック体の接合端面間の止水効果を高めた
ブロック構造体の止水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のブロック体を連接して形
成する暗渠または開渠などは、図12に示すように、ブロ
ック体1の圧接する接合端面2,3間にパッキン4を接
着するとともに複数ブロック体1ごとにPC鋼棒、PC
撚線などの締結材5で締結することにより、ブロック体
1の接合端面2,3間の止水性を保持するようにしてい
る。
【0003】この従来のブロック構造体では、地震など
により外力がブロック体に作用すると、ブロック体1の
接合端面にずれ、或いは開きが生じると、パッキン4に
よる止水効果が一瞬にして失われる問題があった。
【0004】そこで、図13に示すように、図12に示す装
置と同様に、ブロック体1の圧接する接合端面2,3間
にパッキン4を接着するとともに複数ブロック体1ごと
にPC鋼棒、PC撚線などの締結材5で締結し、さら
に、この締結材5で締結されたブロック構造体6の端面
接合部7の周囲を蛇腹状の可撓ジョイントシート材で被
覆密閉する止水装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図13に示す従来の
ブロック構造体の止水装置では、締結材5で連結された
隣接ブロック構造体6の端面接合部7では地震などによ
り外力がブロック体1に作用し、ブロック体1の接合端
面にずれ、或いは開きが生じても漏水のおそれはない
が、ブロック構造体6の各ブロック体1間で接合端面に
ずれが生じたり、開きが生じ、漏水のパッキン4による
止水効果が一瞬にして失われる問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、暗渠または開渠などを形成する連接したブロック構
造体に地震などにて外力が作用してブロック体の接合端
面にずれ、或いは開きが生じても止水性を損なうことが
なく、また、ブロック体をPC鋼棒、PC撚線などで締
結しなくても止水性を保持できるブロック構造体の接合
部のパッキンおよびブロック構造体の止水装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のブ
ロック構造体の接合部のパッキンは、弾性材料にて一体
に成型されブロック体の接合端面間を止水するジョイン
トパッキン材を備え、このジョイントパッキン材は、前
記ブロック体の端面間に挟着される変形部と、この変形
部の両側面にそれぞれ突設され前記ブロック体の端面に
形成した挿入凹部にそれぞれ挿入接着される突出部とを
有するものである。
【0008】そして、暗渠または開渠などを形成する連
接したブロック体に地震などにより外力が作用し、各ブ
ロック体間で接合端面にずれが生じたり、開きが生じる
と、パッキン材の突出部は隣接するブロック体の挿入凹
部に挿入接着されており、変形部が変形して突出部は抜
け外れることがなく、止水効果は保持され、各ブロック
体間の接合端面のずれ部または開き部から漏水すること
がないとともにブロック構造体の各ブロック体の接合部
でそれぞれ外力を分担して外力を分散させる。
【0009】請求項2記載の発明のブロック構造体の接
合部のパッキンは、請求項1記載のブロック構造体の接
合部のパッキンにおいて、ジョイントパッキン材は、ブ
ロック体の端面間に挟着される変形部の一方面の外端部
に突出部を突設するとともに他方面の内端部に突出部を
突設したものである。
【0010】そして、各ブロック体間で接合端面にずれ
が生じたり、開きが生じると、パッキン材の両端部の突
出部は隣接するブロック体の挿入凹部に挿入接着されて
おり、変形部が容易に変形し、各ブロック体間の接合端
面のずれ、開きが大きくても突出部は抜け外れることが
なく、止水効果は保持され、各ブロック体間の接合端面
のずれ部または開き部から漏水することがない。
【0011】請求項3記載の発明のブロック構造体の止
水装置は、ブロック体の両接合端面に挿入凹部をそれぞ
れ形成し、前記隣接するブロック体の両接合端面に介在
されブロック体の接合端面間を止水するジョイントパッ
キン材は弾性材料にて成型し、このジョイントパッキン
材は、前記ブロック体の端面間に挟着される変形部と、
この変形部の両側にそれぞれ突設され前記ブロック体の
端面に形成した挿入凹部にそれぞれ挿入接着される突出
部とを有し、前記隣接するブロック体の接合端面間に前
記ジョイントパッキン材の変形部を挟着するとともに前
記ブロック体の接合端面に形成した挿入凹部に突出部を
挿入接着したものである。
【0012】そして、暗渠または開渠などを形成する連
接したブロック体にて構成されるブロック構造体に地震
などによりに外力が作用し、各ブロック体間で接合端面
にずれが生じたり、開きが生じると、パッキン材の突出
部は隣接するブロック体の挿入凹部に挿入接着されてお
り、変形部が変形して突出部は抜け外れることがなく、
止水効果は保持され、各ブロック体間の接合端面のずれ
部または開き部から漏水することがないとともにブロッ
ク構造体の各ブロック体の接合部でそれぞれ外力を分担
して外力を分散させる。
【0013】請求項4記載の発明のブロック構造体の止
水装置は、請求項3記載のブロック構造体の止水装置に
おいて、ブロック体の接合端面に形成した挿入凹部に挿
入接着されたジョイントパッキン材の先端と挿入凹部の
内端との間にバックアップ材を配設したものである。
【0014】そして、パッキン材の突出部はバックアッ
プ材により3面接着でなくなるので、各ブロック体間で
接合端面にずれが生じたり、開きが生じたとき、隣接す
るブロック体の挿入凹部に挿入接着されているパッキン
材の両端部の突出部の変形により柔軟性がでて、突出部
がブロック体の挿入凹部から剥離離脱されることがな
く、突出部がブロック体の挿入凹部に確実に挿入接着さ
れた状態に保持され、各ブロック体間の接合端面のず
れ、開きが大きくても突出部は抜け外れることがなく、
止水効果は保持され、各ブロック体間の接合端面のずれ
部または開き部から漏水することがない。
【0015】請求項5記載の発明のブロック構造体の止
水装置は、請求項3または4記載のブロック体の止水装
置において、ブロック体の隣接端面に形成した挿入凹部
は互いに内外方向に偏位した位置に形成し、ジョイント
パッキン材は、前記ブロック体の端面間に挟着される変
形部の一方面の外端部に突出部を突設するとともに他方
面の内端部に突出部を突設したものである。
【0016】そして、ブロック構造体の各ブロック体間
で接合端面にずれが生じたり、開きが生じると、パッキ
ン材の両端部の突出部は隣接するブロック体の挿入凹部
に挿入接着されており、変形部が容易に変形し、各ブロ
ック体間の接合端面のずれ、開きが大きくても突出部は
抜け外れることがなく、止水効果は保持され、各ブロッ
ク体間の接合端面のずれ部または開き部から漏水するこ
とがない。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のブロック構造体の接合部
のパッキンおよびブロック構造体の止水装置の一実施の
形態を図面について説明する。
【0018】図3および図4において、11は暗渠構造体
を構成するコンクリートブロック体で、このブロック体
11は断面略正方形枠状をなし、内側に暗渠空間部を形成
する中空部12が形成され、この中空部12は両端面13,14
に貫通開口されている。
【0019】このブロック体11の一方の端面13には図3
に示すように、外周縁15の内側に内端側に向って楔状に
狭くなる挿入凹部16が環状に外周縁15に沿って形成さ
れ、この挿入凹部16の内側にこの挿入凹部16より浅い嵌
合凹部17が環状に形成されている。また、このブロック
体11の他方の端面14には図4に示すように、外周縁15の
内側に前記一方端面13の挿入凹部16および嵌合凹部17の
位置に対応して環状に嵌合凹部18が形成され、さらに、
この嵌合凹部18の内側に前記一方端面13の嵌合凹部17の
位置に対応して内端側に向って楔状に狭くなる挿入凹部
19が環状に形成されている。
【0020】また、前記ブロック体11の上面両端部の中
央部に嵌合凹部17,18に連通する確認孔20が形成され、
内底面の両端部の中央部に嵌合凹部17,18に連通する注
入孔21が形成され、この嵌合凹部17に連通する複数の空
気抜き孔17a が前記ブロック体11の内外面に開口されて
いる。
【0021】次に、図1および図2において、25は前記
隣接するブロック体11,11の両接合端面13,14間に介在
されこのブロック体11,11の接合端面間を止水するジョ
イントパッキン材で、このジョイントパッキン材25はゴ
ム、合成樹脂などの弾性材料にて流し込み成型または射
出成型でも一体に環状に成型されている。
【0022】そして、このジョイントパッキン材25は、
前記ブロック体11,11の端面13,14間の嵌合凹部17,18
に嵌合されて挟着される変形部26と、この変形部26の一
方面の外端部に前記ブロック体11の一方端面13に形成し
た挿入凹部16に挿入接着される突出部27が形成され、こ
の突出部27は先端側に向って薄くなるように楔状に形成
されている。また、この変形部26の他方面の内端部に前
記ブロック体11の他方端面14に形成した挿入凹部19に挿
入接着される突出部28が形成され、この突出部28は先端
側に向って薄くなるように楔状に形成されている。
【0023】なお、前記パッキン材25の突出部27,28は
必ずしも楔状とする必要はなく、基端側から先端まで同
一厚みとすることもできる。
【0024】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0025】暗渠または開渠などを形成する連接したブ
ロック体11……の接合端面13,14を互いに連接し、連接
したこのブロック体11にPC鋼棒、PC撚線などの締結
材を挿通する。そして、このブロック体11……の接合端
面13,14を接合するときに、ジョイントパッキン材25の
変形部26から突設された突出部27,28を前記ブロック体
11,11の端面13,14に形成した挿入凹部16,19に挿入接
着し、変形部26を嵌合凹部17,18に嵌合して挟着する。
そして、図13に示すように連接したブロック体11に挿通
されているPC鋼棒、PC撚線などの締結材を締結す
る。
【0026】そして、前記ブロック体11の内底面の両端
部の中央部に形成した嵌合凹部17,18に連通する注入孔
21から液状のパッキン材を注入して接合端面13,14間の
間隙に充填し、この液状パッキンの充填状況を前記ブロ
ック体11の上面両端部の中央部に形成した嵌合凹部17,
18に連通する確認孔20から確認する。
【0027】このようにして構成されたブロック構造体
に地震などによりに外力Pが作用し、各ブロック体11間
で接合端面にずれが生じたり、開きが生じると、ジョイ
ントパッキン材25の突出部27,28は隣接するブロック体
11,11の挿入凹部16,19に挿入接着されており、図5に
示すように変形部26が嵌合凹部17,18から離反して変形
し、突出部27,28は抜け外れることがなく、止水効果は
保持され、各ブロック体11,11間の接合端面13,14のず
れ部または開き部から漏水することがないとともにブロ
ック構造体の各ブロック体11……の接合部でそれぞれ外
力を分担して外力を分散させる。
【0028】次に、他の実施の形態を図6について説明
する。
【0029】この実施の形態では、前記図1ないし図5
に示す実施の形態とはブロック体11の端面形状が相違す
るのみで、他の構成は前記実施の形態と同一構成であ
る。
【0030】ブロック体11の一方の端面13に係合突部30
を形成するとともに他方の端面14にこの係合突部30を嵌
合する係合凹部31を形成する。そして、この係合突部30
の端面32には、内端側に向って楔状に狭くなる挿入凹部
16を環状に形成し、この挿入凹部16の内側にこの挿入凹
部16より浅い嵌合凹部17を環状に形成する。また、前記
係合凹部31の端面33には、前記一方端面32の挿入凹部16
および嵌合凹部17の位置に対応して環状に嵌合凹部18を
形成し、さらに、この嵌合凹部18の内側に前記一方端面
32の嵌合凹部17の位置に対応して内端側に向って楔状に
狭くなる挿入凹部19を環状に形成する。
【0031】また、この実施の形態でも、前記パッキン
材25の突出部27,28は楔状とする必要はなく、基端側か
ら先端まで同一厚みとすることもできる。
【0032】そして、この実施の形態では、ブロック体
11……を連接するときに、ブロック体11の一方の端面13
の係合突部30を隣接するブロック体11の他方の端面14の
係合凹部31に係合する。
【0033】この実施の形態では、ブロック構造体のブ
ロック体11は係合突部30と係合凹部31との係合により接
合強度が高められる。
【0034】この実施の形態でも、図7に示すように、
ブロック構造体に地震などによりに外力Pが作用し、各
ブロック体11間で接合端面にずれが生じたり、開きが生
じると、パッキン材25の突出部27,28は隣接するブロッ
ク体11,11の挿入凹部16,19に挿入接着されており、変
形部26が嵌合凹部17,18から離反して変形し、突出部2
7,28は抜け外れることがなく、止水効果は保持され、
各ブロック体11,11間の接合端面13,14のずれ部または
開き部から漏水することがないとともにブロック構造体
の各ブロック体11……の接合部でそれぞれ外力を分担し
て外力を分散させる。
【0035】なお、この実施の形態では、係合突部30の
端面32に挿入凹部16と嵌合凹部17を形成するとともに、
前記係合凹部31の端面33に嵌合凹部18と挿入凹部19とを
形成したが、係合突部30と係合凹部31の外側の接合端面
13,14に挿入凹部16,19と嵌合凹部17,18を形成するこ
ともできる。
【0036】次に他の実施の形態を図8に基づいて説明
する。
【0037】前記図1に示す各実施の態様では、ブロッ
ク体11の各挿入凹部16,19の内端にジョイントパッキン
材25の変形部26から突設された突出部27,28の先端が接
触するように、各挿入凹部16,19の深さと突出部16,19
の長さとを略同一長さとしたが、この実施の形態では、
ブロック体11の各挿入凹部16,19の深さよりジョイント
パッキン材25の突出部27,28の長さを短くし、この挿入
凹部16,19に挿入した突出部27,28の先端との間に形成
される空間部に発泡樹脂などの変形容易な弾性材からな
るバックアップ材35を充填または挿入して配設する。
【0038】他の構成は前記図1に示す実施の形態と同
一である。
【0039】そして、この実施の形態でも、図9に示す
ようにブロック構造体に地震などによりに外力Pが作用
し、各ブロック体11間で接合端面にずれが生じたり、開
きが生じると、パッキン材25の突出部27,28は隣接する
ブロック体11,11の挿入凹部16,19に挿入接着されてお
り、変形部26が嵌合凹部17,18から離反して変形し、突
出部27,28は抜け外れることがなく、止水効果は保持さ
れることは同一であるが、この実施の形態では、各ブロ
ック体11,11間で接合端面にずれが生じたり、開きが生
じたとき、パッキン材25の突出部27,28は3面接着でな
いため、隣接するブロック体11,11の挿入凹部16,19に
挿入接着されているパッキン材25の両端部の突出部27,
28の変形の柔軟性が高められ、外力を分散させて突出部
27,28がブロック体11の挿入凹部16,19から剥離離脱さ
れることがなく、突出部27,28がブロック体11の挿入凹
部16,19に確実に挿入接着された状態に保持される。
【0040】また、図10に示すように、図8に示す実施
の形態の構成は図6に示す実施の形態にも適用できる。
【0041】この実施の形態は、ブロック体11の接合端
面13,14にブロック体11の一方の端面13の係合突部30と
他方の端面14の係合凹部31とを形成し、この係合突部30
と係合凹部31との端面にそれぞれ挿入凹部16,19と嵌合
凹部17,18とを環状に形成する。
【0042】そして、ブロック体11の各挿入凹部16,19
の深さよりジョイントパッキン材25の突出部27,28の長
さを短くし、この挿入凹部16,19に挿入した突出部27,
28の先端との間に形成される空間部に発泡樹脂などの変
形容易な弾性材からなるバックアップ材35を充填または
挿入して配設する。
【0043】この実施の形態でも、図11に示すようにブ
ロック構造体に外力Pが作用し、各ブロック体11間で接
合端面にずれが生じたり、開きが生じると、パッキン材
25の変形部26が嵌合凹部17,18から離反して変形し、突
出部27,28は抜け外れることがなく、止水効果は保持さ
れるとともに、バックアップ材35にてパッキン材25の突
出部27,28は3面接着とならず隣接するブロック体11,
11の挿入凹部16,19に挿入接着されているパッキン材25
の両端部の突出部27,28の変形の柔軟性がより高めら
れ、外力を分散させて突出部27,28がブロック体11の挿
入凹部16,19から離脱離脱されることがない。
【0044】この実施の形態でも、係合突部30と係合凹
部31の外側の接合端面13,14に挿入凹部16,19と嵌合凹
部17,18を形成することもできる。
【0045】また、前記各実施の形態では暗渠を形成す
るブロック構造体について説明したが、上面を開口した
開暗を構成するブロック構造体にも適応できる。
【0046】また、連接した各ブロック体11はPC鋼
棒、PC撚線などの締結材で締結することは必ずしも必
要でない。
【0047】そして、これらの各実施の形態のブロック
構造体は地震などの外力によりブロック体11の接合端面
13,14にずれ、開きが生じても内部からの止水効果と外
部からの止水効果を有している。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、暗渠また
は開渠などを形成する連接したブロック構造体に地震な
どにて外力が作用してブロック体の接合端面にずれ、或
いは開きが生じても止水性を損なうことがなく、ブロッ
ク構造体の各ブロック体の接合部でそれぞれ外力を分担
して外力を分散させることができ、また各ブロック体は
必ずしもPC鋼棒、PC撚線で締結する必要はない。
【0049】請求項2記載の発明によれば、ジョイント
パッキン材の変形部が容易に変形し、各ブロック体間の
接合端面のずれ、開きが大きくても突出部は抜け外れる
ことがなく、止水効果は保持される。
【0050】請求項3記載の発明によれば、暗渠または
開渠などを形成する連接したブロック体にて構成される
ブロック構造体に地震などによりに外力が作用しても、
変形部が容易に変形して突出部は抜け外れることがな
く、止水効果は保持され、ブロック構造体の各ブロック
体の接合部でそれぞれ外力を分担して外力を分散させ
る。
【0051】請求項4記載の発明によれば、隣接するブ
ロック体の挿入凹部に挿入接着されているパッキン材の
両端部の突出部に掛かる変形力が突出部の先端に充填さ
れたバックアップ材にて吸収され、突出部がブロック体
の挿入凹部から剥離離脱されることがなく、突出部がブ
ロック体の挿入凹部に確実に挿入接着された状態に保持
される。
【0052】請求項5記載の発明によれば、ブロック構
造体の各ブロック体間で接合端面にずれが生じたり、開
きが生じると、パッキン材の両端部の突出部は隣接する
ブロック体の挿入凹部に挿入接着されており、変形部が
容易に変形し、各ブロック体間の接合端面のずれ、開き
が大きくても突出部は抜け外れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック構造体の
止水装置の縦断正面図である。
【図2】同上横断平面図である。
【図3】同上ブロック体の左側面図である。
【図4】同上ブロック構造体の横断平面図である。
【図5】同上ブロック構造体に外力が作用してブロック
体の接合端面にずれ、開きが生じた状態を示す縦断正面
図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すブロック構造体
の止水装置の縦断正面図である。
【図7】同上ブロック構造体に外力が作用してブロック
体の接合端面にずれ、開きが生じた状態を示す縦断正面
図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すブロック構造体
の止水装置の縦断正面図である。
【図9】同上ブロック構造体に外力が作用してブロック
体の接合端面にずれ、開きが生じた状態を示す縦断正面
図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を示すブロック構造
体の止水装置の縦断正面図である。
【図11】同上ブロック構造体に外力が作用してブロッ
ク体の接合端面にずれ、開きが生じた状態を示す縦断正
面図である。
【図12】従来のブロック構造体の説明正面図である。
【図13】従来の他のブロック構造体の説明正面図であ
る。
【符号の説明】 11 ブロック体 13,14 ブロック体11の接合端面 16,19 挿入凹部 17,18 嵌合凹部 25 ジョイントパッキン材 26 変形部 27,28 突出部 35 バックアップ材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料にて一体に成型されブロック体
    の接合端面間を止水するジョイントパッキン材を備え、 このジョイントパッキン材は、 前記ブロック体の端面間に挟着される変形部と、 この変形部の両側面にそれぞれ突設され前記ブロック体
    の端面に形成した挿入凹部にそれぞれ挿入接着される突
    出部とを有することを特徴とするブロック構造体の接合
    部のパッキン。
  2. 【請求項2】 ジョイントパッキン材は、ブロック体の
    端面間に挟着される変形部の一方面の外端部に突出部を
    突設するとともに他方面の内端部に突出部を突設したこ
    とを特徴とする請求項1記載のブロック構造体の接合部
    のパッキン。
  3. 【請求項3】 ブロック体の両接合端面に挿入凹部をそ
    れぞれ形成し、前記隣接するブロック体の両接合端面に
    介在されブロック体の接合端面間を止水するジョイント
    パッキン材は弾性材料にて成型し、 このジョイントパッキン材は、 前記ブロック体の端面間に挟着される変形部と、 この変形部の両側にそれぞれ突設され前記ブロック体の
    端面に形成した挿入凹部にそれぞれ挿入接着される突出
    部とを有し、 前記隣接するブロック体の接合端面間に前記ジョイント
    パッキン材の変形部を挟着するとともに前記ブロック体
    の接合端面に形成した挿入凹部に突出部を挿入接着した
    ことを特徴とするブロック構造体の止水装置。
  4. 【請求項4】 ブロック体の接合端面に形成した挿入凹
    部に挿入接着されたジョイントパッキン材の先端と挿入
    凹部の内端との間にバックアップ材を配設したことを特
    徴とする請求項3記載のブロック構造体の止水装置。
  5. 【請求項5】 ブロック体の隣接端面に形成した挿入凹
    部は互いに内外方向に偏位した位置に形成し、ジョイン
    トパッキン材は、前記ブロック体の端面間に挟着される
    変形部の一方面の外端部に突出部を突設するとともに他
    方面の内端部に突出部を突設したことを特徴とする請求
    項3または4記載のブロック構造体の止水装置。
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