JPH09184583A - 発泡樹脂管と管継手との接続構造 - Google Patents

発泡樹脂管と管継手との接続構造

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JPH09184583A
JPH09184583A JP12491096A JP12491096A JPH09184583A JP H09184583 A JPH09184583 A JP H09184583A JP 12491096 A JP12491096 A JP 12491096A JP 12491096 A JP12491096 A JP 12491096A JP H09184583 A JPH09184583 A JP H09184583A
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JP
Japan
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foamed resin
pipe
pipe joint
elastic body
annular elastic
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JP12491096A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yoshino
豊 吉野
Hiromi Oonuma
浩身 大沼
Tetsuhiro Okuyama
哲弘 奥山
Hideki Kageyama
英樹 影山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価にして、発泡樹脂管の発泡層に水が侵入
するのを防止した発泡樹脂管と管継手との接続構造を提
供する。 【解決手段】 管継手2のストッパ212の先端に環状
弾性体22が装着され、環状弾性体22の側部がストッ
パ212の側面よりも受口211側に突出され、管継手
2の受口211内に発泡樹脂管1の一端部が挿入され、
発泡樹脂管1の端面が環状弾性体22を圧縮するように
当接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物排水配管等と
して用いられる発泡樹脂管と管継手との接続構造に関す
るものである。
【0002】従来、発泡樹脂管と管継手との接続構造と
しては、例えば、実公昭35ー1967号公報に記載さ
れているように、発泡ポリエチレン製管体の内外面に被
膜をそれぞれ形成した可撓性ポリエチレン管が知られて
いる。
【0003】この実公昭35ー1967号公報に記載さ
れた発泡樹脂管と管継手との接続構造においては、図2
5に示すように、発泡ポリエチレン製管体bの内外面に
被膜cをそれぞれ形成した可撓性ポリエチレン管aを管
継手dに接続する場合には、その端部外周面近傍に接着
剤eを塗布し、これを管継手dのストッパfに当接する
位置まで挿入することによって接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の発泡樹脂管と管継手との接続構造においては、
可撓性ポリエチレン管aを管継手dの受口eに接続した
状態ときに、発泡ポリエチレン製管体bの端面の一部分
が管路内に露出することとなる。このため、この管路内
に水等を流すと、この露出部分から発泡ポリエチレン製
管体bの内部に水が浸透することとなり、可撓性ポリエ
チレン管aの断熱効果が低下するという問題点がある。
【0005】そのため、可撓性ポリエチレン管aの発泡
ポリエチレン製管体bに水が浸透しないように、独立気
泡からなる発泡ポリエチレン製管体bを形成することが
考えられるが、発泡ポリエチレン製管体bを完全な独立
気泡とすることは困難であり、連続気泡が少々混在する
こととなる。又、完全な独立気泡からなる発泡ポリエチ
レン製管体bが形成できたとしても、可撓性ポリエチレ
ン管aのコストが嵩むという問題点がある。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、安価にして、発泡樹脂管の発泡層に水が浸入するの
を防止した、発泡樹脂管と管継手との接続構造を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
発泡樹脂管と管継手との接続構造は、発泡層の少なくと
も内面にスキン層が設けられた発泡樹脂管と、この発泡
樹脂管が挿入可能な受口が形成され、その奥部内周面に
周方向に沿って内方に向けてストッパが設けられた管継
手との接続構造であって、管継手のストッパに、その周
方向に沿って環状弾性体が装着され、環状弾性体の側部
はストッパの側面よりも受口側に突出され、この管継手
の受口内に発泡樹脂管の一端部が挿入され、発泡樹脂管
の端面のうちの少なくとも内面に設けられたスキン層が
環状弾性体を圧縮するように当接されていることを特徴
とするものである。
【0008】又、請求項2記載の本発明の発泡樹脂管と
管継手との接続構造は、請求項1記載の本発明の発泡樹
脂管と管継手との接続構造におといて、ストッパと環状
弾性体との合計の突出高さが少なくとも発泡樹脂管の外
面のスキン層と発泡層の合計の厚み以上とされているこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明において、発泡樹脂管としては、発
泡層の少なくとも内面にスキン層が設けられたものが使
用される。又、発泡樹脂管の材質としては、例えば、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリ
ル樹脂等の各種の樹脂材料が使用でき、相互に異なった
樹脂材料の発泡層とスキン層とを複合した発泡樹脂管で
あってもよい。
【0010】本発明において、管継手としては、直管状
のもの、T形のもの、エルボ、一端開口部から他端開口
部にかけて内径が次第に縮小するレデューサーやバルブ
付きのもの等が使用できる。
【0011】本発明において、ストッパの先端部に周方
向に沿って装着される環状弾性体としては、例えば、硬
度70程度のゴム、水膨張ゴムや同程度の硬度を有する
軟質樹脂、皮付きの軟質樹脂発泡体、皮付きのゴム発泡
体、水が浸透しない発泡体等が使用され、水に溶けない
粘性体(シーラント等)、接着剤等の管体との隙間を埋
めることのできる材質と組み合わせて使用することもで
きる。
【0012】本発明において、環状弾性体は、接続すべ
き発泡樹脂管の端面が環状弾性体を圧縮するように当接
された状態となすために、環状弾性体の側部がストッパ
の周方向に沿ってストッパの側面よりも受口側に突出す
るように装着される必要がある。
【0013】請求項2記載の本発明において、ストッパ
の突出幅は、ストッパの幅をw2 とし、環状弾性体の幅
をw1 としたときに、w1 /w2 =1.1〜1.3とな
るようにされるのが好ましい〔図1(a)及び図4参
照〕。w1 /w2 の比率が1.1未満であると、充分な
圧縮代が得られず、1.3を越えると、圧縮により内方
に突出部分ができてしまいこの突出部分に発泡樹脂管及
び管継手内を流通する流体の抵抗となり、流体内の固形
物がつかえ易くなり、好ましくない。
【0014】請求項2記載の本発明においては、発泡樹
脂管の発泡層に水が浸透しないようにするために、スト
ッパと弾性体との合計の突出高さは少なくとも発泡樹脂
管の外面のスキン層と発泡層の合計の厚み以上とされる
必要がある。ストッパの高さh2 (mm)と弾性体の高
さh1 (mm)との合計の突出高さをh(mm)とし、
発泡樹脂管の厚みをt(mm)としたとき、t+1(m
m)≧h≧tであるのが好ましい〔図1(a)及び図4
参照〕。尚、h1 :h2 の比率は1:1程度が好ましい
がこれに限定されるものではない。
【0015】本発明において、管継手の受口内に発泡樹
脂管の一端部が接着剤により接着されるのが接続強度上
好ましい。
【0016】弾性体のストッパの先端部への装着方法と
しては、例えば、射出成形の2層成形により、1層目の
射出成形により管継手本体を成形した後、2層目の射出
成形により管継手本体のストッパの先端部上に弾性体を
成形する方法等が採用されるが、これに限定されること
なく、管継手本体と弾性体とを別々に成形した後に、管
継手本体のストッパ上に弾性体を凹凸嵌合、接着、融
着、固定具による固定等により固定するようにしてもよ
い。
【0017】〔作用〕請求項1記載の本発明の発泡樹脂
管と管継手との接続構造においては、管継手のストッパ
に、その周方向に沿って環状弾性体が装着され、環状弾
性体の側部はストッパの側面よりも受口側に突出され、
この管継手の受口内に発泡樹脂管の一端部が挿入され、
発泡樹脂管の端面のうちの少なくとも内面に設けられた
スキン層が環状弾性体を圧縮するように当接されている
ので、環状弾性体により止水され、発泡樹脂管の発泡層
には水等が浸透することがない。
【0018】又、請求項2記載の本発明の発泡樹脂管と
管継手との接続構造においては、ストッパと環状弾性体
との合計の突出高さが少なくとも発泡樹脂管の外面のス
キン層と発泡層の合計の厚み以上とされているので、環
状弾性体により止水され、発泡樹脂管の発泡層には水等
が浸透することがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の発泡樹脂管と管継手との接続
構造の一例を示す説明図であり、(a)は接続前の状態
を示す断面図、(b)は接続後の状態を示す断面であ
る。
【0020】図1(a)に示すように、1は塩化ビニル
樹脂製の発泡樹脂管であって、発泡塩化ビニル樹脂から
なる発泡層11の内外面に、硬質塩化ビニル樹脂からな
る非発泡のスキン層12,12が設けられている。尚、
発泡層11の内面にのみスキン層12が設けられたもの
であってもよい。
【0021】2はソケット型管継手であって、硬質ポリ
塩化ビニル製の直管状の管継手本体21と、軟質塩化ビ
ニル樹脂製の弾性体22からなり、2層射出成形法によ
り製作されたものである。管継手本体21は、1段目の
射出成形により製せられ、両端部に発泡樹脂管1が挿入
可能な受口211,211が設けられ、奥部内周面に周
方向に沿って内方に向けて所定幅(w2 )のストッパ2
12が設けられている。
【0022】管継手本体21のストッパ212の先端部
には、2段目の射出成形により、周方向に沿って環状弾
性体22がストッパ212の側面よりも受口側にその側
部が突出するように融着状態にて装着されている。
【0023】弾性体22の幅(w1 )はストッパ212
の幅(w2 )の1.1倍(w1 /w2 =1.1)とされ
ている。ストッパ212の高さ(h2 )と環状弾性体2
2の高さ(h1 )との合計の突出高さ(h)は発泡樹脂
管1の厚み(t)と同じとされ、h1 とh2 の比率は
1:1とされている。
【0024】そして、図1(b)に示すように、発泡樹
脂管1の一端部がその周囲に接着剤が塗布された状態に
て、管継手2の受口211内に挿入され、発泡樹脂管1
の端面が環状弾性体22を圧縮するように当接された状
態にて接着接続されて、発泡樹脂管1と管継手2との接
続構造が形成されている。
【0025】図2は、本発明の発泡樹脂管と管継手との
接続構造の別の例に使用される、ソケット型管継手の例
を示す上半部切欠正面図である。この管継手2の場合に
は、管継手本体21の奥部内周面に周方向に沿って内方
に向けてストッパ212が設けられ、ストッパ212の
先端部に周方向に沿って環状弾性体22がその外周面に
周方向に沿って設けられた凹溝を嵌め合わせ、更に両者
間が接着剤により接着されるようにして装着され、環状
弾性体22の側部がストッパ212の側面よりも受口側
に突出されている。その他の構成は、図1に示す管継手
2と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0026】図3は、本発明の発泡樹脂管と管継手との
接続構造の別の例に使用される、ソケット型管継手の例
を示す上半部切欠正面図である。この管継手2の場合に
は、管継手本体21の奥部内周面に周方向に沿って内方
に向けて設けられたストッパ212の先端部が、断面山
形に形成されており、その先端部に周方向に沿って外周
面に環状弾性体22が周方向に沿って設けられた断面略
V字状の凹溝を嵌め合わせ、更に両者間が接着剤により
接着されるようにして装着され、環状弾性体22の側部
がストッパ212の側面よりも受口側に突出されてい
る。その他の構成は、図1に示す管継手2と同様である
ので詳細な説明は省略する。
【0027】図4は、本発明の発泡樹脂管と管継手との
接続構造の別の例を示す上半部切欠正面図である。図4
において、1は図1を参照して説明したのと同様の発泡
樹脂管、2はソケット型管継手であって、硬質ポリ塩化
ビニル製の直管状の管継手本体21と、軟質ポリ塩化ビ
ニル製の環状弾性体22からなる。
【0028】管継手本体21は、両端部に発泡樹脂管1
が挿入可能な受口211,211が設けられ、奥部内周
面に周方向に沿って内方に向けて所定幅のストッパ21
2が設けられている。
【0029】管継手本体21のストッパ212の先端部
には、周方向に沿って環状弾性体22が融着により装着
され、環状弾性体22の側部がストッパ212の側面よ
りも両受口側に突出されている。ストッパ212高さと
環状弾性体22の高さとの合計の突出高さは発泡樹脂管
1の厚みと同じとされている。
【0030】そして、発泡樹脂管1、1の一端部がその
周囲に接着剤が塗布された状態にて、管継手2の受口2
11、211内に挿入され、発泡樹脂管1、1の端面が
環状弾性体22を圧縮するように当接された状態にて接
着接続されて、発泡樹脂管1、1と管継手2との接続構
造が形成されている。
【0031】図5は、本発明の発泡樹脂管と管継手との
接続構造の別の例の要部を示す断面図である。図5にお
いて、1は図1を参照して説明したのと同様の発泡樹脂
管、2はソケット型管継手であって、硬質塩化ビニル樹
脂製の直管状の管継手本体21と、硬度50のゴム製の
環状弾性体22からなる。
【0032】管継手本体21は、両端部に発泡樹脂管1
が挿入可能な受口211,211が設けられ、奥部内周
面に周方向に沿って内方に向けて所定幅のストッパ21
2が設けられている。
【0033】管継手本体21のストッパ212の側面に
は、その周方向に沿って側方に開口する凹溝213が凹
設され、この凹溝213に断面角形の環状弾性体22が
嵌合された上、接着により装着され、環状弾性体22の
側部がストッパ212の側面よりも受口側に突出されて
いる。環状弾性体22の高さと発泡樹脂管1の厚みとが
同じとされている。
【0034】そして、発泡樹脂管1の一端部がその周囲
に接着剤が塗布された状態にて、管継手2の受口211
内に挿入され、発泡樹脂管1の端面が環状弾性体22を
圧縮するように当接された状態にて接着接続されて、発
泡樹脂管1と管継手2との接続構造が形成されている。
【0035】図6は、本発明の発泡樹脂管と管継手との
接続構造の別の例の要部を示す断面図である。図6にお
いて、1は図1を参照して説明したのと同様の発泡樹脂
管、2はソケット型管継手であって、硬質塩化ビニル樹
脂製の直管状の管継手本体21と、水膨張性ゴム製の環
状弾性体22からなる。
【0036】管継手本体21は、両端部に発泡樹脂管1
が挿入可能な受口211,211が設けられ、奥部内周
面に周方向に沿って内方に向けて所定幅のストッパ21
2が設けられている。
【0037】管継手本体21のストッパ212の角部に
は、その周方向に沿って側方に開口する凹溝213が凹
設され、この凹溝23に断面楕円形の環状弾性体22が
嵌合された上、接着により装着され、環状弾性体22の
側部がストッパ212の側面よりも受口側に突出されて
いる。
【0038】そして、発泡樹脂管1の一端部がその周囲
に接着剤が塗布された状態にて、管継手2の受口211
内に挿入され、発泡樹脂管1の内面のスキン層12の端
面が環状弾性体22を圧縮するように当接された状態に
て接着接続されて、発泡樹脂管1と管継手2との接続構
造が形成されている。
【0039】図7は、本発明の発泡樹脂管と管継手との
接続構造の別の例の要部を示す断面図である。図7にお
いて、1は発泡樹脂管であり、発泡樹脂管1にはポリエ
チレン発泡体からなる発泡層11の内外面にポリエチレ
ン非発泡体からなるスキン層12が設けられている。2
はソケット型通電熱融着型管継手であって、硬質塩化ビ
ニル樹脂製の直管状の管継手本体21と、塩化ビニルエ
ラストマー製の環状弾性体22からなる。
【0040】管継手本体21は、両端部に発泡樹脂管1
が挿入可能な受口211,211が設けられ、奥部内周
面に周方向に沿って内方に向けて所定幅のストッパ21
2が設けられている。
【0041】管継手本体21のストッパ212の一側面
には、断面L形の環状弾性体22の縦片221が接着に
より装着され、環状弾性体22の横片222がストッパ
212の側面よりも受口側に突出されている。環状弾性
体22の横片222の厚さh1は発泡樹脂管1の内面の
スキン層12の厚さよりも若干大きい。断面L形の環状
弾性体22の縦片221の厚さt1は1mm、横片22
2方向の環状弾性体22の長さL1は4mmである。
【0042】そして、発泡樹脂管1の一端部がその周囲
に接着剤が塗布された状態にて、管継手2の受口211
内に挿入され、発泡樹脂管1の内面のスキン層12の端
面が環状弾性体22を圧縮するように当接された状態に
て接着接続されて、発泡樹脂管1と管継手2との接続構
造が形成されている。
【0043】発泡樹脂管1の一端部が管継手2の受口2
11内に挿入され、発泡樹脂管1の内面のスキン層12
の端面が環状弾性体22を大きく圧縮すると環状弾性体
22の横片222が圧縮されて図8に示すように、ほぼ
楕円形に変形される。
【0044】図9は図7、8に示す断面L形の環状弾性
体22の横片222の先端に凸部223が設けられたも
のであり、環状弾性体22の横片222の先端に凸部2
23を設けることにより横片222の先端面の面積が拡
大されている。
【0045】図10は図7、8に示すように、断面L形
の環状弾性体22を設ける代わりに断面矩形状の環状弾
性体22を接着により装着したものである。
【0046】図11は図6に示す断面楕円形の環状弾性
体22の代わりに断面矩形状の環状弾性体22を管継手
2のストッパ212の角部に凹設された凹溝213に嵌
合接着されたものである。
【0047】図12は図7、8に示すように、断面L形
の環状弾性体22を設ける代わりに断面W形の環状弾性
体22を設け、断面W形の軟質塩化ビニル樹脂製の環状
弾性体22を管継手2のストッパ212の側面に接着に
より装着したものである。この場合には、環状弾性体2
2の側面に接着剤を塗布し、発泡樹脂管の端面を当接す
ると、発泡樹脂管の発泡層の端面にも接着剤の層が形成
さるので、発泡層への浸水防止効果が一層高まる。
【0048】図13は図12に示すように、断面W形の
環状弾性体22を設ける代わりに蛇腹状の硬質塩化ビニ
ル樹脂製環状弾性体22を設け、蛇腹状の環状弾性体2
2を管継手2のストッパ212の側面に接着により装着
したものである。蛇腹状の環状弾性体22は形状として
弾性変形が容易であるため軟質材のみならず硬質材も使
用できる。
【0049】図14は図13に示すように蛇腹状の環状
弾性体22を設け、蛇腹状の環状弾性体22の先端に環
状シーラント23を接着したものである。このように環
状シーラント23を使用したものは、環状シーラント2
3が発泡樹脂管の端面に粘着するので止水効果が一層向
上する。
【0050】図15は図13に示すように蛇腹状の環状
弾性体22を設け、図14に示すように、環状シーラン
ト23を蛇腹状の環状弾性体22の先端に接着する代わ
りに蛇腹状の環状弾性体22の各凹溝に嵌合接着したも
のである。
【0051】図16は、図12に示すように、断面W形
の環状弾性体22を設ける代わりに断面矩形状の環状弾
性体22を設け、断面矩形状のゴム製環状弾性体22の
側面に凹溝223を凹設し、凹溝223に水膨張性ゴム
製環状体23を嵌合接着したものである。
【0052】図17は、図12に示すように、断面W形
の環状弾性体22を設ける代わりに側面に2条の突条2
24が突設された断面矩形状の環状弾性体22を設けた
ものであり、図18に示すように、管継手2の受口22
1内に発泡樹脂管1が挿入されると、発泡樹脂管1の端
面が突条224に当接し、突条224が弾性変形する結
果、突条224の先端が発泡樹脂管1の内面のスキン層
12を押圧し、発泡層11内への浸水が防止される。
【0053】図19は、図17に示すように、側面に2
条の突条224が突設された断面矩形状の環状弾性体2
2を設け、2条の突条224の間に環状シーラント23
を設けたものであり、管継手2の受口211内に発泡樹
脂管を挿入した場合には、発泡樹脂管の内面のスキン層
と環状シーラント23とが粘着し、発泡樹脂管の発泡層
内への浸水防止効果を一層高めるものである。
【0054】図20は、図17に示すように、側面に2
条の突条224が突設された断面矩形状の環状弾性体2
2を設ける代わりに、断面L形の環状弾性体22を設
け、断面L形の環状弾性体22の縦片221の一面を管
継手2のストッパ212の側面に接着したものであり、
縦片221の他の一面には発泡樹脂管1の端面が当接さ
れている。発泡樹脂管1の内径D1 がストッパ212の
内径D2 よりも小さい場合にも環状弾性体22の横片2
22の底面223にテーパを設けることによりストッパ
212の内面と発泡樹脂管1の内面とが円滑に連なり、
段差がないので流動抵抗が生じない。
【0055】図21は、本発明の発泡樹脂管と管継手と
の接続構造の別の例に使用される、エルボ型管継手の例
を示す断面図である。図21において、2はエルボ型管
継手であって、硬質ポリ塩化ビニルからなる曲管状の管
継手本体21には、両端部に発泡樹脂管が挿入可能な受
口211,211が設けられ、奥部内周面に周方向に沿
って内方に向けて所定幅(w2 )のストッパ212が設
けられている。
【0056】管継手本体21のストッパ212の先端部
には周方向に沿って軟質ポリ塩化ビニル製の環状弾性体
22が2層射出成形法により融着状態にて装着され、環
状弾性体22の側部がストッパ212の側面よりも受口
側にそ突出されている。
【0057】環状弾性体22の幅(w1 )はストッパ2
12の幅(w2 )の1.1倍(w1/w2 =1.1)と
されている。ストッパ212高さ(h2 )と弾性体22
の高さ(h1 )との合計の突出高さ(h)は発泡樹脂管
1の厚み(t)と同じとされ、h1 とh2 の比率は1:
1とされている。
【0058】そして、特に発泡樹脂管は図示しないが、
発泡樹脂管の一端部がその周囲に接着剤が塗布された状
態にて、管継手2の受口211内に挿入され、発泡樹脂
管の端面が環状弾性体22を圧縮するように当接された
状態にて接着接続されて、発泡樹脂管1と管継手2との
接続部が形成されている。
【0059】図22は、本発明の発泡樹脂管と管継手と
の接続構造の更に別の例を示す断面図である。図22に
おいて、1は図1を参照して説明したのと同様の発泡樹
脂管、2はエルボ型管継手であって、硬質ポリ塩化ビニ
ル製の曲り管状の管継手本体21と、軟質ポリ塩化ビニ
ル製の環状弾性体22からなる。
【0060】管継手本体21は、両端部に発泡樹脂管1
が挿入可能な受口211、211が設けられ、奥部内周
面に周方向に沿ってストッパ212,212が設けられ
ている。
【0061】管継手本体21のストッパ212,212
の先端部には、周方向に沿って環状弾性体22,22が
融着により装着され、環状弾性体22,22の側部がス
トッパ212の側面よりも受口側に突出されている。ス
トッパ212,212の高さと弾性体22,22の高さ
との合計の突出高さは発泡樹脂管1の厚みと同じとされ
ている。
【0062】そして、発泡樹脂管1,1の一端部がその
周囲に接着剤が塗布された状態にて、管継手2の受口2
11,211内に挿入され、発泡樹脂管1,1の端面が
弾性体22,22を圧縮するように当接された状態にて
接着接続されて、発泡樹脂管1,1と管継手2との接続
構造が形成されている。
【0063】図23は、本発明の発泡樹脂管と管継手と
の接続構造の更に別の例を示す上半部切欠正面図であ
る。図23において、1は図1を参照して説明したのと
同様の発泡樹脂管、2はチーズ型管継手であって、硬質
ポリ塩化ビニル製のチーズ状の管継手本体21と、軟質
ポリ塩化ビニル製の環状弾性体22,22,22からな
る。
【0064】管継手本体21は、主管部の両端部と枝管
部に発泡樹脂管1、1、1が挿入可能な受口211、2
11、211が設けられ、奥部内周面に周方向に沿って
ストッパ212、212、212が設けられている。
【0065】管継手本体21のストッパ212、21
2、212の先端部には、周方向に沿って環状弾性体2
2、22、22が融着により装着され、環状弾性体2
2、22、22の側部がストッパ212,212,21
2の側面よりも受口側に突出されている。ストッパ21
2、212、812の高さと弾性体22、22、22の
高さとの合計の突出高さは発泡樹脂管1、1、1の厚み
と同じとされている。
【0066】そして、発泡樹脂管1、1、1の一端部が
その周囲に接着剤が塗布された状態にて、管継手2の受
口211、211、211内に挿入され、発泡樹脂管
1、1、1の端面が弾性体22、22、22を圧縮する
ように当接された状態で接着接続されて、発泡樹脂管
1、1、1と管継手2との接続構造が形成されている。
【0067】図24は、本発明の発泡樹脂管と管継手と
の接続構造の更に別の例を示す上半部切欠正面図であ
る。図24において、1、1は口径の異なる発泡樹脂管
であり、発泡樹脂管1、1は夫々図1を参照して説明し
たものと同様のものである。
【0068】2はレデューサー型管継手であって、硬質
ポリ塩化ビニル製の管継手本体21と、軟質ポリ塩化ビ
ニル製の弾性体22,22からなる。管継手本体21に
は、両端部には径の異なる発泡樹脂管1、1が挿入可能
な受口211、211が設けられ、奥部内周面に周方向
に沿って内方に向けて所定幅のストッパ212、212
が設けられている。
【0069】管継手本体21のストッパ212、212
の先端部には、周方向に沿って弾性体92、92がスト
ッパ212,212の側面よりも両受口側にその側部が
突出するように融着状態にて装着されている。ストッパ
212、212の高さと弾性体22,22の高さとの合
計の突出高さは発泡樹脂管1、1の厚みと同じとされて
いる。
【0070】そして、発泡樹脂管1、1の一端部がその
周囲に接着剤が塗布された状態にて、管継手2の受口2
11、211内に挿入され、発泡樹脂管1、1の端面が
弾性体22、22を圧縮するように当接された状態にて
接着接続されて、発泡樹脂管1、1と管継手2との接続
構造が形成されている。
【0071】以上、本発明の実施の形態を図により説明
したが、本発明の具体的構成は図示の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計変更は本発明に含まれる。
【0072】例えば、管継手の受口は管継手の両端に設
けられているのみならず一端のみに設けられていてもよ
い。
【0073】
【発明の効果】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構
造は、上記の如き構成とされているので、安価にして、
発泡層に水が浸透することがなく、断熱効果が優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の一
例の説明図であり、(a)は接続前の状態を示す一部断
面図、(b)は接続後の状態を示す一部断面図。
【図2】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に使
用される管継手の別の例を示す一部断面図。
【図3】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に使
用される管継手の更に別の例を示す一部断面図。
【図4】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の別
の例を示す一部断面図。
【図5】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の更
に別の例を示す要部拡大断面図。
【図6】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の更
に別の例を示す要部拡大断面図。
【図7】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の更
に別の例を示す要部拡大断面図。
【図8】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の更
に別の例を示す要部拡大断面図。
【図9】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に使
用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図10】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図11】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図12】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図13】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図14】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図15】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図16】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図17】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図18】図17に示す管継手を使用した本発明の発泡
樹脂管と管継手との接続構造を示す要部拡大断面図。
【図19】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図20】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の
更に別の例を示す要部拡大断面図。
【図21】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造に
使用される管継手の更に別の例を示す一部断面図であ
る。
【図22】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の
更に別の例を示す一部断面図である。
【図23】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の
更に別の例を示す一部断面図である。
【図24】本発明の発泡樹脂管と管継手との接続構造の
更に別の例を示す一部断面図である。
【図25】従来例を説明する一部断面図である。
【符号の説明】
1 発泡樹脂管 11 発泡層 12 スキン層 2 管継手 22 弾性体 211 受口 212 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 英樹 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡層の少なくとも内面にスキン層が設
    けられた発泡樹脂管と、この発泡樹脂管が挿入可能な受
    口が形成され、その奥部内周面に周方向に沿って内方に
    向けてストッパが設けられた管継手との接続構造であっ
    て、管継手のストッパに、その周方向に沿って環状弾性
    体が装着され、環状弾性体の側部はストッパの側面より
    も受口側に突出され、この管継手の受口内に発泡樹脂管
    の一端部が挿入され、発泡樹脂管の端面のうちの少なく
    とも内面に設けられたスキン層が環状弾性体を圧縮する
    ように当接されていることを特徴とする発泡樹脂管と管
    継手との接続構造。
  2. 【請求項2】 ストッパと環状弾性体との合計の突出高
    さが少なくとも発泡樹脂管の外面のスキン層と発泡層の
    合計の厚み以上とされいることを特徴とする請求項1記
    載の発泡樹脂管と管継手との接続構造。
JP12491096A 1995-10-30 1996-05-20 発泡樹脂管と管継手との接続構造 Withdrawn JPH09184583A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005256349A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Mitsubishi Electric Corp 管状部材の接合方法及び管状部材の接合構造
JP2008304001A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Mitsubishi Electric Corp 管状部材の接合構造及びその接合方法
JP2009138869A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Bridgestone Corp 管継手連結部品及び配管構造体
JP2019044804A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 ダイキン工業株式会社 管継手、配管の接続方法、及び空気調和システム
JP2020200886A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 積水化学工業株式会社 管継手及びその製造方法

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