JPH10302570A - スイッチ装置 - Google Patents
スイッチ装置Info
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- JPH10302570A JPH10302570A JP10949297A JP10949297A JPH10302570A JP H10302570 A JPH10302570 A JP H10302570A JP 10949297 A JP10949297 A JP 10949297A JP 10949297 A JP10949297 A JP 10949297A JP H10302570 A JPH10302570 A JP H10302570A
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- contact
- switch
- push rod
- movable contact
- fixed contact
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プッシュロッドの上下変位により2種類のス
イッチを動作させる構成としながらも、スイッチケース
の高さ寸法の大形化を極力防止する。 【解決手段】 スイッチケース33内に油膜取りスイッ
チ31及びミストスイッチ32を横に並べて設ける。プ
ッシュロッド36が中立位置にあるとき、両スイッチ3
1、32はオフ状態にあり、プッシュロッド36が突出
位置にあるとき油膜取りスイッチ31はオンし、プッシ
ュロッド36が没入位置にあるときミストスイッチ32
はオンする。このとき、スイッチケース33の上壁部3
5に第1の固定接点を設け、内底部に第2の固定接点を
設けると共に、プッシュロッド36の第1の作用部49
を第2の作用部50よりも長く形成し、第1の可動接点
45を第2の可動接点よりも下方位置に保持するように
構成したので、両スイッチ31、32の接点ギャップG
1,G2が高さ方向に一部ラップした形態とすることが
できる。
イッチを動作させる構成としながらも、スイッチケース
の高さ寸法の大形化を極力防止する。 【解決手段】 スイッチケース33内に油膜取りスイッ
チ31及びミストスイッチ32を横に並べて設ける。プ
ッシュロッド36が中立位置にあるとき、両スイッチ3
1、32はオフ状態にあり、プッシュロッド36が突出
位置にあるとき油膜取りスイッチ31はオンし、プッシ
ュロッド36が没入位置にあるときミストスイッチ32
はオンする。このとき、スイッチケース33の上壁部3
5に第1の固定接点を設け、内底部に第2の固定接点を
設けると共に、プッシュロッド36の第1の作用部49
を第2の作用部50よりも長く形成し、第1の可動接点
45を第2の可動接点よりも下方位置に保持するように
構成したので、両スイッチ31、32の接点ギャップG
1,G2が高さ方向に一部ラップした形態とすることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュロッドが
中立位置から上下変位することに応じて接点の状態が切
換わるスイッチ装置に関する。
中立位置から上下変位することに応じて接点の状態が切
換わるスイッチ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、車両用レバー
コンビネーションスイッチ装置に組込まれるスイッチ装
置として、例えば、図7に示すような油膜取り用スイッ
チ装置が供されている。このスイッチ装置は、スイッチ
ケース1の上壁部に固定接点2が設けられており、図示
しない操作レバーの下方への揺動操作によりブラケット
3が上昇することに応じて、プッシュロッド4が図示す
る没入位置から突出位置に移動するようになっている。
これにより、図7中、実線で示すオフ位置にあった板ば
ね製の接点板5が、二点鎖線で示すように復元力により
上方のオン位置に変位し、以て、可動接点6が固定接点
2に接触して、スイッチがオン状態に切換わるように構
成されている。
コンビネーションスイッチ装置に組込まれるスイッチ装
置として、例えば、図7に示すような油膜取り用スイッ
チ装置が供されている。このスイッチ装置は、スイッチ
ケース1の上壁部に固定接点2が設けられており、図示
しない操作レバーの下方への揺動操作によりブラケット
3が上昇することに応じて、プッシュロッド4が図示す
る没入位置から突出位置に移動するようになっている。
これにより、図7中、実線で示すオフ位置にあった板ば
ね製の接点板5が、二点鎖線で示すように復元力により
上方のオン位置に変位し、以て、可動接点6が固定接点
2に接触して、スイッチがオン状態に切換わるように構
成されている。
【0003】このような構成のスイッチ装置において
は、スイッチケース1の上壁部に設けられた固定接点2
とオフ位置にある可動接点6(接点板5)との間に、所
定の距離、いわゆる接点ギャップGが存するようにスイ
ッチケース1の高さ寸法が設定されている。
は、スイッチケース1の上壁部に設けられた固定接点2
とオフ位置にある可動接点6(接点板5)との間に、所
定の距離、いわゆる接点ギャップGが存するようにスイ
ッチケース1の高さ寸法が設定されている。
【0004】一方、上記スイッチ装置とは逆の動作を行
うスイッチ装置として、図8に示すようなミスト用のス
イッチ装置がある。このスイッチ装置は、スイッチケー
ス7の内底面に固定接点8が設けられ、図示しない操作
レバーの上方への揺動操作によりブラケット9が下降す
ることに応じて、プッシュロッド10が図示する突出位
置から没入位置に移動するようになっている。これによ
り、図8中、実線で示すオフ位置にあった接点板11
が、二点鎖線で示すように、バネ力に抗してオフ位置よ
り下方のオン位置に変位して可動接点12が固定接点8
に接触し、以て、スイッチがオン状態に切換わるように
構成されている。
うスイッチ装置として、図8に示すようなミスト用のス
イッチ装置がある。このスイッチ装置は、スイッチケー
ス7の内底面に固定接点8が設けられ、図示しない操作
レバーの上方への揺動操作によりブラケット9が下降す
ることに応じて、プッシュロッド10が図示する突出位
置から没入位置に移動するようになっている。これによ
り、図8中、実線で示すオフ位置にあった接点板11
が、二点鎖線で示すように、バネ力に抗してオフ位置よ
り下方のオン位置に変位して可動接点12が固定接点8
に接触し、以て、スイッチがオン状態に切換わるように
構成されている。
【0005】そして、このような構成のスイッチ装置に
おいては、スイッチケース7の内底面に設けられた固定
接点8とオフ位置にある可動接点12(接点板11)と
の間に、やはり所定の接点ギャップGが存するようにス
イッチケース7の高さ寸法が設定されている。
おいては、スイッチケース7の内底面に設けられた固定
接点8とオフ位置にある可動接点12(接点板11)と
の間に、やはり所定の接点ギャップGが存するようにス
イッチケース7の高さ寸法が設定されている。
【0006】ところで、上述した2種類のスイッチ装置
は、操作レバーによりブラケットを上下させることによ
り動作されるものであり、しかも、操作方向が逆方向と
なっている。そこで、上記した2種類のスイッチ装置を
いわば合体させた如きスイッチ装置を設けることができ
れば、1個のレバーにより動作するスイッチの数を増や
すことができ、有用なものとなる。
は、操作レバーによりブラケットを上下させることによ
り動作されるものであり、しかも、操作方向が逆方向と
なっている。そこで、上記した2種類のスイッチ装置を
いわば合体させた如きスイッチ装置を設けることができ
れば、1個のレバーにより動作するスイッチの数を増や
すことができ、有用なものとなる。
【0007】この場合、図示はしないが、スイッチケー
スの上壁部に固定接点2を設け、内底面に固定接点8を
設け、これと共に、プッシュロッド4,10及び接点板
5,11(可動接点6,12)を共用化し、プッシュロ
ッド(レバー)の中立位置にて可動接点が固定接点2及
び8の中間にあって双方から離間し、プッシュロッドの
突出位置にて可動接点が固定接点2に接触して一方のス
イッチをオンさせ、プッシュロッドの没入位置にて可動
接点が固定接点8に接触して他方のスイッチをオンさせ
る構成が考えられる。
スの上壁部に固定接点2を設け、内底面に固定接点8を
設け、これと共に、プッシュロッド4,10及び接点板
5,11(可動接点6,12)を共用化し、プッシュロ
ッド(レバー)の中立位置にて可動接点が固定接点2及
び8の中間にあって双方から離間し、プッシュロッドの
突出位置にて可動接点が固定接点2に接触して一方のス
イッチをオンさせ、プッシュロッドの没入位置にて可動
接点が固定接点8に接触して他方のスイッチをオンさせ
る構成が考えられる。
【0008】しかしながら、このような構成では、中立
状態(双方のスイッチのオフ状態)で固定接点2と可動
接点との間に所定の接点ギャップGを設け、且つ、固定
接点8と可動接点との間にも所定の接点ギャップGを設
ける必要がある。そのため、全体として2G分の接点ギ
ャップが必要となり、その分、スイッチケースの高さ寸
法が大形化するという問題があり、採用されるに至って
いなかった。
状態(双方のスイッチのオフ状態)で固定接点2と可動
接点との間に所定の接点ギャップGを設け、且つ、固定
接点8と可動接点との間にも所定の接点ギャップGを設
ける必要がある。そのため、全体として2G分の接点ギ
ャップが必要となり、その分、スイッチケースの高さ寸
法が大形化するという問題があり、採用されるに至って
いなかった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、プッシュロッドの上下変位により2種
類のスイッチを動作させる構成としながらも、スイッチ
ケースの高さ寸法の大形化を極力防止することができる
スイッチ装置を提供するにある。
で、その目的は、プッシュロッドの上下変位により2種
類のスイッチを動作させる構成としながらも、スイッチ
ケースの高さ寸法の大形化を極力防止することができる
スイッチ装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のスイ
ッチ装置は、スイッチケースと、このスイッチケースの
上壁部を貫通するように設けられ外部からの操作により
中立位置から突出位置及び没入位置に上下変位されるプ
ッシュロッドと、前記スイッチケース内に基端部が固定
支持され且つ先端部側が上下変位可能で且つ上方への復
元力を呈するように設けられ、その先端部に第1の可動
接点を有する板ばね製の第1の接点板と、前記スイッチ
ケース内に基端部が固定支持され且つ先端部側が上下変
位可能で且つ上方への復元力を呈するように前記第1の
接点板に横方向に並んで設けられ第2の可動接点を有す
る板ばね製の第2の接点板と、前記スイッチケースの上
壁部に前記第1の可動接点に対応して設けられた第1の
固定接点と、前記スイッチケースの内底部に前記第2の
可動接点に対応して設けられた第2の固定接点とを具備
し、前記プッシュロッドは、その下端部が下方に二又状
に延び、その一方が前記第1の可動接点を変位させる長
尺な第1の作用部とされると共に、他方が前記第1の作
用部よりも短く形成され前記第2の可動接点を変位させ
る第2の作用部とされ、前記プッシュロッドの中立位置
では、前記第1の可動接点が前記第1の固定接点から離
間し且つ前記第2の可動接点が前記第2の固定接点から
離間すると共に、該プッシュロッドの突出位置にて前記
第1の可動接点が前記第1の固定接点に接触し、該プッ
シュロッドの没入位置にて前記第2の可動接点が前記第
2の固定接点に接触するように構成したところに特徴を
有する。
ッチ装置は、スイッチケースと、このスイッチケースの
上壁部を貫通するように設けられ外部からの操作により
中立位置から突出位置及び没入位置に上下変位されるプ
ッシュロッドと、前記スイッチケース内に基端部が固定
支持され且つ先端部側が上下変位可能で且つ上方への復
元力を呈するように設けられ、その先端部に第1の可動
接点を有する板ばね製の第1の接点板と、前記スイッチ
ケース内に基端部が固定支持され且つ先端部側が上下変
位可能で且つ上方への復元力を呈するように前記第1の
接点板に横方向に並んで設けられ第2の可動接点を有す
る板ばね製の第2の接点板と、前記スイッチケースの上
壁部に前記第1の可動接点に対応して設けられた第1の
固定接点と、前記スイッチケースの内底部に前記第2の
可動接点に対応して設けられた第2の固定接点とを具備
し、前記プッシュロッドは、その下端部が下方に二又状
に延び、その一方が前記第1の可動接点を変位させる長
尺な第1の作用部とされると共に、他方が前記第1の作
用部よりも短く形成され前記第2の可動接点を変位させ
る第2の作用部とされ、前記プッシュロッドの中立位置
では、前記第1の可動接点が前記第1の固定接点から離
間し且つ前記第2の可動接点が前記第2の固定接点から
離間すると共に、該プッシュロッドの突出位置にて前記
第1の可動接点が前記第1の固定接点に接触し、該プッ
シュロッドの没入位置にて前記第2の可動接点が前記第
2の固定接点に接触するように構成したところに特徴を
有する。
【0011】上記手段によれば、第1の固定接点と第1
の可動接点とから第1のスイッチが構成され、第2の固
定接点と第2の可動接点とから、前記第1のスイッチと
横方向に並ぶようにして第2のスイッチが構成されるの
であるが、プッシュロッドの中立位置においては、それ
らスイッチは双方ともオフ状態にある。そして、プッシ
ュロッドが、中立位置から突出位置に変位すると、それ
に伴って第1及び第2の接点板が上方に変位し、そのう
ち第1の接点板の第1の可動接点がスイッチケースの上
壁部に設けられた第1の固定接点に接触して第1のスイ
ッチがオン状態となる。一方、プッシュロッドが、州立
位置から没入位置に変位すると、それに伴って第1及び
第2の接点板が下方に変位し、そのうち第2の接点板の
第2の可動接点がスイッチケースの内底部に設けられた
第2の固定接点に接触して第2のスイッチがオン状態と
なる。
の可動接点とから第1のスイッチが構成され、第2の固
定接点と第2の可動接点とから、前記第1のスイッチと
横方向に並ぶようにして第2のスイッチが構成されるの
であるが、プッシュロッドの中立位置においては、それ
らスイッチは双方ともオフ状態にある。そして、プッシ
ュロッドが、中立位置から突出位置に変位すると、それ
に伴って第1及び第2の接点板が上方に変位し、そのう
ち第1の接点板の第1の可動接点がスイッチケースの上
壁部に設けられた第1の固定接点に接触して第1のスイ
ッチがオン状態となる。一方、プッシュロッドが、州立
位置から没入位置に変位すると、それに伴って第1及び
第2の接点板が下方に変位し、そのうち第2の接点板の
第2の可動接点がスイッチケースの内底部に設けられた
第2の固定接点に接触して第2のスイッチがオン状態と
なる。
【0012】このとき、プッシュロッドのうち第2の可
動接点を変位させる第2の作用部は、第1の可動接点を
変位させる第1の作用部よりも短いので、第2の可動接
点は常に第1の可動接点よりも上方に位置するような段
違いの形態とされている。このため、プッシュロッドの
中立位置において、第1の可動接点と第1の固定接点と
の間に形成される接点ギャップと、第2の可動接点と第
2の固定接点との間に形成される接点ギャップとは、少
なくとも一部が高さ方向にラップした形態となる。従っ
て、それぞれのスイッチ部分で必要な接点ギャップを確
保しながらも、接点ギャップの確保に必要な全体として
のスイッチケース内の高さ寸法を小さく抑えることがで
きる。
動接点を変位させる第2の作用部は、第1の可動接点を
変位させる第1の作用部よりも短いので、第2の可動接
点は常に第1の可動接点よりも上方に位置するような段
違いの形態とされている。このため、プッシュロッドの
中立位置において、第1の可動接点と第1の固定接点と
の間に形成される接点ギャップと、第2の可動接点と第
2の固定接点との間に形成される接点ギャップとは、少
なくとも一部が高さ方向にラップした形態となる。従っ
て、それぞれのスイッチ部分で必要な接点ギャップを確
保しながらも、接点ギャップの確保に必要な全体として
のスイッチケース内の高さ寸法を小さく抑えることがで
きる。
【0013】この場合、第1の接点板及び第2の接点板
を、基端部にて連結して一体形状をなす板ばね部材から
構成すると(請求項2の発明)、第1の接点板及び第2
の接点板を別々に設ける場合と比べて構成が簡単とな
り、組付け作業も容易になる。
を、基端部にて連結して一体形状をなす板ばね部材から
構成すると(請求項2の発明)、第1の接点板及び第2
の接点板を別々に設ける場合と比べて構成が簡単とな
り、組付け作業も容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両のステアリン
グコラム部分に設けられるレバーコンビネーションスイ
ッチ装置に組込まれる油膜取り及びミスト用のスイッチ
装置に適用した一実施例について、図1ないし図6を参
照して説明する。まず、図6は、レバーコンビネーショ
ンスイッチ装置の左側部分の要部構成を示しており、こ
のレバーコンビネーションスイッチ装置21は、左方に
延びる操作レバー22を有して構成されている。この操
作レバー22の基端部23は、図5に示すようにほぼ矩
形ブロック状に構成されている。
グコラム部分に設けられるレバーコンビネーションスイ
ッチ装置に組込まれる油膜取り及びミスト用のスイッチ
装置に適用した一実施例について、図1ないし図6を参
照して説明する。まず、図6は、レバーコンビネーショ
ンスイッチ装置の左側部分の要部構成を示しており、こ
のレバーコンビネーションスイッチ装置21は、左方に
延びる操作レバー22を有して構成されている。この操
作レバー22の基端部23は、図5に示すようにほぼ矩
形ブロック状に構成されている。
【0015】そして、レバーコンビネーションスイッチ
装置21のスイッチベース24には、ブラケット25が
軸25aを中心に回動可能に取付けられている。このブ
ラケット25は左側が開口した矩形箱状をなし、その内
部をレバー収容部としている。前記操作レバー22は、
その基端部23が前記ブラケット25内に収容された状
態で、軸26によって上下方向(図6で矢印A及びB方
向)に揺動可能に取付けられている。これにて、操作レ
バー22は、ブラケット25に対して矢印A及びB方向
に(ステアリング軸に沿う方向)に回動操作可能に設け
られると共に、操作レバー22は、スイッチベース24
に対して、ブラケット25と一体的に前後方向(図5で
矢印C及びD方向)に回動操作可能とされている。
装置21のスイッチベース24には、ブラケット25が
軸25aを中心に回動可能に取付けられている。このブ
ラケット25は左側が開口した矩形箱状をなし、その内
部をレバー収容部としている。前記操作レバー22は、
その基端部23が前記ブラケット25内に収容された状
態で、軸26によって上下方向(図6で矢印A及びB方
向)に揺動可能に取付けられている。これにて、操作レ
バー22は、ブラケット25に対して矢印A及びB方向
に(ステアリング軸に沿う方向)に回動操作可能に設け
られると共に、操作レバー22は、スイッチベース24
に対して、ブラケット25と一体的に前後方向(図5で
矢印C及びD方向)に回動操作可能とされている。
【0016】また、このとき、前記レバー22の基端部
23には、右側面にて開口する収納凹部23aが形成さ
れており、この収納凹部23a内に節度ピース27及び
この節度ピース27を右方に押圧する節度スプリング2
8が収納されている。一方、前記ブラケット25の内壁
面には、前記節度ピース27と対向して1個の谷部29
a及びこの谷部29aの上下に位置して2個の斜面29
bを有する節度面29が形成されている。
23には、右側面にて開口する収納凹部23aが形成さ
れており、この収納凹部23a内に節度ピース27及び
この節度ピース27を右方に押圧する節度スプリング2
8が収納されている。一方、前記ブラケット25の内壁
面には、前記節度ピース27と対向して1個の谷部29
a及びこの谷部29aの上下に位置して2個の斜面29
bを有する節度面29が形成されている。
【0017】これにて、操作レバー22に矢印A及びB
方向の操作力が作用していないときには、節度ピース2
7が、節度面29の谷部29aに落込んで、基端部23
は図示する中立位置に保持されるようになっている。ま
た、操作レバー22に矢印A及びB方向の操作力が作用
すると、節度ピース27が斜面部29bを上るようにし
て、基端部23が中立位置から下方位置及び上方位置に
夫々回動変位するようになっている。操作レバー22に
対する矢印AあるいはB方向の操作力が解除されると、
節度ピース27が斜面部29bを谷部29aに向けて落
込むようにして、基端部23は中立位置に戻る。
方向の操作力が作用していないときには、節度ピース2
7が、節度面29の谷部29aに落込んで、基端部23
は図示する中立位置に保持されるようになっている。ま
た、操作レバー22に矢印A及びB方向の操作力が作用
すると、節度ピース27が斜面部29bを上るようにし
て、基端部23が中立位置から下方位置及び上方位置に
夫々回動変位するようになっている。操作レバー22に
対する矢印AあるいはB方向の操作力が解除されると、
節度ピース27が斜面部29bを谷部29aに向けて落
込むようにして、基端部23は中立位置に戻る。
【0018】そして、上記ブラケット25の下方には、
本実施例に係るスイッチ装置30が設けられる。本実施
例では、このスイッチ装置30は、図1等に示すよう
に、第1のスイッチとしての油膜取りスイッチ31(ウ
ォッシャ液を出しつつワイパーを1回動作させるスイッ
チ)と、第2のスイッチとしてのミストスイッチ32
(ワイパーを1回動作させるスイッチ)との2種類のス
イッチを備えるものとなっている。尚、スイッチベース
24には、前記操作レバー22(ブラケット25)の矢
印C及びD方向の回動により動作する図示しないワイパ
ースイッチ等も組込まれるようになっている。
本実施例に係るスイッチ装置30が設けられる。本実施
例では、このスイッチ装置30は、図1等に示すよう
に、第1のスイッチとしての油膜取りスイッチ31(ウ
ォッシャ液を出しつつワイパーを1回動作させるスイッ
チ)と、第2のスイッチとしてのミストスイッチ32
(ワイパーを1回動作させるスイッチ)との2種類のス
イッチを備えるものとなっている。尚、スイッチベース
24には、前記操作レバー22(ブラケット25)の矢
印C及びD方向の回動により動作する図示しないワイパ
ースイッチ等も組込まれるようになっている。
【0019】さて、前記スイッチ装置30について図1
ないし図4も参照して説明する。まず、図1ないし図3
はスイッチ装置30の全体構成を示す図であり、図1
(a)、図2(a)及び図3(a)は断面正面図、図1
(b)、図2(b)及び図3(b)は断面側面図であ
る。これら図1ないし図3において、スイッチケース3
3は、上面が開口する矩形箱状をなすホルダ34の上面
開口部を、蓋部35により上方から覆って構成される。
従って、この蓋部35が、スイッチケース33の上壁部
を構成しており、以下、上壁部35と称する。
ないし図4も参照して説明する。まず、図1ないし図3
はスイッチ装置30の全体構成を示す図であり、図1
(a)、図2(a)及び図3(a)は断面正面図、図1
(b)、図2(b)及び図3(b)は断面側面図であ
る。これら図1ないし図3において、スイッチケース3
3は、上面が開口する矩形箱状をなすホルダ34の上面
開口部を、蓋部35により上方から覆って構成される。
従って、この蓋部35が、スイッチケース33の上壁部
を構成しており、以下、上壁部35と称する。
【0020】スイッチケース33の上壁部35には、貫
通孔35aが形成されており、この貫通孔35a内にプ
ッシュロッド36が配置されている。このプッシュロッ
ド36の上端部には、図6に示すように上述のブラケッ
ト25に形成された当該ブラケット25の矢印C及びD
方向の回動を許容する湾曲状の孔25bを通して上方へ
突出し、操作レバー22の基端部23の下面に当接して
いる。これにて、操作レバー22の基端部23が中立位
置から上方位置及び下方位置に移動することにより、プ
ッシュロッド36は中立位置から突出位置及び没入位置
にそれぞれ上下変位するように構成されている。このプ
ッシュロッド36の構成については後述する。
通孔35aが形成されており、この貫通孔35a内にプ
ッシュロッド36が配置されている。このプッシュロッ
ド36の上端部には、図6に示すように上述のブラケッ
ト25に形成された当該ブラケット25の矢印C及びD
方向の回動を許容する湾曲状の孔25bを通して上方へ
突出し、操作レバー22の基端部23の下面に当接して
いる。これにて、操作レバー22の基端部23が中立位
置から上方位置及び下方位置に移動することにより、プ
ッシュロッド36は中立位置から突出位置及び没入位置
にそれぞれ上下変位するように構成されている。このプ
ッシュロッド36の構成については後述する。
【0021】また、上壁部35の貫通孔3a5の右側部
分には、手前側に位置して第1の固定接点37が、奥側
に位置してゴム製の当接部材38が設けられている。そ
して、前記ホルダ34の内底面には、前記当接部材38
と略対向して位置するように略L字状をなす第2の固定
接点39が設けられている。
分には、手前側に位置して第1の固定接点37が、奥側
に位置してゴム製の当接部材38が設けられている。そ
して、前記ホルダ34の内底面には、前記当接部材38
と略対向して位置するように略L字状をなす第2の固定
接点39が設けられている。
【0022】一方、スイッチケース33内には、板ばね
材からなる接点板40が配設されている。この接点板4
0は、その基端部に、下方に延びる接片部41を一体に
有しており、この接片部41をホルダ34の内底面の左
側に形成された段部42の差込み孔42aに差込むこと
によりホルダ34に取付けられるようになっている。そ
して、この接点板40は、図4にも示すように、基端部
から二又に分かれて横に並んで右方に延びる第1の接点
板43及び第2の接点板44とを一体に有した形態に構
成されている。
材からなる接点板40が配設されている。この接点板4
0は、その基端部に、下方に延びる接片部41を一体に
有しており、この接片部41をホルダ34の内底面の左
側に形成された段部42の差込み孔42aに差込むこと
によりホルダ34に取付けられるようになっている。そ
して、この接点板40は、図4にも示すように、基端部
から二又に分かれて横に並んで右方に延びる第1の接点
板43及び第2の接点板44とを一体に有した形態に構
成されている。
【0023】このとき、第1の接点板43の先端部は前
記第1の固定接点37に対応位置し、この第1の接点板
43の先端部の上面に前記第1の固定接点37と接離す
る第1の可動接点45が設けられている。また、第2の
接点板44の先端部は第2の固定接点39に対応位置
し、この前記第2の接点板44の先端部の下面に前記第
2の固定接点39と接離する第2の可動接点46が設け
られている。
記第1の固定接点37に対応位置し、この第1の接点板
43の先端部の上面に前記第1の固定接点37と接離す
る第1の可動接点45が設けられている。また、第2の
接点板44の先端部は第2の固定接点39に対応位置
し、この前記第2の接点板44の先端部の下面に前記第
2の固定接点39と接離する第2の可動接点46が設け
られている。
【0024】本実施例においては、第1の固定接点37
に第1の可動接点45が接触する(第1の固定接点37
と接点板40とが導通する)と、油膜取りスイッチ31
がオンし、車両のフロントガラスに洗浄液が吹き付けら
れると共にワイパーが所定回数作動する油膜取り動作が
行われる。また、第2の固定接点39と第2の可動接点
46が接触する(第2の固定接点39と接点板40とが
導通する)と、ミストスイッチ32がオンし、ワイパー
が所定回数作動するミスト動作が行われるようになって
いる。
に第1の可動接点45が接触する(第1の固定接点37
と接点板40とが導通する)と、油膜取りスイッチ31
がオンし、車両のフロントガラスに洗浄液が吹き付けら
れると共にワイパーが所定回数作動する油膜取り動作が
行われる。また、第2の固定接点39と第2の可動接点
46が接触する(第2の固定接点39と接点板40とが
導通する)と、ミストスイッチ32がオンし、ワイパー
が所定回数作動するミスト動作が行われるようになって
いる。
【0025】そして、前記プッシュロッド36は、図4
にも示すように、貫通孔35内に挿通される棒状部47
と、この棒状部47の下端部に設けられ垂直方向両側に
延びるアーム部48と、このアーム部48の両端部から
下方に延びる第1の作用部49及び第2の作用部50と
から構成されている。このとき、第1の作用部49は第
2の作用部50よりも長尺に形成されている。そして、
前記第1の作用部49が前記第1の接点板43の上面に
圧接し、第2の作用部50が第2の接点板44に圧接す
るようになっている。これにて、第1の接点板43(第
1の可動接点45)は、第2の接点板44(第2の可動
接点46)よりも常に下方に位置されるようになってい
る。また、プッシュロッド36は、接点板40(第1の
接点板43及び第2の接点板44)の上方へのばね力
(復元力)により、常に上方へ付勢され、前記操作レバ
ー22の基端部23と、接点板40との間に挟まれた状
態に保持されるようになっている。
にも示すように、貫通孔35内に挿通される棒状部47
と、この棒状部47の下端部に設けられ垂直方向両側に
延びるアーム部48と、このアーム部48の両端部から
下方に延びる第1の作用部49及び第2の作用部50と
から構成されている。このとき、第1の作用部49は第
2の作用部50よりも長尺に形成されている。そして、
前記第1の作用部49が前記第1の接点板43の上面に
圧接し、第2の作用部50が第2の接点板44に圧接す
るようになっている。これにて、第1の接点板43(第
1の可動接点45)は、第2の接点板44(第2の可動
接点46)よりも常に下方に位置されるようになってい
る。また、プッシュロッド36は、接点板40(第1の
接点板43及び第2の接点板44)の上方へのばね力
(復元力)により、常に上方へ付勢され、前記操作レバ
ー22の基端部23と、接点板40との間に挟まれた状
態に保持されるようになっている。
【0026】次に、上記構成の作用について述べる。ま
ず、操作レバー22に矢印A及びB方向の操作力が作用
していないとき、即ち、基端部23が中立位置にあると
き、プッシュロッド36は、図1(a)及び(b)に示
す中立位置に位置される。この状態では、プッシュロッ
ド36の第1の作用部49により、第1の接点板43ひ
いては第1の可動接点45は、第1の固定接点37から
下方に接点ギャップG1だけ離間した状態に保持され、
以て、油膜取りスイッチ31はオフ状態に保持される。
一方、第2の作用部50により、第2の接点板44ひい
ては第2の可動接点46は、第2の固定接点39から上
方に接点ギャップG2だけ離間した状態に保持され、以
て、ミストスイッチ32はオフ状態に保持される。この
とき、第1の作用部49の下端部が、第2の作用部50
の下端部よりも下方に位置することから、第1の可動接
点45は第2の可動接点46より下方位置に保持され、
以て、両スイッチ31,32における接点ギャップG1
G2が高さ方向に一部ラップした状態となるのである。
ず、操作レバー22に矢印A及びB方向の操作力が作用
していないとき、即ち、基端部23が中立位置にあると
き、プッシュロッド36は、図1(a)及び(b)に示
す中立位置に位置される。この状態では、プッシュロッ
ド36の第1の作用部49により、第1の接点板43ひ
いては第1の可動接点45は、第1の固定接点37から
下方に接点ギャップG1だけ離間した状態に保持され、
以て、油膜取りスイッチ31はオフ状態に保持される。
一方、第2の作用部50により、第2の接点板44ひい
ては第2の可動接点46は、第2の固定接点39から上
方に接点ギャップG2だけ離間した状態に保持され、以
て、ミストスイッチ32はオフ状態に保持される。この
とき、第1の作用部49の下端部が、第2の作用部50
の下端部よりも下方に位置することから、第1の可動接
点45は第2の可動接点46より下方位置に保持され、
以て、両スイッチ31,32における接点ギャップG1
G2が高さ方向に一部ラップした状態となるのである。
【0027】操作レバー22に矢印A方向の操作力が作
用すると、ブラケット23が上方位置に変位し、プッシ
ュロッド36は、中立位置から図2(a)及び(b)に
示す突出位置に変位する。この結果、両接点板43、4
4が上方へ変位し、第1の可動接点45が第1の固定接
点37に接触して油膜取りスイッチ31がオン状態に切
換わり、油膜取り動作が行われる。また、第2の可動接
点46は当接部材38に当接するまで上方つまり第2の
固定接点31から離れる方向へ変位し、ミストスイッチ
32はオフ状態のままとされる。操作レバー22に対す
る操作力が解除されると、プッシュロッド36は中立位
置に戻り、油膜取りスイッチ31はオフする。
用すると、ブラケット23が上方位置に変位し、プッシ
ュロッド36は、中立位置から図2(a)及び(b)に
示す突出位置に変位する。この結果、両接点板43、4
4が上方へ変位し、第1の可動接点45が第1の固定接
点37に接触して油膜取りスイッチ31がオン状態に切
換わり、油膜取り動作が行われる。また、第2の可動接
点46は当接部材38に当接するまで上方つまり第2の
固定接点31から離れる方向へ変位し、ミストスイッチ
32はオフ状態のままとされる。操作レバー22に対す
る操作力が解除されると、プッシュロッド36は中立位
置に戻り、油膜取りスイッチ31はオフする。
【0028】一方、プッシュロッド36に中立位置から
操作レバー22に矢印B方向の操作力が作用すると、基
端部23が下方位置に変位し、プッシュロッド36は基
端部23に押圧されて、図3(a)及び(b)に示す没
入位置に変位する。すると、第1の作用部49及び第2
の作用部50により、第1の接点板43及び第2の接点
板44はばね力に抗して下方位置に変位される。この結
果、第2の可動接点46は第2の固定接点39に接触し
て、ミストスイッチ32がオン状態に切り換わり、ミス
ト動作が行われる。このとき、第1の可動接点45はホ
ルダ34の内底面に接触するまで下方つまり第1の固定
接点37からより離れる方向へ変位し、油膜取りスイッ
チ31はオフ状態のままとされる。操作レバー22に対
する操作力が解除されると、プッシュロッド36は中立
位置に戻り、ミストスイッチ32はオフする。
操作レバー22に矢印B方向の操作力が作用すると、基
端部23が下方位置に変位し、プッシュロッド36は基
端部23に押圧されて、図3(a)及び(b)に示す没
入位置に変位する。すると、第1の作用部49及び第2
の作用部50により、第1の接点板43及び第2の接点
板44はばね力に抗して下方位置に変位される。この結
果、第2の可動接点46は第2の固定接点39に接触し
て、ミストスイッチ32がオン状態に切り換わり、ミス
ト動作が行われる。このとき、第1の可動接点45はホ
ルダ34の内底面に接触するまで下方つまり第1の固定
接点37からより離れる方向へ変位し、油膜取りスイッ
チ31はオフ状態のままとされる。操作レバー22に対
する操作力が解除されると、プッシュロッド36は中立
位置に戻り、ミストスイッチ32はオフする。
【0029】このような構成の本実施例のスイッチ装置
30によれば、1個のスイッチケーし33内に、油膜取
りスイッチ31及びミストスイッチ32を組込み、1個
のプッシュロッド36の上下方向の変位により、それら
二種類のスイッチ31、32を夫々動作させることがで
きる。これにより、1個の操作レバー22により動作可
能なスイッチの数を増やすことができたのである。
30によれば、1個のスイッチケーし33内に、油膜取
りスイッチ31及びミストスイッチ32を組込み、1個
のプッシュロッド36の上下方向の変位により、それら
二種類のスイッチ31、32を夫々動作させることがで
きる。これにより、1個の操作レバー22により動作可
能なスイッチの数を増やすことができたのである。
【0030】そして、横方向に並ぶ2個の接点板43、
44により夫々のスイッチ31、32を動作させる構成
とすると共に、プッシュロッド35にそれら接点板4
3、44を変位させる2つに作用部49、50を長さを
異ならせて設けて、第2の可動接点46を第1の可動接
点45よりも常に上方に位置させる構成とした。これに
より、プッシュロッド36の中立位置において、第1の
可動接点45と第1の固定接点37との間に形成される
接点ギャップG1と、第2の可動接点46と第2の固定
接点39との間に形成される接点ギャップG2とを、高
さ方向にラップした形態とすることができる。
44により夫々のスイッチ31、32を動作させる構成
とすると共に、プッシュロッド35にそれら接点板4
3、44を変位させる2つに作用部49、50を長さを
異ならせて設けて、第2の可動接点46を第1の可動接
点45よりも常に上方に位置させる構成とした。これに
より、プッシュロッド36の中立位置において、第1の
可動接点45と第1の固定接点37との間に形成される
接点ギャップG1と、第2の可動接点46と第2の固定
接点39との間に形成される接点ギャップG2とを、高
さ方向にラップした形態とすることができる。
【0031】従って、第1の可動接点45及び第2の可
動接点46のいずれにも必要な接点ギャップG1及びG
2を確保しながらも、全体としてのスイッチケース33
の高さ寸法を小さく抑えるすることができるものであ
る。
動接点46のいずれにも必要な接点ギャップG1及びG
2を確保しながらも、全体としてのスイッチケース33
の高さ寸法を小さく抑えるすることができるものであ
る。
【0032】また、特に本実施例では、第1の接点板4
3と第2の接点板44とを、それらが基端部で一体に連
結された形態の接点板40から構成した。そのため、第
1の接点板43及び第2の接点板44をそれぞれ単独で
組付ける場合に比べて、部品数を少なくすることができ
て構成が簡単となり、組付け作業も容易とすることがで
きるという利点を得ることができる。
3と第2の接点板44とを、それらが基端部で一体に連
結された形態の接点板40から構成した。そのため、第
1の接点板43及び第2の接点板44をそれぞれ単独で
組付ける場合に比べて、部品数を少なくすることができ
て構成が簡単となり、組付け作業も容易とすることがで
きるという利点を得ることができる。
【0033】尚、本実施例は上記しかつ図面に示した実
施例に限定されるものではなく、例えば、第1及接点板
43及び第2の接点板44を、それぞれ単独の板ばねか
ら形成してスイッチケース33内に設けるようにしても
良く、かかる構成でも所期の目的を達成し得る。また、
本実施例は、車両用の油膜取り動作及びミスト動作用の
スイッチ装置に適用したが、これに限らずスイッチ装置
全般に適用できる。
施例に限定されるものではなく、例えば、第1及接点板
43及び第2の接点板44を、それぞれ単独の板ばねか
ら形成してスイッチケース33内に設けるようにしても
良く、かかる構成でも所期の目的を達成し得る。また、
本実施例は、車両用の油膜取り動作及びミスト動作用の
スイッチ装置に適用したが、これに限らずスイッチ装置
全般に適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のスイッチ装置によれば、1個のスイッチケース内に2
種類のスイッチを横方向に並べて組込み、1個のプッシ
ュロッドの上下方向の変位により2種類のスイッチを動
作させるように構成したので、外部からの操作により動
作可能なスイッチの数を増やすことができる。しかも、
プッシュロッドの下端部側に、第1の可動接点を変位さ
せる第1の作用部及び第2の可動接点を変位させる第2
の作用部を長さを異ならせて設け、第1の可動接点を第
2の可動接点よりも常に下方に位置させる構成としたの
で、プッシュロッドの中立位置において、スイッチケー
スの上壁部に設けられた第1の固定接点と第1の可動接
点との間に形成される接点ギャップと、スイッチケース
の内底面に設けられた第2の固定接点と第2の可動接点
との間に形成される接点ギャップとは少なくとも一部が
高さ方向にラップした形態とすることができる。そのた
め、それぞれのスイッチ部分で必要な接点ギャップを確
保しながらも、全体としてのスイッチケースの高さ寸法
を小さく抑えることができるという優れた効果を得るこ
とができる。
のスイッチ装置によれば、1個のスイッチケース内に2
種類のスイッチを横方向に並べて組込み、1個のプッシ
ュロッドの上下方向の変位により2種類のスイッチを動
作させるように構成したので、外部からの操作により動
作可能なスイッチの数を増やすことができる。しかも、
プッシュロッドの下端部側に、第1の可動接点を変位さ
せる第1の作用部及び第2の可動接点を変位させる第2
の作用部を長さを異ならせて設け、第1の可動接点を第
2の可動接点よりも常に下方に位置させる構成としたの
で、プッシュロッドの中立位置において、スイッチケー
スの上壁部に設けられた第1の固定接点と第1の可動接
点との間に形成される接点ギャップと、スイッチケース
の内底面に設けられた第2の固定接点と第2の可動接点
との間に形成される接点ギャップとは少なくとも一部が
高さ方向にラップした形態とすることができる。そのた
め、それぞれのスイッチ部分で必要な接点ギャップを確
保しながらも、全体としてのスイッチケースの高さ寸法
を小さく抑えることができるという優れた効果を得るこ
とができる。
【0035】この場合、請求項2のスイッチ装置のよう
に、第1の接点板及び第2の接点板を、基端部にて連結
して一体形状をなす板ばね部材から構成すると、第1の
接点板及び第2の接点板をそれぞれ別に設ける場合と比
べて部品数を少なくすることができて構成が簡単とな
り、組付け作業も容易になるという効果が得られる。
に、第1の接点板及び第2の接点板を、基端部にて連結
して一体形状をなす板ばね部材から構成すると、第1の
接点板及び第2の接点板をそれぞれ別に設ける場合と比
べて部品数を少なくすることができて構成が簡単とな
り、組付け作業も容易になるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、プッシュロッ
ドが中立位置にあるときの縦断正面図(a)、縦断側面
図(b)
ドが中立位置にあるときの縦断正面図(a)、縦断側面
図(b)
【図2】プッシュロッドが突出位置にあるときの縦断正
面図(a)、縦断側面図(b)
面図(a)、縦断側面図(b)
【図3】プッシュロッドが没入位置にあるときの縦断正
面図(a)、縦断側面図(b)
面図(a)、縦断側面図(b)
【図4】プッシュロッド及び接点板の位置関係を示す分
解斜視図
解斜視図
【図5】レバーコンビネーションスイッチ装置を示す概
略斜視図
略斜視図
【図6】全体構成を概略的に示す縦断面図
【図7】従来例を示す図1(a)相当図
【図8】他の従来例を示す図1(a)相当図
30はスイッチ装置、31は油膜取りスイッチ(第1の
スイッチ)、32はミストスイッチ(第2のスイッ
チ)、33はスイッチケース、35は上壁部(蓋部)3
6はプッシュロッド、37は第1の固定接点、39は第
2の固定接点、43は第1の接点板、44は第2の接点
板、45は第1の可動接点、46は第2の可動接点、4
9は第1の作用部、50は第2の作用部を示す。
スイッチ)、32はミストスイッチ(第2のスイッ
チ)、33はスイッチケース、35は上壁部(蓋部)3
6はプッシュロッド、37は第1の固定接点、39は第
2の固定接点、43は第1の接点板、44は第2の接点
板、45は第1の可動接点、46は第2の可動接点、4
9は第1の作用部、50は第2の作用部を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 スイッチケースと、 このスイッチケースの上壁部を貫通するように設けられ
外部からの操作により中立位置から突出位置及び没入位
置に上下変位されるプッシュロッドと、 前記スイッチケース内に基端部が固定支持され且つ先端
部側が上下変位可能で且つ上方への復元力を呈するよう
に設けられ、その先端部に第1の可動接点を有する板ば
ね製の第1の接点板と、 前記スイッチケース内に基端部が固定支持され且つ先端
部側が上下変位可能で且つ上方への復元力を呈するよう
に前記第1の接点板に横方向に並んで設けられ、第2の
可動接点を有する板ばね製の第2の接点板と、 前記スイッチケースの上壁部に前記第1の可動接点に対
応して設けられた第1の固定接点と、 前記スイッチケースの内底部に前記第2の可動接点に対
応して設けられた第2の固定接点とを具備し、 前記プッシュロッドは、その下端部が下方に二又状に延
び、その一方が前記第1の可動接点を変位させる長尺な
第1の作用部とされると共に、他方が前記第1の作用部
よりも短く形成され前記第2の可動接点を変位させる第
2の作用部とされ、 前記プッシュロッドの中立位置では、前記第1の可動接
点が前記第1の固定接点から離間し且つ前記第2の可動
接点が前記第2の固定接点から離間すると共に、該プッ
シュロッドの突出位置にて前記第1の可動接点が前記第
1の固定接点に接触し、該プッシュロッドの没入位置に
て前記第2の可動接点が前記第2の固定接点に接触する
ように構成されていることを特徴とするスイッチ装置。 - 【請求項2】 前記第1の接点板及び第2の接点板は、
基端部にて連結された一体形状をなす板ばね部材から構
成されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10949297A JPH10302570A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10949297A JPH10302570A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10302570A true JPH10302570A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14511630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10949297A Pending JPH10302570A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10302570A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002538588A (ja) * | 1999-03-02 | 2002-11-12 | メソード・エレクトロニクス・インコーポレーテッド | 電子カムスイッチ |
CN105070562A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-18 | 旌德县华丰电子元件有限公司 | 一种防静电双控开关 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10949297A patent/JPH10302570A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002538588A (ja) * | 1999-03-02 | 2002-11-12 | メソード・エレクトロニクス・インコーポレーテッド | 電子カムスイッチ |
CN105070562A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-18 | 旌德县华丰电子元件有限公司 | 一种防静电双控开关 |
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