JPH1030256A - 建設機械のカウンタウエイト装置 - Google Patents
建設機械のカウンタウエイト装置Info
- Publication number
- JPH1030256A JPH1030256A JP20431096A JP20431096A JPH1030256A JP H1030256 A JPH1030256 A JP H1030256A JP 20431096 A JP20431096 A JP 20431096A JP 20431096 A JP20431096 A JP 20431096A JP H1030256 A JPH1030256 A JP H1030256A
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- Japan
- Prior art keywords
- counterweight
- line
- sight
- weight
- top face
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カウンタウエイトにより後方視界が妨げられ
ることなく、運転席からより広い後方視界を確保する。 【解決手段】 上部旋回体3の後部に設けてあるカウン
タウエイト7を、運転席に座したオペレータの視線Lに
合わせて前高後低状に傾斜させる。
ることなく、運転席からより広い後方視界を確保する。 【解決手段】 上部旋回体3の後部に設けてあるカウン
タウエイト7を、運転席に座したオペレータの視線Lに
合わせて前高後低状に傾斜させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下部走行体に上部
旋回体が旋回自在に設けられた油圧ショベル等の建設機
械の技術分野に属するものである。
旋回体が旋回自在に設けられた油圧ショベル等の建設機
械の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
上部旋回体の前部に、ブーム、アームを介してバケット
が設けられていて、掘削、積み込み等の適宜のバケット
作業がなされるが、この作業負荷にバランスさせるた
め、上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを設けてい
る。
上部旋回体の前部に、ブーム、アームを介してバケット
が設けられていて、掘削、積み込み等の適宜のバケット
作業がなされるが、この作業負荷にバランスさせるた
め、上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを設けてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
カウンタウエイトは、せいぜい後部の上側コーナー部が
面取りされている程度で、上面が上部旋回体の上板面と
略面一の状態で後方に大きく突出していたため、前部の
運転席で作業しているオペレータの後方視界を妨げると
いう問題があり、また、カウンタウエイトの形状の制約
から重心位置が高くなるという問題もあり、ここに本発
明が解決しようとする課題があった。
カウンタウエイトは、せいぜい後部の上側コーナー部が
面取りされている程度で、上面が上部旋回体の上板面と
略面一の状態で後方に大きく突出していたため、前部の
運転席で作業しているオペレータの後方視界を妨げると
いう問題があり、また、カウンタウエイトの形状の制約
から重心位置が高くなるという問題もあり、ここに本発
明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、下部走行体に旋回自在に設けられ
る上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを設けるにあ
たり、該カウンタウエイトの上面部を、運転席に座した
オペレータの視線に合わせて前高後低状に傾斜させてあ
り、これによって、カウンタウエイトによって後方視界
が妨げられることがなく、より広い後方視界を確保する
ことができる。また、本発明は、カウンタウエイト上面
部の傾斜は、運転席に対して真後ろ方向の視線を基準と
して設定されるものであり、これによって、オペレータ
の視線に合わせた効果的な傾斜角を設定することができ
る。さらに、本発明は、カウンタウエイト上面部を傾斜
させたことによるカウンタウエイトの重量減少は、ウエ
イト内に充填する充填物を比重の高いもの、または充填
量を増加することで相殺されものであり、これによっ
て、必要な重量を確保しながら、低重心化を図ることが
できて、機体の安定性に寄与できる。
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、下部走行体に旋回自在に設けられ
る上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを設けるにあ
たり、該カウンタウエイトの上面部を、運転席に座した
オペレータの視線に合わせて前高後低状に傾斜させてあ
り、これによって、カウンタウエイトによって後方視界
が妨げられることがなく、より広い後方視界を確保する
ことができる。また、本発明は、カウンタウエイト上面
部の傾斜は、運転席に対して真後ろ方向の視線を基準と
して設定されるものであり、これによって、オペレータ
の視線に合わせた効果的な傾斜角を設定することができ
る。さらに、本発明は、カウンタウエイト上面部を傾斜
させたことによるカウンタウエイトの重量減少は、ウエ
イト内に充填する充填物を比重の高いもの、または充填
量を増加することで相殺されものであり、これによっ
て、必要な重量を確保しながら、低重心化を図ることが
できて、機体の安定性に寄与できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行
体2、該下部走行体2の上部に旋回自在に支持される上
部旋回体3、該上部旋回体3の前部に取付けられる作業
アッタチメント4等の各部から構成されていること等の
基本的構成は従来通りである。
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行
体2、該下部走行体2の上部に旋回自在に支持される上
部旋回体3、該上部旋回体3の前部に取付けられる作業
アッタチメント4等の各部から構成されていること等の
基本的構成は従来通りである。
【0006】前記上部旋回体3の架台フレーム5は、旋
回ベアリング6を介して下部走行体2に旋回自在に支持
されると共に、前部には作業アッタチメント4が支持さ
れ、後部にはカウンタウエイト7が支持される構成とな
っている。さらに架台フレーム5には、動力装置8、旋
回駆動装置9等の各種装置、燃料タンク10、オイルタ
ンク11等のタンク類、ラジエータ12、バッテリ1
3、および操縦室(キャブ)14等が設けられると共
に、架台フレーム5の上方には、前記各種装置やタンク
類等を覆う上部カバー15が設けられるが、該上部カバ
ー15は、フラット状、つまり面一状に形成されてい
る。
回ベアリング6を介して下部走行体2に旋回自在に支持
されると共に、前部には作業アッタチメント4が支持さ
れ、後部にはカウンタウエイト7が支持される構成とな
っている。さらに架台フレーム5には、動力装置8、旋
回駆動装置9等の各種装置、燃料タンク10、オイルタ
ンク11等のタンク類、ラジエータ12、バッテリ1
3、および操縦室(キャブ)14等が設けられると共
に、架台フレーム5の上方には、前記各種装置やタンク
類等を覆う上部カバー15が設けられるが、該上部カバ
ー15は、フラット状、つまり面一状に形成されてい
る。
【0007】そして、上部旋回体3の後部に設けられた
前記カウンタウエイト7の上面部7aは、上部カバー上
面部15aと同一高さに設定される前端部から後端側に
至るほど傾斜して低くなる前高後低状に形成されてい
る。この傾斜面の角度は、操縦室14の運転席に座した
オペレータの平均的な後方視線に合わせて設定される
が、その場合に、操縦室(運転席)14の真後ろ方向の
視線Lを基準として設定されている。また、カウンタウ
エイト7は、上面部を傾斜させたことにより重量減少す
ることになるが、これをウエイト内に充填する充填物を
比重の高いもの、または充填量を増加することで相殺す
る設定になっている。
前記カウンタウエイト7の上面部7aは、上部カバー上
面部15aと同一高さに設定される前端部から後端側に
至るほど傾斜して低くなる前高後低状に形成されてい
る。この傾斜面の角度は、操縦室14の運転席に座した
オペレータの平均的な後方視線に合わせて設定される
が、その場合に、操縦室(運転席)14の真後ろ方向の
視線Lを基準として設定されている。また、カウンタウ
エイト7は、上面部を傾斜させたことにより重量減少す
ることになるが、これをウエイト内に充填する充填物を
比重の高いもの、または充填量を増加することで相殺す
る設定になっている。
【0008】叙述の如く構成されたものにおいて、操縦
席14内で操縦するオペレータが後方確認をする場合
に、カウンタウエイト7は上面部がオペレータの視線に
合わせて前高後低状に傾斜しており、この結果、カウン
タウエイト7が後方視界を妨げることがなくなってより
広い後方視界を確保できる。
席14内で操縦するオペレータが後方確認をする場合
に、カウンタウエイト7は上面部がオペレータの視線に
合わせて前高後低状に傾斜しており、この結果、カウン
タウエイト7が後方視界を妨げることがなくなってより
広い後方視界を確保できる。
【0009】しかもこのものでは、カウンタウエイト7
の上面を傾斜状にした分の重量減少を充填物の比重増大
等の手段で相殺している結果、必要な重量を確保しなが
ら、低重心化を図り得て、機体の安定性に寄与できるこ
とになる。
の上面を傾斜状にした分の重量減少を充填物の比重増大
等の手段で相殺している結果、必要な重量を確保しなが
ら、低重心化を図り得て、機体の安定性に寄与できるこ
とになる。
【0010】尚、本発明は前記実施の形態に限定されな
いものであって、カウンタウエイト上面の傾斜角度をオ
ペレータの視線に合わせるに際し、該視線Lよりも急傾
斜となる設定にしてもよく、この様にしても後方視界が
カウンタウエイトにより妨げられることがない。
いものであって、カウンタウエイト上面の傾斜角度をオ
ペレータの視線に合わせるに際し、該視線Lよりも急傾
斜となる設定にしてもよく、この様にしても後方視界が
カウンタウエイトにより妨げられることがない。
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】油圧ショベルの側面図である。
【図3】(A)はカウンタウエイトの斜視図、(B)は
カウンタウエイトの側面図である。
カウンタウエイトの側面図である。
1 油圧ショベル 2 下部走行体 3 上部旋回体 4 作業アタッチメント 7 カウンタウエイト 7a カウンタウエイト上面部 14 操縦室 15 上部カバー 15a 上部カバー上面部
Claims (3)
- 【請求項1】 下部走行体に旋回自在に設けられる上部
旋回体の後端部にカウンタウエイトを設けるにあたり、
該カウンタウエイトの上面部を、運転席に座したオペレ
ータの視線に合わせて前高後低状に傾斜させてある建設
機械のカウンタウエイト装置。 - 【請求項2】 請求項1において、カウンタウエイト上
面部の傾斜は、運転席に対して真後ろ方向の視線を基準
として設定される建設機械のカウンタウエイト装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、カウンタウ
エイト上面部を傾斜させたことによるカウンタウエイト
の重量減少は、ウエイト内に充填する充填物を比重の高
いもの、または充填量を増加することで相殺されている
建設機械のカウンタウエイト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20431096A JPH1030256A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 建設機械のカウンタウエイト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20431096A JPH1030256A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 建設機械のカウンタウエイト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030256A true JPH1030256A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16488373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20431096A Withdrawn JPH1030256A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 建設機械のカウンタウエイト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1030256A (ja) |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP20431096A patent/JPH1030256A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |