JPH10302338A - 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 - Google Patents
光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置Info
- Publication number
- JPH10302338A JPH10302338A JP11080097A JP11080097A JPH10302338A JP H10302338 A JPH10302338 A JP H10302338A JP 11080097 A JP11080097 A JP 11080097A JP 11080097 A JP11080097 A JP 11080097A JP H10302338 A JPH10302338 A JP H10302338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- address information
- optical disk
- optical
- tracks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 グルーブの一つおきのものに対しては、当該
グルーブを挟む2つのトラック(ランド)で共通して用
いられる光ディスク上のアドレス情報がウォブリングに
より記録されている場合において、光スポットの、2つ
のトラックに対する位置を安定に判別するトラック判別
方法を提供する。 【解決手段】 光ディスクに少なくとも2スポットを照
射する。この2スポットはディスクの半径方向にずらし
ておく。2スポットからの反射光に含まれるアドレス情
報をデコードし、デコードした2つのアドレス情報を比
較して、その比較結果により、光スポットの、2つのト
ラックに対する位置を判別する。
グルーブを挟む2つのトラック(ランド)で共通して用
いられる光ディスク上のアドレス情報がウォブリングに
より記録されている場合において、光スポットの、2つ
のトラックに対する位置を安定に判別するトラック判別
方法を提供する。 【解決手段】 光ディスクに少なくとも2スポットを照
射する。この2スポットはディスクの半径方向にずらし
ておく。2スポットからの反射光に含まれるアドレス情
報をデコードし、デコードした2つのアドレス情報を比
較して、その比較結果により、光スポットの、2つのト
ラックに対する位置を判別する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円盤状の光ディ
スクに、同心円状またはスパイラル状のランドとグルー
ブとが、光ディスクの半径方向に交互に配置され、ラン
ドがトラックとされると共に、グルーブの一つおきのも
のに対しては、当該グルーブを挟む2つのトラックで共
通して用いられる光ディスク上の絶対アドレス情報が記
録されている場合において、光スポットの現在走査トラ
ックが、絶対アドレス情報が記録されているグルーブを
挟む2つのトラックのいずれであるかを判別するトラッ
ク判別方法およびこの方法が適用される光ディスク装置
に関する。
スクに、同心円状またはスパイラル状のランドとグルー
ブとが、光ディスクの半径方向に交互に配置され、ラン
ドがトラックとされると共に、グルーブの一つおきのも
のに対しては、当該グルーブを挟む2つのトラックで共
通して用いられる光ディスク上の絶対アドレス情報が記
録されている場合において、光スポットの現在走査トラ
ックが、絶対アドレス情報が記録されているグルーブを
挟む2つのトラックのいずれであるかを判別するトラッ
ク判別方法およびこの方法が適用される光ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、ランダムアクセスが可能
であり、記録密度も高いので、いわゆるマルチメディア
のデータをデジタル記録(データの書き込み)または再
生(データの読み出し)する記録媒体として多用されて
いる。この光ディスクのうちの光磁気ディスクは、書き
換えが可能であり、その使用用途は大きい。
であり、記録密度も高いので、いわゆるマルチメディア
のデータをデジタル記録(データの書き込み)または再
生(データの読み出し)する記録媒体として多用されて
いる。この光ディスクのうちの光磁気ディスクは、書き
換えが可能であり、その使用用途は大きい。
【0003】この光磁気ディスクの多くは、情報記録層
にグルーブとランドと呼ばれる凹凸を有しており、グル
ーブにディスク上の絶対アドレスを示すアドレス情報が
記録されている。図8は、光磁気ディスクの断面を示す
もので、例えばポリカーボネートからなる基板1の上
に、記録層2が形成され、この記録層2の上に保護層3
が形成されて、ディスクは構成されている。
にグルーブとランドと呼ばれる凹凸を有しており、グル
ーブにディスク上の絶対アドレスを示すアドレス情報が
記録されている。図8は、光磁気ディスクの断面を示す
もので、例えばポリカーボネートからなる基板1の上
に、記録層2が形成され、この記録層2の上に保護層3
が形成されて、ディスクは構成されている。
【0004】なお、この明細書では、レーザ光が入射さ
れる方向の面(記録/読み取り面)とは反対側の面側か
ら見て、記録層2が凹んでいる溝状の部分をグルーブと
称し、グルーブとグルーブの間の平坦部をランドと称す
るものである。
れる方向の面(記録/読み取り面)とは反対側の面側か
ら見て、記録層2が凹んでいる溝状の部分をグルーブと
称し、グルーブとグルーブの間の平坦部をランドと称す
るものである。
【0005】グルーブの絶対アドレス情報は、ディスク
上の絶対アドレスを示すトラック番号、クラスタ番号、
セクタ番号などによって、所定の周波数のキャリアを変
調(FM変調)し、その変調された信号に対応してグル
ーブをウォブリング(蛇行)させることにより記録され
る。すなわち、グルーブのウォブリング形状として、絶
対アドレス情報が記録される。
上の絶対アドレスを示すトラック番号、クラスタ番号、
セクタ番号などによって、所定の周波数のキャリアを変
調(FM変調)し、その変調された信号に対応してグル
ーブをウォブリング(蛇行)させることにより記録され
る。すなわち、グルーブのウォブリング形状として、絶
対アドレス情報が記録される。
【0006】図9は、このようなウォブリングさせたグ
ルーブを有する従来の光ディスクの一例の情報記録層の
状況を示す図である。この光ディスクでは、グルーブが
トラックとされてデータが記録されると共に、このグル
ーブの両側のウォブリングされたエッジに、そのグルー
ブのアドレス情報が記録されている。
ルーブを有する従来の光ディスクの一例の情報記録層の
状況を示す図である。この光ディスクでは、グルーブが
トラックとされてデータが記録されると共に、このグル
ーブの両側のウォブリングされたエッジに、そのグルー
ブのアドレス情報が記録されている。
【0007】したがって、この光ディスクに対してデー
タの記録または再生を行う際には、図9に示すように、
レーザ光をグルーブに照射してデータの記録または再生
を行うと共に、図9においてディスク上のレーザ光スポ
ットLS内の領域A,B,C,Dからの反射光を、それ
ぞれ独立に受光して、トラックのディスク半径方向の一
方の側の領域Aの光量と領域Dの光量の和(A+D)
と、トラックのディスク半径方向の他方の側の領域Bの
光量と領域Cの光量の和(B+C)との差((A+D)
−(B+C))を算出し、この差分(プッシュプル成
分)からウォブリング形状を検出し、アドレス情報をデ
コードするようにしている。
タの記録または再生を行う際には、図9に示すように、
レーザ光をグルーブに照射してデータの記録または再生
を行うと共に、図9においてディスク上のレーザ光スポ
ットLS内の領域A,B,C,Dからの反射光を、それ
ぞれ独立に受光して、トラックのディスク半径方向の一
方の側の領域Aの光量と領域Dの光量の和(A+D)
と、トラックのディスク半径方向の他方の側の領域Bの
光量と領域Cの光量の和(B+C)との差((A+D)
−(B+C))を算出し、この差分(プッシュプル成
分)からウォブリング形状を検出し、アドレス情報をデ
コードするようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な光磁気ディスクを含む光ディスク記録媒体について
は、より大容量化への要請は大きく、このため、トラッ
クピッチをより狭くしたり、記録データのトラック方向
の線密度記録を小さくしたりすることにより、さらに大
容量のデータを記録可能にするための工夫が行われてい
る。
な光磁気ディスクを含む光ディスク記録媒体について
は、より大容量化への要請は大きく、このため、トラッ
クピッチをより狭くしたり、記録データのトラック方向
の線密度記録を小さくしたりすることにより、さらに大
容量のデータを記録可能にするための工夫が行われてい
る。
【0009】しかしながら、上述のようにグルーブやラ
ンドをウォブリングさせて絶対アドレス情報をディスク
に予め記録しておき、その絶対アドレス情報をディスク
から読み出して記録再生に利用する場合、記録密度を上
げるためにトラックピッチを狭くすると、目的とするグ
ルーブからの絶対アドレス情報中に、隣接するグルーブ
からの絶対アドレス情報のクロストーク成分が含まれて
しまい、目的とするアドレス情報の読み取りが困難にな
るという問題がある。
ンドをウォブリングさせて絶対アドレス情報をディスク
に予め記録しておき、その絶対アドレス情報をディスク
から読み出して記録再生に利用する場合、記録密度を上
げるためにトラックピッチを狭くすると、目的とするグ
ルーブからの絶対アドレス情報中に、隣接するグルーブ
からの絶対アドレス情報のクロストーク成分が含まれて
しまい、目的とするアドレス情報の読み取りが困難にな
るという問題がある。
【0010】すなわち、図9において、レーザビームス
ポットに比べて、トラックピッチが狭くなると、トラッ
クT1のアドレス情報を読み出すときに、レーザビーム
の照射スポットLSは、同図のような状況になり、トラ
ックT1の両側のエッジ(トラックT1となるグルーブ
のウォブリングエッジ;トラックT1のアドレス情報を
有する)だけでなく、ディスク内周側のトラックT0の
ウォブリングエッジ(トラックT0のアドレス情報を有
する)や、外周側のトラックT2のウォブリングエッジ
(トラックT2のアドレス情報を有する)部分を含む領
域に渡るものとなってしまう。
ポットに比べて、トラックピッチが狭くなると、トラッ
クT1のアドレス情報を読み出すときに、レーザビーム
の照射スポットLSは、同図のような状況になり、トラ
ックT1の両側のエッジ(トラックT1となるグルーブ
のウォブリングエッジ;トラックT1のアドレス情報を
有する)だけでなく、ディスク内周側のトラックT0の
ウォブリングエッジ(トラックT0のアドレス情報を有
する)や、外周側のトラックT2のウォブリングエッジ
(トラックT2のアドレス情報を有する)部分を含む領
域に渡るものとなってしまう。
【0011】このため、ディスクから抽出したアドレス
情報中には、目的とするトラックT1のアドレス情報に
加えて、トラックT0やトラックT2のアドレス情報が
クロストークとして混入し、信号にはビートが現れてし
まい、目的のトラックT1のアドレス情報を確実に読み
取ることが困難になる。このことは、記録密度を上げる
ように、トラックピッチを小さくするときの限界を狭め
ることになる。
情報中には、目的とするトラックT1のアドレス情報に
加えて、トラックT0やトラックT2のアドレス情報が
クロストークとして混入し、信号にはビートが現れてし
まい、目的のトラックT1のアドレス情報を確実に読み
取ることが困難になる。このことは、記録密度を上げる
ように、トラックピッチを小さくするときの限界を狭め
ることになる。
【0012】このようなウォブリングにより記録される
アドレス情報の読み取りの問題点を解決するアドレス記
録方法を、本出願人は、先に、提案している(提出日平
成8年3月25日、整理番号S96009691)。
アドレス情報の読み取りの問題点を解決するアドレス記
録方法を、本出願人は、先に、提案している(提出日平
成8年3月25日、整理番号S96009691)。
【0013】この先に提案した発明においては、半径方
向に交互になるように、スパイラル状あるいは同心円状
のグルーブとランドとが形成された光ディスクの、一つ
おきのグルーブまたはランドのみにアドレス情報を記録
するようにする。
向に交互になるように、スパイラル状あるいは同心円状
のグルーブとランドとが形成された光ディスクの、一つ
おきのグルーブまたはランドのみにアドレス情報を記録
するようにする。
【0014】例えば、図10の例は、グルーブは幅が狭
いものとして、一つおきのグルーブを、絶対アドレス情
報のFM変調信号に応じてウォブリングするようにし、
ランドを記録、再生用(書き込み、読み出し用)トラッ
クとした場合の例を示すものである。以下の説明におい
ては、ウォブリングされてアドレス情報が記録されてい
るグルーブGRwをウォブリンググルーブと呼び、ウォ
ブリングされておらずアドレス情報が記録されていない
グルーブGRoをDCグルーブと呼ぶこととする。
いものとして、一つおきのグルーブを、絶対アドレス情
報のFM変調信号に応じてウォブリングするようにし、
ランドを記録、再生用(書き込み、読み出し用)トラッ
クとした場合の例を示すものである。以下の説明におい
ては、ウォブリングされてアドレス情報が記録されてい
るグルーブGRwをウォブリンググルーブと呼び、ウォ
ブリングされておらずアドレス情報が記録されていない
グルーブGRoをDCグルーブと呼ぶこととする。
【0015】なお、図10(B)は、グルーブGRwお
よびGRoが形成された基板1の斜視図である。光ディ
スクは、この基板1の上に記録層および保護層が図8に
示したように形成されるものである。
よびGRoが形成された基板1の斜視図である。光ディ
スクは、この基板1の上に記録層および保護層が図8に
示したように形成されるものである。
【0016】この図10に示したようなパターン形状に
なるディスクの生成方法は、種々考えられるが、その一
つして、図11に示すようなダブルスパイラル方式が有
益である。すなわち、この場合、図11に示すように、
ディスクの記録層に対して、2本のグルーブをそれぞれ
スパイラル状に形成する。そして、その2本のグルーブ
の一方をアドレス情報に応じてウォブリングすることに
より、この一方のグルーブにのみアドレス情報を記録す
るようにする。図11で、太線のグルーブがウォブリン
ググルーブGRwであり、細線のグルーブは、DCグル
ーブGRoである。
なるディスクの生成方法は、種々考えられるが、その一
つして、図11に示すようなダブルスパイラル方式が有
益である。すなわち、この場合、図11に示すように、
ディスクの記録層に対して、2本のグルーブをそれぞれ
スパイラル状に形成する。そして、その2本のグルーブ
の一方をアドレス情報に応じてウォブリングすることに
より、この一方のグルーブにのみアドレス情報を記録す
るようにする。図11で、太線のグルーブがウォブリン
ググルーブGRwであり、細線のグルーブは、DCグル
ーブGRoである。
【0017】このように構成した光ディスクの場合、ウ
ォブリンググルーブGRwを挟む2本のトラックTaお
よびTbは、それぞれ別個独立のトラックとして扱うこ
とができる。そして、この場合、隣り合うウォブリング
グルーブGRwは、2トラック分離れた位置になるの
で、レーザビームスポットLSは、図10(A)に示す
ように、ランドを走査して、記録再生する際に、隣接す
るグルーブに跨がっていても、その一方はウォブリング
グルーブGRwであるが、他方はDCグルーブGRoと
なり、隣接するウォブリンググルーブGRwからのクロ
ストークはほとんど考慮する必要がなくなる。
ォブリンググルーブGRwを挟む2本のトラックTaお
よびTbは、それぞれ別個独立のトラックとして扱うこ
とができる。そして、この場合、隣り合うウォブリング
グルーブGRwは、2トラック分離れた位置になるの
で、レーザビームスポットLSは、図10(A)に示す
ように、ランドを走査して、記録再生する際に、隣接す
るグルーブに跨がっていても、その一方はウォブリング
グルーブGRwであるが、他方はDCグルーブGRoと
なり、隣接するウォブリンググルーブGRwからのクロ
ストークはほとんど考慮する必要がなくなる。
【0018】したがって、すべてのグルーブをウォブリ
ンググルーブにする従来の光磁気ディスクのようなアド
レス情報についてのクロストークの問題を回避でき、ト
ラックピッチを狭くして、記録容量を大容量にすること
ができるようになる。
ンググルーブにする従来の光磁気ディスクのようなアド
レス情報についてのクロストークの問題を回避でき、ト
ラックピッチを狭くして、記録容量を大容量にすること
ができるようになる。
【0019】ところで、このように一つおきのグルーブ
をウォブリンググルーブGRwとする場合には、このウ
ォブリンググルーブGRwを挟む2本のトラック(ラン
ド)Ta,Tbにおける記録、再生にあたっては、当該
挟まれているウォブリンググルーブGRwのアドレス情
報が共通に使われることになる。したがって、その2本
のトラックTa,Tbを別個独立の情報トラックとして
使用する場合に、現在走査トラックが、ウォブリンググ
ルーブGRwをディスクの内周側に持つトラックTaで
あるのか、ウォブリンググルーブGRwをディスクの外
周側に持つトラックTbであるのかを判別する必要があ
る。
をウォブリンググルーブGRwとする場合には、このウ
ォブリンググルーブGRwを挟む2本のトラック(ラン
ド)Ta,Tbにおける記録、再生にあたっては、当該
挟まれているウォブリンググルーブGRwのアドレス情
報が共通に使われることになる。したがって、その2本
のトラックTa,Tbを別個独立の情報トラックとして
使用する場合に、現在走査トラックが、ウォブリンググ
ルーブGRwをディスクの内周側に持つトラックTaで
あるのか、ウォブリンググルーブGRwをディスクの外
周側に持つトラックTbであるのかを判別する必要があ
る。
【0020】このトラック判別の方法は、光ディスク装
置において、トラッキングサーボのために、3つの光ス
ポットを用いた、いわゆる差動プッシュプル法を用いる
ものの場合、次のようにして実現することができる。
置において、トラッキングサーボのために、3つの光ス
ポットを用いた、いわゆる差動プッシュプル法を用いる
ものの場合、次のようにして実現することができる。
【0021】この場合、3つの光スポットは、1本のメ
インビームと、2本のサイドビームとにより形成される
が、光ディスク上では、図12に示すように、2本のサ
イドビームによるサイドスポットSS1およびSS2の
位置が、メインビームによるメインスポットMSの位置
よりも、それぞれディスクの半径方向に左右に、つまり
内周側および外周側にずれたものとなるようにされてい
る。この場合、メインスポットMSの位置に対するサイ
ドスポットSS1,SS2の位置のずれ量は、図12の
例では、1/2トラックピッチ分とされている。なお、
前記3ビームは、1個のレーザ光源からの光ビームを回
折格子により3ビームにして得る場合であっても、ま
た、それぞれのビーム用の3個のレーザ光源を用いて得
る場合のいずれであってもよい。
インビームと、2本のサイドビームとにより形成される
が、光ディスク上では、図12に示すように、2本のサ
イドビームによるサイドスポットSS1およびSS2の
位置が、メインビームによるメインスポットMSの位置
よりも、それぞれディスクの半径方向に左右に、つまり
内周側および外周側にずれたものとなるようにされてい
る。この場合、メインスポットMSの位置に対するサイ
ドスポットSS1,SS2の位置のずれ量は、図12の
例では、1/2トラックピッチ分とされている。なお、
前記3ビームは、1個のレーザ光源からの光ビームを回
折格子により3ビームにして得る場合であっても、ま
た、それぞれのビーム用の3個のレーザ光源を用いて得
る場合のいずれであってもよい。
【0022】図13は、光ディスクからの反射光を受光
する受光部側において、図12に示した前記3スポット
を投影した状態を示す図である。この場合、受光部とし
て、メインスポットMSに対しては、4分割フォトディ
テクタ4が設けられ、2個のサイドスポットSS1,S
S2のそれぞれに対して、2分割フォトディテクタ5お
よび6が設けられる。
する受光部側において、図12に示した前記3スポット
を投影した状態を示す図である。この場合、受光部とし
て、メインスポットMSに対しては、4分割フォトディ
テクタ4が設けられ、2個のサイドスポットSS1,S
S2のそれぞれに対して、2分割フォトディテクタ5お
よび6が設けられる。
【0023】4分割フォトディテクタ4は、分割受光部
A,B,C,Dを備える。そして、図13に示されるよ
うに、分割受光部AとB、また、分割受光部DとCと
は、互いにディスクの半径方向に異なる領域からの反射
光を受光し、分割受光部AとD、また、分割受光部Bと
Cとは、互いにトラック方向に異なる領域からの反射光
を受光するように配置されている。したがって、図13
のように、メインスポットの中心が、例えばトラックT
aの中央に一致するような位置にある場合、分割受光部
A,Dは、当該トラックTaの幅方向の内周側の半分の
領域からの反射光を受光し、分割受光部B,Cは、当該
トラックTaの幅方向の外周側の半分の領域からの反射
光を受光するものとなる。
A,B,C,Dを備える。そして、図13に示されるよ
うに、分割受光部AとB、また、分割受光部DとCと
は、互いにディスクの半径方向に異なる領域からの反射
光を受光し、分割受光部AとD、また、分割受光部Bと
Cとは、互いにトラック方向に異なる領域からの反射光
を受光するように配置されている。したがって、図13
のように、メインスポットの中心が、例えばトラックT
aの中央に一致するような位置にある場合、分割受光部
A,Dは、当該トラックTaの幅方向の内周側の半分の
領域からの反射光を受光し、分割受光部B,Cは、当該
トラックTaの幅方向の外周側の半分の領域からの反射
光を受光するものとなる。
【0024】また、2分割フォトディテクタ5および6
は、それぞれ分割受光部E,FおよびG,Hを備える。
そして、分割受光部EとF、また、分割受光部GとHと
は、トラックの延長方向に平行な線により仕切られた状
態の、ディスク半径方向に異なる領域からの反射光を、
それぞれ受光するように配置されている。
は、それぞれ分割受光部E,FおよびG,Hを備える。
そして、分割受光部EとF、また、分割受光部GとHと
は、トラックの延長方向に平行な線により仕切られた状
態の、ディスク半径方向に異なる領域からの反射光を、
それぞれ受光するように配置されている。
【0025】この3スポットを用いるトラック判別の原
理は、次の通りである。すなわち、図13に示すよう
に、メインスポットMSがトラックTa上にあるときに
は、サイドスポットSS1はウォブリンググルーブGR
w上にあるが、サイドスポットSS2はDCグルーブG
Ro上にある。したがって、分割受光部EおよびFの受
光出力信号には、ウォブリングの信号が含まれるが、分
割受光部GおよびHの受光出力信号には、ウォブリング
成分は含まれない。
理は、次の通りである。すなわち、図13に示すよう
に、メインスポットMSがトラックTa上にあるときに
は、サイドスポットSS1はウォブリンググルーブGR
w上にあるが、サイドスポットSS2はDCグルーブG
Ro上にある。したがって、分割受光部EおよびFの受
光出力信号には、ウォブリングの信号が含まれるが、分
割受光部GおよびHの受光出力信号には、ウォブリング
成分は含まれない。
【0026】また、メインスポットMSがトラックTb
上にあるときには、サイドスポットSS1はDCグルー
ブGRo上にあるが、サイドスポットSS2はウォブリ
ンググルーブGRw上にある。したがって、上記の場合
とは逆に、分割受光部GおよびHの受光出力信号には、
ウォブリングの信号が含まれるが、分割受光部Eおよび
Fの受光出力信号には、ウォブリング成分は含まれな
い。
上にあるときには、サイドスポットSS1はDCグルー
ブGRo上にあるが、サイドスポットSS2はウォブリ
ンググルーブGRw上にある。したがって、上記の場合
とは逆に、分割受光部GおよびHの受光出力信号には、
ウォブリングの信号が含まれるが、分割受光部Eおよび
Fの受光出力信号には、ウォブリング成分は含まれな
い。
【0027】以上のことから、分割受光部EとFの受光
出力の差(E−F)と、分割受光部GとHの受光出力の
差(G−H)との、いずれにウォブリング成分が現れる
かを判別することにより、メインスポットMSは、現
在、トラックTa上にあるのか、あるいはトラックTb
上にあるのかを判別することができる。すなわち、現在
走査位置がトラックTa上であるのか、あるいはトラッ
クTb上であるのかを判別することができる。
出力の差(E−F)と、分割受光部GとHの受光出力の
差(G−H)との、いずれにウォブリング成分が現れる
かを判別することにより、メインスポットMSは、現
在、トラックTa上にあるのか、あるいはトラックTb
上にあるのかを判別することができる。すなわち、現在
走査位置がトラックTa上であるのか、あるいはトラッ
クTb上であるのかを判別することができる。
【0028】この原理によるトラック判別回路の例を、
図14に示す。以下の説明では、分割受光部E,F,
G,Hからの受光出力を、説明の簡単のため、同じ記号
E,F,G,Hで表すものとする。以下、この明細書で
は、同様に、分割受光部A〜Hの受光出力は同じ記号A
〜Hで表すものとする。
図14に示す。以下の説明では、分割受光部E,F,
G,Hからの受光出力を、説明の簡単のため、同じ記号
E,F,G,Hで表すものとする。以下、この明細書で
は、同様に、分割受光部A〜Hの受光出力は同じ記号A
〜Hで表すものとする。
【0029】すなわち、分割受光部EおよびFの受光出
力は、互いに減算器11に供給されて減算され、これよ
り減算出力(E−F)が得られる。この減算出力(E−
F)は、ウォブリング成分を抽出するためのバンドパス
フィルタ12に供給されて、ウォブリング成分が抽出さ
れる。このバンドパスフィルタ12は、ウォブリングの
FM変調信号のキャリア周波数、例えば84kHzを中
心に、変調分を含む帯域(84kHz±変調分)のみを
通過周波数帯域とするもので、ウォブリング成分以外を
ノイズとして除去するためのものである。
力は、互いに減算器11に供給されて減算され、これよ
り減算出力(E−F)が得られる。この減算出力(E−
F)は、ウォブリング成分を抽出するためのバンドパス
フィルタ12に供給されて、ウォブリング成分が抽出さ
れる。このバンドパスフィルタ12は、ウォブリングの
FM変調信号のキャリア周波数、例えば84kHzを中
心に、変調分を含む帯域(84kHz±変調分)のみを
通過周波数帯域とするもので、ウォブリング成分以外を
ノイズとして除去するためのものである。
【0030】このバンドパスフィルタ12の出力は、バ
ッファアンプ13を通じて、エンベロープ検波器14に
供給されてエンベロープ検波され、これよりは、ウォブ
リング成分の大きさに応じたほぼ直流電圧Eefが得られ
る。
ッファアンプ13を通じて、エンベロープ検波器14に
供給されてエンベロープ検波され、これよりは、ウォブ
リング成分の大きさに応じたほぼ直流電圧Eefが得られ
る。
【0031】また、分割受光部GおよびHの受光出力
は、互いに減算器16に供給されて減算され、これより
減算出力(G−H)が得られる。この減算出力(G−
H)は、バンドパスフィルタ12と同特性のバンドパス
フィルタ17に供給されて、ウォブリング成分以外のノ
イズ成分が除去される。そして、このバンドパスフィル
タ17の出力は、バッファアンプ18を通じて、エンベ
ロープ検波器19に供給されてエンベロープ検波され、
これよりは、ウォブリング成分の大きさに応じたほぼ直
流電圧Eghが得られる。
は、互いに減算器16に供給されて減算され、これより
減算出力(G−H)が得られる。この減算出力(G−
H)は、バンドパスフィルタ12と同特性のバンドパス
フィルタ17に供給されて、ウォブリング成分以外のノ
イズ成分が除去される。そして、このバンドパスフィル
タ17の出力は、バッファアンプ18を通じて、エンベ
ロープ検波器19に供給されてエンベロープ検波され、
これよりは、ウォブリング成分の大きさに応じたほぼ直
流電圧Eghが得られる。
【0032】そして、エンベロープ検波器14および1
9の出力EefおよびEghは、この例の判定回路を構成す
る比較器15の一方および他方の入力端に供給されて、
両者の大小関係が判定される。
9の出力EefおよびEghは、この例の判定回路を構成す
る比較器15の一方および他方の入力端に供給されて、
両者の大小関係が判定される。
【0033】前述したように、理想的には、エンベロー
プ検波器14と19の一方にしか、ウォブリング成分に
よる直流電圧は発生しない。したがって、減算出力(E
−F)にウォブリング成分が含まれていたときには、比
較器15の出力は正になり、減算出力(G−H)にウォ
ブリング成分が含まれていたときには、比較器15の出
力は負になる。
プ検波器14と19の一方にしか、ウォブリング成分に
よる直流電圧は発生しない。したがって、減算出力(E
−F)にウォブリング成分が含まれていたときには、比
較器15の出力は正になり、減算出力(G−H)にウォ
ブリング成分が含まれていたときには、比較器15の出
力は負になる。
【0034】このため、比較器15の出力の正、負によ
り、減算出力(E−F)と、減算出力(G−H)のどち
らにウォブリング成分が含まれていたかが判定される。
そして、この判定結果により、現在のメインスポットM
Sは、トラックTa上にあるのか、トラックTb上にあ
るのかが判別できる。
り、減算出力(E−F)と、減算出力(G−H)のどち
らにウォブリング成分が含まれていたかが判定される。
そして、この判定結果により、現在のメインスポットM
Sは、トラックTa上にあるのか、トラックTb上にあ
るのかが判別できる。
【0035】しかしながら、上述の例は、3スポットを
用いるものであるため、フォトディテクタの構成が複雑
になり、また、光ピックアップが大型になると共に、コ
スト的にも高価なものとなってしまうという問題があ
る。
用いるものであるため、フォトディテクタの構成が複雑
になり、また、光ピックアップが大型になると共に、コ
スト的にも高価なものとなってしまうという問題があ
る。
【0036】これに対して1スポットを用いるトラック
判別方法が考えられる。この方法は、例えば、前記の例
のメインスポットMSのみを用いる場合を例にとって考
えると、分割受光部AとDとの出力にウォブリング成分
があるときには、スポットMSはトラックTa上を走査
しており、分割受光部BとCとの出力にウォブリング成
分が成分が含まれているときには、スポットMSはトラ
ックTb上を走査することを利用する。すなわち、受光
出力について、(A+D)−(B+C)のウォブリング
成分のみに着目すれば、トラック判別ができる。
判別方法が考えられる。この方法は、例えば、前記の例
のメインスポットMSのみを用いる場合を例にとって考
えると、分割受光部AとDとの出力にウォブリング成分
があるときには、スポットMSはトラックTa上を走査
しており、分割受光部BとCとの出力にウォブリング成
分が成分が含まれているときには、スポットMSはトラ
ックTb上を走査することを利用する。すなわち、受光
出力について、(A+D)−(B+C)のウォブリング
成分のみに着目すれば、トラック判別ができる。
【0037】この1スポットを用いる方法であれば、上
述のような3スポットを用いる場合の問題点を回避する
ことができる。しかしながら、1スポットのみを用いる
方法の場合、ディスク半径方向のディスクのスキュー
(傾き)があると、その影響を受けやすく、このため、
許容されるスキューが小さくなってしまい、システム構
成上の支障となってしまう。また、トラック判別の確実
性が小さいという問題もあった。
述のような3スポットを用いる場合の問題点を回避する
ことができる。しかしながら、1スポットのみを用いる
方法の場合、ディスク半径方向のディスクのスキュー
(傾き)があると、その影響を受けやすく、このため、
許容されるスキューが小さくなってしまい、システム構
成上の支障となってしまう。また、トラック判別の確実
性が小さいという問題もあった。
【0038】この発明は、以上の点にかんがみ、一つお
きのグルーブにのみアドレス情報が記録されており、当
該アドレス情報が記録されているグルーブを挟む2本の
トラックに対してアクセス可能な光ディスクを用いる場
合において、上述の問題点を回避しながら、安定かつ確
実にトラック判別ができる方法およびこの方法を用いる
装置を提供することを目的とする。
きのグルーブにのみアドレス情報が記録されており、当
該アドレス情報が記録されているグルーブを挟む2本の
トラックに対してアクセス可能な光ディスクを用いる場
合において、上述の問題点を回避しながら、安定かつ確
実にトラック判別ができる方法およびこの方法を用いる
装置を提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるトラック判別方法は、円盤状の光デ
ィスクに、同心円状またはスパイラル状のランドとグル
ーブとが、前記光ディスクの半径方向に交互に配置さ
れ、前記ランドがトラックとされると共に、前記グルー
ブの一つおきのものには、当該グルーブを挟む2つのト
ラックで共通して用いられる前記光ディスク上のアドレ
ス情報が記録されている場合において、現在走査トラッ
クが、前記2つのトラックのいずれであるかを判別する
トラック判別方法であって、前記光ディスク上で、2つ
の光スポットが、隣接した2つの前記トラックを走査す
るように光学系を構成し、前記2つの光スポットによる
前記光ディスクからの反射光をそれぞれ受光し、その受
光出力に含まれる前記アドレス情報を比較し、その比較
結果により、少なくとも前記2つのスポットの一方が、
前記2つのトラックのどちらを走査しているかを判別す
ることを特徴とする。
め、この発明によるトラック判別方法は、円盤状の光デ
ィスクに、同心円状またはスパイラル状のランドとグル
ーブとが、前記光ディスクの半径方向に交互に配置さ
れ、前記ランドがトラックとされると共に、前記グルー
ブの一つおきのものには、当該グルーブを挟む2つのト
ラックで共通して用いられる前記光ディスク上のアドレ
ス情報が記録されている場合において、現在走査トラッ
クが、前記2つのトラックのいずれであるかを判別する
トラック判別方法であって、前記光ディスク上で、2つ
の光スポットが、隣接した2つの前記トラックを走査す
るように光学系を構成し、前記2つの光スポットによる
前記光ディスクからの反射光をそれぞれ受光し、その受
光出力に含まれる前記アドレス情報を比較し、その比較
結果により、少なくとも前記2つのスポットの一方が、
前記2つのトラックのどちらを走査しているかを判別す
ることを特徴とする。
【0040】このような構成のこの発明によるトラック
判別方法において、光ディスク上の隣接する2トラック
を走査する2スポットが、アドレス情報が記録されてい
るグルーブを挟む2トラック上を走査するときには、当
該2スポットからの反射光に含まれるアドレス情報は一
致する。
判別方法において、光ディスク上の隣接する2トラック
を走査する2スポットが、アドレス情報が記録されてい
るグルーブを挟む2トラック上を走査するときには、当
該2スポットからの反射光に含まれるアドレス情報は一
致する。
【0041】一方、2スポットがアドレス情報が記録さ
れていないグルーブを挟む2トラック上を走査するとき
には、当該2スポットからの反射光に含まれるアドレス
情報は異なる。したがって、当該2スポットからの反射
光に含まれるアドレス情報が一致するか、異なるかによ
り、2スポットの前記2トラックに対する走査状態を判
別され、トラック判別が行われる。
れていないグルーブを挟む2トラック上を走査するとき
には、当該2スポットからの反射光に含まれるアドレス
情報は異なる。したがって、当該2スポットからの反射
光に含まれるアドレス情報が一致するか、異なるかによ
り、2スポットの前記2トラックに対する走査状態を判
別され、トラック判別が行われる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるトラック判
別方法および光ディスク装置の実施の形態について説明
する。
別方法および光ディスク装置の実施の形態について説明
する。
【0043】[光ディスク装置の全体のブロック図につ
いて]まず、この発明の実施の形態の光ディスク装置に
ついて説明する。この実施の形態の光ディスク装置は、
画像データなどのデジタルデータを記録し、再生する記
録再生装置である。図2は、この実施の形態の記録再生
装置の構成例を示すブロック図である。
いて]まず、この発明の実施の形態の光ディスク装置に
ついて説明する。この実施の形態の光ディスク装置は、
画像データなどのデジタルデータを記録し、再生する記
録再生装置である。図2は、この実施の形態の記録再生
装置の構成例を示すブロック図である。
【0044】図2に示すように、この実施の形態に用い
る光ディスクは、光磁気ディスクである。この例の光磁
気ディスク21は、直径64mmの小型ディスクであ
り、図示しないが、防塵及び傷付着防止のためカートリ
ッジ内に収納されて構成されている。そして、この光磁
気ディスク21は、図10および図11に示したものと
される。したがって、図10および図11を用いて説明
した光ディスクに関する説明事項は、この実施の形態に
おいても全く同様に有効である。
る光ディスクは、光磁気ディスクである。この例の光磁
気ディスク21は、直径64mmの小型ディスクであ
り、図示しないが、防塵及び傷付着防止のためカートリ
ッジ内に収納されて構成されている。そして、この光磁
気ディスク21は、図10および図11に示したものと
される。したがって、図10および図11を用いて説明
した光ディスクに関する説明事項は、この実施の形態に
おいても全く同様に有効である。
【0045】この光磁気ディスク21には、前述の図1
1に示したように、予め、2本のグルーブGRwおよび
GRoがダブルスパイラルとして形成されている。そし
て、2本のグルーブの一方のグルーブGRwは、絶対ア
ドレスデータにより、例えば84kHzのキャリアがF
M変調されたFM変調信号に応じてウォブリングされて
いる。すなわち、図10に示したように、光磁気ディス
ク21の半径方向の1本おきのグルーブGRwはウォブ
リングされ、絶対アドレス情報が記録されている。
1に示したように、予め、2本のグルーブGRwおよび
GRoがダブルスパイラルとして形成されている。そし
て、2本のグルーブの一方のグルーブGRwは、絶対ア
ドレスデータにより、例えば84kHzのキャリアがF
M変調されたFM変調信号に応じてウォブリングされて
いる。すなわち、図10に示したように、光磁気ディス
ク21の半径方向の1本おきのグルーブGRwはウォブ
リングされ、絶対アドレス情報が記録されている。
【0046】光磁気ディスク21は、スピンドルモータ
22により回転される。スピンドルモータ22の回転
は、サーボ回路23により制御され、光磁気ディスク2
1が線速度一定の状態で回転するように制御される。前
述したように、この線速度一定の制御は、光磁気ディス
ク21のグルーブGRwのウォブリング情報中に含まれ
るFMキャリアに基づいて行われる。
22により回転される。スピンドルモータ22の回転
は、サーボ回路23により制御され、光磁気ディスク2
1が線速度一定の状態で回転するように制御される。前
述したように、この線速度一定の制御は、光磁気ディス
ク21のグルーブGRwのウォブリング情報中に含まれ
るFMキャリアに基づいて行われる。
【0047】光磁気ディスク21のディスクカートリッ
ジにはシャッターが設けられており、ディスクカートリ
ッジがディスク装着トレイ上に載置されて、装置に装填
されると、シャッターが開かれる。そして、光磁気ディ
スク21のシャッター開口部の上部には記録用の磁界ヘ
ッド24が対向して配置される。また、光磁気ディスク
21のシャッター開口部の下部には光ピックアップを含
む光学系25が対向して配置される。
ジにはシャッターが設けられており、ディスクカートリ
ッジがディスク装着トレイ上に載置されて、装置に装填
されると、シャッターが開かれる。そして、光磁気ディ
スク21のシャッター開口部の上部には記録用の磁界ヘ
ッド24が対向して配置される。また、光磁気ディスク
21のシャッター開口部の下部には光ピックアップを含
む光学系25が対向して配置される。
【0048】光学系25は、例えば、レーザダイオード
等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光
ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学部品
およびフォトディテクタ等から構成されており、光ピッ
クアップと呼ばれる。この実施の形態の場合、光磁気デ
ィスク21に照射される光スポットは2つであり、フォ
トディテクタは、この2つの光スポットによる光磁気デ
ィスク21からの反射光を複数個の分割受光部で受光す
るものである。
等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光
ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学部品
およびフォトディテクタ等から構成されており、光ピッ
クアップと呼ばれる。この実施の形態の場合、光磁気デ
ィスク21に照射される光スポットは2つであり、フォ
トディテクタは、この2つの光スポットによる光磁気デ
ィスク21からの反射光を複数個の分割受光部で受光す
るものである。
【0049】図3は、この実施の形態の光学系の光源お
よびフォトディテクタ部分の例を示すもので、これは、
いわゆるレーザカップラー方式の光ピックアップの構成
である。
よびフォトディテクタ部分の例を示すもので、これは、
いわゆるレーザカップラー方式の光ピックアップの構成
である。
【0050】すなわち、この例の場合、光源は、2個の
半導体レーザチップ51、52からなる。そして、この
2個のレーザチップ51、52からの光ビームは、マイ
クロプリズム53に形成されたハーフミラー面54によ
り反射されて、光磁気ディスク21に入射するように導
かれる。
半導体レーザチップ51、52からなる。そして、この
2個のレーザチップ51、52からの光ビームは、マイ
クロプリズム53に形成されたハーフミラー面54によ
り反射されて、光磁気ディスク21に入射するように導
かれる。
【0051】そして、図4に示すように、光磁気ディス
ク21上において、2つの光スポットSP1およびSP
2が、互いに光磁気ディスク21の半径方向に1トラッ
クピッチ分だけ、ずれた位置に形成されるように構成す
る。この場合、光スポットSP1,SP2の大きさは、
トラックとしてのランドを中心として、ウォブリンググ
ルーブGRwとDCグルーブGRoの両方に跨がる程度
の大きさとなるようにされている。
ク21上において、2つの光スポットSP1およびSP
2が、互いに光磁気ディスク21の半径方向に1トラッ
クピッチ分だけ、ずれた位置に形成されるように構成す
る。この場合、光スポットSP1,SP2の大きさは、
トラックとしてのランドを中心として、ウォブリンググ
ルーブGRwとDCグルーブGRoの両方に跨がる程度
の大きさとなるようにされている。
【0052】そして、この場合、図4に示すように、一
方の光スポットがジャストトラッキング状態(正しくト
ラック上を走査する状態)のときには、他方の光スポッ
トもジャストトラッキング状態となる。このジャストト
ラッキング状態は、2つのスポットSP1,SP2と2
本のトラックTa,Tbとの関係から、2つの状態があ
る。
方の光スポットがジャストトラッキング状態(正しくト
ラック上を走査する状態)のときには、他方の光スポッ
トもジャストトラッキング状態となる。このジャストト
ラッキング状態は、2つのスポットSP1,SP2と2
本のトラックTa,Tbとの関係から、2つの状態があ
る。
【0053】すなわち、その一つの状態は、図4に示す
ように、2つの光スポットSP1およびSP2がウォブ
リンググルーブGRwを挟んでジャストトラッキングす
る状態で、このときには、光スポットSP1がトラック
Ta上を、光スポットSP2がトラックTb上を、それ
ぞれ走査する。また、もう一つの状態は、2つの光スポ
ットSP1およびSP2がDCグルーブGRoを挟んで
ジャストトラッキングする状態で、このときには、光ス
ポットSP1がトラックTb上を、光スポットSP2が
トラックTa上を、それぞれ走査する。
ように、2つの光スポットSP1およびSP2がウォブ
リンググルーブGRwを挟んでジャストトラッキングす
る状態で、このときには、光スポットSP1がトラック
Ta上を、光スポットSP2がトラックTb上を、それ
ぞれ走査する。また、もう一つの状態は、2つの光スポ
ットSP1およびSP2がDCグルーブGRoを挟んで
ジャストトラッキングする状態で、このときには、光ス
ポットSP1がトラックTb上を、光スポットSP2が
トラックTa上を、それぞれ走査する。
【0054】したがって、この実施の形態では、2つの
光スポットSP1,SP2のトラックTa,Tbに対す
る走査状態が、以上の2つのジャストトラッキング状態
のいずれであるかを判別(この実施の形態では、これを
トラック判別と呼ぶ)する必要がある。この実施の形態
では、このトラック判別を、2つの光スポットSP1,
SP2からの受光出力に含まれるウォブリング成分から
デコードされる絶対アドレス情報を用いて行う。このト
ラック判別については、後で詳述する。
光スポットSP1,SP2のトラックTa,Tbに対す
る走査状態が、以上の2つのジャストトラッキング状態
のいずれであるかを判別(この実施の形態では、これを
トラック判別と呼ぶ)する必要がある。この実施の形態
では、このトラック判別を、2つの光スポットSP1,
SP2からの受光出力に含まれるウォブリング成分から
デコードされる絶対アドレス情報を用いて行う。このト
ラック判別については、後で詳述する。
【0055】以上のように光磁気ディスク21上に形成
される光スポットSP1,SP2による反射光は、マイ
クロプリズム53のハーフミラー面54に戻り、これを
透過して、それぞれ複数個の分割受光部で構成されるフ
ォトディテクタ55および56で受光するように構成さ
れる。この場合、フォトディテクタ55は、6個の分割
受光部A,B,C,D,E,Fを有し、フォトディテク
タ56は、6個の分割受光部G,H,I,J,K,Lを
有する。
される光スポットSP1,SP2による反射光は、マイ
クロプリズム53のハーフミラー面54に戻り、これを
透過して、それぞれ複数個の分割受光部で構成されるフ
ォトディテクタ55および56で受光するように構成さ
れる。この場合、フォトディテクタ55は、6個の分割
受光部A,B,C,D,E,Fを有し、フォトディテク
タ56は、6個の分割受光部G,H,I,J,K,Lを
有する。
【0056】この場合、フォトディテクタ55の分割受
光部A,B,Cと、分割受光部D,E,Fとは、互いに
光スポットSP1の領域内のトラック方向に異なる領域
からの反射光を受光し、また、分割受光部A,B,Cの
それぞれ、および分割受光部D,E,Fのそれぞれは、
互いに光スポットSP1の領域内のディスク半径方向に
異なる領域からの反射光を受光するように構成されてい
る。
光部A,B,Cと、分割受光部D,E,Fとは、互いに
光スポットSP1の領域内のトラック方向に異なる領域
からの反射光を受光し、また、分割受光部A,B,Cの
それぞれ、および分割受光部D,E,Fのそれぞれは、
互いに光スポットSP1の領域内のディスク半径方向に
異なる領域からの反射光を受光するように構成されてい
る。
【0057】同様に、フォトディテクタ56の分割受光
部G,H,Iと、分割受光部J,K,Lとは、互いに光
スポットSP2の領域内のトラック方向に異なる領域か
らの反射光を受光し、また、分割受光部G,H,Iのそ
れぞれ、および分割受光部J,K,Lのそれぞれは、互
いに光スポットSP2の領域内のディスク半径方向に異
なる領域からの反射光を受光するように構成されてい
る。
部G,H,Iと、分割受光部J,K,Lとは、互いに光
スポットSP2の領域内のトラック方向に異なる領域か
らの反射光を受光し、また、分割受光部G,H,Iのそ
れぞれ、および分割受光部J,K,Lのそれぞれは、互
いに光スポットSP2の領域内のディスク半径方向に異
なる領域からの反射光を受光するように構成されてい
る。
【0058】また、磁界ヘッド24と光学系25とは、
共に同期して光磁気ディスク21の半径方向に沿って移
動できるように構成されている。このトラッキング制御
および前記フォーカス制御のためには、2軸アクチエー
タ(2軸デバイス)が用いられている。
共に同期して光磁気ディスク21の半径方向に沿って移
動できるように構成されている。このトラッキング制御
および前記フォーカス制御のためには、2軸アクチエー
タ(2軸デバイス)が用いられている。
【0059】光学系25のフォトディテクタ55の分割
受光部A〜Fから得られる受光出力およびフォトディテ
クタ56の分割受光部G〜Lから得られる受光出力は、
RF回路26に供給される。
受光部A〜Fから得られる受光出力およびフォトディテ
クタ56の分割受光部G〜Lから得られる受光出力は、
RF回路26に供給される。
【0060】そして、この例の場合には、RF回路26
は、2つの光スポットSP1とSP2の一方、この例で
は、光スポットSP1からの反射光を受光するフォトデ
ィテクタ55の受光出力を再生RF信号として復調部4
1に供給する。
は、2つの光スポットSP1とSP2の一方、この例で
は、光スポットSP1からの反射光を受光するフォトデ
ィテクタ55の受光出力を再生RF信号として復調部4
1に供給する。
【0061】なお、光スポットSP1がジャストトラッ
キング状態のときには、光スポットSP2もジャストト
ラッキング状態となるので、光スポットSP1により再
生するだけでなく、光スポットSP2により同時に別の
トラックからの再生を行うこともできる。
キング状態のときには、光スポットSP2もジャストト
ラッキング状態となるので、光スポットSP1により再
生するだけでなく、光スポットSP2により同時に別の
トラックからの再生を行うこともできる。
【0062】また、RF回路26は、トラッキングサー
ボ用のトラッキングエラー信号TEやフォーカスサーボ
用のフォーカスエラー信号FEを生成し、サーボ回路2
3に供給する。この例の場合には、トラッキングサーボ
やフォーカスサーボに関しては、上述の図3の構成から
分かるように、2つのレーザ光源51、52からのレー
ザビームに対する光学系は、一方のレーザビームに関す
る系を制御すれば、他方は、自動的に同様に制御される
関係となっている。そこで、このRF回路26において
は、後述するように、フォトディテクタ55とフォトデ
ィテクタ56の一方の受光出力、この例では、フォトデ
ィテクタ55の6個の分割受光部A〜Fからの受光出力
を用いて、トラッキングエラー信号TEおよびフォーカ
スエラー信号FEを生成し、サーボ回路23に供給す
る。
ボ用のトラッキングエラー信号TEやフォーカスサーボ
用のフォーカスエラー信号FEを生成し、サーボ回路2
3に供給する。この例の場合には、トラッキングサーボ
やフォーカスサーボに関しては、上述の図3の構成から
分かるように、2つのレーザ光源51、52からのレー
ザビームに対する光学系は、一方のレーザビームに関す
る系を制御すれば、他方は、自動的に同様に制御される
関係となっている。そこで、このRF回路26において
は、後述するように、フォトディテクタ55とフォトデ
ィテクタ56の一方の受光出力、この例では、フォトデ
ィテクタ55の6個の分割受光部A〜Fからの受光出力
を用いて、トラッキングエラー信号TEおよびフォーカ
スエラー信号FEを生成し、サーボ回路23に供給す
る。
【0063】もっとも、各ビームについてそれぞれ独立
にトラッキング制御およびフォーカス制御できるような
構成とされている場合には、両方のフォトディテクタ5
5および56の受光出力をそれぞれ独立に用いて、別個
に独立にトラッキング制御およびフォーカス制御を行う
ようにしてもよい。
にトラッキング制御およびフォーカス制御できるような
構成とされている場合には、両方のフォトディテクタ5
5および56の受光出力をそれぞれ独立に用いて、別個
に独立にトラッキング制御およびフォーカス制御を行う
ようにしてもよい。
【0064】この実施の形態の場合、トラッキングエラ
ー信号TEは、いわゆる1スポットのプッシュプル法に
より形成し、フォーカスエラー信号FEは、いわゆる非
点収差法により形成する。
ー信号TEは、いわゆる1スポットのプッシュプル法に
より形成し、フォーカスエラー信号FEは、いわゆる非
点収差法により形成する。
【0065】さらに、RF回路26は、受光出力A〜F
および受光出力G〜Lのそれぞれからウォブリング信号
を抽出し、それぞれアドレスデコード部27および28
に送る。アドレスデコード部27および28は、ウォブ
リング信号から絶対アドレス情報をデコードし、そのデ
コードアドレス情報ADR1およびADR2をシステム
コントロール部100に送る。
および受光出力G〜Lのそれぞれからウォブリング信号
を抽出し、それぞれアドレスデコード部27および28
に送る。アドレスデコード部27および28は、ウォブ
リング信号から絶対アドレス情報をデコードし、そのデ
コードアドレス情報ADR1およびADR2をシステム
コントロール部100に送る。
【0066】システムコントロール部100は、このア
ドレス情報を記録位置および再生位置管理に使用すると
ともに、後述するように、トラック判別にも用いる。
ドレス情報を記録位置および再生位置管理に使用すると
ともに、後述するように、トラック判別にも用いる。
【0067】サーボ回路23は、前記トラッキングエラ
ー信号TEに基づき光学系25のディスク半径方向の微
細位置を2軸アクチュエータをドライブして制御してト
ラッキング制御を行うと共に、フォーカスエラー信号F
Eに基づきレンズ位置などを2軸アクチュエータをドラ
イブして制御してフォーカス制御を行う。さらに、シス
テムコントロール部100からの走査位置指示信号に応
じて、光学系25を磁界ヘッド24と共に、図示しない
送りモータにより、光磁気ディスク21の半径方向に移
動制御して、光ピックアップおよび磁界ヘッド24の走
査位置制御を行う。
ー信号TEに基づき光学系25のディスク半径方向の微
細位置を2軸アクチュエータをドライブして制御してト
ラッキング制御を行うと共に、フォーカスエラー信号F
Eに基づきレンズ位置などを2軸アクチュエータをドラ
イブして制御してフォーカス制御を行う。さらに、シス
テムコントロール部100からの走査位置指示信号に応
じて、光学系25を磁界ヘッド24と共に、図示しない
送りモータにより、光磁気ディスク21の半径方向に移
動制御して、光ピックアップおよび磁界ヘッド24の走
査位置制御を行う。
【0068】この実施の形態の場合の、光磁気ディスク
21のフォーマットの例を挙げると、トラックピッチは
0.9μm、また、光学系25のレーザ光源からのレー
ザ光の波長は、650nmで、開口数NAは、0.52
とされている。そして、光磁気ディスク21は、線速=
2.05m/sで回転するように制御されて、ビット長
は、0.35μm/bitとされる。これにより、光磁
気ディスク21は、640Mバイトのユーザ記録容量を
備えるものとされる。
21のフォーマットの例を挙げると、トラックピッチは
0.9μm、また、光学系25のレーザ光源からのレー
ザ光の波長は、650nmで、開口数NAは、0.52
とされている。そして、光磁気ディスク21は、線速=
2.05m/sで回転するように制御されて、ビット長
は、0.35μm/bitとされる。これにより、光磁
気ディスク21は、640Mバイトのユーザ記録容量を
備えるものとされる。
【0069】システムコントロール部100は、マイク
ロコンピュータを搭載して構成されており、外部ブロッ
クとの通信を、図示しない通信インターフェースを介し
て行い、記録再生装置全体の動作を管理している。記録
時と再生時とでは、システムコントロール部100から
のモード切換信号により、各部がモード切り換えされる
ようにされている。
ロコンピュータを搭載して構成されており、外部ブロッ
クとの通信を、図示しない通信インターフェースを介し
て行い、記録再生装置全体の動作を管理している。記録
時と再生時とでは、システムコントロール部100から
のモード切換信号により、各部がモード切り換えされる
ようにされている。
【0070】まず、記録時について説明する。この例で
は光スポットSP1とSP2の一方、例えば光スポット
SP1が走査するトラックに対してデータの記録を行う
ようにする。
は光スポットSP1とSP2の一方、例えば光スポット
SP1が走査するトラックに対してデータの記録を行う
ようにする。
【0071】入力された記録すべきデータは、データ入
力部31を通じてID,EDCエンコード部32に供給
され、識別データIDのエンコードが行われると共に、
エラー検出コードを生成し付加するEDCエンコードが
行われる。このID,EDCエンコード部32からのデ
ータは、ECCエンコード部33に供給されて、セクタ
構造のデータとされると共に、エラー訂正エンコードが
行われる。この実施の形態では、セクタサイズは、例え
ば2Kバイトとされ、エラー訂正符号としては、積符号
などのブロック完結型の符号が用いられる。
力部31を通じてID,EDCエンコード部32に供給
され、識別データIDのエンコードが行われると共に、
エラー検出コードを生成し付加するEDCエンコードが
行われる。このID,EDCエンコード部32からのデ
ータは、ECCエンコード部33に供給されて、セクタ
構造のデータとされると共に、エラー訂正エンコードが
行われる。この実施の形態では、セクタサイズは、例え
ば2Kバイトとされ、エラー訂正符号としては、積符号
などのブロック完結型の符号が用いられる。
【0072】ECCエンコード部33からのECCエン
コードされたデータは、バッファメモリ34に一度蓄え
られる。そして、システムコントロール部100の制御
に応じて変調部35に転送される。
コードされたデータは、バッファメモリ34に一度蓄え
られる。そして、システムコントロール部100の制御
に応じて変調部35に転送される。
【0073】なお、この場合、例えば16セクタ分から
なる32Kバイトが書き換えデータ単位とされ、この書
き換えデータ単位のデータを間欠的に光ディスク21に
記録し、また、再生することができるようにされてい
る。
なる32Kバイトが書き換えデータ単位とされ、この書
き換えデータ単位のデータを間欠的に光ディスク21に
記録し、また、再生することができるようにされてい
る。
【0074】変調部35では、記録に適した変調処理を
施す。一例として、変調方式は、RLL(1,7)が用
いられる。そして、この変調部35からの記録データが
磁界変調ドライバ36を通じて磁界ヘッド24に供給さ
れる。これにより、記録データで変調された磁界が光磁
気ディスク21に印加される。また、このとき、光学系
25の光ピックアップからのレーザービームが光磁気デ
ィスク21に光スポットSP1およびSP2として照射
される。しかし、前述したように、この例では、一方の
スポットSP1の走査トラックにデータの記録がなされ
る。
施す。一例として、変調方式は、RLL(1,7)が用
いられる。そして、この変調部35からの記録データが
磁界変調ドライバ36を通じて磁界ヘッド24に供給さ
れる。これにより、記録データで変調された磁界が光磁
気ディスク21に印加される。また、このとき、光学系
25の光ピックアップからのレーザービームが光磁気デ
ィスク21に光スポットSP1およびSP2として照射
される。しかし、前述したように、この例では、一方の
スポットSP1の走査トラックにデータの記録がなされ
る。
【0075】光学系25は、この記録時は、記録トラッ
クには、再生時より大きな一定のパワーのレーザ光を照
射する。この光照射と、磁界ヘッド24による変調磁界
とにより、光磁気ディスク21には、カー(Kerr)
効果を利用した光磁気記録によってデータが記録され
る。
クには、再生時より大きな一定のパワーのレーザ光を照
射する。この光照射と、磁界ヘッド24による変調磁界
とにより、光磁気ディスク21には、カー(Kerr)
効果を利用した光磁気記録によってデータが記録され
る。
【0076】この記録時において、光学系25からの2
つのフォトディテクタからの受光出力のウォブリング成
分がRF回路26を介してアドレスデコード部27およ
び28に供給されて、グルーブGRwに記録されている
絶対アドレスデータが抽出され、デコードされ、システ
ムコントロール部100に供給される。そして、システ
ムコントロール部100において、上述のトラック判別
が行われ、その判別結果と、絶対アドレスデータとが、
記録位置の認識及び位置制御のために使用される。
つのフォトディテクタからの受光出力のウォブリング成
分がRF回路26を介してアドレスデコード部27およ
び28に供給されて、グルーブGRwに記録されている
絶対アドレスデータが抽出され、デコードされ、システ
ムコントロール部100に供給される。そして、システ
ムコントロール部100において、上述のトラック判別
が行われ、その判別結果と、絶対アドレスデータとが、
記録位置の認識及び位置制御のために使用される。
【0077】また、RF回路26からのトラッキングエ
ラー信号TEおよびフォーカスエラー信号FEがサーボ
回路23に供給され、光磁気ディスク21上での光スポ
ットSP1,SP2についてのトラッキング制御および
フォーカス制御が行われる。さらに、アドレスデコード
部27で得られるウォブリングのキャリアがサーボ回路
23に供給され、スピンドルモータ22の線速度一定制
御がなされる。
ラー信号TEおよびフォーカスエラー信号FEがサーボ
回路23に供給され、光磁気ディスク21上での光スポ
ットSP1,SP2についてのトラッキング制御および
フォーカス制御が行われる。さらに、アドレスデコード
部27で得られるウォブリングのキャリアがサーボ回路
23に供給され、スピンドルモータ22の線速度一定制
御がなされる。
【0078】次に、再生時について説明する。光学系2
5は、再生目的のトラックに光スポットSP1を照射
し、隣接トラックに光スポットSP2を照射すると共
に、その反射光を検出する。光学系25の出力は、RF
回路26に供給される。RF回路26では、前述したよ
うに、非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、ま
た、プッシュプル法によりトラッキングエラーを検出す
ると共に、目的トラックからの反射光の偏光角(カー回
転角)の違いを検出して、再生RF信号を出力する。前
述したように、この例では、光スポットSP1が走査す
るトラックが再生トラックとされる。
5は、再生目的のトラックに光スポットSP1を照射
し、隣接トラックに光スポットSP2を照射すると共
に、その反射光を検出する。光学系25の出力は、RF
回路26に供給される。RF回路26では、前述したよ
うに、非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、ま
た、プッシュプル法によりトラッキングエラーを検出す
ると共に、目的トラックからの反射光の偏光角(カー回
転角)の違いを検出して、再生RF信号を出力する。前
述したように、この例では、光スポットSP1が走査す
るトラックが再生トラックとされる。
【0079】RF回路26は、生成したフォーカスエラ
ー信号FEやトラッキングエラー信号TEをサーボ回路
23に供給すると共に、再生RF信号を復調部41に供
給する。また、この再生時には、記録時と同様にして、
アドレスデコード部27からのウォブリングキャリアに
基づいて、サーボ回路23により、スピンドルモータ2
2が記録時と同じ線速度一定の回転速度制御される。
ー信号FEやトラッキングエラー信号TEをサーボ回路
23に供給すると共に、再生RF信号を復調部41に供
給する。また、この再生時には、記録時と同様にして、
アドレスデコード部27からのウォブリングキャリアに
基づいて、サーボ回路23により、スピンドルモータ2
2が記録時と同じ線速度一定の回転速度制御される。
【0080】また、RF回路26で2つの光スポットS
P1,SP2からの反射光から抽出されたウォブリング
成分は、それぞれアドレスデコーダ27および28に供
給され、このアドレスデコーダ27および28におい
て、グルーブGRwからの絶対アドレスデータが抽出さ
れて、デコードされ、システムコントロール部100に
供給される。そして、システムコントロール部100に
おいて、上述のトラック判別が行われ、その判別結果
と、絶対アドレスデータとが、再生位置の認識およびサ
ーボ回路23による光学系25のディスク半径方向の再
生位置制御のために使用される。また、システム制御回
路100は、再生データ中から抽出されるセクタ単位の
アドレス情報も、光学系25が走査している記録トラッ
ク上の位置を管理するために用いることができる。
P1,SP2からの反射光から抽出されたウォブリング
成分は、それぞれアドレスデコーダ27および28に供
給され、このアドレスデコーダ27および28におい
て、グルーブGRwからの絶対アドレスデータが抽出さ
れて、デコードされ、システムコントロール部100に
供給される。そして、システムコントロール部100に
おいて、上述のトラック判別が行われ、その判別結果
と、絶対アドレスデータとが、再生位置の認識およびサ
ーボ回路23による光学系25のディスク半径方向の再
生位置制御のために使用される。また、システム制御回
路100は、再生データ中から抽出されるセクタ単位の
アドレス情報も、光学系25が走査している記録トラッ
ク上の位置を管理するために用いることができる。
【0081】復調部41は、再生RF信号を2値化し
て、バッファメモリ42に一時記憶すると共に、IDデ
コード部43に供給して識別データIDをデコードし、
デコードしたデータIDをバッファメモリ42に蓄え
る。そして、システムコントロール部100の制御に応
じてバッファメモリ42からデータが読み出される。
て、バッファメモリ42に一時記憶すると共に、IDデ
コード部43に供給して識別データIDをデコードし、
デコードしたデータIDをバッファメモリ42に蓄え
る。そして、システムコントロール部100の制御に応
じてバッファメモリ42からデータが読み出される。
【0082】バッファメモリ42から読み出されたデー
タは、EDCデコード部44に供給されて、エラー検出
デコードが行われ、エラーが検出されたデータについて
は、エラーフラグが付加されて、ECCデコード部45
に供給される。このECCデコード部45では、エラー
フラグが付加されたエラーデータのうち、訂正可能なエ
ラーが訂正され、データ出力部46に出力される。デー
タ出力部46は、この記録再生装置が接続されるデータ
処理部にデータを出力する。
タは、EDCデコード部44に供給されて、エラー検出
デコードが行われ、エラーが検出されたデータについて
は、エラーフラグが付加されて、ECCデコード部45
に供給される。このECCデコード部45では、エラー
フラグが付加されたエラーデータのうち、訂正可能なエ
ラーが訂正され、データ出力部46に出力される。デー
タ出力部46は、この記録再生装置が接続されるデータ
処理部にデータを出力する。
【0083】[RF回路26について]この実施の形態
においては、RF回路26は、機能的には図1に示すよ
うな構成を有する。すなわち、図1に示すように、この
実施の形態のRF回路26は、データ抽出部261と、
トラッキングエラー検出部262と、フォーカスエラー
検出部263と、ウォブリング信号抽出部264および
265とを備える。
においては、RF回路26は、機能的には図1に示すよ
うな構成を有する。すなわち、図1に示すように、この
実施の形態のRF回路26は、データ抽出部261と、
トラッキングエラー検出部262と、フォーカスエラー
検出部263と、ウォブリング信号抽出部264および
265とを備える。
【0084】そして、データ抽出部261は、光学系2
5の2個のフォトディテクタのうちの一方、この例で
は、フォトディテクタ55の6個の分割受光部のすべて
の受光出力A〜Fの和(前述したように、説明の便宜
上、分割受光部A〜Fからの受光出力のそれぞれも受光
出力A〜Fと記載することとする)から再生RF信号を
生成し、復調部41に供給する。
5の2個のフォトディテクタのうちの一方、この例で
は、フォトディテクタ55の6個の分割受光部のすべて
の受光出力A〜Fの和(前述したように、説明の便宜
上、分割受光部A〜Fからの受光出力のそれぞれも受光
出力A〜Fと記載することとする)から再生RF信号を
生成し、復調部41に供給する。
【0085】トラッキングエラー検出部262は、前述
したように、この実施の形態では、光スポットSP1に
よる光磁気ディスク21からの反射光を受光するフォト
ディテクタ55の6個の分割受光部からの受光出力A〜
Fを用いて、プッシュプル法によりトラッキングエラー
信号TEを生成する。
したように、この実施の形態では、光スポットSP1に
よる光磁気ディスク21からの反射光を受光するフォト
ディテクタ55の6個の分割受光部からの受光出力A〜
Fを用いて、プッシュプル法によりトラッキングエラー
信号TEを生成する。
【0086】例えば、この実施の形態では、 TE=(A−C)+(D−F) なる演算結果の信号としてトラッキングエラー信号TE
が生成される。
が生成される。
【0087】また、フォーカスエラー検出部263は、
この実施の形態では、6個の受光出力A〜Fを用いて、
非点収差法によりフォーカスエラー信号FEを生成す
る。例えば、この実施の形態では、 FE=(A+C−B)−(D+F−E) なる演算結果の信号として、フォーカスエラー信号FE
が生成される。
この実施の形態では、6個の受光出力A〜Fを用いて、
非点収差法によりフォーカスエラー信号FEを生成す
る。例えば、この実施の形態では、 FE=(A+C−B)−(D+F−E) なる演算結果の信号として、フォーカスエラー信号FE
が生成される。
【0088】ウォブリング信号抽出部264は、光スポ
ットSP1による光磁気ディスク21からの反射光の受
光出力A〜Fの和からウォブリング信号成分を抽出し、
アドレスデコード部27に供給する。また、ウォブリン
グ信号抽出部265は、光スポットSP2による光磁気
ディスク21からの反射光の受光出力G〜Lの和からウ
ォブリング信号成分を抽出し、アドレスデコード部28
に供給する。このウォブリング信号抽出部262および
263は、ウォブリングのFM変調信号のキャリア周波
数、例えば84kHzを中心に、変調分を含む帯域(8
4kHz±変調分)のみを通過周波数帯域とするバンド
パスフィルタにより構成される。
ットSP1による光磁気ディスク21からの反射光の受
光出力A〜Fの和からウォブリング信号成分を抽出し、
アドレスデコード部27に供給する。また、ウォブリン
グ信号抽出部265は、光スポットSP2による光磁気
ディスク21からの反射光の受光出力G〜Lの和からウ
ォブリング信号成分を抽出し、アドレスデコード部28
に供給する。このウォブリング信号抽出部262および
263は、ウォブリングのFM変調信号のキャリア周波
数、例えば84kHzを中心に、変調分を含む帯域(8
4kHz±変調分)のみを通過周波数帯域とするバンド
パスフィルタにより構成される。
【0089】そして、アドレスデコード部27および2
8では、FM復調を行い、絶対アドレス情報をデコード
し、そのデコード出力信号ADR1およびADR2をシ
ステムコントロール部100に供給する。なお、前述も
したように、アドレスデコード部27は、このウォブリ
ング成分のFM復調の際に得られるキャリアを、スピン
ドルモータの線速度一定サーボ用としてサーボ回路23
に供給する。
8では、FM復調を行い、絶対アドレス情報をデコード
し、そのデコード出力信号ADR1およびADR2をシ
ステムコントロール部100に供給する。なお、前述も
したように、アドレスデコード部27は、このウォブリ
ング成分のFM復調の際に得られるキャリアを、スピン
ドルモータの線速度一定サーボ用としてサーボ回路23
に供給する。
【0090】システムコントロール部100では、この
2つのデコード出力信号ADR1およびADR2を用い
て前述のトラック判別を行う。
2つのデコード出力信号ADR1およびADR2を用い
て前述のトラック判別を行う。
【0091】[トラック判別について]前述したよう
に、この実施の形態のトラック判別においては、2つの
光スポットSP1およびSP2がウォブリンググルーブ
GRwを挟んでジャストトラッキングする状態であっ
て、光スポットSP1がトラックTa上を、光スポット
SP2がトラックTb上を、それぞれ走査する状態(以
下、第1の状態という)であるのか、2つの光スポット
SP1およびSP2がDCグルーブGRoを挟んでジャ
ストトラッキングする状態であって、光スポットSP1
がトラックTb上を、光スポットSP2がトラックTa
上を、それぞれ走査する状態(第2の状態という)であ
るのかを判別する。
に、この実施の形態のトラック判別においては、2つの
光スポットSP1およびSP2がウォブリンググルーブ
GRwを挟んでジャストトラッキングする状態であっ
て、光スポットSP1がトラックTa上を、光スポット
SP2がトラックTb上を、それぞれ走査する状態(以
下、第1の状態という)であるのか、2つの光スポット
SP1およびSP2がDCグルーブGRoを挟んでジャ
ストトラッキングする状態であって、光スポットSP1
がトラックTb上を、光スポットSP2がトラックTa
上を、それぞれ走査する状態(第2の状態という)であ
るのかを判別する。
【0092】第1の状態では、光スポットSP1がトラ
ックTa上を走査し、第2の状態では、光スポットSP
1がトラックTb上を走査するから、このトラック判別
は光スポットSP1に関しては、トラックTaと、トラ
ックTbのいずれを走査しているかの判別となる。
ックTa上を走査し、第2の状態では、光スポットSP
1がトラックTb上を走査するから、このトラック判別
は光スポットSP1に関しては、トラックTaと、トラ
ックTbのいずれを走査しているかの判別となる。
【0093】前記第1の状態では、図4からも明らかな
ように、2つの光スポットSP1およびSP2の走査領
域内には、ウォブリンググルーブGRwは1本のみしか
ない。このため、光スポットSP1からの反射光の受光
出力A〜Fに含まれるウォブリング成分からデコードさ
れたアドレス情報ADR1と、光スポットSP2からの
反射光の受光出力G〜Lに含まれるウォブリング成分か
らデコードされたアドレス情報ADR2とは同じものと
なる。
ように、2つの光スポットSP1およびSP2の走査領
域内には、ウォブリンググルーブGRwは1本のみしか
ない。このため、光スポットSP1からの反射光の受光
出力A〜Fに含まれるウォブリング成分からデコードさ
れたアドレス情報ADR1と、光スポットSP2からの
反射光の受光出力G〜Lに含まれるウォブリング成分か
らデコードされたアドレス情報ADR2とは同じものと
なる。
【0094】一方、前記第2の状態では、光スポットS
P1と光スポットSP2とは、それぞれ異なるウォブリ
ンググルーブGRw上を含んで走査する。このため、光
スポットSP1からの反射光の受光出力A〜Fに含まれ
るウォブリング成分からデコードされたアドレス情報A
DR1と、光スポットSP2からの反射光の受光出力G
〜Lに含まれるウォブリング成分からデコードされたア
ドレス情報ADR2とは異なるものとなる。
P1と光スポットSP2とは、それぞれ異なるウォブリ
ンググルーブGRw上を含んで走査する。このため、光
スポットSP1からの反射光の受光出力A〜Fに含まれ
るウォブリング成分からデコードされたアドレス情報A
DR1と、光スポットSP2からの反射光の受光出力G
〜Lに含まれるウォブリング成分からデコードされたア
ドレス情報ADR2とは異なるものとなる。
【0095】したがって、アドレスデコード部27およ
び28のデコード出力信号であるアドレス情報ADR1
と、アドレス情報ADR2とを比較することで、2つの
スポットSP1とSP2の、トラックTaとTbとに対
する走査状態が、前記第1の状態であるのか、第2の状
態であるのかを判別することができる。
び28のデコード出力信号であるアドレス情報ADR1
と、アドレス情報ADR2とを比較することで、2つの
スポットSP1とSP2の、トラックTaとTbとに対
する走査状態が、前記第1の状態であるのか、第2の状
態であるのかを判別することができる。
【0096】この判別処理は、システムコントロール部
100を構成するマイクロコンピュータのソフトウエア
で行われる。図5は、このトラック判別処理のルーチン
を示すフローチャートである。
100を構成するマイクロコンピュータのソフトウエア
で行われる。図5は、このトラック判別処理のルーチン
を示すフローチャートである。
【0097】すなわち、ステップS101において、ア
ドレスデコード部27からのデコードされたアドレス情
報ADR1と、アドレスデコード部28からのデコード
されたアドレス情報ADR2との比較を行う。
ドレスデコード部27からのデコードされたアドレス情
報ADR1と、アドレスデコード部28からのデコード
されたアドレス情報ADR2との比較を行う。
【0098】ステップS101での比較の結果、両者が
同じであると判別されたときには、ステップS102に
進み、光スポットSP1はトラックTa上にあり、光ス
ポットSP2はトラックTb上にあると判別する。ま
た、ステップS101での比較の結果、両者が異なると
判別されたときには、ステップS103に進み、光スポ
ットSP1はトラックTb上にあり、光スポットSP2
はトラックTa上にあると判別する。
同じであると判別されたときには、ステップS102に
進み、光スポットSP1はトラックTa上にあり、光ス
ポットSP2はトラックTb上にあると判別する。ま
た、ステップS101での比較の結果、両者が異なると
判別されたときには、ステップS103に進み、光スポ
ットSP1はトラックTb上にあり、光スポットSP2
はトラックTa上にあると判別する。
【0099】こうして、システムコントロール部100
は、光スポットSP1およびSP2の走査トラック状態
を判別する。この実施の形態では、光スポットSP1を
記録再生用としたので、以上の判別結果から、光スポッ
トSP1による現在走査トラックが、トラックTaであ
るか、トラックTbであるのかを判別することができ、
これに基づいて、システムコントロール部100は、記
録位置または再生位置制御を行う。
は、光スポットSP1およびSP2の走査トラック状態
を判別する。この実施の形態では、光スポットSP1を
記録再生用としたので、以上の判別結果から、光スポッ
トSP1による現在走査トラックが、トラックTaであ
るか、トラックTbであるのかを判別することができ、
これに基づいて、システムコントロール部100は、記
録位置または再生位置制御を行う。
【0100】[他の実施の形態]上述の実施の形態の場
合には、光学系25において、光源およびフォトディテ
クタが、いわゆるレーザカップラー方式の光ピックアッ
プの構成とされたが、以下に説明する実施の形態におい
ては、光源およびフォトディテクタを共焦点型のレーザ
カップラー方式を用いる。
合には、光学系25において、光源およびフォトディテ
クタが、いわゆるレーザカップラー方式の光ピックアッ
プの構成とされたが、以下に説明する実施の形態におい
ては、光源およびフォトディテクタを共焦点型のレーザ
カップラー方式を用いる。
【0101】図6は、この共焦点型のレーザカップラー
方式の光ピックアップとして構成された光源部およびフ
ォトディテクタの部分を示すものである。この共焦点型
のレーザカップラー方式においては、光源、ミラー部、
フォトディテクタは、半導体プロセスにより生成され
て、一つの半導体チップとして形成されるものである。
方式の光ピックアップとして構成された光源部およびフ
ォトディテクタの部分を示すものである。この共焦点型
のレーザカップラー方式においては、光源、ミラー部、
フォトディテクタは、半導体プロセスにより生成され
て、一つの半導体チップとして形成されるものである。
【0102】すなわち、図6に示すように、2個の半導
体レーザ部61および62と、それぞれの対応する分割
受光部A〜DおよびE〜Hが半導体プロセスにより生成
されると共に、ミラー面63も半導体プロセスにより生
成される。この場合、レーザ部61と分割受光部C,D
との間の距離、また、レーザ部62と分割受光部G,H
の間の距離は、例えば数μmと非常に近接して設けら
れ、光源および受光部が、共に焦点位置になるように構
成される。
体レーザ部61および62と、それぞれの対応する分割
受光部A〜DおよびE〜Hが半導体プロセスにより生成
されると共に、ミラー面63も半導体プロセスにより生
成される。この場合、レーザ部61と分割受光部C,D
との間の距離、また、レーザ部62と分割受光部G,H
の間の距離は、例えば数μmと非常に近接して設けら
れ、光源および受光部が、共に焦点位置になるように構
成される。
【0103】レーザ部61からのレーザ光は、ミラー面
63で反射されて光磁気ディスク21にスポットSP1
として照射されて、その反射光が分割受光部A〜Dで受
光される。また、レーザ部62からのレーザ光は、ミラ
ー面63で反射されて光磁気ディスク21にスポットS
P2として照射されて、その反射光が分割受光部E〜H
で受光される。
63で反射されて光磁気ディスク21にスポットSP1
として照射されて、その反射光が分割受光部A〜Dで受
光される。また、レーザ部62からのレーザ光は、ミラ
ー面63で反射されて光磁気ディスク21にスポットS
P2として照射されて、その反射光が分割受光部E〜H
で受光される。
【0104】この場合、分割受光部A〜Dおよびレーザ
部61、また、分割受光部E〜Hおよびレーザ部62が
共に焦点位置に設けられることにより、光磁気ディスク
21でのスポット領域形状がそのまま分割受光部A〜
D、E〜Hに投影されて、各領域から対応する分割受光
部A〜D、E〜Hに良好な分離度を持って入射するよう
になる。したがって、このような共焦点型のレーザカッ
プラーの構成とすることにより、上述したトラック判別
は、より確実かつ安定になされるものである。
部61、また、分割受光部E〜Hおよびレーザ部62が
共に焦点位置に設けられることにより、光磁気ディスク
21でのスポット領域形状がそのまま分割受光部A〜
D、E〜Hに投影されて、各領域から対応する分割受光
部A〜D、E〜Hに良好な分離度を持って入射するよう
になる。したがって、このような共焦点型のレーザカッ
プラーの構成とすることにより、上述したトラック判別
は、より確実かつ安定になされるものである。
【0105】この場合には、ウォブリング信号抽出部2
64は、受光出力A〜Dの和からウォブリング周波数成
分のみを抽出し、また、ウォブリング信号抽出部265
は、受光出力E〜Hの和からウォブリング周波数成分の
みを抽出する。そして、それらのウォブリング成分につ
いて、アドレスデコード部27および28でデコードし
アドレス情報ADR1およびADR2を得る。
64は、受光出力A〜Dの和からウォブリング周波数成
分のみを抽出し、また、ウォブリング信号抽出部265
は、受光出力E〜Hの和からウォブリング周波数成分の
みを抽出する。そして、それらのウォブリング成分につ
いて、アドレスデコード部27および28でデコードし
アドレス情報ADR1およびADR2を得る。
【0106】この場合にも、前述の実施の形態と同様
に、トラッキングエラー信号は、いわゆるプッシュプル
法により得、また、フォーカスエラー信号は非点収差法
を用いて得ることができる。
に、トラッキングエラー信号は、いわゆるプッシュプル
法により得、また、フォーカスエラー信号は非点収差法
を用いて得ることができる。
【0107】以上の実施の形態は、2つの光スポットS
P1およびSP2のみを用いて、データ信号再生、トラ
ッキングエラー生成、フォーカスエラー生成を行うよう
にしたが、さらに別の光スポットを光磁気ディスク21
に照射するようにして、トラッキングエラーやフォーカ
スエラーの生成を行うようにすることもできる。
P1およびSP2のみを用いて、データ信号再生、トラ
ッキングエラー生成、フォーカスエラー生成を行うよう
にしたが、さらに別の光スポットを光磁気ディスク21
に照射するようにして、トラッキングエラーやフォーカ
スエラーの生成を行うようにすることもできる。
【0108】図7は、光スポットSP1、SP2に加え
て光スポットSP3を用いるようにする場合で、光スポ
ットSP3のディスク半径方向の位置は、光スポットS
P1とSP2との中間であって、両者から、1/2トラ
ックピッチ分ずれた位置とされる。
て光スポットSP3を用いるようにする場合で、光スポ
ットSP3のディスク半径方向の位置は、光スポットS
P1とSP2との中間であって、両者から、1/2トラ
ックピッチ分ずれた位置とされる。
【0109】この場合、トラック判別は、光スポットS
P1と、光スポットSP2からの反射光に含まれるウォ
ブリング成分からデコードされた絶対アドレス情報を用
いて行うのは前述の実施の形態と同様である。しかし、
トラッキングエラー信号TEの生成は、光スポットSP
3をも用いて行うようにする点が前述の実施の形態とは
異なる。
P1と、光スポットSP2からの反射光に含まれるウォ
ブリング成分からデコードされた絶対アドレス情報を用
いて行うのは前述の実施の形態と同様である。しかし、
トラッキングエラー信号TEの生成は、光スポットSP
3をも用いて行うようにする点が前述の実施の形態とは
異なる。
【0110】すなわち、一つのスポットSPからの反射
光を受光する分割受光部の、ディスク半径方向に異なる
領域からの反射光を受光する分割受光部間の差分をと
る、いわゆるプッシュプル演算をPuPl(SP)と表
したとき、この図7の場合のトラッキングエラー信号T
Eは、 TE=PuPl(SP1)+α・PuPl(SP3) あるいは、 TE=PuPl(SP1)+PuPl(SP3)+β・
PuPl(SP2) として得るようにする。ここで、αおよびβは、所定の
係数である。このトラッキングエラー信号TEは、いわ
ゆる3スポットを用いた差動プッシュプル法が適用され
たものとなる。
光を受光する分割受光部の、ディスク半径方向に異なる
領域からの反射光を受光する分割受光部間の差分をと
る、いわゆるプッシュプル演算をPuPl(SP)と表
したとき、この図7の場合のトラッキングエラー信号T
Eは、 TE=PuPl(SP1)+α・PuPl(SP3) あるいは、 TE=PuPl(SP1)+PuPl(SP3)+β・
PuPl(SP2) として得るようにする。ここで、αおよびβは、所定の
係数である。このトラッキングエラー信号TEは、いわ
ゆる3スポットを用いた差動プッシュプル法が適用され
たものとなる。
【0111】なお、光ディスクは、上述のような光磁気
ディスクに限られるものではなく、また、再生専用の光
ディスクであってもこの発明は適用可能である。
ディスクに限られるものではなく、また、再生専用の光
ディスクであってもこの発明は適用可能である。
【0112】また、光ディスク装置は、上述のような記
録再生装置ではなく、例えば光ディスクを記録媒体とす
るカメラシステムの場合にも、この発明は適用できるこ
とは言うまでもない。
録再生装置ではなく、例えば光ディスクを記録媒体とす
るカメラシステムの場合にも、この発明は適用できるこ
とは言うまでもない。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光ディスクに、その半径方向の1本おきのグルーブ
にアドレス情報が記録されている場合に、2つの光スポ
ットを用いると共に、その反射光の受光出力に含まれる
アドレス情報を比較することで、グルーブを挟む2本の
トラックに対する2つの光スポットの走査状態を確実に
判別することができる。
ば、光ディスクに、その半径方向の1本おきのグルーブ
にアドレス情報が記録されている場合に、2つの光スポ
ットを用いると共に、その反射光の受光出力に含まれる
アドレス情報を比較することで、グルーブを挟む2本の
トラックに対する2つの光スポットの走査状態を確実に
判別することができる。
【図1】この発明の一実施の形態の要部の構成例を示す
図である。
図である。
【図2】この発明による光ディスク装置の一実施の形態
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】この発明の一実施の形態で用いる光学系の一例
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図4】この発明の一実施の形態におけるディスク上の
光スポットの状態を説明するための図である。
光スポットの状態を説明するための図である。
【図5】この発明の一実施の形態の要部の処理動作を説
明するためのフローチャートである。
明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の他の実施の形態で用いる光学系の一
例を説明するための図である。
例を説明するための図である。
【図7】この発明の他の実施の形態におけるトラッキン
グエラー検出部の構成例を示す図である。
グエラー検出部の構成例を示す図である。
【図8】光ディスク上のランドおよびグルーブを説明す
るための図である。
るための図である。
【図9】従来の光ディスクのアドレス情報の記録再生を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図10】この発明の対象となる光ディスクにおけるア
ドレス情報の記録再生を説明するための図である。
ドレス情報の記録再生を説明するための図である。
【図11】この発明の対象となる光ディスクにおけるア
ドレス情報の記録再生を説明するための図である。
ドレス情報の記録再生を説明するための図である。
【図12】この発明の対象となる光ディスクにおいて考
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
【図13】この発明の対象となる光ディスクにおいて考
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
【図14】この発明の対象となる光ディスクにおいて考
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
21…光磁気ディスク、25…光学系、55、56…フ
ォトディテクタ、26…RF回路、261…データ抽出
部、262…トラッキングエラー検出部、263…フォ
ーカスエラー検出部、264、265…ウォブリング信
号抽出部、Ta,Tb…トラック、GRw…ウォブリン
ググルーブ、GRo…DCグルーブ、A〜F…分割受光
部またはその受光出力、G〜L…分割受光部またはその
受光出力、SP1,SP2,SP3…ビームスポット、
MS…メインスポット、SS1,SS2…サイドスポッ
ト
ォトディテクタ、26…RF回路、261…データ抽出
部、262…トラッキングエラー検出部、263…フォ
ーカスエラー検出部、264、265…ウォブリング信
号抽出部、Ta,Tb…トラック、GRw…ウォブリン
ググルーブ、GRo…DCグルーブ、A〜F…分割受光
部またはその受光出力、G〜L…分割受光部またはその
受光出力、SP1,SP2,SP3…ビームスポット、
MS…メインスポット、SS1,SS2…サイドスポッ
ト
Claims (10)
- 【請求項1】円盤状の光ディスクに、同心円状またはス
パイラル状のランドとグルーブとが、前記光ディスクの
半径方向に交互に配置され、前記ランドがトラックとさ
れると共に、前記グルーブの一つおきのものには、当該
グルーブを挟む2つのトラックで共通して用いられる前
記光ディスク上のアドレス情報が記録されている場合に
おいて、光スポットが前記2つのトラックのいずれを走
査しているかを判別するトラック判別方法であって、 前記光ディスク上で、2つの光スポットが、隣接した2
つの前記トラックを走査するように光学系を構成し、 前記2つの光スポットによる前記光ディスクからの反射
光をそれぞれ受光し、その受光出力に含まれる前記アド
レス情報を比較し、その比較結果により、少なくとも前
記2つのスポットの一方が、前記2つのトラックのどち
らを走査しているかを判別することを特徴とする光ディ
スクのトラック判別方法。 - 【請求項2】前記アドレス情報は、前記グルーブが前記
アドレス情報に対応してウォブリングされて記録されて
いることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクのト
ラック判別方法。 - 【請求項3】前記グルーブを挟む2つのトラックは、互
いに独立なスパイラルトラックとして形成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の光ディスクのトラック
判別方法。 - 【請求項4】前記光学系は、レーザカップラー方式の光
ピックアップの構成とされてなることを特徴とする請求
項1に記載の光ディスクのトラック判別方法。 - 【請求項5】前記光学系は、共焦点型レーザカップラー
方式の光ピックアップの構成とされてなることを特徴と
する請求項1に記載の光ディスクのトラック判別方法。 - 【請求項6】同心円状またはスパイラル状のランドとグ
ルーブとが、半径方向に交互に配置され、前記ランドが
トラックとされると共に、前記グルーブの一つおきのも
のに対しては、当該グルーブを挟む2つのトラックで共
通して用いられるアドレス情報が記録されている光ディ
スクを用いて、データの書き込みまたは読み出しを行う
光ディスク装置であって、 前記光ディスク上で、2つの光スポットとして光ビーム
を照射し、かつ、この2つの光スポットが、隣接した2
つの前記トラックを走査するようにするとともに、前記
2つの光スポットによる光ディスクからの反射光を分離
して受光する受光素子とを有する光学系と、 前記光学系からの前記2つの光スポットによる光ディス
クからの反射光の受光出力のそれぞれに含まれる前記ア
ドレス情報を検出する第1および第2のアドレス情報検
出手段と、 前記第1および第2のアドレス情報検出手段で検出され
たアドレス情報を比較して、少なくとも前記2つのスポ
ットの一方が、前記2つのトラックのどちらを走査して
いるかを判別する判別手段と、 を備えることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項7】前記アドレス情報は、前記グルーブが前記
アドレス情報に対応してウォブリングされて記録されて
いることを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装
置。 - 【請求項8】前記グルーブを挟む2つのトラックは、互
いに独立なスパイラルトラックとして形成されているこ
とを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。 - 【請求項9】前記光学系は、レーザカップラー方式の光
ピックアップの構成とされてなることを特徴とする請求
項6に記載の光ディスク装置。 - 【請求項10】前記光学系は、共焦点型レーザカップラ
ー方式の光ピックアップの構成とされてなることを特徴
とする請求項6に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080097A JPH10302338A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080097A JPH10302338A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10302338A true JPH10302338A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14544979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11080097A Pending JPH10302338A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10302338A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7239603B1 (en) | 1999-06-09 | 2007-07-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Recording medium with judging area for track area identification based on wobbling polarity |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP11080097A patent/JPH10302338A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7239603B1 (en) | 1999-06-09 | 2007-07-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Recording medium with judging area for track area identification based on wobbling polarity |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0856186B1 (en) | Information storage medium, information reproducing method, and information reproducing apparatus | |
US8023386B2 (en) | Optical pickup apparatus and optical disk drive apparatus | |
JPH09259441A (ja) | 記録媒体、アドレス記録方法および装置、並びに、記録再生装置および方法 | |
JPH10334530A (ja) | 光ディスク及び光ディスク装置 | |
JP2002008246A (ja) | ディスク状記録媒体、ディスク記録及び/又は再生装置及び方法、並びにチルト検出方法 | |
JP3774944B2 (ja) | 記録再生装置および方法、並びに光ディスク再生装置および方法 | |
US6937550B2 (en) | Information recording medium, information reproduction apparatus, and information reproduction method | |
US20030147330A1 (en) | Light spot shaping device and method,light pickup device, and optical disk apparatus | |
JPH05266484A (ja) | 情報再生装置 | |
US20030076760A1 (en) | Methods and apparatus for cross-talk and jitter reduction in multi-beam optical disks | |
JPH10302338A (ja) | 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 | |
JPH10302263A (ja) | 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 | |
JPH10302286A (ja) | 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 | |
US6934231B2 (en) | Information recording medium, information reproduction apparatus, and information recording apparatus | |
US20060077840A1 (en) | Disk area detection method and apparatus | |
JP2743544B2 (ja) | 記録媒体 | |
JPH10302438A (ja) | 光ディスクの誤消去防止方法、光ディスク装置および光ディスク収納体 | |
JPH10312543A (ja) | 関連情報記録方法および光ディスク | |
JP2568490B2 (ja) | 光学ピツクアツプ装置 | |
JPH10302404A (ja) | コピー防止用記録媒体 | |
JP2007265611A (ja) | 光ディスクおよび光ディスク製造方法 | |
JP3995659B2 (ja) | 光ディスク再生方法および光ディスク再生装置 | |
JPH10302264A (ja) | 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 | |
KR100194049B1 (ko) | 디스크 판별 장치 및 방법 | |
JP4285025B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置 |