JPH10301608A - 作業機械の制御装置 - Google Patents

作業機械の制御装置

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JPH10301608A
JPH10301608A JP10643397A JP10643397A JPH10301608A JP H10301608 A JPH10301608 A JP H10301608A JP 10643397 A JP10643397 A JP 10643397A JP 10643397 A JP10643397 A JP 10643397A JP H10301608 A JPH10301608 A JP H10301608A
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JP
Japan
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control
work
control target
control device
axis
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JP10643397A
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English (en)
Inventor
Tatsuzo Nakazato
辰三 中里
Masahito Tanaka
雅人 田中
Koji Sakanashi
浩司 坂梨
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象の制御軸をある時は同期して、ある
時は独立に制御することができる作業機械の制御装置を
提供する。 【解決手段】 2軸以上で構成される複数の制御対象を
制御する作業機械の制御装置において、各制御対象1、
2の各軸を駆動するモータなどのアクチュエータを制御
する際に、アクチュエータと制御対象1、2を関係付け
る軸構成情報入力手段203を備え、制御対象への動作
指令をアクチュエータに出力する際は、軸構成情報入力
手段203で作成された、制御対象と物理的なアクチュ
エータの接続関係を記す物理軸構成情報に基づいて、動
作指令を所定のアクチュエータに分配する指令分配処理
部208を備えた作業機械の制御装置。これにより、重
複したアクチュエータは同時に同期して制御できるし、
切り離されて独立に非同期に制御できるため、作業効率
の向上が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の制御装
置に関するもので、さらに詳しく言えば、複数のアクチ
ュエータを1つの制御対象で構成したり、前記制御対象
で構成されたアクチュエータの一部を他の制御対象に構
成することにより、各アクチュエータを同時に制御し、
または、切り離して独立に制御できる作業機械の制御装
置に関するものである。なお、制御対象とは、ロボット
や外部軸など、1または複数軸でひとつの機構を構成す
るものをいう。また、アクチュエータとは、ひとつの制
御対象の各軸を駆動するモータ、シリンダ等の駆動要素
をいう。
【0002】
【従来の技術】例えば、図1に示すように、1台の制御
装置で3つの制御対象(2台のロボットA1、B2と1
台の2軸からなる外部軸C3)を制御する場合がある。
ここで、外部軸C3は2つの軸が同期して同じ方向に回
転する構成である。この制御装置の作業としては溶接作
業を仮定し、外部軸の制御軸C3の1軸目側に取り付け
られたワーク1をロボットA1と外部軸C3で溶接作業
し、次に外部軸C3の2軸目側に取り付けられたワーク
2をロボットB2と外部軸C3で溶接作業し、次にワー
ク1とワーク2を結合させるために、ロボットA1とロ
ボットB2と外部軸C3でワーク1及び2の結合部を溶
接する作業がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、外部軸の
2つの軸を同期して制御する場合、まず、ロボットA1
と外部軸C3でワーク1の作業を行い、次に、ロボット
B2と外部軸C3でワーク2の作業を行う場合、シリー
ズに制御しなければならないため、作業時間が長くな
る。また、ロボットA1と外部軸C3が作業を行ってい
る場合は、ロボットB2は、停止しているため、ロボッ
トA1、B2を効率良く制御できない問題点があった。
また、従来においては、国際公開WO95/25991
号公報に示されるように、複数の制御対象を1台の制御
装置で制御する作業機械の制御装置において、複数の動
作を第1の協調ジョブとして記述した命令を記憶すると
ともに実行する第1の系列実行手段と、前記第1の系列
実行手段が司る複数の制御対象の中のいずれか1つの制
御対象と、前記第1の系列実行手段が司る複数の制御対
象以外の1つ以上の制御対象の動作を第2の協調ジョブ
として記述した命令を記憶するとともに実行する第2の
系列実行手段と、前記第1の系列実行手段と第2の系列
実行手段を起動する命令を記憶するとともに、これらを
非同期かつ同時に実行させる第3の系列実行手段とを設
けた作業機械の制御装置が提案された。この従来の装置
では、第1の系列実行手段と第2の系列実行手段は非同
期かつ同時に実行していたが、特定の区間(作業区間)
のみを同期して動作させる必要がある場合には、特定の
区間の開始の位置で開始のタイミングを自動的に合わせ
ると共に作業条件を調整する必要があり、ティーチング
が煩雑になっていた。
【0004】さらに、従来においては、作業プログラム
の教示は、制御装置で制御している制御対象すべての位
置データを教示、登録していた。また、作業プログラム
の実行では、すべての制御対象を教示し作業プログラム
を実行していた。作業プログラムの教示においては、本
来教示すべき制御対象のみを軸操作し、位置の教示を行
いたいところであるが、従来は、制御対象すべてが動作
可能状態であるため、キー操作の間違いで、別の制御対
象を動作することがあり、予期せぬ動作となり非常に危
険である。作業プログラムの実行では、作業プログラム
は全ての制御対象の教示位置が登録されていることか
ら、本来動作するはずのない制御対象が、教示の間違い
により動作する場合がある。本発明は上記のような問題
点を解消するためになされたもので、制御対象の制御軸
をある時は同期して、ある時は独立に制御することがで
き、また任意の区間を容易に同期して動作することがで
き、さらに作業プログラムに教示において教示すべき制
御対象のみを軸操作して位置の教示ができる作業機械の
制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、少なくとも2軸以上で構成される複数の
制御対象を制御する作業機械の制御装置において、前記
各制御対象の各軸を駆動するアクチュエータを制御する
際に、前記アクチュエータを制御対象との関係付ける軸
構成情報入力手段を備え、前記制御対象への動作指令を
前記アクチュエータに出力する際は、前記軸構成情報入
力手段で作成された、制御対象と物理的なアクチュエー
タの接続関係を記す物理軸構成情報に基づいて、動作指
令を所定のアクチュエータに分配する指令分配処理部を
備えたものである。この制御装置において、複数の作業
プログラムが系列実行可能な制御装置で、複数の作業プ
ログラムにより複数の制御対象の動作指令を生成する場
合、系列起動の際に、複数の制御対象が共有するアクチ
ュエータに動作指令を出力する際、動作指令が重複して
いないかどうかのチェックを行い、重複しているときは
作業プログラムの起動を停止するチェック機構を有する
ものとすることができる。また、前記指令分配処理部に
おいて、動作指令を物理軸構成情報を元に、所定のアク
チュエータに動作指令を分配する際、複数の制御対象が
共有するアクチュエータに動作指令する場合、動作指令
が重複していないかどうかのチェックを行い、重複して
いるときは当該動作を停止するための第2のチェック機
構を有することができる。この発明により、1つの制御
対象で構成された複数のアクチュエータの一部を物理軸
構成情報により他の制御対象で構成できるために、アク
チュエータ全てを同時に動作制御したり、他の制御対象
により部分的に独立して動作制御することが可能とな
る。
【0006】本発明はまた、複数の制御対象を1台の制
御装置で制御する作業機械の制御装置であり、更に、複
数の制御対象の動作を第1の協調ジョブとして記述した
命令を記憶すると共に実行する第1の系列実行手段と、
前記第1の系列実行手段が司る複数の制御対象の中のい
ずれか1つの制御対象と、前記第1の系列実行手段が司
る複数の制御対象以外の1つ以上の制御対象の動作を第
2の協調ジョブとして記述した命令を実行する第2の系
列実行手段をもつ作業機械の制御装置において、第1、
第2の協調ジョブの中の任意の区間で同期する手段を設
けたものである。この発明によれば、任意の区間を容易
に同期して動作することが出来るため、作業ジョブの作
成が簡単になり、教示作業効率を向上することができ
る。
【0007】本発明はさらに、複数の制御対象を1台の
制御装置で制御する作業機械の制御装置において、作業
プログラム作成時に、動作する制御対象を選択する手段
と、制御対象を選択した情報を作業プログラムに記憶す
るエリアを有し前記選択した制御対象情報を記憶する手
段とを備えたものである。この装置において、前記作業
プログラムに記憶された制御対象のみの軸操作を行う手
段を備え、選択された制御対象の位置教示を行う手段を
備えたものとすることができる。また、作業プログラム
の実行に際し、前記作業プログラムを選択する手段を備
え、選択された作業プログラムを実行する手段を備え、
作業プログラムの制御対象情報に基づき、指定された制
御対象のみを制御するものとすることができる。この発
明によれば、作業プログラムの教示において、教示すべ
き制御対象のみを軸操作し、位置の教示を容易に行うこ
とができ、キー操作の間違いで、別の制御対象を動作す
ることがなくなる。また、作業プログラムの実行では、
作業プログラムは、選択された制御対象のみの教示位置
が登録されていることから、動作する必要のない、つま
り、選択されていない制御対象が、教示の間違いにより
動作することがないために、非常に安全な制御装置であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図2は、本実施例の制御対象の構成を示す
ものであり、ロボットA、Bがそれぞれ6軸、外部軸C
が2軸である。図3に本実施例の制御装置4の構成を示
す。図3において、200はモードの切り替えや作業プ
ログラムの起動や停止の操作を行うプログラミングボッ
クス、201はロボットA1、ロボットB2、外部軸C
3と制御装置4と制御対象を選択し、作業プログラムを
登録したり、軸操作を行ったりするためのプログラミン
グペンダントである。
【0009】本制御装置4は系列動作可能な制御装置で
あり、プログラミングペンダント201と作業プログラ
ム記憶部202と物理軸構成情報記憶部203と系列0
実行部204と系列1実行部205と系列2実行部20
6の3つの系列の実行部と、動作指令出力エリア207
と指令分配処理部208と駆動制御部209からなる。
作業プログラムは、プログラミングペンダント201よ
り、作業プログラム記憶部202に記憶され、制御構成
情報を入力し、物理軸構成情報を物理軸構成情報記憶部
203に記憶する軸制御構成情報入力手段を持つ。各々
の系列実行部204,205,206はプログラミング
ペンダント201にて教示され記憶された作業プログラ
ムの解釈及び実行を行い、動作指令を作成して動作指令
出力エリア207に出力する。動作指令出力エリア20
7に指令された動作指令は、物理軸構成情報を元に、物
理軸番号に相当する駆動制御部209に一斉に指令さ
れ、指令されたモータは動作する。系列実行部204,
205,206は、マルチタスクとすることで、相互に
非同期に作業プログラムの実行が可能である。
【0010】軸制御構成入力手段では制御対象1にロボ
ットA1、制御対象2にロボットB2、制御対象3に外
部軸Cの2軸を割り当てる。そして、制御対象3は2つ
のモータが、同じ方向に同期して回転する構成とする。
つまり、プログラミングペンダント201で制御対象3
の1軸目(外部軸Cの1軸目)の軸操作を行うと、それ
と同じ方向に制御対象3の2軸目(外部軸Cの2軸目)
も同じ指令を出力する構成である。そして、制御対象4
に外部軸Cの1軸目を割り当て、制御対象5に外部軸C
の2軸目を割り当てた構成とし、プログラミングペンダ
ントよりこれらの情報を入力する。これにより、各制御
対象と各ロボット、外部軸のモータの割り当ての情報が
決定される。この情報を物理軸構成情報と称する。図4
は、本実施例のシステムの物理軸構成情報の内容であ
る。論理軸番号301は制御対象毎の軸番号である。物
理軸番号302は、アクチュエータであるモータの物理
的な番号である。なお、この軸制御構成入力手段による
作業は、制御装置のセットアップ時のみ行えば良い。
【0011】この物理軸構成情報を見ると、制御対象1
の論理軸番号の1番目から6番目の動作指令は、物理軸
番号1から6番目に指令されることが分かる。制御対象
2の論理軸番号の1番目から6番目の動作指令は、物理
軸番号7から12番目に指令されることが分かる。制御
対象3の論理軸番号の1番目と2番目の動作指令は、物
理軸番号13と14番目に指令されることが分かる。制
御対象4の論理軸番号の1番目の動作指令は、物理軸番
号13番目に指令されることが分り、制御対象3の1軸
目と共有していることが分かる。制御対象5の論理軸番
号の1番目の動作指令は、物理軸番号14番目に指令さ
れることが分り、制御対象3の2軸目と共有しているこ
とが分かる。ここで、制御対象1の論理軸番号6番目の
物理軸番号を13とすると、制御対象1の論理軸番号6
番目の指令データは13番目のモータへの指令となる、
つまり、外部軸の1軸目への指令となる。
【0012】ここで、図5に示す作業プログラムを実行
する場合を例にとり説明する。ジョブ1(401)は、
後述するジョブ2(402)、ジョブ3(403)、ジ
ョブ4(404)の作業プログラムの起動を行う作業プ
ログラム、ジョブ2は制御対象1と制御対象4で作業を
行う作業プログラム、ジョブ3は制御対象2と制御対象
5で作業を行う作業プログラム、ジョブ4は制御対象1
と制御対象2と制御対象3で作業を行う作業プログラム
である。まず、プログラミングボックス200からジョ
ブ1に起動をかける。この時、3つの系列実行部20
4,205,206は何も実行していないものとして、
系列0実行部204で実行させるものとする。ジョブ1
は2ライン目の命令でジョブ2が実行するように起動
(PSTART)をかける。この時、空きの系列実行部
を探し、実行させる。ここでは系列1実行部205で実
行する。3ライン目の命令でジョブ3が実行するように
起動(PSTART)をかける。これも前述同様に、空
きの系列実行部を探し、実行させる。ここでは系列2実
行部206で実行する。4ライン目の命令はジョブ2の
作業が終了するのを待ち、5ライン目の命令はジョブ3
の作業が終了するのを待つ。6ライン目の命令は、4ラ
イン目、5ライン目の作業待ち命令で作業の終了を待っ
た後で実行され、ジョブ4が実行するように起動をかけ
る。ここでは、系列1実行部205、系列2実行部20
6は空き状態になっているため、どちらかの系列実行部
で実行できるがここでは、系列1実行部205で実行す
るものとする。
【0013】系列1実行部205で実行されるジョブ2
は、制御対象1と制御対象4に対しての動作が教示され
ているので、これについて命令を解釈実行し、制御対象
1と制御対象4の動作指令が動作指令出力エリアに書か
れる。系列2実行部206で実行されるジョブ3は、制
御対象2と制御対象5に対しての動作が教示されている
ので、これについて命令を解釈実行し、制御対象2と制
御対象5の動作指令が動作指令出力エリア207に出力
される。その後、指令分配処理部208が物理軸構成情
報を元に動作指令を所定の個所に分配する。その結果、
制御対象1の動作指令はロボット1へ、制御対象2の動
作指令はロボット2へ、制御対象4の動作指令は外部軸
の1軸目へ、制御対象5の動作指令は外部軸の2軸目
へ、動作指令を出力することになる。次に、系列1実行
部205で実行されるジョブ4は、制御対象1と制御対
象2と制御対象3に対しての動作が教示されているの
で、これについて命令を解釈実行し、制御対象1と制御
対象2と制御対象3の動作指令が動作指令出力エリア2
07に分配される。そして、動作指令出力エリア207
に出力された動作指令は、物理軸構成情報を元に、駆動
制御部のロボットAとロボットBと外部軸の1軸目と2
軸目の各軸に分配される。図6に示すジョブ5(50
1)では、前記のジョブ2をPSTARTで起動後、制
御対象3のみのジョブ6(502)をPSTARTによ
り起動した場合、ジョブ2の制御対象4とジョブ6の制
御対象3の論理軸番号は、どちらも物理軸番号の13番
目に動作指令の出力を行うので、動作指令は重複するこ
とになり、外部軸の1軸目のモータは正しく制御されな
い。このような場合は、制御対象の間で共有されたモー
タに対して系列実行部がチェックを行い、アラームを発
生させ動作を停止する。また、系列実行部は、同じ制御
対象が他の系列実行部で制御される場合も、チェックを
行い、アラームを発生させ動作を停止する。
【0014】次に、任意の区間を容易に同期して動作す
ることが出来る本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図3における各々の系列実行部204,205,2
06は、プログラミングペンダント201を介して教示
され、記憶されている命令の解釈実行を行い、動作指令
を作成して動作指令出力エリア207に出力する。動作
指令がそろえば、駆動制御部209に一斉に指令され、
複数の制御対象が駆動される。系列1実行部205また
は系列2実行部206で同期開始命令(FSYNCO
N)を解釈実行すると、もう一方の系列が同期開始命令
を解釈するのを待つ。同期を開始すると系列1実行部2
05は、動作指令と各ステップの動作時間を動作指令出
力エリア4に出力する。系列2実行部206は、その動
作時間を参照し、各ステップの移動時間が同じになるよ
うに動作指令を動作指令出力エリア207に出力する。
これにより、任意の区間を容易に同期して動作すること
が出来るため、作業ジョブの作成が簡単になり、教示作
業効率を向上することができる。
【0015】次に、作業プログラムに教示において教示
すべき制御対象のみを軸操作して位置の教示ができる本
発明の実施例を、図3及び図8〜図10を参照しながら
詳細に説明する。図8は、作業プログラムのデータ構造
であり、作業プログラム名称エリア7と制御対象情報エ
リア8と補間や速度や位置など複数の動作情報エリア9
のデータ構造である。図9は、作業プログラム作成時の
操作フローである。選択する制御対象がロボットA1と
外部軸C3と仮定しフローチャートに従って説明する。 ステップ1:プログラミングボックス200で、ティー
チングモードにする。 ステップ2:作業プログラムの名称を作業プログラム名
称エリア7に登録する。 ステップ3:制御対象を選択する。ここでロボットA1
と外部軸C3を選択する。 ステップ4:選択した制御対象を制御対象情報エリア8
に記憶する。 ステップ5:制御対象情報エリアの制御対象が複数の場
合、軸操作を行う制御対象の選択を行う。 ステップ6:軸操作を行い所望の位置に制御対象を動作
させる。 ステップ7:補間、速度を決定する。もし、制御対象情
報エリアの制御対象が複数の場合ステップ4で選択した
以外の制御対象の軸操作を行う場合ステップ5へ戻りス
テップ5、ステッブ6、ステップ7を繰り返す。例え
ば、最初ステップ5でロボットAを選択した時、外部軸
C3の位置も変えたい場合、ステップ5に戻り、外部軸
C3を選択し、ステップ6で外部軸C3の軸操作を行
う。 ステップ8:動作情報エリア8動作情報を記憶する。 後は、ステップ5、ステップ6、ステップ7、ステップ
8を必要なだけ繰り返し、作業プログラムの作成を行
う。図10は、作業プログラム実行時のフローチャート
である。 ステップ1:プログラミングボックス200で作業プロ
グラム実行モードに切り替える。 ステップ2:作業プログラムの選択を行う。 なお、ステップ1とステップ2の手順は逆でも良い。ス
テップ3:プログラミングボックス6の作業プログラム
起動ボタンを押し、ステップ1で選択した作業プログラ
ムを起動する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、下
記の効果を奏する。 (1)軸構成情報入力手段で作成された、制御対象と物
理的なアクチュエータの接続関係を記す物理軸構成情報
に基づいて、動作指令を所定のアクチュエータに分配す
るようにしたので、アクチュエータであるモータを重複
して制御対象に割り当てることにより、重複したモータ
は同時に同期して制御できるし、切り離されて独立に非
同期に制御できるため、作業効率の向上が図られる。 (2)第1、第2の協調ジョブの中の任意の区間で同期
する手段を設けたことにより、任意の区間を容易に同期
して動作することが出来るため、作業ジョブの作成が簡
単になり、教示作業効率を向上することができる。 (3)作業プログラム作成時には、動作する制御対象を
選択する手段を備え、制御対象を選択した情報を作業プ
ログラムに記憶するエリアを備え、前記選択した制御対
象情報を記憶する手段を備えたことにより、作業プログ
ラムの教示において、教示すべき制御対象のみを軸操作
し、位置の教示を行うことができ、キー操作の間違い
で、別の制御対象を動作することがなくなる。また、作
業プログラムの実行では、作業プログラムは、選択され
た制御対象のみの教示位置が登録されていることから、
動作する必要のない、つまり、選択されていない制御対
象が、教示の間違いにより動作することがないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するシステムを示す概略平面図
である。
【図2】 本発明を適用するシステムの他の例を示す概
略平面図である。
【図3】 本発明の実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図4】 本発明の動作説明図である。
【図5】 本発明におけるジョブの内容を示す説明図で
ある。
【図6】 本発明におけるジョブの内容を示す説明図で
ある。
【図7】 本発明における系列実行部での教示方法を示
す説明図である。
【図8】 本発明の実施例を示す作業プログラムデータ
構造図である。
【図9】 本発明の実施例を示す作業プログラム作成時
の操作フローチャートである。
【図10】 本発明の実施例を示す作業プログラム起動
時の操作フローチャートである。
【符号の説明】
1 ロボットA、2 ロボットB、3 外部軸C、4
制御装置、7 作業プログラム名称エリア、8 制御対
象情報エリア、9 動作情報エリア、200 プログラ
ミングボックス、201 プログラミングペンダント、
202 作業プログラム、203 物理軸構成情報記憶
部、204 系列0実行部、205 系列1実行部、2
06 系列2実行部、207 動作指令出力エリア、2
08 指令分配処理部、209 駆動制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2軸以上で構成される複数の
    制御対象を制御する作業機械の制御装置において、 前記各制御対象の各軸を駆動するアクチュエータを制御
    する際に、前記アクチュエータと制御対象を関係付ける
    軸構成情報入力手段を備え、 前記制御対象への動作指令を前記アクチュエータに出力
    する際は、前記軸構成情報入力手段で作成された、制御
    対象と物理的なアクチュエータの接続関係を記す物理軸
    構成情報に基づいて、動作指令を所定のアクチュエータ
    に分配する指令分配処理部を備えたことを特徴とする作
    業機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の作業プログラムが系列実行可能な
    制御装置で、複数の作業プログラムにより複数の制御対
    象の動作指令を生成する場合、系列起動の際に、複数の
    制御対象が共有するアクチュエータに動作指令を出力す
    る際、動作指令が重複していないかどうかのチェックを
    行い、重複しているときは作業プログラムの起動を停止
    するチェック機構を有することを特徴とする、請求項1
    記載の作業機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記指令分配処理部において、動作指令
    を物理軸構成情報に基づいて、所定のアクチュエータに
    動作指令を分配する際、複数の制御対象が共有するアク
    チュエータに動作指令する場合、動作指令が重複してい
    ないかどうかのチェックを行い、重複しているときは当
    該動作を停止するための第2のチェック機構を有するこ
    とを特徴とする、請求項1または2記載の作業機械の制
    御装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも2軸以上で構成される複数の
    制御対象を1台の制御装置で制御する作業機械の制御装
    置であって、複数の制御対象の動作を第1の協調ジョブ
    として記述した命令を記憶すると共に実行する第1の系
    列実行手段と、前記第1の系列実行手段が司る複数の制
    御対象の中のいずれか1つの制御対象と、前記第1の系
    列実行手段が司る複数の制御対象以外の1つ以上の制御
    対象の動作を第2の協調ジョブとして記述した命令を実
    行する第2の系列実行手段をもつ作業機械の制御装置に
    おいて、第1、第2の協調ジョブの中の任意の区間で同
    期する手段を設けたことを特徴とする作業機械の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2軸以上で構成される複数の
    制御対象を1台の制御装置で制御する作業機械の制御装
    置において、 作業プログラム作成時に、動作する制御対象を選択する
    手段と、制御対象を選択した情報を作業プログラムに記
    憶するエリアを有し前記選択した制御対象情報を記憶す
    る手段とを備えたことを特徴とする作業機械の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記作業プログラムに記憶された制御対
    象のみの軸操作を行う手段を備え、選択された制御対象
    の位置教示を行う手段を備えたことを特徴とする請求項
    5記載の作業機械の制御装置。
  7. 【請求項7】 作業プログラムの実行に際し、前記作業
    プログラムを選択する手段を備え、選択された作業プロ
    グラムを実行する手段を備え、作業プログラムの制御対
    象情報に基づき、指定された制御対象のみを制御するこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の作業機械の制御
    装置。
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