JPH10300035A - 廃棄物処理プラント - Google Patents
廃棄物処理プラントInfo
- Publication number
- JPH10300035A JPH10300035A JP10714097A JP10714097A JPH10300035A JP H10300035 A JPH10300035 A JP H10300035A JP 10714097 A JP10714097 A JP 10714097A JP 10714097 A JP10714097 A JP 10714097A JP H10300035 A JPH10300035 A JP H10300035A
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- JP
- Japan
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- melting furnace
- combustion
- fly ash
- pyrolysis
- combustible component
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Incineration Of Waste (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 集塵機で捕らえられた飛灰が輸送管などに付
着することを防止することができる廃棄物処理プラント
を提供する。 【解決手段】 本廃棄物処理プラントは、排出装置４か
ら排出される熱分解残渣を燃焼性成分と不燃焼性成分と
に分離する分離装置７と、排出装置４からの熱分解ガス
と分離装置７からの燃焼性成分とを燃焼させて溶融スラ
グと燃焼排ガスを生成する燃焼溶融炉３と、この燃焼溶
融炉３で発生した燃焼排ガスに含まれる飛灰を捕まえる
集塵機１３と、集塵機１３が捕まえた飛灰と分離装置７
で分離された燃焼性成分であるカーボンとを混合して、
燃焼溶融炉３に移送する移送装置（図示せず）を備えて
いる。
着することを防止することができる廃棄物処理プラント
を提供する。 【解決手段】 本廃棄物処理プラントは、排出装置４か
ら排出される熱分解残渣を燃焼性成分と不燃焼性成分と
に分離する分離装置７と、排出装置４からの熱分解ガス
と分離装置７からの燃焼性成分とを燃焼させて溶融スラ
グと燃焼排ガスを生成する燃焼溶融炉３と、この燃焼溶
融炉３で発生した燃焼排ガスに含まれる飛灰を捕まえる
集塵機１３と、集塵機１３が捕まえた飛灰と分離装置７
で分離された燃焼性成分であるカーボンとを混合して、
燃焼溶融炉３に移送する移送装置（図示せず）を備えて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般廃棄物や産業
廃棄物を加熱して熱分解ガスと熱分解残渣とを生成する
とともに、熱分解残渣から分離された燃焼性成分と前記
熱分解ガスを燃焼させて溶融スラグとする廃棄物処理プ
ラントに関し、特に、燃焼性成分及び集塵機が捕まえた
飛灰の移送を良好に実行することができる廃棄物処理プ
ラントに関する。
廃棄物を加熱して熱分解ガスと熱分解残渣とを生成する
とともに、熱分解残渣から分離された燃焼性成分と前記
熱分解ガスを燃焼させて溶融スラグとする廃棄物処理プ
ラントに関し、特に、燃焼性成分及び集塵機が捕まえた
飛灰の移送を良好に実行することができる廃棄物処理プ
ラントに関する。
【０００２】
【従来の技術】都市ごみなどの一般廃棄物や廃プラスチ
ックなど可燃物を含む産業廃棄物の処理装置に関する従
来例としては、例えばドイツ特許公開 No.３７５７０
４.８、ドイツ特許公開 No.３８１１８２０.３及び特開
平１−４９８１６号公報を挙げることができる。図３及
び図４は、これらの従来の廃棄物処理プラントの構成図
である。これらの図に示すように、従来の廃棄物処理プ
ラントでは、廃棄物を廃棄物供給装置１を用いて熱分解
反応器２に入れて、低酸素状態において加熱して熱分解
し、熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解
残渣とを生成し、排出装置４において、その熱分解ガス
と熱分解残渣とを分離して排出する。さらに、熱分解残
渣を分離装置７に導き、この分離装置７において燃焼性
成分（カーボン）と不燃焼性成分（例えば、金属・陶器
など）とに分離している。そして、燃焼性成分と熱分解
ガスを燃焼溶融炉３に導入して当該燃焼溶融炉内で燃焼
処理するようにしている。
ックなど可燃物を含む産業廃棄物の処理装置に関する従
来例としては、例えばドイツ特許公開 No.３７５７０
４.８、ドイツ特許公開 No.３８１１８２０.３及び特開
平１−４９８１６号公報を挙げることができる。図３及
び図４は、これらの従来の廃棄物処理プラントの構成図
である。これらの図に示すように、従来の廃棄物処理プ
ラントでは、廃棄物を廃棄物供給装置１を用いて熱分解
反応器２に入れて、低酸素状態において加熱して熱分解
し、熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解
残渣とを生成し、排出装置４において、その熱分解ガス
と熱分解残渣とを分離して排出する。さらに、熱分解残
渣を分離装置７に導き、この分離装置７において燃焼性
成分（カーボン）と不燃焼性成分（例えば、金属・陶器
など）とに分離している。そして、燃焼性成分と熱分解
ガスを燃焼溶融炉３に導入して当該燃焼溶融炉内で燃焼
処理するようにしている。
【０００３】さらに、燃焼溶融炉３内で発生した燃焼排
ガスＧ２は、燃焼溶融炉３の後流側に配置される熱交換
器３Ａ及び廃熱ボイラ１２で熱回収され、さらに集塵機
１３で除塵をされた後に、排ガス処理設備を経て排出さ
れる。そして、集塵機１３で捕らえられた飛灰ｇ（ダス
トとも呼ばれる）は、飛灰搬送ラインＬ５をキャリア空
気によって燃焼溶融炉３まで搬送される。
ガスＧ２は、燃焼溶融炉３の後流側に配置される熱交換
器３Ａ及び廃熱ボイラ１２で熱回収され、さらに集塵機
１３で除塵をされた後に、排ガス処理設備を経て排出さ
れる。そして、集塵機１３で捕らえられた飛灰ｇ（ダス
トとも呼ばれる）は、飛灰搬送ラインＬ５をキャリア空
気によって燃焼溶融炉３まで搬送される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来の廃棄物処理プラントでは、集塵機１３で捕らえられ
た飛灰ｇが吸湿性が高いことから、その飛灰ｇが空気中
の水分を吸収して空気輸送管の内面に付着し、その空気
輸送管を閉塞してしまう恐れがある。また、飛灰ｇは比
較的微細な成分であるため、飛灰ｇを燃焼溶融炉に供給
してスラグ化する場合、燃焼溶融炉付近に設置された飛
灰供給ノズル（図示せず）が比較的高い温度になり、こ
のため飛灰ｇの一部が溶けて飛灰供給ノズルを閉塞させ
る恐れがある。
来の廃棄物処理プラントでは、集塵機１３で捕らえられ
た飛灰ｇが吸湿性が高いことから、その飛灰ｇが空気中
の水分を吸収して空気輸送管の内面に付着し、その空気
輸送管を閉塞してしまう恐れがある。また、飛灰ｇは比
較的微細な成分であるため、飛灰ｇを燃焼溶融炉に供給
してスラグ化する場合、燃焼溶融炉付近に設置された飛
灰供給ノズル（図示せず）が比較的高い温度になり、こ
のため飛灰ｇの一部が溶けて飛灰供給ノズルを閉塞させ
る恐れがある。
【０００５】そこで、本発明の課題は、集塵機で捕らえ
られた飛灰が輸送管などに付着することを防止すること
ができる廃棄物処理プラントを提供することにある。
られた飛灰が輸送管などに付着することを防止すること
ができる廃棄物処理プラントを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、廃棄物を加熱して熱分解し、熱分解ガス
と主として不揮発性成分からなる熱分解残渣とを生成す
る熱分解反応器と、前記熱分解ガスと熱分解残渣とを分
離して排出する排出装置と、該排出装置から排出される
熱分解残渣を燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離する分
離装置と、前記排出装置からの熱分解ガスと前記分離装
置からの燃焼性成分とを燃焼させて溶融スラグと燃焼排
ガスを生成する燃焼溶融炉と、この燃焼溶融炉で発生し
た燃焼排ガスに含まれる飛灰を捕まえる集塵機と、を備
えた廃棄物処理プラントにおいて、前記集塵機が捕まえ
た飛灰と前記分離装置で分離された燃焼性成分とを混合
して、前記燃焼溶融炉に移送する移送装置を有すること
を特徴としている。
に、本発明は、廃棄物を加熱して熱分解し、熱分解ガス
と主として不揮発性成分からなる熱分解残渣とを生成す
る熱分解反応器と、前記熱分解ガスと熱分解残渣とを分
離して排出する排出装置と、該排出装置から排出される
熱分解残渣を燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離する分
離装置と、前記排出装置からの熱分解ガスと前記分離装
置からの燃焼性成分とを燃焼させて溶融スラグと燃焼排
ガスを生成する燃焼溶融炉と、この燃焼溶融炉で発生し
た燃焼排ガスに含まれる飛灰を捕まえる集塵機と、を備
えた廃棄物処理プラントにおいて、前記集塵機が捕まえ
た飛灰と前記分離装置で分離された燃焼性成分とを混合
して、前記燃焼溶融炉に移送する移送装置を有すること
を特徴としている。
【０００７】本発明に係る廃棄物処理プラントでは、集
塵機が捕まえた飛灰と前記分離装置で分離された燃焼性
成分とを混合して、前記燃焼溶融炉に移送する方式を採
っている。これにより、吸湿性が高い飛灰が乾燥してい
る燃焼性成分と混じりあうので、その飛灰及び燃焼性成
分を移送する輸送管などにおいて、その飛灰が輸送管の
内面などに付着することがなくなり、その輸送管の閉塞
を防止することができて、飛灰及び燃焼性成分の移送を
簡易な装置で実現することができる。
塵機が捕まえた飛灰と前記分離装置で分離された燃焼性
成分とを混合して、前記燃焼溶融炉に移送する方式を採
っている。これにより、吸湿性が高い飛灰が乾燥してい
る燃焼性成分と混じりあうので、その飛灰及び燃焼性成
分を移送する輸送管などにおいて、その飛灰が輸送管の
内面などに付着することがなくなり、その輸送管の閉塞
を防止することができて、飛灰及び燃焼性成分の移送を
簡易な装置で実現することができる。
【０００８】また、飛灰を燃焼性成分と混合させて燃焼
溶融炉へ供給する場合においても、比較的微粒な飛灰と
比較的粗粒な燃焼性成分と混じりあうので、飛灰供給ノ
ズルが閉塞することなく、安定した運転を行うことがで
きる。
溶融炉へ供給する場合においても、比較的微粒な飛灰と
比較的粗粒な燃焼性成分と混じりあうので、飛灰供給ノ
ズルが閉塞することなく、安定した運転を行うことがで
きる。
【０００９】また、本発明に係る廃棄物処理プラント
は、飛灰及び燃焼性成分を移送する前記移送装置が、所
定の経路を移動部材が移動するコンベア構造を有するこ
とが好ましい。このように、空気輸送ではなく、機構装
置で機械的に飛灰及び燃焼性成分を移送することで、よ
り長期間にわたって安全かつ確実に飛灰及び燃焼性成分
を移送することができる。
は、飛灰及び燃焼性成分を移送する前記移送装置が、所
定の経路を移動部材が移動するコンベア構造を有するこ
とが好ましい。このように、空気輸送ではなく、機構装
置で機械的に飛灰及び燃焼性成分を移送することで、よ
り長期間にわたって安全かつ確実に飛灰及び燃焼性成分
を移送することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図１は、本発明の廃棄物処理プラントの一
形態を示すブロック図である。また図２は、図１に示す
廃棄物処理プラントを詳細に示した構成図である。本廃
棄物処理プラントは、廃棄物を加熱して熱分解し、熱分
解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残渣とを
生成する熱分解反応器２と、前記熱分解ガスと熱分解残
渣とを分離して排出する排出装置４と、排出装置４から
排出される熱分解残渣を燃焼性成分と不燃焼性成分とに
分離する分離装置７と、排出装置４からの熱分解ガスと
分離装置７からの燃焼性成分とを燃焼させて溶融スラグ
と燃焼排ガスを生成する燃焼溶融炉３と、この燃焼溶融
炉３で発生した燃焼排ガスに含まれる飛灰を捕まえる集
塵機１３と、を備えている。
に説明する。図１は、本発明の廃棄物処理プラントの一
形態を示すブロック図である。また図２は、図１に示す
廃棄物処理プラントを詳細に示した構成図である。本廃
棄物処理プラントは、廃棄物を加熱して熱分解し、熱分
解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残渣とを
生成する熱分解反応器２と、前記熱分解ガスと熱分解残
渣とを分離して排出する排出装置４と、排出装置４から
排出される熱分解残渣を燃焼性成分と不燃焼性成分とに
分離する分離装置７と、排出装置４からの熱分解ガスと
分離装置７からの燃焼性成分とを燃焼させて溶融スラグ
と燃焼排ガスを生成する燃焼溶融炉３と、この燃焼溶融
炉３で発生した燃焼排ガスに含まれる飛灰を捕まえる集
塵機１３と、を備えている。
【００１１】さらに、本廃棄物処理プラントにおいて
は、集塵機１３が捕まえた飛灰と分離装置７で分離され
た燃焼性成分であるカーボンとを混合して、燃焼溶融炉
３に移送する移送装置（図示せず）を備えている。
は、集塵機１３が捕まえた飛灰と分離装置７で分離され
た燃焼性成分であるカーボンとを混合して、燃焼溶融炉
３に移送する移送装置（図示せず）を備えている。
【００１２】次に、本廃棄物処理プラントの詳細につい
て説明する。図２において、１は都市ごみ等の可燃物を
含有する廃棄物ａを、熱分解反応器２内に供給するため
の廃棄物供給装置である。通常、熱分解反応器２として
は横型回転式ドラムが用いられ、図示しないシール機構
によりその内部は低酸素雰囲気に保持されている。また
熱分解反応器２には、燃焼溶融炉３の後流側に配置され
た熱交換器３Ａにより加熱された加熱空気が、空気ライ
ンＬ１から供給され、この加熱空気により熱分解反応器
２の内部は３００℃〜６００℃に、通常は４５０℃程度
に加熱されている。そして、廃棄物供給装置１から供給
された廃棄物ａは熱分解反応器２内で熱分解され、熱分
解ガスＧ１と主として不揮発性の熱分解残渣ｂとを生成
する。熱分解反応器２内で生成された熱分解ガスＧ１と
熱分解残渣ｂは排出装置４により分離され、熱分解ガス
Ｇ１は熱分解ガスラインＬ２を経て燃焼溶融炉３のバー
ナ５に供給される。
て説明する。図２において、１は都市ごみ等の可燃物を
含有する廃棄物ａを、熱分解反応器２内に供給するため
の廃棄物供給装置である。通常、熱分解反応器２として
は横型回転式ドラムが用いられ、図示しないシール機構
によりその内部は低酸素雰囲気に保持されている。また
熱分解反応器２には、燃焼溶融炉３の後流側に配置され
た熱交換器３Ａにより加熱された加熱空気が、空気ライ
ンＬ１から供給され、この加熱空気により熱分解反応器
２の内部は３００℃〜６００℃に、通常は４５０℃程度
に加熱されている。そして、廃棄物供給装置１から供給
された廃棄物ａは熱分解反応器２内で熱分解され、熱分
解ガスＧ１と主として不揮発性の熱分解残渣ｂとを生成
する。熱分解反応器２内で生成された熱分解ガスＧ１と
熱分解残渣ｂは排出装置４により分離され、熱分解ガス
Ｇ１は熱分解ガスラインＬ２を経て燃焼溶融炉３のバー
ナ５に供給される。
【００１３】一方、熱分解残渣ｂは冷却装置６に導入さ
れ、ここで冷却される。熱分解残渣ｂは金属や陶器等の
不燃焼性成分とカーボンを主体とする燃焼性成分とより
なるが、冷却装置６に導入される熱分解残渣ｂは約４５
０℃と比較的高温状態であるため、例えば８０℃以下に
冷却される。なお、冷却装置６内は低酸素雰囲気に保持
されている。
れ、ここで冷却される。熱分解残渣ｂは金属や陶器等の
不燃焼性成分とカーボンを主体とする燃焼性成分とより
なるが、冷却装置６に導入される熱分解残渣ｂは約４５
０℃と比較的高温状態であるため、例えば８０℃以下に
冷却される。なお、冷却装置６内は低酸素雰囲気に保持
されている。
【００１４】冷却装置６において冷却された熱分解残留
物ｂは分離装置７に供給され、ここで大気中において、
金属・陶器等の不燃焼性成分ｃとカーボン等の燃焼性成
分ｄとに分離される。さらに、燃焼性成分ｄは粉砕装置
８に供給され、ここで粉砕される。
物ｂは分離装置７に供給され、ここで大気中において、
金属・陶器等の不燃焼性成分ｃとカーボン等の燃焼性成
分ｄとに分離される。さらに、燃焼性成分ｄは粉砕装置
８に供給され、ここで粉砕される。
【００１５】本廃棄物処理プラントでは、粉砕装置８で
粉砕された燃焼性成分は、集塵機１３で捕えられた飛灰
ｇと混合されて、移送装置（図示せず）によって燃焼溶
融炉３まで搬送される。
粉砕された燃焼性成分は、集塵機１３で捕えられた飛灰
ｇと混合されて、移送装置（図示せず）によって燃焼溶
融炉３まで搬送される。
【００１６】一方、熱分解ガスラインＬ２を経て燃焼溶
融炉３のバーナ５に供給された熱分解ガスＧ１は、押込
送風機１０により送られる燃焼用空気ｅによって燃焼溶
融炉３内で燃焼する。同時に、ラインＬ３’を経てバー
ナ５に送られてきた燃焼性成分ｄも燃焼溶融炉３内で燃
焼する。燃焼溶融炉３は一般に溶解炉と言われるもので
あって、燃焼性成分ｄを１３００℃程度の高温で燃焼さ
せ、燃焼灰は溶融スラグｆとなって水槽１１内に落下し
固化する。なお、燃焼用空気ｅはバーナ５だけでなく、
燃焼溶融炉３の側壁からも燃焼溶融炉３内に供給され
る。
融炉３のバーナ５に供給された熱分解ガスＧ１は、押込
送風機１０により送られる燃焼用空気ｅによって燃焼溶
融炉３内で燃焼する。同時に、ラインＬ３’を経てバー
ナ５に送られてきた燃焼性成分ｄも燃焼溶融炉３内で燃
焼する。燃焼溶融炉３は一般に溶解炉と言われるもので
あって、燃焼性成分ｄを１３００℃程度の高温で燃焼さ
せ、燃焼灰は溶融スラグｆとなって水槽１１内に落下し
固化する。なお、燃焼用空気ｅはバーナ５だけでなく、
燃焼溶融炉３の側壁からも燃焼溶融炉３内に供給され
る。
【００１７】また、燃焼溶融炉３内で発生した燃焼排ガ
スＧ２は燃焼排ガスラインＬ４を流れ、燃焼溶融炉３の
後流側に配置される熱交換器３Ａ及び廃熱ボイラ１２で
熱回収され、さらに集塵機１３で除塵を、煙道ガス浄化
装置１４で浄化をされた後に、誘引送風機１５により煙
突１６から大気中へ排出される。なお、図中１７は、蒸
気タービンにより作動される発電機である。
スＧ２は燃焼排ガスラインＬ４を流れ、燃焼溶融炉３の
後流側に配置される熱交換器３Ａ及び廃熱ボイラ１２で
熱回収され、さらに集塵機１３で除塵を、煙道ガス浄化
装置１４で浄化をされた後に、誘引送風機１５により煙
突１６から大気中へ排出される。なお、図中１７は、蒸
気タービンにより作動される発電機である。
【００１８】集塵機１３での除塵において、燃焼排ガス
Ｇ２中に含まれる飛灰ｇを捕らえることができる。捕ら
えられた飛灰ｇは、上述したように粉砕装置８で粉砕さ
れた燃焼性成分と、例えば、飛灰ｇ：燃焼性成分ｄが
１：３から１：７、好ましくは１：５程度に、混合され
て、移送装置（図示せず）によって燃焼溶融炉３まで搬
送される。
Ｇ２中に含まれる飛灰ｇを捕らえることができる。捕ら
えられた飛灰ｇは、上述したように粉砕装置８で粉砕さ
れた燃焼性成分と、例えば、飛灰ｇ：燃焼性成分ｄが
１：３から１：７、好ましくは１：５程度に、混合され
て、移送装置（図示せず）によって燃焼溶融炉３まで搬
送される。
【００１９】これらにより、本廃棄物処理プラントで
は、集塵機１３が捕まえた飛灰ｇと分離装置７で分離さ
れた燃焼性成分ｄとを混合して、燃焼溶融炉３に移送す
る方式を採っているので、吸湿性が高い飛灰ｇが乾燥し
ている燃焼性成分ｄと混じりあい、その飛灰ｇ及び燃焼
性成分ｄを移送する移送装置の輸送管などにおいて、そ
の飛灰ｇが輸送管の内面などに付着することがなくな
り、その輸送管の閉塞を防止することができ、飛灰ｇ及
び燃焼性成分ｄの移送を簡易な装置で実現することがで
きる。更に、飛灰ｇを燃焼溶融炉３へ供給してスラグ化
する場合においても、飛灰ｇと燃焼性成分ｄとを混合し
ているので、飛灰供給ノズルが閉塞することなく、安定
した運転を行うことができる。
は、集塵機１３が捕まえた飛灰ｇと分離装置７で分離さ
れた燃焼性成分ｄとを混合して、燃焼溶融炉３に移送す
る方式を採っているので、吸湿性が高い飛灰ｇが乾燥し
ている燃焼性成分ｄと混じりあい、その飛灰ｇ及び燃焼
性成分ｄを移送する移送装置の輸送管などにおいて、そ
の飛灰ｇが輸送管の内面などに付着することがなくな
り、その輸送管の閉塞を防止することができ、飛灰ｇ及
び燃焼性成分ｄの移送を簡易な装置で実現することがで
きる。更に、飛灰ｇを燃焼溶融炉３へ供給してスラグ化
する場合においても、飛灰ｇと燃焼性成分ｄとを混合し
ているので、飛灰供給ノズルが閉塞することなく、安定
した運転を行うことができる。
【００２０】また、本廃棄物処理プラントは、飛灰ｇ及
び燃焼性成分ｄを移送する移送装置を、所定の経路を移
動部材が移動するコンベア構造とすることで、空気輸送
とした場合よりも、より長期間にわたって安全かつ確実
に飛灰及び燃焼性成分を移送することができる。
び燃焼性成分ｄを移送する移送装置を、所定の経路を移
動部材が移動するコンベア構造とすることで、空気輸送
とした場合よりも、より長期間にわたって安全かつ確実
に飛灰及び燃焼性成分を移送することができる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集塵機が捕まえた飛灰と分離装置で分離された燃焼性成
分とを混合して、燃焼溶融炉に移送するので、集塵機で
捕らえられた飛灰が輸送管などに付着することを大幅に
低減することができる。加えて、飛灰を燃焼溶融炉へ供
給する場合においても、飛灰と燃焼性成分を混合して供
給するので、供給ノズルを閉塞することもなくなり、そ
の効果は大きい。
集塵機が捕まえた飛灰と分離装置で分離された燃焼性成
分とを混合して、燃焼溶融炉に移送するので、集塵機で
捕らえられた飛灰が輸送管などに付着することを大幅に
低減することができる。加えて、飛灰を燃焼溶融炉へ供
給する場合においても、飛灰と燃焼性成分を混合して供
給するので、供給ノズルを閉塞することもなくなり、そ
の効果は大きい。
【図１】本発明の廃棄物処理プラントのブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明の廃棄物処理プラントの構成図である。
【図３】従来の廃棄物処理プラントのブロック図であ
る。
る。
【図４】従来の廃棄物処理プラントの構成図である。
１ 廃棄物供給装置 ２ 熱分解反応器 ３ 燃焼溶融炉 ４ 排出装置 ５ バーナ ６ 冷却装置 ７ 分離装置 ８ 破砕装置 １１ 水槽 １２ 廃熱ボイラ １３ 集塵機 １４ 煙道ガス浄化装置 １５ 誘引送風機 １６ 煙突 Ｌ１ 空気ライン Ｌ２ 熱分解ガスライン Ｌ３ 燃焼性成分のライン Ｌ３’燃焼性成分及び飛灰の混合搬送ライン Ｌ４ 燃焼排ガスライン Ｌ５ 飛灰搬送ライン ａ 廃棄物 ｂ 熱分解残渣 ｃ 不燃焼性成分 ｄ 燃焼性成分 ｅ 燃焼用空気 ｆ 溶融スラグ ｇ 飛灰 Ｇ１ 熱分解ガス Ｇ２ 燃焼排ガス
Claims (2)
- 【請求項１】 廃棄物を加熱して熱分解し、熱分解ガス
と主として不揮発性成分からなる熱分解残渣とを生成す
る熱分解反応器と、前記熱分解ガスと熱分解残渣とを分
離して排出する排出装置と、該排出装置から排出される
熱分解残渣を燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離する分
離装置と、前記排出装置からの熱分解ガスと前記分離装
置からの燃焼性成分とを燃焼させて溶融スラグと燃焼排
ガスを生成する燃焼溶融炉と、この燃焼溶融炉で発生し
た燃焼排ガスに含まれる飛灰を捕まえる集塵機と、を備
えた廃棄物処理プラントにおいて、前記集塵機が捕まえ
た飛灰と前記分離装置で分離された燃焼性成分とを混合
して、前記燃焼溶融炉に移送する移送装置を有すること
を特徴とする廃棄物処理プラント。 - 【請求項２】 前記移送装置は、所定の経路を移動部材
が移動するコンベア構造を有することを特徴とする廃棄
物処理プラント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10714097A JPH10300035A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 廃棄物処理プラント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10714097A JPH10300035A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 廃棄物処理プラント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10300035A true JPH10300035A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14451536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10714097A Pending JPH10300035A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 廃棄物処理プラント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10300035A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015017726A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | 住友大阪セメント株式会社 | フライアッシュの積み込み装置及びフライアッシュの積み込み方法 |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10714097A patent/JPH10300035A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015017726A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | 住友大阪セメント株式会社 | フライアッシュの積み込み装置及びフライアッシュの積み込み方法 |
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