JPH10299974A - 電気融着継手 - Google Patents

電気融着継手

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JPH10299974A
JPH10299974A JP9123179A JP12317997A JPH10299974A JP H10299974 A JPH10299974 A JP H10299974A JP 9123179 A JP9123179 A JP 9123179A JP 12317997 A JP12317997 A JP 12317997A JP H10299974 A JPH10299974 A JP H10299974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
joint
distal end
diameter cylindrical
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP9123179A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Oya
博 大矢
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性に優れ、しかも製造容易な電気融着継手
を提供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂によって形成した継手本体1
の内面に近接して電熱線2を埋設し、熱可塑性樹脂によ
って形成した管9の先端部を継手本体1内に挿入して電
熱線2に通電することにより、管9と継手本体1とを融
着する電気融着継手において、管9の先端部外面と対向
する大径筒状部4と、先端部端面と対向する円盤部5
と、先端部内面と対向する小径筒状部6とを有するコア
3を継手本体1内に固定し、該コアの大径筒状部4の内
面に円周方向複数個の内方突出部4a,4bを形成し、
コアの小径筒状部6の外面に円周方向複数個の外方突出
部6a,6b,6cを形成し、内方突出部と外方突出部
とが円周方向交互に位置するように形成したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱可塑性樹脂に
よって形成した管と管継手との当接面を溶融することに
よって両者を接続する電気融着継手に関し、特に融着の
際の管の抜止めクランプ機能と芯出し機能に関する。
【0002】
【従来の技術】電気融着継手としては、例えば特開平8
−270873号公報に開示されたものがある。この継
手における管の抜止めと芯出しは次のように行われてい
る。すなわち、管の抜止めについては、継手本体の内面
に抜止め部材を固定し、抜止め部材の外面のほぼ全域に
わたって樹脂管係止部を突設している。また管の芯出し
については、継手本体の挿入端内面に芯出し部を突設し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管の抜止め
の技術では、抜止め部材の外面のほぼ全域にわたって樹
脂管係止部を突設しているから、接続しようとする管の
内径が若干小さいときには、管を挿入しにくく、作業性
に劣るという問題点があり、管内径が若干大きいときに
は抜止め性能が発揮されず、管の保持ができないという
欠点がある。また上記従来の管の芯出しの技術では、継
手本体の挿入端内面に芯出し部を突設しているから、管
の先端部がこの芯出し部に接触してから以降の管を押し
込む長さが長く、作業性に劣るという問題点があり、ま
た継手本体を製造しにくいという問題点がある。したが
って本発明は、管の内径や外径が正規の値から外れたも
のであっても、管の抜止めクランプ機能と管の芯出し機
能を併せ持って作業性に優れ、しかも製造容易な電気融
着継手を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、すなわち、熱可塑性樹
脂によって形成した継手本体の内面に近接して電熱線を
埋設し、熱可塑性樹脂によって形成した管の先端部を継
手本体内に挿入して電熱線に通電することにより、管と
継手本体とを融着する電気融着継手において、管の先端
部外面と対向する大径筒状部と、先端部端面と対向する
円盤部と、先端部内面と対向する小径筒状部とを有する
コアを継手本体内に固定し、該コアの大径筒状部の内面
に円周方向複数個の内方突出部を形成し、コアの小径筒
状部の外面に円周方向複数個の外方突出部を形成し、内
方突出部と外方突出部とが円周方向交互に位置するよう
に形成したことを特徴とする電気融着継手である。
【0005】本発明はまた、熱可塑性樹脂によって形成
した継手本体の内面に近接して電熱線を埋設し、熱可塑
性樹脂によって形成した管の先端部を継手本体内に挿入
して電熱線に通電することにより、管と継手本体とを融
着する電気融着継手において、管の先端部外面と対向す
る大径筒状部と、先端部端面と対向する円盤部と、先端
部内面と対向する小径筒状部とを有するコアを継手本体
内に固定し、該コアの大径筒状部の内面に円周方向複数
個の抜止め突起を形成し、コアの小径筒状部の外周面の
うちの抜止め突起と対向する部分よりも円盤部側に凹溝
を形成したことを特徴とする電気融着継手である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。図1〜3は本発明の第1実施例を示し、こ
の電気融着継手は継手本体1とコア3とを有する。継手
本体1は熱可塑性樹脂によって円筒状に形成されてお
り、その内面に近接して電熱線2が埋設されている。電
熱線2の両端は、継手本体に取り付けた一対の端子2
a,2aに接続されている。コア3は、接続しようとす
る管9の先端部外面と対向する大径筒状部4と、管9の
先端部端面と対向する円盤部5と、管9の先端部内面と
対向する小径筒状部6からなる。コア3は、電熱線2を
埋設した部分の継手本体1の内面と、大径筒状部4の内
面とがほぼ同一面を形成するようにして、継手本体1内
に固定されている。本実施例の継手本体1はポリブデン
によって形成され、コア3はポリフェルニンオキサイド
樹脂(商品名ノリル)を射出成形することによって本体
と一体的に形成されている。但しコア3は接続樹脂管よ
り硬い材質であることが望ましく、ポリアセタール(商
品名ジュラコン)や銅合金等の金属製とすることもでき
る。また、別々に成形した継手本体とコアとを嵌着した
り、接着剤などで固着して両者を固定することもでき
る。
【0007】コア3の大径筒状部4の内面には、図2と
図3(A)に示すように、円周方向90°間隔にて都合
4個の抜止め突起4aが内方に向けて突設されている。
またコア3の小径筒状部6の外面には、図2と図3
(B)に示すように、円周方向90°間隔にて都合4個
のテーパ凸条6aが外方に向けて突設されており、この
テーパ凸条6aはコア3の円盤部5に向けて徐々に盛り
上がるように形成されている。そしてこれらの抜止め突
起4aとテーパ凸条6aとは、円周方向交互に配置され
ており、すなわち45°ごとに抜止め突起4aとテーパ
凸条6aとが交互に形成されている。また小径筒状部6
の先端は、図1に示すように、継手本体1の端面よりも
3〜5mm程度外方に延びるように長く形成されてい
る。
【0008】本実施例は以上のように形成されており、
熱可塑性樹脂によって形成した管9の先端部を本実施例
の継手に挿入して押し込むと、図2に示すように、管9
の先端部は抜止め突起4aとテーパ凸条6aとによって
4角形に近付くように変形されて、抜止め突起4aとテ
ーパ凸条6aの上に乗り上げ、ついにはその先端が円盤
部5に当接する。この状態で両端子2a,2a間に通電
すると、電熱線2の近傍の樹脂が溶融し、継手本体1と
管9とが一体に融着される。
【0009】しかして本実施例では、抜止め突起4aと
テーパ凸条6aとが円周方向交互に配置されているか
ら、管9の内径に多少の誤差があり、あるいは管9の外
径に多少の誤差があっても、管9を押し込むことによっ
て管の内形状と外形状は強制的に変形して抜止め突起4
aとテーパ凸条6aの上に乗り上げることができる。し
たがってテーパ凸条6aの部分で管9の芯出しをするこ
とができると同時に、その後に抜止め突起4a部分に喰
い込み、管9に引抜き力が作用しても管が抜けることが
ない。また管9の変形はその先端部に限られており、電
熱線2と向きあう部分では、管の形状はほぼ当初の円形
形状に復するから、融着に支障を来すことがない。ま
た、コアの小径筒状部6の先端は継手本体1の端面より
も外方に延びるように長く形成されているから、管9に
曲げ力が作用してもそれに十分に耐えることができる。
したがって以上より、常に適正に管9と継手本体1とを
融着することができる。
【0010】なお本実施例の継手は次のようにして製造
する。まずコア3を製造し、コア3を金型内に設置し、
継手本体1のうちの電熱線2よりも小径側の部分すなわ
ちインナーを射出成型して、コア3とインナーとを一体
に成型する。次いでインナーの外面に電熱線2を巻回
し、電熱線2の両端に端子2aを固定し、しかる後に、
継手本体1のうちの電熱線2よりも大径側の部分すなわ
ちアウターを射出成型して、全体の継手を製造する。な
お、コア3は大径筒状部4と他の部分を分割して射出成
形しても良い。また本実施例は、本発明を左右同径のソ
ケットに適用した場合を示したが、本発明は明らかに継
手の形式によるものではない。すなわちエルボやチーな
どにも適用できるし、異径の継手にも適用することがで
きる。また、継手の一方にのみ電気融着する場合にも本
発明を適用することができる。
【0011】次に図4、図5、図6はそれぞれ第2、第
3、第4実施例を示す。上記第1実施例では、コアの大
径筒状部4に抜止め突起4aを突設し、小径筒状部6に
テーパ凸条6aを突設したが、図4に示す第2実施例
は、コアの大径筒状部4にテーパ凸条4bを突設し、小
径筒状部6に抜止め突起6bを突設したものである。ま
た図5に示す第3実施例は、コアの大径筒状部4と小径
筒状部6の双方にテーパ凸条4b、6aを突設したもの
である。また上記第1実施例では、コアの小径筒状部6
に突設したテーパ凸条6aは、一様に傾斜していたが、
図6に示す第4実施例では鋸歯状のテーパ凸条6cとし
たものである。これらの各実施例によっても、上記第1
実施例と同様の効果を得ることができる。また、抜止め
突起4a側を鋸歯状に形成することも考えられる。
【0012】次に図7と図8は第5実施例を示し、この
実施例では、コアの大径筒状部4の内面に、円周方向9
0°間隔にて都合4個の抜止め突起4aを内方に向けて
突設し、この抜止め突起4aと対向する部分よりも円盤
部5側の小径筒状部6の外周面に、凹溝6dを形成した
ものである。この実施例によれば、抜止め突起4aによ
って内側に曲げられる管の先端部が凹溝6d内に収容さ
れるから、管9の外径が正規の値よりも相当に大きいと
きでも、継手内に円滑に挿入することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、管の内径
や外径が正規の値から外れたときにも継手内に円滑に挿
入することができ、かつ、管の抜止めクランプ機能と芯
出し機能を併せ持ち、しかも製造容易な電気融着継手が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す部分断面正面図
【図2】図1中A−A線断面図
【図3】(A)図2中A−A線断面図と、(B)B−B
線断面図
【図4】第2実施例の要部を示す、図3に対応する断面
【図5】第3実施例の要部を示す、図3に対応する断面
【図6】第4実施例の要部を示す、図3に対応する断面
【図7】第5実施例の要部を示す側断面図
【図8】第5実施例を示す縦断面図
【符号の説明】
1…継手本体 2…電熱線 2a…端子 3…コア 4…大径筒状部 4a…抜止め突起 4b…テーパ凸条 5…円盤部 6…小径筒状部 6a…テーパ凸条 6b…抜止め突起 6c…鋸歯状テーパ
凸条 6d…凹溝 9…管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂によって形成した継手本体の
    内面に近接して電熱線を埋設し、熱可塑性樹脂によって
    形成した管の先端部を前記継手本体内に挿入して前記電
    熱線に通電することにより、前記管と継手本体とを融着
    する電気融着継手において、 前記管の先端部外面と対向する大径筒状部と、先端部端
    面と対向する円盤部と、先端部内面と対向する小径筒状
    部とを有するコアを前記継手本体内に固定し、 該コアの前記大径筒状部の内面に円周方向複数個の内方
    突出部を形成し、コアの前記小径筒状部の外面に円周方
    向複数個の外方突出部を形成し、前記内方突出部と外方
    突出部とが円周方向交互に位置するように形成したこと
    を特徴とする電気融着継手。
  2. 【請求項2】前記コアの前記内方突出部と外方突出部と
    のうち、一方は前記管の引抜きを阻止するように形成し
    た抜止め突起であり、他方は前記円盤部側に向って徐々
    に盛り上がるテーパ面である、請求項1記載の電気融着
    継手。
  3. 【請求項3】前記コアの前記内方突出部と外方突出部と
    は、共に前記円盤部側に向って徐々に盛り上がるテーパ
    面である、請求項1記載の電気融着継手。
  4. 【請求項4】前記テーパ面を、前記管の引抜きを阻止す
    るように鋸歯状に形成した、請求項2又は3記載の電気
    融着継手。
  5. 【請求項5】熱可塑性樹脂によって形成した継手本体の
    内面に近接して電熱線を埋設し、熱可塑性樹脂によって
    形成した管の先端部を前記継手本体内に挿入して前記電
    熱線に通電することにより、前記管と継手本体とを融着
    する電気融着継手において、 前記管の先端部外面と対向する大径筒状部と、先端部端
    面と対向する円盤部と、先端部内面と対向する小径筒状
    部とを有するコアを前記継手本体内に固定し、 該コアの前記大径筒状部の内面に円周方向複数個の抜止
    め突起を形成し、コアの前記小径筒状部の外周面に凹溝
    を形成したことを特徴とする電気融着継手。
  6. 【請求項6】コアの前記小径筒状部の先端を前記継手本
    体の端面よりも外方に延びるように形成した、請求項1
    〜5のいずれか1項記載の電気融着継手。
JP9123179A 1997-04-25 1997-04-25 電気融着継手 Pending JPH10299974A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015196302A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 積水化学工業株式会社 電気融着方法,インコア及びパイプの接続構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015196302A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 積水化学工業株式会社 電気融着方法,インコア及びパイプの接続構造

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