JPH10299703A - 油圧作業機械の制御装置およびその制御方法 - Google Patents

油圧作業機械の制御装置およびその制御方法

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JPH10299703A
JPH10299703A JP10500597A JP10500597A JPH10299703A JP H10299703 A JPH10299703 A JP H10299703A JP 10500597 A JP10500597 A JP 10500597A JP 10500597 A JP10500597 A JP 10500597A JP H10299703 A JPH10299703 A JP H10299703A
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JP
Japan
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control
pressure
main pump
pump
actuator
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JP10500597A
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English (en)
Inventor
Masatake Arai
誠剛 新井
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、アクチュエータ用のオーバロ
ードリリーフ弁から作動油が無駄にタンクに戻されるの
を防止する。 【解決手段】 アクチュエータ2と、メインポンプ1
と、オーバロードリリーフ弁21,22と、コントロー
ルバルブ3と、バイパス配管4と、流量制御弁5と、絞
り弁51と、メインポンプ吐出量制御ライン13と、圧
力センサー8と、コントローラ9とを有する油圧作業機
械において、上記メインポンプ1はレギュレータ12に
より吐出油流量が調整可能に構成され、上記コントロー
ラ9はメインポンプ圧がオーバロードリリーフ圧に達す
ると上記流量制御弁5を開く方向に制御することによ
り、メインポンプ吐出量制御ライン13を介して上記レ
ギュレータ12を制御してメインポンプ1の吐出量を減
少させ、これによってオーバロードリリーフ弁から作動
油が無駄にタンクに戻されるのを防止するように構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、破砕機などの油
圧作業機械の制御装置およびその制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧建設機械の圧砕装置では圧砕
作業を行なうアクチュエータには、ネガティブコントロ
ールが行なわれる油圧系統により圧油が供給されるよう
にしている。すなわち、図6に示されるようにメインポ
ンプ(可変容量油圧ポンプ)1からの出口配管11には
コントロールバルブ3を介してアクチュエータ2が接続
されている。またネガティブコントロールラインを構成
するバイパス配管4が出口配管11から分岐して設けら
れ、このバイパス配管4はカットバルブ(流量制御弁)
5およびネガコン(ネガティブコントロール)用絞り弁
51を介してタンク7に導かれている。さらに上記絞り
弁51の上流側でカットバルブ5の下流側からはネガテ
ィブコントロールライン(メインポンプ吐出量制御ライ
ン)を構成するネガコン配管13と、カットオフ制御用
のリリーフ流通過通路(メインポンプ吐出油リリーフラ
イン)14とが分岐し、ネガコン配管13の先端はメイ
ンポンプ1の傾転角を制御するレギュレータ12に接続
されている。またリリーフ流通路14はメインリリーフ
弁15を介して上記出口配管11に接続され、さらにこ
の出口配管11には油圧メインポンプ1の吐出圧力を検
出する圧力センサー8が設けられている。このメインリ
リーフ弁15は上記オーバロードリリーフ弁21より高
い圧力で開くように設定されている。またアクチュエー
タ2にはタンク7への戻り管71にオーバロードリリー
フ弁21,22が設けられ、コントロールバルブ3の操
作用のパイロットポート31,32への配管33に設け
られたシャトル弁38にはカットバルブ5のパイロット
ポート52が接続され、図示しない操作レバーの操作に
よる配管33の圧力によってカットバルブ5のパイロッ
トポート52が制御(ブリードオフ制御)されるように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置においては、
操作レバーの操作によりコントロールバルブ3を操作し
て、アクチュエータ2へ送る作動油の流量を増加させた
場合には、バイパス配管4に送られる余剰流量が減少
し、ネガコン用絞り弁51の上流側の圧力が低下するこ
とになり、このためネガコン配管13を通してメインポ
ンプ1のレギュレータ12に伝えられる圧力も低下する
結果、メインポンプ1の傾転角が制御されてメインポン
プ1からの吐出流量が増加することになる。一方、操作
レバーの操作によりアクチュエータ2へ送る作動油の流
量を減少させるようにコントロールバルブ3を制御した
場合には、バイパス配管4に送られる余剰油流量が増加
し、上記の場合とは逆にレギュレータ12に伝達される
圧力が上昇してメインポンプ1の吐出流量を減少させる
ことになる。
【0004】またアクチュエータ2に対する供給油の圧
力が所定値以上に上昇するとオーバロードリリーフ弁2
1または22が開くことになり、これによって作動油が
戻り管71を通してタンク7に戻される。その結果、バ
イパス配管4に送られる余剰油の流量が減少することに
なって上記のようにメインポンプ1からの吐出流量は増
加することになり、この吐出油は開かれたオーバロード
リリーフ弁21または22を通して無駄にタンク7に排
出されることになるという問題がある。
【0005】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、簡単な構成で、オーバ
ロードリリーフ弁から作動油が無駄にタンクに戻される
のを防止することができる油圧作業機械の制御装置およ
びその制御方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アク
チュエータと、このアクチュエータに圧油を供給するメ
インポンプと、上記アクチュエータへの圧油の最大作用
圧を設定するリリーフ手段と、上記メインポンプの吐出
油圧を検出するポンプ圧検出手段と、上記メインポンプ
の吐出流量制御手段と、上記リリーフ手段のリリーフ設
定圧と上記ポンプ圧検出手段の検出した上記メインポン
プの吐出油圧とを比較する主制御手段とを有し、上記主
制御手段は上記メインポンプの吐出油圧が上記リリーフ
設定圧に達したとき、上記吐出流量制御手段に吐出流量
減量の指令をするようにしたものである。
【0007】請求項2の発明は、上記吐出流量制御手段
は、アクチュエータの上流側とタンクとを連通するタン
ク管路と、上記タンク管路に設けられた流量制御弁と、
上記流量制御弁の下流側に設けられた絞り弁と、上記メ
インポンプの吐出流量を調整するレギュレータと、上記
タンク管路の絞り弁の上流側と上記レギュレータとを連
通するレギュレータ管路とを有するものである。
【0008】請求項3の発明は、上記主制御手段は、第
1制御演算部と第2制御演算部と開口面積選択部とを備
え、上記第1制御演算部は、上記アクチュエータの駆動
指令信号を受けて開口面積選択部に開口指令を出力し、
上記第2制御演算部は上記メインポンプの最大吐出圧力
目標値と上記ポンプ圧検出手段の検出した吐出油圧信号
とを受けて開口面積選択部に開口指令を出力し、上記開
口面積選択部は上記第1制御演算部と第2制御演算部と
の両開口指令信号のうち高位側の開口指令を選択して、
上記メインポンプの吐出流量を制御するようにしたもの
である。
【0009】請求項4の発明は、上記メインポンプの最
大吐出圧力目標値を設定する最大圧力目標値設定手段を
設け、上記最大圧力目標値設定手段により上記第2制御
演算部に最大吐出圧力目標値を入力するようにしたもの
である。
【0010】請求項5の発明は、上記主制御手段は、メ
インポンプ最大圧力目標値を記憶した記憶部を備え、こ
の記憶部から上記第2制御演算部にメインポンプ最大圧
力目標値を出力するように構成されているものである。
【0011】請求項6の発明は、上記第1制御演算部と
第2制御演算部とを切り離す手動操作部が設けられ、こ
の手動操作部の操作により主制御手段に第1制御演算部
のみによる制御を行なわせることができるように構成さ
れているものである。
【0012】請求項7の発明は、上記記憶部に記憶値を
入力する手動操作部が設けられ、この手動操作部を操作
して、メインポンプを最大圧力状態にすることにより、
その最大圧力値を記憶部にメインポンプ最大圧力目標値
として記憶させることができるように構成されているも
のである。
【0013】請求項8の発明は、手動操作部を備え、こ
の手動操作部の操作により、上記第2制御演算部に任意
の値のメインポンプ最大圧力目標値を入力することがで
きる状態と、上記第1制御演算部と第2制御演算部とを
切り離す状態と、上記開口面積選択部が第1制御演算と
第2制御演算部との両開口指令信号のうち高位側の開口
指令を選択してカットバルブの開口面積の指令を出力す
ることにより、アクチュエータをブリードオフ制御する
状態とに切換え可能に構成されているものである。
【0014】請求項9の発明は、アクチュエータと、こ
のアクチュエータに圧油を供給するメインポンプと、上
記アクチュエータへの圧油の最大作用圧を設定するリリ
ーフ手段と、上記メインポンプの吐出油圧を検出するポ
ンプ圧検出手段と、上記メインポンプの吐出流量制御手
段と、上記リリーフ手段のリリーフ設定圧と上記ポンプ
圧検出手段の検出した上記メインポンプの吐出油圧とを
比較する主制御手段とを有する装置において、上記メイ
ンポンプの吐出油圧が上記リリーフ設定圧に達したと
き、上記主制御手段により、上記吐出流量制御手段に吐
出流量減量の指令をするようにしたものである。
【0015】上記構成では、簡単な構成で、アクチュエ
ータ用のオーバロードリリーフ弁が作動して作動油がタ
ンクに逃がされる状態になると、オーバロードリリーフ
圧に合致させたメインポンプ最大圧力目標値により流量
制御弁が作動されてブリードオフ制御がなされ、これに
よってオーバロードリリーフ弁から作動油が無駄にタン
クに戻されるのを防止することができる。また手動操作
部を設けた場合には、コントローラの第2制御演算部に
任意の値のメインポンプ最大圧力目標値を入力すること
ができる状態と、第1制御演算部と第2制御演算部とを
切り離す状態と、開口面積選択部が第1制御演算と第2
制御演算部との両開口指令信号のうち高位側の開口指令
を選択して流量制御弁の開口面積の指令を出力すること
により、アクチュエータをブリードオフ制御する状態と
に容易に切換えて運転を行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1において、可変容量油圧ポン
プ1からの出口配管11にはコントロールバルブ3を介
してアクチュエータ2が接続され、バイパス配管(タン
ク管路)4はカットバルブ(流量制御弁)5およびネガ
コン用絞り弁51を介してタンク7に導かれている。こ
の絞り弁51の上流側からは、メインポンプ吐出量制御
ラインを構成するネガコン配管(レギュレータ管路)1
3と、リリーフ流通過通路14とが分岐し、ネガコン配
管13の先端はレギュレータ12に接続されている。そ
してバイパス配管4と絞り弁51とレギュレータ12
と、ネガコン配管13とにより吐出流量制御手段が構成
されている。またリリーフ流通路14はメインリリーフ
弁15を介して上記出口配管11に接続され、さらにこ
の出口配管11にはメインポンプ1の吐出圧力を検出す
るポンプ圧検出手段としての圧力センサー(第1の圧力
センサー)8が設けられている。またメインリリーフ弁
15は上記オーバロードリリーフ弁(リリーフ手段)2
1より高い圧力で開くように設定され、アクチュエータ
2からタンク7への戻り管71にオーバロードリリーフ
弁21,22が設けられている。以上の構成について
は、上記図6の従来技術と同様である。
【0017】この発明の実施形態では、コントロールバ
ルブ3の操作用のパイロットポート31,32への配管
33にはシャトル弁38が設けられ、このシャトル弁3
8での圧力を検出する圧力センサー(第2の圧力センサ
ー)34の検出信号が入力されるコントローラ(主制御
手段)9が設けられている。また上記カットバルブ5の
制御部にはパイロットポート52の代わりにソレノイド
53が設けられ、このソレノイド53は上記コントロー
ラ9によって制御されるようにしている。さらにコント
ローラ9には可変容量油圧ポンプ1の吐出油圧力を検出
する圧力センサー8からの検出信号が入力されるように
している。
【0018】上記コントローラ9は、図2に示すように
構成されている。すなわち、コントローラ9は、第1制
御演算部91と、第2制御演算部92と開口面積選択部
93と記憶部98とを備え、この記憶部98にはメイン
ポンプ1の最大圧力目標値が記憶され、この記憶値が第
2制御演算部92に出力されるようにしている。第1制
御演算部91はアクチュエータ2の駆動指令(レバー操
作)に応じてアクチュエータ2をブリードオフ制御する
ものであって上記圧力センサー34からの信号を受けて
開口面積選択部93に開口指令を出力するものであり、
第2制御演算92はメインポンプ1の圧力制御を行なう
ものであって記憶部98からの記憶値(ポンプ最大圧力
目標値)と圧力センサー8からのメインポンプ1の圧力
信号とを受けて開口面積選択部93に開口指令を出力す
るものであり、開口面積選択部93は第1制御演算91
と第2制御演算部92との両開口指令信号のうち高位側
の開口指令を選択してカットバルブ5のソレノイド53
に開口面積の指令を出力するものである。また第2制御
演算部92は、メインポンプ1用の圧力センサー8によ
って検出されるポンプ圧力を上記ポンプ最大圧力設定値
に近づけるようにカットバルブ5の開口を漸減、漸増さ
せるように制御するものである。そしてこのポンプ最大
圧力設定値は、上記オーバロードリリーフ弁21,22
の作動圧力と同じ圧力にする。
【0019】上記圧力センサー34からの圧力信号は第
2制御演算部92にも入力されるようにし、また圧力セ
ンサー8からの信号と記憶部98に記憶されているメイ
ンポンプ1の圧力目標値とが第2制御演算部92に入力
されるようにしている。そして第1制御演算部91、第
2制御演算部92からそれぞれ開口指令が開口面積選択
部93に送られ、ここでいずれか高位側の指令が選択さ
れてカットバルブ5のソレノイド53に送られ、カット
バルブ5の開口面積の増減を行なうようにしている。
【0020】なお、上記記憶部98を設ける代わりに、
ポンプ圧力目標値設定手段28を経に設けて、ポンプ圧
力目標値設定手段28を操作することにより第2制御演
算部92にポンプ最大圧力設定値を出力するようにして
もよい。
【0021】図3に示すように、第1制御演算部91
は、予め設定されたパイロット操作圧力と開口面積指令
値との関係図から定められる開口指令値が、パイロット
圧力に応じて出力されるようにしている。また第2制御
演算部92は第1演算部94と第2演算部95とPID
制御部96とを有し、上記第1演算部94には記憶部9
8からの信号と圧力センサー34からの操作パイロット
圧信号とが入力される。この操作パイロット圧信号が0
の場合、すなわちレバー操作が行なわれていない場合
は、第1演算部94ではポンプ圧力目標値を無限大にし
てその信号を第2演算部95に出力し、PID制御部9
6を経て小さな値の開口指令を開口面積選択部93に出
力することによってこの値が選択されないようにし、こ
れによって第2制御演算部92の影響がでないようにし
ている。また操作レバーが操作されている場合(圧力セ
ンサー34の検出圧力が0でない場合)は、操作パイロ
ット圧信号は無視され、記憶部98から予め記憶されて
いる値が第1演算部94から第2演算部95に出力さ
れ、ここで実際のメインポンプ1のとの差圧がPID制
御部96に出力され、ここから開口指令が開口面積選択
部93に出力される。そして開口面積選択部93では第
1制御演算部91からの開口指令とPID制御部96か
らの開口指令とが比較され、いずれか高位側の指令が選
択されて、それに基づく信号によりソレノイド53を制
御してカットバルブ5の開口面積が所定の大きさになる
ように制御する。
【0022】上記構成において、操作レバーの操作によ
りコントロールバルブ3を操作して、アクチュエータ2
へ送る作動油の流量を増加させた場合には、バイパス配
管4に送られる余剰流量が減少し、ネガコン用絞り弁5
1の上流側の圧力が低下することになり、このためネガ
コン配管13を通してメインポンプ1のレギュレータ1
2に伝えられる圧力も低下する結果、メインポンプ1の
傾転角が制御されてメインポンプ1からの吐出流量が増
加することになる。一方、操作レバーの操作によりアク
チュエータ2へ送る作動油の流量を減少させるようにコ
ントロールバルブ3を制御した場合には、バイパス配管
4に送られる余剰油流量が増加し、上記の場合とは逆に
レギュレータ12に伝達される圧力が上昇してメインポ
ンプ1の吐出流量を減少させることになる。
【0023】またアクチュエータ2に対する作動油の圧
力が所定値以上に上昇するとオーバロードリリーフ弁2
1または22が開くことになり、これによって作動油が
戻り管71を通してタンク7に戻される。その結果、バ
イパス配管4に送られる余剰油の流量が減少することに
なるが、オーバロードリリーフ圧になると、これと同圧
のメインポンプ最大圧力目標値の信号がコントローラ9
の第2制御演算部92に出力され、それに基づく開口指
令が開口面積選択部93に送られてその指令が選択さ
れ、カットバルブ5の開口面積が増大するように制御さ
れる。これによってネガコン配管13およびレギュレー
タ12を介してメインポンプ1が制御され、メインポン
プ1からの吐出流量を減少させることにより作動油を無
駄にタンク7に排出されるのを防止することになる。
【0024】図4は装置の操作室内での操作説明図であ
り、操作室内には記憶スイッチ(手動操作部)81と操
作盤40とが設けられ、操作盤40に設けられたダイヤ
ルのつまみ(手動操作部)41は操作位置(MIN〜M
AX)と、記憶値指令位置と、OFF位置とのいずれか
を指示するようにしている。そしてこれらの信号は圧力
センサー34および圧力センサー8からの信号とともに
コントローラ9に送られるようにしている。上記操作位
置(MIN〜MAX)では上記第2制御演算部に任意の
値のメインポンプ最大圧力目標値を入力することがで
き、上記記憶値指令位置では予め記憶部に記憶させたメ
インポンプ最大圧力目標値を読み出すことができ、OF
F位置では記憶値を使用せずに装置を運転することがで
きる。
【0025】図5は上記装置の作動のフローチャートを
示し、運転を開始するとステップS1でダイヤルの指示
位置が読み込まれ、その指示位置によってそれぞれ所定
の操作が行なわれる。まずコントローラ9中の上記記憶
部98にポンプ最大圧力目標値の設定を行なうには、O
FF位置にダイヤル設定するとともに、記憶スイッチ8
1をオンにし、コントロールバルブ操作用のレバー操作
を最大にする。すなわち、OFF位置にダイヤル設定す
るとステップS2でのレバー操作が最大か否かの判断、
ステップS3での記憶スイッチ81のオン・オフの判断
を経てステップS4でポンプ圧力を圧力センサー8より
読み取り、ステップS5でそのカットオフ圧力値(ポン
プ最大圧力目標値)を記憶部98にセットし、記憶させ
る。そしてステップS6で第1制御演算部91のみによ
りカットバルブ5のカットオフ制御を行なう。
【0026】この記憶値のセットを行なった後は、記憶
スイッチ81はOFF位置にする。このためダイヤル指
示がOFF位置となっている間(記憶値を利用しないよ
うにしている間)は、ステップS2でレバー操作の操作
量に関係なくステップS3でNoとなるためにステップ
S6に移って第1制御演算部91のみにより制御が行な
われる。すなわち、記憶値を利用しない運転を行なう場
合にはダイヤル指示をOFF位置にすればよい。またカ
ットオフ圧力値を更新する場合は、上記新規の設定の場
合と同様に、ステップS1〜ステップS5の手順を行な
えばよく、これによってステップS5で新たな圧力値を
セットすることにより、すでに設定されている圧力値は
消去される。
【0027】またダイヤル指示を記憶値指令位置にした
場合は、ステップS7で記憶部98から記憶値が読み出
され、ついでステップS8で上記図2、図3に示すよう
なカットバルブ5のブリードオフ制御が行なわれる。
【0028】さらにダイヤル指示を操作位置(MIN〜
MAX)にした場合は、ステップS9でポンプ圧力目標
値設定手段28(図2参照)においてダイヤル指示位置
に対応するカットオフ圧力(ポンプ最大圧力目標値)が
設定され、その値が第2制御演算部92に出力され、第
1制御演算部91と第2制御演算部92とからなる上記
制御が行なわれる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単な構成で、アクチュエータ用のオーバロードリ
リーフ弁が作動して作動油がタンクに逃がされる状態に
なると、オーバロードリリーフ圧に合致させたメインポ
ンプ最大圧力目標値により流量制御弁が作動されてブリ
ードオフ制御がなされ、これによってオーバロードリリ
ーフ弁から作動油が無駄にタンクに戻されるのを防止す
ることができる。また手動操作部を設けた場合には、コ
ントローラの第2制御演算部に任意の値のメインポンプ
最大圧力目標値を入力することができる状態と、第1制
御演算部と第2制御演算部とを切り離す状態と、開口面
積選択部が第1制御演算と第2制御演算部との両開口指
令信号のうち高位側の開口指令を選択して流量制御弁の
開口面積の指令を出力することにより、アクチュエータ
をブリードオフ制御する状態とに容易に切換えて運転を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す装置の回路図であ
る。
【図2】図1の装置のコントローラの概略説明ブロック
図である。
【図3】図2のより詳しい説明図である。
【図4】装置の操作盤の説明図である。
【図5】装置の作動を説明するフローチャートである。
【図6】従来の装置の回路図である。
【符号の説明】
1 メインポンプ 2 アクチュエータ 3 コントロールバルブ 4 バイパス配管(タンク管路) 5 流量制御弁(カットバルブ) 7 タンク 8 メインポンプの圧力センサー(ポンプ圧検出手
段) 9 コントローラ 12 メインポンプのレギュレータ 13 ネガコン配管(レギュレータ管路) 21,22 オーバロードリリーフ弁 31,32 パイロットポート 34 パイロット圧の圧力センサー 38 シャトル弁 40 操作盤 41 手動操作部 51 絞り弁 53 流量制御弁のソレノイド 81 記憶スイッチ(手動操作部) 91 第1制御演算部 92 第2制御演算部 93 開口面積選択部 98 記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータと、このアクチュエータ
    に圧油を供給するメインポンプと、上記アクチュエータ
    への圧油の最大作用圧を設定するリリーフ手段と、上記
    メインポンプの吐出油圧を検出するポンプ圧検出手段
    と、上記メインポンプの吐出流量制御手段と、上記リリ
    ーフ手段のリリーフ設定圧と上記ポンプ圧検出手段の検
    出した上記メインポンプの吐出油圧とを比較する主制御
    手段とを有し、上記主制御手段は上記メインポンプの吐
    出油圧が上記リリーフ設定圧に達したとき、上記吐出流
    量制御手段に吐出流量減量の指令をするようにしたこと
    を特徴とする油圧作業機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記吐出流量制御手段は、アクチュエー
    タの上流側とタンクとを連通するタンク管路と、上記タ
    ンク管路に設けられた流量制御弁と、上記流量制御弁の
    下流側に設けられた絞り弁と、上記メインポンプの吐出
    流量を調整するレギュレータと、上記タンク管路の絞り
    弁の上流側と上記レギュレータとを連通するレギュレー
    タ管路とを有することを特徴とする請求項1記載の油圧
    作業機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記主制御手段は、第1制御演算部と第
    2制御演算部と開口面積選択部とを備え、上記第1制御
    演算部は、上記アクチュエータの駆動指令信号を受けて
    開口面積選択部に開口指令を出力し、上記第2制御演算
    部は上記メインポンプの最大吐出圧力目標値と上記ポン
    プ圧検出手段の検出した吐出油圧信号とを受けて開口面
    積選択部に開口指令を出力し、上記開口面積選択部は上
    記第1制御演算部と第2制御演算部との両開口指令信号
    のうち高位側の開口指令を選択して、上記メインポンプ
    の吐出流量を制御するようにしたことを特徴とする請求
    項1または2記載の油圧作業機械の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記メインポンプの最大吐出圧力目標値
    を設定する最大圧力目標値設定手段を設け、上記最大圧
    力目標値設定手段により上記第2制御演算部に最大吐出
    圧力目標値を入力するようにしたことを特徴とする請求
    項3記載の油圧作業機械の制御装置。
  5. 【請求項5】 上記主制御手段は、メインポンプ最大圧
    力目標値を記憶した記憶部を備え、この記憶部から上記
    第2制御演算部にメインポンプ最大圧力目標値を出力す
    るように構成されていることを特徴とする請求項3記載
    の油圧作業機械の制御装置。
  6. 【請求項6】 上記第1制御演算部と第2制御演算部と
    を切り離す手動操作部が設けられ、この手動操作部の操
    作により主制御手段に第1制御演算部のみによる制御を
    行なわせることができるように構成されていることを特
    徴とする請求項3,4,5のいずれかに記載の油圧作業
    機械の制御装置。
  7. 【請求項7】 上記記憶部に記憶値を入力する手動操作
    部が設けられ、この手動操作部を操作して、メインポン
    プを最大圧力状態にすることにより、その最大圧力値を
    記憶部にメインポンプ最大圧力目標値として記憶させる
    ことができるように構成されていることを特徴とする請
    求項4,5,6のいずれかに記載の油圧作業機械の制御
    装置。
  8. 【請求項8】 手動操作部を備え、この手動操作部の操
    作により、第2制御演算部に任意の値のメインポンプ最
    大圧力目標値を入力することができる状態と、上記第1
    制御演算部と第2制御演算部とを切り離す状態と、上記
    開口面積選択部が第1制御演算と第2制御演算部との両
    開口指令信号のうち高位側の開口指令を選択してカット
    バルブの開口面積の指令を出力することにより、アクチ
    ュエータをブリードオフ制御する状態とに切換え可能に
    構成されていることを特徴とする請求項3,4,5のい
    ずれかに記載の油圧作業機械の制御装置。
  9. 【請求項9】 アクチュエータと、このアクチュエータ
    に圧油を供給するメインポンプと、上記アクチュエータ
    への圧油の最大作用圧を設定するリリーフ手段と、上記
    メインポンプの吐出油圧を検出するポンプ圧検出手段
    と、上記メインポンプの吐出流量制御手段と、上記リリ
    ーフ手段のリリーフ設定圧と上記ポンプ圧検出手段の検
    出した上記メインポンプの吐出油圧とを比較する主制御
    手段とを有する装置において、上記メインポンプの吐出
    油圧が上記リリーフ設定圧に達したとき、上記主制御手
    段により、上記吐出流量制御手段に吐出流量減量の指令
    をするようにしたことを特徴とする油圧作業機械の制御
    方法。
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