JP2018112304A - 建設機械の油圧駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時および/または旋回減速時のショックを緩和できるようにする。【解決手段】建設機械の油圧駆動システム1Aは、旋回モータ4と、操作レバー51の傾倒角に応じた旋回操作信号を出力する旋回操作装置5と、スプールおよび指令電流を受けてスプールを駆動する駆動部を含み、指令電流が大きくなるほど旋回モータへの作動液の供給量および旋回モータからの作動液の排出量を増大させる旋回方向切換弁3と、旋回操作信号が大きくなるほど大きな指令電流を旋回方向切換弁へ送給する制御装置6と、旋回モータの流出圧を検出する圧力センサ61,62と、を備え、制御装置は、旋回操作信号が減少した場合、圧力センサで検出される旋回モータの流出圧が閾値を超えて上昇しているときに、スプールの移動速度を制限値以下に維持するように旋回方向切換弁へ指令電流を送給する。【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械の油圧駆動システムに関する。
油圧ショベルや油圧クレーンのような建設機械には、旋回モータを含む油圧駆動システムが搭載されている(例えば、特許文献1参照)。旋回モータへは、旋回方向切換弁を介してポンプから作動液が供給される。
具体的に、旋回方向切換弁は、一対の給排ラインにより旋回モータと接続されている。一対の給排ラインのそれぞれの圧力は、リリーフ弁によって上限圧以下に保たれる。また、旋回方向切換弁は、旋回操作装置の操作レバーの傾倒角(旋回操作量)が大きくなるほど、旋回モータへの作動液の供給量および旋回モータからの作動液の排出量を増大させる。
特開2001−254702号公報
ところで、旋回加速時に、旋回モータの流入圧がリリーフ弁で規定される上限圧まで急激に立ち上がると、旋回モータの流入圧が上限圧に達したときにショックが発生することがある。また、旋回減速時に、旋回モータの流出圧がリリーフ弁でき規定される上限圧まで急激に立ち上がると、旋回モータの流出圧が上限圧に達したときにショックが発生することがある。
これらのショックを緩和するには、リリーフ弁として、特許文献1に開示されているような昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることが考えられる。昇圧緩衝機能付のリリーフ弁は、一次圧(入口圧)が設定値となるまでは一次圧の変化率を規制せずに、一次圧が設定値から上限圧まで上昇するときに一次圧をゆっくりと上昇させるものである。
しかしながら、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁は構造が複雑であるために、サイズが大きく、コストが高い。
そこで、本発明は、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時および/または旋回減速時のショックを緩和できるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、一つの側面から、旋回モータと、操作レバーを含み、前記操作レバーの傾倒角に応じた旋回操作信号を出力する旋回操作装置と、スプールおよび指令電流を受けて前記スプールを駆動する駆動部を含み、前記指令電流が大きくなるほど前記旋回モータへの作動液の供給量および前記旋回モータからの作動液の排出量を増大させる旋回方向切換弁と、前記旋回操作信号が大きくなるほど大きな指令電流を前記旋回方向切換弁へ送給する制御装置と、前記旋回モータの流出圧を検出する圧力センサと、を備え、前記制御装置は、前記旋回操作信号が減少した場合、前記圧力センサで検出される前記旋回モータの流出圧が閾値を超えて上昇しているときに、前記スプールの移動速度を制限値以下に維持するように前記旋回方向切換弁へ指令電流を送給する、建設機械の油圧駆動システムを提供する。
上記の構成によれば、旋回減速時(旋回操作信号が減少した場合)に旋回モータの流出圧が閾値以上となれば、旋回操作信号に対して旋回方向切換弁の閉動作が遅れる。従って、旋回モータの流出圧は、閾値から上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回減速時のショックを緩和することができる。
前記制御装置は、前記圧力センサで検出される前記旋回モータの流出圧に基づいて、前記制限値をフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整してもよい。この構成によれば、旋回減速時のショックをより効果的に緩和することができる。
上記の油圧駆動システムは、供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、をさらに備え、前記制御装置は、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御し、かつ、前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記ポンプの傾転角の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記流量調整装置を制御してもよい。この構成によれば、旋回加速時(旋回操作信号が増加した場合)にポンプの吐出圧または旋回モータの流入圧が閾値以上となれば、旋回操作信号に対してポンプの吐出流量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータの流入圧は、閾値から上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
あるいは、上記の油圧駆動システムは、供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、前記供給ラインから分岐するアンロードラインに設けられたアンロード弁と、前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、をさらに備え、前記制御装置は、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御するともに、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記アンロード弁の開度が小さくなるように前記アンロード弁を制御し、かつ、前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記アンロード弁の開度の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記アンロード弁を制御してもよい。この構成によれば、旋回加速時(旋回操作信号が増加した場合)にポンプの吐出圧または旋回モータの流入圧が閾値以上となれば、旋回操作信号に対してアンロード弁の閉動作が遅れて旋回モータへの作動液の供給量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータの流入圧は、閾値から上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
また、本発明は、別の側面から、旋回モータと、操作レバーを含み、前記操作レバーの傾倒角に応じた旋回操作信号を出力する旋回操作装置と、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記旋回モータへの作動液の供給量および前記旋回モータからの作動液の排出量を増大させる旋回方向切換弁と、供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御する制御装置と、前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、を備え、前記制御装置は、前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記ポンプの傾転角の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記流量調整装置を制御する、建設機械の油圧駆動システムを提供する。
上記の構成によれば、旋回加速時(旋回操作信号が増加した場合)にポンプの吐出圧または旋回モータの流入圧が閾値以上となれば、旋回操作信号に対してポンプの吐出流量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータの流入圧は、閾値から上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
前記制御装置は、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧に基づいて、前記制限値をフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整してもよい。この構成によれば、旋回加速時のショックをより効果的に緩和することができる。
また、本発明は、さらに別の側面から、旋回モータと、操作レバーを含み、前記操作レバーの傾倒角に応じた旋回操作信号を出力する旋回操作装置と、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記旋回モータへの作動液の供給量および前記旋回モータからの作動液の排出量を増大させる旋回方向切換弁と、供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、前記供給ラインから分岐するアンロードラインに設けられたアンロード弁と、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御するともに、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記アンロード弁の開度が小さくなるように前記アンロード弁を制御する制御装置と、前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、を備え、前記制御装置は、前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記アンロード弁の開度の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記アンロード弁を制御する、建設機械の油圧駆動システムを提供する。
上記の構成によれば、旋回加速時(旋回操作信号が増加した場合)にポンプの吐出圧または旋回モータの流入圧が閾値以上となれば、旋回操作信号に対してアンロード弁の閉動作が遅れて旋回モータへの作動液の供給量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータの流入圧は、閾値から上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
前記制御装置は、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧に基づいて、前記制限値をフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整してもよい。この構成によれば、旋回加速時のショックをより効果的に緩和することができる。
本発明によれば、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時および/または旋回減速時のショックを緩和することができる。
本発明の第1実施形態に係る建設機械の油圧駆動システムの概略構成図である。 建設機械の一例である油圧ショベルの側面図である。 (a)〜(d)は旋回加速時のグラフであり、(a)は旋回操作信号の経時的変化を示し、(b)はポンプの傾転角の経時的変化を示し、(c)は旋回モータの流入圧の経時的変化を示し、(d)は旋回速度の経時的変化を示す。 (a)〜(d)は旋回減速時のグラフであり、(a)は旋回操作信号の経時的変化を示し、(b)は旋回方向切換弁のスプール変位の経時的変化を示し、(c)は旋回モータの流出圧の経時的変化を示し、(d)は旋回速度の経時的変化を示す。 本発明の第2実施形態に係る建設機械の油圧駆動システムの概略構成図である。 (a)〜(d)は旋回加速時のグラフであり、(a)は旋回操作信号の経時的変化を示し、(b)はアンロード弁の開度の経時的変化を示し、(c)は旋回モータの流入圧の経時的変化を示し、(d)は旋回速度の経時的変化を示す。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係る建設機械の油圧駆動システム1Aを示し、図2に、その油圧駆動システム1Aが搭載された建設機械10を示す。図2に示す建設機械10は油圧ショベルであるが、本発明は、油圧クレーンなどの他の建設機械にも適用可能である。
図2に示す建設機械10は自走式であり、走行体75と、走行体75に旋回可能に支持された旋回体76を含む。旋回体76には、運転席を含むキャビンが設けられているとともに、ブームが連結されている。ブームの先端にはアームが連結され、アームの先端にはバケットが連結されている。ただし、建設機械10は自走式でなくてもよい。
油圧駆動システム1Aは、油圧アクチュエータとして、図2に示すブームシリンダ71、アームシリンダ72およびバケットシリンダ73を含むとともに、図1に示す旋回モータ4および図示しない左右一対の走行モータを含む。旋回モータ4は、旋回体76を旋回させる。また、油圧駆動システム1Aは、図1に示すように、それらのアクチュエータへ作動液を供給するポンプ2を含む。なお、図1では、図面の簡略化のために、旋回モータ4以外の油圧アクチュエータを省略している。
さらに、油圧駆動システム1Aは、旋回モータ4に対する作動液の供給および排出を制御する旋回方向切換弁3と、旋回操作を受ける操作レバー51を含む旋回操作装置5と、制御装置6を含む。
ポンプ2は、傾転角が変更可能な、可変容量型のポンプである。ポンプ2は、斜板ポンプであってもよいし、斜軸ポンプであってもよい。ポンプ2の傾転角は、流量調整装置21により調整される。例えば、ポンプ2が斜板ポンプである場合、流量調整装置21は、ポンプ2の斜板を揺動させるレギュレータと、そのレギュレータへ二次圧を出力する電磁比例弁を含む。
ポンプ2は、供給ライン11により旋回方向切換弁3と接続されている。供給ライン11には、逆止弁12が設けられている。ポンプ2の吐出圧は、図略のリリーフ弁によって第1上限圧以下に保たれる。また、旋回方向切換弁3は、タンクライン13によりタンクと接続されている。
さらに、旋回方向切換弁3は、一対の給排ライン41,42により旋回モータ4と接続されている。給排ライン41,42のそれぞれからは逃しライン43が分岐しており、逃しライン43はタンクにつながっている。各逃しライン43には、リリーフ弁44が設けられている。つまり、給排ライン41,42のそれぞれの圧力は、リリーフ弁44によって第2上限圧以下に保たれる。なお、第2上限圧は、上述した第1上限圧と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
また、給排ライン41,42のそれぞれは、メイクアップライン45によりタンクと接続されている。各メイクアップライン45には、給排ライン(41または42)に向かう流れは許容するがその逆の流れは禁止する逆止弁46が設けられている。
本実施形態では、旋回方向切換弁3が電気信号により駆動される。具体的に、旋回方向切換弁3は、スプール31と、指令電流を受けてスプール31を駆動する駆動部32を含む。例えば、駆動部32は、互いに逆向きにスプール31に作用する二次圧を出力する一対の電磁比例弁で構成されてもよいし、スプール31と連結された、電気モータおよびボールねじ等を含む直動機構であってもよい。そして、旋回方向切換弁3は、駆動部32へ送給される指令電流が大きくなるほど、旋回モータ4への作動液の供給量および旋回モータ4からの作動液の排出量を増大させる。
旋回操作装置5は、操作レバー51の傾倒角(旋回操作量)に応じた旋回操作信号(右旋回操作信号または左旋回操作信号)を出力する。つまり、旋回操作装置5から出力される旋回操作信号は、操作レバー51の傾倒角が大きくなるほど大きくなる。本実施形態では、旋回操作装置5が、旋回操作信号として電気信号を出力する電気ジョイスティックである。
旋回操作装置5から出力される旋回操作信号(電気信号)は制御装置6へ入力される。例えば、制御装置9は、ROMやRAMなどのメモリとCPUを有し、ROMに格納されたプログラムがCPUにより実行される。
制御装置6は、旋回操作信号が大きくなるほど大きな指令電流を旋回方向切換弁3の駆動部32へ送給する。これにより、旋回方向切換弁3のスプール31が、旋回操作装置5の操作レバー51の傾倒角が大きくなるほど、大きく移動する。
さらに、制御装置6は、流量調整装置21も制御する。より詳しくは、制御装置6は、旋回操作信号が大きくなるほどポンプ2の吐出流量(ポンプ2の傾転角)が増加するように流量調整装置21を制御する。
制御装置6は、給排ライン41,42にそれぞれ設けられた圧力センサ61,62と電気的に接続されている。ただし、図1では、図面の簡略化のために一部の信号線のみを描いている。本実施形態では、左旋回時に給排ライン41が供給側、右旋回時に給排ライン42が供給側となる。従って、左旋回時には、圧力センサ61が旋回モータ4の流入圧を検出し、圧力センサ62が旋回モータ4の流出圧を検出する。一方、右旋回時には、圧力センサ62が旋回モータ4の流入圧を検出し、圧力センサ61が旋回モータ4の流出圧を検出する。
本実施形態では、制御装置6が、旋回加速時のショックを緩和するための加速ショック緩和制御と旋回減速時のショックを緩和するための減速ショック緩和制御の双方を行う。以下、これらを個別に説明する。
(1)加速ショック緩和制御
まず、制御装置6は、旋回操作装置5から出力される旋回操作信号が増加したか否かを判定する。旋回操作信号が増加すると、制御装置6によって旋回方向切換弁3のスプール31の中立位置からの変位量が大きくされるため、図3(d)に示すように建設機械10の旋回速度が徐々に上昇する。
図3(a)に示すように旋回操作信号が増加した場合、制御装置6は加速ショック緩和制御に移行する。なお、制御装置6は、加速ショック緩和制御に移行する際は、旋回操作信号が増加したことだけでなく、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧が所定値以上となったことを条件としてもよい。
加速ショック緩和制御に移行すると、制御装置6は、図3(b)および(c)に示すように、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧が第1閾値α1となるまではポンプ2の傾転角の変化率(単位:deg/s)を規制しない。つまり、制御装置6は、旋回操作信号の増加時間と略同じ時間でポンプ2の傾転角が目標傾転角まで増加するように流量調整装置21を制御する。しかし、旋回モータ4の流入圧が第1閾値α1を超えたときに、制御装置6は、ポンプ2の傾転角の変化率を制限値θL以下に維持するように流量調整装置21を制御する。本実施形態では、制限値θLが、予め定められた一定値である。なお、旋回モータ4の流入圧が第1閾値α1よりも大きな第2閾値α2に到達したときには、ポンプ2の傾転角の変化率の制限値θL以下への維持が解除される。
旋回方向切換弁3に関しては、制御装置6は、旋回操作信号の増加時間と略同じ時間でスプール31が目標位置まで移動するように、駆動部32へ指令電流を送給する。
このような加速ショック緩和制御を行うことにより、旋回加速時に旋回モータ4の流入圧が第1閾値α1以上となれば、旋回操作信号に対してポンプ2の吐出流量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータ4の流入圧は、第1閾値α1からリリーフ弁44で規定される第2上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
(2)減速ショック緩和制御
まず、制御装置6は、旋回操作装置5から出力される旋回操作信号が減少したか否かを判定する。旋回操作信号が減少すると、制御装置6によって旋回方向切換弁3のスプール31の中立位置からの変位量が小さくされるため、図4(d)に示すように建設機械10の旋回速度が徐々に低下する。
図4(a)に示すように旋回操作信号が減少した場合、制御装置6は減速ショック緩和制御に移行する。なお、制御装置6は、減速ショック緩和制御に移行する際は、旋回操作信号が減少したことだけでなく、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流出圧が所定値以上となったことを条件としてもよい。
減速ショック緩和制御に移行すると、制御装置6は、図4(b)および(c)に示すように、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流出圧が第1閾値β1となるまでは旋回方向切換弁3のスプール31の移動速度(単位:mm/s)を規制しない。つまり、制御装置6は、旋回操作信号の減少時間と略同じ時間でスプール31が目標位置(旋回操作信号がゼロとなる場合は中立位置)に移動するように旋回方向切換弁3の駆動部32へ指令電流を送給する。しかし、旋回モータ4の流出圧が第1閾値β1を超えて上昇しているときは、制御装置6は、スプール31の移動速度を制限値VL以下に維持するように駆動部32へ指令電流を送給する。本実施形態では、制限値VLが、予め定められた一定値である。なお、旋回モータ4の流出圧が第1閾値β1よりも大きな第2閾値β2に到達したときには、スプール31の移動速度の制限が解除される。つまり、スプール31の移動速度が制限値VL以下へ維持されていた状態が解除される。
旋回モータ4の流出圧の第1閾値β1を超えての上昇が終了すると、制御装置6は、スプール31の移動速度の制限を解除する。これにより、図4(b)に示すように、スプール31は、再び速い速度で目標位置に向かって移動する。
流量調整装置21に関しては、制御装置6は、旋回操作信号の減少時間と略同じ時間でポンプ2の傾転角が目標傾転角まで減少するように、流量調整装置21を制御する。
このような減速ショック緩和制御を行うことにより、旋回減速時に旋回モータ4の流出圧が第1閾値β1以上となれば、旋回操作信号に対して旋回方向切換弁3の閉動作が遅れる。従って、旋回モータ4の流出圧は、第1閾値β1からリリーフ弁44で規定される第2上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回減速時のショックを緩和することができる。
以上説明したように、本実施形態では、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いる必要がないので、サイズが小さく安価なリリーフ弁44を用いることができる。また、本実施形態では、旋回加速時の旋回モータ4の流入圧および旋回減速時の旋回モータ4の流出圧の立ち上がりを電子制御の調整により自在に設定することが可能である。従って、機体ごとの作動液温度の影響を補償するキャリブレーションが容易になる、オペレータの好みに合わせた調整をするなどの旋回起動および旋回停止の操作性の調整幅が拡大する。
<変形例>
前記実施形態では、加速ショック緩和制御と減速ショック緩和制御の双方が行われているが、そのうちのどちらか一方のみが行われてもよい。例えば、加速ショック緩和制御のみが行われる場合、旋回方向切換弁3が駆動部32を含まず、旋回操作装置5が、旋回操作信号としてパイロット圧を旋回方向切換弁3へ出力するパイロット操作弁であってもよい。この場合、旋回操作装置5から出力されるパイロット圧が圧力センサにより検出されて制御装置6へ入力される。
また、加速ショック緩和制御のみが行われる場合、給排ライン41,42に設けられる圧力センサ61,62に代えて、供給ライン11に設けられる、ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用されてもよい。この場合、制御装置6は、ポンプ2の吐出圧が第1閾値α1を超えたときに、ポンプ2の傾転角の変化率を制限値θL以下に制限するように流量調整装置21を制御する。
このような加速ショック緩和制御を行うことにより、旋回加速時にポンプ2の吐出圧が第1閾値α1以上となれば、旋回操作信号に対してポンプ2の吐出流量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータ4の流入圧は、第1閾値α1からリリーフ弁44で規定される第2上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
なお、ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用される場合、制御装置6は、加速ショック緩和制御に移行する際は、旋回操作信号が増加したことだけでなく、圧力センサで検出されるポンプ2の吐出圧が所定値以上となったことを条件としてもよい。
前記実施形態では、加速ショック緩和制御におけるポンプ2の傾転角の変化率の制限値θLが予め定められた一定値であった。しかし、制御装置6は、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧(ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用される場合は、ポンプの吐出圧)に基づいて、制限値θLをフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整してもよい。この構成によれば、旋回加速時のショックをより効果的に緩和することができる。
例えば、制限値θLを調整する場合、制限値θLに対して上限値および下限値を設定して、それらの間で制限値θLをゆるやかに変化させてもよい。
あるいは、制御装置6は、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧(ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用される場合は、ポンプの吐出圧)に基づいて、ポンプ2の傾転角の指令値に対する補正値を算出し、指令値に補正値を加算、減算、又は乗算することで、ポンプ2の傾転角の指令値を所定の制限値以下に調整してもよい。
また、前記実施形態では、減速ショック緩和制御におけるスプール31の移動速度の制限値VLが一定値であった。しかし、制御装置6は、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流出圧に基づいて、制限値VLをフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整してもよい。この構成によれば、旋回減速時のショックをより効果的に緩和することができる。
例えば、制限値VLを調整する場合、制限値VLに対して上限値および下限値を設定して、それらの間で制限値VLをゆるやかに変化させてもよい。あるいは、特定の制限値VLに、補正値を加算、減算または乗算してもよい。
(第2実施形態)
図5に、本発明の第2実施形態に係る建設機械の油圧システム1Bを示す。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態では、逆止弁12の上流側で供給ライン11からアンロードライン14が分岐している。アンロードライン14は、タンクへつながっている。アンロードライン14には、アンロード弁15が設けられている。
アンロード弁15は、電気信号により駆動される。より詳しくは、アンロード弁15は、中立状態では全開となり、アンロード弁15に送給される指令電流が大きくなるほど全閉に向かって開度を小さくする。
アンロード弁15は、制御装置6により制御される。制御装置6は、旋回操作装置5から出力される操作信号が大きくなるほどアンロード弁15の開度が小さくなるようにアンロード弁15を制御する。
さらに、制御装置6は、第1実施形態とは異なる加速ショック緩和制御を行う。
まず、制御装置6は、旋回操作装置5から出力される旋回操作信号が増加したか否かを判定する。旋回操作信号が増加すると、制御装置6によって旋回方向切換弁3のスプール31の中立位置からの変位量が大きくされるため、図6(d)に示すように建設機械10の旋回速度が徐々に上昇する。
図6(a)に示すように旋回操作信号が増加した場合、制御装置6は加速ショック緩和制御に移行する。なお、制御装置6は、加速ショック緩和制御に移行する際は、旋回操作信号が増加したことだけでなく、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧が所定値以上となったことを条件としてもよい。
加速ショック緩和制御に移行すると、制御装置6は、図6(b)および(c)に示すように、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧が第1閾値γ1となるまではアンロード弁15の開度の変化率(単位:deg/s)を規制しない。つまり、制御装置6は、旋回操作信号の増加時間と略同じ時間でアンロード弁15の開度が目標開度まで減少するようにアンロード弁15を制御する。しかし、旋回モータ4の流入圧が第1閾値γ1を超えたときに、制御装置6は、アンロード弁15の開度の変化率を制限値XL以下に維持するようにアンロード弁15を制御する。本実施形態では、制限値XLが、予め定められた一定値である。なお、旋回モータ4の流入圧が第1閾値γ1よりも大きな第2閾値γ2に到達したときには、アンロード弁15の開度の変化率の制限値XL以下への維持が解除される。
流量調整装置21に関しては、制御装置6は、旋回操作信号の増加時間と略同じ時間でポンプ2の傾転角が目標傾転角まで増加するように、流量調整装置21を制御する。旋回方向切換弁3に関しては、制御装置6は、旋回操作信号の増加時間と略同じ時間でスプール31が目標位置まで移動するように、駆動部32へ指令電流を送給する。
このような加速ショック緩和制御を行うことにより、旋回加速時に旋回モータ4の流入圧が第1閾値γ1以上となれば、旋回操作信号に対してアンロード弁15の閉動作が遅れて旋回モータ4への作動液の供給量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータ4の流入圧は、第1閾値γ1からリリーフ弁44で規定される第2上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
<変形例>
図5では、旋回方向切換弁3が駆動部32を含み、旋回操作装置5が電気ジョイスティックであったが、第1実施形態の変形例と同様に、旋回方向切換弁3が駆動部32を含まず、旋回操作装置5が、旋回操作信号としてパイロット圧を旋回方向切換弁3へ出力するパイロット操作弁であってもよい。
また、給排ライン41,42に設けられる圧力センサ61,62に代えて、供給ライン11に設けられる、ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用されてもよい。この場合、制御装置6は、ポンプ2の吐出圧が第1閾値γ1を超えたときに、アンロード弁15の開度の変化率を制限値XL以下に制限するようにアンロード弁15を制御する。
このような加速ショック緩和制御を行うことにより、旋回加速時にポンプ2の吐出圧が第1閾値γ1以上となれば、旋回操作信号に対してアンロード弁15の閉動作が遅れて旋回モータ4への作動液の供給量の立ち上がりが遅れる。従って、旋回モータ4の流入圧は、第1閾値γ1からリリーフ弁44で規定される第2上限圧まではゆっくりと上昇する。これにより、昇圧緩衝機能付のリリーフ弁を用いることなく、旋回加速時のショックを緩和することができる。
なお、ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用される場合、制御装置6は、加速ショック緩和制御に移行する際は、旋回操作信号が増加したことだけでなく、圧力センサで検出されるポンプ2の吐出圧が所定値以上となったことを条件としてもよい。
前記実施形態では、加速ショック緩和制御におけるアンロード弁15の開度の変化率の制限値XLが予め定められた一定値であった。しかし、制御装置6は、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧(ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用される場合は、ポンプの吐出圧)に基づいて、制限値XLをフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整してもよい。この構成によれば、旋回加速時のショックをより効果的に緩和することができる。
例えば、制限値XLを調整する場合、制限値XLに対して上限値および下限値を設定して、それらの間で制限値XLをゆるやかに変化させてもよい。
あるいは、制御装置6は、圧力センサ(61または62)で検出される旋回モータ4の流入圧(ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサが採用される場合は、ポンプの吐出圧)に基づいて、アンロード弁15の開度の指令値に対する補正値を算出し、指令値に補正値を加算、減算、又は乗算することで、アンロード弁15の開度の指令値を所定の制限値以下に調整してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1A,1B 油圧駆動システム
11 供給ライン
14 アンロードライン
15 アンロード弁
2 ポンプ
21 流量調整装置
3 旋回方向切換弁
31 スプール
32 駆動部
4 旋回モータ
5 旋回操作装置
51 操作レバー
6 制御装置
61,62 圧力センサ

Claims (8)

  1. 旋回モータと、
    操作レバーを含み、前記操作レバーの傾倒角に応じた旋回操作信号を出力する旋回操作装置と、
    スプールおよび指令電流を受けて前記スプールを駆動する駆動部を含み、前記指令電流が大きくなるほど前記旋回モータへの作動液の供給量および前記旋回モータからの作動液の排出量を増大させる旋回方向切換弁と、
    前記旋回操作信号が大きくなるほど大きな指令電流を前記旋回方向切換弁へ送給する制御装置と、
    前記旋回モータの流出圧を検出する圧力センサと、を備え、
    前記制御装置は、前記旋回操作信号が減少した場合、前記圧力センサで検出される前記旋回モータの流出圧が閾値を超えて上昇しているときに、前記スプールの移動速度を制限値以下に維持するように前記旋回方向切換弁へ指令電流を送給する、建設機械の油圧駆動システム。
  2. 前記制御装置は、前記圧力センサで検出される前記旋回モータの流出圧に基づいて、前記制限値をフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整する、請求項1に記載の建設機械の油圧駆動システム。
  3. 供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、
    前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、
    前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、をさらに備え、
    前記制御装置は、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御し、かつ、
    前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記ポンプの傾転角の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記流量調整装置を制御する、請求項1または2に記載の建設機械の油圧駆動システム。
  4. 供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、
    前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、
    前記供給ラインから分岐するアンロードラインに設けられたアンロード弁と、
    前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、をさらに備え、
    前記制御装置は、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御するともに、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記アンロード弁の開度が小さくなるように前記アンロード弁を制御し、かつ、
    前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記アンロード弁の開度の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記アンロード弁を制御する、請求項1または2に記載の建設機械の油圧駆動システム。
  5. 旋回モータと、
    操作レバーを含み、前記操作レバーの傾倒角に応じた旋回操作信号を出力する旋回操作装置と、
    前記旋回操作信号が大きくなるほど前記旋回モータへの作動液の供給量および前記旋回モータからの作動液の排出量を増大させる旋回方向切換弁と、
    供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、
    前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、
    前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御する制御装置と、
    前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、を備え、
    前記制御装置は、前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記ポンプの傾転角の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記流量調整装置を制御する、建設機械の油圧駆動システム。
  6. 前記制御装置は、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧に基づいて、前記制限値をフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整する、請求項5に記載の建設機械の油圧駆動システム。
  7. 旋回モータと、
    操作レバーを含み、前記操作レバーの傾倒角に応じた旋回操作信号を出力する旋回操作装置と、
    前記旋回操作信号が大きくなるほど前記旋回モータへの作動液の供給量および前記旋回モータからの作動液の排出量を増大させる旋回方向切換弁と、
    供給ラインにより前記旋回方向切換弁と接続された可変容量型のポンプと、
    前記ポンプの傾転角を調整する流量調整装置と、
    前記供給ラインから分岐するアンロードラインに設けられたアンロード弁と、
    前記旋回操作信号が大きくなるほど前記ポンプの吐出流量が増加するように前記流量調整装置を制御するともに、前記旋回操作信号が大きくなるほど前記アンロード弁の開度が小さくなるように前記アンロード弁を制御する制御装置と、
    前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧を検出する圧力センサと、を備え、
    前記制御装置は、前記旋回操作信号が増加した場合、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧が閾値を超えたときに、前記アンロード弁の開度の変化率または指令値を制限値以下に維持するように前記アンロード弁を制御する、建設機械の油圧駆動システム。
  8. 前記制御装置は、前記圧力センサで検出される前記ポンプの吐出圧または前記旋回モータの流入圧に基づいて、前記制限値をフィードフォワード制御またはフィードバック制御により調整する、請求項7に記載の建設機械の油圧駆動システム。
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