JPH10299317A - レール取付用ストッパ - Google Patents
レール取付用ストッパInfo
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- JPH10299317A JPH10299317A JP14478997A JP14478997A JPH10299317A JP H10299317 A JPH10299317 A JP H10299317A JP 14478997 A JP14478997 A JP 14478997A JP 14478997 A JP14478997 A JP 14478997A JP H10299317 A JPH10299317 A JP H10299317A
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- JP
- Japan
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- piece
- rail
- holding
- plate
- slit
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- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】レール取付用ストッパの戸板の開閉に伴う、衝
撃を吸収し耐久性を向上させる。 【解決手段】プレート1の一半部10にランナの支持軸
60をキャッチするキャッチ部と他半部30にレール開
口部62から挿入してレール走行面64を挟む挟持片3
1とを備える。キャッチ部は、略々円形溝状に凹設され
る保持溝12と、この保持溝12の一半部10側の外接
線上から他半部30に向けて延長されるスリット13
と、上記保持溝12から離間してスリット13の交差方
向へ延びる交差穴15と、この交差穴15とスリット1
3と円形溝とで区画するとともに保持溝12の他側で連
結される弾性片14とから構成され、弾性片14がラン
ナの走行方向に交差されている。他半部30にはレール
開口部62と略同幅の位置決め台41が突出され、挟持
片31の回動を規制する回動規制片38が設けられる。
挟持片31はプレート1を貫通する回転軸45より回動
規制片38側に偏位している。プレート1は合成樹脂材
を素材として一体成形されている。
撃を吸収し耐久性を向上させる。 【解決手段】プレート1の一半部10にランナの支持軸
60をキャッチするキャッチ部と他半部30にレール開
口部62から挿入してレール走行面64を挟む挟持片3
1とを備える。キャッチ部は、略々円形溝状に凹設され
る保持溝12と、この保持溝12の一半部10側の外接
線上から他半部30に向けて延長されるスリット13
と、上記保持溝12から離間してスリット13の交差方
向へ延びる交差穴15と、この交差穴15とスリット1
3と円形溝とで区画するとともに保持溝12の他側で連
結される弾性片14とから構成され、弾性片14がラン
ナの走行方向に交差されている。他半部30にはレール
開口部62と略同幅の位置決め台41が突出され、挟持
片31の回動を規制する回動規制片38が設けられる。
挟持片31はプレート1を貫通する回転軸45より回動
規制片38側に偏位している。プレート1は合成樹脂材
を素材として一体成形されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レールを走行する
折戸・引戸の閉止時に作用して折戸・引戸をキャッチす
るために用いられるレール取付用ストッパに関するもの
である。
折戸・引戸の閉止時に作用して折戸・引戸をキャッチす
るために用いられるレール取付用ストッパに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の折戸のレール61の端部
には、図5に示すようなストッパ50を取り付けてレー
ル61を走行するランナの支持軸60をキャッチするよ
うにしている。ストッパ50はプレート状を呈してお
り、レール61の開口部62に取付けする構造である。
ストッパ一半部52にはテーパ状のガイド面53が設け
られ、対向するガイド面53の中心にキャッチ溝54が
凹設され、キャッチ溝54はレール開口部62の中心線
上に有り、中心線延長上に狭小の切割溝55を介して拡
張溝56が設けられている。従って、折戸の開閉に際し
ては、ランナの支持軸60は開閉速度に従い、ガイド面
部53から案内されてキャッチ溝54に突入し、キャッ
チ溝54に保持される。
には、図5に示すようなストッパ50を取り付けてレー
ル61を走行するランナの支持軸60をキャッチするよ
うにしている。ストッパ50はプレート状を呈してお
り、レール61の開口部62に取付けする構造である。
ストッパ一半部52にはテーパ状のガイド面53が設け
られ、対向するガイド面53の中心にキャッチ溝54が
凹設され、キャッチ溝54はレール開口部62の中心線
上に有り、中心線延長上に狭小の切割溝55を介して拡
張溝56が設けられている。従って、折戸の開閉に際し
ては、ランナの支持軸60は開閉速度に従い、ガイド面
部53から案内されてキャッチ溝54に突入し、キャッ
チ溝54に保持される。
【0003】前述のストッパ50においてランナの支持
軸60がキャッチ溝54に係入したとき中心線方向に生
じる衝撃を受ける部位がないため、その衝撃の分力が左
右対称にキャッチ溝54に作用する。このために切割溝
55が開口し易くなる。この場合に拡張溝56の中心線
と交わる底面部57に逆向きのモーメント量の等しい力
が作用する。これを繰り返して行えば、衝撃による変形
が弾性変形内であっても底面部57が疲労して塑性変形
にいたる。よって切割溝55の間隔は広くなりキャッチ
力は次第に低下し、ランナの支持軸60は拡張溝56ま
で進入することになる。
軸60がキャッチ溝54に係入したとき中心線方向に生
じる衝撃を受ける部位がないため、その衝撃の分力が左
右対称にキャッチ溝54に作用する。このために切割溝
55が開口し易くなる。この場合に拡張溝56の中心線
と交わる底面部57に逆向きのモーメント量の等しい力
が作用する。これを繰り返して行えば、衝撃による変形
が弾性変形内であっても底面部57が疲労して塑性変形
にいたる。よって切割溝55の間隔は広くなりキャッチ
力は次第に低下し、ランナの支持軸60は拡張溝56ま
で進入することになる。
【0004】キャッチ力が落ちたり、ストッパ50の拡
張溝56にランナの支持軸60が押し込まれるために戸
の木口面が壁にぶつかる等して、損傷してしまう。
張溝56にランナの支持軸60が押し込まれるために戸
の木口面が壁にぶつかる等して、損傷してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明のレール取付用
ストッパは、このような事情に鑑みて発明したもので、
戸板の閉止に伴う衝撃を吸収し耐久性を向上させること
を目的とする。
ストッパは、このような事情に鑑みて発明したもので、
戸板の閉止に伴う衝撃を吸収し耐久性を向上させること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1のレール取付用ストッパの特徴は、キャッチ
部が、略々円形溝状に凹設される保持溝と、この保持溝
の一側の外接線上から他半部に向けて延長されるスリッ
トと、上記保持溝から離間してスリットの交差方向へ延
びる交差穴と、この交差穴とスリットと円形溝とで区画
するとともに保持溝の他側で連結される弾性片とから構
成され、弾性片がランナの走行方向に交差されているこ
とにある。
の請求項1のレール取付用ストッパの特徴は、キャッチ
部が、略々円形溝状に凹設される保持溝と、この保持溝
の一側の外接線上から他半部に向けて延長されるスリッ
トと、上記保持溝から離間してスリットの交差方向へ延
びる交差穴と、この交差穴とスリットと円形溝とで区画
するとともに保持溝の他側で連結される弾性片とから構
成され、弾性片がランナの走行方向に交差されているこ
とにある。
【0007】この手段では、スリットを保持溝の外接線
上に設け、プレートの中心線上に走行方向と交差した弾
性片および交差穴を設けたこと構造とすることによっ
て、ランナの支持軸の係入時の衝撃が吸収される。
上に設け、プレートの中心線上に走行方向と交差した弾
性片および交差穴を設けたこと構造とすることによっ
て、ランナの支持軸の係入時の衝撃が吸収される。
【0008】請求項2記載のレール取付用ストッパはプ
レートが合成樹脂材を素材として一体成形されているこ
とを特徴とする。
レートが合成樹脂材を素材として一体成形されているこ
とを特徴とする。
【0009】この手段では、プレートの一体樹脂成形に
より耐衝撃性、耐荷重強度が高められる。
より耐衝撃性、耐荷重強度が高められる。
【0010】請求項3記載のレール取付用ストッパは弾
性片の変形が交差穴の段部で規制されることにある。
性片の変形が交差穴の段部で規制されることにある。
【0011】この手段では、弾性片の変形量が制限さ
れ、繰り返し受ける衝撃によって弾性片の疲労が軽減さ
れる。
れ、繰り返し受ける衝撃によって弾性片の疲労が軽減さ
れる。
【0012】請求項4記載のレール取付用ストッパは、
プレートの他半部にはレールの開口と略同幅の位置決め
台が突出されるとともに挟持片の回動を規制する回動規
制片が設けられ、挟持片はプレートを貫通する回転軸か
ら回動規制片側にカム面を偏位させていることにある。
プレートの他半部にはレールの開口と略同幅の位置決め
台が突出されるとともに挟持片の回動を規制する回動規
制片が設けられ、挟持片はプレートを貫通する回転軸か
ら回動規制片側にカム面を偏位させていることにある。
【0013】この手段では、レールの開口部へは位置決
め台により位置決めして係入し、挟持片を交差上に回転
させて取付けられる。その際に、挟持片のカム面が当接
して緩みなくレールを挟持する。
め台により位置決めして係入し、挟持片を交差上に回転
させて取付けられる。その際に、挟持片のカム面が当接
して緩みなくレールを挟持する。
【0014】
【発明実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て、図1〜図3に基づいて説明する。図中、1はストッ
パ、2はプレートで、略々矩形平板状を呈している。上
記プレート2は一半部10にキャッチ部が設けられ、他
半部30に挟持片31が設けられている。
て、図1〜図3に基づいて説明する。図中、1はストッ
パ、2はプレートで、略々矩形平板状を呈している。上
記プレート2は一半部10にキャッチ部が設けられ、他
半部30に挟持片31が設けられている。
【0015】上記プレート2は合成樹脂材を素材として
一体成形される。プレート2の一半部10にはテーパ状
に対向するガイド面部11とこれに続く保持溝12が凹
設され、この保持溝12に続くスリット13を介して交
差穴15に連通されている。弾性片14は保持溝12と
スリット13と交差穴15から区画形成される。
一体成形される。プレート2の一半部10にはテーパ状
に対向するガイド面部11とこれに続く保持溝12が凹
設され、この保持溝12に続くスリット13を介して交
差穴15に連通されている。弾性片14は保持溝12と
スリット13と交差穴15から区画形成される。
【0016】上記保持溝12は、プレート1の中心線上
Cに略々円形溝状に凹設され、ランナの支持軸60を保
持できるような大きさに形成されている。また入口12
aの形状は丸みを帯び且つ支持軸60の直径よりも大き
く突出する細首形状を呈している。そのためにランナの
支持軸60が入口12aを乗り越えて保持溝12に係入
し、係入後には入口12aの弾性力によって支持軸60
を挟み込み、戻さないように構成されている。
Cに略々円形溝状に凹設され、ランナの支持軸60を保
持できるような大きさに形成されている。また入口12
aの形状は丸みを帯び且つ支持軸60の直径よりも大き
く突出する細首形状を呈している。そのためにランナの
支持軸60が入口12aを乗り越えて保持溝12に係入
し、係入後には入口12aの弾性力によって支持軸60
を挟み込み、戻さないように構成されている。
【0017】上記スリット13は、保持溝12の中心線
上Cから並行して離間する外接線上Oに配置されてい
る。即ち、スリット13は、外側が保持溝12のいずれ
か一方の外接線Oから延長され、内側が細幅に接近して
設けられる。スリット13は、略々直線状に構成され、
交差穴15への近接部位20から湾曲しつつ拡張されて
いる。
上Cから並行して離間する外接線上Oに配置されてい
る。即ち、スリット13は、外側が保持溝12のいずれ
か一方の外接線Oから延長され、内側が細幅に接近して
設けられる。スリット13は、略々直線状に構成され、
交差穴15への近接部位20から湾曲しつつ拡張されて
いる。
【0018】上記交差穴15は、保持溝12から離間し
た位置においてレール交差方向へ長く設けられ、保持溝
12とはスリット13を介在して連通されている。この
交差穴15は略々プレート10の中間部位に位置して細
長楕円穴状を呈し、長手方向の両端を保持溝12よりも
大径とされている。また、この交差穴15はスリット1
3の近接部20が略々ラッパ状を呈し、これに対向する
穴壁面18、19でのモーメントが分散される構成とな
っている。
た位置においてレール交差方向へ長く設けられ、保持溝
12とはスリット13を介在して連通されている。この
交差穴15は略々プレート10の中間部位に位置して細
長楕円穴状を呈し、長手方向の両端を保持溝12よりも
大径とされている。また、この交差穴15はスリット1
3の近接部20が略々ラッパ状を呈し、これに対向する
穴壁面18、19でのモーメントが分散される構成とな
っている。
【0019】上記弾性片14は、保持溝12の一つの弧
面12bとスリット3と交差穴15との三方から区画さ
れるとともに、スリット13の反対側での連結部分部分
とから形成される。従って、弾性片14は一つの弧面1
2bを介して衝撃を分散可能に構成されている。弾性片
14の前後幅についてはレール長手方向に沿って任意と
することができる。
面12bとスリット3と交差穴15との三方から区画さ
れるとともに、スリット13の反対側での連結部分部分
とから形成される。従って、弾性片14は一つの弧面1
2bを介して衝撃を分散可能に構成されている。弾性片
14の前後幅についてはレール長手方向に沿って任意と
することができる。
【0020】一方、プレート10の他半部30の下面に
は、挟持片31、位置決め台41、回動規制片38、貫
通穴44、挟持片31を回転させる回転軸45、プレー
ト1の装着時にレール下面63に当接する当接面43と
が備えられている。位置決め台41は、レール開口部6
2と略々同幅に突出され、端部に位置して回動規制片3
8がさらに突出されている。
は、挟持片31、位置決め台41、回動規制片38、貫
通穴44、挟持片31を回転させる回転軸45、プレー
ト1の装着時にレール下面63に当接する当接面43と
が備えられている。位置決め台41は、レール開口部6
2と略々同幅に突出され、端部に位置して回動規制片3
8がさらに突出されている。
【0021】挟持片31は、雌ねじ穴37が長手方向に
おいて回動規制片側に偏位した位置に設けられているカ
ムである。挟持片31の形態は平板状を呈し、切欠面3
3と当接面32とが回動規制片38側に偏位させられ、
これによってレール61の走行面64を挟み込んだとき
に緩み難くなる。挟持片31はレール開口部62に取付
けるときに邪魔にならないように位置決め台41と略同
幅ないしは小幅に形成され、位置決め台41の上に回転
軸45を介して回動可能となっている。回転軸45は中
間をねじ送り部に構成され、好ましくは上部が潰される
等した抜け止め部に構成されている。
おいて回動規制片側に偏位した位置に設けられているカ
ムである。挟持片31の形態は平板状を呈し、切欠面3
3と当接面32とが回動規制片38側に偏位させられ、
これによってレール61の走行面64を挟み込んだとき
に緩み難くなる。挟持片31はレール開口部62に取付
けるときに邪魔にならないように位置決め台41と略同
幅ないしは小幅に形成され、位置決め台41の上に回転
軸45を介して回動可能となっている。回転軸45は中
間をねじ送り部に構成され、好ましくは上部が潰される
等した抜け止め部に構成されている。
【0022】上記構成に基づく作用を説明すると、挟持
片31とプレート10との長手方向を一致させて位置決
め台41を介してプレート10をレール開口部62に位
置決めし、その後に回転軸45を回転すると挟持片31
が回転してレール61の走行面64を挟み込みする。そ
の際に、挟持片31の当接面32が大きな回転トルクに
より回動規制片37に当接するので強い締付力が得られ
る。
片31とプレート10との長手方向を一致させて位置決
め台41を介してプレート10をレール開口部62に位
置決めし、その後に回転軸45を回転すると挟持片31
が回転してレール61の走行面64を挟み込みする。そ
の際に、挟持片31の当接面32が大きな回転トルクに
より回動規制片37に当接するので強い締付力が得られ
る。
【0023】ランナの支持軸60は、閉止時にガイド面
部11に案内されて細首形状の入口12aを越え、保持
溝12の一つの弧面12bに当接する。弾性片14は、
ランナの支持軸60の係入時にプレート1の中心線より
一つの弧面12bに衝撃を受ける。しかしながら、モー
メントは弾性片14の根元に向かって増加するので、交
差穴15の一部を構成する近傍部20に向けて弾性片1
4の先端が変位する。つまり、弾性片14はランナの支
持軸60の係入時に保持溝12の他側の外接線延長線上
Aの領域をせん断面として衝撃を吸収している。弾性片
14が変形したときに応力集中を避けるために前後にア
ール部16、17が設けられている。
部11に案内されて細首形状の入口12aを越え、保持
溝12の一つの弧面12bに当接する。弾性片14は、
ランナの支持軸60の係入時にプレート1の中心線より
一つの弧面12bに衝撃を受ける。しかしながら、モー
メントは弾性片14の根元に向かって増加するので、交
差穴15の一部を構成する近傍部20に向けて弾性片1
4の先端が変位する。つまり、弾性片14はランナの支
持軸60の係入時に保持溝12の他側の外接線延長線上
Aの領域をせん断面として衝撃を吸収している。弾性片
14が変形したときに応力集中を避けるために前後にア
ール部16、17が設けられている。
【0024】本発明の実施の形態の二例について、図4
に基づいて説明する。近傍部20には段部21が突出さ
れ、弾性片14の変形が交差穴15の段部21で規制さ
れる構成となっている。弾性片15は、繰り返されるラ
ンナの支持軸60の係入に伴う衝撃により弾性変形内で
せん断変形を繰り返す。しかし、この例においては交差
穴15の段部21でこの変形を受けるのでせん断面の疲
労が軽減される。また、弾性変形内のせん断変形量があ
らかじめ分かっていれば、交差穴15の段部21の位置
を弾性変形内の変形量とすることができ、常時弾性変形
内で変形させることができる。二例において、交差穴1
5の穴壁面17の位置がプレート1の中心線上に近づい
たがスリット13の位置は変わらず保持溝12の外接線
上に設けられているので、モーメントが掛からない。
に基づいて説明する。近傍部20には段部21が突出さ
れ、弾性片14の変形が交差穴15の段部21で規制さ
れる構成となっている。弾性片15は、繰り返されるラ
ンナの支持軸60の係入に伴う衝撃により弾性変形内で
せん断変形を繰り返す。しかし、この例においては交差
穴15の段部21でこの変形を受けるのでせん断面の疲
労が軽減される。また、弾性変形内のせん断変形量があ
らかじめ分かっていれば、交差穴15の段部21の位置
を弾性変形内の変形量とすることができ、常時弾性変形
内で変形させることができる。二例において、交差穴1
5の穴壁面17の位置がプレート1の中心線上に近づい
たがスリット13の位置は変わらず保持溝12の外接線
上に設けられているので、モーメントが掛からない。
【0025】以上本発明の代表的な折戸の実施例につい
て説明したが、引戸についても、同様のことが言えるこ
とは勿論である。また、金属プレートから成形すること
も可能である。
て説明したが、引戸についても、同様のことが言えるこ
とは勿論である。また、金属プレートから成形すること
も可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明のレール取付用ストッパは、スリ
ットを中心線上から偏位させてなる弾性片を設けること
により、ランナの支持軸の係入時の衝撃を良好に吸収す
ることができ、耐久性を向上することができた。また、
衝撃を吸収できることから戸板を損傷させることが無く
なる。
ットを中心線上から偏位させてなる弾性片を設けること
により、ランナの支持軸の係入時の衝撃を良好に吸収す
ることができ、耐久性を向上することができた。また、
衝撃を吸収できることから戸板を損傷させることが無く
なる。
【0027】請求項2として、合成樹脂材を素材として
一体成形することによりプレートの耐衝撃性、耐荷重強
度が高められ耐久性が高くなる。
一体成形することによりプレートの耐衝撃性、耐荷重強
度が高められ耐久性が高くなる。
【0028】請求項3として、弾性片の変形を交差穴の
段差で受けることにより、繰り返し受ける衝撃による弾
性片の疲労を軽減することができる。
段差で受けることにより、繰り返し受ける衝撃による弾
性片の疲労を軽減することができる。
【0029】請求項4として、挟持片のネジ穴を偏位さ
せることによりプレートをレールにくさび効果により固
定することができ、繰り返し衝撃を受けても挟持片が緩
みににくくなる。
せることによりプレートをレールにくさび効果により固
定することができ、繰り返し衝撃を受けても挟持片が緩
みににくくなる。
【図1】本発明に係るレール取付用ストッパの実施の形
態の一例を示す斜視図である。
態の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る図1のレール取付用ストッパの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図3】本発明に係る図1におけるランナの支持軸の係
入を示す図である。
入を示す図である。
【図4】本発明に係る実施の形態を二例を示す図であ
る。
る。
【図5】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】 2 プレート 10 一半部 11 ガイド面 12 保持溝 13 スリット 14 弾性片 15 交差穴 21 段差部 30 他半部 31 挟持片 37 雄ねじ穴 38 回動規制片 41 位置決め台 45 回転軸 60 ランナの支持軸 61 レール 62 開口部 64 レール走行面 A 外接線延長線 C 中心線 M モーメントの分布 O 外接線
Claims (4)
- 【請求項1】プレートの一半部にランナの支持軸をキャ
ッチするキャッチ部と他半部にレール開口部から挿入し
てレールの走行面を挟む挟持片とを備えてなるレール取
付用ストッパにおいて、 前記キャッチ部は、略々円形溝状に凹設される保持溝
と、この保持溝の一側の外接線上から他半部に向けて延
長されるスリットと、上記保持溝から離間してスリット
の交差方向へ延びる交差穴と、この交差穴とスリットと
円形溝とで区画するとともに保持溝の他側で連結される
弾性片とから構成され、弾性片がランナの走行方向に交
差されていることを特徴とするレール取付用ストッパ。 - 【請求項2】請求項1記載のレール取付用ストッパにお
いて、プレートは合成樹脂材を素材として一体成形され
ていることを特徴とするレール取付用ストッパ。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のレール取付用ストッ
パにおいて、弾性片の変形が交差穴の段部で規制される
ことを特徴とするレール取付用ストッパ。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載のレール取付用ス
トッパにおいて、プレートの他半部にはレール開口部と
略々同幅の位置決め台が突出されるとともに挟持片の回
動を規制する回動規制片が設けられ、挟持片にはプレー
トを貫通する回転軸から回動規制片側にカム面を偏位さ
せていることを特徴とするレール取付用ストッパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9144789A JP2991992B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | レール取付用ストッパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9144789A JP2991992B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | レール取付用ストッパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299317A true JPH10299317A (ja) | 1998-11-10 |
JP2991992B2 JP2991992B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=15370496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9144789A Expired - Fee Related JP2991992B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | レール取付用ストッパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2991992B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008208638A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉扉装置 |
JP2011092420A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 移動収納体のストッパ部材 |
GB2559727A (en) * | 2017-01-17 | 2018-08-22 | Mlh Products Ltd | Damping arrangement |
JP2020005580A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 東都興業株式会社 | 温室用の自閉スライド式ドアのストッパー機構 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP9144789A patent/JP2991992B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008208638A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉扉装置 |
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JP2020005580A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 東都興業株式会社 | 温室用の自閉スライド式ドアのストッパー機構 |
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