JPS5854531Y2 - 門扉のストッパ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は門扉のストッパーに関するものである。

門扉のスト・ツバ−はその用い方でかんぬき棒、落し棒
として呼ばれているものである。

従来の門扉のストッパーについて説明すると次のとおり
である。

第５図に示す従来の門扉のストッパーはかんぬき棒とし
て用いられているもので、軸棒受は穴２を有した軸棒受
け３一対を軸棒受は穴２，２が一直線上に相対向するよ
うに門扉イに取り付けられ、左側の軸棒受け３には軸棒
受は穴２に達する切欠部１０が設けられている。

軸棒７には取っ手９が設けられていて、この取っ手９に
は係止片１１に挿入する長穴１２が設けられている。

１３は割ピンで軸棒７の右端部に設けられた孔１４に挿
通され、軸棒７が軸棒受け３，３から抜は出ないように
されている。

１１は門扉イに取り付けられた係止片で取っ手９に設け
られた長穴１２が挿入される。

１５は係止片１１に設けられた錠前受は孔である。

１６は門扉口に設けられた軸棒受けで軸棒受は穴１７を
有し、軸棒受け３，３と同一直線上に設けられている。

さて、上記した従来のかんぬき棒は、門扉開放状態にあ
っては、取っ手９は軸棒受け３，３間にあり、軸棒７の
左端部が門扉口の軸棒受け１６から抜は出ているので門
扉１９口は自由に開放できる。

一方門扉閉鎖状態にあっては、取っ手９は右側の軸棒受
け３の切欠部１０を通過させて、軸棒７を左側に移動さ
せて、軸棒７の左端部を門扉口の軸棒受け１６の軸棒受
は穴１７に挿通し、取っ手９の長穴１２を門扉イに設け
られた係止片１１に挿入し、必要により係止片１１に設
けられた錠前受は孔１７に錠前を通して施すれば、軸棒
７は門扉１９口の軸棒受け３と１６に亙っているので、
門扉１９口の動きは制限され、開放できない。

ところで、この従来のかんぬき棒は、門扉開放状態にお
いて、取っ手９が、軸棒受け３の切欠部１０を通過した
状態で、更に左側に引いて行くと、軸棒７は軸棒受け３
，３から抜は出てしまうため、それを防止する目的で軸
棒７の右端に透孔１４を設け、この透孔１４に割ピン１
３を挿入しなければならず、また、取っ手９に設けられ
た長穴１２に挿入する係止片１１を、門扉の前記長穴１
２の受けられる位置に固定しなければならず、結構コス
トのかかるという欠点を有するものであった。

そこで本考案者は、上記した従来のかんぬき棒のもつ欠
点を解決しようとして、種々考察を重ね、上記した欠点
のない本考案を完成するに到った。

即ち本考案は長方形の板体１の両端部近くに、軸棒受は
穴２を有した軸棒受け３一対を軸棒受は穴２，２が一直
線上に相対向するように設けてなるベース体Ａと、適当
な巾を有する板材からなるＵ字体４の右下端部に、適当
な巾を有する板材からなるＵ字体５の左後方側端部を一
体に設け、前記Ｕ字体４の相対向する片５１．５２にそ
れぞれ相対向する軸棒受は穴５３ 、５４を設けてなる
取っ手受けＢと、中央部にねじ孔６を有した軸棒７のね
じ孔６に、端部にねじ部８を有した取っ手９のねじ部８
をねじ込めるようにしてなるバーＣとからなり、ベース
体Ａの左側の軸棒受け３を、取っ手受けＢのＵ字体４の
片５１．５２でかかえるようにし、片５１の軸棒受は穴
５３、左側の軸棒受は穴３の軸棒受は穴２、片５２の軸
棒受は穴５４にバーＣの軸棒７を挿通し、軸棒７の端部
を右側の軸棒受け３の軸棒受は穴２に挿通し、軸棒７の
ねし孔６を軸棒受け３．３間に位置させた状態で、取っ
手９のねじ部８を前記軸棒７のねじ孔６にねじ込んでな
る門扉のストッパーである。

次に本考案に係る門扉のストッパーの使用状態について
説明する。

第２，３図は本考案に係る門扉のストッパーを門扉のか
んぬき棒として使用した状態を示す。

先ず右側の門扉イの上方左よりに長方形の板体１を溶接
により取付ける。

取っ手９は軸棒７のねし孔６に、取っ手９の端部のねじ
部８に瞬間強力接着剤を塗布して後ねじ込まれている。

門扉口の上方右よりには、軸棒７を受ける軸棒受は穴１
７を有する軸棒受け１６が軸棒受け３，３と同一直線上
に設けられている。

軸棒７の取っ手９は門扉の開放状態にあっては、右側の
軸棒受け３側の近く：こあｒ）（第２図参照）、軸棒７
の左端部は門扉イの内側に納まっている。

軸棒７の取っ手９は門扉の閉鎖状態にあっては、取っ手
受けＢのＵ字体５内に収容され、軸棒７の左右への動き
が封じられ、軸棒７の左端部は門扉口の門扉受け１６を
貫通している（第３図参照）。

なお、かんぬき棒の施錠を必要とする場合には取っ手受
け８のＵ字体５内に軸棒７の取っ手９を収容した後、取
っ手受けＢのＵ字体５に設けられた錠前受は穴１８．１
９に錠前２０を掛ければよい（第３図参照）。

第４図は本考案に係る門扉のストッパーを門扉の落し棒
として使用した状態を示す。

先ず左側の門扉口の下方右よりに長方形状の板体１をボ
ルト２１により竪長に取り付ける。

第４図では取っ手９が取っ手受けＢのＵ字体５内に収容
され、軸棒７の上下への動きが封じられ、軸棒７の下端
部は地面に設けられた落し孔２２から抜は出ていて門扉
が固定されていない状態である。

この状態から門扉を固定するには、取っ手９を取っ手受
けＢのＵ字体５内から、外へ出し、軸棒７を下方へ下げ
て、軸棒７の下端部を地面に設けられた落し孔２２に収
容すればよい。

本考案は以上説明′した通りの構成であり、軸棒受け３
，３の間で取っ手９が移動するので、従来のように軸棒
受け３に取っ手９の通過する切欠部１０を設ける必要が
なくなり、軸棒７が軸棒受け３゜３から抜は出ないので
、従来のように軸棒７の端部に抜は止めを防止する割ピ
ンを挿入する透孔１４と割ピン１３を必要とせず、取っ
手受けＢが軸棒受け３に一体的に設けられているので、
従来のように取っ手９に設けられた長穴１２に挿入する
係止片１１を門扉の前記長穴１２の受けられる位置に固
定しなくてよく、製作コストと取付はコストが安価とな
る利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る門扉のストッパーの分解斜視図、
第２，３図は本考案に係る門扉のストッパーを門扉のか
んぬき棒として使用した状態を示す斜視図、第４図は本
考案に係る門扉のストッパーを門扉の落し棒として使用
した状態を示す斜視図、第５図は従来の門扉のストッパ
ーが門扉のかんぬき棒として使用されている状態を示す
斜視図である。 なお、図中 １は板体、２は軸棒受は穴、３は軸棒受け
、Ａはベース体、４，５はＵ字体、５１．５２はＵ字体
の相対向する片、５３．５４は軸棒受は穴、Ｂは取っ手
受け、６はねし孔、７は軸棒、８はわじ部、９は取っ手
、Ｃはレバーである。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 長方形の板体１の両端部近くに、軸棒受は穴２を有した
   軸棒受け３一対を軸棒受は穴２，２が一直線上に相対向
   するように設けてなるベース体Ａと、 適当な巾を有する板材からなるＵ字体４の右下端部に、
   適当な巾を有する板材からなるＵ字体５の左後方側端部
   を一体に設け、前記Ｕ字体４の相対向する片５１．５２
   にそれぞれ相対向する軸棒受は穴５３．５４を設けてな
   る取っ手受けＢと、中央部にねじ孔６を有した軸棒７の
   ねし孔６に、端部にねじ部８を有した取っ手９のねじ部
   ８をねじ込めるようにしてなるバーＣとからなり、ベー
   ス体Ａの左側の軸棒受け３を、取っ手受けＢのＵ字体４
   の片５１．５２でかかえるようにし、片５１の軸棒受は
   穴５３、左側の軸棒受は穴３の軸棒受は穴２、片５２の
   軸棒受は穴５４にバーＣの軸棒７を挿通し、軸棒７の端
   部を右側の軸棒受け３の軸棒受は穴２に挿通し、軸棒７
   のねじ孔６を軸棒受け３，３間に位置させた状態で、取
   っ手９のねじ部８を前記軸棒７のねし孔６にねじ込んで
   なる門扉のストッパー。