JPH1029917A - 毛髪処理剤組成物 - Google Patents

毛髪処理剤組成物

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JPH1029917A
JPH1029917A JP20663096A JP20663096A JPH1029917A JP H1029917 A JPH1029917 A JP H1029917A JP 20663096 A JP20663096 A JP 20663096A JP 20663096 A JP20663096 A JP 20663096A JP H1029917 A JPH1029917 A JP H1029917A
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JP
Japan
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hair
group
acid
treatment composition
hair treatment
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Application number
JP20663096A
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English (en)
Inventor
Hajime Tokuda
一 徳田
Takayoshi Kajino
孝好 梶野
Yoshinori Saito
芳紀 斉藤
Akira Kiyomine
章 清峰
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪処理剤組成物中の毛髪改質・改善剤の毛
髪への浸透を促進する 【解決手段】 成分(A)として0.1〜30重量%の
式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は、それぞれ独立的に(a)水素原
子、(b)炭素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状
アルキル基又はアルケニル基、(c)アリール基又は
(d)アリール基、水酸基、エーテル基、アミド基、カ
ルボニル基及びカルボキシル基からなる群より選択され
る少なくとも一種の置換基を主鎖中あるいは側鎖に有す
る炭素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル
基又はアルケニル基であり、n及びmは2≦n+m≦4
を満たす整数である。但し、mとnとの和が2であり且
つR1がメチル基あるいはエチル基である場合には、R2
は水素原子ではない。)で表される化合物と成分(B)
として0.1〜30重量%の毛髪改質・改善剤とから毛
髪処理剤組成物を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪用はり・こし
付与剤、毛髪用柔軟性付与剤、ケラチン還元剤などの毛
髪改質・改善剤を含有する毛髪処理剤組成物に関する。
より詳しくは、毛髪改質・改善剤の毛髪への浸透性が改
善された毛髪処理剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、毛髪用はり・こし付与剤、毛
髪用柔軟性付与剤、あるいはパーマネントウェーブの第
1剤中に使用するケラチン還元剤などの毛髪改質・改善
剤を含有する毛髪処理剤組成物が広く知られている。
【0003】ところで、これらの毛髪処理剤組成物を用
いて毛髪を処理する場合、毛髪の処理効率を向上させる
ためには、毛髪処理剤組成物中の毛髪改質・改善剤を毛
髪の内部へ浸透させることが必要とされている。このた
め、毛髪改質・改善剤の毛髪への浸透性を向上させるた
めに、従来の毛髪処理剤組成物には浸透促進剤としてベ
ンジルアルコールやN−メチル又はエチルピロリドンが
配合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浸透促
進剤としてベンジルアルコールを使用した毛髪処理剤組
成物の場合、毛髪改質・改善剤の毛髪への浸透が十分と
はいえず、その浸透性を更に向上させることが求められ
ていた。
【0005】また、浸透促進剤としてN−メチル又はエ
チルピロリドンを使用した場合には、ベンジルアルコー
ルを使用した場合に比べて毛髪改質・改善剤の毛髪への
浸透性をある程度向上させることができるが、毛髪改質
・改善剤の中でも毛髪用はり・こし付与剤、毛髪用柔軟
性付与剤及びケラチン還元剤を含有する毛髪処理剤組成
物については、期待したような毛髪改質効果が得られて
いるとはいえず、それらの毛髪改質・改善剤の毛髪への
浸透性をより向上させることが求められている。
【0006】本発明は、以上の従来の技術の問題を解決
しようとするものであり、浸透促進剤であるベンジルア
ルコールやN−メチル又はエチルピロリドンが配合され
た毛髪処理剤組成物に比べ、毛髪改質・改善剤、特に毛
髪用はり・こし付与剤、毛髪用柔軟性付与剤及びケラチ
ン還元剤の毛髪への浸透が促進されている毛髪処理剤組
成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ベンジルア
ルコールやN−メチル又はエチルピロリドンに代えて、
毛髪改質・改善剤の毛髪への高い浸透促進作用を有する
特定のラクタム系化合物を特定の配合量で使用すること
により上述の目的を達成できることを見出し、本発明を
完成させるに至った。
【0008】即ち、本発明は、以下の成分(A)及び
(B): (A)式(1)の化合物 0.1〜30重量
【0009】
【化2】 (式中、R1及びR2は、それぞれ独立的に(a)水素原
子、(b)炭素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状
アルキル基又はアルケニル基、(c)アリール基又は
(d)アリール基、水酸基、エーテル基、アミド基、カ
ルボニル基及びカルボキシル基からなる群より選択され
る少なくとも一種の置換基を主鎖中あるいは側鎖に有す
る炭素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル
基又はアルケニル基であり、n及びmは2≦n+m≦4
を満たす整数である。但し、mとnとの和が2であり且
つR1がメチル基あるいはエチル基である場合には、R2
は水素原子ではない。); (B)毛髪改質・改善剤 0.1〜3
0重量% を含有することを特徴とする毛髪処理剤組成物を提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪処理剤組成物におい
ては成分(A)として、毛髪改質・改善剤の毛髪への浸
透促進作用を有する式(1)のラクタム系化合物の少な
くとも一種を使用する。これらの化合物は、浸透促進剤
であるベンジルアルコール又はN−メチルもしくはエチ
ルピロリドンに比べ、種々の毛髪改質・改善剤成分、特
に、毛髪用はり・こし付与剤、毛髪用柔軟性付与剤及び
ケラチン還元剤の毛髪への浸透を促進させることができ
る。
【0011】このような式(1)の化合物において、R
1及びR2の好ましい組み合わせとしては、それぞれが独
立的に(a)水素原子、(b)炭素数1〜8の直鎖状、
分岐状もしくは環状アルキル基、(c)アリール基又は
(d)アリール基、水酸基及びエーテル基の少なくとも
一種を有する直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル基で
ある場合が挙げられ、中でも特に好ましい組み合わせと
しては、それぞれが独立的に(a)水素原子、(b)炭
素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル基、
又は(d)アリール基及びエーテル基の少なくとも一種
を有する直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル基である
場合が挙げられる。ここで、R1及びR2の(b)炭素数
1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル基の例と
しては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチ
ル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等を好
ましく挙げることができる。(c)アリール基の例とし
ては、フェニル基、ピリジル基等を好ましく挙げること
ができる。また、(d)アリール基又はエーテル基から
なる群より選択される少なくとも一種の置換基を主鎖中
あるいは側鎖中に有する炭素数1〜8の直鎖状、分岐状
もしくは環状アルキル基の例としては、ベンジル基、ア
ルコキシアルキル基等を好ましく挙げることができる。
【0012】以下の表1に、mとnとの和が2である式
(1)の化合物の具体例を示す。
【0013】
【表1】 置換基 式(1)の化合物名 R12 2−メトキシエチルピロリドン 2−メトキシエチル基 H 3−メトキシプロピルピロリドン 2−メトキシプロピル基 H 3−ヒドロキシプロピルピロリドン 2−ヒドロキシプロピル基 H N−プロピルピロリドン プロピル基 H N−イソプロピルピロリドン イソプロピル基 H N−ブチルピロリドン ブチル基 H N−t−ブチルピロリドン t−ブチル基 H N−ペンチルピロリドン ペンチル基 H N−ヘキシルピロリドン ヘキシル基 H N−ヘプチルピロリドン ヘプチル基 H N−シクロヘキシルピロリドン シクロヘキシル基 H N−オクチルピロリドン オクチル基 H N−(2−エチルヘキシル)ピロリドン 2−エチルヘキシル基 H N−フェニルピロリドン フェニル基 H N−ベンジルピロリドン ベンジル基 H N−フェネチルピロリドン フェネチル基 H
【0014】表1に挙げた式(1)の化合物の中でも特
に好ましいものとしては、N−ブチルピロリドン、N−
ペンチルピロリドン、N−ヘキシルピロリドン、N−ヘ
プチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−(2
−エチルヘキシル)ピロリドン、N−ベンジルピロリド
ン又はN−フェネチルピロリドン等を挙げることがで
き、なかでもN−ヘキシルピロリドン等を挙げることが
できる。
【0015】なお、成分(A)としての式(1)の化合
物の毛髪処理剤組成物中の配合量は、0.1〜30重量
%、好ましくは1〜10重量%である。0.1重量%未
満であると十分な浸透促進効果が得られず、30重量%
を超えると水に対する溶解性が低下して均一な組成物が
得られず、しかも浸透促進効果の向上も望めない。
【0016】本発明の毛髪処理剤組成物は、その使用目
的に応じて種々の毛髪改質・改善剤を成分(B)として
含有する。この場合、毛髪改質・改善剤の毛髪処理剤組
成物中の配合量は、0.1〜30重量%、好ましくは1
〜15重量%である。0.1重量%未満であると十分な
毛髪改質・改善効果が得られず、30重量%を超えると
水に対する溶解性が低下して均一な組成物が得られず、
しかも毛髪改質・改善効果の向上も望めない。
【0017】このような毛髪改質・改善剤としては、例
えば毛髪用はり・こし付与剤、毛髪用柔軟性付与剤、ケ
ラチン還元剤、コンディショニング剤等を挙げることが
できるが、中でも、成分(A)の式(1)の化合物によ
り良好な毛髪改質・改善効果が得られる毛髪用はり・こ
し付与剤、毛髪用柔軟性付与剤又はケラチン還元剤を含
有させることが好ましい。
【0018】本発明において好ましく使用できる毛髪用
はり・こし付与剤としては、ナフタレンスルホン酸類、
アズレンスルホン酸類、テトラリンスルホン酸類、イン
ダンスルホン酸類及びベンゾフェノンスルホン酸類から
選択された少なくとも一種の化合物を挙げることができ
る。これらは2種以上を併用してもよい。
【0019】ここで、毛髪用はり・こし付与剤としての
ナフタレンスルホン酸類としては、式(2)
【0020】
【化3】 (式中、A1〜A8の少なくとも1つはスルホン基または
その塩を示し、残りはそれぞれ独立的に水素原子、ハロ
ゲン原子、水酸基、ニトロ基、カルボキシル基、低級ア
ルコキシカルボニル基、アルキル基、アルケニル基、低
級アルコキシ基、ホルミル基、アシル基、置換基を有し
ていてもよいフェニルアゾ基又は−NR34(ここで、
3及びR4はそれぞれ独立的に水素原子、低級アルキル
基、低級アルケニル基、フェニル基、ベンジル基又はア
シル基である。)を示す。)の化合物を好ましく挙げる
ことができる。具体的には、1−又は2−ナフタレンス
ルホン酸、2,7−ナフタレンジスルホン酸、1,5−
ナフタレンジスルホン酸、2,6−ナフタレンジスルホ
ン酸、1,3,6−ナフタレントリスルホン酸、1−ナ
フトール−2−スルホン酸、1−ナフトール−4−スル
ホン酸、2−ナフトール−6−スルホン酸、2−ナフト
ール−7−スルホン酸、1−ナフトール−3,6−ジス
ルホン酸、2−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、2
−ナフトール−6,8−ジスルホン酸、2,3−ジヒド
ロキシナフタレン−6−スルホン酸、1,7−ジヒドロ
キシナフタレン−3−スルホン酸、クロモトローブ酸
(4,5−ジヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホ
ン酸)、3,6−ジヒドロキシナフタレン−2,7−ジ
スルホン酸、S酸(1−アミノ−8−ナフトール−4−
スルホン酸)、ガンマ酸(2−アミノ−8−ナフトール
−6−スルホン酸)、J酸(2−アミノ−5−ナフトー
ル−7−スルホン酸)、H酸(1−アミノ−8−ナフト
ール−3,6−ジスルホン酸)、7−アミノ−1,3−
ナフタレンジスルホン酸、1−アミノ−2−ナフトール
−4−スルホン酸、1−ナフチルアミン−4−スルホン
酸、ブロエナーズ酸(2−ナフチルアミン−6−スルホ
ン酸)、クレーブズ酸(1−ナフチルアミン−7−スル
ホン酸)、2−ナフチルアミン−1−スルホン酸、1−
ナフチルアミン−6−スルホン酸、1−ナフチルアミン
−8−スルホン酸、4−アミノ−5−ヒドロキシ−8−
フェニルアゾ−2,7−ナフタレンジスルホン酸、4−
アミノ−8−(4−カルボキシフェニルアゾ)−5−ヒ
ドロキシ−2,7−ナフタレンジスルホン酸、6−アミ
ノ−4−ヒドロキシ−3−フェニルアゾ−2−ナフタレ
ンスルホン酸、4−アミノ−8−(4−カルボキシフェ
ニルアゾ)−5−ヒドロキシ−1−ナフタレンスルホン
酸、7−アミノ−4−ヒドロキシ−1−フェニルアゾ−
2−ナフタレンスルホン酸、8−アミノ−5−(4−カ
ルボキシフェニルアゾ)−2−ナフタレンスルホン酸、
4−アミノ−3−(4−カルボキシフェニルアゾ)−5
−ヒドロキシ−1−ナフタレンスルホン酸、6−アミノ
−4−ヒドロキシ−5−フェニルアゾ−2−ナフタレン
スルホン酸、2,7−ジアミノ−1−ナフトール−3−
スルホン酸、7,8−ジアミノ−1−ナフトール−3−
スルホン酸、ナフタレンスルホン酸ホルマリン重縮合物
(重量平均縮合度2〜100)、6−メチル−2−ナフ
タレンスルホン酸、4−エチル−1−ナフタレンスルホ
ン酸、5−イソプロピル−1−ナフタレンスルホン酸、
5−ブチル−2−ナフタレンスルホン酸又はそれらの塩
を好ましく挙げることができる。これらの中でも、2−
ナフタレンスルホン酸、1、5−ナフタレンジスルホン
酸、2,6−ナフタレンジスルホン酸、クロモトローブ
酸、1−ナフタレンスルホン酸、H酸(1−アミノ−8
−ナフトール−3、6−ジスルホン酸)、2,7−ナフ
タレンジスルホン酸、ナフタレンスルホン酸重縮合物
(重量平均縮合度2〜50)又はそれらの塩を特に好ま
しく挙げることができる。また、これらの塩としては、
ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム
塩、アンモニウム塩、有機4級アンモニウム塩等を挙げ
ることができる。
【0021】毛髪用はり・こし付与剤としてのアズレン
スルホン酸類としては、例えばグアイアズレンスルホン
酸、1−アズレンスルホン酸、3−アセチル−7−イソ
プロピル−1−アズレンスルホン酸、3−(2−ヒドロ
キシエチル)−7−イソプロピル−1−アズレンスルホ
ン酸、3−メチル−7−イソプロピル−1−アズレンス
ルホン酸、7−イソプロピル−1−アズレンスルホン
酸、3−フェニル−6−イソプロピル−1−アズレンス
ルホン酸、1,4−ジメチル−7−イソプロピル−2−
アズレンスルホン酸、4−エトキシ−3−エチル−6−
イソプロピル−1−アズレンスルホン酸、1、3−アズ
レンジスルホン酸、4,6,8−トリメチル−1,3−
アズレンジスルホン酸、1,3−ビス(1、1−ジメチ
ルエチル)−5,7−アズレンジスルホン酸、1,3−
ビス(1,1−ジメチルエチル)−5−アズレンスルホ
ン酸、3−ホルミル−4,6,8−トリメチル−1−ア
ズレンスルホン酸又はその塩を好ましく挙げることがで
きる。それらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、有機4級アンモニ
ウム塩等を挙げることができる。
【0022】毛髪用はり・こし付与剤としてのテトラリ
ンスルホン酸類又はインダンスルホン酸類としては、例
えば、次の式(3)
【0023】
【化4】 (式中、A9〜A12の少なくとも一つはスルホニル基を
示し、残りはそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原
子、水酸基、低級アルキル基、アシル基、カルボキシル
基、アミノ基又は低級アルコキシ基を示し、pは1また
は2の数を示す。)の化合物を好ましく挙げることがで
きる。ここで、l=2の式(3)のテトラリンスルホン
酸類の具体例としては、例えば1−テトラリンスルホン
酸、2−テトラリンスルホン酸、1,3−テトラリンジ
スルホン酸、5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフ
タレンスルホン酸、5,6,7,8−テトラヒドロ−2
−ナフタレンスルホン酸、1,2,3,4−テトラヒド
ロ−5,7−ナフタレンジスルホン酸、1,2,3,4
−テトラヒドロ−6−スルホ−1−ナフトール、1,
2,3,4−テトラヒドロ−6−スルホ−2−ナフトエ
酸、1,2,3,4−テトラヒドロ−7−スルホ−2−
ナフトエ酸、1,2,3,4−テトラヒドロ−5−スル
ホ−2−ナフトエ酸、1,2,3,4−テトラヒドロ−
8−スルホ−2−ナフトエ酸、1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−5−スルホ−2−ナフトール、1,2,3,4
−テトラヒドロ−7−スルホ−2−ナフトール、1,
2,3,4−テトラヒドロ−8−スルホ−2−ナフトー
ル、5,6,7,8−テトラヒドロ−3−スルホ−1−
ナフトール、5,6,7,8−テトラヒドロ−3−スル
ホ−1−ナフチルアミン、1,2,3,4−テトラヒド
ロ−5−スルホ−1−ナフチルアミン、1,2,3,4
−テトラヒドロ−6−スルホ−1−ナフチルアミン、
1,2,3,4−テトラヒドロ−7−スルホ−1−ナフ
チルアミン、1,2,3,4−テトラヒドロ−8−スル
ホ−1−ナフチルアミン、5,6,7,8−テトラヒド
ロ−4−メチル−2−ナフタレンスルホン酸、5,6,
7,8−テトラヒドロ−4−ブチル−2−ナフタレンス
ルホン酸、5,6,7,8−テトラヒドロ−4−エチル
−2−ナフタレンスルホン酸、5,6,7,8−テトラ
ヒドロ−4−イソプロピル−2−ナフタレンスルホン
酸、5,6,7,8−テトラヒドロ−4−メチル−1−
ナフタレンスルホン酸、5,6,7,8−テトラヒドロ
−4−メトキシ−2−ナフタレンスルホン酸、5,6,
7,8−テトラヒドロ−4−アセチル−2−ナフタレン
スルホン酸又はそれらの塩を好ましく挙げることができ
る。また、l=1の式(3)のインダンスルホン酸類の
具体例としては、例えば1−インダンスルホン酸、2−
インダンスルホン酸、4−インダンスルホン酸、5−イ
ンダンスルホン酸、4,6−インダンジスルホン酸、4
−スルホ−1−インダノール、5−スルホ−1−インダ
ノール、6−スルホ−1−インダノール、7−スルホ−
1−インダノ−ル、4−スルホ−2−インダノール、5
−スルホ−2−インダノール、2−プロモ−5−スルホ
−1−インダノ−ル、7−スルホ−5−インダノ−ル、
6−スルホ−5−インダノール、1−カルボキシ−5−
インダンスルホン酸、7−メトキシ−5−インダンスル
ホン酸、7−アセチル−5−インダンスルホン酸、7−
メチル−5−インダンスルホン酸、7−メチル−4−イ
ンダンスルホン酸、7−ブチル−5−インダンスルホン
酸、7−エチル5−インダンスルホン酸、7−イソプロ
ピル−5−インダンスルホン酸又はそれらの塩を好まし
く挙げることができる。これらの塩としては、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、有
機4級アンモニウム塩等を挙げることができる。
【0024】毛髪用はり・こし付与剤としてのベンゾフ
ェノンスルホン酸類としては、例えば、式(4)
【0025】
【化5】 (式中、A13〜A22の少なくとも一つはスルホン酸基又
はその塩を示し、残りはそれぞれ独立的に水素原子、ハ
ロゲン原子、水酸基、カルボキシル基、低級アルキル
基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基又はアシル基
を示す。)の化合物を好ましく挙げることができる。具
体例としては、オキシベンゾンスルホン酸、ジヒドロキ
シジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、o−クロロ
ベンゾフェノンスルホン酸、p−クロロベンゾフェノン
スルホン酸、4,4′−ジクロロベンゾフェノンスルホ
ン酸、2,4′−ジクロロベンゾフェノンスルホン酸、
2,4−ジクロロベンゾフェノンスルホン酸、2−ヒド
ロキシベンゾフェノンスルホン酸、4−ヒドロキシベン
ゾフェノンスルホン酸、2−アミノベンゾフェノンスル
ホン酸、4−アミノベンゾフェノンスルホン酸、2−メ
チルベンゾフェノンスルホン酸、4−メトキシベンゾフ
ェノンスルホン酸、4,4′−ジメチルベンゾフェノン
スルホン酸、4,4′−ジメトキシベンゾフェノンスル
ホン酸、4−クロロ−4′−ヒドロキシベンゾフェノン
スルホン酸又はこれら塩を好ましく挙げることができ
る。これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、
リチウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、有機4級
アンモニウム塩等を挙げることができる。
【0026】成分(B)として好ましい毛髪用柔軟性付
与剤としては、ヒドロキシカルボン酸又はその塩を挙げ
ることができる。ここで、ヒドロキシカルボン酸として
は好ましくはα−ヒドロキシモノカルボン酸を挙げるこ
とができる。具体例としては、グリコール酸、乳酸、α
−ヒドロキシ酪酸等を挙げることができる。また、これ
らの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウ
ム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、有機
4級アンモニウム塩等を挙げることができる。
【0027】本発明において成分(B)として使用する
ケラチン還元剤は、毛髪の構造タンパク質であるケラチ
ンに対し還元能を有する化合物を意味する。このような
ケラチン還元剤としては、チオグリコール酸、チオグリ
コール酸誘導体、チオグリコール酸又はチオグリコール
酸誘導体の塩、システイン、システイン誘導体、システ
イン又はシステイン誘導体の塩、式(5)
【0028】
【化6】 R5OCH2CH(OH)CH2SH (5) (式中、R5は水素原子、直鎖状もしくは分岐鎖状のC
1〜4アルキル基又は直鎖状又は分岐鎖状のC1〜4ア
ルコキシC1〜4アルキル基を示す。)で表されるチオ
グリセリルアルキルエーテル、その誘導体及びそれらの
塩、式(6)
【0029】
【化7】 H−(CHOH)q−(CH2)r−CONH(CH2)s−SH (6) (式中、qは0〜5の数を示し、rは0〜3の数を示
し、sは2〜5の数を示す。但し、qとrとが同時に0
であることはない。)で表されるメルカプトアルキルア
ミド、その誘導体及びそれらの塩、亜硫酸塩、亜硫酸水
素塩等を好ましく挙げることができる。これらは1種又
は2種以上を使用することができる。これらのうち、特
に好ましい例としては、チオグリコール酸、チオグリコ
ール酸のグリセリルエステル、L−システイン、D−シ
ステイン、N−アシルシステイン、これらシステイン類
のアンモニウム塩、4級アンモニウム塩、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
等のアルコールアミン塩、エトキシヒドロキシプロパン
チオール、メトキシエトキシヒドロキシプロパンチオー
ル、イソプロポキシエトキシヒドロキシプロパンチオー
ル等のチオグリセリルアルキルエーテル、メルカプトエ
チルプロパナミド、メルカプトエチルグルコンアミド等
を挙げることができる。
【0030】なお、成分(B)の毛髪改質・改善剤とし
てケラチン還元剤を毛髪処理剤組成物に配合する場合、
毛髪処理剤組成物のpHを、皮膚や毛髪の損傷を抑制す
るために好ましくは3.0〜9.5、より好ましくは
4.0〜9.0とする。pHの調整は、公知のpH調整
剤を使用して行うことができる。
【0031】また、ケラチン還元剤を配合した毛髪処理
剤組成物をパーマネントウェーブ第1剤として使用する
場合、それと組み合わせて使用するためのパーマネント
ウェーブ第2剤としての毛髪処理剤組成物には、毛髪処
理成分として臭素酸塩類、過硼素酸類等のパーマ用酸化
剤を配合することができる。これにより、毛髪内の切断
されたケラチンのジスルフィド結合を十分に再結合させ
ることができる。
【0032】本発明の毛髪処理剤組成物には、以上説明
したような成分に加えて、毛髪処理成分としてエチルカ
ルビトール、紫外線吸収剤、脂質、界面活性剤、タンパ
ク質又はその誘導体等の公知のダメージ低減剤を配合す
ることもでき、これにより、毛髪に対するダメージ低減
効果を付与することができる。あるいは、毛髪処理成分
としてカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、
カチオン化グアーガム誘導体、四級化ポリビニルピロリ
ドン誘導体などのカチオン性重合体や両性重合体等の公
知のコンディショニング付与剤を配合することができ、
これにより、毛髪に持続性の良好なコンディショニング
効果を付与することができる。また、毛髪処理剤組成物
には、香料を配合することができ、これにより、毛髪に
持続性に優れ且つ強度の高い香気を付与することができ
る。
【0033】なお、本発明の毛髪処理剤組成物には、組
成物の安定性や所望のpH値を維持できる範囲で、低級
アルコール、防腐剤、キレート剤等の添加物を適宜配合
することができる。
【0034】本発明の毛髪処理剤組成物は、通常、クリ
ーム状、エマルジョン状、ゲル状、溶液状、ムース状あ
るいはフォーム状等の剤型とすることができる。
【0035】クリーム状、エマルジョン状、ゲル状ある
いは溶液状の剤型の毛髪処理剤組成物は、化粧品分野に
おいて通常用いられている湿潤剤(乳化剤)、可溶化
剤、安定化剤、感触向上剤、整髪基剤等を、成分(A)
の式(1)の化合物と成分(B)の毛髪改質・改善剤と
ともに水性媒体中に添加し、常法に従って製造すること
ができる。ここで、湿潤剤(乳化剤)としては、例え
ば、アルキルベンゼンスルホネート、脂肪族アルコール
サルフェート、アルキルスルホネート、アシル化アミノ
酸類、脂肪酸アルカノールアミド、エチレンオキシドと
脂肪族アルコールとの付加生成物などのアニオン性、両
性もしくはカチオン性界面活性剤を挙げることができ
る。また、感触向上剤又は整髪基剤としては、シリコー
ン誘導体、高級アルコール、各種非イオン系界面活性剤
等の油性成分、カチオン界面活性剤が挙げられる。
【0036】また、ムース状あるいはフォーム状の剤型
の毛髪処理剤組成物は、成分(A)の式(1)の化合物
と成分(B)の毛髪改質・改善剤と1重量%以下の通常
のノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤もしく
はカチオン系界面活性剤又はそれらの混合界面活性剤
と、0.5〜1重量%の増粘剤とを水性媒体に溶解もし
くは分散させたものを液化石油ガス(噴射剤)とともに
エアゾール缶に充填し、使用時にムース状又はフォーム
状に噴射させればよい。
【0037】本発明の毛髪処理剤組成物の使用態様とし
ては、それに配合される成分(B)の毛髪改質・改善剤
の性質に応じて公知の方法により使用すればよい。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0039】実施例1〜3及び比較例1〜2 毛髪にはり・こしとを付与するための表2の組成の毛髪
処理剤組成物を常法に従って調製した。
【0040】得られた毛髪処理組成物中の毛髪用はり・
こし付与剤の毛髪への浸透性を評価するために、毛髪の
はり・こしの程度を以下に示すように試験し評価した。
【0041】毛髪のはり・こし試験 今までにコールドパーマやブリーチ等の美容処理を施し
たことのない日本人女性の毛髪10gの束を作り、その
半分を毛髪処理組成物で処理した(40℃、30分
間)。
【0042】処理後、その束を直ちに流水で洗い流し、
ヘアドライヤーで乾燥させた。その処理した毛髪の束及
び未処理の毛髪の束のはり・こしの程度を、専門パネラ
ー5名により一対比較し、以下の評価基準に従って官能
評価した。得られた結果を表2に示す。
【0043】更に、処理毛髪の束及び未処理毛髪の束を
市販のシャンプーで洗浄し乾燥を4回繰り返した後、同
様にはり・こしについて比較評価した。得られた結果を
表2に示す。
【0044】 はり・こし評価基準 ランク 状態 ◎: 未処理毛髪に比べ処理毛髪の方が非常にはり・こしを有する場合 ○: 未処理毛髪に比べ処理毛髪の方がはり・こしを有する場合 △: 処理毛髪と未処理毛髪とのはり・こしが同程度である場合 ×: 未処理毛髪に比べ処理毛髪のはり・こしがない場合
【0045】
【表2】 (重量%) 実施例 比較例 成分 1 2 3 1 2 N−ヘキシルピロリドン 5.0 5.0 5.0 − − ベンジルアルコール − − − 5.0 − N−メチルピロリドン − − − − 5.0 エタノール 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 乳酸ナトリウム 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 乳酸 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 2-ナフタレンスルホン酸ナトリウム 3.0 − − 3.0 3.0 クロモトローブ酸ナトリウム − 3.0 − − − 2-ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン − − 3.0 − − 重縮合物[重量平均縮合度8.2]水 ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス pH 2.8 2.8 2.8 2.8 2.8 (はり・こし評価) 処理直後 ◎ ◎ ◎ ○ ○ シャンフ゜ー4回後 ◎ ◎ ◎ △ △
【0046】表2の結果から、実施例1〜3の毛髪処理
剤組成物で処理した毛髪は、浸透促進剤としてベンジル
アルコールを使用した比較例1の毛髪処理剤組成物やN
−メチルピロリドンを使用した比較例2の毛髪処理剤組
成物で処理した毛髪に比べて、処理直後においてもシャ
ンプー後においても十分なはり・こしを示しており、毛
髪改質・改善剤の浸透が大きく促進されていることがわ
かる。
【0047】実施例4及び比較例3〜4 毛髪に柔軟性を付与するための表3の組成の毛髪処理剤
組成物を常法に従って調製した。
【0048】得られた毛髪処理組成物中の毛髪用柔軟性
付与剤の毛髪への浸透性を評価するために、毛髪の柔軟
性の程度を以下に示すように試験し評価した。
【0049】毛髪の柔軟性試験 今までにコールドパーマやブリーチ等の美容処理を施し
たことのない日本人女性の毛髪25g(長さ15cm)
の束を作り、シャンプーで洗浄した後、毛髪処理剤組成
物2.5gを均一に塗布し、次いで30秒流水ですす
ぎ、タオルドライを行った後ドライヤーにて乾燥した。
この毛髪束について24時間後の柔軟性を以下の評価基
準に従って評価した。得られた結果を表3に示す。
【0050】24時間後の柔軟性評価基準 ランク 状態 ○: 柔らかく感じる場合 △: 柔らかさを感じるが不十分な場合 ×: 柔らかさを感じない場合
【0051】
【表3】
【0052】表3の結果から、実施例4の毛髪処理剤組
成物で処理した毛髪は、浸透促進剤としてベンジルアル
コールを使用した比較例3の毛髪処理剤組成物やN−メ
チルピロリドンを使用した比較例4の毛髪処理剤組成物
で処理した毛髪に比べて、処理後24時間経過しても十
分な柔軟性を示しており、毛髪改質・改善剤の浸透が大
きく促進されていることがわかる。
【0053】実施例5〜7及び比較例5〜6 毛髪のケラチンタンパクのS−S結合を還元切断するた
めの表4の組成の毛髪処理剤組成物を常法に従って調製
した。
【0054】得られた毛髪処理組成物中のケラチン還元
剤の毛髪への浸透性を評価するために、ケラチンタンパ
クのS−S結合の切断の程度を以下に示すように試験し
評価した。
【0055】毛髪のケラチン還元試験 今までにコールドパーマやブリーチ等の美容処理を施し
たことのない日本人女性の同一人の毛髪10gの束を5
個作り、毛髪処理剤組成物に15分間浸漬した後に、ミ
クロトームで輪切りにし、断面をメルカプト基と特異的
に結合する蛍光色素N−(7−ジメチルアミノ−4−メ
チルクマリニル)マレイミドで染色し、蛍光顕微鏡で観
察し、以下の評価基準に従って評価した。得られた結果
を表4に示す。
【0056】ケラチン還元評価基準 ランク 状態 ◎: 毛髪の中心まで還元が進んでいる場合 ○: 毛髪の内部方向への還元が中程度である場合 △: 毛髪内部に還元が及んでいるが不充分な場合 ×: 還元が毛髪表面に留まっている場合
【0057】
【表4】 (重量%) 実施例 比較例 5 6 7 5 6 チオグリコール酸 7.5 7.5 4.0 7.5 7.5 N−ベンジルピロリドン − 4.0 5.0 − − N−ヘプチルピロリドン 4.0 − − − − ベンジルアルコール − − − 4.0 − N−メチルピロリドン − − − − 4.0 エタノール 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 重炭酸アンモニウム 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 アンモニア水(pH調整用) 適量 適量 適量 適量 適量 精製水 ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランスpH 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 (評価)ケラチン還元結果 ◎ ◎ ◎ ○ △
【0058】表4の結果から、実施例5〜7の毛髪処理
剤組成物で処理した毛髪は、浸透促進剤としてベンジル
アルコールを使用した比較例5の毛髪処理剤組成物やN
−メチルピロリドンを使用した比較例6の毛髪処理剤組
成物で処理した毛髪に比べて、毛髪の中心部まで十分に
ケラチンを還元できており、毛髪改質・改善剤の浸透が
大きく促進されていることがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤組成物によれば、毛
髪改質・改善剤、特に毛髪用はり・こし付与剤、毛髪用
柔軟性付与剤及びケラチン還元剤の毛髪への浸透性を大
きく改善することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清峰 章 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分(A)及び(B): (A)式(1)の化合物 0.1〜30重量% 【化1】 (式中、R1及びR2は、それぞれ独立的に(a)水素原
    子、(b)炭素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状
    アルキル基又はアルケニル基、(c)アリール基又は
    (d)アリール基、水酸基、エーテル基、アミド基、カ
    ルボニル基及びカルボキシル基からなる群より選択され
    る少なくとも一種の置換基を主鎖中あるいは側鎖に有す
    る炭素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル
    基又はアルケニル基であり、n及びmは2≦n+m≦4
    を満たす整数である。但し、mとnとの和が2であり且
    つR1がメチル基あるいはエチル基である場合には、R2
    は水素原子ではない。); (B)毛髪改質・改善剤 0.1〜30
    重量% を含有することを特徴とする毛髪処理剤組成物。
  2. 【請求項2】 式(1)中のR1及びR2が、それぞれ独
    立的に(a)水素原子、(b)炭素数1〜8の直鎖状、
    分岐状もしくは環状アルキル基、(c)アリール基又は
    (d)アリール基、水酸基及びエーテル基の少なくとも
    一種を有する炭素数1〜8の直鎖状、分岐状もしくは環
    状アルキル基である請求項1記載の毛髪処理剤組成物。
  3. 【請求項3】 式(1)中のR1及びR2が、それぞれ独
    立的に(a)水素原子、(b)炭素数1〜8の直鎖状、
    分岐状もしくは環状アルキル基、又は(d)アリール基
    及びエーテル基の少なくとも一種を有する炭素数1〜8
    の直鎖状、分岐状もしくは環状アルキル基である請求項
    1記載の毛髪処理剤組成物。
  4. 【請求項4】 式(1)の化合物がN−ブチルピロリド
    ン、N−ペンチルピロリドン、N−ヘキシルピロリド
    ン、N−ヘプチルピロリドン、N−オクチルピロリド
    ン、N−(2−エチルヘキシル)ピロリドン、N−ベン
    ジルピロリドン又はN−フェネチルピロリドンである請
    求項1〜3のいずれかに記載の毛髪処理剤組成物。
  5. 【請求項5】 式(1)の化合物が、N−ヘキシルピロ
    リドンである請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪処理
    剤剤組成物。
  6. 【請求項6】 式(1)の化合物の含有量が0.1〜1
    0重量%である請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪処
    理剤剤組成物。
  7. 【請求項7】 成分(B)が毛髪用はり・こし付与剤で
    ある請求項1〜6のいずれかに記載の毛髪処理剤組成
    物。
  8. 【請求項8】 毛髪用はり・こし付与剤が、ナフタレン
    スルホン酸類、アズレンスルホン酸類、テトラリンスル
    ホン酸類、インダンスルホン酸類及びベンゾフェノンス
    ルホン酸類から選択された少なくとも一種の化合物であ
    る請求項7記載の毛髪処理剤組成物。
  9. 【請求項9】 成分(B)が毛髪用柔軟性付与剤である
    請求項1〜6のいずれかに記載の毛髪処理剤組成物。
  10. 【請求項10】 毛髪用柔軟性付与剤が、ヒドロキシカ
    ルボン酸類又はその塩である請求項9記載の毛髪処理剤
    組成物。
  11. 【請求項11】 成分(B)がケラチン還元剤である請
    求項1〜6のいずれかに記載の毛髪処理剤組成物。
  12. 【請求項12】 ケラチン還元剤が、チオグリコール
    酸、チオグリコール酸誘導体、システイン、N−アシル
    システイン、チオグリセリスアルキルエーテル、メルカ
    プトアルキルアミド、亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩から選
    択される少なくとも一種である請求項11記載の毛髪処
    理剤組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316012A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Hoyu Co Ltd 毛髪処理剤
JP2011132191A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kao Corp 毛髪化粧料
JP2015107930A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 花王株式会社 毛髪化粧料
JP2019073443A (ja) * 2017-09-27 2019-05-16 ロレアル ケラチン繊維を処置するための組成物

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