JPH10298818A - ヘルメット用保護メガネ装置 - Google Patents

ヘルメット用保護メガネ装置

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JPH10298818A
JPH10298818A JP11610797A JP11610797A JPH10298818A JP H10298818 A JPH10298818 A JP H10298818A JP 11610797 A JP11610797 A JP 11610797A JP 11610797 A JP11610797 A JP 11610797A JP H10298818 A JPH10298818 A JP H10298818A
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JP
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glasses
helmet
frame
goggles
eyeglass
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JP11610797A
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Shuichi Koseki
修一 古関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不使用時では押し上げてヘルメット内に格納
し、移動等に際し危険な部材その他に突き当たってもメ
ガネ体の損傷、損壊等を防止し、また作業を行なう必要
時ではメガネ体を直ちに下げ降ろして顔面に配置させる
ことができる。 【解決手段】 ヘルメットH内の前部にメガネ収納枠体
1を固定支持し、このメガネ収納枠体1内に出入自在に
して上下動可能に収納保持するメガネ体10をメガネ収
納枠体1内への押し上げ収納時、またメガネ収納枠体1
からの下げ降ろし時夫々で支持する支持手段20を設け
る。メガネ収納枠体1は、内外の枠板2,3相互をスペ
ーサー4を介在させて相対峙して配置し、メガネ体10
の上下方向に沿うスライドを可能なものとする収納部5
を形成すると共にヘルメットH内に対する固定手段6を
設ける。支持手段20は、メガネ体10に突出形成の係
合突片をメガネ体10の収納時で弾撥保持する支持バネ
片と、メガネ体10の下げ降ろし時で係合するストッパ
ーとを備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の工事現場、製
造工場その他で使用される頭部保護用のヘルメットの着
用時において、例えば溶接作業時等で作業者の顔面に配
置使用される暗光色の保護用メガネ自体を不要時ではヘ
ルメット内に格納可能にすることでその損傷、損壊等を
防止できるようにしたヘルメット用保護メガネ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から各種の工事現場、製造工場その
他の危険な作業場所では頭部保護用のヘルメットの着用
が義務付けられており、労働災害の防止に役立てられて
いる。また例えば溶接作業時には作業に伴ない発生する
スパーク、強輝光等から作業者の目等を保護するために
作業者の顔面に暗光色の保護用メガネを配置使用してい
るのである。ただこの保護用メガネの使用に際し、作業
者自身がその手で持つとすれば作業の邪魔になるから、
ヘルメット自体に保護用メガネを取り付けるものとし、
使用時には顔面に移動させるようにしたものが提案され
ている。
【0003】こうしたことから提案されている従来の保
護用メガネの一例として、ヘルメットの前縁等を挟着す
ることで固定されるクリップ体にヘルメットの前面下方
である作業者の顔面と、ヘルメットの前面部との間で揺
動式に移動される起伏アームを連繋し、この起伏アーム
に湾曲している適宜に着色されたメガネ体を付設したも
のがある。これによると作業を行なう必要時にはメガネ
体自体を顔面に位置するように下げ降ろし、不要時では
跳ね上げるようにしてヘルメット前面部に退避させてお
くことができる等のワンタッチ操作で取り扱えるから極
めて便利なものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のワンタッチ揺動式の保護メガネであると、不要時には
ヘルメット前面部に退避しておくことができても、ヘル
メットの着用が義務付けられている危険な作業場所で
は、各種の危険な部材、装置その他が各所に散乱し、ま
た存在しているから各作業場所への移動その他に際しそ
れらの危険な部材その他に出会うことがあり、場合によ
っては退避させておいた保護用メガネがそれらに直接に
突き当たることがある。そのために保護用メガネが損傷
したり、損壊されたりしてその後の使用が全くできなく
なり、作業の進行の妨げになるばかりでなく、その都度
新品のものと交換するとしてもその費用は嵩張り、無視
できないものであった。
【0005】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、各種作業を行なう際の必
要時ではメガネ体を直ちに下げ降ろして顔面に配置させ
ることができ、また不使用時では押し上げてヘルメット
内に格納できるものとし、例えば各作業場所への移動等
に際し危険な部材その他に突き当たることがあってもメ
ガネ体の損傷、損壊等が全くなくなり、何時でも安全に
使用でき、しかもワンタッチ操作で取り扱える等の極め
て便利なヘルメット用保護メガネ装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため本発明にあっては、ヘルメットH内の前部に固定支
持されるメガネ収納枠体1と、このメガネ収納枠体1内
に出入自在にして上下動可能に収納保持されるメガネ体
10と、このメガネ体10をメガネ収納枠体1内への押
し上げ収納時、またメガネ収納枠体1からの下げ降ろし
時夫々で支持する支持手段20とを備えて成るものであ
る。メガネ収納枠体1は、内外の枠板2,3相互をスペ
ーサー4を介在させて相対峙して配置し、メガネ体10
の上下方向に沿うスライドを可能なものとする空隙であ
る収納部5を内外の枠板2,3相互間に形成すると共に
内外の枠板2,3の少なくともいずれかにヘルメットH
内に対する固定手段6を設けて成るものとできる。固定
手段6は、ヘルメットH内に設けられているクッション
具Cにおける周囲枠部C1を囲繞折曲するように内外の
枠板2,3の前後面のいずれかに左右で一対にして配さ
れた細帯状の板片から成るものとすることができる。支
持手段20は、メガネ体10の両側縁上部に側方に突出
させて形成した係合突片12と、メガネ体10を収納し
たときの係合突片12を係合保持する係合突部22を有
していて、収納部5の内方側に弾撥付勢されてメガネ収
納枠体1における収納部5の両側上部に配された支持バ
ネ片21と、メガネ体10を下げ降ろし使用したときの
係合突片12を係合保持するよう、メガネ収納枠体1に
おける収納部5の両側下部に配されたストッパー23と
を備えて成るものとすることができる。また他の支持手
段30は、メガネ体10の表裏面の少なくともいずれか
一方に係合突部31を突設形成すると共に、この係合突
部31がスライド自在にして係合するように上下方向に
沿うスライド案内部32を対応する内外の枠板2,3の
いずれかに設け、このスライド案内部32の上縁にスラ
イド案内部32に連続させて、押し上げ収納したメガネ
体10を支持する係合支持部33を側方向に設けたもの
である。
【0007】以上のように構成された本発明に係るヘル
メット用保護メガネ装置にあって、固定手段6における
細帯状の板片の折曲によってヘルメットH内におけるク
ッション具Cの周囲枠部C1の前部にメガネ収納枠体1
を固定させ、このメガネ収納枠体1に収納したメガネ体
10を作業者の顔面とヘルメットH内部との間で出入さ
せる。メガネ収納枠体1から下げ降ろされたメガネ体1
0は作業者の顔面に位置されることで各種作業時におけ
る作業者の目等を保護し、またメガネ収納枠体1内に押
し上げ収納されたメガネ体10はヘルメットH内に格納
状態になることでヘルメットH外に露出されずに済み、
外部からの衝撃等に対して保護され、作業現場等で他の
各種部材に突き当たることがあっても損傷等が生じな
い。支持手段20はメガネ体10の上下動のみでメガネ
収納枠体1内外でメガネ体10を支持バネ片21の弾撥
作用で出入させ、メガネ収納枠体1内に押し上げたメガ
ネ体10を支持バネ片21の弾撥力によって係合突部2
2を介してしっかりと支持して収納部5内に収納し、ま
た下げ降ろしたメガネ体10をストッパー23の係合に
よってしっかり支持して作業者の顔面に位置させる。ま
た他の支持手段30においてはメガネ体10の上下動及
び側方への移動等によってメガネ体10をメガネ収納枠
体1内外で出入させ、そのスライド案内部32はこれに
係合するメガネ体10の係合突部31をスライド状に係
合案内し、メガネ収納枠体1内に押し上げたメガネ体1
0を係合支持部33によってしっかりと支持して収納部
5内に収納し、また下げ降ろしたメガネ体10をスライ
ド案内部32下縁との係合によってしっかり支持して作
業者の顔面に位置させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図において示される符号1は頭
部保護用の所定のヘルメットHにおける内部に装着して
あるクッション具Cに固定支持されることでヘルメット
H内に配置されるメガネ収納枠体であり、このメガネ収
納枠体1に出入自在にしてメガネ体10を収納保持して
ある。なおクッション具Cは、一般的にはヘルメットH
本体における下部の開口周縁部の内周に配置される周囲
枠部C1と、この周囲枠部C1位置を基部としてヘルメ
ットH本体内の頂部で夫々が交差するよう放射状に配置
される放射枠部C2とを備えて成り、作業者の頭部に大
きな負担を強いることなくソフトな状態でヘルメットH
を着用させるようにしてある。
【0009】メガネ収納枠体1は、クッション具Cにお
ける周囲枠部C1の前部分に着脱自在に固定支持される
ようになっており、そのため内外の枠板2,3相互をス
ペーサー4を介在させて相対峙して配置し、後述するメ
ガネ体10の上下方向に沿うスライドを可能なものとす
る空隙である収納部5を内外の枠板2,3相互間に形成
すると共に内外の枠板2,3の少なくともいずれかに周
囲枠部C1に対する固定手段6を設けて成るものであ
る。
【0010】内外の枠板2,3夫々は、作業者の顔面に
位置されるメガネ体10が顔面に沿うように上下方向更
には左右方向で湾曲しているのに対応して上下方向更に
は左右方向で前方に膨らむように湾曲しており、スペー
サー4は例えば内外の枠板2,3夫々の左右側縁部相互
間で固定されていて、内外の枠板2,3相互間の収納部
5における空隙幅員を確保しているのである。また内枠
板3の背面には、ヘルメットHを着用する作業者の頭部
に対してソフトな状態で当接するように例えば柔軟な軟
質性発泡合成樹脂製のクッション材7を貼着等によって
配装することもある。
【0011】図示にあっての固定手段6は、周囲枠部C
1を囲繞折曲するように外枠板2の前面に左右で一対に
して配された細帯状の板片から成るものとしてあり、こ
の板片自体の中央部分を外枠板2の前面に固着すると共
に上下部分を中央部分に対して折曲可能にしたもので、
中央部分を周囲枠部C1にあてがい、上下部分で周囲枠
部C1を囲繞するように折曲することでメガネ収納枠体
1を装着できるものとしてある。もとよりこの固定手段
6はかかる図示例のものに限定されず、周囲枠部C1あ
るいはヘルメットH内部の適宜箇所で、メガネ体10を
作業者の顔面とヘルメットH内部との間で出入を可能と
させるようにメガネ収納枠体1を固定支持するものとな
っていれば足りるものである。なお図示を省略したが固
定手段6を内枠板3の後面に設け、ヘルメットHの内側
とメガネ収納枠体1の外側との間隙部分内にメガネ収納
枠体1を配置するようにしてもよく、この場合は放射枠
部C2と相俟ちヘルメットHの着用者の頭部に対して一
層ソフトな状態で当てることができる。
【0012】メガネ体10は、作業者の顔面特に目部分
の前方に配置された状態で顔面に沿うように左右方向で
湾曲しており、例えば溶接作業時でのスパーク等の強い
光から目を保護するように緑色、濃緑色等の暗光色が施
されている。そしてメガネ収納枠体1の収納部5内に収
納されたときには、メガネ体10自体の下縁部が収納部
5から外出し、その外出部分がメガネ体10自体を出入
させる操作摘み部11となっており、場合によってはこ
の操作摘み部11をメガネ体10における下縁部の中央
部分を外側に傾斜状に切り起こすようにして形成するこ
ともできる。またこのように切り起こし状の操作摘み部
11とすることで顔面に下げ降ろしたときに鼻部分を回
避できる利点も得られる。
【0013】更にこのメガネ体10をメガネ収納枠体1
内に押し上げて収納したとき、また下げ降ろして使用し
たとき等に収納部5から自然落下しないようにメガネ体
10を係合支持する支持手段20がメガネ収納枠体1に
設けられている。図1乃至図3に示される支持手段20
は、メガネ体10の両側縁上部に側方に突出させて形成
した係合突片12と、メガネ体10を収納したときの係
合突片12を係合保持する係合突部22を有していて、
収納部5の内方側に弾撥付勢されてメガネ収納枠体1に
おける収納部5の両側上部に配された支持バネ片21
と、メガネ体10を下げ降ろし使用したときの係合突片
12を係合保持するよう、メガネ収納枠体1における収
納部5の両側下部に配されたストッパー23とを備えて
成るものである。
【0014】係合突片12は、収納部5内におけるメガ
ネ体10自体の上下動を妨げないようにメガネ体10の
両側方に突出形成されており、係合突片12自体の上縁
はメガネ体10が押し上げられたときに当接する係合突
部22の外方への退避を円滑にするように湾曲してお
り、また下縁は押し上げ終了後の係合突部22との係
合、下げ降ろし時の係合突部22からの離脱、下げ降ろ
し終了後のストッパー23との係合等を円滑にするよう
に湾曲ないし傾斜状、直線状等を呈するように形成して
ある。一方、係合突部22はこの係合突片12の形状等
に関連して例えば円弧状に湾曲形成されており、係合突
片12に対して係合、退避、離反するようにしてあるも
のである。またストッパー23は下げ降ろされたメガネ
体10の係合突片12をしっかりと係合するもので、係
合突片12の下縁形状に沿う上縁形状としておくことが
望ましい。なおこのストッパー23自体は収納部5の両
側に、メガネ体10本体の幅員に相当する間隔で配置形
成されていることでメガネ体10が上下動されるときの
メガネ体10の両側縁のガイド機能をも発揮し、メガネ
体10をがたつかせずに円滑に上下動させるものであ
る。
【0015】またメガネ体10を収納部5内で円滑に上
下動させる案内手段25を収納部5内に設けてあり、こ
の案内手段25は、例えば図1乃至図3に示すように内
外の枠板2,3における左右夫々に前後で対称的にし
て、収納部5内に外周側面の一部が突出してメガネ体1
0の表裏面に当接するように内外の枠板2,3自体の一
部を膨出して支持した軸ピン26によって回転自在に支
承したローラー構造のものとしたり、図4、図5に示す
ように同じく内外の枠板2,3における左右夫々に前後
で対称的にして、収納部5内でメガネ体10の表裏面に
当接するように円弧丸山状にして突設形成した突部構造
のものとしたりして構成したものである。
【0016】更に図4、図5においては支持手段30の
別の実施の形態が示されている。すなわちこの実施の形
態では、メガネ体10の表裏面の少なくともいずれか一
方に係合突部31を突設形成すると共に、この係合突部
31がスライド自在にして係合するように上下方向に沿
うスライド案内部32を対応する内外の枠板2,3のい
ずれかに設け、このスライド案内部32の上縁にスライ
ド案内部32に連続させて、押し上げ収納したメガネ体
10を支持する係合支持部33を側方向例えば内外の枠
板2,3の左右方向に沿って設けたものである。
【0017】図示にあっての係合突部31はメガネ体1
0裏面の左右に円形突部状にして、スライド案内部32
は内枠板3の左右にスリット状にして夫々が対状になる
ように形成することでメガネ体10の上下動が左右にが
たつくことなく円滑に行なわれるように配慮してあり、
また係合支持部33はスライド案内部32夫々の上縁か
ら同一方向に向けてほぼ直交させて連続させてある。な
お図中符号34はスリット構造のスライド案内部32が
内枠板3に設けられたときに、例えば作業者の頭髪等が
スライド案内部32内に進入しないように内枠板3裏面
に配された隠蔽板であり、この隠蔽板34自体は係合突
部31とスライド案内部32との係合態様によっては設
けられないこともある。
【0018】なお係合突部31はメガネ体10の表面に
形成されることで、これに対応してスライド案内部32
が外枠板2に設けられたり、スリット状のスライド案内
部32内に係合する係合突部31がスライド案内部32
の両側縁に噛み合う溝状に形成されたり、更にはスライ
ド案内部32が溝状に形成されたりすることも可能であ
る。いずれにしてもメガネ体10に形成した係合突部3
1が、収納部5を枠状に形成している内外の枠板2,3
あるいは図示を省略した左右の枠板のいずれかに形成さ
れたスライド案内部32に係合することでメガネ収納枠
体1の上下に案内され、また押し上げ収納時に係合支持
するものとされれば足りるものである。
【0019】この図4、図5に示された支持手段30に
よると、メガネ収納枠体1の収納部5内におけるメガネ
体10の上下動の案内、収納時の係合支持を係合突部3
1とスライド案内部32、係合支持部33とのスライド
係合によって得ることができるものである。
【0020】以上のように構成された本発明に係る保護
メガネ装置の使用の一例を次に説明すると、各種の現場
作業に際し着用される所定のヘルメットHにおけるクッ
ション具Cに、例えばその周囲枠部C1の内側から固定
手段6によってメガネ収納枠体1を取り付けておくので
ある。そして各種の作業の実施に伴ないメガネ体10が
必要となるときには、メガネ収納枠体1内に収納されて
いるメガネ体10を、操作摘み部11を摘み強制的にで
も下げ降ろすことで顔面に位置させるのであり、不要時
では同様に操作摘み部11を介して収納部5内に押し上
げ収納すればよいのである。
【0021】このとき収納部5内においてメガネ体10
が支持手段20における支持バネ片21によって支持さ
れている場合では、支持バネ片21の弾撥力に抗して下
げ降ろしたり、押し上げ収納したり、下げ降ろし使用時
ではストッパー23によって係合支持させておくのであ
る。またメガネ体10が支持手段30におけるスライド
案内部32との係合案内によって支持されている場合で
は、スライド案内部32による案内で下げ降ろし、その
下縁位置での係合によって使用時では支持され、押し上
げ収納時では係合支持部33へのスライド移動によって
係合支持して収納させておくのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、ヘルメットHを着用したままで各種作業を行なうに
際して、必要とされる目保護用のメガネ体10を直ちに
下げ降ろして顔面に配置させることができ、また不使用
時では押し上げてヘルメットH内に格納できるのであ
り、不要時の格納状態で例えば各作業場所への移動等に
際し危険な部材その他にヘルメットHが突き当たること
があってもメガネ体10の損傷、損壊等が全くなくなる
のである。しかも格納したメガネ体10は何時でも安全
に使用でき、しかも必要時の下げ降ろし、不要時の押し
上げ収納等はワンタッチ操作で取り扱える等の極めて便
利なものである。
【0023】すなわちこれは本発明において、ヘルメッ
トH内の前部に固定支持されるメガネ収納枠体1と、こ
のメガネ収納枠体1内に出入自在にして上下動可能に収
納保持されるメガネ体10と、このメガネ体10をメガ
ネ収納枠体1内への押し上げ収納時、またメガネ収納枠
体1からの下げ降ろし時夫々で支持する支持手段20と
を備えて成るものとしたからであり、これによって不要
時のメガネ体10のヘルメットH内への退避格納、これ
に伴なう外部からの衝撃等に対する保護、損傷防止等を
図ることができるのである。
【0024】またヘルメットH内に装備されているクッ
ション具Cに対する細帯状の板片の折曲によるものとし
た固定手段6によってメガネ収納枠体1を簡単に固定支
持できるから、どのような種別のヘルメットHに対して
も装着使用できる汎用性に富むものとなっているのであ
る。
【0025】メガネ収納枠体1はヘルメットH内の前部
に固定支持されるから、このメガネ収納枠体1から下げ
降ろされたメガネ体10は作業者の顔面に位置されるこ
とで各種作業時における作業者の目等を保護するのであ
り、メガネ体10の必要時ではワンタッチ式にメガネ収
納枠体1から下げ降ろすだけで直ちに使用できるから極
めて便利なものである。
【0026】更に支持手段20においては、メガネ体1
0に突出形成の係合突片12をメガネ体10の収納時で
係合保持する係合突部22を有していて、収納部5の内
方側に弾撥付勢されている支持バネ片21を備えている
から、この支持バネ片21の弾撥力の利用でメガネ体1
0を単に上下動させるだけでメガネ収納枠体1から引き
出したり、また収納保持できるのである。しかもメガネ
体10の係合突片12をメガネ体10の下げ降ろし時で
係合するストッパー23を備えているから、下げ降ろし
使用時にメガネ体10が不意に外れたり、落下したりす
ることもなく、安心して作業を行なうことができるので
ある。
【0027】また他の支持手段30においては、メガネ
体10に突設形成の係合突部31を内外の枠板2,3に
形成の上下方向のスライド案内部32及びこのスライド
案内部32に連続して側方向に形成の係合支持部33夫
々にスライド係合するものとしてあるから、メガネ体1
0の上下動及び側方への移動等によってメガネ収納枠体
1内外で出入させると共に収納時及び下げ降ろし使用時
のいずれであってもしっかりと支持できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における使用状態の側断
面図である。
【図2】同じく一部切欠正面図である。
【図3】同じく要部の側断面図である。
【図4】同じく他の実施の形態における一部切欠斜視図
である。
【図5】同じく要部の側断面図である。
【符号の説明】
C…クッション具 C1…周囲枠部 C2…放射枠部 H…ヘルメット 1…メガネ収納枠体 2…外枠板 3…内枠板 4…スペーサー 5…収納部 6…固定手段 7…クッション材 10…メガネ体 11…操作摘み
部 12…係合突片 20…支持手段 21…支持バネ
片 22…係合突部 23…ストッパ
ー 25…案内手段 26…軸ピン 30…支持手段 31…係合突部 32…スライド案内部 33…係合支持
部 34…隠蔽板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメット内の前部に固定支持されるメ
    ガネ収納枠体と、このメガネ収納枠体内に出入自在にし
    て上下動可能に収納保持されるメガネ体と、このメガネ
    体をメガネ収納枠体内への押し上げ収納時、またメガネ
    収納枠体からの下げ降ろし時夫々で支持する支持手段と
    を備えて成ることを特徴とするヘルメット用保護メガネ
    装置。
  2. 【請求項2】 メガネ収納枠体は、内外の枠板相互をス
    ペーサーを介在させて相対峙して配置し、メガネ体の上
    下方向に沿うスライドを可能なものとする空隙である収
    納部を内外の枠板相互間に形成すると共に内外の枠板の
    少なくともいずれかにヘルメット内に対する固定手段を
    設けて成る請求項1記載のヘルメット用保護メガネ装
    置。
  3. 【請求項3】 固定手段は、ヘルメット内に設けられて
    いるクッション具における周囲枠部を囲繞折曲するよう
    に内外の枠板の前後面のいずれかに左右で一対にして配
    された細帯状の板片から成るものとしてある請求項1ま
    たは2記載のヘルメット用保護メガネ装置。
  4. 【請求項4】 支持手段は、メガネ体の両側縁上部に側
    方に突出させて形成した係合突片と、メガネ体を収納し
    たときの係合突片を係合保持する係合突部を有してい
    て、収納部の内方側に弾撥付勢されてメガネ収納枠体に
    おける収納部の両側上部に配された支持バネ片と、メガ
    ネ体を下げ降ろし使用したときの係合突片を係合保持す
    るよう、メガネ収納枠体における収納部の両側下部に配
    されたストッパーとを備えて成る請求項1乃至3のいず
    れか記載のヘルメット用保護メガネ装置。
  5. 【請求項5】 支持手段は、メガネ体の表裏面の少なく
    ともいずれか一方に係合突部を突設形成すると共に、こ
    の係合突部がスライド自在にして係合するように上下方
    向に沿うスライド案内部を対応する内外の枠板のいずれ
    かに設け、このスライド案内部の上縁にスライド案内部
    に連続させて、押し上げ収納したメガネ体を支持する係
    合支持部を側方向に設けて成る請求項1乃至3のいずれ
    か記載のヘルメット用保護メガネ装置。
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Cited By (9)

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