JP2021008703A - ヘッドバンド装置およびそれを備えた溶接用ヘルメット - Google Patents

ヘッドバンド装置およびそれを備えた溶接用ヘルメット Download PDF

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JP2021008703A JP2020170053A JP2020170053A JP2021008703A JP 2021008703 A JP2021008703 A JP 2021008703A JP 2020170053 A JP2020170053 A JP 2020170053A JP 2020170053 A JP2020170053 A JP 2020170053A JP 2021008703 A JP2021008703 A JP 2021008703A
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    • A61F9/06Masks, shields or hoods for welders

Abstract

【課題】溶接用ヘルメットにおいて、調節を容易にするとともに、異なる着用者の頭部にフィットさせることができるヘッドバンド装置を提供する。【解決手段】溶接用ヘルメット用のヘッドバンド装置10であって、固定された装着構造と、上記装着構造と協働するヘルメット取付構造300であって、上記装着構造と上記ヘルメット取付構造との間に少なくとも2つの停止位置が長手方向に定められ、上記ヘルメット取付構造は、係止解除状態と係止状態との間で選択的に切替が可能であり、上記係止解除状態において、上記ヘルメット取付構造は上記装着構造に対して上記停止位置間で摺動可能であり、上記係止状態において、上記ヘルメット取付構造を上記装着構造に対して上記停止位置のうちの1つに係止することができ、且つ一対の磁気部間に発生する磁力によってそこに保持することができる、ヘルメット取付構造を備えるヘッドバンド装置。【選択図】図1

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年8月10に出願された中国特許出願第201620864542.8号および2016年12月15に出願された中国特許出願第201621377700.3号に基づく優先権の利益を主張するものであり、これら出願の内容全体を参照により本明細書に援用する。
本願は、一般に、ヘッドバンド装置および溶接用ヘルメットに関し、特に、ヘッドバンド装置を備えた自動遮光溶接用ヘルメットに関する。
溶接用ヘルメットは、溶接現場において溶接作業者を保護するために大変重要な機器となっている。一般に、溶接用ヘルメットは、ヘルメットシェルおよび当該ヘルメットシェル内に配置されたヘッドバンド装置を備える。溶接作業者の目を保護するために保護シートがヘルメットシェルに取り付けられる。ヘッドバンド装置は、ヘルメットシェルに連結され、溶接作業者の頭部に直接着用して用いることができる。
溶接作業者の各耳の側に設けられたヘルメット取付構造は、ヘッドバンド装置をヘルメットシェルに連結するために用いられる。溶接用ヘルメットが着用された際に溶接作業者が自身の目と保護シートとの間の距離を調節することができれば、溶接作業者の目を保護するのにより有用となる。
さらに、従来のヘッドバンド装置においては、溶接作業者の後頭部を保護する位置に、十分な可撓性を有する緩衝構造が設けられていないので、共通のヘッドバンド装置では、頭部(特に、後頭部)の形状が異なる着用者に対して十分な快適性を与えることができず、このことは、着用者の作業効率に間接的に影響する可能性がある。
本願の主たる目的は、溶接用ヘルメット用の改良されたヘッドバンド装置を提供し、それによって、ヘッドバンド装置を着用者の頭部に着用した後に、着用者が溶接用ヘルメットに対するヘッドバンド装置の位置を自身で調節することを容易にし、着用後のヘッドバンド装置を異なる着用者の頭部形状によりフィットさせ、着用者により快適さを感じさせることができるようにすることである。
本願の一局面において、溶接用ヘルメット用のヘッドバンド装置が提供され、ヘッドバンド装置は、
固定された装着構造と、
上記装着構造と協働するヘルメット取付構造であって、上記装着構造と上記ヘルメット取付構造との間に少なくとも2つの停止位置が長手方向に定められ、上記ヘルメット取付構造は、係止解除状態と係止状態との間で選択的に切替が可能であり、上記係止解除状態において、上記ヘルメット取付構造は上記装着構造に対して上記停止位置間で摺動可能であり、上記係止状態において、上記ヘルメット取付構造を上記装着構造に対して上記停止位置のうちの1つに係止することができ且つ一対の磁気部間に発生する磁力によってそこに保持することができる、ヘルメット取付構造とを備える。
本願の1つの要点は、一対の磁気部の間に発生する磁力によって、ヘッドバンド装置のヘルメット取付構造をその係止状態に維持することである。
任意には、上記ヘルメット取付構造は、上記ヘルメット取付構造において回動軸を中心として回動可能となるように取り付けられた係止可能部品を備え、上記一対の磁気部は、上記係止可能部品に固定された第1の磁気部と、上記ヘルメット取付構造または上記装着構造に固定された第2の磁気部とを備え、上記係止可能部品を回転させることにより上記ヘルメット取付構造を上記係止解除状態と上記係止状態との間で切り替えることができ、上記係止状態において、上記ヘルメット取付構造は、上記第1および第2の磁気部の間に発生する磁気引力または磁気斥力によって係止された状態に保持される。
任意には、上記第1の磁気部は第1の磁気面を有し、上記第2の磁気部は第2の磁気面を有し、
上記第1の磁気面が上記第2の磁気面と同じ極性を有する場合、上記第1および第2の磁気部は、上記係止可能部品を上記係止状態から上記係止解除状態に回動させるにつれて、上記第1の磁気面が上記第2の磁気面に近づくように配置されるか、あるいは、
上記第1の磁気面が上記第2の磁気面と異なる極性を有する場合、上記第1および第2の磁気部は、上記係止可能部品を上記係止状態から上記係止解除状態に回動させるにつれて、上記第1の磁気面が上記第2の磁気面から遠ざかるように配置される。
任意には、上記係止可能部品は舌部を有し、上記停止位置は、上記装着構造に形成されたいくつかの位置決め孔によって定められ、上記舌部は、上記係止状態において上記位置決め孔のうちの1つに入り、上記舌部は、上記係止解除状態において上記位置決め孔を出て、上記ヘルメット取付構造を長手方向に摺動可能とする。
任意には、上記ヘルメット取付構造は、ソケットが内部に形成されたブラケットを有し、上記回動軸および上記係止可能部品は、上記ソケットに配置されている。
任意には、上記第2の磁気部は、上記ソケットに配置されている。
任意には、上記装着構造は位置決め板を有し、上記位置決め孔は上記位置決め板に設けられ、上記ヘルメット取付構造を案内するために上記位置決め板にレールが設けられている。
任意には、上記回動軸は、上記位置決め板と実質的に平行である。
任意には、上記第2の磁気部の上記第2の磁気面は、上記位置決め板と実質的に平行である。
任意には、上記係止可能部品は、アクセス可能に上記ソケットの開口から露出したハンドルを有する。
任意には、上記ソケットに挿入部品が収容され、上記第2の磁気部は、上記挿入部品に固定して設けられ、上記挿入部品は、上記ソケットの上記開口内での上記ハンドルの移動範囲を規定する縁部を有する。
別の実施形態において、上記ヘルメット取付構造は、上記ヘルメット取付構造において直線的に移動可能である係止可能部品を備え、上記一対の磁気部は、上記係止可能部品に固定された第1の磁気部と、上記ヘルメット取付構造または上記装着構造に固定された第2の磁気部とを備え、上記係止可能部品を直線的に移動させることにより上記ヘルメット取付構造を上記係止解除状態と上記係止状態との間で切り替えることができ、上記係止状態において、上記ヘルメット取付構造は、上記第1および第2の磁気部の間に発生する磁気斥力によって係止された状態に保持される。
任意には、上記係止可能部品は、上記ヘルメット取付構造の移動方向に実質的に垂直な方向に移動することが可能である。
任意には、上記第1および第2の磁気部は、上記ヘルメット取付構造が上記係止状態から上記係止解除状態に変更されるにつれて、互いに近づくように配置されている。
任意には、上記係止可能部品は舌部を有し、上記装着構造に長形スロットが形成され、上記舌部は上記スロット内に突出し、上記停止位置は、上記スロットの一方の側に上記スロットと連通して形成されたいくつかの切欠きによって定められ、上記係止状態において、上記舌部は上記切欠きのうちの1つに入り、上記係止解除状態において、上記舌部は上記切欠きを出て、上記ヘルメット取付構造を長手方向に摺動可能とする。
任意には、上記係止解除状態において、上記舌部は、上記スロット内で長手方向に移動可能である。
任意には、上記ヘルメット取付構造は、ソケットが内部に形成されたブラケットを有し、上記係止可能部品および上記第2の磁気部は上記ソケット内に配置されている。
別の実施形態において、上記ヘルメット取付構造は、上記ヘルメット取付構造において直線的に移動可能である係止可能部品を備え、上記一対の磁気部は、上記ヘルメット取付構造において直線的に移動可能となるように配置され、上記一対の磁気部は、上記係止可能部品の移動方向と実質的に垂直かつ上記ヘルメット取付構造の移動方向と平行な方向に移動が可能であり、上記一対の磁気部の移動は、上記ヘルメット取付構造を上記係止解除状態と上記係止状態との間で切り替えることができるように、上記係止可能部品の移動と関連付けられており、上記係止状態において、上記ヘルメット取付構造は、上記第1および第2の磁気部の間に発生する磁気斥力によって係止された状態に保持される。
任意には、上記係止可能部品は舌部を有し、上記停止位置は、上記装着構造に形成されたいくつかの位置決め孔によって定められ、上記舌部は、上記係止状態において上記位置決め孔のうちの1つに入り、上記舌部は、上記係止解除状態において上記位置決め孔を出て、上記ヘルメット取付構造を長手方向に摺動可能とする。
任意には、上記ヘルメット取付構造は、第1のキー部および第2のキー部を備え、上記一対の磁気部は、上記第1のキー部に埋設された第1の磁気部と上記第2のキー部に埋設された第2の磁気部とを備え、上記第1および第2の磁気部は、上記ヘルメット取付構造が上記係止状態から上記係止解除状態に変更されるにつれて互いに近づく。
任意には、上記第1および第2のキー部のうちの少なくとも一方に、上記係止可能部品を駆動して移動させることができるロッド部が設けられている。
任意には、上記ロッド部は、直線部分および円弧状部分を有し、上記ロッド部は、上記係止可能部品に形成された貫通孔に挿通され、上記ロッド部は、該貫通孔を貫通するように上記係止可能部品の移動方向と実質的に垂直に移動することができる。
任意には、上記ロッド部の上記円弧状部分が上記貫通孔を貫通するとき、上記係止可能部品は、移動するように駆動される。
任意には、上記円弧状部分の頂部が上記貫通孔に位置しているとき、上記ヘルメット取付構造は、上記係止解除状態にある。
任意には、上記第1および/または第2の磁気部は永久磁石である。
本願の別の局面において、溶接用ヘルメット用のヘッドバンド装置が提供され、ヘッドバンド装置は、使用者の後頭部にまたは後頭部に隣接して装着するためのバンド部を備え、上記バンド部には、上記バンド部の長さを調節するためのシースが設けられ、上記シースの上記使用者の後頭部に面する側に緩衝構造が設置され、上記シースの上記使用者の後頭部に面する側と上記緩衝構造との間には、上記シースの2つの側縁部に隣接して2つの回動ピンが設けられ、それにより、上記緩衝構造を上記2つの回動ピンを中心として上記シースに対して回動させることができる。
任意には、上記緩衝構造は、連結部分によって連結された2つのループ部分を備え、各ループ部分は、上記回動ピンが形成された支持リブを有する。
任意には、上記シースの上記使用者の後頭部に面する側に2つの耳部が設けられ、各耳部には孔が形成され、上記耳部の上記孔は、互いに実質的に同軸であるか、あるいはそれらの中心軸が小さい角度を有しており、それぞれの回動ピンは、上記緩衝構造を上記シースに対して回動させることができるように、対応する孔に挿入することができる。
任意には、上記緩衝構造は、連結部分によって連結された2つのループ部分を備え、各ループ部分は、上記回動ピンのための支持リブを有し、各支持リブには孔が形成され、上記支持リブの上記孔は、互いに実質的に同軸であるか、あるいはそれらの中心軸が小さい角度を有しており、上記シースの上記使用者の後頭部に面する側に2つの耳部が設けられ、上記回動ピンは、上記耳部にそれぞれ形成され、それぞれの回動ピンは、上記緩衝構造を上記シースに対して回動させることができるように、対応する孔に挿入することができる。
任意には、上記回動ピンは、上記緩衝構造をその側縁部から中心に向かって屈曲させることによって上記孔に挿入される。
任意には、上記緩衝構造の上記使用者の後頭部に面する側に、汗吸収パッドが設けられている。
本願の別の局面において、上記ヘッドバンド装置を備える溶接用ヘルメットが提供される。
任意には、上記溶接用ヘルメットは、自動遮光溶接用ヘルメットである。
明細書の一部としてまた本発明のさらなる説明を提供するため、図面は、本発明の好適な実施形態を示し、明細書と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本願の一実施形態に係る溶接用ヘルメット用のヘッドバンド装置を模式的に示す斜視図。 図1のヘッドバンド装置のヘルメット取付構造のブラケットを模式的に示す分解斜視図。 ヘルメット取付構造の模式図であり、図3aは係止状態を示し、図3bは係止解除状態を示している。 ヘッドバンド装置に対してヘルメット取付構造を調節する方法を示す模式図。 本願の別の実施形態に係るヘルメット取付構造の模式図であり、図5aは係止状態を示し、図5bは係止解除状態を示している。 本願の別の実施形態に係るヘッドバンド装置の模式的な部分斜視図であり、図6aは、ヘッドバンド装置のヘルメット取付構造が係止状態を示し、図6bは、図6aのヘルメット取付構造が係止解除状態を示している。 本願の別の実施形態に係るヘッドバンド装置の模式的な部分斜視図。 図7のヘッドバンド装置用のヘルメット取付構造の模式図であり、図8aは、部分断面斜視図であり、図8bおよび図8cは、図7のヘルメット取付構造が係止状態および係止解除状態をそれぞれ示している。 ヘッドバンド装置の後部シースに位置する、本願の一実施形態に係る緩衝構造の模式図。 2つの異なる回動状態にある図9の緩衝構造の模式図。
本願の図面において、同一または類似の特徴は同一の参照符号で示す。
図1は、本願の一実施形態に係る溶接用ヘルメット(図示せず)用のヘッドバンド装置10を概略的に示す斜視図である。なお、本願の文脈において、記載される溶接用ヘルメットは、自動遮光溶接用ヘルメットを指すために用いられる場合もある。一般に、溶接用ヘルメットは、ヘルメットシェルおよび当該ヘルメットシェル内に配置されたヘッドバンド装置10を備える。溶接作業を行う着用者の目を保護するために、保護シートがヘルメットシェルに取り付けられる。
ヘッドバンド装置10は、プラスチック材料で形成することができる。図1に示すように、ヘッドバンド装置は、いくつかのバンド部101、102a、102b、103a、103b、104a、104b、105aおよび105bを備える。バンド部101は、着用者の前額部に当接させるために用いられる。バンド部102a、102b、103a、103b、104aおよび104bは、着用者の頭頂部に当接させるために用いられる。バンド部105aおよび105bは、着用者の後頭部またはその周辺に装着するために用いられる。
ヘッドバンド装置10はまた、2つの側方バンド部110aおよび110bを備える。バンド部103a、104aおよび105aは、側方バンド部110aから一体に延びるように設けられている。バンド部103b、104bおよび105bは、側方バンド部110bから一体に延びるように設けられている。例えば、バンド部102aおよび102b、103aおよび103b、ならびに104aおよび104bの対のそれぞれは、これらの間に、着用されるヘッドバンド装置10の締まりを調節することが可能な係合構造を備える。
さらに、バンド部105aおよび105bのそれぞれは、歯付きスロットを一端に備える。これら2つのバンド部の各端部は、当該端部が部分的に重なるように、プラスチック材料からなる後部シース200(図9)に挿入することができる。後部シース200には、回転つまみ210が回転可能に設置されている。回転つまみ210と協働するギアが後部シース200に設けられている。また、このギアは、つまみ210を正方向または逆方向に回転させることにより、2つのバンド部105aおよび105bを互いにずらしてヘッドバンド装置10の締まりを調節することができるように、バンド部105aおよび105bの歯付きスロットと係合する。
バンド部101、102aおよび102bは、着用者によってヘッドバンド装置10が着用された際に、頭部の形状が異なる着用者の前額部に対してバンド部101、102aおよび102bがよりフィットするように、側方バンド部110aおよび110bにそれぞれ回動可能に連結されている。
ヘッドバンド装置10の側方バンド部110aおよび110bのそれぞれには、装着構造500が設けられており、装着構造500は、対応するヘルメット取付構造300と協働するように用いられる。例えば、側方バンド部は、装着構造と一体に形成することができる。ヘルメット取付構造300は、溶接用ヘルメットの対応する固定孔に固定されて、ヘッドバンド装置10を溶接用ヘルメットに固定するために用いられる。
着用者は、溶接用ヘルメットを着用した後に、本実施形態に係るヘルメット取付構造300を用いて、ヘッドバンド装置10に対する溶接用ヘルメットの位置を前方または後方に容易に調節することができる。ヘッドバンド装置10の両側方にあるヘルメット取付構造300は対称に設けられているので、以下においては、側方バンド部110aに設けられた装着構造500と協働するヘルメット取付構造300についてのみ図2〜図4bを参照して説明する。当業者であれば、説明されるヘルメット取付構造の内容を他方の側方バンド部110bに設けられた装着構造500に適用することができることを理解するであろう。
図2に示すように、ヘルメット取付構造300は、ブラケット310を備える。ブラケット310の一端に、つまみ312(図1を参照)に嵌合するつまみ嵌合部311が、つまみ312が溶接用ヘルメットの取付孔に固定できるように、設けられている。ブラケット310には、つまみ嵌合部311とは反対側の端部にソケット350が形成されている。ソケット350には、回動軸340および回動軸340を中心として回動可能である係止可能部品320が収容される。例えば、挿入部品330をブラケット310のソケット350に挿入することができる。
図2に示す実施形態において、回動軸340および挿入部品330は、ブラケット310の側方開口を介してソケット350内に設置することができ、係止可能部品320は、ブラケット310の別の側方開口を介してソケット350内に設置することができ、これにより、回動軸340はソケット350内のブラケット310の孔および係止可能部品320の孔の両方を貫通し、係止可能部品320を回動軸340に対して回動可能とすることができる。係止可能部品320の外面には、ハンドル322が一体に形成されている。係止可能部品320がしかるべき位置に組み付けられると、挿入部品330によって、ブラケット310の開口(当該開口を介して係止可能部品320が設置される)領域が狭められ、ハンドル322を、当該ハンドルを人の指で触れることができるように、ブラケット310の開口から露出させることができる。挿入部品330の縁部331およびブラケット310の開口の縁部353により、ハンドル322の移動可能範囲が制限されている。すなわち、係止可能部品320は、縁部331および353によって規定される角度範囲内でのみ、回動軸340を中心としてソケット350内で回動することができる。
さらに、図3aおよび図3bに示すように、ソケット350には、案内リブ351および留めリブ352が形成されている。これらのリブは、挿入部品330の対応する溝に係合して、挿入部品330をソケット350内に固定するために用いられる。磁気部420を収容する溝が挿入部品330に形成され、磁気部410を収容する溝が係止可能部品320に形成されている。図示の実施形態において、磁気部410、420は、平坦な立方体状である。別の実施形態において、磁気部は、板状に形成することができる。さらに別の実施形態において、磁気部420および410は、それぞれ、挿入部品330および係止可能部品320に接着剤で接着することができる。各磁気部は、NおよびSの極性をその両面にそれぞれ有する。
各装着構造500は、位置決め板510を有する。位置決め板510には、少なくとも2つの位置決め孔が長手方向に形成されている。例えば、図3aおよび図3bにおいては、4つの位置決め孔が形成されている。一対のレール510aおよび510bが、位置決め板510の対向する2つの長手方向に沿った端縁にそれぞれ形成されている。図3aおよび図3bに示すように、一対の溝360aおよび360bが、ブラケット310のソケット350とは反対の側に形成されている。溝360aおよび360bは、ブラケット310を位置決め板510に沿って長手方向に案内および移動させることができるように、レール510aおよび510bとそれぞれ係合することができる。回動軸340は、位置決め板510と実質的に平行とすることができる。磁気部420もまた、位置決め板510と実質的に平行とすることができる。
係止可能部品320には、(係止)舌部321が、ハンドル322と実質的に反対の位置に一体に形成されている。ブラケット310の壁に開口が形成されており、この壁は、ソケット350の一部を形成するとともに、位置決め板510に面している。例えば、係止可能部品320を回動軸340を中心として回動させて、当該部品が縁部353と接触する係止状態にすると、係止可能部品320の舌部321は、ブラケット310が位置決め板510に対して長手方向に係止されるように、ブラケット310の壁の開口および位置決め板510の1つの位置決め孔を通過することができる。磁気部410および420は、これら2つの磁気部の周方向に対向する面または実質的に対向する面が同じ極性を有するように、それぞれ、係止可能部品320および挿入部品330に配置されている。磁気部420を省略した場合、図3aに示す係止状態にある係止可能部品320は、当該部品の重力により、回動軸340を中心として下方に回動するであろう。しかし、磁気部420の存在により、極性が同じであるために磁気部410および420の間に発生する斥力が上記重力に反して、係止可能部品320を係止状態に保持することが可能となる。
好適な実施形態において、磁気部は、永久磁石、例えば、NdFeB磁石、AlNiCo磁石、フェライト磁石または他の適した磁石とすることができる。磁気部410および420の磁力は、これらの間に発生する斥力が、係止可能部品320を回動軸340を中心として回動させて係止状態とし、動かないようにそこで保持するのに十分であるように設計するのがよい。さらに、この斥力は、磁気部410および420を互いに対して接近するように移動させることが困難になるほどには大きくないのがよい。
係止可能部品320を回動軸340を中心として回動させ、磁気部410および420が互いに当接する係止解除状態とすると、舌部321は、位置決め板510の位置決め孔から出てブラケット310の壁の開口に後退するので、ブラケット310の壁がレール510aおよび510bに案内されて位置決め板510上を長手方向に摺動することを舌部321が妨げることがなくなる。係止可能部品320が係止解除状態にあるとき、磁気部410および420の間の斥力はその最大値に達する。したがって、ブラケット310を位置決め板510に沿って別の位置決め孔に対応する位置に移動させた後、係止可能部品320は、斥力によって係止状態に回動し、舌部321は当該別の位置決め孔に入ってブラケット310を位置決め板510に係止することができる。
図4aおよび図4bは、本実施形態に係るヘルメット取付構造をヘッドバンド装置に対して調節する方法を概略的に示す。図4aは、ヘルメット取付構造300は、通常、係止状態にあることを示す。溶接用ヘルメット(図示せず)はヘルメット取付構造300に対してしかるべき位置に固定されているものと考えられる。溶接用ヘルメットとヘッドバンド装置10との間には空間/隙間が残されており、この空間/隙間は、着用者の指を入れるのに十分な大きさである。ヘッドバンド装置10に対して溶接用ヘルメットを動かしたい場合、着用者の指は、まず、舌部が位置している位置決め孔からヘルメット取付構造300の舌部321を出すことが可能となるようにハンドル322を押圧し、それにより、ヘルメット取付構造300を係止解除状態とすることができる。そして、図4bに示すように、ヘルメット取付構造300を係止解除状態に保持したまま、ヘルメット取付構造300を矢印AまたはBに沿って別の位置決め孔に対応する停止位置に移動させた後、ハンドル322を解除し、それにより、舌部321は当該別の位置決め孔に入り、ヘルメット取付構造300は再び位置決め板510に対して係止される。
図3aおよび図3bに示すように、位置決め板510の4つの位置決め孔により、4つの停止位置1、2、3、4が定められており、これらの位置へ溶接用ヘルメットを前方または後方に移動させることができるので、着用者は、溶接用ヘルメットを外すことなく、保護シートと自身の目との間の距離を容易に調節することができる。
上述の各実施形態において、ヘルメット取付構造300または溶接用ヘルメットは、上記2つの磁気部間の斥力によって係止される。このような非接触型の係止は、簡便に行うことができる。ヘルメット取付構造300にバネ要素を設ける必要がないため、ヘルメット取付構造は、構成が簡略化されるとともに寿命が長くなる。
ヘルメット取付構造は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、別の実施形態において、挿入部品330を省略し、磁気部420を、位置決め板510に面するブラケット310の壁に直接設けることができる。さらに別の実施形態において、2つの磁気部410および420の間の斥力が、係止可能部品320を回動軸340回りに回動させて係止状態とし、そこで動かないように保持するのに十分に大きいのであれば、磁気部420を位置決め板510に直接設けることもできる。この実施形態においては、位置決め板510に面するブラケット310の壁を省略することもできる。さらに別の実施形態において、磁気部410および420は、係止解除状態において互いに接触しないように配置することができる。ただし、係止解除状態において当該磁気部間に発生する斥力は、係止状態において発生する斥力よりも大きくするのがよい。
別の実施形態において、位置決め孔と舌部とを互いに入れ替えてもよい。例えば、1つの位置決め孔を係止可能部品320の一部分に設け、いくつかの舌部を位置決め板510に設けてもよい。この場合、位置決め板510の停止位置は、舌部によって定められることになる。ブラケット310は、係止可能部品320が係止解除状態にある場合には、舌部が位置決め孔に入らず、ブラケット310を位置決め板510に沿って摺動させることができ、また、係止可能部品320が係止状態にある場合には、1つの舌部が位置決め孔に入り、ブラケット310を位置決め板510に沿って摺動させないように、再設計されることになる。
図5aおよび図5bは、本願の別の実施形態に係るヘルメット取付構造3100が係止状態および係止解除状態にあることをそれぞれ概略的に示す。ヘルメット取付構造3100は、ヘッドバンド装置10の装着構造5000と協働することが可能である。装着構造5000は、装着構造500と同様に構成することができる。ただし、装着構造5000の位置決め孔は、装着構造500の位置決め孔よりも若干低い高さにある。ヘルメット取付構造3100は、ブラケット3110を有する。ブラケットにはソケットが形成されている。ソケットには回動軸が収容され、この回動軸を中心として回動させることが可能な係止可能部品もソケットに収容される。ブラケットのソケットには、挿入部品も収容することができる。ブラケット3110ならびにそのソケット、回動軸、係止可能部品および挿入部品は、図1〜図4bに示すブラケット310、ソケット350、回動軸340、係止可能部品320および挿入部品330と同様に構成および配置することができる。したがって、以下においては、ヘルメット取付構造3100とヘルメット取付構造300との相違についてのみ説明する。磁気部4100および磁気部4200が、2つの磁気部の周方向に対向する面または実質的に対向する面が異なる極性を有するように、ブラケット3110の係止可能部品および挿入部品にそれぞれ配置されている。このように、図5aに示す係止状態においては、2つの磁気部4100および4200の間に磁気引力が発生するため、係止可能部品は、係止可能部品の舌部3210が装着構造5000の位置決め板5100の1つの位置決め孔に入ることができるように、必然的に、回動軸を中心として回動可能となる。したがって、ブラケット3110を位置決め板5100に対して長手方向に係止することができる。図5bに示す係止解除状態においては、(例えば、係止可能部品のハンドルを人の指で押すことによる)外力の作用により、係止可能部品は、磁気部4100および4200の間に発生した磁気引力に打ち勝って、回動軸を中心として回動することができる。したがって、係止可能部品の舌部3210は、ブラケット3110を位置決め板5100に沿って長手方向に摺動可能とするように、位置決め板5100の位置決め孔を出ることができる。本実施形態においては、磁気部4100および4200の磁気強度は、これらの間の磁気引力によって係止可能部品の舌部3210が確実に位置決め板5100の位置決め孔に保持されることが保証され、かつ使用者が係止可能部品を押すことができないほどには磁気引力は強くはないように設計されるのがよい。
図6aおよび図6bは、溶接用ヘルメット(図示せず)用の本願の別の実施形態に係るヘッドバンド装置を部分斜視図で概略的に示す。このヘッドバンド装置は、主に装着構造5200およびヘルメット取付構造3200によってヘッドバンド装置10と区別される。図6aおよび図6bに示すヘッドバンド装置には、装着構造5200が設けられている。なお、装着構造5200およびヘルメット取付構造3200はいずれも、ヘッドバンド装置の両側方に設けられている。
各装着構造5200は、位置決め板5210を備える。この位置決め板5210は、位置決め板510と同様に、ヘルメット取付構造3200をこれに沿って摺動するよう案内するために用いることができる。位置決め板5210には長いスロットが形成されている。位置決め板5210にはまた、いくつかの切欠きが、スロットと連通するように形成されている。例えば、図6aおよび図6bにおいて、切欠きは、下方に向かって開口している。
各ヘルメット取付構造3200は、ボタン3201と、当該ボタンが摺動可能に収容されるソケット3202とを備える。ヘルメット取付構造3200が装着構造5200に嵌合されたとき、ボタン3201の摺動方向はヘルメット取付構造3200の摺動方向に対して実質的に垂直である。ボタン3201には舌部3201aが形成されている。舌部3201aは、ボタン3201の摺動方向に対して垂直に延びている。さらに、ヘルメット取付構造3200が装着構造5200に嵌合された後、舌部3201aは位置決め板5210のスロット内に突出してもよい。
磁気部410および420は、それぞれ、ボタン3201およびソケット3202に固定されており、それにより、2つの磁気部の周方向に対向する面または実質的に対向する面は同じ極性を有する。例えば、磁気部410をボタン3201の下方に開口する凹部に接着し、磁気部420をソケット3202の底面に接着する。磁気部420を省略した場合、ボタン3201は、重力によってソケット3202内を下方に摺動するであろう。しかし、磁気部420の存在により、磁気部410および420の間に発生する磁気斥力がボタン3201を重力に逆らって上方へ付勢することになる。
図6aは、係止状態にあるヘルメット取付構造3200を示す。この係止状態においては、磁気部410および420の間の磁気斥力により、ボタン3201が上方へ付勢されるので、舌部3201aは位置決め板5210の1つの切欠きに係合することができる。したがって、ヘルメット取付構造3200を、装着構造5200に対して長手方向に係止することができる。
図6bは、係止解除状態にあるヘルメット取付構造3200を示す。この係止解除状態において、使用者は、自身の指でボタン3201を押圧する。これにより、ボタン3201はソケット3202内で下方へ摺動することができ、舌部3201aは位置決め板5210の切欠きから外れる。同時に、舌部3201aは位置決め板5210のスロットに入り、ヘルメット取付構造3200は、装着構造5200に沿って長手方向に摺動可能となる(例えば、図6bに矢印AおよびBで示すように)。ボタン3201が位置決め板5210の別の切欠きに対応する停止位置に到達した後、当該ボタンの押圧を解除すると、舌部3201aは当該別の切欠きに入り、ヘルメット取付構造3200は装着構造5200に対して長手方向に再び係止される。
別の実施形態においては、磁気部410をボタン3201上に配置し、磁気部420を装着構造5200上に配置してもよく、これにより、ヘルメット取付構造が係止状態から係止解除状態に変更されるにつれて2つの磁気部410および420は互いに接近する。
図7は、溶接用ヘルメット(図示せず)用の本願の別の実施形態に係るヘッドバンド装置を概略的に示す部分斜視図である。このヘッドバンド装置は、主にヘルメット取付構造3300により、ヘッドバンド装置10と区別される。図7のヘッドバンド装置は、図1〜図6bの装着構造を備えていてもよい。ヘルメット取付構造3300は、装着構造と協働することができる。
次に、図8aを参照し、ヘルメット取付構造3300の構成について説明する。ヘルメット取付構造3300は、ブラケットを備える。キー部3310およびキー部3320がブラケットに設置されている。2つのキー部3310および3320は、使用者がこれらを押圧することができるように、ブラケットの両側から少なくとも部分的に露出している。キー部3310および3320は、これらが案内されて互いに接近または離間するように摺動することができるようにブラケットに設けられている。キー部3310および3320は、ヘルメット取付構造3300が装着構造500上を摺動する方向に対して実質的に垂直な方向に摺動することができる。いずれのキー部にも、他方のキー部に面する側にロッド部が設けられている。例えば、キー部3310にはロッド部3311が設けられ、キー部3320にはロッド部3321が設けられている。2つのロッド部の長さは、キー部の摺動に悪影響を及ぼさないような大きさとされている。2つのロッド部3311および3321は、これらが互いに平行となるようにブラケット内に配置されている。ブラケットの内部には、2つのキー部3310および3320の間に舌部3330も設けられている。舌部3330は、キー部3310および3320の摺動方向およびヘルメット取付構造3300の摺動方向の両方に対して実質的に垂直な方向に摺動自在に案内されるように、ブラケット内に配置される。舌部321と同様、舌部3330は、位置決め板510の1つの位置決め孔に入ることができるようにブラケットから部分的に突出していてもよい。
2つのロッド部のうちの一方(例えば、ロッド部3321)は、実質的に直線ロッド状であるが、円弧状部分を有している。2つのロッド部の他方(例えば、ロッド部3311)は、実質的に直線ロッド状である。各ロッドは、実質的に一定の断面を有する。舌部3330には、貫通孔および長形スロットが形成されている。貫通孔の断面は、ロッド部3321が貫通孔を隙間なく貫通しかつ摺動できるように、ロッド部3321の断面と相補的である。長形スロットの長さは、ロッド部3321の円弧の高さ以上である。換言すれば、長形スロットの断面は、ロッド部3321の断面よりも大きい。キー部3310および3320ならびに舌部3330をヘルメット取付構造3300のブラケット内にしかるべき位置に組み付けた後、ロッド部3321は、舌部3330の貫通孔を通過し、ロッド部3311は、舌部3330の長形スロットを通過する。このようにして、キー部3310および3320を互いに接近するように移動させると、ロッド部3321の円弧状部分を舌部3330の貫通孔を通って移動させることができる。このとき、舌部3330は、ロッド部3321の円弧状部分によって駆動されて、キー部3310および3320の移動方向と垂直な方向に移動可能となる。
キー部3310および3320には、それぞれ、磁気部411および磁気部412が埋設されている。磁気部410および420と同様、磁気部411および412は、2つの磁気部の対向する面または実質的に対向する面が同じ極性を有するように配置されている。外力が存在しない状態では、キー部3310および3320は、磁気部411および421の間に発生する磁気斥力の作用によって互いに離間するように移動する。キー部がブラケットから一部のみ突出することができるように、キー部とブラケットとの間にストッパを設けることができることが考えられる。
図8bは、ヘルメット取付構造3300が係止解除状態にあることを示す。使用者は、キー部3310および3320を押圧して、これらがヘルメット取付構造3300の磁気部411および421の間の磁気斥力に打ち勝ち、それによって、互いに接近するように摺動させることができる。ロッド部3221の円弧状部分が舌部3330の貫通孔を通って摺動するにつれて、舌部3330は円弧状部分の頂部に向かう方向に沿って移動するように駆動される。舌部3330が駆動されているとき、ロッド部3311は、舌部3330の動きに影響を与えないように、舌部3330の長形スロット内を長手方向に摺動する。円弧状部分の頂部が舌部3330の貫通孔内にあるときに、舌部3330はその最大限度まで移動する。すると、舌部3330は、ブラケット内に後退し、位置決め板510のどの位置決め孔にも入らない。したがって、ヘルメット取付構造3300は、装着構造500、特に位置決め板510、に対して、長手方向に摺動可能になる。
図8cは、ヘルメット取付構造3300が係止状態にあることを示す。キー部3310および3320が解放され、それにより、磁気部411および421の間の磁気斥力の作用によってキー部3310および3320は互いに離間するように移動する。この移動の過程において、円弧状部分の頂部が舌部3330の貫通孔を出て、最終的に、ロッド部3321の直線部分が舌部3330の貫通孔を通過して、それにより、舌部3330はブラケットから再び突出する。したがって、舌部3330は、その自由端において位置決め板510の1つの位置決め孔に入ることができ、それにより、ヘルメット取付構造3300を装着構造500、特に位置決め板510、に長手方向に係止することができる。
別の実施形態において、さらには、ロッド部3311をキー部3310から省略してもよい。すなわち、キー部3320のロッド部3321のみを使用して、上述したように舌部3330を移動させることができる。
次に図9を参照すると、本願の一実施形態に係る緩衝構造700が示されている。緩衝構造700は、当該緩衝構造を、着用者の後頭部に接触させるようにある程度回動させことができるように、後部シース200に設置される。2つの耳部220および230が、当該耳部がそれぞれシースの横方向の両外側に隣接するように、後部シース200の着用者の後頭部に面する側に形成されている。耳部220および230には、貫通孔221および貫通孔231がそれぞれ形成されている。2つの貫通孔211および231は、互いに実質的に同軸となるかあるいはそれらの中心軸が小さい角度を有するように設けられている。
緩衝構造700は、プラスチック材料からなる単一部品である。緩衝構造700は、2つのループ部分701および702を備える。これらのループ部分は、緩衝構造700を必要に応じて柔軟に屈曲させることができるように、2つの連結部分703および704によって互いに連結されている。さらに、ループ部分は、緩衝構造700によって着用者(特に、その頭部)がより快適さを感じることができるとともに、着用者の頭部の通気を容易にして発汗を防止することができるように設計されている。
緩衝構造700は、その左側に隣接する支持リブ720およびその右側に隣接する支持リブ730を有する。支持リブ720および730は、それぞれ、ループ部分701および702に形成されている。支持リブ720は回動ピン721を有し、支持リブ730は回動ピン731を有する。回動ピン721は、露出端と、支持リブ720に連結された基端とを有する。回動ピン731は、露出端と、支持リブ730に連結された基端とを有する。2つの露出端は、互いに対向している。耳部220および230のそれぞれは内面を有し、各内面は相手方の内面と対向する。各耳部は、自身の内面とは反対側に外面を有する。緩衝構造700をその側縁部から中心に向かって屈曲させることにより、回動ピン721および731を貫通孔221および231にそれぞれ挿入することができる。
支持リブ720および730は、回動ピン721および731の基端間の距離が耳部220および230の外面間の距離に等しいかあるいはそれよりも小さくなるように設けられている。したがって、回動ピン721および731の基端を耳部220および230の外面にそれぞれ装着し、回動ピン721および731を貫通孔221および231にそれぞれ挿入した後、貫通孔221内の回動ピン721および貫通孔231の回動ピン731によって、緩衝構造700を回動させることが可能な回動軸が形成される。したがって、緩衝構造700は、後部シース200に回動可能に取り付けられる。当業者であれば、緩衝構造700がより確実に回動可能となるように、より多くの貫通孔付き耳部およびより多くの回動ピンをシース200および緩衝構造700にそれぞれ設けることができることを理解するであろう。別の実施形態において、耳部と回動ピンとを互いに入れ替えることができる。例えば、耳部を緩衝構造700に設け、回動ピンをシース200に設けることができる。別の実施形態において、貫通孔は、回動ピンの基端に面する耳部の面に設けられた止まり穴であってもよい。
図10に示すように、緩衝構造700を上方または下方に回動させることができるため、ヘッドバンド装置を着用者の後頭部によりフィットさせることができる。緩衝構造700およびシース200の構成は、緩衝構造700とシース200との間の距離を変更できるように設計することができる。このようにして、緩衝構造700がシース200に対して回動する角度を調節することができる。好適な実施形態において、緩衝構造700は、シース200に対して、約90度の角度範囲で回動することができる。例えば、緩衝構造700は、水平面に対して約45度の角度で上方または下方に回動することができる。別の実施形態において、着用者の汗によってヘッドバンド装置がずり落ちるのを回避するために、緩衝構造700の着用者の後頭部に接触させる面に汗吸収パッドを設けることができる。本願の一実施形態において、緩衝構造700をヘッドバンド装置に単独で設けてもよい。
本明細書において本願のいくつかの特定の実施形態について説明したが、これらは例示を目的として示したに過ぎず、本願の範囲を限定するものであると解釈されるべきではない。さらに、上記各実施形態は、任意に組み合わせることができる。本願の要旨及び範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が考えられる。
10 ヘッドバンド装置
200 後部シース
220、230 耳部
300、3100、3200,3300 ヘルメット取付構造
310,3110 ブラケット
311 つまみ嵌合部
320 係止可能部品
321、3210 舌部
322 ハンドル
330 挿入部品
331、353 縁部
340 回動軸
350 ソケット
410、420、4100、4200 磁気部
500、5000 装着構造
510、5100、5210 位置決め板
5200 取付構造
3310、3320キー部
700 緩衝構造
701、702 ループ部分
720,730 支持リブ
721 回動ピン

Claims (20)

  1. 溶接用ヘルメット用のヘッドバンド装置であって、
    前記ヘッドバンド装置は、
    使用者の後頭部にまたは後頭部に隣接して装着するためのバンド部であって、前記バンド部の長さを調節するためのシースが設けられた、バンド部と、
    前記シースの前記使用者の後頭部に面する側に設置された緩衝構造と、
    前記シースの前記使用者の後頭部に面する側と前記緩衝構造との間に設けられた回動軸であって、前記回動軸は前記シースの2つの側縁部にそれぞれ隣接し、それにより、前記緩衝構造を前記回動軸を中心として前記シースに対して回動させることができる、回動軸と、を備えたヘッドバンド装置。
  2. 前記緩衝構造は、連結部分によって連結された2つのループ部分を備え、各ループ部分は、回動ピンが形成された支持リブを有し、前記回動軸は、前記支持リブに形成される、請求項1に記載のヘッドバンド装置。
  3. 前記緩衝構造の前記使用者の後頭部に面する側に、汗吸収パッドが設けられている、請求項1または2に記載のヘッドバンド装置。
  4. 前記シースの前記使用者の後頭部に面する側に2つの耳部が形成され、各耳部には孔が形成され、
    前記耳部の前記孔は、互いに実質的に同軸であるか、あるいはそれらの中心軸が小さい角度をなしており、
    前記回動軸は、前記緩衝構造が前記シースに対して回動可能となるように、前記孔の一方に挿入可能である、請求項1または2に記載のヘッドバンド装置。
  5. 前記回動軸は、前記緩衝構造をその2つの側縁部から中心に向かって屈曲させることによって前記耳部の前記孔にそれぞれ挿入可能である、請求項4に記載のヘッドバンド装置。
  6. 前記緩衝構造の前記使用者の後頭部に面する側に、汗吸収パッドが設けられている、請求項4に記載のヘッドバンド装置。
  7. 前記緩衝構造は、連結部分によって連結された2つのループ部分を備え、
    各ループ部分は、回動ピンが形成された支持リブを有し、
    各支持リブには孔が形成され、前記孔は、互いに実質的に同軸であるか、あるいはそれらの中心軸が小さい角度をなしており、
    前記シースの前記使用者の後頭部に面する側に2つの耳部が設けられ、
    前記回動軸は、前記回動軸が前記孔の一方に挿入可能なように、前記耳部に形成され、
    前記緩衝構造は、前記シースに対して回動可能である、請求項1に記載のヘッドバンド装置。
  8. 前記回動軸は、前記緩衝構造をその2つの側縁部から中心に向かって屈曲させることによって前記支持リブの前記孔にそれぞれ挿入可能である、請求項7に記載のヘッドバンド装置。
  9. 前記緩衝構造の前記使用者の後頭部に面する側に、汗吸収パッドが設けられている、請求項7に記載のヘッドバンド装置。
  10. ヘッドバンド装置を備える溶接用ヘルメットであって、
    前記ヘッドバンド装置は、
    使用者の後頭部にまたは後頭部に隣接して装着するためのバンド部であって、前記バンド部の長さを調節するためのシースが設けられた、バンド部と、
    前記シースの前記使用者の後頭部に面する側に設置された緩衝構造と、
    前記シースの前記使用者の後頭部に面する側と前記緩衝構造との間に設けられた回動軸であって、前記回動軸は前記シースの2つの側縁部にそれぞれ隣接し、それにより、前記緩衝構造を前記回動軸を中心として前記シースに対して回動させることができる、回動軸と、を備えた、溶接用ヘルメット。
  11. 自動遮光溶接用ヘルメットである、請求項10に記載の溶接用ヘルメット。
  12. 前記緩衝構造は、連結部分によって連結された2つのループ部分を備え、各ループ部分は、回動ピンが形成された支持リブを有し、前記回動軸は、前記支持リブに形成される、請求項10または11に記載の溶接用ヘルメット。
  13. 前記緩衝構造の前記使用者の後頭部に面する側に、汗吸収パッドが設けられている、請求項10または11または12に記載の溶接用ヘルメット。
  14. 前記シースの前記使用者の後頭部に面する側に2つの耳部が形成され、各耳部には孔が形成され、
    前記耳部の前記孔は、互いに実質的に同軸であるか、あるいはそれらの中心軸が小さい角度をなしており、
    前記回動軸は、前記緩衝構造が前記シースに対して回動可能となるように、前記孔の一方に挿入可能である、請求項10または11または12に記載の溶接用ヘルメット。
  15. 前記回動軸は、前記緩衝構造をその2つの側縁部から中心に向かって屈曲させることによって前記耳部の前記孔にそれぞれ挿入可能である、請求項14に記載の溶接用ヘルメット。
  16. 前記緩衝構造の前記使用者の後頭部に面する側に、汗吸収パッドが設けられている、請求項14に記載の溶接用ヘルメット。
  17. 自動遮光溶接用ヘルメットである、請求項12に記載の溶接用ヘルメット。
  18. 前記緩衝構造は、連結部分によって連結された2つのループ部分を備え、
    各ループ部分は、回動ピンが形成された支持リブを有し、
    各支持リブには孔が形成され、前記孔は、互いに実質的に同軸であるか、あるいはそれらの中心軸が小さい角度をなしており、
    前記シースの前記使用者の後頭部に面する側に2つの耳部が設けられ、
    前記回動軸は、前記回動軸が前記孔の一方に挿入可能なように、前記耳部に形成され、
    前記緩衝構造は、前記シースに対して回動可能である、請求項10に記載の溶接用ヘルメット。
  19. 前記回動軸は、前記緩衝構造をその2つの側縁部から中心に向かって屈曲させることによって前記支持リブの前記孔にそれぞれ挿入可能である、請求項18に記載の溶接用ヘルメット。
  20. 前記緩衝構造の前記使用者の後頭部に面する側に、汗吸収パッドが設けられている、請求項18に記載の溶接用ヘルメット。
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