JPH10298688A - アルミニウム合金製摺動部材 - Google Patents

アルミニウム合金製摺動部材

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JPH10298688A
JPH10298688A JP10638597A JP10638597A JPH10298688A JP H10298688 A JPH10298688 A JP H10298688A JP 10638597 A JP10638597 A JP 10638597A JP 10638597 A JP10638597 A JP 10638597A JP H10298688 A JPH10298688 A JP H10298688A
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aluminum alloy
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English (en)
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Haruyasu Katto
藤 晴 康 甲
Takaaki Igari
狩 隆 彰 猪
Masahiko Shioda
田 正 彦 塩
Kenji Tsushima
島 健 次 津
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Nissan Motor Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性,耐焼付性を向上させたアルミニウ
ム合金製摺動部材を提供する。 【解決手段】 重量%で、Si:12.0〜17.5
%、Cu:1.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0
%、Mn:0.1〜0.8%、Ti:0.05〜0.2
0%、P:0.003〜0.050%、Fe:1.5%
以下を含有すると共に、Ca:0.005%未満に規制
し、さらにNa:0.001〜0.020%,Sr:
0.005〜0.050%,Sb:0.05〜0.20
%のうちから選ばれる1種または2種以上を含有し、場
合によってはさらにCr:0.05〜0.30%を含有
し、残部実質的にAlの組成のAl−Si系アルミニウ
ム鋳造合金からなり、摺動面の共晶を除いたα相の平均
粒径が10μm以下であるアルミニウム合金製摺動部
材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのシリン
ダーブロック等の素材として利用される耐摩耗性,耐焼
付性に優れたアルミニウム合金製摺動部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、動力機器の軽量化のためにアルミ
ニウム合金を適用することが多く検討され、なかでも、
摺動部に対しては、耐摩耗性,耐焼付性に優れた過共晶
Al−Si系アルミニウム合金が注目されている。
【0003】この過共晶Al−Si系アルミニウム合金
は、初晶Siが存在する組織を有し、その硬質な初晶S
iによって優れた耐摩耗性,耐焼付性を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、十分な耐摩
耗性,耐焼付性を得るためには、初晶Siの粒径を均一
にして分散させる必要がある。しかし、鋳造合金の場
合、鋳造時の冷却速度が速いと、初晶Siの粒径が小さ
すぎる領域、あるいは、ダイカスト材表面のSiフリー
ゾーンのように初晶Siが全く存在しない領域が発生す
る場合がある。また、冷却速度が遅くても、大きな初晶
が偏在するために、局所的に初晶Siが存在しない領域
が発生する場合がある。そして、このような領域が摺動
面になると、異常摩耗や焼き付きが早期に発生するとい
う問題点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、従来の過共晶Al−Si
系アルミニウム合金では、適度な大きさの初晶Siを均
一に分散させることが難しい製造条件あるいは部品形状
においても、初晶Siを均一に分散させることができる
とともに、過共晶Al−Si系アルミニウム鋳造合金の
組織のなかで特に耐摩耗性,耐焼付性に劣るα相を微細
にすることにより耐摩耗性,耐焼付性を向上させたアル
ミニウム合金製摺動部材を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるアルミニ
ウム合金製摺動部材は、請求項1に記載しているよう
に、Na,Sr,Sbのうちから選ばれる1種または2
種以上を含有するAl−Si系アルミニウム鋳造合金か
らなり、摺動面の共晶を除いたα相の平均粒径が10μ
m以下であるものとしたことを特徴としている。
【0007】そして、本発明に係わるアルミニウム合金
製摺動部材の実施態様においては、請求項2に記載して
いるように、Siの含有量が12.0〜17.5重量
%、Naの含有量が0.001〜0.020重量%、S
rの含有量が0.005〜0.050重量%、Sbの含
有量が0.05〜0.20重量%であるものとすること
ができる。
【0008】同じく、本発明に係わるアルミニウム合金
製摺動部材の実施態様においては、適度な大きさの初晶
Siを均一に分散させ、α相を微細なものとするため
に、請求項3に記載しているように、Al−Si系アル
ミニウム鋳造合金は、重量%で、Si:12.0〜1
7.5%、Cu:1.5〜5.0%、Mg:0.1〜
1.0%、Mn:0.1〜0.8%、Ti:0.05〜
0.20%、P:0.003〜0.050%、Fe:
1.5%以下を含有すると共に、Ca:0.005%未
満に規制し、さらにNa:0.001〜0.020%,
Sr:0.005〜0.050%,Sb:0.05〜
0.20%のうちから選ばれる1種または2種以上を含
有し、残部実質的にAlの組成からなるものとすること
ができる。
【0009】さらに、本発明に係わるアルミニウム合金
製摺動部材の実施態様においては、初晶Siを均一に分
散させるために、請求項4に記載しているように、Al
−Si系アルミニウム鋳造合金は、重量%で、Cr:
0.05〜0.30%をさらに含むものとすることがで
きる。
【0010】
【発明の作用】次に、本発明に係わる耐摩耗性に優れた
アルミニウム合金製摺動部材の作用についてさらに詳細
に説明する。
【0011】まず、α相の数値の限定理由について説明
する。
【0012】摺動面の共晶を除いたα相の平均粒径:1
0μm以下 α相は、Al−Si系アルミニウム鋳造合金の組織の中
で、特に、耐摩耗性,耐焼付性に劣る部分である。した
がって、摺動面の共晶を除いたα相の平均粒径が10μ
mを超えると、耐摩耗性,耐焼付性が低下するので好ま
しくない。
【0013】次に、合金組成(重量%)の限定理由につ
いて説明する。
【0014】Si:12.0〜17.5% SiはAl−Si系アルミニウム合金の耐摩耗性を向上
させるうえで重要な元素である。しかし、Si含有量が
17.5%を超えると、合金の液相線が上昇して、溶解
性,鋳造性が悪くなると共に、初晶Siの分散が不均一
になりやすく、粗大化も起こりやすくなる。他方、1
2.0%未満のSi含有量では、初晶αデンドライトが
生成・成長するため、耐摩耗性,耐焼付性が不足する。
【0015】Cu:1.5〜5.0% Cuはアルミニウム合金のマトリクスを強化する作用を
有し、これによって強度および耐摩耗性を向上させる。
そして、このような作用を得るために、1.5%以上の
Cuを含有させることが必要である。しかし、Cu含有
量が5.0%を超えると引け巣の発生が多くなるので好
ましくない。
【0016】Mg:0.1〜1.0% Mgはアルミニウム合金の硬度,耐摩耗性,機械的強度
等を向上させるのに有効な元素であり、0.1%以上の
Mgでこれらの作用を得ることができる。しかし、1.
0%を超えてMgを含有させると、靭性を低下させる傾
向が見られる。
【0017】Mn:0.1〜0.8% MnはAl−Si−Fe−Mn−Cr系金属間化合物を
微細かつ均一に分散させ、耐摩耗性,耐焼付性を向上さ
せると共に、アルミニウム合金のマトリクスを強化し、
機械的性質を改善する合金元素である。そして、Mn含
有量が0.1%未満になると耐摩耗性が低下する傾向が
見られる。他方、0.8%を超えると機械的性質の劣化
を招く。
【0018】Ti:0.05〜0.20% Tiはアルミニウム合金の機械的性質を向上させる作用
を有し、組織を均一化することにも有効な元素である。
そして、これらの作用を得るためには、0.05%以上
のTiを含有させることが必要である。しかし、0.2
0%を超えるTi含有量では逆に機械的性質の低下を招
く。
【0019】P:0.003〜0.050% PはCrと共に初晶Siを微細化し均一に分散させる作
用を有する。そして、この初晶Siに与える作用は、
0.003%以上の含有量で確保される。しかし、P含
有量が0.050%を超えると湯流れ等の鋳造性が悪化
する。
【0020】Fe:1.5%以下 FeはAl−Si−Fe系金属間化合物およびAl−S
i−Fe−Mn−Cr系金属間化合物を微細な晶出物と
して、耐摩耗性,耐焼付性を向上させるが、アルミニウ
ム合金中に多量のFeが混入すると、特に、徐冷部やホ
ットスポット部にAl−Fe系の粗大な化合物が生成
し、ミクロポロシティの発生原因となる。その結果、得
られたアルミニウム合金の靭性および強度を低下させる
こととなるので、本発明においてはFe含有量を1.5
%以下に規制した。
【0021】Ca:0.005%未満 Ca含有量が0.005%以上になると、鋳造時に内部
引けが大きくなり、鋳造性の低下を招く。また、Pによ
る初晶Siの微細化作用を阻害する。
【0022】Na:0.001〜0.020% Naは共晶Siの改良と粗大な初晶Siの晶出抑制に有
効な元素であり、その結果、粗大なα相の存在しない組
織とすることができる。しかしながら、0.001%未
満ではその効果がなく、0.020%を超えて含有させ
るとオーバーモディフィケーションとなる。
【0023】Sr:0.005〜0.050% SrはNaと同様に共晶Siの改良と粗大な初晶Siの
晶出抑制に有効な元素であり、その結果、粗大なα相の
存在しない組織とすることができる。しかしながら、
0.005%未満ではその効果がなく、0.050%を
超えて添加すると、Al−Si−Sr系の化合物が晶出
して機械的特性が劣化する。
【0024】Sb:0.05〜0.20% Sbも共晶Siの改良と粗大な初晶Siの晶出抑制に有
効な元素であり、その結果、粗大なα相の存在しない組
織とすることができる。しかしながら、0.05%未満
ではその効果がなく、0.20%を超えて添加すると、
Sbを含む化合物が晶出して機械的特性が劣化する。
【0025】Cr:0.05〜0.30% Crはアルミニウム合金のマトリクス中に初晶Siを均
一に分散させるうえで重要な合金元素であり、硬度,機
械的性質の向上にも有効に作用する。また、Al−Si
−Fe−Mn−Cr系金属間化合物を微細な晶出物とし
て均一に分散させ、耐摩耗性,耐焼付性を向上させるう
えでも重要な合金元素である。そして、このような作用
は0.05%以上の含有量で顕著となる。しかし、Cr
含有量が0.30%を超えると鋳造性および機械的性質
が低下する。
【0026】
【発明の効果】本発明によるアルミニウム合金製摺動部
材は、請求項1に記載しているように、Na,Sr,S
bのうちから選ばれる1種または2種以上を含有するA
l−Si系アルミニウム鋳造合金からなり、摺動面の共
晶を除いたα相の平均粒径が10μm以下であるものと
したから、優れた耐摩耗性と優れた耐焼付性をそなえた
軽量なアルミニウム合金製摺動部材を提供することが可
能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0027】そして、請求項2に記載しているように、
Siの含有量が12.0〜17.5重量%、Naの含有
量が0.001〜0.020重量%、Srの含有量が
0.005〜0.050重量%、Sbの含有量が0.0
5〜0.20重量%であるものとすることによって、こ
れらNa,Sr,Sbの適量含有により共晶Siの改良
と粗大な初晶Siの晶出の抑制が良好になされることと
なり、粗大なα相の存在しない組織とすることが可能と
なって、耐摩耗性および耐焼付性に優れたアルミニウム
合金製摺動部材を提供することが可能であるという著大
なる効果がもたらされる。
【0028】また、請求項3に記載しているように、A
l−Si系アルミニウム鋳造合金は、重量%で、Si:
12.0〜17.5%、Cu:1.5〜5.0%、M
g:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜0.8%、T
i:0.05〜0.20%、P:0.003〜0.05
0%、Fe:1.5%以下を含有すると共に、Ca:
0.005%未満に規制し、さらにNa:0.001〜
0.020%,Sr:0.005〜0.050%,S
b:0.05〜0.20%のうちから選ばれる1種また
は2種以上を含有し、残部実質的にAlの組成からなる
ものとすることによって、耐摩耗性および耐焼付性に優
れたアルミニウム合金製摺動部材を提供することが可能
であるという著大なる効果がもたらされる。
【0029】そして、請求項4に記載しているように、
Al−Si系アルミニウム鋳造合金は、重量%で、C
r:0.05〜0.30%をさらに含むものとすること
によって、耐摩耗性および耐焼付性に優れたアルミニウ
ム合金製摺動部材の硬度,機械的特性をより一層向上す
ることが可能であるという著大なる効果がもたらされ
る。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに具体
的に説明する。
【0031】この実施例および比較例においては、表1
に示す化学成分組成をもつAl−Si系アルミニウム合
金を使用した。
【0032】
【表1】
【0033】(溶解鋳造方法)実施例1〜6および比較
例1〜4の各合金のインゴットを表2に示す溶解温度,
鋳造温度にて、鋳造圧力80MPaで能力350トンの
ダイカストマシンを用いてダイカストすることにより厚
さ11mmの板材(ダイカスト材)を得た。
【0034】(共晶を除くα相の平均粒径)同じく表2
には、各ダイカスト材の表2の切り出し位置の項に示し
た面の共晶を除くα相の平均粒径を示した。ここで、粒
径の測定は、倍率1000倍で観察した光学顕微鏡写真
を用いて画像解析装置により実施した。
【0035】
【表2】
【0036】(焼付試験方法)実施例1〜6および比較
例1〜4のダイカスト材について、リングオンプレート
型の摩擦摩耗試験機を用いて焼付試験を行った。
【0037】このとき、リングには、図1に示す形状の
炭素鋼からなりかつB面にCrめっきを施したリング1
を用いた。すなわち、このリング1は、表3に示すよう
な外形D,内径D,長さLの寸法を有するととも
に、幅Wで深さCのやや大きい切欠1aと、幅W
で深さCのやや小さい切欠1bを形成したものであ
る。
【0038】
【表3】
【0039】また、プレートには、表2に示すダイカス
ト材から切り出した図2に示す形状からなるプレート2
を用いた。すなわち、このプレート2は、表4に示すよ
うな一辺の長さL、他辺の長さLの矩形をなすとと
もに、厚さTを有し、中央部に直径Dの丸穴2aを形成
したものである。
【0040】
【表4】
【0041】そして、各試験片は図2の摺動面Cが表2
中の切り出し位置の項に示した位置となるように切り出
した。また、焼付試験条件は、すべり速度0.25m/
sの一定とし、面圧を5分毎に1MPaずつ上げていっ
た。さらに、潤滑はエンジンオイルを開始前に摺動面に
1cc塗布するのみとした。そして、摩擦力が急増した
ところで試験を終了し、その時の面圧を焼付面圧とし
た。
【0042】(摩耗試験方法)焼付試験と同じ試験片を
用いて摩耗試験を行った。試験条件は面圧18MPa、
すべり速度0.1m/sであり、摺動面を100℃のエ
ンジンオイルの油浴中につかるように治具を設けた。
【0043】この試験条件で60分摺動させた後、プレ
ート試験片の摺動面の粗さ測定を行い、摩耗深さを測定
した。
【0044】(試験結果)表5には焼付試験における焼
付面圧と、各試験片の摩耗深さ(摩耗量)を示す。
【0045】
【表5】
【0046】表5に示すように、本発明に属する実施例
1〜6の供試材は、いずれも、比較例1〜4の供試材よ
りも優れた耐焼付性および耐摩耗性を有していることが
確認できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例および比較例で用いたリング
形状試験片の断面説明図(図1の(A))および側面説
明図(図1の(B))である。
【図2】 本発明の実施例および比較例で用いたプレー
ト形状試験片の正面説明図(図2の(A))および断面
説明図(図2の(B))である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪 狩 隆 彰 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 塩 田 正 彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 津 島 健 次 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Na,Sr,Sbのうちから選ばれる1
    種または2種以上を含有するAl−Si系アルミニウム
    鋳造合金からなり、摺動面の共晶を除いたα相の平均粒
    径が10μm以下であることを特徴とする耐摩耗性に優
    れたアルミニウム合金製摺動部材。
  2. 【請求項2】 Siの含有量が12.0〜17.5重量
    %、Naの含有量が0.001〜0.020重量%、S
    rの含有量が0.005〜0.050重量%、Sbの含
    有量が0.05〜0.20重量%であることを特徴とす
    る請求項1に記載の耐摩耗性に優れたアルミニウム合金
    製摺動部材。
  3. 【請求項3】 Al−Si系アルミニウム鋳造合金は、
    重量%で、Si:12.0〜17.5%、Cu:1.5
    〜5.0%、Mg:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜
    0.8%、Ti:0.05〜0.20%、P:0.00
    3〜0.050%、Fe:1.5%以下を含有すると共
    に、Ca:0.005%未満に規制し、さらにNa:
    0.001〜0.020%,Sr:0.005〜0.0
    50%,Sb:0.05〜0.20%のうちから選ばれ
    る1種または2種以上を含有し、残部実質的にAlの組
    成からなることを特徴とする請求項1または2に記載の
    耐摩耗性に優れたアルミニウム合金製摺動部材。
  4. 【請求項4】 Al−Si系アルミニウム鋳造合金は、
    重量%で、Cr:0.05〜0.30%をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項3に記載の耐摩耗性に優れたアル
    ミニウム合金製摺動部材。
JP10638597A 1997-04-23 1997-04-23 アルミニウム合金製摺動部材 Pending JPH10298688A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010079677A1 (en) 2009-01-06 2010-07-15 Nippon Light Metal Company, Ltd. Method of production of aluminum alloy

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WO2010079677A1 (en) 2009-01-06 2010-07-15 Nippon Light Metal Company, Ltd. Method of production of aluminum alloy
JP2010180422A (ja) * 2009-01-06 2010-08-19 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム合金の製造方法
US9096915B2 (en) 2009-01-06 2015-08-04 Nippon Light Metal Company, Ltd. Method of production of aluminum alloy

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