JPH10297777A - シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材給送装置及び画像形成装置

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JPH10297777A
JPH10297777A JP9109593A JP10959397A JPH10297777A JP H10297777 A JPH10297777 A JP H10297777A JP 9109593 A JP9109593 A JP 9109593A JP 10959397 A JP10959397 A JP 10959397A JP H10297777 A JPH10297777 A JP H10297777A
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sheet
gear
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feeding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置本体と、これにシート材を給送
するための種々のシート材の収納容量をもつシート材給
送装置とを適宜組合せ、シート材給送装置の給紙ローラ
等の駆動力は装置本体から受けるようにして、種々の形
態の画像形成装置を容易に形成可能とすること。 【解決手段】 Dカット形状の給紙ローラ7と、シート
材を給紙ローラに押圧する手段4、5と、押圧手段に対
向してシート材を押える手段6を有するシート材給送装
置であって、シート材を給紙するため給紙ローラを駆動
し、約一回転で駆動を解除する給紙ローラの駆動ギア列
を設けてなる、シート材収納容量の異なる種々のシート
材給送装置2−Dを、画像形成装置本体1に予めセット
されたシート材給送装置2−1の下段に装着し、その給
紙ローラの駆動ギア列は装置本体1から駆動力を受ける
ようにし、種々の形態の画像形成装置を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置等の画像形成部にシ
ート材を給送するシート材給送装置及び斯かるシート材
給送装置を装備した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置及びそれに具備され
るシート材給送装置は多く製品化され、多種の給紙方
式、分離方式等の仕様がある。
【0003】これらの方式の中で、紙等のシート材を積
載する中板にコイルバネを用い、該コイルバネの力に抗
するストッパーに分離爪とリタードローラを用いた、い
わゆる爪プラスリタード方式により分離するシート材給
送装置が製品化されている。しかし、この方式によるシ
ート材給送装置は、その可能な給紙容量は少なく、信頼
性が高くない。具体的には、給紙容量約250枚、その
駆動系は高額な電磁クラッチ、ソレノイドを1給紙で1
個ずつ使用している。電気的にもその制御が複雑で、オ
プション等の拡張性が容易でなく、給紙ビンの数も少な
い。また、その給紙駆動の構成も複雑である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年におけるエンドユ
ーザのニーズはシート材給送装置のさまざまな形態に対
する要望が多く、給紙容量の設定等を変えた製品ライン
ナップの多様化であらゆるユーザのニーズに対応する必
要がある、また、それとは別に、各製品に対し小型化、
低コスト化を図る必要がある、また、近年における環境
問題に対応し、自動両面印字が可能な機構を持つことが
望まれ、またシート材給送装置を具備する画像形成装置
等のシステムとしての小型化を図ることが好ましい、ま
た、エンドユーザのあらゆる紙種に対応しても給紙、搬
送の信頼性向上、エンドユーザに調整等の作業をさせな
い必要がある、などのニーズがあるが、これらのニーズ
に対し、現状レベルでは十分とはいえない面がある。
【0005】本発明は、これらのニーズを満たすべく、
より小さくより安くオプションを含めた給紙容量を多様
化した製品ラインナップで、且つ信頼性向上、具体的に
はジャムしないといったあらゆるエンドユーザのニーズ
に対応するようにしたシート材給送装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、Dカット形状の給紙ローラと、シー
ト材を該給紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押
圧手段に対向してシート材を押えるシート材押え手段と
を有するシート材給送装置において、シート材を給紙す
るための給紙信号を受けて前記給紙ローラを駆動し、約
一回転で駆動を解除する給紙ローラの駆動手段と、給紙
ローラの近傍にその駆動手段とは独立して設けられ、給
紙ローラの一給紙動作後に該給紙ローラをホームポジシ
ョンに位置させる固定手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
給紙ローラの駆動軸に直結して設けられたギアへ駆動力
を伝達するギアは欠歯ギアで構成され、前記ホームポジ
ションにおいて、該欠歯ギアの欠歯部が給紙ローラの位
相となり、駆動連結を解除することを特徴とする。
【0008】第3の発明は、Dカット形状の給紙ローラ
と、シート材を該給紙ローラに押圧するための押圧手段
と、該押圧手段に対向してシート材を押さえるシート材
押え手段と、シート材を分離するリタード分離手段を有
するシート材給送装置において、リタード分離手段近傍
に、前記給紙ローラと同軸上でシート材幅方向に、該給
紙ローラと類似形状のシート材案内手段を設けたことを
特徴とする。
【0009】第4の発明は、第3の発明において、前記
給紙ローラと類似形状のシート材案内手段として給紙ロ
ーラ自体を用いたことを特徴とする。
【0010】第5の発明は、第3の発明において、その
シート材案内手段を、リタードローラのホルダの一部で
形成したことを特徴とする。
【0011】第6の発明は、Dカット形状の給紙ローラ
と、シート材を該給紙ローラに押圧するための押圧手段
と、該押圧手段に対向してシート材を押えるシート材押
え手段と、シート材を分離するリタード分離手段を有す
るシート材給送装置において、シート材収納手段側にリ
タード分離手段及びその駆動手段を有し、シート材給送
装置側に、前記リタード分離手段の駆動手段に駆動力を
伝達するための駆動手段を、シート材給送装置側面のハ
ウジング部にスナップフィッティングのみで固定し、該
ハウジング部にはそのスナップフィッティング穴及び該
シート材給送装置側の駆動伝達手段に伝達するための前
の駆動手段を中心にシート材収納手段の位置決め精度と
同等以上の長穴を設け、その範囲内においてシート材給
送装置側の駆動伝達手段が揺動可能であることを特徴と
する。
【0012】第7の発明は、Dカット形状の給紙ローラ
と、シート材を該給紙ローラに押圧するための押圧手段
と、該押圧手段に対向してシート材を押さえるシート材
押え手段と、シート材を分離するリタード分離手段を有
するシート材給送装置において、該リタード分離手段
は、シート材搬送方向と逆方向の逆転駆動が常に付与さ
れ、該リタード分離手段と対をなしてシート材を搬送す
るフィードローラはその搬送方向下流に位置する次の搬
送ローラニップ部まで少なくともシート材を搬送し、そ
の後は、フィードローラの駆動を停止しリタード分離手
段に従動してシート材積載手段方向に逆回転されること
を特徴とする。
【0013】第8の発明は、第7の発明において、前記
フィードローラの駆動軸に直結するギアへ駆動力を伝達
するギアは、その一部が切欠された欠歯ギアからなるこ
とを特徴とする。
【0014】第9の発明は、第2又は8の発明におい
て、両欠歯ギアが同軸上に配設され、さらに同軸上に少
なくとも1つの欠歯ギアが設けられ、これらの3種の欠
歯ギアが軸に対し回転不能に固定されて欠歯ギア列が形
成され、該欠歯ギア列は、カム部と該カム部を回転方向
に付勢する付勢手段を有し、該欠歯ギア列は、1つのソ
レノイドにより回転固定されるとともに、該ソレノイド
のON、OFFによって回転制御され、該ギア列のそれ
ぞれのギア位相の違いによって、前記給紙ローラ、フィ
ードローラの回転タイミングを制御することを特徴とす
る。
【0015】第10の発明は、第9の発明において、前
記給紙ローラ用の欠歯ギアの欠歯部位相と前記フィード
ローラ用の欠歯部位相とをずらして、該給紙ローラの動
作タイミングを該フィードローラの動作タイミングより
若干早くしたことを特徴とする。
【0016】第11の発明は、第10の発明において、
前記欠歯ギア列に、常に駆動しているアイドラギアをそ
の同軸上に設けたことを特徴とする。
【0017】第12の発明は、第11の発明において、
前記アイドラギアが直接又は間接的にリタードローラを
駆動し、且つ、その下段に設けた他のシート材給送装置
側へシート材を搬送するための入力ギアに連結されてい
ることを特徴とする。
【0018】第13の発明は、Dカット形状の給紙ロー
ラと、シート材を該給紙ローラに押圧するための押圧手
段と、該押圧手段に対向してシート材を押さえるシート
材押え手段と、シート材を分離するリタード分離手段を
有するシート材給送装置において、該リタード分離手段
は、シート材収納手段側に設けられて、揺動アームによ
り支持され付勢手段によりフィードローラ側に付勢され
るリタードローラを有し、前記揺動アームは、鉛直下方
に取り付けられる別のシート材給送装置からのシート材
搬送ガイドの一部もしくは全域を兼ねることを特徴とす
る。
【0019】第14の発明は、給紙ローラと、該給紙ロ
ーラを駆動する駆動ギアを有し、該ギアは一部を切り欠
かれている欠歯ギアであり、該ギアはこれを回転付勢す
る付勢手段と、該付勢手段に対応するカム部と、回転を
規制する当接手段と、回転規制に対応する引っ掛け手段
とを有し、前記当接手段及び付勢手段は、ある支点から
回転規制される規制手段を有し、当接手段の当接解除と
ともに付勢手段によって回転力を与えられたギアが回転
するようにしたシート材給送装置において、前記ギアを
回転方向と逆方向に回転させた時に、前記当接手段、付
勢手段ともに該ギアに設けられたカム部に食い込まない
ように、突き当て手段を設けたことを特徴とする。
【0020】第15の発明は、シート材を給送する給紙
ローラを有するシート材給送装置と、該シート材給送装
置の上部に配設され、該シート材給送装置からのシート
材に画像を形成する画像形成部を具備する画像形成装置
本体を有する画像形成装置において、前記シート材給送
装置と画像形成装置本体との間に側面から装着可能な他
のシート材給送装置を有し、該他のシート材給送装置か
ら画像形成部へ向かうシート材が、前記シート材給送装
置の給紙ローラの上方を通過し画像形成部へ給送される
給送路を有することを特徴とする。
【0021】第16の発明は、第15の発明において、
前記シート材給送装置の下段に更に他のシート材給送装
置が装着可能とされ、前記3つのシート材給送装置から
給送されるシート材が合流して画像形成部へ搬送される
搬送路を有することを特徴とする。
【0022】第17の発明は、第15又は16の発明に
おいて、Dカット形状の給紙ローラと、シート材を該給
紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押圧手段に対
向してシート材を押えるシート材押え手段とを有し、前
記給紙ローラの軸は別の回転アームに支持され、該回転
アームはフィードローラの回転軸を揺動軸として支持さ
れ、給紙ローラとシート材が接触しているピックアップ
時には、該揺動軸より上方向に給紙ローラが揺動し、且
つその揺動時における給紙ローラの突出面が他のシート
材搬送部とオーバラップし、少なくとも該オーバラップ
分の切り欠き部を該シート材搬送部に設けたことを特徴
とする。
【0023】第18の発明は、第15乃至17のいずれ
かの発明ににおいて、側面から装着可能な前記他のシー
ト材給送装置は、画像形成部から一度排出されたシート
材を画像形成部へ再給送するシート材再給送手段である
ことを特徴とする。
【0024】第19の発明は、画像形成部を有する画像
形成装置本体と、該画像形成装置本体の下部に複数段縦
方向に装着可能とされるシート材給送装置を有する画像
形成装置において、前記各シート材給送装置の駆動力は
画像形成装置本体の駆動源から順次伝達され、その伝達
ギアは固定ギアとされ、最終段におけるシート材給送装
置はそれより前段の高さの異なる2つのシート材給送装
置のいずれにも駆動連結及び給紙搬送可能としたことを
特徴とする。
【0025】第20の発明は、前記シート材給送装置の
駆動伝達手段は、その上段に位置する異なるシート材給
送装置からそれぞれ異なるギアに駆動連結することを特
徴とする。
【0026】第21の発明は、前記シート材給送装置
は、その上段に位置する画像形成部及びシート材給送装
置を当該シート材給送装置に積載するだけですべての連
結を完結することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態を示
し、同図において、1は画像形成装置本体、2は該画像
形成装置において紙等のシート材を給送するシート材給
送装置、3はシート材給送装置内のシート材収納手段で
あるカセット、4はシート材を直接積載する中板、5は
シート材の重さに打ち勝ち給紙ローラに搬送力を与える
バネ、6は該中板4の支点にて、該バネ5の付勢力でシ
ート材が支点中心で回転するのを規制するシート材押さ
え手段で、ここではシート材の分離機能を有する、いわ
ゆる分離爪である。7は給紙ローラ、8はフィードロー
ラ、9はリタードローラである。
【0028】前記給紙ローラ7は、コントローラユニッ
トから画像形成信号が出されると、ソレノイド(図中後
記)をトリガにして始動回転される。次にある程度のデ
ィレイをおいて、フィードローラ8がシート材搬送方向
に回転する。それと対のリタードローラ9は常時逆転駆
動していて、トルクリミッタを介してフィードローラ8
に従動回転し、付勢バネにて一定圧でフィードローラ8
に押圧し、いわゆるリタード分離を行っている。
【0029】フィードローラ8は一定量駆動してシート
材を搬送し、そのシート材は搬送ローラ10、搬送ロー
ラ11を経由して画像形成部12に搬送される。画像形
成部12ではレーザ光等により露光されて電子写真方式
等により感光ドラム12−1上に潜像が形成され、該潜
像は現像手段により現像剤であるトナーによりトナー像
として現像化され、トナー像は転写手段12−2により
シート剤に転写される。転写されたシート材は画像形成
部12から、定着器13、排紙ローラ14、15を経由
して機外に排紙される。このとき、両面印字のコマンド
が出ているときは、フラッパ16が作用して両面ユニッ
ト内に搬送され、スイッチバックされたシート材が該画
像形成装置内に再給紙され、裏側を印字して、同様のプ
ロセスで機外に排紙される。
【0030】本実施形態においては、図1のシート材給
送装置2−1は約500枚のシート材をスタック、給紙
可能で、図2のシート材給送装置2−2は約250枚と
ほぼ半分の構成をとっている。その他の画像形成部等は
前述する図1と同様で、その動作説明も含めて省略す
る。
【0031】このように、本実施形態では、基本的な給
紙容量が異なる2種類のシート材給送装置を有する製品
ラインナップを構成し、エンドユーザの多様化する要望
に対応する。
【0032】図3、図4はさらにエンドユーザの多様化
した要望に対し、図1、図2のそれぞれの画像形成装置
の最下位即ち図1、2のシート材給送装置2−1、2−
2の下に、オプションでシート材給送装置2−Dがエン
ドユーザにより取り付け可能とされている。その具体的
手段として、エンドユーザがシート材給送装置2−D上
に画像形成装置本体1を乗せるだけで、装着が完結され
るよう電気接点、位置決め嵌合ボス、その対応穴をそれ
ぞれのシート材給送装置に有する。
【0033】次に駆動系について説明すると、画像形成
装置本体(以下、本体と省略)側からの駆動力をシート
材給送装置側が受けるようになっている。本実施形態の
構成では、オプションを含めシート材給送装置に関する
駆動系は全て本体側に有する1個のモータのみで駆動を
行っている。又そのシート材給送装置のユニット間との
ギアはそれぞれ固定のギアで、モジュール1.5で0.
5のバックラッシュ(ギアのがた)を有している。これ
は各ユニット間の寸法のばらつきを考慮しているためで
ある。
【0034】図6、図9〜図11により、シート材給送
装置に関するシート材給送関連のギア部の構成について
説明する。各シート材給送装置においては、同様の給紙
方式、同様のシーケンスをとっているので、そのシーケ
ンスに関するギア(具体的には後に述べる欠歯ギアの組
み合わせにより行っている)類は同じでそれぞれのシー
ト材給送装置間、又は本体間とのアイドラギア以外は同
じになっている。
【0035】G1は本体側のギアでここで本体とシート
材給送装置との連結が各固定ギアによって行われてい
る。G2はシート材給送装置側のギアで、減速によるギ
ア比調節のため段ギアとなっている。G2はフィードロ
ーラ8と同軸8−2上におかれている。G3はアイドラ
ギア、G4は欠歯ギアG5に連結するためのアイドラギ
ア、G5はG5−cのカム部を含む欠歯ギアで、給紙信
号により、ソレノイドGSが引かれ、レバーGTの付勢
力でカム部が回動し、欠歯ギアがギアG4に連結して給
紙シーケンスに入る。
【0036】ギアG5には欠歯ギアG6、欠歯ギアG7
がそれぞれ回転固定されており、ギアG5とともにギア
G6、ギアG7が回転する。ギアG6は給紙ローラ即ち
ピックアップローラへ駆動伝達する駆動軸7−7に回転
固定するギアG8にあるタイミングをもって連結する。
ギアG7はフィードローラへ駆動伝達する駆動軸8−2
に回転固定するギアG9にあるタイミングをもって連結
する。従って、ギアG5の駆動連結とともにギアG8、
ギアG9があるタイミングで駆動、さらに、ピックアッ
プローラ7、フィードローラ8が回転を行う。
【0037】この駆動シーケンスはギアG5、G6、G
7が各1回転することをもって1シーケンスが終了す
る。そのため、ギアG8、ギアG9はシーケンス後はフ
リーになり、各ローラもフリーになる。そのため、ジャ
ム処理も容易に行うことが可能で、且つ紙の力でローラ
類を破壊するといった事故に対しても効果を有するとと
もにトルク削減の効果もある。また、給紙ローラである
ピックアップローラはいわゆるDカットローラのため、
そのホームポジションの位相合わせのためにカラー7−
9を介して付勢バネ7−10と連結し、そうすること
で、正規の位置にピックアップローラが回転固定され
る。
【0038】ピックアップローラ7とフィードローラ8
との駆動タイミングは、該欠歯ギアG6とG7との欠歯
位相により調整可能で、本実施形態では、そのシート材
がいわゆる分離爪6の正規の位置、又は分離爪6では分
離しきれなかった残ったシート材がリタードローラ9で
分離されて、該リタードローラ9ニップ部で待機してい
る場合と2箇所有り、給紙のタイミングごとにシート材
の先端がばらつき、ひいては紙間がばらつき多様なジャ
ムのもとになることを防ぐため、ピックアップローラ7
の起動からある一定の時間をおいてフィードローラ8を
駆動動作させている。そうすることで、紙間のばらつき
も一定範囲内に収まり、スループットが出ないといった
大きなスペックダウンになるといったことが免れる。
【0039】また、ギアG4はギアG5に連結するとと
もにギアG10に常時連結し、いわゆるアイドラ回転し
ている。そして、ギア11を介して、オプションである
下段に有するシート材給送装置に駆動連結する。またそ
れと同時にフィードローラ軸上にギアG11、ギアG1
2を介して軸とギアとが一体成形されるリタードギア9
−6に連結し、そしてリタードローラが常時リミッタ9
−2を介しシート材搬送方向に逆転駆動、いわゆるリタ
ード分離を行っている。このリタードギア9−6はシー
ト材カセット3に設けられ、ギアG12は振り子ギア
で、シート材カセット3の位置精度に影響少なく連結固
定される。
【0040】図12はギアG12、そのハウジング、シ
ート材カセット3の概要を表わす。ギアG12はスナッ
プフィットのみでそのハウジング部に取り付け固定さ
れ、そのギアの回転力でシート材カセット3のギアであ
るリタードギア9−6側へ当接される。ギア11の回転
力でギア12がリタードギア9−6側へ食い込みギア部
の横にフランジ部を当接してギアのバックラッシュを確
保している。リタードローラ8はシート材カセット3を
シート材給送装置に挿入、固定されると同時にシート材
給送装置側に固定されるフィードローラ8に圧接固定さ
れる。駆動は該リタードギア9−6を経由してジョイン
ト9−5、ホルダー9−4に支持されるリタード軸9−
3及びトルク発生手段たるトルクリミッタ9−2を介し
てリタードローラに連結し、その駆動とともにシート材
搬送方向と逆転回転する。
【0041】ギアG2、G10、G11とギアのアイド
ラ列はほぼ直線的に下方向に向かって配置され、且つ比
較的に大径ギアでギア個数を最小にし、ギアによる伝達
トルクのロス、騒音等を防止している。また、同一軸上
に多くの大径ギアG3、G5、G6、G7、G10を配
置し、コンパクト化、低コスト化を達成している。
【0042】ピックアップローラはシート材搬送方向に
垂直な幅方向に4個配置され、7−1〜7−4は各ピッ
クアップローラ軸7−5にスナップフィット固定され、
そのピックアップローラ軸7−5はその位置をアーム7
−10により支持され、シート材給送装置のフレーム2
−2の切欠き部によって回転固定されている。常時、ア
ーム7−8はそのフレーム2−2の上面からバネ7−1
2によって付勢されているため、給紙動作時以外は下側
に位置する。このアーム7−8は、その一端をフィード
ローラ軸8−2、その一端をフレーム2−3によってス
ナップフィット固定され、該箇所がピックアップローラ
7の回転中心となる。
【0043】ピックアップローラ7は、付勢バネ7の力
とその中板4に積載されるシート材の重さにより上下動
を行い、その給紙の衝撃荷重を防止し、ひいては重送を
防止する。このピックアップローラ7が上側に来たとこ
ろが両面ユニット17からの再給紙パスSP3となって
おり、そのフレームからピックアップローラの干渉回避
とともに、再給紙されるシート材がピックアップローラ
に干渉してしまうといったことから回避している。ピッ
クアップされたシート材は、分離爪6により分離され一
枚ごとにシート材パスSP1の方向に搬送される。
【0044】しかし、そのシート材積載容量が多く、且
つ紙質、シート材の重さ等が著しく異なる多種のシート
材を給紙する場合、給紙バネ5は固定で一律のためどう
しても給紙圧が適正値よりも高くなってしまい、ひいて
は重送、ジャムしやすい。そこで、本実施形態では、該
分離爪6の下流側近傍にリタードローラを設け、いわゆ
るリタード分離を行っている。ピックアップローラ7は
シート材がフィードローラ8へ到達するための最小限の
送り量送り、フィードローラ8は次の搬送ローラ対12
まで送る。それ以降は本体側で引き抜き搬送される。
【0045】本シート材給送装置はその下側にオプショ
ンで別のシート材給送装置を設けるため別のシート材搬
送部が形成され、シート材は搬送方向SP2に搬送され
る。リタードホルダー9−4は通紙面SP2の紙搬送ガ
イドを兼用し省スペース化、及びシート材パスの精度向
上となっている。
【0046】ピックアップローラ7−1〜7−4は、そ
の7−1と7−4とが分離爪6での分離のため、内側の
7−2と7−3とはフィードローラ8対(相手はリター
ドローラ9)へシート材が入りやすくするため、幅方向
にシート材を平面に規制するために設けている。
【0047】分離爪6を装備した場合、積載するシート
材が多いとシート材自体の膨らみ、下からの給紙圧、分
離爪のシートを押える力により、シート材積載搬送面に
曲率ができ、ピックアップ時にシート材がフィードロー
ラ対8、9に入って行かないことがある。また、分離爪
6とフィードローラ対8、9までの距離を極力短く設定
すると、ピックアップ時に分離爪付近のシート材が暴れ
るため同様にピックアップ時にシート材がフィードロー
ラ対8、9に入って行かないことがある。
【0048】そのため、幅方向に対し、フィードローラ
対8、9近傍にピックアップローラ7−2、7−3を設
けそのシート材の暴れを防ぐとともにフィードローラ対
8、9のニップラインにそって水平になるように強制し
ている。さらに、ピックアップ時にシート材がフィード
ローラ対8、9に入って行かない対策、及びフィードロ
ーラ8の摩耗を考慮して、フィードローラ8の搬送速度
をそのピックアップローラ7に対して10%以上アップ
させている。
【0049】以上により、1シート材給送装置における
給紙メカニズム、駆動系が構成される。他の給紙容量の
異なるシート材給送装置、又はオプションであるシート
材給送装置もほぼ同様の構成をとっているが、1段目の
シート材給送装置以降は、そのフィードローラ自体に多
くの搬送距離を搬送させるのは、その搬送速度のばらつ
きが大きく、搬送力が少ないため出来ない。そこでフィ
ードローラ対以降に、別の専用に搬送ローラ対を設けて
いる。そこで、給紙容量の異なる各シート材給送装置の
ギア連結について述べる。
【0050】図1が給紙容量約500枚、図2が給紙容
量約250枚のシート材給送装置の例、図3、4は図
1、図2のシート材給送装置にオプションである別のシ
ート材給送装置2−Dを装着した例(第3、4の例)を
示すことは前記したが、この結合時におけるギア連結
で、第3の例に対応するのが図7、第4の例に対応する
のが図8となっている。
【0051】図7、8において、基本的な給紙に関わる
駆動部で前述したG1乃至G10、レバーGT、ソレノ
イドGSは前述と同様であるが、その連結させるアイド
ラギアが異なる。図7で2点鎖線が標準装備のシート材
給送装置と今回のオプションであるシート材給送装置2
−Dの凡その境界線で、ギアG11とオプション側のギ
アG20、G21に連結され、その後はG3に連結し
て、前述した図6とほぼ同様の伝達となる。
【0052】オプションのシート材給送装置2−Dは別
の搬送ローラ10−Dを設けていることから、ギアG1
0からG22、G23と経由して搬送ローラ10−Dの
駆動のためのギアG24に連結し、フィードローラ7で
の搬送後の画像形成装置側までの搬送を行っている。
【0053】図8は、そのシート材給送装置側の給紙容
量が250枚で、その下段のシート材給送装置側は約5
00枚給紙容量であるが該シート材給送装置に対してギ
ア11は存在しない。そして、ギアG10から直接ギア
G21に連結され、オプション側のシート材給送装置か
らみると、連結するアイドラギアを変えることで、給紙
容量(シート材給送装置高さ)の異なる2つのシート材
給送装置に自動的に駆動連結されるが、もちろんその回
転方向も同様である。その他の給紙に関する欠歯ギアG
5、G6、G7とその関連ギアは、各シート材給送装置
部で同一部品で構成している。
【0054】図13は給紙シーケンスに関する欠歯ギア
群のギアG5、G6、G7において、ギアG8に駆動伝
達するG6に関して詳細に示す。欠歯ギア先端はそのギ
ア先端とギアG8先端とが相互に乗り上げない様にG6
1、G62、G63とギア先端をカットしている。ま
た、相手側のギアG8はその駆動伝達側と反対側のイン
ボリュート面をカットし、先端を鋭角にしている。始め
のギア61はギアG8に駆動伝達するためその当接側が
インボリュート歯形を残し、その次のギアG62はそれ
とは逆側のインボリュート歯形をカットし、それぞれ先
端は鋭角にしている。
【0055】ギアがかみ合うためには当然そのギア先端
のピッチは、そのかみ合うギアとは類似していて、イン
ボリュート歯形がプラス転位してなければそのギア先端
は鋭角になることなく、先端一歯目が乗上がらなくても
二歯目以降で乗り上げる確率は高い。そこで、完全にギ
ア先端のピッチを変えるために逆側をカットすること
で、欠歯ギアの乗り上げを防止している。以降ギアG6
3も予備でその逆にカットし、次のギアG64から通常
のインボリュート歯形としている。G6B1、G6B2
はそれぞれギアG3、ギアG5、ギアG7との駆動連結
手段で、この場合突起丸形状とし、その相手側を穴形状
にしている。カッコ付きの符号で示す破線部は、ギアG
9とその相手側であるギアG7で、該ギアも同様に同じ
様な歯形にカットしている。
【0056】図14は図6における標準の給紙ギア構成
部で、本構成は前述したように、1給紙で1ソレノイド
GSで制御し、ギアの駆動方向はその実線のとおりであ
るが、そのジャム処理等にてギアを逆転させてしまう可
能性がある。このようなギアの構成で、カム部G5−C
をレバーGTで付勢してその付勢力でアイドラギアに連
結し、駆動伝達すると、カム部G5−Cは複雑形状をし
ており、そのギアの逆転回転時、ソレノイドGSとカム
部とが引っかかってソレノイドを破損してしまう恐れが
ある。本実施形態では、そのためにソレノイドGSにス
トッパーGSTを設け、且つ、そのカム部の突起部G5
−CDが、ソレノイドGSに引っかからない様にそのフ
ラットで食い込み方向にならないような傾斜面をもっ
て、その当接時には、ソレノイドGSの爪部が逃げる様
な配慮をしている。
【0057】さらに、図12により、シート材給送装置
の駆動伝達手段について説明する。画像形成装置1の下
側にはシート材給送装置2が装着され、そのシート材給
送装置2の中には着脱可能なシート材カセット3が装着
されている。前述するリタードローラへの駆動伝達は、
図6のフィードローラ軸に係合し、ギアG2とギアG9
と同軸上にアイドラギアGR1を設け、該アイドラギア
GR1から駆動を受けている。ギアGR1は次にシート
材給送装置側からシート材カセットと接触部分に振り子
ギアGR2を設け、該振り子ギアGR2は前記ギアGR
1円周方向に回動自在にシート材給送装置枠の一部にス
ナップフィット固定され、さらにシート材カセット装着
前後方向に遊びを設け、いわゆる振り子ギアとなってい
て、リタードローラへの駆動伝達をするシート材カセッ
ト側のギアGR3に駆動伝達する。
【0058】振り子ギアGR2は、ギアGR1の回転力
でその圧力角方向に付勢力を受け、ギアGR3は負荷を
もった固定ギアのため、結果としてギアがそれぞれかみ
合う方向に食い込み力が作用し、駆動が常に伝達される
よう連結している。但し、各ギア間のバックラッシュ確
保のため、その各ギア側面にはフランジを設け、その突
当てをもってバックラッシュを保証している。これによ
り、シート材カセットをシート材給送装置から取り外す
と、駆動が切れてリタードローラの負荷が無くなりジャ
ム処理もしやすいという付加的効果を有する。
【0059】(第2の実施形態)図5、図9は本発明の
第2の実施形態を表わし、その標準に装着されるシート
材給送装置は250給紙容量2段構成である。この場合
も前記実施形態同様に、この2段に配置されるシート材
積載装置の下段にそのオプションであるシート材給送装
置が装着可能となっている。
【0060】図9はそのギアトレインで、給紙に関する
欠歯ギアG5、G6、G7、それに連結するギアG4、
G8、G9は各給紙ごとに設けてある。本実施形態での
給紙系が最も多段で3段給紙あり、そのアイドラ負荷も
大きくなることから、そのギアによる伝達ロスを最も軽
減するために、ほぼ鉛直方向にG1、G2、G10、G
21、G10、G21、G10の順番で連結している。
その他は250給紙1段とそのオプションの500給紙
シート材給送装置と同じで、このように多段でシート材
給送装置が連結可能である。
【0061】アイドラギアの連結としては、500給紙
シート材給送装置2がアイドラギアG11を持ち、その
250給紙シート材給送装置がそれを持たず、且つ50
0給紙シート材給送装置からギアG20にギア連結して
いたのに対し、250のシート材給送装置からオプショ
ンの500シート材給送装置へは、G20を使用せずに
G21に連結することで、異なるギアに連結しながらそ
の回転方向を合わせ、その結果として、異なる2つのシ
ート材給送装置に連結可能なオプションのシート材給送
装置が形成され、且つ多段で異なるシート材給送装置を
簡単な構成で達成することができる。
【0062】このギア構成では、その各アイドラギア列
がほぼ直線で鉛直方向に配置されている。これで、各シ
ート材給送装置間連結のギアロスを最も少なくし、且
つ、このオプションの装着性においてもただその上部に
画像形成装置本体を乗せるだけでギアの圧力角方向の反
力が上方向にあまり働かないように配慮している。
【0063】このように、1給紙に1給紙ギアユニット
とそのアイドラギアとの結合にて、容易に複数の異なる
高さのシート材給送装置を装着することが可能で、この
他の実施形態としては、このオプションであるシート材
給送装置2−Dの下段に新たにオプションのシート材給
送装置をつける等複数のシート材給送装置装着した製品
ラインナップをも可能とする。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるシー
ト材給送装置は、 ・その記録材の積載手段を自動的に昇降するいわゆるリ
フター方式でなく、通常のコイルバネで押圧する中板方
式とし、そのストッパに分離爪、その補強にリタードロ
ーラを用いて、爪プラスリタード分離方式とし、且つ給
紙ローラ自体を揺動自在として衝撃力を緩和可能とする
ことにより、重送を低減することができ、エンドユーザ
がシート材給送カセットにシート材をセットするのみ
で、無調節で多種のシート材搬送を大幅な信頼性アップ
をもって達成することを可能とし、 ・フィードローラ近傍に給紙ローラを配置することで、
給紙ローラ及び分離爪とフィードローラ対の距離を短縮
し、シート材給紙装置の大幅な省スペース化、低コスト
化を図り、 ・両面画像形成のための両面ユニットを画像形成装置本
体とシート材給送装置との間に配設することで、大幅な
省スペース化を図り、 ・リタード分離方式を用いたにも拘らず、1シート材給
紙装置宛て1ソレノイドのみを用いた欠歯ギアによる簡
易な駆動構成により、大幅なコストダウンを図り、 ・同じ、若しくは異なる給紙容量の数種類のシート材給
送装置の下側に他のシート材給送装置を取り付け可能と
し、 ・振り子ギアを単純にスナップフィットで止めて、シー
ト材給送カセットを挿入し、連結するだけで駆動伝達可
能として省スペース化、低コスト化を図る、ことができ
る。即ち、省スペース、低コスト化を図ると同時に、信
頼性の向上、簡易操作によるユーザビリティの向上、多
様化するユーザのニーズに対応することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態における画像形成
装置の主断面図で製品1のパターンを示す図
【図2】本発明に係る第1の実施形態における画像形成
装置の主断面図で製品2のパターンを示す図
【図3】本発明に係る第1の実施形態における画像形成
装置の主断面図で製品1のオプションのシート材給送装
置取り付け時を示す図
【図4】本発明に係る第1の実施形態における画像形成
装置の主断面図で製品2のオプションのシート材給送装
置取り付け時を示す図
【図5】本発明に係る第2の実施形態における画像形成
装置の主断面図で製品3のパターンを示す図
【図6】本発明に係る第1の実施形態における図1のパ
ターンのギアトレイン図
【図7】本発明に係る第1の実施形態における図3のパ
ターンのギアトレイン図
【図8】本発明に係る第1の実施形態における図4のパ
ターンのギアトレイン図
【図9】本発明に係る第2の実施形態における図5のパ
ターンのギアトレイン図
【図10】本発明に係る第1の実施形態におけるギアト
レインの平面展開図
【図11】本発明に係る第1の実施形態における給紙ロ
ーラ近傍詳細図
【図12】本発明に係る第1の実施形態におけるシート
材給紙カセットとシート材給送装置とのギア連結部詳細
【図13】本発明に係る第1の実施形態におけるシート
材給送部欠歯ギア詳細図
【図14】本発明に係る第1の実施形態における図6の
逆転駆動時のギアトレイン図
【符号の説明】
1…画像形成装置 2…シート材給送装置 2−D…オプションのシート材給送装置 3…シート材給紙カセット 6…分離爪 7…給紙ローラ 8…フィードローラ 9…リタードローラ 17…両面ユニット G1〜G24…駆動ギア GT…レバー GS…ソレノイド

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Dカット形状の給紙ローラと、シート材
    を該給紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押圧手
    段に対向してシート材を押えるシート材押え手段とを有
    するシート材給送装置において、シート材を給紙するた
    めの給紙信号を受けて前記給紙ローラを駆動し、約一回
    転で駆動を解除する給紙ローラの駆動手段と、給紙ロー
    ラの近傍にその駆動手段とは独立して設けられ、給紙ロ
    ーラの一給紙動作後に該給紙ローラをホームポジション
    に位置させる固定手段とを有することを特徴とするシー
    ト材給送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート材給送装置におい
    て、前記給紙ローラの駆動軸に直結して設けられたギア
    へ駆動力を伝達するギアは欠歯ギアで構成され、前記ホ
    ームポジションにおいて、該欠歯ギアの欠歯部が給紙ロ
    ーラの位相となり、駆動連結を解除することを特徴とす
    るシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 Dカット形状の給紙ローラと、シート材
    を該給紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押圧手
    段に対向してシート材を押さえるシート材押え手段と、
    シート材を分離するリタード分離手段を有するシート材
    給送装置において、リタード分離手段近傍に、前記給紙
    ローラと同軸上でシート材幅方向に、該給紙ローラと類
    似形状のシート材案内手段を設けたことを特徴とするシ
    ート材給送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシート材給送装置におい
    て、前記給紙ローラと類似形状のシート材案内手段とし
    て給紙ローラ自体を用いたことを特徴とするシート材給
    送装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のシート材給送装置におい
    て、そのシート材案内手段を、リタードローラのホルダ
    の一部で形成したことを特徴とするシート材給送装置。
  6. 【請求項6】 Dカット形状の給紙ローラと、シート材
    を該給紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押圧手
    段に対向してシート材を押えるシート材押え手段と、シ
    ート材を分離するリタード分離手段を有するシート材給
    送装置において、シート材収納手段側にリタード分離手
    段及びその駆動手段を有し、シート材給送装置側に、前
    記リタード分離手段の駆動手段に駆動力を伝達するため
    の駆動手段を、シート材給送装置側面のハウジング部に
    スナップフィッティングのみで固定し、該ハウジング部
    にはそのスナップフィッティング穴及び該シート材給送
    装置側の駆動伝達手段に伝達するための前の駆動手段を
    中心にシート材収納手段の位置決め精度と同等以上の長
    穴を設け、その範囲内においてシート材給送装置側の駆
    動伝達手段が揺動可能であることを特徴とするシート材
    給送装置。
  7. 【請求項7】 Dカット形状の給紙ローラと、シート材
    を該給紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押圧手
    段に対向してシート材を押さえるシート材押え手段と、
    シート材を分離するリタード分離手段を有するシート材
    給送装置において、該リタード分離手段は、シート材搬
    送方向と逆方向の逆転駆動が常に付与され、該リタード
    分離手段と対をなしてシート材を搬送するフィードロー
    ラはその搬送方向下流に位置する次の搬送ローラニップ
    部まで少なくともシート材を搬送し、その後は、フィー
    ドローラの駆動を停止しリタード分離手段に従動してシ
    ート材積載手段方向に逆回転されることを特徴とするシ
    ート材給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシート材給送装置におい
    て、前記フィードローラの駆動軸に直結するギアへ駆動
    力を伝達するギアは、その一部が切欠された欠歯ギアか
    らなることを特徴とするシート材給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項2又は8記載のシート材給送装置
    において、両欠歯ギアが同軸上に配設され、さらに同軸
    上に少なくとも1つの欠歯ギアが設けられ、これらの3
    種の欠歯ギアが軸に対し回転不能に固定されて欠歯ギア
    列が形成され、該欠歯ギア列は、カム部と該カム部を回
    転方向に付勢する付勢手段を有し、該欠歯ギア列は、1
    つのソレノイドにより回転固定されるとともに、該ソレ
    ノイドのON、OFFによって回転制御され、該ギア列
    のそれぞれのギア位相の違いによって、前記給紙ロー
    ラ、フィードローラの回転タイミングを制御することを
    特徴とするシート材給送装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のシート材給送装置にお
    いて、前記給紙ローラ用の欠歯ギアの欠歯部位相と前記
    フィードローラ用の欠歯部位相とをずらして、該給紙ロ
    ーラの動作タイミングを該フィードローラの動作タイミ
    ングより若干早くしたことを特徴とするシート材給送装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のシート材給送装置に
    おいて、前記欠歯ギア列に、常に駆動しているアイドラ
    ギアをその同軸上に設けたことを特徴とするシート材給
    送装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のシート材給送装置に
    おいて、前記アイドラギアが直接又は間接的にリタード
    ローラを駆動し、且つ、その下段に設けた他のシート材
    給送装置側へシート材を搬送するための入力ギアに連結
    されていることを特徴とするシート材給送装置。
  13. 【請求項13】 Dカット形状の給紙ローラと、シート
    材を該給紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押圧
    手段に対向してシート材を押さえるシート材押え手段
    と、シート材を分離するリタード分離手段を有するシー
    ト材給送装置において、該リタード分離手段は、シート
    材収納手段側に設けられて、揺動アームにより支持され
    付勢手段によりフィードローラ側に付勢されるリタード
    ローラを有し、前記揺動アームは、鉛直下方に取り付け
    られる別のシート材給送装置からのシート材搬送ガイド
    の一部もしくは全域を兼ねることを特徴とするシート材
    給送装置。
  14. 【請求項14】 給紙ローラと、該給紙ローラを駆動す
    る駆動ギアを有し、該ギアは一部を切り欠かれている欠
    歯ギアであり、該ギアはこれを回転付勢する付勢手段
    と、該付勢手段に対応するカム部と、回転を規制する当
    接手段と、回転規制に対応する引っ掛け手段とを有し、
    前記当接手段及び付勢手段は、ある支点から回転規制さ
    れる規制手段を有し、当接手段の当接解除とともに付勢
    手段によって回転力を与えられたギアが回転するように
    したシート材給送装置において、前記ギアを回転方向と
    逆方向に回転させた時に、前記当接手段、付勢手段とも
    に該ギアに設けられたカム部に食い込まないように、突
    き当て手段を設けたことを特徴とするシート材給送装
    置。
  15. 【請求項15】 シート材を給送する給紙ローラを有す
    るシート材給送装置と、該シート材給送装置の上部に配
    設され、該シート材給送装置からのシート材に画像を形
    成する画像形成部を具備する画像形成装置本体を有する
    画像形成装置において、前記シート材給送装置と画像形
    成装置本体との間に側面から装着可能な他のシート材給
    送装置を有し、該他のシート材給送装置から画像形成部
    へ向かうシート材が、前記シート材給送装置の給紙ロー
    ラの上方を通過し画像形成部へ給送される給送路を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の画像形成装置におい
    て、前記シート材給送装置の下段に更に他のシート材給
    送装置が装着可能とされ、前記3つのシート材給送装置
    から給送されるシート材が合流して画像形成部へ搬送さ
    れる搬送路を有することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16記載の画像形成装
    置において、Dカット形状の給紙ローラと、シート材を
    該給紙ローラに押圧するための押圧手段と、該押圧手段
    に対向してシート材を押えるシート材押え手段とを有
    し、前記給紙ローラの軸は別の回転アームに支持され、
    該回転アームはフィードローラの回転軸を揺動軸として
    支持され、給紙ローラとシート材が接触しているピック
    アップ時には、該揺動軸より上方向に給紙ローラが揺動
    し、且つその揺動時における給紙ローラの突出面が他の
    シート材搬送部とオーバラップし、少なくとも該オーバ
    ラップ分の切り欠き部を該シート材搬送部に設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項15乃至17のいずれかに記載
    の画像形成装置において、側面から装着可能な前記他の
    シート材給送装置は、画像形成部から一度排出されたシ
    ート材を画像形成部へ再給送するシート材再給送手段で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 画像形成部を有する画像形成装置本体
    と、該画像形成装置本体の下部に複数段縦方向に装着可
    能とされるシート材給送装置を有する画像形成装置にお
    いて、前記各シート材給送装置の駆動力は画像形成装置
    本体の駆動源から順次伝達され、その伝達ギアは固定ギ
    アとされ、最終段におけるシート材給送装置はそれより
    前段の高さの異なる2つのシート材給送装置のいずれに
    も駆動連結及び給紙搬送可能としたことを特徴とする画
    像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記シート材給送装置の駆動伝達手段
    は、その上段に位置する異なるシート材給送装置からそ
    れぞれ異なるギアに駆動連結することを特徴とする請求
    項19記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記シート材給送装置は、その上段に
    位置する画像形成部及びシート材給送装置を当該シート
    材給送装置に積載するだけですべての連結を完結するこ
    とを特徴とする請求項20記載の画像形成装置。
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