JPH10296984A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの製造方法

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JPH10296984A
JPH10296984A JP10910497A JP10910497A JPH10296984A JP H10296984 A JPH10296984 A JP H10296984A JP 10910497 A JP10910497 A JP 10910497A JP 10910497 A JP10910497 A JP 10910497A JP H10296984 A JPH10296984 A JP H10296984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid chamber
guide pin
diaphragm
hole
chamber member
Prior art date
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Pending
Application number
JP10910497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Miyaoka
健 宮岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP10910497A priority Critical patent/JPH10296984A/ja
Publication of JPH10296984A publication Critical patent/JPH10296984A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドの製造方法に関する。
液室部材の液室とインクを加圧する振動板の加圧部、液
室とノズル板のノズル穴位置はインク吐出性能均一化の
為、芯ズレを±5μm以内に組み付け接着する必要があ
る。液室部材はガラス入りエポキシ樹脂の射出成形品で
組立基準穴の穴寸法バラツキは極小であるが、振動板及
びノズル板は厚さ15〜30μmの電鋳又はエッチング
加工品であり、組立基準穴の穴寸法のバラツキ5μm程
度は製作上見込まねばならない。従来組立基準穴は丸穴
であったが、丸穴では必ず嵌合隙間を必要とし隙間が片
寄ると芯ズレが大きくなって組立精度の大きな障害とな
っていた。 【解決手段】 組立基準の丸穴を角穴にして、対辺寸法
をガイドピン径より小さ目に設定して押し込み、角穴の
ガイドピン接触部を僅かに変形させることにより嵌合隙
間を0として組立精度向上を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インク液滴を画
像記録媒体上へ選択的に付着させるインクジェットヘッ
ドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層圧電素子の厚さ方向の変位を利用し
て流路の壁の一つを形成した振動板を変位させて圧力室
内に充填したインクを加圧し該圧力室に連通するノズル
よりインクを噴射するインクジェットヘッドは特公平7
−57545に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以下、図面を参照しな
がら説明する。積層圧電素子を用いたインクジェット記
録ヘッドは、(図5参照)インク滴をが噴射するノズル
穴43を有するノズル板40と、(図1参照)積層圧電
素子の変位によってインクに加圧する振動板20、隔壁
11および液室12を有する液室部材とからなる。ま
た、振動板20の固定接着厚肉部22と、液室部材の隔
壁11は精度良く合わせて接合する必要がある。更にま
た、ノズル板と接着においては、液室部材の液室とノズ
ル穴を精度良く合わせて接合する必要がある。
【0004】この発明の目的は、接着位置精度が確保し
やすい、インクジェット記録ヘッドの製造方法を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】液室部材はガラス入エポ
キシ樹脂射出成形品で丸穴径及び基準穴からの液室構成
溝の位置寸法のバラツキは極小で有り、ガイドピン外径
を基準穴径に合わせて静合嵌合とする。−方で振動板及
びノズル板の基準穴を正方形の角穴とし、対辺寸法をガ
イドピン外径より0〜5μm小さく設定して押込み、角
穴のガイドピン接触部を僅かに変形させることにより嵌
合隙間を0とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1〜図4は液室部材と振動板の接着位
置関係と詳細説明図、図5〜図8は液室部材と振動板及
びノズル板を接着保持するフレ−ムを接着組み付けした
中間組立品と、ノズル板の接着位置関係と詳細説明図で
ある。
【0007】図1はインク流路の一部を構成する液室部
材10に振動板20をガイドピン50で位置合わせして
重ねる位置関係を示す。液室部材には複数の液室12と
隔壁11, ガイドピンの嵌合する基準丸穴13,回り
止めの長穴14と、接着剤塗布面15を有する。振動板
20には図示しない振動板の動力源に接着される厚肉部
アイランド21、液室部材の隔壁11に固定接着される
厚肉部22、振動する薄肉部23と、ガイドピンが嵌合
して位置決めする基準角穴24、回り止めの長穴25を
有する。
【0008】図2、図3は振動板のアイランド21が図
示しない振動板動力源によって液室側へ押される状態を
2点鎖線で示す。図2は液室と振動板アイランドの中心
のズレが少ない状態で振動する薄肉部23が均等に変位
し、液室容積変化が安定するのでインク吐出量、インク
吐出速度も安定し寿命も良い。これに対し図3の様にズ
レが多い状態では振動する薄肉部が不均等に変位する
為、液室容積変化が微妙に変わりインク吐出量、インク
吐出速度が不安定になったり薄肉部の破損等寿命にも悪
影響が出る。 なお本図に於いて16は接着層である。
【0009】図4は振動板基準角穴24にガイドピン5
0が入った状態である。角穴対辺寸法をガイドピン外径
より0〜5μm小さく設定して押し込み角穴のガイドピ
ン接触部をわずかに変形させることにより嵌合隙間0と
した。
【0010】図5は液室部材10aと振動板20aとノズ
ル板を接着保持するフレ−ム30を接着した中間組立品
とノズル板40を位置合わせして重ねる位置関係を示
す。ノズル板を接着する面は前記3部品を接着後、図6
で示す如く予めラップ加工をして平坦度を出しておく。
液室部材のノズル板接着面には複数の液室のインク出口
台形穴12がー列に並び、ガイドピンの嵌合する基準角
穴41と回り止めの長穴42を有する。なおフレ−ム3
0にはノズル板を保持すると同時に振動板の保持補強、
更に図示しない振動板動力源の接着保持機能も持つ。
【0011】図7は液室12に対するノズル穴43の相
対位置で芯ズレが有るとインク吐出方向がノズル板に対
して垂直にならないことを示す。44はインク滴、16
は接着剤である。
【0012】図8は液室12とノズル穴43の位置ズレ
を少なくする組み立て方法を示す。液室部材10a の基
準角穴17にガイドピンが嵌号するが図で左右方向は静
合嵌号であり上下方向は隙間をもっている。上下方向を
一定にする為に振動板20a にガイドピン51を押しつ
ける。又18の穴はガイドピン51に対して左右上下共
隙間があり、これも振動板20aにガイドピンを押しつ
けている。
【0013】ノズル板基準角穴41の対辺寸法はガイド
ピン51外径より0〜5μm小さく設定して押し込み、
角穴のガイドピン接触部をわずかに変形させることによ
り嵌号隙間を0とした。
【0014】
【発明の効果】嵌合隙間を0にしたことにより組立精度
バラツキの大きな要因が除去され部品寸法のバラツキ、
ガイドピンと液室部材の嵌合隙間を含めても許容精度±
5μm以内に納まって歩留まり向上に大きく寄与する。
さらに、液室部材と振動板の相対位置精度が±5μm以
内に確保されると振動板の変形抵抗が小さくなり、イン
ク吐出量、インク吐出速度が均一に向上し、その結果印
字品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液室部材と振動板の接着位置関係。
【図2】液室と振動板が正常に接着された状態。
【図3】液室と振動板が異常に接着された状態。
【図4】振動板の基準角穴にガイドピンが入った状態。
【図5】液室部材と振動板とフレ−ムが接着された中間
組み立て品とノズル板の接着位置関係。
【図6】液室部材と振動板とフレ−ムが接着された中間
組み立て品のノズル板接着面ラップ加工位置。
【図7】液室とノズル穴の相対位置とインク吐出方向。
【図8】液室とノズル穴の位置ズレを少なくする組み立
て方法。
【符号の説明】
10 液室部材 10a ラップ加工後の液室部材 11 隔壁 12 液室 12a 液室インク出口台形穴 13 基準丸穴 14 回り止め長穴 15 接着剤塗布面 16 接着剤層 17 液室部材基準角穴 18 液室部材回り止め角穴 20 振動板 20a ラップ加工後の振動板 21 アイランド 22 固定接着厚肉部 23 振動薄肉部 24 基準角穴 25 回り止め長穴 30 フレ−ム 40 ノズル板 41 ノズル板基準角穴 42 ノズル板回り止め穴 43 ノズル穴 44 インク滴 50 ガイドピン 51 ガイドピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともインク流路の一部を構成する
    液室部材と振動板を有し、液室部材と振動板の両者に2
    カ所の組立用基準穴を設け、該基準穴に組立用ガイドピ
    ンを嵌合させる事で液室部材と振動板の位置精度を確保
    するインクジェットヘッドであって、 振動板の組立用基準穴の一方が正方形であり、該正方形
    組立基準穴と組立用ガイドピンが圧入嵌合となっている
    事を特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくともインク流路の一部を構成する
    液室部材と振動板とノズル板を有し、 液室部材とノズル板の両者に2カ所の組立用基準穴を設
    け、該基準穴に組立用ガイドピンを嵌合させる事で液室
    部材とノズル板の位置精度を確保するインクジェットヘ
    ッドであって、 ノズル板の組立用基準穴の一方が正方形であり、該正方
    形組立基準穴と組立用ガイドピンが圧入嵌合となってい
    る事を特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
JP10910497A 1997-04-25 1997-04-25 インクジェットヘッドの製造方法 Pending JPH10296984A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264159A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド
US11472183B2 (en) 2020-05-26 2022-10-18 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge head, discharge device, and liquid discharge apparatus

Cited By (3)

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JP4639886B2 (ja) * 2005-03-24 2011-02-23 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド
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