JPH10296225A - 廃棄樹脂成形品の回収・造粒方法 - Google Patents

廃棄樹脂成形品の回収・造粒方法

Info

Publication number
JPH10296225A
JPH10296225A JP10933297A JP10933297A JPH10296225A JP H10296225 A JPH10296225 A JP H10296225A JP 10933297 A JP10933297 A JP 10933297A JP 10933297 A JP10933297 A JP 10933297A JP H10296225 A JPH10296225 A JP H10296225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushed
metal material
printed circuit
resin material
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10933297A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Nishibori
貞夫 西堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIN KOSAN KK
Original Assignee
AIN KOSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIN KOSAN KK filed Critical AIN KOSAN KK
Priority to JP10933297A priority Critical patent/JPH10296225A/ja
Publication of JPH10296225A publication Critical patent/JPH10296225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント基板から金属材料と樹脂材料を分離、
回収し再利用を図り得るようにする。 【解決手段】プリント基板を加熱してコンデンサ等の電
子部品を脱落させ、個々の部品ごとに被処理小片に粗砕
し、前記粗砕された個々の被処理小片に対して、微振動
に基づいた圧縮衝撃力を付加して圧潰させることによっ
て樹脂材料を粉砕し、且つ金属材料が薄く展延され樹脂
材料と金属材料とに剥離を生じさせ、両者を篩選別して
それぞれ回収する。篩選別の後工程として、風力選別、
磁力選別、比重選別が有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済みで廃棄され
たプリント基板、あるいは、工程内不良により廃棄され
たプリント基板の回収・造粒方法および装置に関するも
のである。
【0002】さらに詳しくは、本発明の適用分野とし
て、廃棄された各種電子部品が装着されているプリント
基板を処理対象にして、この廃棄プリント基板から、基
板表裏面に形成された各種金属材料から成るプリント配
線、ないしは、銅被膜あるいは配線用の半田あるいは銅
線などの金属材料を回収し、且つ、前記基板を構成する
主として熱硬化性樹脂を必要に応じては、併せて、前記
樹脂材料を各種増量材ないしフィラーとして再利用を図
り得るようにすると共に、前記電子部品を構成する金属
材料及び樹脂材料をそれぞれ回収する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、各種電装品のうち、プリント基
板は、配線の便宜さから広く用いられあらゆる電気製
品、特に、今日多量に廃棄されている電子部品などを内
蔵するコンピュータと共に、廃棄物として処理されてい
るのが現状である。これらプリント基板は、エポキシ樹
脂など絶縁体上に、トランス、抵抗、コンデンサ、トラ
ンジスタ、ICなど電子部品や半導体素子(本明細書に
おいて、これら、基板に装着されている部品を「電子部
品」という。)を取り付け、写真焼き付けや半田付けに
より配線されており、基板表面には、銅被膜、半田、配
線用の銅線など金属材料が多量に含まれている。
【0004】また、これらのプリント基板は、廃棄処分
のための焼却には不適当であり、地中に埋設処理したと
しても、長期間に亘って腐敗せずに残存することから、
環境破壊の一因になるものとされている。
【0005】一方,この種の金属資源に関しては、資源
的にも年々枯渇化の傾向にあり、使用後の金属材料を廃
棄ぜずに再利用することが要請かつ認識されているが、
当該再利用手段としては、筐体の一部を樹脂材料として
再生する他は、従来の回収業者による手作業によるごく
一部の個別の回収のみが行われたいた。
【0006】本発明は、重要な金属資源であるプリント
基板に着目し、これを可能な限り人手によらずに回収す
ることのできる方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係る方法は、処理対象のプリント基板を
加熱し、半田を溶融して電子部品を除去し、ついで、プ
リント基板と他の電子部品を分別し、それぞれ、複数の
各被処理小片に破砕した後、これらの個々の各被処理小
片に対して、微振動に基づいた圧縮衝撃力を付加して圧
潰させ、この圧潰作用によって粉砕された樹脂材料と扁
平に圧潰された金属材料とに分離し、さらに、前記樹脂
材料と金属材料を、篩選別工程において選別すること
で、素材化された金属材料とする工程とを少なくとも含
む廃棄プリント基板の回収方法である。
【0008】さらには、前記微振動に基づいた圧縮衝撃
力を付加して圧潰させ、この圧潰作用によって粉砕され
た樹脂材料と扁平に圧潰された金属材料とに分離、回収
した後、篩選別工程において樹脂材料と金属材料を選別
することができる。
【0009】さらに、上記篩選別工程で、共に篩上に選
別された金属材料と樹脂材料を例えば吸引型風力選別機
を用いて、前記樹脂材料を吸引して金属材料を取り出し
選別回収する。
【0010】また、比重選別手段により、前記篩上に選
別された異種金属材料を比重選別して、選鉱し、脱水し
て回収する。
【0011】また、篩上に、磁性体と非磁性体とから成
る異種金属材料が混在する場合、銅片等磁性体を磁力選
別し、ニッケル合金等の非磁性体を別個に選別回収する
ことができる。
【0012】また、上記各被処理小片の圧潰工程を反復
することができる。
【0013】上記工程を図示の実施の形態についてさら
に説明すると、 (1) 加熱処理工程 この加熱処理工程は、プリント基板11を好適には、裏
面より加熱して、半田を溶融し、抵抗、コンデンサ、ト
ランジスタ、ICなどの電子部品を取り外す工程であ
り、前記半田の溶融温度の約350℃で加熱する。
【0014】ここでは、前記半田の加熱溶融と同時に、
半田を吸引し、電子部品の取りはずしを迅速に行うと共
に、前記半田に松脂を噴霧して半田を吸引しやすくして
いる。
【0015】(2) 粗砕処理工程 前記電子部品の除去されたプリント基板11及び他の上
記電子部品を分別後、それぞれ粗砕して、所望の大きさ
の基板を始めとする各電子部品ごとの被処理小片12を
得る工程である。当該粗砕手段としては既知の粗砕手
段、例えば後述する「カッタミル」もしくは「クラッシ
ャ」に投入し、一辺が3×3mm程度の大きさの立方体、
直方体ないしは三角柱、円柱形等の不定形に粗砕する。
【0016】(3) 圧潰・展延処理工程 この圧潰・展延処理工程は、前記粗砕処理工程で得た各
被処理小片12を後述する圧潰・展延処理手段により圧
潰・展延して薄い偏平形状に形成するためのものであ
る。
【0017】従って、この圧潰・展延処理工程では、前
記加熱処理工程における加熱処理により、とくに金属部
品についてはプリント基板11が加熱されているために
変形しやすい状態にあるので、圧潰・展延処理手段で圧
潰・展延作用を受け、各被処理小片12が厚いものであ
ってもこれに加えられる圧縮衝撃力によって容易に、大
きめに且つ薄く展延され、薄い偏平形状の偏平な被処理
小片12が得られる。
【0018】一方、熱硬化性樹脂、セラミックは、前記
圧潰・展延作用により、粉砕され、顆粒状ないし粉末状
となり、金属材料は、薄い偏平形状の偏平な被処理小片
12となって共に回収される。
【0019】このとき、金属材料と、顆粒状ないし粉末
状の樹脂材料を圧潰・展延処理手段に付設した分級手段
により別途回収することもできる。
【0020】(4) 再圧潰・展延処理工程 この再圧潰・展延処理工程は、前記圧潰・展延処理工程
で得た各被処理小片12を圧潰・展延処理手段により、
電子部品の材質に応じて、又、他の必要に応じて、さら
に反復して圧潰・展延してより薄い偏平形状もしくは所
定粒径以下に粉砕する。この再圧潰・展延処理工程で
は、加熱処理により24時間以内であれば、各被処理小
片12が変形しやすい状態にあるので、金属部品は圧潰
・展延処理手段の圧縮衝撃力によって容易に、さらに大
きめに且つ薄く展延された偏平な被処理小片12と粉砕
された微粉もしくは顆粒状の主として熱硬化性樹脂と少
量の金などの金属から成る被処理小片12が得られる。
【0021】(5)篩選別工程 上記被処理小片12は、主として、この篩選別工程にお
いて、金属とそれ以外の主として熱硬化性樹脂とに分級
される。
【0022】すなわち、篩選別手段としての振動篩60
は、篩目の一辺が1.5mmの篩の下面に平行に所定間隙
を介して底板を設けて成り、傾斜角17度で傾斜して設
けたものである。前記 底板の下面には、振動手段であ
る振動モータ67を連結している。前工程から各部材ご
とにそれぞれ回収した被処理小片12が投入される。
【0023】(6) 風力選別工程 この工程は、上記篩選別工程で、篩上に選別された例え
ばコンデンサを対象とした場合、金属蒸着膜を形成して
いたプラスチックフィルムと、銅線及びアルミ片を、そ
れぞれ風力により二種に選別する工程で、サイクロン3
1を付設したブロワ33により例えば吸引型風力選別機
30を用いて、前記プラスチックフィルムを吸引して金
属を取り出し選別回収する。
【0024】(7) 比重選別工程 この工程は、比重選別手段をなす液体サイクロンによ
り、前記銅線そしてアルミ片を、好ましくは、高系ケイ
素鋳鉄を混入した比重液により、銅線を沈降させ、アル
ミ片を浮上させて、選鉱し、脱水して回収する。
【0025】この工程では、ジッガーなど既知の選鉱手
段を用いることもできる。
【0026】(8)磁力選別工程 さらに、篩上に異種金属材料が混在する場合であって、
磁性体と非磁性体とから成る材料の場合、例えばICの
とき、篩上には、銅片及び、鉄とニッケルの合金片が残
る。 この場合において銅片を磁力選別し、鉄・ニッケ
ル合金を別途回収することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、廃棄樹脂成形品の樹脂材料
を粉砕し、回収する方法について、処理工程の系統説明
図を示す図1及び図2に基づいて順次に行われる処理工
程を説明する。
【0028】通常、基板は、ベークライト、ガラスエポ
キシと、銅箔、銅線等から形成され、各種金属系を始め
とする抵抗器は、カーボン、セラミック、銅から成るリ
ード線、ニクロム線などから形成され、コンデンサはエ
ポキシなどの熱硬化性樹脂、誘電体ないし金属被膜が蒸
着されたPE,PP,PET,PC,PS,PPS(ホ゜リフェニレンスルフィト゛)、PVDF(ホ
゜リフッ化ヒ゛ニリテ゛ン),PI(ホ゜リイミト゛),PTFE(ホ゜リテトラフルオロエチレン)な
どのプラスチックフィルム及びアルミニウム、セラミッ
クから形成され、トランジスタは、エポキシなどの熱硬
化性樹脂、銅線、シリコンなど、ICはエポキシなどの
熱硬化性樹脂、銅、セラミック、鉄・Ni合金、金、シ
リコン等で構成されている。その他コンデンサは、内部
電極としてアルミ、銅、錫等の金属箔、銀ペースト、金
属蒸着膜が用いられている。
【0029】1.加熱処理工程 この加熱処理工程における装置には気流式、ドラム式な
どがある。また、熱源と加熱方式により、電気式、燃焼
ガス式、煙道式などがあり、循環方式により自然循環式
と強制循環式がある。後者の強制循環式はさらに外部送
風式と内部送風式とがある。また、ロータリキルン型の
もの、フラッシュドライヤ、ジェットドライヤなど各種
の形式のものがある。本発明の加熱装置は加熱処理の目
的を果たすものであれば特定の加熱装置に限定されな
い。
【0030】本実施形態では、トンネル式の加熱装置5
0を使用した。この加熱装置は、図3に示すように、熱
風が循環する加熱室51を有し、この加熱室内に金網の
コンベヤ52を通過させた構造のものである。コンベヤ
の一方端側の上方にホッパ53を設け、このホッパ53
内に投入した処理対象の各プリント基板11をホッパか
らコンベヤ上へ一定量づつ載せ、加熱室51内を通過さ
せる。熱風を熱風供給源のヒータボックス54から管を
介して加熱室51の天井に設けた多数の吹出し口55か
らコンベヤ上に載せた各プリント基板11へ吹き付けて
各プリント基板11を所望の温度に加熱する。加熱室5
1内の熱風はコンベヤ52の下方に設けた多数の排気口
から管を介して前記ヒータボックス54へ送られ、この
ヒータボックス54で熱風の一部を新風と入れ替えて湿
気が外部に放出される。一方、加熱室51内で加熱され
た各プリント基板11はコンベヤ52の他方端から落下
し、電子部品は、上記加熱によりコンベアの網目から落
下し、それぞれコンベア下方に設けた回収板56から回
収されて、部品ごとに分別されて、次工程へ送られる。
【0031】この段階で全ての電子部品が完全に取り外
されていない場合は、再度、手作業によりこれらを取り
外すことになる。また、工程内不良のプリント基板のう
ち、未だ電子部品が装着されていないものについては、
この工程は、単に、銅被膜を加熱し、あるいは、半田等
工程材料を落とす工程と成る。
【0032】2.粗砕処理工程 前記加熱処理工程で得たプリント基板11および部品ご
とに分別された各種電子部品から成る各被処理小片12
を、それぞれ個別に基板は、基板、コンデンサはコンデ
ンサごとに粗砕手段により粗砕し、被処理小片12を得
る。
【0033】粗砕手段として、例えば、カッタミル12
0(図4)を使用する。この処理工程では、二の固定刃
126と回転刃125とのクリアランスは0.1〜0.
3mmであり、直径3.0mm程度の細孔を無数にパンチン
グ形成したスクリーンで構成している。したがって、図
4のカッタミル120を参照して説明すると、蓋122
の投入口123から被処理小片12を投入し、被処理小
片12はカッターミル本体121内のカッタ支持体12
4の回転刃125と固定刃126間で衝撃剪断力を受け
て粗砕される。スクリーン129内にあっては、当該粗
砕作用を受けても所定の大きさ、こゝでは、3.0mm程
度の孔径に設定されたスクリーンを通れない大きさの被
処理小片12が残されて、これが当該所定の大きさに達
するまでの間、継続的に繰り返して最後まで粗砕される
のであるが、上述したように被処理小片12は殆どがス
クリーンを通過できる大きさに容易に切断、粗砕される
ので前記両刃125と126の発熱からの影響を最小限
に抑えることができた。一方、各被処理小片12が少な
くとも所定の大きさに粗砕されることで、当該スクリー
ンを通った粒径3.0mm程度以下の大きさの各被処理小
片12が得られる。なお、127は投入室、128は破
砕室。
【0034】3.圧潰・展延処理工程 この圧潰・展延処理工程は、前記粗砕処理工程で得た各
被処理小片12をここでは、例えば基板であれば、ベー
クライト、ガラスエポキシ等樹脂材料の粗砕物と、銅
箔、銅線等の金属材料の粗砕物を一括して、圧潰・展延
処理手段で圧潰・展延して金属材料を薄い偏平形状に、
樹脂材料を粉砕し、粉末状に整粒する。
【0035】本実施例では、圧潰・展延処理手段として
後述する圧縮衝撃力付加装置30の構成において、適宜
にダンパー部を介することで、各内側圧縮衝撃面33a
と外側圧縮衝撃面43a間の各クリアランスを0.8mm
程度に設定してなる圧縮衝撃力付加部を設け、5.5k
wの加振モータ42を1基、およびこの加振モータの回
転力をベルトを介して伝達するフライホイール47を1
基を設けた可振力14tの圧縮衝撃力付加装置を用い
る。
【0036】従って、この圧潰・展延処理工程では、前
記加熱処理工程における加熱処理により、一旦、加熱さ
れている各被処理小片12が、こゝでの圧縮衝撃力付加
装置の0.8mm程度の各クリアランスに設定された内側
圧縮衝撃面33aと外側圧縮衝撃面43a間で圧潰・展
延作用を受け、当該各被処理小片12が加熱されている
ために変形しやすい状態にあるので、金属材料は、これ
に加えられる各圧縮衝撃力によって容易に、やゝ大きめ
に且つ0.8mm程度に薄く展延され、薄い偏平形状の被
処理小片12が得られ、基板樹脂など樹脂材料は、粉砕
され顆粒状となって共に回収される。
【0037】圧縮衝撃力付加装置30 圧縮衝撃付加装置30は、粗砕工程で粗砕された被処理
小片12に対して方向性のある圧縮衝撃力を継続的に付
加することにより、当該被処理小片12を圧潰・展延す
るために用いる手段である。
【0038】すなわち、図5及び図6において、圧縮衝
撃付加装置30は前記被処理小片12に対して各圧縮衝
撃部材33,43のうちの少なくとも何れか一方の圧縮
衝撃部材を他方の圧縮衝撃部材に対して方向性のある圧
縮衝撃力を継続的に付加することによって被処理小片1
2を展延する。この実施例では、外側圧縮衝撃部材43
を内側圧縮衝撃部材33に対して回転円方向もしくは回
転円方向でかつやゝ斜め下方に向って方向性のある圧縮
衝撃力を継続的に付加する。
【0039】圧縮衝撃力付加装置30は、当該圧縮衝撃
力付加装置30の重心位置を低くするための鉄鋼重量物
でなるウェイト部材49を複数のスプリング48を介し
て基台32上に固定設置し、前記ウェイト部材49の上
に防振用の弾性部材40aを介して固定設置されるほゞ
円筒状の下部装置本体31と、当該下部装置本体31の
上部に防振用の弾性部材40を介して同心的に連繋配置
される円筒状の上部可振動本体41とを有している。な
お、前記弾性部材40及び40aは、上部可振動本体4
1に対して継続的に付加される微振動を緩衝かつ吸収し
得るだけの弾性係数に設定されている。
【0040】しかして、前記下部装置本体41側にあっ
ては、上部表面33bを所定の開き角度、こゝでは、前
記被処理小片12を導入供給するための導入開き角度に
設定して縦断面傘状に形成させると共に、外周面部に所
要角度の外向き円錐状、ないしは、外向き円錐台状に設
定される内側圧縮衝撃面33aを形成した内側圧縮衝撃
部材33を設ける。当該内側圧縮衝撃部材33は、下部
装置本体31の中心部に上方へ向けて突出するように植
立固定された支持柱体34の上端部、ひいては、前記上
部可振動本体41側の中心内部に近付けた支持柱体34
の上端部に強固に固定させてある。なお、符号31aは
取り出しホッパで、下部装置本体31の内周下部に設け
ている。
【0041】また、前記上部可振動本体41側にあって
は、外周面部の所定角間隔位置に対し、ブラケット42
aを介して振動発生手段を設けている。本実施例におい
て、前記振動発生手段は1基の加振モータ42と、1基
のフライホイール47からなる。前記加振モータ42
は、いわゆる偏心ウエイト付きのバイブレーションモー
タであり、1基の加振モータ42を上部可振動本体41
の外周面部に平衡性良好に固定させ、上部可振動本体4
1の外周面直径方向に対峙して、この加振モータ42と
反対方向の上部可振動本体41の外周面部に前記フライ
ホイール47を固定する。さらに前記加振モータ42と
フライホイール47が直交する方向の上部可振動本体4
1の外周面部に1対のプーリ37,37をそれぞれ、ブ
ラケット38,38を介して固定する。前記フライホイ
ール47の回転軸にプーリ36を設け、このプーリ36
と前記1対のプーリ37,37に前記加振モータ42の
回転軸に設けたプーリ36の回転力をベルト35を介し
て伝達させ、加振モータ42と同方向に回転させる。
【0042】さらに、上部可振動本体41の内周面部に
対しては、前記内側圧縮衝撃面33aに対応して平行、
ないしは、やゝ上方に拡開する態様に対向される外側圧
縮衝撃部材43を上部可振動本体41の内周面部に強固
に固定している。そして、外側圧縮衝撃部材43は内向
き円錐状ないしは内向き円錐台状に設定される外側圧縮
衝撃面43aを形成し、この外側圧縮衝撃面43aと前
記内側圧縮衝撃面33a間は、前記被処理小片12を導
入して所期通りに圧縮衝撃力を付加し得る程度の間隙を
設定している。この間隙の調整は、各圧縮衝撃面33
a,43aの相互が円錐状ないしは円錐台状に対向され
ていることから、内側、外側の各圧縮衝撃部材33,4
3のいずれか一方を他方に対して上下調整させることに
よって容易に可能である。すなわち、弾性体40の厚み
を変更して、あるいは所望の厚みの図示せざるスペーサ
を挿入して前記内側、外側の各圧縮衝撃面33a,43
a間の対向間隙を調整し得る。なお、内側圧縮衝撃部材
33の上部表面33b上に突設した各被処理小片12の
導入案内用の複数条の図示せざる案内突起を設けてもよ
く、形状・配置はとくに限定されるものではなく、例え
ば、等角間隔を隔てた複数箇所に立方体あるいは円錐、
三角錐等の形状の案内突起を設けても良い。なお、符号
41aは上部可振動本体41の上方開口部に設けられた
投入ホッパである。
【0043】圧縮衝撃力付加装置30の作用 従って、上部可振動本体41に設けられた1基の加振モ
ータ42を回転駆動させることにより、加振モータ42
の回転力がベルト35を介して1基のフライホイール4
7に伝達され、フライホイール47を加振モータ42と
同方向に回転させ、これらの加振モータ42およびフラ
イホイール47の回転力により、上部可振動本体41側
の外側圧縮衝撃部材43ひいては外側圧縮衝撃面43a
側が、内側圧縮衝撃面33aとの間に、回転円方向、よ
り好ましくは、やゝ斜め下方に向かう回転円方向に方向
性をもつ微振動が継続的に発生する。
【0044】そこで、前記内側圧縮衝撃部材33の上方
開口から上部表面33b上に、前記個々の各被処理小片
12を供給させると、これらの各被処理小片12は、内
側、外側の各圧縮衝撃面33a,43a間に順次に導入
され、各圧縮衝撃面33a,43a間で、個々それぞれ
に抵抗的に転動ないしは摺動されながら、方向性のある
微振動に基づいた圧縮衝撃力が継続的に付加され、方向
性対応の滑り作用を含む圧潰、展延作用を受ける。した
がって、各被処理小片12は、当該方向性対応の滑り作
用を含む圧潰、展延作用に伴い、被処理小片12に対し
て、効率的かつ効果的に内部応力の変動などが加えられ
る。被処理小片12は温度90℃に加熱されているので
変形し易い状態であるため、圧縮衝撃力付加装置30に
よる方向性対応の滑り作用を含む圧潰、展延作用を受け
るとき、効率的かつ効果的に、薄い偏平形状に形成され
る。結果的に、被処理小片12が約2倍の大きさの薄い
偏平形状に形成された被処理小片12となって下方へ排
出される。ちなみに、被処理小片12は薄板の平面形状
で一辺が2〜5mm程度の大きさに展延される。
【0045】さらに、図5の実施例による装置構成にお
いては、前記上部可振動本体41の上部に振動遮断用の
可撓性部材60を介して適合配置される各被処理小片1
2の投入供給用の投入開口61と、前記投入開口61
内、および上部可振動本体41内を含む上方にあって、
前記下部装置本体31に対して同心的に連繋配置され、
投入供給される各被処理小片12の凝集かつ緊縮による
固化を防止、ないしは解除するための撹拌供給機構70
とを設けてある。
【0046】前記振動遮断用の可撓性部材60について
は、当該上部可振動本体41の微振動を遮断し得るだけ
の可撓性、ならびに強靱性を備えている。
【0047】そして、前記投入開口61は、先にも述べ
たように、前記上部可振動本体41の上端部にあって、
前記可撓性部材60、ここでは、蛇腹状に加硫成形され
たゴムなどの可撓性部材60を介して設置されており、
上方から被処理小片12を投入供給し得るようにすると
共に、当該投入供給される被処理小片12での供給量の
上限を検出する上限検出センサ62、および下限を検出
する下限検出センサ63を有している。
【0048】さらに、前記撹拌供給機構70は、例え
ば、架構体71上に載置固定した減速機構(特に、図示
せず)付きのギヤードモータ72により、適宜にプーリ
ー、ベルトなどを介して減速回転駆動され、かつ軸受部
73によって枢支された撹拌軸44を有しており、この
撹拌軸44を装置構成の上方から、投入開口61内、お
よび上部可振動本体41内に吊下して臨ませると共に、
当該撹拌軸44に対しては、投入開口31内に対応して
横方向に延長突出されたホッパ部撹拌翼45を設け、か
つ前記各圧縮衝撃面33a,43a間での導入部に接近
して導入部撹拌翼46を設けてある。
【0049】前記構成による実施例装置においては、撹
拌供給機構70を駆動させることにより、それぞれのホ
ッパ部撹拌翼45、および導入部撹拌翼46のそれぞれ
を減速回転でき、かつ同時に、圧縮衝撃力付加機構での
上部可振動本体41に設けられた1基の加振モーター4
2を回転駆動させベルト15を介して1基のフライホイ
ール47を回転駆動させることにより、当該上部可振動
本体41側の外側圧縮衝撃部材43、ひいては、外側圧
縮衝撃面43a側にあって、内側圧縮衝撃部材33の内
側圧縮衝撃面33aとの間に、回転円方向、より好まし
くは、やや斜め下方に向かう回転円方向に方向性をもつ
微振動が発生する。なお、この場合、前記方向性のある
微振動条件としては、ここでの処理対象である被処理小
片12の特性、性状などに対応して制御設定されること
は勿論である。
【0050】そこで、投入開口61の上方開口から、前
記内側圧縮衝撃部材33の上部表面33b上に個々の各
被処理小片12を供給させることにより、これらの各被
処理小片12は、投入開口61内において、ホッパ部撹
拌翼45の撹拌作動のために、たとえ、その比較的大量
の供給による積重がなされたとしても、凝集かつ緊縮に
よる固化の防止、ないしは解除がなされると共に、内
側、外側の各圧縮衝撃面33a,43a間への導入部に
おいても、今度は、導入部撹拌翼46の撹拌作動のため
に、ここでも、流下供給路として次第に狭められる各圧
縮衝撃面33a,43a間への導入が順次円滑になさ
れ、当該各圧縮衝撃面33a,43a間で、それぞれの
抵抗的に転動、ないしは摺動されながら、与えられてい
る方向性をもつ微振動に基づいた圧縮衝撃力が継続的に
付加されることになり、ここでは、当該方向性対応の滑
り作用を含む圧潰作用を受ける。
【0051】4.再圧潰・展延処理工程 この再圧潰・展延処理工程204は、圧潰・展延処理工
程で用いた圧縮衝撃力付加装置30と同様の圧潰・展延
処理手段である圧縮衝撃力付加装置30(図5)によ
り、前記圧潰・展延処理工程で得た各被処理小片12
を、必要に応じて、再圧潰・展延してさらに薄い偏平形
状に形成する。なお、この再圧潰・展延処理工程では、
前述した加熱処理工程による加熱処理から24時間以内
に行えば、被処理小片12はまだ変形しやすい状態にあ
るので、圧潰・展延処理手段で圧潰・展延作用を受け、
各被処理小片12がこれに加えられる圧縮衝撃力によっ
て樹脂材料PCが厚さ0.4〜0.6mmで一辺が4〜7
mm程度にさらに大きく且つ薄く展延され、金属材料から
成る各被処理小片12が形成される。
【0052】5.篩選別工程 振動篩90は、既知のものを用いることができ、篩目の
一辺が1.5mmの篩の下面に平行に所定間隙を介して底
板を設けて成り、傾斜角17度で傾斜して設け、前記底
板の両側縁には、側壁を立設され、該側壁を上方へ延長
し篩の両側縁に側壁を形成している。さらに、篩の上面
には篩に平行に所定間隙を介して上蓋を設け、この上蓋
を前記側壁の上端縁に被蓋して設けている。
【0053】さらに、底板の下面には、振動篩の全体を
幅方向に振動させる振動手段である振動モータ91を連
結している。 上段篩の上方端側の上方に前工程から回
収した前記樹脂材料及び金属材料を搬出するバケットコ
ンベアダクト91の搬出口を臨ませると共に底板の下方
端に分級タンクに連通するダクト93,94を設けてい
る。
【0054】上記の篩選別により、篩上の主として金属
材料、篩下の主として樹脂材料に選別される。
【0055】6−1.風力選別工程 この工程は、上記篩選別工程で、篩上に選別された例え
ばコンデンサを対象とした場合、金属蒸着被膜を形成し
ていたプラスチックフィルムと、銅線及びアルミ片を、
それぞれ風力により二種に選別する工程で、サイクロン
81を付設した1.5kwのブロワ82により例えば20
0〜500kg/h の処理が可能な吸引型風力選別機80
を用いて、前記プラスチックフィルムを吸引して金属を
取り出し選別回収する(図2)。
【0056】6−2.比重選別工程 この工程は、前述のように、前工程で、篩上に分級され
プラスチックフィルムを吸引した後の銅線、アルミ片を
選別するために行われるが処理対象によっては、6−1
風力選別工程と代替的に行われることもある。すなわ
ち、ICなどのように篩下に粉砕された熱硬化性樹脂と
共に金が選別されることもあるが、前記金を熱硬化性樹
脂から選別するため行われる。
【0057】前記比重選別機としての液体サイクロン1
10は、一例を図7に示すように、流入口19から水2
0t/hに前記篩選別工程を経た混合物を150kg/hで混
合した被処理液を圧入し、これが、加工渦流となって上
部サイクロン16の周壁沿いに流れる。この渦流によ
り、混入している樹脂材料のうち、比重の重い銅、金は
沈殿し、取り出され、周壁上部に移行したアルミあるい
は熱硬化性樹脂は排出口25から外部に取り出される。
比重の軽い熱硬化性樹脂は、上部サイクロン16内の渦
流により生じた真空状の中心核に集まり、排出管18か
ら取り出され捕集タンク251へ送られ、一方、銅等
は、回収タンク252へ集められる。
【0058】尚、フェロシリコンから成る高系ケイ素鋳
鉄を混入し、ここでは、銅とアルミの各比重の中間の比
重値5になるよう濃度を調整した比重液を用い、選別後
は磁気により回収している。
【0059】24は液体の流出口、26は排出口で、底
部に沈澱したものを取り出す。
【0060】6−3.磁力選別工程 さらに、篩上に異種金属材料が混在する場合、例えば前
述ICのとき、篩上には、銅片及び、鉄とニッケルの合
金片が薄片状に残るが、この工程において銅片を磁力選
別し、鉄・ニッケル合金を別途回収する。
【0061】以上の工程について、篩選別工程後の処理
工程についての実施例を示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0066】本発明は個々の各被処理小片を圧潰・展延
する前処理工程として、プリント基板を加熱し、電子部
品を除去し、基板その他の電子部品ごとに個別に回収す
るので、以後の選別工程が単純に選択できる。
【0067】各被処理小片の金属材料は薄い偏平形状に
形成されるが樹脂材料、とくに熱硬化性樹脂等は殆ど展
延されないために、粉砕され樹脂材料と金属材料との間
に剥離が生じるので分離しやすい状態になり、この薄く
展延された金属材料と、粉砕された樹脂材料を容易に選
別できた。
【0068】必要に応じて圧潰・展延処理工程を再度行
うことにより、最初の圧潰・展延処理工程で展延された
被処理小片よりもさらに薄く展延することができ、その
結果、以後の選別工程で樹脂材料と各種金属材料をより
一層容易に分離することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板の回収方法の実施例方法
を適用した場合の概要を原理的に示す処理工程の系統説
明図である。
【図2】本発明の基本的な第1の実施例の方法を適用し
た場合の装置構成の概要を模式的に示す処理工程の系統
説明図である。
【図3】本発明の実施例に使用される加熱装置の概要構
成を示す正面図である。
【図4】本発明の実施例に使用されるカッタミル(粗砕
手段、並びに粉砕手段)の概要構成を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施例に使用される圧縮衝撃力付加装
置の概要構成を模式的に示すA部を部分的に拡大した縦
断面図である。
【図6】図5における要部横断面図である。
【図7】比重選別工程の実施例に使用する選別手段の要
部を示す全体図ある。
【符号の説明】
11 (廃棄)プリント基板 12 被処理小片 30 圧縮衝撃力付加装置 31 下部装置本体 31a 取り出しホッパ 32 基台 33 内側圧縮衝撃部材 33a 内側圧縮衝撃面 33b 上部表面 34 支持柱体 35 ベルト 36,37 プーリ 38 ブラケット 40,40a 防振用の弾性部材 41 上部可振動本体 41a 投入ホッパ 41b 中間ホッパ 42 加振モータ(振動発生手段) 42a ブラケット 43 外側圧縮衝撃部材 43a 外側圧縮衝撃面 44 撹拌軸 45,46 攪拌翼 47 フライホイール 48 スプリング 49 ウェイト部材 50 加熱装置 51 加熱室 52 コンベヤ 53 ホッパ 54 ヒータボックス 55 吹出し口 56 回収板 60 可撓性部材(振動遮断用の) 61 投入開口 62 上限検出センサ 63 下限検出センサ 70 撹拌供給機構 80 風力選別機 81 サイクロン 82 ブロワ 90 振動篩 91 バケットコンベア 92 振動モータ 93 ,94 ダクト 71 架構体 72 ギヤードモータ 73 軸受部 110 液体サイクロン 120 カッタミル 121 カッタミル本体 122 蓋 123 投入口 124 カッタ支持体 125 回転刃 126 固定刃 127 投入室 128 破砕室 129 スクリーン 251 捕集タンク 252 回収タンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理対象のプリント基板を加熱し、半田を
    溶融して電子部品を除去し、ついで、プリント基板と他
    の電子部品を分別し、それぞれ、複数の各被処理小片に
    破砕した後、これらの個々の各被処理小片に対して、微
    振動に基づいた圧縮衝撃力を付加して圧潰させ、この圧
    潰作用によって粉砕された樹脂材料と扁平に圧潰された
    金属材料とに分離し、さらに、前記樹脂材料と金属材料
    を、篩選別工程において選別することで、素材化された
    金属材料とする工程とを少なくとも含む廃棄プリント基
    板の回収方法。
  2. 【請求項2】前記微振動に基づいた圧縮衝撃力を付加し
    て圧潰させ、この圧潰作用によって粉砕された樹脂材料
    と扁平に圧潰された金属材料とに分離、回収した後、篩
    選別工程において樹脂材料と金属材料を選別する請求項
    1記載の廃棄プリント基板の回収方法。
  3. 【請求項3】前記篩選別工程により篩選別された金属材
    料と樹脂材料を前記樹脂材料を吸引して金属材料を取り
    出し風力選別する請求項1又は2記載の廃棄プリント基
    板の回収方法。
  4. 【請求項4】前記篩選別された異種金属材料又は金属材
    料と樹脂材料を比重選別して、選鉱し、脱水して回収す
    る請求項1、2又は3記載の廃棄プリント基板の回収方
    法。
  5. 【請求項5】前記篩選別された異種金属材料から磁性体
    を磁力選別し、磁性体及び非磁性体それぞれを回収する
    請求項1〜4いずれかに記載の廃棄プリント基板の回収
    方法。
JP10933297A 1997-04-25 1997-04-25 廃棄樹脂成形品の回収・造粒方法 Pending JPH10296225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10933297A JPH10296225A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 廃棄樹脂成形品の回収・造粒方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10933297A JPH10296225A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 廃棄樹脂成形品の回収・造粒方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10296225A true JPH10296225A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14507549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10933297A Pending JPH10296225A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 廃棄樹脂成形品の回収・造粒方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10296225A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11314084A (ja) * 1998-02-17 1999-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板の処理方法とその装置
JP2000153261A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Miike Tekkosho:Kk 廃棄プラスチックの嵩比重を大きくする方法
JP2009298650A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Disco Abrasive Syst Ltd シリコンリサイクルシステム
JP2010214352A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology タンタルコンデンサのリサイクル方法
KR101258789B1 (ko) 2011-12-14 2013-05-07 한국생산기술연구원 인쇄회로기판의 부품 및 금속성분 분리회수방법과 그에 따른 분리회수장치
KR101441860B1 (ko) * 2013-05-01 2014-09-22 최병훈 인쇄회로기판으로부터 유가금속을 회수하는 장치 및 이를 사용한 회수방법
CN104624605A (zh) * 2014-12-16 2015-05-20 上海交通大学 废旧铝电解电容器的处理与资源化回收方法
CN107837973A (zh) * 2017-11-24 2018-03-27 无锡富岛科技股份有限公司 一种旋风分离器
JP2018079459A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 Jx金属株式会社 電子・電気機器部品屑の処理方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329841A (ja) * 1992-06-03 1993-12-14 Nec Corp プリント基板からの有価物の回収方法
JPH0983129A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 実装基板のリサイクル装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329841A (ja) * 1992-06-03 1993-12-14 Nec Corp プリント基板からの有価物の回収方法
JPH0983129A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 実装基板のリサイクル装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11314084A (ja) * 1998-02-17 1999-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板の処理方法とその装置
JP2000153261A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Miike Tekkosho:Kk 廃棄プラスチックの嵩比重を大きくする方法
JP2009298650A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Disco Abrasive Syst Ltd シリコンリサイクルシステム
JP2010214352A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology タンタルコンデンサのリサイクル方法
KR101258789B1 (ko) 2011-12-14 2013-05-07 한국생산기술연구원 인쇄회로기판의 부품 및 금속성분 분리회수방법과 그에 따른 분리회수장치
KR101441860B1 (ko) * 2013-05-01 2014-09-22 최병훈 인쇄회로기판으로부터 유가금속을 회수하는 장치 및 이를 사용한 회수방법
CN104624605A (zh) * 2014-12-16 2015-05-20 上海交通大学 废旧铝电解电容器的处理与资源化回收方法
JP2018079459A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 Jx金属株式会社 電子・電気機器部品屑の処理方法
CN107837973A (zh) * 2017-11-24 2018-03-27 无锡富岛科技股份有限公司 一种旋风分离器
CN107837973B (zh) * 2017-11-24 2024-01-26 无锡富岛科技股份有限公司 一种旋风分离器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6465825B2 (ja) 焼却灰からの貴金属回収方法及び装置
WO2018233382A1 (zh) 一种废弃电路板中有价组分的干法分选回收工艺
JP4366513B2 (ja) 金属複合廃材からの有価金属の回収方法および装置
CN106660054A (zh) 用于从废物流回收金属的系统和方法
WO2001010559A1 (en) An electrostatic method of separating particulate materials
JP5205414B2 (ja) 破砕物の選別装置
CN101758025B (zh) 一种气流振动分选机
JP7438261B2 (ja) 線状物の除去方法
JP2018058059A (ja) 焼却灰の処理装置及び処理方法
JPH10296225A (ja) 廃棄樹脂成形品の回収・造粒方法
JP6502274B2 (ja) 焼却灰選別方法及び装置
JP2002194448A (ja) 樹脂付電子・電気部品からの金属の回収方法
WO2018061545A1 (ja) 焼却灰の処理装置及び処理方法
JP4465859B2 (ja) プリント配線基板の破砕装置
JP5670042B2 (ja) 鉛弾分別回収システムおよび方法
JP2001225020A (ja) 廃家電製品の処理装置
JP6817127B2 (ja) シュレッダーダストの処理方法
JP2018161615A (ja) 電子・電気機器部品屑の処理方法
KR20210060074A (ko) 폐전선으로부터 동 회수 장치
JP2001328120A (ja) 混合廃プラスチック処理装置及びその処理方法
CA3135424C (en) Method for processing electronic/electrical device component scraps
TWI748364B (zh) 電子、電氣機器零件屑之處理方法
JP7100602B2 (ja) 焼却灰の処理方法及び処理装置
KR20220139595A (ko) 이송트레이 분리형 건식 순환방식을 이용한 동선조각 2차 선별기
JP7084840B2 (ja) 金属含有廃棄物の処理装置及び処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060117