JPH10296117A - 製砂方法並びに製砂装置 - Google Patents

製砂方法並びに製砂装置

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JPH10296117A
JPH10296117A JP10757297A JP10757297A JPH10296117A JP H10296117 A JPH10296117 A JP H10296117A JP 10757297 A JP10757297 A JP 10757297A JP 10757297 A JP10757297 A JP 10757297A JP H10296117 A JPH10296117 A JP H10296117A
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JP
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crushed
sand
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crushing
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JP10757297A
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Masayuki Kano
雅行 加納
Fumikazu Otsuki
文和 大槻
Hideyuki Inayoshi
秀幸 稲吉
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B14/00Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B14/02Granular materials, e.g. microballoons
    • C04B14/04Silica-rich materials; Silicates
    • C04B14/06Quartz; Sand

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 量的に安定し、かつ、FM値を基準に所望の
粒度分布の砕砂を自動的に生産でき、しかも低装置コス
ト、低製品コストで生産することが可能な製砂方法並び
にその装置の提供。 【解決手段】 砕砂原料供給ライン12,1と、砕砂原
料供給ラインから供給された砕砂原料を破砕するケージ
ミル2と、製砂機2からの破砕産物を分配する分配装置
3と、分配装置3の一方の被分配側に接続される製品砕
砂生産ラインと、分配装置3の他方の被分配側に接続さ
れて破砕産物の一部を篩分ける篩装置4と、篩装置4で
の篩上の破砕産物をケージミル2に返戻する返送手段8
と、同じく篩下の破砕産物を製品砕砂生産ラインの破砕
産物に合流させる合送手段9とからなる製砂装置及び方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砕砂原料を所定の
製砂手段で破砕・製砂して一本砂等の所望の粗粒度分布
の製品砕砂を製造する製砂装置に関する。なお、一本砂
とは、需要先において天然砂との混合等の配合操作を一
切必要としなく、コンクリート等の原料としてそのまま
で使用できる状態の砂を言うものである。
【0002】
【従来の技術】製砂プラントなどに用いられるこの種の
乾式製砂装置の典型的な先行技術が、特公昭58− 900号
公報(第1従来例)及び実公平 4− 909号公報(第2従
来例)に挙げられる。
【0003】第1従来例は、一次破砕機の破砕産物を篩
上の粗骨材と篩を通過する砕砂とに篩分けし、篩を通っ
た砕砂及び粒度が小さい粗骨材を更に製品寸法以下の篩
面によって篩分けして、篩を通らないものを二次破砕機
で破砕する。その後、二次破砕機の破砕産物の一部と前
記篩面を通った粒度が小さい砕砂を乾式分級機に供給し
て、一次破砕機側の破砕産物の残りと乾式分級機で分級
された砕砂とを加湿混合機に供給し、水分を含ませて混
合するという一連の処理を行なうことによって製砂する
ものである。
【0004】この第1従来例を含んで従来の各種類の乾
式破砕機によって一般的な砕砂原料を破砕した場合の破
砕産物について粒度分布を調べたところ、図4及び図5
に示されるような結果が得られている。即ち、図4及び
図5において特に図4を参照すれば、前述する一本砂と
して使用することが可能な破砕産物とするには、図4
(B)中に2本の破線間の領域として表される土木学会
ダム用砕骨材粒度分布の範囲に入る粒度分布を備えてい
ることが必要であるが、それらの乾式破砕機により得ら
れるどの破砕産物も、篩呼び寸法0.6mm〜0.15mm
の粒度範囲のものが不足している。
【0005】このような粒度構成の砕砂では、例えば天
然砂とのブレンド用として使用するのが一般的であっ
て、一本砂として使用することはできないものである。
この点に関しては、第1従来例は、FM値(Fineness M
odule:製品砕砂の粗粒度)調整/粒度分布調整について
の工夫が一切成されていないところから、破砕・分級し
て得られた製品砕砂は図4(B)に示されるような粒度
分布になってしまい、本発明が目的とする一本砂として
到底使用できない。但し、仮に破砕機として用いるケー
ジミルを非常に高回転にさせて使用すれば、破砕性能が
向上して原料によってはあるいは一本砂の生産が可能で
あることが考えられるが、それではロータの摩耗が極端
に速くなって短期間で使用不能になる不都合が生じる。
【0006】一方、第2従来例は、乾式破砕機からの破
砕産物を分配シュートによって分配し、その一部を乾式
破砕機に戻すようにするものであり、分配シュートは分
配比率が変更可能な構造となっていて、この分配比率を
調整することによって破砕産物の粒度を調整するように
している。しかしながらこの第2従来例は、破砕機の破
砕産物をそのままリターンさせるようにしているため、
本来、製品として出荷されるべき粒度範囲の破砕産物が
再破砕されて、微粉の発生割合が高くなり、製品の歩留
りが低下する問題がある。また、破砕機の供給原料中の
微粉の割合が増加するために、特に雨天時において原料
の機内への付着性が増大し、例えばコーンクラッシャの
場合はパッキングによる性能劣化が激しく、一方、衝撃
式破砕機の場合はケーシング内に固着した微粉(デッ
ド)の異常成長による効率低下等の問題が発生し易い。
【0007】更に、この第2従来例では、FM値が調節
できるとされているが、図4(B)に示されるような土
木学会ダム用砕骨材粒度分布の範囲に適合するような粒
度分布の調整については何ら触れておらなく、従って、
FM値が適正な値であったとしても前述する土木学会ダ
ム用砕骨材粒度分布の範囲から外れることが充分考えら
れ、第2従来例の場合も一本砂として使用可能な砕砂が
得られ難い点では第1従来例と同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
各従来技術が有する諸問題点の解消を図るために成され
たものであり、従って、本発明の目的は、乾式破砕方式
を基本構成として、所望の粒度分布の製品砕砂を量的に
安定し、かつ、効率の良い条件の下で生産でき、しかも
低装置コスト及び低製品コストで生産することが可能な
製砂方法並びに製砂装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明において請求項1の発明は、砕砂原料供給ラ
インから供給された砕砂原料をケージミルからなる製砂
機により破砕し、その破砕産物の一部を篩装置で篩分け
て、篩上の破砕産物はケージミル原料として砕砂原料供
給ラインに返戻する一方、篩下の破砕産物はケージミル
から製品砕砂ラインに送給する破砕産物と合流させて製
品砕砂とすることを特徴とする製砂方法である。
【0010】このような本発明によれば、例えば土木学
会ダム用砕骨材粒度分布の範囲から外れて不足傾向であ
る粒度分布の砕砂が生じるような場合には、篩装置に送
る破砕産物の量を調整し分配比率を高めて、砕砂原料供
給ラインに返戻する量を増やすようにすることによっ
て、製品砕砂の粒度分布を細か目とすることができて、
篩呼び寸法0.6mm〜0.15mmの粒度範囲の不足し勝
ちな砕砂が補充され、かくして一本砂の生産が可能とな
る。因みにケージミルは、衝撃型の微粉砕機であり、高
品質の細粉が低ランニングコストで得られる利点を有し
ている。
【0011】また請求項2の発明は、前記請求項1の発
明において、ケージミルから製品砕砂ラインに送給する
破砕産物と篩装置における篩下の破砕産物との所定時間
当たりの各産量を計測し、その混合比が設定値になるよ
うに篩装置に供給する量の制御が行われるようにするこ
とを特徴とする製砂方法である。
【0012】このような本発明によれば、さらに、製品
砕砂における粒度分布を砕砂原料の種類、大きさに影響
されずに任意に変更することができる、従って、一本砂
を確実に生産することが可能となる特徴が加わる。
【0013】また請求項3の発明は、前記請求項1の発
明において、製品砕砂ラインにおける破砕産物と製品砕
砂のいずれか一方を定期的かつ自動的にサンプリングし
その粒度分布を自動測定して、その測定結果が予め定め
られる設定条件に合致するようにケージミルの回転数並
びに篩装置に供給する量の制御が行われるようにするこ
とを特徴とする製砂方法である。
【0014】このような本発明によれば、さらに、岩
質,サイズ等の砕砂原料条件が変化した場合や、摩耗な
どによってケージミルの破砕性能が変化した場合でも、
それらに関係されなく常に一定の粒度分布の砕砂を生産
することが可能となる特徴が加わる。
【0015】また請求項4の発明は、搬送装置を含む砕
砂原料供給ラインと、該砕砂原料供給ラインから供給さ
れた砕砂原料を破砕するケージミルからなる製砂機と、
該製砂機からの破砕産物を分配する分配装置と、該分配
装置の一方の被分配側に接続されて破砕産物を分級し製
品砕砂を産出する製品砕砂ラインと、分配装置の他方の
被分配側に接続されて破砕産物の一部を篩分ける篩装置
と、該篩装置における篩上の破砕産物をケージミル原料
として砕砂原料供給ラインに返戻する返送手段と、同じ
く篩下の破砕産物を前記製品砕砂ラインの破砕産物に合
流させる合送手段とを含むことを特徴とする製砂装置で
ある。
【0016】このような本発明によれば、請求項1の発
明に係る製砂方法を実施するためとしての好適な具体的
装置を提供することができる。
【0017】また請求項5の発明は、前記請求項4の発
明において、ケージミルから製品砕砂ラインに送給する
破砕産物と篩装置における篩下の破砕産物との所定時間
当たりの各産量を計測する産量計測手段と、該産量計測
手段の計測結果に基づきその混合比が設定値になるよう
に前記分配装置の分配比を制御する分配制御手段とが設
けられてなることを特徴とする製砂装置である。
【0018】このような本発明によれば、請求項2の発
明に係る製砂方法を実施するためとしての好適な具体的
装置を提供することができる。
【0019】また請求項6の発明は、前記請求項4の発
明において、製品砕砂ラインにおける破砕産物と製品砕
砂のいずれか一方を定期的かつ自動的にサンプリングし
その粒度分布を自動測定する粒度分布測定手段と、該粒
度分布測定手段の測定結果が設定した粒度分布条件にに
合致するように、ケージミルの回転数並びに前記分配装
置の分配比を制御する回転・分配制御手段とが設けられ
てなることを特徴とする製砂装置である。
【0020】このような本発明によれば、請求項3の発
明に係る製砂方法を実施するためとしての好適な具体的
装置を提供することができる。
【0021】また請求項7の発明は、前記請求項6の発
明において、設定した前記粒度分布条件が、製砂機のロ
ータの回転数と、分配装置の分配比と、それら回転数お
よび分配比に対応したFM値との関係で決定されるデー
タベースに基づくものであることを特徴とする製砂装置
である。
【0022】このような本発明によれば、データベース
に書き込まれている設定条件に基づいて、所望の粒度の
砕砂を安定的かつ自動的に生産することが可能となり、
自動化を果たす上で操作が容易であり、しかも高品質の
製品砕砂を連続的に産出し得るという特徴が発揮され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい各実施の形態に
ついて添付図面を参照しながら以下に説明する。図1に
は、本発明の実施の形態の構成が模式的に示される。図
1図示の実施形態に係る製砂装置は例えば乾式製砂装置
であって、砕砂原料ビン12及び砕砂原料を送給するた
めの搬送装置1を含む砕砂原料供給ラインと、ケージミ
ルからなる製砂機(以降、ケージミルと称す)2と、分
配装置3と、篩装置4と、破砕産物流路13及び分級機
例えば乾式分級機5を含む製品砕砂ラインと、ケージミ
ル2の回転速度を制御する回転制御手段6と、分配装置
3の分配比を制御する分配制御手段7と、返送手段8
と、合送手段9と、加湿混練機11とから構成される。
【0024】砕砂原料は砕砂原料ビン12から搬送装置
1を経、ケージミル2に供給される。この搬送装置1と
しては、例えば電磁フィーダからなる定量切出装置が使
用される。ケージミル2は、ロータを周速度20〜50
m/s の範囲の適当な速度で回転させて砕砂原料を破砕運
転し、生成した破砕産物はダンパで実現される分配装置
3に送られて、大半の量が一方の被分配側から破砕産物
流路13を経て乾式分級機5に送り込まれ、残りの一部
量が他方の被分配側から篩装置4に送り込まれる。
【0025】篩装置4に送り込まれた破砕産物は、例え
ば1.2mmの篩目寸法の篩によって篩分けられて、この
篩を通った粒度の小さい篩下の破砕産物はベルトコンベ
ア等の搬送装置からなる合送手段9を介して破砕産物流
路13の破砕産物に合流され、篩を通らない粒度の大き
い篩上の破砕産物はベルトコンベア等の搬送装置からな
る返送手段8を介してケージミル2に原料として返戻さ
れる。その際、返送手段8で返戻する割合は、50〜0
%の範囲内で砕砂原料の種類や大きさ等の性状に応じて
決定し、砕砂原料の性状が変わらない限り通常は固定と
するが、例えばダンパに連結したパワーシリンダで実現
される分配制御手段7によって分配装置3の分配比を制
御することにより、必要に応じて返戻する割合が調節さ
れる。
【0026】分配装置3により分配した後に取り出さ
れ、乾式分級機5に送り込まれた破砕産物は、該乾式分
級機5で分級した後、加湿混練機11で加湿混練され、
製品砕砂20として産出される。なお、乾式分級機5で
分級した後の微粉21は製品砕砂20とは別に貯蔵され
る。
【0027】上記のようにして、一部量の篩分け及び返
戻を伴う破砕並びに分級を行なわせてなる本発明の実施
形態によって生産される製品砕砂20の性状に関して
は、図3(A)に篩呼び寸法と重量百分率との関係で表
した製品粒度分布表で、また、図3(B)に同じく製品
粒度分布線図で例示される通りである。この例による
と、分配装置3の篩装置側分配比率は何れも同じ25%
であって、ケージミル2の周速が30m/s 、35m/s 、
40m/s である3例の比較結果から明らかなように、篩
装置側分配比率25%一定でケージミル2の周速を変化
させることで、粒度分布の調整が可能であるとともに、
図3(B)中の2本の破線の間の範囲で示される土木学
会ダム用砕骨材粒度分布の粒度範囲に入らせ得ることを
示している。即ち、一本砂として使用することが可能な
製品砕砂20を生産することができる。
【0028】ここで、篩装置4としては例えば、篩目寸
法が1.2mmの篩を使用する。これは、ケージミル2で
破砕した破砕産物の粒度分布からみて1.2〜2.5mm
の粒度のものが多いことに起因する。即ち、篩の篩目寸
法が2.5mmの場合では、製品砕砂として2.5〜1.
2mmの領域が所定の範囲を超える(図3(B)参照)た
め良くない。また、0.6mmの場合は、目詰まりが発生
するので、操業上問題があり好ましくない。なお、篩装
置4には、旋回運動等の篩面に平行の方向の振動と篩を
叩く等の篩面に交差する方向の振動とを篩に付与させ得
るような構造のものを使用すれば、小さい粒径の破砕産
物を篩の目開きに最大限通り抜けさせるとともに、破砕
産物が篩目に詰まるのを効果的に防止することが可能で
あり、本発明の実施において好ましい構成である。ま
た、篩装置4は、分配装置3によって分配した後の破砕
産物を篩分けるようになっているため、使用する篩の面
積が小さくて済み、コンパクトな装置に形成することが
できる。
【0029】更に、本発明の実施形態に係る乾式製砂装
置においては、製品砕砂20の粒度分布を調整するため
の制御手段が備えられる。この制御手段は、図1を参照
して、合送手段9に付設したベルトスケールで実現さ
れ、該合送手段9における破砕産物の産量を計測する流
量計14と、前記破砕産物流路13に付設したベルトス
ケールで実現され、該破砕産物流路13における破砕産
物の産量を計測する流量計15とから成る産量計測手段
と、制御盤10内に設けられ、前記産量計測手段の計測
結果に基づいて前記分配制御手段7を作動させる篩分指
令手段16とにより構成される。
【0030】上記制御手段は、合送手段9において流量
計14が計測した破砕産物の産量と、破砕産物流路13
において流量計15が計測した破砕産物の産量の混合比
が予め定めた値になるように、篩分指令手段16によっ
て前記分配制御手段7を作動させることにより、分配装
置3の分配比を砕砂原料の種類、粒度に応じて篩装置4
側の分配比率が50〜0%の範囲内の所定値に保持され
るように制御する。このように制御することによって、
製品砕砂20の粒度分布を任意に変更することが可能と
なる。
【0031】一方、本発明の実施形態に係る製砂装置に
おいては、ケージミル2の回転速度及び前記分配装置3
の分配比を同時的に制御させるようにすることも可能で
ある。このような制御を行わせるための制御手段の例と
しては、図1を参照して、サンプリング装置17と、自
動粒度測定装置で実現される粒度分布測定手段18と、
回転制御手段6及び分配制御手段7並びに制御盤10内
に設けられた回転・分配指令手段19から形成される回
転・分配制御手段とにより構成することができる。サン
プリング装置17は、乾式分級機5出口の破砕産物の一
部を周期的にサンプリングし得るように、乾式分級機5
から加湿混練機11に至る間の破砕産物流路の途中に介
設される。粒度分布測定手段18は、サンプリング装置
17がサンプリングした破砕産物の粒度分布を測定する
とともに、その測定結果を記録し、かつ、メモリに粒度
情報としして記憶するようになっている。回転・分配指
令手段19は、粒度分布測定手段18の測定結果(FM
値)と予め設定した目標とするFM値とを比較して両値
が合致するように、回転制御手段6及び分配制御手段7
に作動指令を出して、ケージミル2の回転速度及び分配
装置3の分配比の制御を行なう。
【0032】このような回転・分配制御手段による運転
制御の態様は図2においてstepS1〜stepS5 で示され
る制御フローの通りであって、粒度分布測定手段18に
より得た粒度情報をケージミル2及び分配装置3にフィ
ードバックすることで、常に安定した粒度を維持した製
品砕砂20を生産することができる。尚、自動粒度測定
の周期は、通常、30〜60min の範囲の適当な値に設
定するものとする。
【0033】上記回転・分配指令手段19に関して、製
品砕砂20に対し予め目標として定められる設定条件と
して、図2に示すようにデータベース28を作成し、粒
度分布測定手段18、回転制御手段6及び分配制御手段
7に関連させて管理情報として持たせておくことは好ま
しい手段である。このデータベース28は、ケージミル
2の回転数と、分配装置3の分配比、例えば、ダンパの
傾斜角度と、それに対応したFM値との関係を砕砂原料
の種別毎に予め実験により求めてデータとしたものであ
る。このようなデータベース28に基づいて、回転・分
配指令手段19に対して任意のFM値を設定情報として
インプットすれば、ケージミル2を適正な回転数で自動
制御するとともに、分配装置3を適正な分配比で自動振
分けさせることができ、希望する粒度(FM)の製品砕
砂20を安定して生産することが可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。請求項
1及び請求項4の発明によれば、製品砕砂の粒度分布を
変動幅の小さい状態とすることができて従来では不足し
勝ちであった1.2mm以下、殊に0.6〜0.15mmの
粒度範囲の砕砂が補充され、一本砂の生産が可能とな
る。また、歩留りが高く、高効率で安定的に生産するこ
とができる。
【0035】また、請求項2及び請求項5の発明によれ
ば、製品砕砂の粒度分布を任意に変更することが可能で
ある。また、請求項3及び請求項6の発明によれば、砕
砂原料条件が変動した場合、あるいは摩耗によりケージ
ミルの破砕性能が低下した場合でも、常に一定の粒度の
砕砂を生産することが可能であり、さらに、請求項7の
発明によれば、希望する粒度(FM値)の製品砕砂を安
定的、自動的に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の模式構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る破砕・篩分制御手段
のフロー線図である。
【図3】(A)は本発明に係る実施の形態によって製造
した破砕製品の篩呼び寸法と重量百分率との関係で表し
た製品粒度分布表、(B)は同じく製品粒度分布線図で
ある。
【図4】(A)は、従来の各種乾式破砕機で破砕した破
砕製品の篩呼び寸法と重量百分率との関係で表した製品
粒度分布表、(B)は同じく製品粒度分布線図である。
【図5】(A)は、従来の各種乾式破砕機で破砕した破
砕製品の篩呼び寸法と通過百分率との関係で表した製品
粒度分布表、(B)は同じく製品粒度分布線図である。
【符号の説明】
1…搬送装置、 2…製砂機、 3…分配装置、 4…篩装置、 5…乾式分級機、 6…回転制御手段、 7…分配制御手段、 8…返送手段、 9…合送手段、 10…制御盤、 11…加湿混練機、 12…砕砂原料ビン、 13…破砕産物流路、 14…流量計、 15…流量計、 16…篩分指令手段、 17…サンプリング装置、 18…粒度分布測定手段、 19…回転・分配指令手段、 20…製品砕砂、 21…微粉、 28…データベース、

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砕砂原料供給ラインから供給された砕砂
    原料をケージミルからなる製砂機により破砕し、その破
    砕産物の一部を篩装置で篩分けて、篩上の破砕産物はケ
    ージミル原料として砕砂原料供給ラインに返戻する一
    方、篩下の破砕産物はケージミルから製品砕砂ラインに
    送給する破砕産物と合流させて製品砕砂とすることを特
    徴とする製砂方法。
  2. 【請求項2】 ケージミルから製品砕砂ラインに送給す
    る破砕産物と篩装置における篩下の破砕産物との所定時
    間当たりの各産量を計測し、その混合比が設定値になる
    ように篩装置に供給する量の制御が行われる請求項1記
    載の製砂方法。
  3. 【請求項3】 製品砕砂ラインにおける破砕産物と製品
    砕砂のいずれか一方を定期的かつ自動的にサンプリング
    しその粒度分布を自動測定して、その測定結果が予め定
    められる設定条件に合致するようにケージミルの回転数
    並びに篩装置に供給する量の制御が行われる請求項1記
    載の製砂方法。
  4. 【請求項4】 搬送装置を含む砕砂原料供給ラインと、
    該砕砂原料供給ラインから供給された砕砂原料を破砕す
    るケージミルからなる製砂機と、該製砂機からの破砕産
    物を分配する分配装置と、該分配装置の一方の被分配側
    に接続されて破砕産物を分級し製品砕砂を産出する製品
    砕砂ラインと、分配装置の他方の被分配側に接続されて
    破砕産物の一部を篩分ける篩装置と、該篩装置における
    篩上の破砕産物をケージミル原料として砕砂原料供給ラ
    インに返戻する返送手段と、同じく篩下の破砕産物を前
    記製品砕砂ラインの破砕産物に合流させる合送手段とを
    含むことを特徴とする製砂装置。
  5. 【請求項5】 ケージミルから製品砕砂ラインに送給す
    る破砕産物と篩装置における篩下の破砕産物との所定時
    間当たりの各産量を計測する産量計測手段と、該産量計
    測手段の計測結果に基づきその混合比が設定値になるよ
    うに前記分配装置の分配比を制御する分配制御手段とが
    設けられる請求項4記載の製砂装置。
  6. 【請求項6】 製品砕砂ラインにおける破砕産物と製品
    砕砂のいずれか一方を定期的かつ自動的にサンプリング
    しその粒度分布を自動測定する粒度分布測定手段と、該
    粒度分布測定手段の測定結果が設定した粒度分布条件に
    に合致するように、ケージミルの回転数並びに前記分配
    装置の分配比を制御する回転・分配制御手段とが設けら
    れる請求項4記載の製砂装置。
  7. 【請求項7】 設定した前記粒度分布条件が、製砂機の
    ロータの回転数と、分配装置の分配比と、それら回転数
    および分配比に対応したFM値との関係で決定されるデ
    ータベースに基づくものである請求項6記載の乾式製砂
    装置。
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