JPH10295891A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JPH10295891A
JPH10295891A JP10960397A JP10960397A JPH10295891A JP H10295891 A JPH10295891 A JP H10295891A JP 10960397 A JP10960397 A JP 10960397A JP 10960397 A JP10960397 A JP 10960397A JP H10295891 A JPH10295891 A JP H10295891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
rotating body
state
winning
movable member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10960397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4403246B2 (ja
Inventor
Takaaki Ichihara
高明 市原
Koji Tsuchikawa
晃司 土川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP10960397A priority Critical patent/JP4403246B2/ja
Publication of JPH10295891A publication Critical patent/JPH10295891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4403246B2 publication Critical patent/JP4403246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止さ
れる状態を未然に防止する。 【解決手段】 通常正回転している回転体(可動部材)
は第1所定期間が経過するごとに[ステップS10,S
12]、第2所定期間だけ逆回転する[ステップS1
6,S18]。そして、その後に再び回転体を正回転さ
せる[ステップS22]。こうして所定の時期に回転体
を一時的に逆回転させることにより、球噛みの発生が防
止され、遊技球は通過または入賞し易くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾球遊技機に関し、
特定領域に設けられている可動部材によって、遊技球が
特定領域の通過または入賞を阻止される状態を防止する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機には、遊技球の入賞態様を多
様にし、遊技者の遊技意欲を向上させるために様々の作
動をなす入賞口や役物等が設けられている。こうした役
物の一つに、回転体付きの役物(以下、単に「回転役
物」と呼ぶ。)が遊技盤面上の特定領域に設けられてい
る。この回転役物は、遊技球を一時的に貯留する貯留部
が設けられている回転体(可動部材)と、その回転体を
一定速度で回転駆動するモータ(駆動手段)とを備えて
いる。この構成により、貯留位置で貯留部に貯留された
遊技球を移送し、その後に入賞位置で落下させて遊技球
の入賞を検出する。ところが、遊技球が貯留部に完全に
入りきらない状態で回転体を回転し続けると、その遊技
球によって回転体の回転が阻止された状態(以下、この
状態を「球噛み」と呼ぶ。)が発生する場合がある。言
い換えれば、回転体によって遊技球が特定領域の通過ま
たは入賞を阻止される状態である。この球噛みが発生す
ると、モータに過大な負荷が加わる。そのため、モータ
が異常に加熱したり、あるいはそのモータに故障等が発
生することがある。一方、遊技者側からみた場合には、
遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止されているた
め、特定領域の通過または入賞による利益が得られず、
遊技の面白味に欠ける。そのため、遊技者は遊技意欲を
減退してしまう。
【0003】そこで、本出願人は上記不具合を解消する
ための技術を、特開平7−80132号公報において開
示した。当該技術では回転体の回転作動を検出する検出
器を設け、その検出器から出力される検出信号に基づい
て球噛みの発生の有無を判定し、球噛みが発生した場合
には球噛みを解除するための回転作動をモータに指令す
る。例えば、通常の回転時には検出器からパルスが出力
されるが、球噛みが発生するとパルスが出力されない。
この現象を利用して、一定期間パルスが出力されなけれ
ば球噛みが発生していると判断する。そのため、いった
ん球噛みが発生した場合でも、すぐに球噛み状態が解除
される。こうしてモータには過大な負荷がかからず、モ
ータの故障等を防止することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、必ず球噛みが発生した後に処理が開始されるた
め、球噛みの発生を未然に防止することはできない。す
なわち、検出器から出力される検出信号に基づいて球噛
みの発生の有無を判定しているため、その判定を行なっ
ている上記一定期間では少なからずモータに負荷がかか
っている。一方、上記回転体による球噛みに限らず、往
復動する部材のような他の可動部材によって、遊技球が
特定領域の通過または入賞を阻止される状態が発生する
場合がある。この往復動する部材には揺動部材や摺動部
材等があり、例えばいわゆるチューリップやアタッカー
等が該当する。この場合では、遊技球が特定領域の通過
または入賞を阻止される状態が発生しても、何ら対策も
とられていない。そのため、ホール係員がガラス枠を開
けてその状態を解除するほかなかった。
【0005】いずれにしても、遊技者側からみた場合に
は、遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止される状
態が解除されるまでの間にはやはり特定領域の通過また
は入賞による利益が得られずに遊技の面白味に欠ける。
そのため、遊技者は遊技意欲を減退してしまう。本発明
はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的
は遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止される状態
を未然に防止する弾球遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載の
発明は、遊技球が通過または入賞する特定領域に設けら
れている可動部材と、その可動部材を作動させる作動手
段とを備えている弾球遊技機において、その作動手段
は、所定の時期に、遊技球が特定領域の通過または入賞
を阻止される状態を回避する方向に可動部材を作動させ
ることを特徴とする。請求項1に記載の発明によれば、
所定の時期に、作動手段が遊技球が特定領域の通過また
は入賞を阻止される状態を回避する方向に可動部材を作
動させる。この可動部材の作動によって、遊技球が特定
領域の通過または入賞を阻止される状態を未然に防ぐこ
とができる。
【0007】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、所定の
時期は、一定周期または不定周期ごと、遊技球が第1所
定位置に達したとき、あるいは可動部材が第2所定位置
に達したときのうち、いずれか少なくとも一つの条件が
成立する時期であることを特徴とする。請求項2に記載
の発明によれば、遊技球が特定領域の通過または入賞を
阻止されやすい特定の時期に達したときに、作動手段が
遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止される状態を
回避する方向に可動部材を作動させる。こうして遊技球
が特定領域の通過または入賞を阻止される状態を、より
確実に防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態では、弾球遊技機の
一つであるパチンコ機に本発明を適用した例について説
明する。 〔実施の形態1〕まず、実施の形態1について、図1〜
図7を参照しながら説明する。この実施の形態1は、遊
技球が特定領域の通過または入賞を阻止される状態を回
避する方向に可動部材を作動させる処理を一定周期ごと
に行う態様を実現するものである。ここで、図1にはパ
チンコ機10の外観を示す正面図を示す。図2と図3に
は第3種役物18の構造について、図2には可動翼片5
2の開放状態を、図3には可動翼片52の閉鎖状態をそ
れぞれ示す。具体的には、図2(A)と図3(A)に正
面図を、図2(B)と図3(B)に一部を破断した斜視
図をそれぞれ示す。図4はパチンコ機10の内部に備え
られているメイン制御部100と枠制御部200とにお
ける概略構成をブロック図で示す。図5には、球噛み防
止を実現する第1の処理をフローチャートで示す。図6
には、第3種役物における回転体50の動きを説明する
ための断面図を示す。具体的には、図6(A)に球噛み
の状態を、図6(B)に球噛みが解除された状態を、図
6(C)にパチンコ球の搬送状態をそれぞれ示す。図7
には、タイミング調整処理をフローチャートで示す。
【0009】パチンコ機10の表面側構成について、図
1を参照して説明する。図1において、パチンコ機10
の遊技盤面12には、複合装置14,ランプ類16,第
3種役物18等が適宜に配置して設けられている。複合
装置14には、図柄表示装置14aやその他の装置が複
合的に設けられている。この図柄表示装置14aには図
柄やその他の情報が表示される。図柄としては任意の個
数(桁数)について英数字を用いるが、絵柄(例えばキ
ャラクタや果物、風景あるいは動物の絵)等を任意に選
択し、あるいはこれらを組み合わせて用いてもよい。そ
して、この図柄は遊技球がゲート36を通過したときに
変動が始まり、所定の変動期間(例えば10秒間)を経
過した後に停止する。もし変動期間中に、ゲート36に
遊技球が通過すると、最大値(例えば4個)内でその通
過個数に対応してメモリランプ20cが点灯する。この
メモリランプ20cには電球やLED等が用いられる。
そして、図柄表示装置14aでは、変動中の図柄が停止
するとメモリランプ20cが一個消えて、次の変動を始
める。なお、遊技球がゲート36を通過したか否かは、
ゲートセンサ34によって検出される。
【0010】第3種役物18には、図2および図3に示
すように、回転役物58,可動翼片52,大入賞口56
を備えている。回転役物58には、第3種始動口60と
回転体50とを備えている。回転体50は、第3種始動
口60に入ったパチンコ球を一時的に貯留して搬送する
ための貯留部50aが設けられている。この回転体50
はモータ62の回転軸64に設けられており、正逆回転
可能になっている。なお、モータ62は作動手段を具体
化したものである。第3種始動口60への入賞を検出す
る入賞センサは図示を省略している。一対の可動翼片5
2は、ソレノイド66の駆動によって伝達軸68を介し
て作動可能になっている。例えば、ソレノイド66が駆
動される(ON状態)と図2に示すような開放状態とな
り、ソレノイド66が駆動されない(OFF状態)と図
3に示すような閉鎖状態となる。そして、図2に示す可
動翼片52の開放状態では、パチンコ球が大入賞口56
に入賞可能になる。この大入賞口56に入賞したパチン
コ球は、入賞センサ54によってその入賞が検出され、
賞球が払い出される。
【0011】図1に戻って、特定入賞口20には蓋20
aが備えられており、この蓋20aはソレノイド30に
よって開閉される。また、特定入賞口20には、特別装
置作動領域としてVゾーン20bが設けられている。こ
のVゾーン20bに対して一定の時期にパチンコ球が入
賞すれば権利が発生する。この権利は大当たりに到達す
るための権利であって、第3種始動口60に入賞すると
大当たりになる。大当たり状態では、図2に示すように
第3種役物18の可動翼片52が所定期間(例えば約1
0秒間)開放される。その後、第3種始動口60に所定
個数(例えば16個)入賞するか、あるいは再度Vゾー
ン20bに入賞すると権利が消滅する。権利が消滅する
と大当たり状態も解除され、図3に示すように可動翼片
52が閉鎖される。
【0012】遊技盤面12以外では、効果音や音楽等を
出すスピーカ26,遊技者の手がハンドル22に触れて
いるか否かを検出するタッチセンサ24,パチンコ球を
発射する発射モータ21,ガラス枠17が開かれた否か
を検出するガラス枠センサ38等が設けられている。ス
ピーカ26は賞品球の受皿である上皿28の内部に設け
られ、タッチセンサ24やガラス枠センサ38はそれぞ
れ所定の位置に設けられている。また、ランプ類16に
は電球やLED等が用いられ、図示した位置には限らず
パチンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配
置される。
【0013】次に、上記パチンコ機10に設けられてい
るメイン制御部100と枠制御部200との構成につい
て、図4を参照しながら説明する。まずメイン制御部1
00は、CPU(プロセッサ)110,ROM102,
RAM104,入力処理回路106,タイマー108,
表示制御回路112,通信制御回路116,出力処理回
路117によって構成されている。CPU110は、R
OM102に格納されている遊技制御プログラムに従っ
てパチンコ機10の全体を制御する。この遊技制御プロ
グラムには、後述する球噛み防止処理を実現するための
プログラムが含まれている。このROM102には一般
にEPROMが用いられるが、これに限らずEEPRO
Mやフラッシュメモリを使用してもよい。RAM104
には、各種のデータあるいは入出力信号が格納される。
このRAM104は一般にDRAMが用いられるが、S
RAMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用し
てもよい。
【0014】タイマー108は、CPU110からの指
令を受けて計時機能を実行し、第1所定期間や第2所定
期間のような期間管理等を行う。そして、指定された期
間が経過したときに各経過信号をバス118を介してC
PU110に送る。表示制御回路112は、CPU11
0からバス118を介して送られた表示データに従っ
て、表示器114に図柄の変動や停止表示,その他の情
報等について表示制御を行う。この表示器114には液
晶表示器を用いるが、LED表示器(複数個のLEDを
格子状に隣接して配置した表示器)やCRT等にような
他の表示器を用いてもよい。入力処理回路106は、入
賞センサ54,球検出センサ70,位置検出センサ8
0,パルスエンコーダ62a等から出力されたそれぞれ
の信号を受けて、メイン制御部100内で処理可能なデ
ータ形式に変換し、バス118を介してCPU110
(あるいはRAM104等)に転送する。出力処理回路
117は、CPU110からバス118を介して送られ
た作動データを受けて、モータ62,ソレノイド30等
が作動可能な信号に変換してそれぞれ出力する。通信制
御回路116は、枠制御部200の通信制御回路206
との間で相互にデータを送受信するための回路である。
なお、上記各構成要素は、いずれもバス118に互いに
結合されている。
【0015】同様に、枠制御部200の構成について説
明する。この枠制御部200は、CPU210,ROM
202,RAM204,通信制御回路206,入力処理
回路212,出力処理回路214によって構成されてい
る。CPU210は、ROM202に格納されている枠
制御プログラムに従ってパチンコ機10に設けられてい
る様々の可動部材等を制御する。このROM202には
102と同様に一般にEPROMが用いられるが、これ
に限らずEEPROMやフラッシュメモリを使用しても
よい。RAM204には、各種のデータあるいは入出力
信号が格納される。このRAM204はRAM104と
同様に一般にDRAMが用いられるが、SRAMやフラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用してもよい。
【0016】通信制御回路206は、メイン制御部10
0の通信制御回路116との間で相互にデータを送受信
するための回路である。入力処理回路212は、タッチ
センサ24,ガラス枠センサ38,球検出センサ96等
から出力されたそれぞれの信号を受けて、枠制御部20
0内で処理可能なデータ形式に変換し、バス218を介
してCPU210(あるいはRAM204等)に転送す
る。出力処理回路214は、CPU210からバス21
8を介して送られた作動データを受けて、発射モータ2
1,スピーカ26,ソレノイド92等が作動可能な信号
に変換してそれぞれ出力する。なお、上記各構成要素
は、いずれもバス218に互いに結合されている。
【0017】次に、本発明を実現するための処理手順に
ついて説明する。図5および図7に示す処理手順は、い
ずれも図4に示すROM102に格納されている遊技制
御プログラムをCPU110が実行することによって実
現される。また、これらの処理は所定の時期(例えば4
ミリ秒ごと)に実行される。なお、第1所定期間は回転
体50が1回転するのに要する時間が望ましく、例えば
10秒間である。また、第2所定期間は球噛みを解除す
るのに必要な時間が望ましく、例えば0.5秒間であ
る。図5において、図2等に示す回転体50を一方向
(例えば時計回り)に回転させている際に[ステップS
10]、第1所定期間が経過すると[ステップS1
2]、第2所定期間をタイマー108に設定するととも
に[ステップS14]、回転体50を逆回転させる[ス
テップS16]。具体的にステップS10では、既に図
4のCPU110から送られている第1所定期間のデー
タに従ってタイマー108が計時機能を実行している。
ステップS12では、そのタイマー108がCPU11
0に送る経過信号によって、第1所定期間の経過を判別
する。また、ステップS14では、CPU110からタ
イマー108に第2所定期間のデータが送られ、その計
時機能が実行される。
【0018】そして、第2所定期間が経過すると[ステ
ップS18]、次回の処理に備えて第1所定期間をタイ
マー108に設定し[ステップS20]、再び回転体5
0を正回転させる[ステップS22]。具体的に、ステ
ップS18では上記ステップS12と同様に、そのタイ
マー108がCPU110に送る経過信号によって、第
2所定期間の経過を判別する。ステップS20もまた上
記ステップS14と同様に、CPU110からタイマー
108に第1所定期間のデータが送られ、その計時機能
が実行される。
【0019】この球噛み防止処理を実行すれば、通常正
回転している回転体50は第1所定期間が経過するごと
に第2所定期間だけ逆回転する。こうして回転体50を
所定の時期に逆回転させることにより球噛みの発生を防
止し、パチンコ球を回転体50の貯留部50aに入り易
くする。その後に回転体50を正回転させれば、貯留部
50aに入ったパチンコ球を確実に搬送することができ
る。すなわち、図6(A)に示すような位置に回転体5
0の貯留部50aがあるときに、パチンコ球Bが第3種
始動口60に入ると球噛みが発生し易い。そのため、こ
の位置に貯留部50aがあるときをステップS12の成
立時(YES)とし、回転体50を逆回転(図示する矢
印D2方向の回転)させる。こうして、球噛みを発生さ
せることなく、図6(B)に示すようにパチンコ球Bが
貯留部50aに確実に入るようにする。その後、回転体
50を正回転(図示する矢印D4方向の回転)させるこ
とにより、図6(C)に示すようにそのパチンコ球Bを
確実に搬送することができる。なお、1回だけ逆回転の
動作を行うだけでなく、複数回の正回転/逆回転の動作
を行うようにしてもよい。こうして、パチンコ球B(遊
技球)が第3種始動口60(特定領域)の入賞を阻止さ
れる状態を回避する方向に回転体50(可動部材)を逆
回転(作動)させる処理を第1所定期間(一定周期)ご
とに行う態様が実現される。
【0020】一方、通常はパチンコ機10の電源を投入
したとき(あるいはリセットしたとき)に第1所定期間
がタイマー108に初めて設定され、その後は第1所定
期間ごとに同様の設定がされる。ところが、初めて第1
所定期間が設定されるときには、回転体50の貯留部5
0aがどの位置にあるか明確には分からない。そして、
そのまま上記図5に示す球噛み防止処理を実行したので
は、不適切な位置で回転体50が逆回転する場合があ
る。そこで、図6(A)に示すような適切な位置で確実
に回転体50が逆回転するように、第1所定期間を開始
するタイミングを調整すればよい。この調整処理の一例
を、図7(A)に示す。図7(A)において、パチンコ
球が特定領域を通過または入賞したときに[ステップS
30]、第1所定期間をタイマー108に設定する[ス
テップS32]。例えば、図2等に示す第3種役物18
に適用する場合には、第3種始動口60に入賞したこと
を入賞センサが検出し、その入賞センサの検出信号を受
けて第1所定期間をタイマー108に設定する。その設
定方法は、図5に示すステップS14,S20における
処理方法と同様である。このタイミング調整処理を実行
すれば、適切な時期に回転体50を一時的に逆回転させ
ることが可能になる。したがって、球噛みの発生をより
確実に防止することができる。
【0021】〔実施の形態2〕次に、実施の形態2につ
いて、図8,図9を参照しながら説明する。この実施の
形態2は、遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止さ
れる状態を回避する方向に可動部材を作動させる処理を
不定周期ごとに行う態様を実現するものである。ここ
で、図8には閉鎖状態の第3種役物18を示し、図8
(A)にはその正面図を、図8(B)にはその一部破断
斜視図をそれぞれ示す。図9には、球噛み防止を実現す
る第2の処理をフローチャートで示す。なお、パチンコ
機10の構造等は上記実施の形態1と同様であるので、
異なる点について説明する。また、図9では図5と同一
の処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0022】図8に示す第3種役物18において、図3
に示す第3種役物18と異なるのは、第3種始動口60
の入口部に球検出センサ70を設けている点である。こ
の球検出センサ70は、第3種始動口60に入って第1
所定位置にパチンコ球Bがあることを検出するためのセ
ンサである。この第1所定位置は、例えば図6(A)に
示すような位置およびその近傍である。上記球検出セン
サ70を設けたことによって、球噛み防止を実現する処
理は図9のようになる。
【0023】図9において、図5の処理手順と異なるの
は、ステップS12において第1所定期間の経過を判別
した後、パチンコ球Bが第1所定位置に達したか否かを
判別し[ステップS50]、パチンコ球Bが第1所定位
置に達したときにのみ(YES)回転体50を逆回転さ
せる処理を行う点である[ステップS14〜S18]。
したがって、パチンコ球Bが第1所定位置に達していな
ければ(ステップS50のNO)、すぐに第1所定期間
をタイマー108に設定して[ステップS20]、次回
の処理に備える。この球噛み防止処理を実行すれば、通
常正回転している回転体50は、パチンコ球Bが第1所
定位置に達したときだけ逆回転する。したがって、パチ
ンコ球Bの有無によって回転体50を逆回転させること
により、逆回転動作の回数を低くに抑えながらも球噛み
の発生を防止することができる。こうして、パチンコ球
B(遊技球)が第3種始動口60(特定領域)の入賞を
阻止される状態を回避する方向に回転体50(可動部
材)を逆回転(作動)させる処理をパチンコ球Bが第1
所定位置に達したとき(不定周期)ごとに行う態様が実
現される。
【0024】〔実施の形態3〕次に、実施の形態3につ
いて、図10,図11を参照しながら説明する。この実
施の形態3は、遊技球が特定領域の通過または入賞を阻
止される状態を回避する方向に可動部材を作動させる処
理を、その可動部材が第2所定位置に達するごとに行う
態様を実現するものである。この第2所定位置は通常第
1所定位置とは異なる位置であるが、異なる検出方法等
を用いることにより同一位置であってもよい。ここで、
図10は第3種役物における回転体の位置検出方法を説
明する図であって、図10(A)にはその回転役物58
の構造を断面図で、図10(B)には回転体の構造を斜
視図でそれぞれ示す。図11には、球噛み防止を実現す
る第3の処理をフローチャートで示す。なお、パチンコ
機10の構造等は上記実施の形態1と同様であるので、
異なる点について説明する。また、図11では図5と同
一の処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0025】図10(A)において、回転役物58には
位置検出センサ80が設けられている。この位置検出セ
ンサ80には例えば近接センサが用いられ、回転する回
転体50が第2所定位置に達したことを検出する。この
回転体50には、図10(B)に示すように外周部に金
属片50bが設けられている。上記位置検出センサ80
を設けたことによって、球噛み防止を実現する処理は図
11のようになる。図11において、図5の処理手順と
異なるのは、第1所定期間の経過を判別する処理ステッ
プに代えて、回転体50が第2所定位置に達したか否か
を判別している点である[ステップS70]。
【0026】この球噛み防止処理を実行すれば、通常は
正回転している回転体50が第2所定位置に達すると、
第2所定期間だけ逆回転し、その後正回転する。したが
って、回転体50を所定の時期に逆回転させることによ
り球噛みの発生を防止し、パチンコ球を回転体50の貯
留部50aに入り易くする。その後に回転体50を正回
転させれば、貯留部50aに入ったパチンコ球を確実に
搬送することができる。こうして、パチンコ球B(遊技
球)が第3種始動口60(特定領域)の入賞を阻止され
る状態を回避する方向に回転体50(可動部材)を逆回
転(作動)させる処理を回転体50が第2所定位置に達
したとき(不定周期)ごとに行う態様が実現される。
【0027】なお、モータ62にパルスエンコーダ62
aが設けられている場合には、そのパルスエンコーダ6
2aから出力されるパルスや位置信号等によって、回転
する回転体50が第2所定位置に達したことを検出する
こともできる。この場合であっても、図11に示す処理
を実行することによって、同様に球噛みの発生を未然に
防止することができる。また、図8に示すような球検出
センサ70を第3種役物18に設けて、図9に示すよう
なステップS50の処理を上記ステップS70の次に行
うようにしてもよい。この場合には、回転体50が第2
所定位置に達しており、かつパチンコ球が第3種始動口
60に入っているときにのみ、回転体50の逆回転動作
が行われる。したがって、回転体50の位置を判別する
ことにより、その回転体50の逆回転動作の回数を低く
に抑えながらも球噛みの発生を防止することができる。
さらに、特開平7−80132号公報に開示された技術
では回転体50の回転作動を一周期ごとにチェックして
球噛みの判定を行なっている。これに対して、本発明で
はこうしたチェックを行う必要がない。そのため、回転
体50の制御処理のための負担が軽くなるので、全体の
処理速度を向上させることができる。
【0028】〔実施の形態4〕次に、実施の形態4につ
いて、図12,図13を参照しながら説明する。この実
施の形態4は、遊技球が特定領域の通過または入賞を阻
止される状態を回避する方向に他の可動部材を作動させ
る処理を、一定周期ごとに行う態様を実現するものであ
る。ここで、図12は他の可動部材としての電動役物
(いわゆるチューリップ)を示し、図12(A)に開放
状態の外観斜視図を、図12(B)に開放状態の右側面
図を、図12(C)に閉鎖状態の外観斜視図を、図12
(D)に閉鎖状態の右側面図を、図12(E)には可動
翼片の開閉(振動)状態をそれぞれ示す。図13には、
球詰まり防止を実現する処理をフローチャートで示す。
なお、パチンコ機10の構造等は上記実施の形態1と同
様であるので、異なる点について説明する。また、図1
3に示す処理は、可動翼片98が開放されている状態に
おいて一定周期または不定周期ごとに実行される。
【0029】図12(A)および図12(B)におい
て、開放状態の可動翼片98はソレノイド92が駆動さ
れた状態(ON状態)にある。そのため、ソレノイド9
2が駆動されない状態(OFF状態)になると、可動翼
片98側の伝達軸94が一方向(矢印D6方向)に作動
する。そして、上記伝達軸94が一方向に作動すると、
図12(C)および図12(D)に示すような閉鎖状態
になる。なお、ソレノイド92は作動手段を具体化した
ものである。また、可動翼片98とソレノイド92との
間には、必要に応じて球検出センサ96が設けられてい
る。この球検出センサ96は、複数のパチンコ球がほぼ
同時に電動役物90に入賞しようとして球詰まりが発生
した際における当該パチンコ球を検出する。上記電動役
物90の構成において、球詰まり防止を実現する処理は
図13のようになる。
【0030】図13において、可動翼片98が開放状態
にあるか否かを判別する[ステップS90]。もし、開
放状態でなければ(NO)、球詰まりが発生することは
ほとんどないため、本処理手順を終了する。一方、可動
翼片98が開放状態ならば(YES)、第3所定期間
(例えば15秒間)だけ待機し[ステップS94]、そ
の後に少しだけ可動翼片98を開閉動作する[ステップ
S96]。先に第3所定期間だけ待機するのは、開放状
態になってすぐに球詰まりが発生することがほとんどな
いからである。また、可動翼片98の開閉動作は、図4
に示すCPU210が出力処理回路214を介してソレ
ノイド92に信号を出力することにより、例えば0.5
秒だけソレノイド92を駆動し、その後駆動しないよう
に制御することによって実現される。この開閉状態を図
12(E)に示す。すなわち、可動翼片98は矢印D1
0で示す程度に作動することにより、パチンコ球の球詰
まりを防止する。
【0031】なお、図13に二点鎖線で示す以下の処理
を、任意に選択して実行するようにしてもよい。まず、
第1に、ステップS90の後に上記球検出センサ96に
よってパチンコ球の有無を検出し[ステップS92]、
パチンコ球が検出されたとき(YES)にステップS9
4〜S98を実行するようにしてもよい。一方、パチン
コ球が検出されなかったとき(ステップS92のNO)
には、そのまま本処理手順を終了する。パチンコ球が検
出されなければ、球詰まりが発生することもないからで
ある。次に、第2に、ステップS96における可動翼片
98の開閉動作を所定回数だけ行なったか否かを判別
を、ステップS98の後に行う[ステップS100]。
その所定回数に達しない場合(NO)には、ステップS
92〜S98を繰り返して実行する。こうして、球詰ま
りがなくなるまで可動翼片98の開閉動作が所定回数だ
け行われる。したがって、球詰まりをより効果的に防止
することができる。
【0032】この球詰まり防止処理を実行すれば、可動
翼片98が開放状態になると、少なくとも1回は開閉動
作が行われる。この開閉動作によってパチンコ球の球詰
まりの発生を防止し、パチンコ球を電動役物90に入り
易くする。こうして、パチンコ球(遊技球)が電動役物
90(特定領域)の入賞を阻止される状態を回避する方
向に可動翼片98(可動部材)を開閉あるいは振動(作
動)させる処理を、その可動翼片98の開放状態の一定
周期または不定周期ごとに行う態様が実現される。
【0033】〔他の実施の形態〕上述した弾球遊技機に
おけるその他の部分の構造,形状,大きさ,材質,個
数,配置および作動条件等については、上記実施の形態
に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応
用した次の各形態を実施することもできる。 (1)上記実施の形態では、遊技球(パチンコ球)を一
時的に貯留する貯留部が設けられている回転体と、その
回転体を駆動するモータとを備えている役物(第3種役
物18)に適用したが、これに限らず遊技球を移送する
手段についても同様に適用することができる。すなわ
ち、球噛みや球詰まりが発生する可能性のある役物や入
賞装置の全てについて適用可能である。具体的には、ア
タッカーや入賞装置内部の回転体等である。同様に、可
動部材として回転体(回転体50)や可動翼片(可動翼
片98)に適用したが、往復動する部材や、揺動する部
材等のように弾球遊技機に設けられる任意の可動部材に
も適用することができる。
【0034】(2)上記実施の形態では、特定領域(第
3種始動口60や電動役物90)の入賞について適用し
たが、可動部材を有する他の特定領域(例えばゲート)
の通過や、遊技球の振り分けを行う可動部材についても
同様に適用することができる。こうした他の特定領域で
あっても、上記実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。 (3)入賞センサ54,球検出センサ70,位置検出セ
ンサ80,球検出センサ96等には近接センサを用いる
が、必要に応じてマイクロスイッチや光センサ、あるい
は磁気センサ等を任意に選択して、あるいは選択したセ
ンサを組み合わせて用いてもよい。なお、位置検出セン
サ80に光センサを用いる場合には、光を反射しない非
反射部材で回転体50を形成し、金属片50bに相当す
る位置に光を反射する反射部材を設けることによって実
現できる。
【0035】(4)上記実施の形態では、可動部材(回
転体50,可動翼片98)を直接作動させることによっ
て、遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止される状
態を予防したが、可動部材が備えられている役物や入賞
装置等そのものを振動させるようにしてもよい。この場
合には、こうした役物等に振動手段を設けることによっ
て実現される。 (5)電源を遮断したり、あるいはリセットすると、回
転体50の位置はそのままになるが、予め回転体50の
貯留部50aを所定位置に回転させておいてから弾球遊
技機の電源遮断処理やリセット処理を実行するようにし
てもよい。こうすることによって、電源投入時やリセッ
ト時には回転体50が所定の位置にあるため、図7
(A)に示すようなタイミング調整処理を行う必要がな
くなる。
【0036】(6)実施の形態1において、さらに図1
0に示すような位置検出センサ80や金属片50bを設
ける。こうすれば、回転体50の位置が判別できるの
で、図7(B)に示すような処理を行なってタイミング
調整を行うことができる。すなわち、回転体50が所定
位置に達したときに[ステップS40]、第1所定期間
をタイマー108に設定する[ステップS42]。この
タイミング調整によって、適切な時期に回転体50を一
時的に逆回転させることが可能になる。したがって、球
噛みの発生をより確実に防止することができる。 (7)本発明はパチンコ機10に適用したが、アレンジ
ボール等のように他の弾球遊技機にも同様に適用するこ
とができる。これらの弾球遊技機であっても、上記実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】(8)実施の形態1では球噛みを防止する
ために回転体50を一時的に逆回転させているが、その
他の手段として回転体50を所定位置(望ましくはパチ
ンコ球が球噛みせずに第3種始動口60等の入賞口に入
る位置)で一時的に停止させてもよい。さらには、回転
体50の一時停止と作動とを複数回くりかえしてもよ
い。あるいは、例えば回転体50を一時停止させた後に
逆回転させる等のように、一時停止と逆回転とを任意に
組み合わせてもよい。回転体50を一時的に停止させる
場合、パチンコ球は自重で入賞口に入るので、球噛みが
防止できる。さらには、回転体50を逆回転させる制御
が不要になるので、回転体50の制御が簡単になる。 (9)回転役物を単に装飾効果を高めるために使用する
場合、あるいは回転役物をパチンコ球が飛来しないよう
な位置に設けた場合等のように、その回転役物で球噛み
が発生する可能性が低いときは、第1所定期間を回転体
50の回転周期より長く設定してもよい。こうすること
によって、上記回転役物をスムーズに作動させることが
できる。
【0038】
【他の発明の態様】以上、本発明の実施の形態について
説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載
した発明の態様以外の発明の態様を有するものである。
この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じ
て関連説明を行う。
【0039】〔態様1〕 遊技盤面上に設けられている
可動部材と、その可動部材を作動させる作動手段とを備
えている弾球遊技機において、その作動手段は、所定の
時期に、遊技球の動きを阻止する状態を回避する方向に
可動部材を作動させることを特徴とする弾球遊技機。 〔態様1の関連説明〕 本態様によれば、所定の時期
に、作動手段が遊技球の動きを阻止する状態を回避する
方向に可動部材を作動させる。この可動部材の作動によ
って、遊技球の動きが阻止される状態を未然に防ぐこと
ができる。
【0040】〔態様2〕 遊技球を一時的に貯留する貯
留部が設けられている回転体と、その回転体を駆動する
モータとを備えている役物を有する弾球遊技機におい
て、一定周期または不定周期ごとに、その回転体を逆回
転させ、その後に正回転させるように前記モータを制御
するモータ制御手段を有することを特徴とする弾球遊技
機。 〔態様2の関連説明〕 本態様によれば、回転体を逆回
転させ、その後に正回転させる作動を所定の時期に行
う。この作動によって遊技球は貯留部に確実に入るの
で、球噛みが発生しない。こうして、球噛みの発生を未
然に防止することができる。
【0041】〔態様3〕 態様2に記載の弾球遊技機に
おいて、所定の時期は、一定周期または不定周期ごと、
可動部材が所定位置に達したとき、あるいは遊技球が所
定位置に達したときのうち、いずれか少なくとも一つの
条件が成立する時期であることを特徴とする弾球遊技
機。 〔態様3の関連説明〕 本態様によれば、球噛みが発生
しやすい特定の時期に達したときに、作動手段が回転体
を逆回転させ、その後に正回転させる作動を行う。この
作動によって遊技球は所定位置に達した貯留部に確実に
入るので、球噛みが発生しない。こうして、球噛みの発
生を未然に防止することができる。
【0042】〔態様4〕 態様2または態様3に記載の
弾球遊技機において、そのモータ制御手段は、さらに貯
留部の入口部に遊技球があるときにのみ、その回転体を
逆回転させ、その後に正回転させるように前記モータを
制御することを特徴とする弾球遊技機。 〔態様4の関連説明〕 本態様によれば、回転体を逆回
転させ、その後に正回転させる作動を、さらに貯留部の
入口部に遊技球があるときにのみ行う。こうして、回転
体の作動制御を最小限に抑えながらも、球噛みの発生を
未然に防止することができる。
【0043】〔態様5〕 態様2〜4に記載の弾球遊技
機において、そのモータ制御手段は、さらに貯留部の入
口部に遊技球があるときにのみ、その回転体を逆回転さ
せ、その後に正回転させるように前記モータを制御する
ことを特徴とする弾球遊技機。 〔態様5の関連説明〕 本態様によれば、回転体を逆回
転させ、その後に正回転させる作動を、さらに貯留部の
入口部に遊技球があるときにのみ行う。こうして、回転
体の作動制御を最小限に抑えながらも、球噛みの発生を
未然に防止することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、作動手段は、所定の時
期に遊技球が特定領域の通過または入賞を阻止される状
態を回避する方向に可動部材を作動させる。この可動部
材の作動によって、遊技球が特定領域の通過または入賞
を阻止される状態を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】開放状態の第3種役物を示す図であって、
(A)には正面図を、(B)には一部破断斜視図をそれ
ぞれ示す。
【図3】閉鎖状態の第3種役物を示す図であって、
(A)には正面図を、(B)には一部破断斜視図をそれ
ぞれ示す。
【図4】制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】球噛み防止処理を示すフローチャートである。
【図6】第3種役物における回転体の動きを説明するた
めの断面図であって、(A)には球噛みの状態を、
(B)には球噛みが解除された状態を、(C)にはパチ
ンコ球の搬送状態をそれぞれ示す。
【図7】タイミング調整処理を示すフローチャートであ
って、(A)にはパチンコ球の検出により、(B)には
回転体の位置検出により調整する方法をそれぞれ示す。
【図8】閉鎖状態の第3種役物を示す図であって、
(A)には正面図を、(B)には一部破断斜視図をそれ
ぞれ示す。
【図9】球噛み防止処理を示すフローチャートである。
【図10】第3種役物における回転体の位置検出方法を
説明する図であって、(A)には回転役物の構造を、
(B)には回転体の構造をそれぞれ示す。
【図11】球噛み防止処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】電動役物(いわゆるチューリップ)を示す図
であって、(A)には開放状態の外観斜視図を、(B)
には開放状態の右側面図を、(C)には閉鎖状態の外観
斜視図を、(D)には閉鎖状態の右側面図を、(E)に
は可動翼片の開閉(振動)状態をそれぞれ示す。
【図13】球詰まり防止処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機) 18 第3種役物 20 特定入賞口 36 ゲート 50 回転体(可動部材) 50a 貯留部 50b 金属片 52 可動翼片(可動部材) 54 入賞センサ 56 大入賞口 58 回転役物 60 第3種始動口 62 モータ 64 回転軸 66,92 ソレノイド 68,94 伝達軸 70,96 球検出センサ 80 位置検出センサ 90 電動役物 98 可動翼片(可動部材) 100 メイン制御部 102,202 ROM 104,204 RAM 106,212 入力処理回路 108 タイマー 110,210 CPU 112 表示制御回路 114 表示器 116,206 通信制御回路 118,218 バス 200 枠制御部 214 出力処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が通過または入賞する特定領域に
    設けられている可動部材と、その可動部材を作動させる
    作動手段とを備えている弾球遊技機において、 その作動手段は、所定の時期に、遊技球が特定領域の通
    過または入賞を阻止される状態を回避する方向に可動部
    材を作動させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の弾球遊技機において、 所定の時期は、一定周期または不定周期ごと、遊技球が
    第1所定位置に達したとき、あるいは可動部材が第2所
    定位置に達したときのうち、いずれか少なくとも一つの
    条件が成立する時期であることを特徴とする弾球遊技
    機。
JP10960397A 1997-04-25 1997-04-25 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4403246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10960397A JP4403246B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10960397A JP4403246B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10295891A true JPH10295891A (ja) 1998-11-10
JP4403246B2 JP4403246B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=14514478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10960397A Expired - Fee Related JP4403246B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4403246B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026102A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2010188085A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sammy Corp 球通過ユニットの制御方法
JP2010188084A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sammy Corp 球通過ユニットの制御方法
JP2011115349A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2011115350A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2014064731A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Heiwa Corp 遊技機
JP2020032047A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026102A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2010188085A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sammy Corp 球通過ユニットの制御方法
JP2010188084A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sammy Corp 球通過ユニットの制御方法
JP2011115349A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2011115350A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2014064731A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Heiwa Corp 遊技機
JP2020032047A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4403246B2 (ja) 2010-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4977748B2 (ja) 遊技機
JP2007300999A (ja) 遊技機
JP2005000395A (ja) 遊技機
JP2019170581A (ja) 遊技機
JPH10295891A (ja) 弾球遊技機
JP2007268152A (ja) 遊技機
JP2016019690A (ja) 遊技機
JP2004350851A (ja) 遊技機
JP2002177480A (ja) 遊技機の電源制御装置
JP4150085B2 (ja) パチンコ機
JP2003275448A (ja) 遊技機
JP2000051466A (ja) 遊技機
JP4403365B2 (ja) 遊技機
JP6565143B2 (ja) 遊技機
JP5835855B1 (ja) 遊技機
JP4007535B2 (ja) 遊技機
JP6565144B2 (ja) 遊技機
JP2003135695A (ja) 遊技機および遊技機の製造方法
JP2010115524A (ja) 遊技機
JP2002126316A (ja) 遊技機
JP2000051455A (ja) 遊技機
JP2000051465A (ja) 遊技機
JP2004173776A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、記録媒体
JP6824109B2 (ja) 遊技機
JP2005034220A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040420

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080724

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090715

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091005

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151113

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees