JPH10295795A - 高濃度悪臭気体の脱臭装置 - Google Patents
高濃度悪臭気体の脱臭装置Info
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- JPH10295795A JPH10295795A JP9120261A JP12026197A JPH10295795A JP H10295795 A JPH10295795 A JP H10295795A JP 9120261 A JP9120261 A JP 9120261A JP 12026197 A JP12026197 A JP 12026197A JP H10295795 A JPH10295795 A JP H10295795A
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- tank
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Abstract
した高濃度悪臭気体の脱臭装置を提供する。 【解決手段】 悪臭気体の流入口(11)と排気口(1
2)とを有した一次処理槽(10)と、該一次処理槽
(10)の排気口(12)に連通する流入口(21)と
排気口(22)とを有した二次処理槽(20)とを設け
る。二次処理槽(20)内には、高濃度オゾン水製造装
置(30)で製造したオゾン水を噴霧するノズル(2
3,23,23・・・)を設ける。一次処理槽(10)
内には、上記二次処理槽(20)のドレーン水を噴霧す
るノズル(13,13,13・・・)を設けてなる。
Description
臭装置に関するものである。
ることが提案されている。このオゾン水による脱臭は、
悪臭気体とオゾン水とを気液接触させると、悪臭成分が
オゾン水の強力な酸化力で分解され脱臭できるとされて
いる原理を応用したものである。しかしこのオゾン水噴
霧による脱臭装置は、現実には脱臭効率が想像以上に低
く、実用化されていないという問題点を有している。
問題点に鑑みなされたもので悪臭成分の効果的なオゾン
水分解を可能となした高濃度悪臭気体の脱臭装置を提供
することを課題としたものである。
に本発明は、悪臭気体の流入口11と排気口12とを有
した一次処理槽10と、該一次処理槽10の排気口12
に連通する流入口21と排気口22とを有した二次処理
槽20とを設け、上記二次処理槽20内には、高濃度オ
ゾン水製造装置30で製造したオゾン水を噴霧するノズ
ル23,23,23・・・を設け、一次処理槽10内に
は、上記二次処理槽20のドレーン水を噴霧するノズル
13,13,13・・・を設けてなる技術的手段を講じ
たものである。
気体とオゾン水とが気液接触して悪臭成分がオゾン水の
強力な酸化力で分解され脱臭される作用を呈するのは従
来と同じであるが、この際に、オゾン水は気液接触して
溶存オゾンの相当量が分解しオゾン水のオゾン濃度が低
下する。しかし、この二次処理槽20内のドレーン水中
には多少のオゾンが残存して中濃度乃至低濃度のオゾン
水となっている。
10で噴霧すると、悪臭気体が一次処理された後、上記
二次処理槽20に流入する作用を呈する。
悪臭成分に比べて、気液接触に依る液中への溶解が大き
く、またオゾンと比較的容易に反応する性質を有し、比
較的容易に脱臭できるもので、一次処理槽10では主に
悪臭成分中のアンモニア成分を捕集・分解する作用を呈
する。
を捕集・分化したものを、二次処理槽20でオゾン水と
気液接触させることで、オゾンの有効な反応が行なえる
作用を呈するものである。
の流入口11と排気口12とを有した一次処理槽10
と、該一次処理槽10の排気口12に連通する流入口2
1と排気口22とを有した二次処理槽20とを設け、上
記二次処理槽20内には、高濃度オゾン水製造装置30
で製造したオゾン水を噴霧するノズル23,23,23
・・・を設け、一次処理槽10内には、上記二次処理槽
20のドレーン水を、二次処理槽20のノズル23,2
3,23・・・より細かな水滴として噴霧するノズル1
3,13,13・・・を設けてなる技術的手段を講じた
ものである。
に加え、一次処理槽10のノズル13,13,13・・
・ を二次処理槽20のノズル23,23,23・・・
をより細かな水滴を噴霧するものを使用したので、該一
次処理槽10内での気液接触効率が向上し、アンモニア
成分をオゾン分解すると共に、アンモニア成分の相当量
を噴霧液中に捕集する作用を呈する。
効率は向上するも、細かな水滴がミストとなって気流と
随伴して放出される問題点を生ずるが、本発明では後段
に二次処理槽20を設けたので、一次処理槽10より流
出するミストはこの二次処理槽20で捕集されるという
作用を呈するものである。
の流入口11と排気口12とを有した一次処理槽10
と、該一次処理槽10の排気口12に連通する流入口2
1と排気口22とを有した二次処理槽20とを設け、上
記二次処理槽20内には、高濃度オゾン水製造装置30
で製造したオゾン水を噴霧するノズル23,23,23
・・・を設け、一次処理槽10内には、上記二次処理槽
20のドレーン水を、二次処理槽20のノズル23,2
3,23・・・より細かな水滴として噴霧するノズル1
3,13,13・・・を設け、上記一次処理槽10の排
気口12を二次処理槽20の両排気口22より流路総断
面積を小さく設定し、一次処理槽10内を流過する気体
の流速が二次処理槽20を流過する流速より速くなるよ
うになし、また、二次処理槽20のノズル23,23,
23・・・の下流側で排気口22より上流側にミストキ
ャッチャー24を設けてなる技術的手段を講じたもので
ある。
えて、一次処理槽10内を流過する気体の流速が二次処
理槽20を流過する流速より速くなるように設定してい
るので、一次処理槽10内の細かい水滴の一部は気流に
乗って二次処理槽20内に流入する割合が増えるが、こ
の際に液滴中に捕集した悪臭成分をオゾンで酸化する反
応時間を長く得る作用を呈する。
めると、ミストが二次処理槽20でも捕集できないこと
も生ずるおそれがあるが、本発明ではミストキャッチャ
ー24を設けたので、ミストの系外流出を防ぐ作用を呈
するものである。
付図面にしたがって説明する。図中、10が一次処理
槽、20が二次処理槽20である。該一次処理槽10は
悪臭気体の流入口11と排気口12とを有し、流入口1
1より一次処理槽10内に流入した悪臭気体は排気口1
2より流出するようになしてある。
口21と排気口22とを有してなり、流入口21より二
次処理槽20内に流入した悪臭気体は排気口22より流
出するようになしてあるが、この流入口21は前記一次
処理槽10の排気口12と連結され、一次処理槽10内
を流過した悪臭気体が二次処理槽20内を流過するよう
になしてある。
0とは共に一端側に流入口11,21を他端側に排気口
12,22を設けるのは無論であるが、本実施態様で
は、一次処理槽10の下端に流入口11を上端に排気口
12を設け、二次処理槽20は流入口21と排気口22
を共に上部に設けて、流入口21より流入した気流は仕
切り板25で仕切られた流路25aを通って二次処理槽
20内の下部にまで案内されて二次処理槽20内を上昇
して流出口22より流出するようになしてある。
0とは、耐オゾン水性を有することが必要で、ステンレ
ス等で製造されるが、塩化ビニール塗装を内面に塗布し
て耐オゾン水性を持たせたものを使用しても無論差し支
えない。
度オゾン水製造装置30で製造したオゾン水を噴霧する
ノズル23,23,23・・・を設けてある。
電式オゾナイザーで製造したオゾン気体を用水に曝気す
るものが使用できるが、この方式は常温の用水で高濃度
(10ppm以上)のオゾン水を得ようとすると、オゾ
ナイザーが非常に大型化してしまうので、本実施態様で
は水を電解して直接オゾン水を得るものを使用した。
は無論であるが、激しい電気分解では発生する酸素の一
部がオゾンとなることが知られており、最近は電気分解
の電極材質にこのオゾン発生効率を高める触媒機能があ
るものが見出されている。そこで、固体電解質膜を挟ん
で白金(Pt)または金(Au)等の電極で電気分解を
すると、オゾンが多量に発生し常温の水で10〜15p
pmの高濃度オゾン水が容易に得られるものであった。
で製造されたオゾン水は必要に応じてポンプP2で圧送
し、ノズル23,23,23・・・より噴霧されるよう
になしてある。このノズル23,23,23・・・は従
来の気液接触装置として公知なシャワーリングタワーと
同じで、必要個数のノズル23,23,23・・・を適
宜場所に配すればよいものである、
処理槽20のドレーン水を噴霧するノズル13,13,
13・・・を設けてなる。すなわち、二次処理槽20内
で噴霧したオゾン水は当然該二次処理槽20内の下部に
ドレーンとして溜る。そして、従来はこのドレーンを排
水として処理していたが、本発明では、このドレーン水
を一次処理水として再利用するようになしてある。
ン抜き口26を設け、このドレーン抜き口26とノズル
13,13,13・・・とをポンプP1を介して連結し
て、ドレーンが一次処理槽10内に噴霧されるようにな
してある。
頻度を向上するには、一つの処理槽を大型化して流過す
る気体が液体と接触できる距離を大きくする方法と、処
理槽を多段式に設ける方法とがあり、本発明は無論後者
の多段式であるが、単なる多段式では気液接触頻度は向
上するも、なお脱臭効率を向上することには満足できな
いものであった。
を要するもので、必要最低限のオゾン水で脱臭するのが
望まれるもので、オゾン酸化で分解脱臭する必要性を有
した臭気成分に的を絞って反応させ、比較的高価なオゾ
ン水を必要以外の反応に浪費しないようになすことが必
要である。
ンモニア成分を捕集・分解し、残った臭気成分を二次処
理槽20で酸化分解することで脱臭効率の向上をはかっ
ているものである。
流入口11と排気口12とを有した一次処理槽10と、
該一次処理槽10の排気口12に連通する流入口21と
排気口22とを有した二次処理槽20とを設け、上記二
次処理槽20内には、高濃度オゾン水製造装置30で製
造したオゾン水を噴霧するノズル23,23,23・・
・を設け、一次処理槽10内には上記二次処理槽20の
ドレーン水を噴霧するノズル13,13,13・・・を
設けてなるのは「請求項1」と同じである。
のノズル13,13,13・・・は、二次処理槽20の
ノズル23,23,23・・・より細かな水滴として噴
霧するものを使用している。
むこと、低濃度のオゾン水で分解可能なこと、さらに
は、高濃度オゾン水は細かなオゾン水滴として噴霧する
と機械的なエネルギーでオゾンが分解する量が多いが低
濃度オゾン水ではこの分解が少ないことから、一次処理
槽10では水滴を小さくして気液接触頻度を増したとこ
ろ、この一次処理槽10でほぼ完全なアンモニア成分の
捕集・分解を達成できたものである。
霧水滴を小さくするものを使用すればよいが、その他
に、ドレーン水と共に気体を噴射して霧化する二流体ノ
ズルを使用したり、噴射口近くに衝突板を設けて噴射水
滴を再分断する超音波ノズル等を使用することも可能で
ある。
流入口11と排気口12とを有した一次処理槽10と、
該一次処理槽10の排気口12に連通する流入口21と
排気口22とを有した二次処理槽20とを設け、上記二
次処理槽20内には、高濃度オゾン水製造装置30で製
造したオゾン水を噴霧するノズル23,23,23・・
・を設け、一次処理槽10内には、上記二次処理槽20
のドレーン水を、二次処理槽20のノズル23,23,
23・・・より細かな水滴として噴霧するノズル13,
13,13・・・を設けてあるのは「請求項2」と同じ
である。
排気口12を二次処理槽20の両排気口22より流路総
断面積を小さく設定し、一次処理槽10内を流過する気
体の流速が二次処理槽20を流過する流速より速くなる
ようになし、また、二次処理槽20のノズル23,2
3,23・・・の下流側で排気口22より上流側にミス
トキャッチャー24を設けてなる。
の速度は遅くするのがこの種気液接触装置の常套手段で
あるが、本発明では敢えて流速を高めている。噴霧液滴
が小さく流過する気流の速度が速いと、液滴の一部は気
流に随伴して一次処理槽10の排気口12より流出して
しまう。この、液滴を大気中に放出してしまうと脱臭効
率が低いことになるが、本発明では一次処理槽10でア
ンモニア成分を捕集した水滴をただちにドレーンとして
落下せず、二次処理槽20内にまで浮遊させてオゾン酸
化に必要な反応時間を確保すると共に、更なる気液接触
の頻度を向上させている。
槽10内にドレーンとして滞留していても、上記オゾン
酸化の反応時間を得られることになるが、ドレーンとし
て液滴が集合すると、オゾン濃度が高くない場合はほと
んどオゾン酸化は期待できず、微小な単位でオゾン酸化
する方が効率的となるものである。
な液滴は、この二次処理槽20内で液液接触して捕集さ
れることになるが、一部は気流に随伴して系外に流出す
ることもある。そこで、本発明はこの液滴を系外に出さ
ないようにミストキャッチャー24を設けている。この
ミストキャッチャー24は図示実施態様では網を複数枚
重ねたものを使用しているが、その他従来公知なものを
使用してもよいのは無論である。
ーン排出口、31は水供給口を示すものである。
0でアンモニア成分を捕集・分解して、残りの臭気成分
を二次処理槽20で分解するようになしたので効率的な
高濃度悪臭気体の脱臭装置を提供できるものである。
処理槽10の噴霧液滴に使用したため、経済的であると
共に、オゾン水を再噴霧して反応させるので一次処理槽
10のドレーンにはほとんどオゾンが溶存しないように
なすことができ、直接排水することもできる高濃度悪臭
気体の脱臭装置を提供できるものである。
10で細かな液滴を噴霧するようになしたので、より効
果的にアンモニア成分の捕集・分解ができ、より効率的
な高濃度悪臭気体の脱臭装置を提供できるものである。
槽10での気流の流過速度を速めたので、微小な液滴と
気体との接触場所を二次処理槽20内まで一部範囲拡大
し、より効率的な高濃度悪臭気体の脱臭装置を提供でき
るものである。
を示す縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 悪臭気体の流入口(11)と排気口(1
2)とを有した一次処理槽(10)と、該一次処理槽
(10)の排気口(12)に連通する流入口(21)と
排気口(22)とを有した二次処理槽(20)とを設
け、 上記二次処理槽(20)内には、高濃度オゾン水製造装
置(30)で製造したオゾン水を噴霧するノズル(2
3,23,23・・・)を設け、 一次処理槽(10)内には、上記二次処理槽(20)の
ドレーン水を噴霧するノズル(13,13,13・・
・)を設けてなる高濃度悪臭気体の脱臭装置。 - 【請求項2】 悪臭気体の流入口(11)と排気口(1
2)とを有した一次処理槽(10)と、該一次処理槽
(10)の排気口(12)に連通する流入口(21)と
排気口(22)とを有した二次処理槽(20)とを設
け、 上記二次処理槽(20)内には、高濃度オゾン水製造装
置(30)で製造したオゾン水を噴霧するノズル(2
3,23,23・・・)を設け、 一次処理槽(10)内には、上記二次処理槽(20)の
ドレーン水を、二次処理槽(20)のノズル(23,2
3,23・・・)より細かな水滴として噴霧するノズル
(13,13,13・・・)を設けてなる高濃度悪臭気
体の脱臭装置。 - 【請求項3】 悪臭気体の流入口(11)と排気口(1
2)とを有した一次処理槽(10)と、該一次処理槽
(10)の排気口(12)に連通する流入口(21)と
排気口(22)とを有した二次処理槽(20)とを設
け、 上記二次処理槽(20)内には、高濃度オゾン水製造装
置(30)で製造したオゾン水を噴霧するノズル(2
3,23,23・・・)を設け、 一次処理槽(10)内には、上記二次処理槽(20)の
ドレーン水を、二次処理槽(20)のノズル(23,2
3,23・・・)より細かな水滴として噴霧するノズル
(13,13,13・・・)を設け、 上記一次処理槽(10)の排気口(12)を二次処理槽
(20)の流入口(21)及び排気口(22)より夫々
流路総断面積を小さく設定し、一次処理槽(10)内を
流過する気体の流速が二次処理槽(20)を流過する流
速より速くなるようになし、また、二次処理槽(20)
のノズル(23,23,23・・・)の下流側で排気口
(22)より上流側にミストキャッチャー(24)を設
けてなる高濃度悪臭気体の脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120261A JPH10295795A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 高濃度悪臭気体の脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120261A JPH10295795A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 高濃度悪臭気体の脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10295795A true JPH10295795A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14781837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9120261A Pending JPH10295795A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 高濃度悪臭気体の脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10295795A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100777656B1 (ko) | 2007-06-12 | 2007-11-28 | 주식회사 에스케이디 하이테크 | 분무효율이 우수한 악취제거장치 |
JP2011092820A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Nrs Corp | 臭気性ガスが残存しているタンク内部の脱臭方法 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP9120261A patent/JPH10295795A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100777656B1 (ko) | 2007-06-12 | 2007-11-28 | 주식회사 에스케이디 하이테크 | 분무효율이 우수한 악취제거장치 |
JP2011092820A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Nrs Corp | 臭気性ガスが残存しているタンク内部の脱臭方法 |
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