JPH10295117A - 乗用型田植機に装備の施肥装置 - Google Patents

乗用型田植機に装備の施肥装置

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JPH10295117A
JPH10295117A JP12317897A JP12317897A JPH10295117A JP H10295117 A JPH10295117 A JP H10295117A JP 12317897 A JP12317897 A JP 12317897A JP 12317897 A JP12317897 A JP 12317897A JP H10295117 A JPH10295117 A JP H10295117A
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JP
Japan
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fertilizer
feeding
shaft
raised
vehicle body
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Pending
Application number
JP12317897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Shiozaki
塩崎  孝秀
Shigetoshi Ishioka
成利 石岡
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗用型田植機に装備される施肥機の肥料繰出
し部分を昇降作動可能にして肥料の残量を簡単に取り出
すことを目的とする。 【解決手段】 乗用型田植機に装備される施肥機の肥料
繰出し部分をダンパ−機構等の上昇機構を介して上側に
ワンタッチ操作で上昇させて所定位置で自動的に係止し
て上昇を固定する装置及び繰出機構の伝動を断続させる
クラッチを肥料繰出装置のケ−ス外部に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、田植機における
施肥装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、走行車体の操縦座席の後方側に、田
植装置の苗載置台を一定の間隔を配して装備し、この間
隔内に走行車体側に取り付けられた施肥繰出搬送施肥部
を手動により昇降作動可能に構成した乗用型田植機に装
備の施肥装置は公知であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のものは、施
肥繰出搬送施肥部の繰出ケ−スの前側に施肥ロ−ル装備
内に溜った残留肥料を取り出す肥料取り出し口が構成さ
れるが、この肥料取り出し口からの肥料を手動で取り出
す場合、操縦座席が邪魔になることが多かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、左
右一対の操舵用駆動前輪2,2と左右一対の駆動後輪
3,3とを備え、エンジン4を装備ならしめて前記前輪
2と後輪3を駆動するトラクタ−型走行車体1の左右中
央前部位置に操縦枠13を立設して操縦ハンドル14を
設け、その後方車体上部に操縦座席15を設けて車体上
面には搭乗フロア11を張設した走行車輌の後部に昇降
リンク機構18を介して苗載置台23と当該苗載置台か
ら苗を分離係合して下部側に装着の整地フロ−ト25で
整地した圃場面に苗を植付ける苗植付装置24を備えた
田植装置21を装着し、この田植装置21の苗植付装置
24へ苗を供給する苗載置台23が側面視で前側が上位
になる傾斜姿勢に構成し、前記操縦座席15と前記苗載
置台23の前端側との間に適宜な前後方向の空間(イ)
を配備し、この空間部分に施肥装置26の肥料ホッパ−
27とその下部に一体型の肥料繰出装置28と繰り出さ
れた肥料を空気搬送する搬送装置部とを設け、このホッ
パ−を含む繰出搬送施肥部を上下方向のガイド部材を介
して上下動可能に構成し、少なくとも上昇作動機構54
を前記車体側部材と繰出搬送施肥部の部材間に介在して
自動上昇可能となし、前記上昇作動機構54をワンタッ
チ操作部材により少なくとも前記繰出搬送肥料部の肥料
繰出内の肥料を前方側へ取り出す肥料残量取出口(ハ)
が前記操縦座席15の座部15aの高さよりも上位にな
る位置まで上昇ならしめることを特徴とする乗用型田植
機に装備の施肥装置である。
【0005】
【実施例】この発明の一例を野菜移植機の図面に基づき
詳細に説明する。1はトラクタ−型の走行車体である。
2は左右一対の操舵用駆動前輪である。3は左右一対の
駆動後輪である。
【0006】4はエンジンで、実施例では車体1の前後
中間部の車体フレ−ム5に搭載されている。6はフロン
トミッションケ−スである。7はリヤ−フレ−ムで、前
記車体フレ−ム5の後端側に左右中心部をロ−リング軸
で支持させて左右天秤状に回動されている。8は左右一
対の後輪伝動ケ−スで、前記リヤ−フレ−ム7の左右端
に取り付けられ、この後輪伝動ケ−スの入力軸が前側に
突出し前記フロントミッションケ−ス6側から左右格別
に入力される。9は伝動軸である。
【0007】10は後輪駆動軸で、後輪伝動ケ−ス8の
外側に突出し前記後輪3が駆動される構成になってい
る。11は車体1に張設された搭乗フロアであり、合成
樹脂材で出来ており、エンジン4の上側を覆うカバ−1
2が一体的に形成されている。13は操縦枠で、走行車
体の左右中央前部位置に立設構成されている。
【0008】14は操縦ハンドルで、前記操縦枠13の
上部にハンドル支軸を介して設けられている。15は操
縦座席で、前記エンジンカバ−12の上部に設けられ、
その座部15aの後側に背凭15bが立設し、該背凭1
5bは前側へ倒れて折り畳める構成である。
【0009】16は予備苗載置台で、車体1の前側左右
に上下数段に形成されている。17は車体フレ−ム5に
左右一対形成された支柱であり、この支柱の断面は筒状
になっており実施例では四角筒になっている。18は昇
降リンク機構で、上リンク19aと下リンク19bの基
端部が前記支柱17の下側位置に枢着され、両リンクの
自由端部である後端が縦リンク19cで枢結されて平行
リック状態に構成され、上リンク19aが油圧装置20
で上下作動される構成になっている。
【0010】21は田植装置で、前記縦リンク19cに
ロ−リング自在に前側左右中央部が支持された植付伝動
ケ−ス22に、苗載置台23と当該苗載置台23から苗
を分離係合して下部側の圃場に植付ける苗植付装置24
を装着し、下部側には圃場表土面上を滑走して整地する
中央部整地フロ−ト25a,側部整地フロ−ト25bを
装備している。
【0011】この田植装置21の苗植付装置24へ苗を
供給する苗載置台23が側面視で前側が上位になる傾斜
姿勢に構成し、前記操縦座席15と前記苗載置台23の
前端側との間に適宜な前後方向の空間(イ)を構成して
いる。26は施肥装置で、粒状肥料を収納するホッパ−
27とこのホッパ−27の下位に一体的に設けた肥料繰
出装置28と繰り出された肥料を空気搬送する搬送パイ
プ29と搬送されは粒状肥料を圃場面下に排出するため
の作溝器30等からなり、このうち作溝器30は前記整
地フロ−ト25に装着されている。また、搬送パイプ2
9は可撓性の樹脂パイプで自由に屈曲できるものであ
る。
【0012】311は送風機で、モ−タ312で回転さ
れている。313は空気吸入筒である。34は空気溜器
で、図例では左右方向に延びる筒状器に構成され、この
筒状器34が施肥機のフレ−ムを構成している。そして
前記送風機311からこの空気溜器34中へ空気が吹き
込まれ、この内部が空気で高圧に保持されている。この
空気溜器34にはブラケットを介して肥料繰出装置28
が取り付けられ、この空気溜器34に空気吹き込み管3
5が導通されると共に、空気吹き出し管36が施肥条数
と同一個だけ連通されている。そして、この空気吹き出
し管36内に前記肥料繰出装置28から繰り出された肥
料が投入され、肥料が該空気吹き出し管36から搬送パ
イプ129を経て作溝器130に至るよう構成され、こ
の空気溜器34にそれぞれの施肥装置部材が一体状にな
るよう構成されている。
【0013】肥料繰出装置28の概要を詳述すると、第
4図及び第5図で示した通り、ホッパ−27の下側に肥
料繰出部のケ−ス28aが取り付けられ、このケ−ス2
8a内に雄型突起29aを有した繰出ロ−ル29と雌型
溝30aを周面に穿った繰出ロ−ル30を一部左右側か
ら係合した状態にして駆動軸31にネジ部(ロ)を設け
たネジ筒軸32を介して架設ならしめている。そして、
このネジ部(ロ)に螺合した繰出量調節歯車33を設
け、この歯車33と前記繰出ロ−ル29とを回転方向で
は自由遊嵌であって左右方向に係合するよう連動し、該
歯車33を回転して繰出ロ−ル29を左右方向に移動さ
せることにより、前記雄型突起29aと雌型溝30aと
の左右方向の係合寸法を変更して肥料の繰出量を調節可
能に構成している。314,315はシ−ル体で、前記
繰出ロ−ル29,30の外周部を取り巻いた壁体であ
り、ホッパ−27から供給される肥料が無闇に外側方へ
逃げないように構成したものである。316は別のシ−
ル体である。
【0014】37は前記空気溜器34と搬送パイプ12
9とを連繋して繰り出された肥料をパイプ129へ移送
する連繋器であり、前記肥料繰出部のケ−ス28aに取
り付けられている。上述の構成からなる肥料繰出部のケ
−ス28aが前記駆動軸31の軸心方向に複数個所定の
間隔tで配設されており、このケ−ス28aと隣合うケ
−ス28aとの間にクラッチ機構38を設け、各ケ−ス
内の繰出装置への伝動を「入」、「切」可能に構成して
いる。尚、前記駆動軸31は各繰出部のケ−ス28a毎
に分離されて隣合する軸31,31・・は独立した接合
状態にある。そしてこの隣合する軸端にそれぞれクラッ
チ従動歯車39,40を軸周上で該軸31とは係合状態
で左右移動可能に取付け、クラッチスプリング41で外
端側へ付勢し、歯車39,40が互いに接合した状態に
保持されるよう構成している。そして、この両歯車3
9,40に駆動歯車42を共に噛み合わせている。43
は原動軸で走行車体1側の伝動軸44から一組みのベベ
ルギヤ45を介して駆動される伸縮自在なスプライン縦
軸46及び一組みのベベルギヤ47を経て駆動されるよ
う構成されている。48はクラッチレバ−で、前記ケ−
ス28aに偏心クラッチピン49を有する軸50を回動
自在に嵌合して、この軸に一体に取り付けられ該ピン4
9が前記歯車39,40のシフタ−溝に係合する構成と
なし、クラッチレバ−48で駆動歯車42と格別の歯車
39,40との噛み合いを外せるよう構成して駆動軸3
1の回転を停止できるようにしている。
【0015】51はロ−ルの外周から肥料が勝手に流れ
落ちないようにするブラシである。52は肥料がケ−ス
28a内に残っているのを取り出す取出樋で、ケ−ス2
8aの前面側に取出口(ハ)を穿ち、これを常時は蓋
し、取出時には仮想線で示したように回動開放して残留
肥料が外に流れ落ちるように構成している。次ぎに、ホ
ッパ−を含む施肥装置側の昇降装置について詳述する。
【0016】前記フレ−ムを兼ねた空気溜器34には、
前記車体1側の筒状支柱17に上部から嵌入するガイド
脚53を設け、ホッパ−27を含む施肥装置側が縦方向
に上下動自在になっている。そして、支柱17と空気溜
器34との間に上昇付勢用のダンパ−54を設けて、常
時前記施肥装置側が上昇付勢されるよう構成されてい
る。この施肥装置側を下方位置に係止設定する構造は、
前記空気溜器34側に金具を介し実質的に取り付けられ
た左右所定間隔に離したメタル55a,55bに操作レ
バ−56a,56bが左右両端に取り付けられる軸57
を貫通させ、レバ−56で軸57を自由に回動可能に構
成する。そして、この軸57には下降係止ア−ム58
a,58bを固着したメタル59a,59bを嵌合し、
該軸57とメタル59との間にキ−60を設けると共
に、このキ−60が係合するメタル59側に前記軸57
がメタル59側の自由回動を許す融通部(ニ)としてキ
−溝幅を穿った構成とする。前記下降係止ア−ム58
a,58bには、前記支柱17,17間を連結する係止
軸61に係合する凹部(ホ)を穿ち、コイルスプリング
62で該ア−ム58a,58bの凹部(ホ)が係止軸6
1に係合する側に付勢している。即ち、レバ−56で軸
57を回動してメタル59と一体の下降係止ア−ム58
を回動させ、係止軸61からア−ム58の凹部(ホ)を
外す場合には、キ−60が融通部(ニ)の間だけ空回り
してから軸57が強制的に回動されて係止状態が解かれ
ることになり、この係止状態が解かれるとダンパ−54
で施肥機側が上昇されるように構成されている。63は
メタル55と空気溜器34とを固着する金具を示す。
【0017】64は施肥機側が一定高さ以上に上昇する
のを止める上昇係止ア−ムで、前記軸57に嵌合するメ
タル59cに上端側が取り付けられており、下方へ長く
延びている。そして、この下端側に前記係止軸61に係
合する凹部(ヘ)を穿つと共にスプリング65で軸61
に凹部(ヘ)が係止される方向へ付勢ならしめている。
尚、このメタル59cと前記軸57との間はキ−66が
設けられ、このキ−66に隣接して前述の軸57とメタ
ル59a,59bとの間に形成した融通部(ニ)とは逆
方向に融通部(ト)を構成している。即ち、スプリング
65により係止軸61に常時上昇係止ア−ム64が摺接
する構成になっていて、ダンパ−54で施肥機側が上昇
されるとき、凹部(ヘ)が確実に係止軸61に係合して
その上昇が止められるようになっている。そして、施肥
機側が係止軸61と凹部(ヘ)との係合で上昇が停止さ
れるとき、前記肥料繰出装置のケ−ス28aに設けた肥
料取出口(ハ)が操縦座席15の座部15aよりも高い
位置になって係止され、肥料取り出し用の取出樋52が
難なく前方側に開放できるように設定している。
【0018】67はリヤ−ステップで、施肥装置の下側
で車体側に取り付けられており、このステップ67は、
車体側のフロア11に一体的に固着される左右中央部の
固定ステップ部67aと、その左右両側に着脱自在な取
外しステップ部67b,67cとからなり、固定ステッ
プ部67a側に固定の取付金具69に係止具68で簡単
に着脱自在になっている。このように分割式のリヤ−ス
テップ67にすることにより、施肥機側を上昇して該左
右側のステップ67b,67cを取り外すと該ステップ
67の下部側に位置する各種伝動機構のメンテが極めて
容易になる。
【0019】70は畦クラッチレバ−で、前記各繰出ロ
−ルの駆動軸31を回転駆動する歯車39,40に噛み
合う駆動歯車42を移動させて噛み合いを外し、施肥繰
出装置の一部駆動を停止するものであり、71がそのシ
フタ−を示している。そして、このクラッチレバ−70
と図示省略の該停止させる施肥繰出装置に対応する植付
装置及び同じく対応する苗載置台23の苗供給ベルトの
駆動クラッチとを連動ワイヤ−72で連繋し、畦クラッ
チレバ−70で施肥繰出装置の任意な一装置を停止する
ときは、これに対応する苗植付けが停止されるようにな
っている。
【0020】前述の中央部整地フロ−ト25a,側部整
地フロ−ト25bについて説明すると、何れも後部側が
植付伝動ケ−ス22側に植付深さ調節ア−ム73を介し
て横軸周りに回動自在に枢着され、前部側が自由に上下
動できるようになっている。そして、この中央部整地フ
ロ−ト25aの前側の上下動で油圧装置20の切換弁7
4を自動的に切り換えて田植機21側が水田深さに応じ
て昇降制御されるよう構成されている。即ち、水田が深
いときはフロ−ト25aの前側が水田表面で押し上げら
れるから、ことときは切換弁74を切り換えて田植機2
1側を上昇させ、逆に浅いときは、フロ−ト25aの前
側が下動するから、ことときは切換弁74を前記とは逆
に切り換えて田植機21側を下降させるように構成して
いる。この中央部整地フロ−ト25aは左右幅が広く形
成されて水田表土面に確実に摺接し正確に水田深さに追
随して前部が上下動されるようになっている。また、整
地性能も良好になり植付精度が向上する。
【0021】作用について説明すると、苗植付け作業中
は施肥機側を下降させて係止軸61にア−ム58の凹部
(ホ)を係止し、下降位置を保持して作業を行なう。即
ち、田植作業と共に駆動軸31を駆動してホッパ−27
内の粒状肥料を繰出ロ−ルで繰出し送風機311で空気
溜器34に空気を吹き込んでその空気圧で繰り出された
肥料を搬送パイプ129を通して作溝器130で作溝さ
れた圃場溝内へ肥料を放出する。このようにして田植作
業と同時に施肥作業が行なわれるが、田植作業を終わっ
た状態では、施肥装置のホッパ−27内及び肥料繰出ケ
−ス28内には肥料が残ることになる。
【0022】この残量肥料を取り出すには、ケ−ス28
の前側に位置する取出樋52を開けて取出口(ハ)から
内部の肥料をとりだす。このとき、施肥機側を上昇させ
ないと取出樋52から流れ落ちる肥料を受ける器をすけ
ることができない。そこで、施肥機側を上昇させるに
は、操作レバ−56a,56bを押さえる方向に回動す
る。するとア−ム58a,58bがスプリング62に抗
して回動し、係止軸61からア−ムの凹部(ホ)が外
れ、ダンパ−54により施肥機側が上昇する。そして、
この上昇時においてア−ム64が係止軸61に沿って摺
動するからこのア−ム64の凹部(ヘ)に係止軸61が
確実に係止されて上昇停止が行なわれる。即ち、キ−6
6の融通部(ト)のために常時係止軸61にア−ム64
が摺接した状態を保持できる。
【0023】次ぎに、再び作業を開始する状態にするに
は、施肥機側を手動で強制的に押し下げると自動的にス
プリング65に抗してア−ム64が係止軸61から逃げ
るように回動して凹部(ヘ)から外れ、簡単に施肥機側
が押し下げられる。そして、今度はア−ム58a,58
bの下端に係止軸61が突き当たり、このとき融通部
(ニ)のためにスプリング62に抗してア−ム58a,
58bが逃げ、該ア−ム58の凹部(ホ)に係止軸61
が係合する。したがって、この係止時点で施肥機側の強
制下降を止めても最早施肥機側が上昇されることはな
い。
【0024】このように極く簡単に施肥機側の上昇、下
降をすることができる。また、肥料繰出装置のクラッチ
機構を繰出ケ−ス28aの外部に設けることにより、該
クラッチ部に肥料が付着するようなことが無くなり確実
なクラッチ作動が行なわれる。
【0025】
【発明の作用効果】この発明によれば、ワンタッチで施
肥機側が上昇でき、この上昇位置では肥料繰出装置内に
残る肥料を簡単に抜き取ることができる。そして、この
施肥機側は上昇して所定高さになると自動的にその上昇
が停止される。下降する場合には単に、施肥機側を手動
でダンパ−機構の力に抗して押さえ、下降させると自動
的にその下降状態にセットすることができる。
【0026】また、肥料の繰出装置のクラッチ機構が、
繰出ケ−スの外に露出する形態にしたから肥料がクラッ
チ機構に付着せず正確にクラッチを作動させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】平面図
【図3】要部の側断面図
【図4】要部の側断面図
【図5】要部背断面図
【図6】要部の背面図
【図7】要部背面図
【図8】要部の側断面図
【図9】要部の側断面図
【図10】要部の側断面図
【図11】要部の側断面図
【図12】要部の平面図
【図13】要部の側面図
【図14】要部の平面図
【符号の説明】
1 走行車体 2 操舵用駆動前輪 3 駆動後輪 4 エンジン 11 搭乗フロア 13 操縦枠 14 操縦ハンドル 15 操縦座席15 18 昇降リンク機構 21 田植装置 23 苗載置台 24 苗植付装置 25 整地フロ−ト 26 施肥装置 27 ホッパ− 28 肥料繰出装置 28a ケ−ス 29 繰出ロ−ル 30 繰出ロ−ル 38 クラッチ機構 54 上昇作動機構(ダンパ−) 56 操作レバ− 57 軸 58 係止ア−ム 59 メタル 61 係止軸 62 スプリング 314 シ−ル体 315 シ−ル体 イ 空間 ハ 肥料残量取出口 ホ 係合凹部 ニ 融通部
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【実施例】この発明の一例を図面に基づき詳細に説明す
る。1はトラクタ−型の走行車体である。2は左右一対
の操舵用駆動前輪である。3は左右一対の駆動後輪であ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の操舵用駆動前輪2,2と左右
    一対の駆動後輪3,3とを備え、エンジン4を装備なら
    しめて前記前輪2と後輪3を駆動するトラクタ−型走行
    車体1の左右中央前部位置に操縦枠13を立設して操縦
    ハンドル14を設け、その後方車体上部に操縦座席15
    を設けて車体上面には搭乗フロア11を張設した走行車
    輌の後部に昇降リンク機構18を介して苗載置台23と
    当該苗載置台から苗を分離係合して下部側に装着の整地
    フロ−ト25で整地した圃場面に苗を植付ける苗植付装
    置24を備えた田植装置21を装着し、この田植装置2
    1の苗植付装置24へ苗を供給する苗載置台23が側面
    視で前側が上位になる傾斜姿勢に構成し、前記操縦座席
    15と前記苗載置台23の前端側との間に適宜な前後方
    向の空間(イ)を配備し、この空間部分に施肥装置26
    の肥料ホッパ−27とその下部に一体型の肥料繰出装置
    28と繰り出された肥料を空気搬送する搬送装置部とを
    設け、このホッパ−を含む繰出搬送施肥部を上下方向の
    ガイド部材を介して上下動可能に構成し、少なくとも上
    昇作動機構54を前記車体側部材と繰出搬送施肥部の部
    材間に介在して自動上昇可能となし、前記上昇作動機構
    54をワンタッチ操作部材により少なくとも前記繰出搬
    送肥料部の肥料繰出内の肥料を前方側へ取り出す肥料残
    量取出口(ハ)が前記操縦座席15の座部15aの高さ
    よりも上位になる位置まで上昇ならしめることを特徴と
    する乗用型田植機に装備の施肥装置。
  2. 【請求項2】 上昇作動機構がダンパ−機構54で構成
    され、その下降位置での上昇制限セット部材と上昇時の
    一定高さ位置セット用ストッパ−とを備え、この上昇制
    限セット部材と一定高さ位置セット用ストッパ−とをワ
    ンタッチ操作部材でセット状態とセット解除状態とに切
    換可能にしてなる特許請求範囲第1項記載の乗用型田植
    機に装備の施肥装置。
  3. 【請求項3】 繰出搬送施肥部の下降をダンパ−機構5
    4に抗して手動で下降し、その下降位置係止を走行車体
    側に取り付けた係止軸61に係合する係合凹部(ホ)を
    有する繰出搬送施肥部側にスップリング62で前記係止
    軸側へ付勢するよう取り付けた係止ア−ム58で構成
    し、繰出搬送施肥部をダンパ−機構で上昇し、その上昇
    位置係止を走行車体側に取り付けた係止軸61に係合す
    る係合凹部(ホ)を有する繰出搬送施肥部側にスップリ
    ング62で前記係止軸側へ付勢するよう取り付けた上昇
    防止用の係止ア−ム58で構成し、前記係止ア−ム58
    を手動レバ−56でスプリング62に抗して回動して係
    合状態を解除可能に構成してなる特許請求範囲第2項記
    載の乗用型田植機に装備の施肥装置。
  4. 【請求項4】 操作レバ−56で回動可能な軸57と、
    該軸57に嵌合されていいてア−ム58を取り付けたメ
    タル59a,59bとの間を融通部(ニ)を有する係止
    部材で係合し、ア−ム58が融通部(ニ)で逃げながら
    軸57に係止可能とした特許請求範囲第3項記載の乗用
    型田植機に装備の施肥装置。
  5. 【請求項5】 施肥繰出装置の繰出ロ−ル29,30を
    挿通支架して適宜軸受けされた支軸31を回転、停止切
    換えのクラッチ機構38を介して構成し、上部の肥料ホ
    ッパ−内から流れ込む粒状肥料の供給口の軸方向幅より
    広い間隔で前記繰出ロ−ルの繰出溝を形成しない部分に
    肥料が左右外方向へ流出するのを防止するシ−ル体31
    4,315を設け、このシ−ル体よりも外側において施
    肥繰出装置のケ−ス28aの幅を構成し、このケ−ス幅
    よりも外側に露出形態で前記クラッチ機構38を配置し
    てなる特許請求範囲第1項記載の乗用型田植機に装備の
    施肥装置。
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