JPH10294951A - 雑音低減回路 - Google Patents

雑音低減回路

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JPH10294951A
JPH10294951A JP9101815A JP10181597A JPH10294951A JP H10294951 A JPH10294951 A JP H10294951A JP 9101815 A JP9101815 A JP 9101815A JP 10181597 A JP10181597 A JP 10181597A JP H10294951 A JPH10294951 A JP H10294951A
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Hitoshi Motonakano
均 本中野
Katsunori Sato
勝則 佐藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯域端部での位相ずれを抑制して、充分な雑
音低減の効果を得る。 【解決手段】 信号源1からのクロマ信号が減算回路2
を通じて加算回路3に供給され、信号源4からの再生輝
度信号及び疑似同期信号と混合される。この混合信号が
櫛形フィルタを構成する1水平期間の遅延回路5に供給
され、この櫛形フィルタの加算回路8から取り出される
輝度信号とノイズ成分が、1次の高域通過フィルタ9と
2次の帯域通過フィルタ10の直列回路に供給される。
ここで1次の高域通過フィルタ9は輝度信号成分を充分
に除去のために急峻な周波数特性にされ、2次の帯域通
過フィルタ10のQの値を低くして帯域の端部での位相
の変化が大きくは生じないようにされる。これによって
この直列回路からは低域側の輝度信号の成分が除去され
ノイズ成分のみが取り出される。そしてこのノイズ成分
が減算回路2に供給されて、クロマ信号の雑音を低減す
る処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば民生用のビ
デオテープレコーダに使用して好適な雑音低減回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば民生用のビデオテープレコーダに
おいては、再生された輝度信号とクロマ信号とが混合さ
れ、この混合信号から櫛形フィルタによりクロマ信号を
分離すると共に、このクロマ信号の雑音を低減する処理
が行われている。すなわち図4は、そのような従来の雑
音低減回路の構成を示している。
【0003】この図4において、例えばビデオテープレ
コーダの再生回路のようなクロマ信号の信号源41から
のクロマ信号が減算回路42を通じて加算回路43に供
給される。そして同じく輝度信号の信号源44からの再
生輝度信号及び疑似同期信号が加算回路43に供給され
て、上述の減算回路42からのクロマ信号と混合され
る。この混合信号が櫛形フィルタを構成する1水平期間
の遅延回路45に供給される。
【0004】さらに上述の櫛形フィルタでは、加算回路
43からの混合信号が減算回路46に供給され、この混
合信号から遅延回路45の出力信号が減算される。これ
によってこの減算回路46では、混合信号中の1水平期
間ごとに反転されるクロマ信号の成分のみが取り出され
る。そしてこの取り出されたクロマ信号が減算回路46
から出力端子47に取り出される。
【0005】また、上述の櫛形フィルタでは、加算回路
43からの混合信号が加算回路48に供給され、この混
合信号に遅延回路45の出力信号が加算される。これに
よってこの加算回路48では、混合信号中の1水平期間
ごとに反転されるクロマ信号の成分が相殺され、この加
算回路48からは輝度信号とノイズ成分が取り出される
ことになる。
【0006】そこでこの加算回路48から取り出された
輝度信号とノイズ成分が高域通過フィルタ49に供給さ
れる。これによってこの高域通過フィルタ49からは低
域側の輝度信号の成分が除去され、ノイズ成分のみが取
り出される。さらにこのノイズ成分が減算回路42に供
給されて、元のクロマ信号から減算される。このように
してクロマ信号の雑音を低減する処理が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような雑
音低減回路において、取り出されたノイズ成分と、元の
クロマ信号の位相が一致していないと充分な雑音の低減
を行うことができない。そこで上述の雑音低減回路にお
いては、高域通過フィルタ49として2次のフィルタを
用いることで輝度信号成分の除去と同時に、取り出され
るノイズ成分の位相の調整が行われるようにされてい
た。
【0008】ところが上述の雑音低減回路において、2
次の高域通過フィルタ49では、輝度信号成分の除去の
ためにフィルタのQが高めに設定される。その場合に、
このフィルタのQを高くすることによって、出力信号の
位相は図5の曲線に示すようになり、例えばフィルタ
のQを低く設定した場合(曲線)に比べて、中心周波
数f0 に対して帯域の端部での位相が大きく変化してし
まうことになる。
【0009】従ってこの図5の例では、減算回路42で
のノイズ成分と元のクロマ信号との位相差は、例えば中
心周波数f0 では一致するものの、帯域の端部(例えば
0±500kHz)では大きくずれてしまい、雑音の
低減ができなくなってしまっていた。このため従来は、
Qの値と位相のずれを勘案して回路設計を行っていた
が、設計が煩雑になり、且つ充分な効果が得られないも
のであった。
【0010】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の回路
では、高域通過フィルタによって帯域の端部での位相が
大きく変化してしまい、帯域の端部では雑音の低減がで
きなくなってしまっていたというものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、高域通過フィルタを1次の高域通過フィルタと2次
の帯域通過フィルタとで形成するようにしたものであっ
て、これによれば、輝度信号成分の除去が充分に行われ
ると共に、帯域の端部での位相ずれが良好に抑制され、
充分な雑音低減の効果を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、輝度信号とク
ロマ信号の混合された信号から櫛形フィルタによりクロ
マ信号の成分を除去し、残された信号をフィルタ回路に
供給してノイズ成分を抽出し、このノイズ成分を元のク
ロマ信号から減算してクロマ信号の雑音を低減するよう
にした雑音低減回路において、フィルタ回路を1次の高
域通過フィルタと2次の帯域通過フィルタとで形成して
なるものである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明するに、
図1は本発明を適用した雑音低減回路の一例の構成を示
すブロック図である。
【0014】この図1において、例えばビデオテープレ
コーダの再生回路のようなクロマ信号の信号源1からの
クロマ信号が減算回路2を通じて加算回路3に供給され
る。そして同じく輝度信号の信号源4からの再生輝度信
号及び疑似同期信号が加算回路3に供給されて、上述の
減算回路2からのクロマ信号と混合される。この混合信
号が櫛形フィルタを構成する1水平期間の遅延回路5に
供給される。
【0015】さらに上述の櫛形フィルタでは、加算回路
3からの混合信号が減算回路6に供給され、この混合信
号から遅延回路5の出力信号が減算される。これによっ
てこの減算回路6では、混合信号中の1水平期間ごとに
反転されるクロマ信号の成分のみが取り出される。そし
てこの取り出されたクロマ信号が減算回路6から出力端
子7に取り出される。
【0016】また、上述の櫛形フィルタでは、加算回路
3からの混合信号が加算回路8に供給され、この混合信
号に遅延回路5の出力信号が加算される。これによって
この加算回路8では、混合信号中の1水平期間ごとに反
転されるクロマ信号の成分が相殺され、この加算回路8
からは輝度信号とノイズ成分が取り出されることにな
る。
【0017】そこでこの加算回路8から取り出された輝
度信号とノイズ成分が1次の高域通過フィルタ9と2次
の帯域通過フィルタ10の直列回路に供給される。これ
によってこの直列回路からは低域側の輝度信号の成分が
除去され、ノイズ成分のみが取り出される。さらにこの
ノイズ成分が減算回路2に供給され、元のクロマ信号か
ら減算されて、クロマ信号の雑音を低減する処理が行わ
れる。
【0018】そしてこの回路において、1次の高域通過
フィルタ9では輝度信号成分を充分に除去のために急峻
な周波数特性にされると共に、2次の帯域通過フィルタ
10のQの値を低くして、帯域の端部での位相の変化が
大きくは生じないようにされる。これによって、輝度信
号成分の除去と、取り出されるノイズ成分の位相の調整
が行われる。
【0019】すなわちこの回路において、2次の帯域通
過フィルタ10のQの値が低くされることにより、出力
信号の位相は、例えば図2の曲線から曲線に示すよ
うになり、中心周波数f0 に対して帯域の端部(例えば
0 ±500kHz)での位相の変化が小さくされる。
そして曲線に示す1次の高域通過フィルタ9での位相
の変化も含めた総合の位相の変化を小さくすることがで
きる。
【0020】従ってこの装置において、高域通過フィル
タを1次の高域通過フィルタと2次の帯域通過フィルタ
とで形成することによって、輝度信号成分の除去が充分
に行われると共に、帯域の端部での位相ずれが良好に抑
制され、充分な雑音低減の効果を得ることができる。
【0021】これによって、従来の回路では、高域通過
フィルタによって帯域の端部での位相が大きく変化して
しまい、帯域の端部では雑音の低減ができなくなってし
まっていたものを、本発明によれば、帯域の端部での位
相ずれが良好に抑制され、充分な雑音低減の効果を得る
ことができる。
【0022】さらに、例えば色副搬送周波数(fsc
3.5795MHz)に対する帯域の下側の端部(fsc
−500kHz=3.0795MHz)付近の櫛形フィ
ルタでの周波数特性は図3のAに示すようになり、各櫛
歯の中心周波数a、b、cにおける対称性が、例えば同
図のBに示す従来のものに比べて向上し、これによって
も信号対雑音比が改善され、雑音低減効果が向上される
ものである。
【0023】こうして上述の雑音低減回路によれば、輝
度信号とクロマ信号の混合された信号から櫛形フィルタ
によりクロマ信号の成分を除去し、残された信号をフィ
ルタ回路に供給してノイズ成分を抽出し、このノイズ成
分を元のクロマ信号から減算してクロマ信号の雑音を低
減するようにした雑音低減回路において、フィルタ回路
を1次の高域通過フィルタと2次の帯域通過フィルタと
で形成することにより、帯域の端部での位相ずれが良好
に抑制され、充分な雑音低減の効果を得ることができる
ものである。
【0024】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、高域通
過フィルタを1次の高域通過フィルタと2次の帯域通過
フィルタとで形成することによって、輝度信号成分の除
去が充分に行われると共に、帯域の端部での位相ずれが
良好に抑制され、充分な雑音低減の効果を得ることがで
きるものである。
【0025】これによって、従来の回路では、高域通過
フィルタによって帯域の端部での位相が大きく変化して
しまい、帯域の端部では雑音の低減ができなくなってし
まっていたものを、本発明によれば、帯域の端部での位
相ずれが良好に抑制され、充分な雑音低減の効果を得る
ことができるものである。
【0026】さらに本発明によれば、櫛形フィルタでの
周波数特性の対称性が向上し、これによっても信号対雑
音比が改善され、雑音低減効果が向上されるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される雑音低減回路の一例の構成
図である。
【図2】その動作の説明のための図である。
【図3】その動作の説明のための図である。
【図4】従来の雑音低減回路の構成図である。
【図5】その説明のための図である。
【符号の説明】
1 クロマ信号の信号源、2 減算回路、3 加算回
路、4 輝度信号の信号源、5 1水平期間の遅延回
路、6 減算回路、7 出力端子、8 加算回路、9
1次の高域通過フィルタ、10 2次の帯域通過フィル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号とクロマ信号の混合された信号
    から櫛形フィルタにより上記クロマ信号の成分を除去
    し、 残された信号をフィルタ回路に供給してノイズ成分を抽
    出し、 このノイズ成分を元の上記クロマ信号から減算して上記
    クロマ信号の雑音を低減するようにした雑音低減回路に
    おいて、 上記フィルタ回路を1次の高域通過フィルタと2次の帯
    域通過フィルタとで形成したことを特徴とする雑音低減
    回路。
  2. 【請求項2】 上記輝度信号とクロマ信号の混合信号を
    単位期間の遅延回路に供給し、 上記遅延回路の出力と上記混合信号とを加算回路に供給
    し、 上記加算回路の出力を1次の高域通過フィルタと2次の
    帯域通過フィルタの直列回路に供給し、 上記直列回路の出力を元の上記クロマ信号から減算する
    ことを特徴とする請求項1記載の雑音低減回路。
  3. 【請求項3】 上記1次の高域通過フィルタの遮断特性
    を急峻にすると共に、 上記2次の帯域通過フィルタのQを低くしたことを特徴
    とする請求項1記載の雑音低減回路。
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KR100761835B1 (ko) 2006-02-03 2007-09-28 삼성전자주식회사 색차신호의 노이즈를 감소시키는 비디오 디코더

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