JPH10293533A - 地形情報表示システム - Google Patents

地形情報表示システム

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JPH10293533A
JPH10293533A JP10313297A JP10313297A JPH10293533A JP H10293533 A JPH10293533 A JP H10293533A JP 10313297 A JP10313297 A JP 10313297A JP 10313297 A JP10313297 A JP 10313297A JP H10293533 A JPH10293533 A JP H10293533A
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JP
Japan
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information
transceiver
terrain
display
satellite
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Application number
JP10313297A
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English (en)
Inventor
Yoji Iwata
洋二 岩田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地形情報を記録媒介する記録媒体を使用しな
いことによって任意の範囲の任意の時点の地形情報を入
手表示可能とすること、及び記録媒体読み取り装置を使
用しないことによって地形情報表示のための送受信機の
小型軽量長寿命化を図ること、を目的とする。 【解決手段】 地形情報が、観測用人工衛星31に搭載
された光学撮像装置30により取得され通信用人工衛星
29を介して地上送受信局32に送られた地形画像デー
タと、地上送受信局32で蓄積した受信地形画像データ
ベースのデータと、別に蓄積した道路、建造物、土地利
用等の一般地図情報データベースのデータとから選択合
成され、携帯型送受信機28から受信した希望する年月
日、時刻、表示地域、表示言語等に合うように地上送受
信局32で加工され、通信用人工衛星29を介して携帯
型送受信機28に送信表示されるため、地形情報を記録
媒介する記録媒体を使用しないシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばカーナビ
ゲーションシステムにおいてユーザが地形情報を入手す
るために購入するコンパクトディスク−ROM(以下単
にCD−ROMという。)のような記録媒体を用いるこ
となく、地形情報が入手できるシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】まずCD−ROMを地形情報の記録媒体
に用いる従来の地形情報表示システムの例としてカーナ
ビゲーションシステムを説明する。図41において1は
地形情報表示装置、2はCD−ROM、3はCD−RO
M読み取り装置、4はGPS衛星利用測位システム(以
下単にGPSという)受信アンテナ、5はGPS受信装
置、6はGPS受信アンテナと受信装置をつなぐケーブ
ル、7は慣性航法装置、8は以上の装置を搭載した自動
車、9はGPSを構成する人工衛星である。
【0003】次に従来のカーナビゲーションシステムの
動作について説明する。地形情報表示装置1には、CD
−ROM2に記録されている地形情報がCD−ROM読
み取り装置3で読み取られて表示される。GPS受信ア
ンテナ4で受信した複数の人工衛星9からのGPS信号
をケーブル6を介してGPS受信装置5に送って演算処
理することにより取得される緯度及び経度情報と、慣性
航法装置7により取得される自動車8の移動方向、距
離、時間、速度等の情報とが地形情報表示装置1内で合
成演算処理され、自動車8の現在位置が計算された結果
が、地形情報表示装置1に表示される。
【0004】図42は従来のカーナビゲーションシステ
ムの情報処理フローの概略例である。カーナビゲーショ
ンシステムの使用者はCD−ROM2をCD−ROM読
み取り装置3にセットする。CD−ROM2に記録され
た地形情報はCD−ROM読み取り装置3により読み出
され、交差点情報10や地形情報及び道路情報11が抽
出される。一方使用者が目的地指定12を実行すると指
定された目的地は、目的地情報13として蓄えられる。
衛星利用測位システム受信装置5からの現在位置情報1
4と、慣性航法装置7からの移動方向・速度情報15
と、CD−ROM2から抽出された地形情報及び道路情
報11により現在位置情報が補正される。補正された現
在位置情報16と先に蓄えられた目的地情報13及び交
差点情報10により、交差点進行方向情報17が導かれ
る。一方補正された現在位置情報16と目的地情報13
とにより、目的地までの距離が計算され目的地までの距
離情報18が得られる。このような処理を経る結果、表
示装置1には、目的地情報13、交差点進行方向情報1
7、地形情報及び道路情報11、補正された現在位置情
報16、目的地までの距離情報18等が表示される。
【0005】図43は従来の技術による地形情報表示の
例を模式的に示した図である。図において19は現在位
置を示す記号、20は目的地、21は地形情報の内の道
路、22は方位表示、23は現在位置表示、24は目的
地までの距離表示、25は現在走行中の道路番号、26
は次の交差点での進行方向表示、27は道路上での進行
方向表示である。図の地形情報表示は、自車の進行に伴
い刻々と現在位置記号19の地形情報上の位置が変化す
るとともに、現在位置表示23及び目的地までの距離表
示24が変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の地形情報表示シ
ステムは以上のように構成されているので、システム使
用者が地形情報を表示するにはCD−ROMのような記
録媒体を事前に販売店で購入するなどして用意する必要
があるという課題があった。しかも、人工衛星画像ある
いは航空写真により取得された地形情報から必要な情報
を抽出、変換、加工した後CD−ROMに複製記録し販
売に至るまでに時間がかかるため、CD−ROMに記録
されている地形情報は必ずしも最新の情報ではないとい
う課題があった。また、CD−ROM自体の記録容量が
640メガバイトであるという制約により、表示希望地
域に対応するCD−ROMを選択して用意する必要があ
るという課題があった。装置構成の面では、CD−RO
M読み取り装置に駆動部分があるため、潤滑部分に動作
寿命があること、耐衝撃性が駆動部分のない装置に比べ
て劣ること、CD−ROMの読み取り中に衝撃が加わる
と読み取り誤りが発生すること、重量が駆動部分のない
装置に比べて重くなることなどの、駆動機構部分をもつ
装置では不可避の課題があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、地形情報を媒介する記録媒
体を使用することなく、最新の地形情報をいつでもどこ
でも事前準備無しに実時間的に表示可能とすること及び
記録媒体読み取り装置を使用することなく地形情報表示
装置の小型軽量長寿命化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明による地形情
報表示システムは、航空機あるいは人工衛星などの飛し
ょう体に搭載された光学撮像装置あるいは電波観測装置
で取得された画像データを、地上受信局で受信と同時に
地形図データに変換し、地上あるいは人工衛星などの通
信中継局を経由して、送受信機に地形図データを送受信
表示するようにしたものである。
【0009】また、第2の発明による地形情報表示シス
テムは、第1の発明の構成に加えて、送受信機で地上無
線システムあるいは衛星利用測位システムなどを利用し
た所在地情報を受信し、通信中継局に所在地情報を送信
することにより、送受信機所在地の送受信時点での最新
地形図データを送受信できるとともに送受信機に現在位
置を表示するようにしたものである。
【0010】また、第3の発明による地形情報表示シス
テムは、第1、第2の発明の構成に加えて、送受信機に
緊急救難信号の送受信機能を持たせることにより、例え
ば山岳救難で遭難者自身と救難作業者がともに遭難者の
現在位置を正確に把握することができるようにしたもの
である。
【0011】また、第4の発明による地形情報表示シス
テムは、第1、第2、第3の発明の送受信機として、携
帯型送受信機、可搬型受信機又は移動型受信機を用いる
ようにしたものである。
【0012】また、第5の発明による地形情報表示シス
テムは、第1、第2、第3の発明の送受信機として固定
型送受信機を用いたものである。
【0013】また、第6の発明による地形情報表示シス
テムは、第1、第2、第3の発明において送受信機とし
て、複数の携帯型送受信機、可搬型受信機、移動型受信
機又は固定型送受信機を用いたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1の一例を示す構成図であ
り、図において28は携帯型送受信機、29は地球周回
軌道あるいは静止軌道上にある通信用人工衛星、30は
地球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星
31に搭載された光学撮像装置、32は地上送受信局で
ある。図に示されるように、携帯型送受信機28から人
工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望する年
月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送信され
る一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮像装置
30により取得された地形画像データが、通信用人工衛
星29を介して地上送受信局32に送られる。地上送受
信局32では、受信した地形画像データと、過去に受信
したものを蓄積した地形画像データベースのデータと、
別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地図情報
データベースのデータとが選択合成されて、携帯型送受
信機28から受信した希望する年月日、時刻、表示地
域、表示言語等に合うように加工される。加工された地
形情報は、地上送受信局32から通信用人工衛星29を
介して携帯型送受信機28に送信され表示される。光学
撮像装置30を搭載した観測用人工衛星31及び通信用
の人工衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配置す
ることにより、地球上の任意の地点にある携帯型送受信
機28に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示
することが可能である。また、地上送受信局32では地
形画像データを逐次蓄積してデータベースに加えていく
ために、常に過去から最新の地形情報データの中から選
択合成加工できる。さらにCD−ROMのような記録媒
体を使用しないため、予め記録媒体に記録された地形情
報に制約されずに、携帯型送受信機28からの年月日、
時刻、表示地域、表示言語などの要求に応じた地形情報
が得られる。携帯型送受信機28側の記録媒体読み取り
装置も不要になるため、携帯型送受信機28の寿命、信
頼性及び耐衝撃性が向上し小型軽量化される結果、携帯
性も向上する。
【0015】図2はこの発明の実施の形態1における情
報処理フローの例である。携帯型送受信機の使用者が入
力部33により表示地域指定34を実行すると処理制御
部35に表示地域指定34の情報が送られる。処理制御
部35へ送られた表示地域指定情報36は送受信部37
から地球周回軌道あるいは静止軌道上にある通信用人工
衛星29を経由して地上送受信局32へ送られる。地上
送受信局32では、通信用人工衛星29経由で地球周回
軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭
載された光学撮像装置30により取得される地形や道路
38の画像を受信すると同時に携帯型送受信機28から
受信した表示地域指定情報36に対応した道路情報等を
含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星29経由で
携帯型送受信機28へ処理した情報を送信する。携帯型
送受信機28では送受信部37で受信した道路情報等を
含む地形情報39を処理制御部35へ送る。処理制御部
35に送られる表示地域指定情報36及び道路情報等を
含む地形情報39をもとに、表示部40には、表示地域
中心位置情報、地形情報、道路情報、方位等が表示され
る。
【0016】図3はこの発明の実施の形態1による地形
情報表示の例を模式的に示した図である。図において2
1は地形情報の内の道路、22は方位表示、41は道路
番号、42は表示地域指定に対応した表示中心位置情報
である。地形情報全体は3次元的に表示されている。表
示は日本語表示の場合であり、地形情報の取得年月日及
び時刻も表示されている。
【0017】実施の形態2 図4はこの発明の実施の形態2の一例を示す構成図であ
り、図において28は携帯型送受信機、9はGPSを構
成する人工衛星、29は地球周回軌道あるいは静止軌道
上にある通信用人工衛星、30は地球周回軌道あるいは
静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭載された光学
撮像装置、32は地上送受信局である。図に示されるよ
うに、携帯型送受信機28から通信用人工衛星29を介
して地上送受信局32まで、希望する年月日、時刻、表
示地域、表示言語等のデータが送信される一方、観測用
人工衛星31に搭載された光学撮像装置30により取得
された地形画像データが、通信用人工衛星29を介して
地上送受信局32に送られる。地上送受信局32では、
受信した地形画像データと、過去に受信したものを蓄積
した地形画像データベースのデータと、別に蓄積した道
路、建造物、土地利用等の一般地図情報データベースの
データとが選択合成されて、携帯型送受信機28から受
信した希望する年月日、時刻、表示地域、表示言語等に
合うように加工される。加工された地形情報は、通信用
人工衛星29を介して携帯型送受信機28に送信され表
示される。GPSを構成する人工衛星9からの信号によ
り携帯型送受信機28の所在地が確認され、表示された
地形情報中に現在位置表示を重ねることが可能である。
光学撮像装置30を搭載した人工衛星31及び通信用の
人工衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配置する
ことにより、地球上の任意の地点にある携帯型送受信機
28に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示す
ること、現在位置を表示することが可能である。また、
地上送受信局32では地形画像データを逐次蓄積してデ
ータベースに加えていくために、常に過去から最新の地
形情報データの中から選択合成加工できる。さらにCD
−ROMのような記録媒体を使用しないため、予め記録
媒体に記録された地形情報に制約されずに、携帯型送受
信機28からの年月日、時刻、表示地域、表示言語など
の要求に応じた地形情報が得られる。携帯型送受信機2
8側の記録媒体読み取り装置も不要になるため、携帯型
送受信機28の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し小型
軽量化される結果、携帯性も向上する。
【0018】図5はこの発明の実施の形態2における情
報処理フローの例である。携帯型送受信機28の使用者
が入力部33から表示地域指定及び目的地指定43を実
行すると処理制御部35に表示地域指定及び目的地指定
43の情報が送られる。処理制御部35へ送られた表示
地域指定情報36は送受信部37から通信用人工衛星2
9を経由して地上送受信局32へ送られる。地上送受信
局32では、通信用人工衛星29経由で観測用人工衛星
31に搭載された光学撮像装置30により取得される地
形や道路38の画像を受信すると同時に携帯型送受信機
28から受信した表示地域指定情報36に対応した道路
情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星2
9経由で携帯型送受信機28へ処理した情報を送信す
る。携帯型送受信機28では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
また、衛星利用測位システム受信部5によりGPSを構
成する人工衛星9からの信号を受信処理し現在位置情報
14として処理制御部35へ送る。このようにして処理
制御部35に送られる表示地域及び目的地指定43、道
路情報等を含む地形情報39及び現在位置情報14か
ら、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつくられ
る。このような処理を経る結果、表示部40には、目的
地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在位置
情報、目的地までの距離情報等が表示される。
【0019】図6はこの発明の実施の形態2による地形
情報表示の例を模式的に示した図である。図において1
9は携帯型送受信機の現在位置を示す記号、20は目的
地、21は地形情報の内の道路、22は方位表示、23
は現在位置表示、24は目的地までの距離表示、25は
道路番号、26は次の交差点での進行方向表示、27は
道路上での進行方向表示、42は表示地域指定に対応し
た表示中心位置情報である。地形情報全体は3次元的に
表示され、携帯型送受信機の移動に伴い刻々と現在位置
記号8の地形情報上の位置が変化するとともに、現在位
置表示12及び目的地までの距離表示13が変化する。
【0020】実施の形態3 図7はこの発明の実施の形態3の一例を示す構成図であ
り、図において28は携帯型送受信機、9はGPSを構
成する人工衛星、29は地球周回軌道あるいは静止軌道
上にある通信用人工衛星、30は地球周回軌道あるいは
静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭載された光学
撮像装置、32は地上送受信局、44は救難救助機であ
る。図に示されるように、携帯型送受信機28から通信
用人工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望す
る年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送信
される一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮像
装置30により取得された地形画像データが、通信用人
工衛星29を介して地上送受信局32に送られる。地上
送受信局32では、受信した地形画像データと、過去に
受信したものを蓄積した地形画像データベースのデータ
と、別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地図
情報データベースのデータとが選択合成されて、携帯型
送受信機28から受信した希望する年月日、時刻、表示
地域、表示言語等に合うように加工される。加工された
地形情報は、通信用人工衛星29を介して携帯型送受信
機28に送信され表示される。GPSを構成する人工衛
星9からの信号により携帯型送受信機28の所在地が確
認され、表示された地形情報中に現在位置表示を重ねる
ことが可能である。携帯型送受信機28の使用者が遭難
した場合は、これらの情報を携帯型送受信機28からの
緊急救難信号と同時に発信し、通信用人工衛星29を介
して救難救助機44で受信することにより救難救助機4
4の遭難現場への急行が可能である。光学撮像装置30
を搭載した観測用人工衛星31及び通信用人工衛星29
を地球周回及び静止軌道上に複数配置することにより、
地球上の任意の地点にある携帯型送受信機28に地球上
の任意の地点の地形情報を送受及び表示すること、現在
位置を表示すること、緊急救難信号を送受信することが
可能である。また、地上送受信局32では地形画像デー
タを逐次蓄積してデータベースに加えていくために、常
に過去から最新の地形情報データの中から選択合成加工
できる。さらにCD−ROMのような記録媒体を使用し
ないため、予め記録媒体に記録された地形情報に制約さ
れずに、携帯型送受信機28からの年月日、時刻、表示
地域、表示言語などの要求に応じた地形情報が得られ
る。携帯型送受信機28側の記録媒体読み取り装置も不
要になるため、携帯型送受信機28の寿命、信頼性及び
耐衝撃性が向上し小型軽量化される結果、携帯性も向上
する。
【0021】図8はこの発明の実施の形態3における情
報処理フローの例である。携帯型送受信機28の使用者
が入力部33から表示地域指定及び目的地指定43を実
行すると処理制御部35に表示地域指定及び目的地指定
43の情報が送られる。処理制御部35へ送られた表示
地域指定情報36は送受信部37から通信用人工衛星2
9を経由して地上送受信局32へ送られる。地上送受信
局32では、通信用人工衛星29経由で観測用人工衛星
31に搭載された光学撮像装置30により取得される地
形や道路38の画像を受信すると同時に携帯型送受信機
28から受信した表示地域指定情報36に対応した道路
情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星2
9経由で携帯型送受信機28へ処理した情報を送信す
る。携帯型送受信機28では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
また、衛星利用測位システム受信部5によりGPSを構
成する人工衛星9からの信号を受信処理し現在位置情報
14として処理制御部35へ送る。このようにして処理
制御部35に送られる表示地域及び目的地指定43、道
路情報等を含む地形情報39及び現在位置情報14か
ら、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつくられ
る。このような処理を経る結果、表示部40には、目的
地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在位置
情報、目的地までの距離情報等が表示される。一方、携
帯型送受信機28の使用者が例えば誤って道路脇のがけ
下に滑落した場合には、携帯型送受信機28の救難信号
入力部45にスイッチ入力する。救難入力は処理制御部
35から送受信部37を経由して救難信号と現在位置情
報46として通信用人工衛星29に送信される。通信用
人工衛星29から地上送受信局32に転送された救難信
号と現在位置情報46は即座に救難救助機44に送信さ
れ携帯型送受信機28の遭難現場が特定される。
【0022】図9はこの発明の実施の形態3による地形
情報表示の例を模式的に示した図である。図において1
9は携帯型送受信機の現在位置を示す記号、20は目的
地、21は地形情報の内の道路、22は方位表示、23
は現在位置表示、24は目的地までの距離表示、41は
道路番号、42は表示地域指定に対応した表示中心位置
情報である。地形情報全体は3次元的に表示され、がけ
下に転落している携帯型送受信機の移動に伴い刻々と現
在位置記号19の地形情報上の位置が変化するととも
に、現在位置表示23及び目的地までの距離表示24が
変化する。
【0023】実施の形態4 図10はこの発明の実施の形態4の一例を示す構成図で
あり、図において47は可搬型送受信機、29は地球周
回軌道あるいは静止軌道上にある通信用人工衛星、30
は地球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛
星31に搭載された光学撮像装置、32は地上送受信局
である。図に示されるように、可搬型送受信機47から
人工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望する
年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送信さ
れる一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮像装
置30により取得された地形画像データが、通信用人工
衛星29を介して地上送受信局32に送られる。地上送
受信局32では、受信した地形画像データと、過去に受
信したものを蓄積した地形画像データベースのデータ
と、別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地図
情報データベースのデータとが選択合成されて、可搬型
送受信機47から受信した希望する年月日、時刻、表示
地域、表示言語等に合うように加工される。加工された
地形情報は、通信用人工衛星29を介して可搬型送受信
機47に送信され表示される。光学撮像装置30を搭載
した観測用人工衛星31及び通信用の人工衛星29を地
球周回及び静止軌道上に複数配置することにより、地球
上の任意の地点にある可搬型送受信機47に地球上の任
意の地点の地形情報を送受及び表示することが可能であ
る。また、地上送受信局32では地形画像データを逐次
蓄積してデータベースに加えていくために、常に過去か
ら最新の地形情報データの中から選択合成加工できる。
さらにCD−ROMのような記録媒体を使用しないた
め、予め記録媒体に記録された地形情報に制約されず
に、可搬型送受信機47からの年月日、時刻、表示地
域、表示言語などの要求に応じた地形情報が得られる。
可搬型送受信機47側の記録媒体読み取り装置も不要に
なるため、可搬型送受信機47の寿命、信頼性及び耐衝
撃性が向上し小型軽量化される結果、可搬性も向上す
る。
【0024】図11はこの発明の実施の形態4における
情報処理フローの例である。可搬型送受信機47の使用
者が入力部33により表示地域指定34を実行すると処
理制御部35に表示地域指定34の情報が送られる。処
理制御部35へ送られた表示地域指定情報36は送受信
部37から地球周回軌道あるいは静止軌道上にある通信
用人工衛星29を経由して地上送受信局32へ送られ
る。地上送受信局32では、通信用人工衛星29経由で
地球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星
31に搭載された光学撮像装置30により取得される地
形や道路38の画像を受信すると同時に可搬型送受信機
47から受信した表示地域指定情報36に対応した道路
情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星2
9経由で可搬型送受信機47へ処理した情報を送信す
る。可搬型送受信機47では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
処理制御部35に送られる表示地域指定情報36及び道
路情報等を含む地形情報39をもとに、表示部40に
は、表示地域中心位置情報、地形情報、道路情報、方位
等が表示される。
【0025】図12はこの発明の実施の形態4による地
形情報表示の例を模式的に示した図である。図において
21は地形情報の内の道路、22は方位表示、41は道
路番号、42は表示地域指定に対応した表示中心位置情
報である。地形情報全体は3次元的に表示されている。
【0026】実施の形態5 図13はこの発明の実施の形態5の一例を示す構成図で
あり、図において47は可搬型送受信機、9はGPSを
構成する人工衛星、29は地球周回軌道あるいは静止軌
道上にある通信用人工衛星、30は地球周回軌道あるい
は静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭載された光
学撮像装置、32は地上送受信局である。図に示される
ように、可搬型送受信機47から通信用人工衛星29を
介して地上送受信局32まで、希望する年月日、時刻、
表示地域、表示言語等のデータが送信される一方、観測
用人工衛星31に搭載された光学撮像装置30により取
得された地形画像データが、通信用人工衛星29を介し
て地上送受信局32に送られる。地上送受信局32で
は、受信した地形画像データと、過去に受信したものを
蓄積した地形画像データベースのデータと、別に蓄積し
た道路、建造物、土地利用等の一般地図情報データベー
スのデータとが選択合成されて、可搬型送受信機47か
ら受信した希望する年月日、時刻、表示地域、表示言語
等に合うように加工される。加工された地形情報は、通
信用人工衛星29を介して可搬型送受信機47に送信さ
れ表示される。GPSを構成する人工衛星9からの信号
により可搬型送受信機47の所在地が確認され、表示さ
れた地形情報中に現在位置表示を重ねることが可能であ
る。光学撮像装置30を搭載した人工衛星31及び通信
用の人工衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配置
することにより、地球上の任意の地点にある可搬型送受
信機47に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表
示すること、現在位置を表示することが可能である。ま
た、地上送受信局32では地形画像データを逐次蓄積し
てデータベースに加えていくために、常に過去から最新
の地形情報データの中から選択合成加工できる。さらに
CD−ROMのような記録媒体を使用しないため、予め
記録媒体に記録された地形情報に制約されずに、可搬型
送受信機47からの年月日、時刻、表示地域、表示言語
などの要求に応じた地形情報が得られる。可搬型送受信
機47側の記録媒体読み取り装置も不要になるため、可
搬型送受信機47の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し
小型軽量化される結果、可搬性も向上する。
【0027】図14はこの発明の実施の形態5における
情報処理フローの例である。可搬型送受信機47の使用
者が入力部33から表示地域指定及び目的地指定43を
実行すると処理制御部35に表示地域指定及び目的地指
定43の情報が送られる。処理制御部35へ送られた表
示地域指定情報36は送受信部37から通信用人工衛星
29を経由して地上送受信局32へ送られる。地上送受
信局32では、通信用人工衛星29経由で観測用人工衛
星31に搭載された光学撮像装置30により取得される
地形や道路38の画像を受信すると同時に可搬型送受信
機47から受信した表示地域指定情報36に対応した道
路情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星
29経由で可搬型送受信機47へ処理した情報を送信す
る。可搬型送受信機47では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
また、衛星利用測位システム受信部5によりGPSを構
成する人工衛星9からの信号を受信処理し現在位置情報
14として処理制御部35へ送る。このようにして処理
制御部35に送られる表示地域及び目的地指定43、道
路情報等を含む地形情報39及び現在位置情報14か
ら、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつくられ
る。このような処理を経る結果、表示部40には、目的
地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在位置
情報、目的地までの距離情報等が表示される。
【0028】図15はこの発明の実施の形態5による地
形情報表示の例を模式的に示した図である。図において
19は可搬型送受信機の現在位置を示す記号、20は目
的地、21は地形情報の内の道路、22は方位表示、2
3は現在位置表示、24は目的地までの距離表示、25
は道路番号、26は次の交差点での進行方向表示、27
は道路上での進行方向表示、42は表示地域指定に対応
した表示中心位置情報である。地形情報全体は3次元的
に表示され、可搬型送受信機の移動に伴い刻々と現在位
置記号8の地形情報上の位置が変化するとともに、現在
位置表示12及び目的地までの距離表示13が変化す
る。
【0029】実施の形態6 図16はこの発明の実施の形態6の一例を示す構成図で
あり、図において47は可搬型送受信機、9はGPSを
構成する人工衛星、29は地球周回軌道あるいは静止軌
道上にある通信用人工衛星、30は地球周回軌道あるい
は静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭載された光
学撮像装置、32は地上送受信局、44は救難救助機で
ある。図に示されるように、可搬型送受信機47から通
信用人工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望
する年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送
信される一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮
像装置30により取得された地形画像データが、通信用
人工衛星29を介して地上送受信局32に送られる。地
上送受信局32では、受信した地形画像データと、過去
に受信したものを蓄積した地形画像データベースのデー
タと、別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地
図情報データベースのデータとが選択合成されて、可搬
型送受信機47から受信した希望する年月日、時刻、表
示地域、表示言語等に合うように加工される。加工され
た地形情報は、通信用人工衛星29を介して可搬型送受
信機47に送信され表示される。GPSを構成する人工
衛星9からの信号により可搬型送受信機47の所在地が
確認され、表示された地形情報中に現在位置表示を重ね
ることが可能である。これらの情報を可搬型送受信機4
7からの緊急救難信号と同時に発信し、通信用人工衛星
29を介して救難救助機44で受信することにより救難
救助機44の遭難現場への急行が可能である。光学撮像
装置30を搭載した観測用人工衛星31及び通信用人工
衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配置すること
により、地球上の任意の地点にある可搬型送受信機47
に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示するこ
とが可能である。また、地上送受信局32では地形画像
データを逐次蓄積してデータベースに加えていくため
に、常に過去から最新の地形情報データの中から選択合
成加工できる。さらにCD−ROMのような記録媒体を
使用しないため、予め記録媒体に記録された地形情報に
制約されずに、可搬型送受信機47からの年月日、時
刻、表示地域、表示言語などの要求に応じた地形情報が
得られる。可搬型送受信機47側の記録媒体読み取り装
置も不要になるため、可搬型送受信機47の寿命、信頼
性及び耐衝撃性が向上し小型軽量化される結果、可搬性
も向上する。
【0030】図17はこの発明の実施の形態6における
情報処理フローの例である。可搬型送受信機47の使用
者が入力部33から表示地域指定及び目的地指定43を
実行すると処理制御部35に表示地域指定及び目的地指
定43の情報が送られる。処理制御部35へ送られた表
示地域指定情報36は送受信部37から通信用人工衛星
29を経由して地上送受信局32へ送られる。地上送受
信局32では、通信用人工衛星29経由で観測用人工衛
星31に搭載された光学撮像装置30により取得される
地形や道路38の画像を受信すると同時に可搬型送受信
機47から受信した表示地域指定情報36に対応した道
路情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星
29経由で可搬型送受信機47へ処理した情報を送信す
る。可搬型送受信機47では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
また、衛星利用測位システム受信部5によりGPSを構
成する人工衛星9からの信号を受信処理し現在位置情報
14として処理制御部35へ送る。このようにして処理
制御部35に送られる表示地域及び目的地指定43、道
路情報等を含む地形情報39及び現在位置情報14か
ら、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつくられ
る。このような処理を経る結果、表示部40には、目的
地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在位置
情報、目的地までの距離情報等が表示される。一方、可
搬型送受信機47の使用者が例えば誤って道路脇のがけ
下に滑落した場合には、可搬型送受信機47の救難信号
入力部45にスイッチ入力する。救難入力は処理制御部
35から送受信部37を経由して救難信号と現在位置情
報46として通信用人工衛星29に送信される。通信用
人工衛星29から地上送受信局32に転送された救難信
号と現在位置情報46は即座に救難救助機44に送信さ
れ可搬型送受信機47の遭難現場が特定される。
【0031】図18はこの発明の実施の形態6による地
形情報表示の例を模式的に示した図である。図において
19は現在位置を示す記号、20は目的地、21は地形
情報の内の道路、22は方位表示、23は現在位置表
示、24は目的地までの距離表示、41は道路番号、4
2は表示地域指定に対応した表示中心位置情報である。
地形情報全体は3次元的に表示され、がけ下に転落して
いる可搬型送受信機47の移動に伴い刻々と現在位置記
号19の地形情報上の位置が変化するとともに、現在位
置表示23及び目的地までの距離表示24が変化する。
【0032】実施の形態7 図19はこの発明の実施の形態7の一例を示す構成図で
あり、図において8は自動車、48は移動型送受信機、
29は地球周回軌道あるいは静止軌道上にある通信用人
工衛星、30は地球周回軌道あるいは静止軌道上にある
観測用人工衛星31に搭載された光学撮像装置、32は
地上送受信局である。図に示されるように、移動型送受
信機48から人工衛星29を介して地上送受信局32ま
で、希望する年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデ
ータが送信される一方、観測用人工衛星31に搭載され
た光学撮像装置30により取得された地形画像データ
が、通信用人工衛星29を介して地上送受信局32に送
られる。地上送受信局32では、受信した地形画像デー
タと、過去に受信したものを蓄積した地形画像データベ
ースのデータと、別に蓄積した道路、建造物、土地利用
等の一般地図情報データベースのデータとが選択合成さ
れて、移動型送受信機48から受信した希望する年月
日、時刻、表示地域、表示言語等に合うように加工され
る。加工された地形情報は、通信用人工衛星29を介し
て移動型送受信機48に送信され表示される。光学撮像
装置30を搭載した観測用人工衛星31及び通信用の人
工衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配置するこ
とにより、地球上の任意の地点にある移動型送受信機4
8に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示する
ことが可能である。図では実施の形態7の一例として移
動型送受信機48が自動車8に搭載されているが、他に
も船舶、航空機、鉄道などの移動手段に搭載されうる。
また、地上送受信局32では地形画像データを逐次蓄積
してデータベースに加えていくために、常に過去から最
新の地形情報データの中から選択合成加工できる。さら
にCD−ROMのような記録媒体を使用しないため、予
め記録媒体に記録された地形情報に制約されずに、移動
型送受信機48からの年月日、時刻、表示地域、表示言
語などの要求に応じた地形情報が得られる。移動型送受
信機48側の記録媒体読み取り装置も不要になるため、
移動型送受信機48の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上
し小型軽量化される結果、可搬性も向上する。
【0033】図20はこの発明の実施の形態7における
情報処理フローの例である。移動型送受信機48の使用
者が入力部33により表示地域指定34を実行すると処
理制御部35に表示地域指定34の情報が送られる。処
理制御部35へ送られた表示地域指定情報36は送受信
部37から地球周回軌道あるいは静止軌道上にある通信
用人工衛星29を経由して地上送受信局32へ送られ
る。地上送受信局32では、通信用人工衛星29経由で
地球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星
31に搭載された光学撮像装置30により取得される地
形や道路38の画像を受信すると同時に移動型送受信機
48から受信した表示地域指定情報36に対応した道路
情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星2
9経由で移動型送受信機48へ処理した情報を送信す
る。移動型送受信機48では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
処理制御部35に送られる表示地域指定情報36及び道
路情報等を含む地形情報39をもとに、表示部40に
は、表示地域中心位置情報、地形情報、道路情報、方位
等が表示される。
【0034】図21はこの発明の実施の形態7による地
形情報表示の例を模式的に示した図である。図において
21は地形情報の内の道路、22は方位表示、41は道
路情報、42は表示地域指定に対応した表示中心位置情
報である。地形情報全体は3次元的に表示されている。
【0035】実施の形態8 図22はこの発明の実施の形態8の一例を示す構成図で
あり、図において8は自動車、48は移動型送受信機、
9はGPSを構成する人工衛星、29は地球周回軌道あ
るいは静止軌道上にある通信用人工衛星、30は地球周
回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星31に
搭載された光学撮像装置、32は地上送受信局である。
図に示されるように、移動型送受信機48から通信用人
工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望する年
月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送信され
る一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮像装置
30により取得された地形画像データが、通信用人工衛
星29を介して地上送受信局32に送られる。地上送受
信局32では、受信した地形画像データと、過去に受信
したものを蓄積した地形画像データベースのデータと、
別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地図情報
データベースのデータとが選択合成されて、移動型送受
信機48から受信した希望する年月日、時刻、表示地
域、表示言語等に合うように加工される。加工された地
形情報は、通信用人工衛星29を介して移動型送受信機
48に送信され表示される。GPSを構成する人工衛星
9からの信号により移動型送受信機48の所在地が確認
され、表示された地形情報中に現在位置表示を重ねるこ
とが可能である。光学撮像装置30を搭載した人工衛星
31及び通信用の人工衛星29を地球周回及び静止軌道
上に複数配置することにより、地球上の任意の地点にあ
る移動型送受信機48に地球上の任意の地点の地形情報
を送受及び表示すること、現在位置を表示することが可
能である。図では実施の形態8の一例として移動型送受
信機48が自動車8に搭載されているが、他にも船舶、
航空機、鉄道などの移動手段に搭載されうる。また、地
上送受信局32では地形画像データを逐次蓄積してデー
タベースに加えていくために、常に過去から最新の地形
情報データの中から選択合成加工できる。さらにCD−
ROMのような記録媒体を使用しないため、予め記録媒
体に記録された地形情報に制約されずに、移動型送受信
機48からの年月日、時刻、表示地域、表示言語などの
要求に応じた地形情報が得られる。移動型送受信機48
側の記録媒体読み取り装置も不要になるため、移動型送
受信機48の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し小型軽
量化される結果、搭載性も向上する。
【0036】図23はこの発明の実施の形態8における
情報処理フローの例である。移動型送受信機48の使用
者が入力部33から表示地域指定及び目的地指定43を
実行すると処理制御部35に表示地域指定及び目的地指
定43の情報が送られる。処理制御部35へ送られた表
示地域指定情報36は送受信部37から通信用人工衛星
29を経由して地上送受信局32へ送られる。地上送受
信局32では、通信用人工衛星29経由で観測用人工衛
星31に搭載された光学撮像装置30により取得される
地形や道路38の画像を受信すると同時に移動型送受信
機48から受信した表示地域指定情報36に対応した道
路情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星
29経由で移動型送受信機48へ処理した情報を送信す
る。移動型送受信機48では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
また、衛星利用測位システム受信部5によりGPSを構
成する人工衛星9からの信号を受信処理し現在位置情報
14として処理制御部35へ送る。このようにして処理
制御部35に送られる表示地域及び目的地指定43、道
路情報等を含む地形情報39及び現在位置情報14か
ら、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつくられ
る。このような処理を経る結果、表示部40には、目的
地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在位置
情報、目的地までの距離情報等が表示される。
【0037】図24はこの発明の実施の形態8による地
形情報表示の例を模式的に示した図である。図において
19は移動型送受信機の現在位置を示す記号、20は目
的地、21は地形情報の内の道路、22は方位表示、2
3は現在位置表示、24は目的地までの距離表示、25
は道路番号、26は次の交差点での進行方向表示、27
は道路上での進行方向表示、42は表示地域指定に対応
した表示中心位置情報である。地形情報全体は3次元的
に表示され、移動型送受信機の移動に伴い刻々と現在位
置記号8の地形情報上の位置が変化するとともに、現在
位置表示12及び目的地までの距離表示13が変化す
る。
【0038】実施の形態9 図25はこの発明の実施の形態9の一例を示す構成図で
あり、図において48は移動型送受信機、9はGPSを
構成する人工衛星、29は地球周回軌道あるいは静止軌
道上にある通信用人工衛星、30は地球周回軌道あるい
は静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭載された光
学撮像装置、32は地上送受信局、44は救難救助機で
ある。図に示されるように、移動型送受信機48から通
信用人工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望
する年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送
信される一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮
像装置30により取得された地形画像データが、通信用
人工衛星29を介して地上送受信局32に送られる。地
上送受信局32では、受信した地形画像データと、過去
に受信したものを蓄積した地形画像データベースのデー
タと、別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地
図情報データベースのデータとが選択合成されて、移動
型送受信機48から受信した希望する年月日、時刻、表
示地域、表示言語等に合うように加工される。加工され
た地形情報は、通信用人工衛星29を介して移動型送受
信機48に送信され表示される。GPSを構成する人工
衛星9からの信号により移動型送受信機48の所在地が
確認され、表示された地形情報中に現在位置表示を重ね
ることが可能である。これらの情報を移動型送受信機4
8からの緊急救難信号と同時に発信し、通信用人工衛星
29を介して救難救助機44で受信することにより救難
救助機44の遭難現場への急行が可能である。光学撮像
装置30を搭載した観測用人工衛星31及び通信用人工
衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配置すること
により、地球上の任意の地点にある移動型送受信機48
に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示するこ
とが可能である。図では実施の形態9の一例として移動
型送受信機48が自動車8に搭載されているが、他にも
船舶、航空機、鉄道などの移動手段に搭載されうる。ま
た、地上送受信局32では地形画像データを逐次蓄積し
てデータベースに加えていくために、常に過去から最新
の地形情報データの中から選択合成加工できる。さらに
CD−ROMのような記録媒体を使用しないため、予め
記録媒体に記録された地形情報に制約されずに、移動型
送受信機48からの年月日、時刻、表示地域、表示言語
などの要求に応じた地形情報が得られる。移動型送受信
機48側の記録媒体読み取り装置も不要になるため、移
動型送受信機48の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し
小型軽量化される結果、搭載性も向上する。
【0039】図26はこの発明の実施の形態9における
情報処理フローの例である。移動型送受信機の使用者が
入力部33から表示地域指定及び目的地指定43を実行
すると処理制御部35に情報が送られる。処理制御部3
5へ送られた表示地域指定情報36は送受信部37から
通信用人工衛星29を経由して地上送受信局32へ送ら
れる。地上送受信局32では、通信用人工衛星29経由
で観測用人工衛星31に搭載された光学撮像装置30に
より取得される地形や道路38の画像を受信すると同時
に移動型送受信機48から受信した表示地域指定情報3
6に対応した道路情報等を含む地形情報39に処理し、
通信用人工衛星29経由で移動型送受信機48へ処理し
た情報を送信する。移動型送受信機48では送受信部3
7で受信した道路情報等を含む地形情報39を処理制御
部35へ送る。また、衛星利用測位システム受信部5に
よりGPSを構成する人工衛星9からの信号を受信処理
し現在位置情報14として処理制御部35へ送る。さら
に移動型送受信機48に慣性航法装置7が内蔵される場
合は慣性航法装置7からの移動方向・速度情報15も処
理制御部35へ送られ、道路情報等を含む地形情報39
との重ね合わせにより衛星利用測位システムによる現在
位置情報14が補正される。このようにして処理制御部
35に送られる表示地域及び目的地指定43、道路情報
等を含む地形情報39及び現在位置情報14の補正結果
から、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつくら
れる。このような処理を経る結果、表示部40には、目
的地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在位
置情報、目的地までの距離情報等が表示される。一方、
移動型送受信機48の使用者が例えば誤って道路脇のが
け下に滑落した場合には、移動型送受信機48の救難信
号入力部45にスイッチ入力する。救難入力は処理制御
部35から送受信部37を経由して救難信号と現在位置
情報46として通信用人工衛星29に送信される。通信
用人工衛星29から地上送受信局32に転送された救難
信号と現在位置情報46は即座に救難救助機44に送信
され移動型送受信機48の遭難現場が特定される。
【0040】図27はこの発明の実施の形態9による地
形情報表示の例を模式的に示した図である。図において
19は現在位置を示す記号、20は目的地、21は地形
情報の内の道路、22は方位表示、23は現在位置表
示、24は目的地までの距離表示、41は道路番号、2
6は次の交差点での進行方向表示、27は道路上での進
行方向表示、42は表示地域指定に対応した表示中心位
置情報、49は移動方向・速度表示である。地形情報全
体は3次元的に表示され、がけ下に転落している移動型
送受信機の移動に伴い刻々と現在位置記号19の地形情
報上の位置が変化するとともに、現在位置表示23、目
的地までの距離表示24及び移動速度・方向表示49が
変化する。
【0041】実施の形態10 図28はこの発明の実施の形態10の一例を示す構成図
であり、図において50は固定型送受信機、29は地球
周回軌道あるいは静止軌道上にある通信用人工衛星、3
0は地球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工
衛星31に搭載された光学撮像装置、32は地上送受信
局である。図に示されるように、固定型送受信機50か
ら人工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望す
る年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送信
される一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮像
装置30により取得された地形画像データが、通信用人
工衛星29を介して地上送受信局32に送られる。地上
送受信局32では、受信した地形画像データと、過去に
受信したものを蓄積した地形画像データベースのデータ
と、別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地図
情報データベースのデータとが選択合成されて、固定型
送受信機50から受信した希望する年月日、時刻、表示
地域、表示言語等に合うように加工される。加工された
地形情報は、通信用人工衛星29を介して固定型送受信
機50に送信され表示される。光学撮像装置30を搭載
した観測用人工衛星31及び通信用の人工衛星29を地
球周回及び静止軌道上に複数配置することにより、地球
上の任意の地点にある固定型送受信機50に地球上の任
意の地点の地形情報を送受及び表示することが可能であ
る。また、地上送受信局32では地形画像データを逐次
蓄積してデータベースに加えていくために、常に過去か
ら最新の地形情報データの中から選択合成加工できる。
さらにCD−ROMのような記録媒体を使用しないた
め、予め記録媒体に記録された地形情報に制約されず
に、固定型送受信機50からの年月日、時刻、表示地
域、表示言語などの要求に応じた地形情報が得られる。
固定型送受信機50側の記録媒体読み取り装置も不要に
なるため、固定型送受信機50の寿命、信頼性及び耐衝
撃性が向上し小型軽量化される。固定型送受信機50に
投射装置を組み合わせたものが教育機関にあれば、各教
育機関で常に過去から最新のものまで世界中の地形情報
を投射表示できるため、高い教育効果が期待できる。
【0042】図29はこの発明の実施の形態10におけ
る情報処理フローの例である。固定型送受信機50の使
用者が入力部33により表示地域指定34を実行すると
処理制御部35に表示地域指定34の情報が送られる。
処理制御部35へ送られた表示地域指定情報36は送受
信部37から地球周回軌道あるいは静止軌道上にある通
信用人工衛星29を経由して地上送受信局32へ送られ
る。地上送受信局32では、通信用人工衛星29経由で
地球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星
31に搭載された光学撮像装置30により取得される地
形や道路38の画像を受信すると同時に固定型送受信機
50から受信した表示地域指定情報36に対応した道路
情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛星2
9経由で固定型送受信機50へ処理した情報を送信す
る。固定型送受信機50では送受信部37で受信した道
路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送る。
処理制御部35に送られる表示地域指定情報36及び道
路情報等を含む地形情報39をもとに、表示部40に
は、表示地域中心位置情報、地形情報、道路情報、方位
等が表示される。
【0043】図30はこの発明の実施の形態10による
地形情報表示の例を模式的に示した図である。図におい
て21は地形情報の内の道路、22は方位表示、41は
道路情報、42は表示地域指定に対応した表示中心位置
情報である。地形情報全体は3次元的に表示されてい
る。
【0044】実施の形態11 図31はこの発明の実施の形態11の一例を示す構成図
であり、図において50は固定型送受信機、9はGPS
を構成する人工衛星、29は地球周回軌道あるいは静止
軌道上にある通信用人工衛星、30は地球周回軌道ある
いは静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭載された
光学撮像装置、32は地上送受信局である。図に示され
るように、固定型送受信機50から通信用人工衛星29
を介して地上送受信局32まで、希望する年月日、時
刻、表示地域、表示言語等のデータが送信される一方、
観測用人工衛星31に搭載された光学撮像装置30によ
り取得された地形画像データが、通信用人工衛星29を
介して地上送受信局32に送られる。地上送受信局32
では、受信した地形画像データと、過去に受信したもの
を蓄積した地形画像データベースのデータと、別に蓄積
した道路、建造物、土地利用等の一般地図情報データベ
ースのデータとが選択合成されて、固定型送受信機50
から受信した希望する年月日、時刻、表示地域、表示言
語等に合うように加工される。加工された地形情報は、
通信用人工衛星29を介して固定型送受信機50に送信
され表示される。GPSを構成する人工衛星9からの信
号により固定型送受信機50の所在地が確認され、表示
された地形情報中に現在位置表示を重ねることが可能で
ある。光学撮像装置30を搭載した人工衛星31及び通
信用の人工衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配
置することにより、地球上の任意の地点にある固定型送
受信機50に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び
表示すること、現在位置を表示することが可能である。
また、地上送受信局32では地形画像データを逐次蓄積
してデータベースに加えていくために、常に過去から最
新の地形情報データの中から選択合成加工できる。さら
にCD−ROMのような記録媒体を使用しないため、予
め記録媒体に記録された地形情報に制約されずに、固定
型送受信機50からの年月日、時刻、表示地域、表示言
語などの要求に応じた地形情報が得られる。固定型送受
信機50側の記録媒体読み取り装置も不要になるため、
固定型送受信機50の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上
し小型軽量化される。固定型送受信機50に投射装置を
組み合わせたものが教育機関にあれば、各教育機関で常
に過去から最新のものまで世界中の地形情報を投射表示
できるため、高い教育効果が期待できる。
【0045】図32はこの発明の実施の形態11におけ
る情報処理フローの例である。固定型送受信機50の使
用者が入力部33から表示地域指定及び目的地指定43
を実行すると処理制御部35に表示地域指定及び目的地
指定43の情報が送られる。処理制御部35へ送られた
表示地域指定情報36は送受信部37から通信用人工衛
星29を経由して地上送受信局32へ送られる。地上送
受信局32では、通信用人工衛星29経由で観測用人工
衛星31に搭載された光学撮像装置30により取得され
る地形や道路38の画像を受信すると同時に固定型送受
信機50から受信した表示地域指定情報36に対応した
道路情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛
星29経由で固定型送受信機50へ処理した情報を送信
する。固定型送受信機50では送受信部37で受信した
道路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送
る。また、衛星利用測位システム受信部5によりGPS
を構成する人工衛星9からの信号を受信処理し現在位置
情報14として処理制御部35へ送る。このようにして
処理制御部35に送られる表示地域及び目的地指定4
3、道路情報等を含む地形情報39及び現在位置情報1
4から、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつく
られる。このような処理を経る結果、表示部40には、
目的地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在
位置情報、目的地までの距離情報等が表示される。
【0046】図33はこの発明の実施の形態11による
地形情報表示の例を模式的に示した図である。図におい
て19は固定型送受信機の現在位置を示す記号、20は
目的地、21は地形情報の内の道路、22は方位表示、
23は現在位置表示、24は目的地までの距離表示、2
5は道路番号、26は次の交差点での進行方向表示、2
7は道路上での進行方向表示、42は表示地域指定に対
応した表示中心位置情報である。地形情報全体は3次元
的に表示され、固定型送受信機の移動に伴い刻々と現在
位置記号8の地形情報上の位置が変化するとともに、現
在位置表示12及び目的地までの距離表示13が変化す
る。
【0047】実施の形態12 図34はこの発明の実施の形態12の一例を示す構成図
であり、図において50は固定型送受信機、9はGPS
を構成する人工衛星、29は地球周回軌道あるいは静止
軌道上にある通信用人工衛星、30は地球周回軌道ある
いは静止軌道上にある観測用人工衛星31に搭載された
光学撮像装置、32は地上送受信局、44は救難救助機
である。図に示されるように、固定型送受信機50から
通信用人工衛星29を介して地上送受信局32まで、希
望する年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが
送信される一方、観測用人工衛星31に搭載された光学
撮像装置30により取得された地形画像データが、通信
用人工衛星29を介して地上送受信局32に送られる。
地上送受信局32では、受信した地形画像データと、過
去に受信したものを蓄積した地形画像データベースのデ
ータと、別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般
地図情報データベースのデータとが選択合成されて、固
定型送受信機50から受信した希望する年月日、時刻、
表示地域、表示言語等に合うように加工される。加工さ
れた地形情報は、通信用人工衛星29を介して固定型送
受信機50に送信され表示される。GPSを構成する人
工衛星9からの信号により固定型送受信機50の所在地
が確認され、表示された地形情報中に現在位置表示を重
ねることが可能である。これらの情報を固定型送受信機
50からの緊急救難信号と同時に発信し、通信用人工衛
星29を介して救難救助機44で受信することにより救
難救助機44の遭難現場への急行が可能である。光学撮
像装置30を搭載した観測用人工衛星31及び通信用人
工衛星29を地球周回及び静止軌道上に複数配置するこ
とにより、地球上の任意の地点にある固定型送受信機5
0に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示する
ことが可能である。また、地上送受信局32では地形画
像データを逐次蓄積してデータベースに加えていくため
に、常に過去から最新の地形情報データの中から選択合
成加工できる。さらにCD−ROMのような記録媒体を
使用しないため、予め記録媒体に記録された地形情報に
制約されずに、固定型送受信機50からの年月日、時
刻、表示地域、表示言語などの要求に応じた地形情報が
得られる。固定型送受信機50側の記録媒体読み取り装
置も不要になるため、固定型送受信機50の寿命、信頼
性及び耐衝撃性が向上し小型軽量化される。固定型送受
信機50に投射装置を組み合わせたものが教育機関にあ
れば、各教育機関で常に過去から最新のものまで世界中
の地形情報を投射表示できるため、高い教育効果が期待
できる。また、固定型送受信機50を気候条件の厳しい
測候所等に設置すれば、災害時の緊急救難に有効であ
る。
【0048】図35はこの発明の実施の形態12におけ
る情報処理フローの例である。固定型送受信機50の使
用者が入力部33から表示地域指定及び目的地指定43
を実行すると処理制御部35に表示地域指定及び目的地
指定43の情報が送られる。処理制御部35へ送られた
表示地域指定情報36は送受信部37から通信用人工衛
星29を経由して地上送受信局32へ送られる。地上送
受信局32では、通信用人工衛星29経由で観測用人工
衛星31に搭載された光学撮像装置30により取得され
る地形や道路38の画像を受信すると同時に固定型送受
信機50から受信した表示地域指定情報36に対応した
道路情報等を含む地形情報39に処理し、通信用人工衛
星29経由で固定型送受信機50へ処理した情報を送信
する。固定型送受信機50では送受信部37で受信した
道路情報等を含む地形情報39を処理制御部35へ送
る。また、衛星利用測位システム受信部5によりGPS
を構成する人工衛星9からの信号を受信処理し現在位置
情報14として処理制御部35へ送る。このようにして
処理制御部35に送られる表示地域及び目的地指定4
3、道路情報等を含む地形情報39及び現在位置情報1
4から、目的地までの距離情報、3次元表示情報がつく
られる。このような処理を経る結果、表示部40には、
目的地情報、地形情報、道路情報、現在位置記号、現在
位置情報、目的地までの距離情報等が表示される。一
方、固定型送受信機50の使用者が例えばかげ崩れ災害
に見舞われた場合には、固定型送受信機50の救難信号
入力部45にスイッチ入力する。救難入力は処理制御部
35から送受信部37を経由して救難信号と現在位置情
報46として通信用人工衛星29に送信される。通信用
人工衛星29から地上送受信局32に転送された救難信
号と現在位置情報46は即座に救難救助機44に送信さ
れ固定型送受信機50の被災現場が特定される。
【0049】図36はこの発明の実施の形態12による
地形情報表示の例を模式的に示した図である。図におい
て19は現在位置を示す記号、20は目的地、21は地
形情報の内の道路、22は方位表示、23は現在位置表
示、24は目的地までの距離表示、41は道路番号、4
2は表示地域指定に対応した表示中心位置情報である。
地形情報全体は3次元的に表示され、目的地設定を入力
部からの入力により変更すると目的地表示20及び目的
地までの距離表示24が変化する。
【0050】実施の形態13 図37はこの発明の実施の形態13の一例を示す構成図
であり、図において8は移動型送受信機48を搭載した
自動車、28は携帯型送受信機、47は可搬型送受信
機、29は地球周回軌道あるいは静止軌道上にある通信
用人工衛星、30は地球周回軌道あるいは静止軌道上に
ある観測用人工衛星31に搭載された光学撮像装置、3
2は地上送受信局である。図に示されるように、携帯型
送受信機28、可搬型送受信機47及び移動型送受信機
48のうちの任意の送受信機から人工衛星29を介して
地上送受信局32まで、希望する年月日、時刻、表示地
域、表示言語等のデータが送信される一方、観測用人工
衛星31に搭載された光学撮像装置30により取得され
た地形画像データが、通信用人工衛星29を介して地上
送受信局32に送られる。地上送受信局32では、受信
した地形画像データと、過去に受信したものを蓄積した
地形画像データベースのデータと、別に蓄積した道路、
建造物、土地利用等の一般地図情報データベースのデー
タとが選択合成されて、携帯型送受信機28、可搬型送
受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の送受
信機から受信した希望する年月日、時刻、表示地域、表
示言語等に合うように加工される。加工された地形情報
は、通信用人工衛星29を介して携帯型送受信機28、
可搬型送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任
意の送受信機に送信され表示される。光学撮像装置30
を搭載した観測用人工衛星31及び通信用の人工衛星2
9を地球周回及び静止軌道上に複数配置することによ
り、地球上の任意の地点にある携帯型送受信機28、可
搬型送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意
の送受信機に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び
表示することが可能である。また、地上送受信局32で
は地形画像データを逐次蓄積してデータベースに加えて
いくために、常に過去から最新の地形情報データの中か
ら選択合成加工できる。さらにCD−ROMのような記
録媒体を使用しないため、予め記録媒体に記録された地
形情報に制約されずに、携帯型送受信機28、可搬型送
受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の送受
信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語などの要
求に応じた地形情報が得られる。携帯型送受信機28、
可搬型送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任
意の送受信機側の記録媒体読み取り装置も不要になるた
め、携帯型送受信機28、可搬型送受信機47及び移動
型送受信機48のうちの任意の送受信機の寿命、信頼性
及び耐衝撃性が向上し小型軽量化される結果、携帯性、
可搬性及び搭載性も向上する。図では実施の形態13の
一例として移動型送受信機48が自動車8に搭載されて
いるが、他にも船舶、航空機、鉄道などの移動手段に搭
載されうる。また固定型送受信機もシステムに組み込ま
れうる。
【0051】実施の形態14 図38はこの発明の実施の形態14の一例を示す構成図
であり、図において8は移動型送受信機48を搭載した
自動車、28は携帯型送受信機、47は可搬型送受信
機、9はGPSを構成する人工衛星、29は地球周回軌
道あるいは静止軌道上にある通信用人工衛星、30は地
球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星3
1に搭載された光学撮像装置、32は地上送受信局であ
る。図に示されるように、携帯型送受信機28、可搬型
送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の送
受信機から通信用人工衛星29を介して地上送受信局3
2まで、希望する年月日、時刻、表示地域、表示言語等
のデータが送信される一方、観測用人工衛星31に搭載
された光学撮像装置30により取得された地形画像デー
タが、通信用人工衛星29を介して地上送受信局32に
送られる。地上送受信局32では、受信した地形画像デ
ータと、過去に受信したものを蓄積した地形画像データ
ベースのデータと、別に蓄積した道路、建造物、土地利
用等の一般地図情報データベースのデータとが選択合成
されて、携帯型送受信機28、可搬型送受信機47及び
移動型送受信機48のうちの任意の送受信機から受信し
た希望する年月日、時刻、表示地域、表示言語等に合う
ように加工される。加工された地形情報は、通信用人工
衛星29を介して携帯型送受信機28、可搬型送受信機
47及び移動型送受信機48のうちの任意の送受信機に
送信され表示される。GPSを構成する人工衛星9から
の信号により携帯型送受信機28、可搬型送受信機47
及び移動型送受信機48のうちに任意の送受信機の所在
地が確認され、表示された地形情報中に現在位置表示を
重ねることが可能である。光学撮像装置30を搭載した
人工衛星31及び通信用の人工衛星29を地球周回及び
静止軌道上に複数配置することにより、地球上の任意の
地点にある携帯型送受信機28、可搬型送受信機47及
び移動型送受信機48のうちの任意の送受信機に地球上
の任意の地点の地形情報を送受及び表示すること、現在
位置を表示することが可能である。また、地上送受信局
32では地形画像データを逐次蓄積してデータベースに
加えていくために、常に過去から最新の地形情報データ
の中から選択合成加工できる。さらにCD−ROMのよ
うな記録媒体を使用しないため、予め記録媒体に記録さ
れた地形情報に制約されずに、携帯型送受信機28、可
搬型送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意
の送受信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語な
どの要求に応じた地形情報が得られる。携帯型送受信機
28、可搬型送受信機47及び移動型送受信機48のう
ちの任意の送受信機側の記録媒体読み取り装置も不要に
なるため、携帯型送受信機28、可搬型送受信機47及
び移動型送受信機48のうちの任意の送受信機の寿命、
信頼性及び耐衝撃性が向上し小型軽量化される結果、携
帯性、可搬性及び搭載性も向上する。図では実施の形態
14の一例として移動型送受信機48が自動車8に搭載
されているが、他にも船舶、航空機、鉄道などの移動手
段に搭載されうる。また固定型送受信機もシステムに組
み込まれうる。
【0052】実施の形態15 図39はこの発明の実施の形態15の一例を示す構成図
であり、図において8は移動型送受信機48を搭載した
自動車、28は携帯型送受信機、47は可搬型送受信
機、9はGPSを構成する人工衛星、29は地球周回軌
道あるいは静止軌道上にある通信用人工衛星、30は地
球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人工衛星3
1に搭載された光学撮像装置、32は地上送受信局、4
4は救難救助機である。図に示されるように、携帯型送
受信機28、可搬型送受信機47及び移動型送受信機4
8のうちの任意の送受信機から通信用人工衛星29を介
して地上送受信局32まで、希望する年月日、時刻、表
示地域、表示言語等のデータが送信される一方、観測用
人工衛星31に搭載された光学撮像装置30により取得
された地形画像データが、通信用人工衛星29を介して
地上送受信局32に送られる。地上送受信局32では、
受信した地形画像データと、過去に受信したものを蓄積
した地形画像データベースのデータと、別に蓄積した道
路、建造物、土地利用等の一般地図情報データベースの
データとが選択合成されて、携帯型送受信機28、可搬
型送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の
送受信機から受信した希望する年月日、時刻、表示地
域、表示言語等に合うように加工される。加工された地
形情報は、通信用人工衛星29を介して携帯型送受信機
28、可搬型送受信機47及び移動型送受信機48のう
ちの任意の送受信機に送信され表示される。GPSを構
成する人工衛星9からの信号により携帯型送受信機2
8、可搬型送受信機47及び移動型送受信機48のうち
の任意の送受信機の所在地が確認され、表示された地形
情報中に現在位置表示を重ねることが可能である。これ
らの情報を携帯型送受信機28、可搬型送受信機47及
び移動型送受信機48のうちの任意の送受信機からの緊
急救難信号と同時に発信し、通信用人工衛星29を介し
て救難救助機44で受信することにより救難救助機44
の遭難現場への急行が可能である。光学撮像装置30を
搭載した観測用人工衛星31及び通信用人工衛星29を
地球周回及び静止軌道上に複数配置することにより、地
球上の任意の地点にある携帯型送受信機28、可搬型送
受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の送受
信機に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示す
ることが可能である。また、地上送受信局32では地形
画像データを逐次蓄積してデータベースに加えていくた
めに、常に過去から最新の地形情報データの中から選択
合成加工できる。さらにCD−ROMのような記録媒体
を使用しないため、予め記録媒体に記録された地形情報
に制約されずに、携帯型送受信機28、可搬型送受信機
47及び移動型送受信機48のうちの任意の送受信機か
らの年月日、時刻、表示地域、表示言語などの要求に応
じた地形情報が得られる。携帯型送受信機28、可搬型
送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の送
受信機側の記録媒体読み取り装置も不要になるため、携
帯型送受信機28、可搬型送受信機47及び移動型送受
信機48のうちの任意の送受信機の寿命、信頼性及び耐
衝撃性が向上し小型軽量化される結果、携帯性、可搬性
及び搭載性も向上する。図では実施の形態15の一例と
して移動型送受信機48が自動車8に搭載されている
が、他にも船舶、航空機、鉄道などの移動手段に搭載さ
れうる。また固定型送受信機もシステムに組み込まれう
る。
【0053】実施の形態16 図40はこの発明の実施の形態16の一例を示す構成図
であり、図において8は移動型送受信機48を搭載した
自動車、28a,28bは携帯型送受信機、47は可搬
型送受信機、9はGPSを構成する人工衛星、29は地
球周回軌道あるいは静止軌道上にある通信用人工衛星、
30は地球周回軌道あるいは静止軌道上にある観測用人
工衛星31に搭載された光学撮像装置、32は地上送受
信局、44は救難救助機である。図に示されるように、
携帯型送受信機28a,28b、可搬型送受信機47及
び移動型送受信機48のうちの任意の送受信機から通信
用人工衛星29を介して地上送受信局32まで、希望す
る年月日、時刻、表示地域、表示言語等のデータが送信
される一方、観測用人工衛星31に搭載された光学撮像
装置30により取得された地形画像データが、通信用人
工衛星29を介して地上送受信局32に送られる。地上
送受信局32では、受信した地形画像データと、過去に
受信したものを蓄積した地形画像データベースのデータ
と、別に蓄積した道路、建造物、土地利用等の一般地図
情報データベースのデータとが選択合成されて、携帯型
送受信機28a,28b、可搬型送受信機47及び移動
型送受信機48のうちの任意の送受信機から受信した希
望する年月日、時刻、表示地域、表示言語等に合うよう
に加工される。加工された地形情報は、通信用人工衛星
29を介して携帯型送受信機28a,28b、可搬型送
受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の送受
信機に送信され表示される。GPSを構成する人工衛星
9からの信号により携帯型送受信機28b及び移動型送
受信機48のうちの任意の送受信機の所在地が確認さ
れ、表示された地形情報中に現在位置表示を重ねること
が可能である。これらの情報を携帯型送受信機28b及
び移動型送受信機48のうちの任意の送受信機からの緊
急救難信号と同時に発信し、通信用人工衛星29を介し
て救難救助機44で受信することにより救難救助機44
の遭難現場への急行が可能である。光学撮像装置30を
搭載した観測用人工衛星31及び通信用人工衛星29を
地球周回及び静止軌道上に複数配置することにより、地
球上の任意の地点にある携帯型送受信機28、可搬型送
受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の送受
信機に地球上の任意の地点の地形情報を送受及び表示す
ることが可能である。また、地上送受信局32では地形
画像データを逐次蓄積してデータベースに加えていくた
めに、常に過去から最新の地形情報データの中から選択
合成加工できる。さらにCD−ROMのような記録媒体
を使用しないため、予め記録媒体に記録された地形情報
に制約されずに、携帯型送受信機28a,28b、可搬
型送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意の
送受信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語など
の要求に応じた地形情報が得られる。携帯型送受信機2
8a,28b、可搬型送受信機47及び移動型送受信機
48のうちの任意の送受信機側の記録媒体読み取り装置
も不要になるため、携帯型送受信機28a,28b、可
搬型送受信機47及び移動型送受信機48のうちの任意
の送受信機の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し小型軽
量化される結果、携帯性、可搬性及び搭載性も向上す
る。図では実施の形態16の一例として移動型送受信機
48が自動車8に搭載されているが、他にも船舶、航空
機、鉄道などの移動手段に搭載されうる。また固定型送
受信機もシステムに組み込まれうる。
【0054】
【発明の効果】第1の発明によれば、地形情報を記録し
た記録媒体を使用する必要がなくなり、地形情報表示の
ための送受信機を小型化、軽量化及び長寿命化する効果
があり、記録媒体の記録容量に制約を受けることなく送
受信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語などの
要求に応じた任意の範囲の任意の時点の地形情報を表示
することができる。記録媒体読み取り装置も不要になる
ため、送受信機の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し小
型軽量化される。
【0055】また、第2の発明によれば、地形情報を記
録した記録媒体を使用する必要がなくなり、地形情報表
示のための送受信機を小型化、軽量化及び長寿命化する
効果があり、記録媒体の記録容量に制約を受けることな
く送受信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語な
どの要求に応じた任意の範囲の任意の時点の地形情報を
表示することができることに加えて、現在の地形情報に
現在位置を重ねて表示することができる。記録媒体読み
取り装置も不要になるため、送受信機の寿命、信頼性及
び耐衝撃性が向上し小型軽量化される。
【0056】また、第3の発明によれば、地形情報を記
録した記録媒体を使用する必要がなくなり、地形情報表
示のための送受信機を小型化、軽量化及び長寿命化する
効果があり、記録媒体の記録容量に制約を受けることな
く送受信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語な
どの要求に応じた任意の範囲の任意の時点の地形情報を
表示することができることに加えて、現在の地形情報に
現在位置を重ねて表示することができる。また緊急救難
信号を現在位置情報と合わせて送受信することにより、
救難救助地点が明確になるため救助隊の到着が早くな
り、遭難者が無事救出される確率が高くなる。記録媒体
読み取り装置も不要になるため、送受信機の寿命、信頼
性及び耐衝撃性が向上し小型軽量化される。
【0057】また、第4の発明によれば、地形情報を記
録した記録媒体を使用する必要がなくなり、様々な種類
の地形情報表示のための送受信機を小型化、軽量化及び
長寿命化する効果があり、記録媒体の記録容量に制約を
受けることなく送受信機からの年月日、時刻、表示地
域、表示言語などの要求に応じた任意の範囲の任意の時
点の地形情報を表示することができることに加えて、現
在の地形情報に現在位置を重ねて表示することができ
る。また緊急救難信号を現在位置情報と合わせて送受信
することにより、救難救助地点が明確になるため救助隊
の到着が早くなり、遭難者が無事救出される確率が高く
なる。様々な種類の地形情報表示のための送受信機が使
用可能なため、用途に応じた地形情報表示のための送受
信機を選択できる。記録媒体読み取り装置も不要になる
ため、送受信機の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し小
型軽量化される。
【0058】また、第5の発明によれば、地形情報を記
録した記録媒体を使用する必要がなくなり、地形情報表
示のための送受信機を小型化、軽量化及び長寿命化する
効果があり、記録媒体の記録容量に制約を受けることな
く送受信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語な
どの要求に応じた任意の範囲の任意の時点の地形情報を
表示することができることに加えて、現在の地形情報に
現在位置を重ねて表示することができる。また緊急救難
信号を現在位置情報と合わせて送受信することにより、
救難救助地点が明確になるため救助隊の到着が早くな
り、遭難者が無事救出される確率が高くなる。記録媒体
読み取り装置も不要になるため、送受信機の寿命、信頼
性及び耐衝撃性が向上し小型軽量化される。
【0059】また、第6の発明によれば、地形情報を記
録した記録媒体を使用する必要がなくなり、様々な種類
の地形情報表示装置を小型化、軽量化及び長寿命化する
効果があり、記録媒体の記録容量に制約を受けることな
く送受信機からの年月日、時刻、表示地域、表示言語な
どの要求に応じた任意の範囲の任意の時点の地形情報を
表示することができることに加えて、現在の地形情報に
現在位置を重ねて表示することができる。また緊急救難
信号を重ねて送受信することにより、救難救助地点が明
確になるため救助隊の到着が早くなり、遭難者が無事救
出される確率が高くなる。様々な種類の地形情報表示装
置が混在可能なため、用途に応じた地形情報表示装置を
選択できる。記録媒体読み取り装置も不要になるため、
送受信機の寿命、信頼性及び耐衝撃性が向上し小型軽量
化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態1を示す図である。
【図2】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態1による処理フローを示す図である。
【図3】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態1による表示画面を示す図である。
【図4】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態2を示す図である。
【図5】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態2による処理フローを示す図である。
【図6】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態2による表示画面を示す図である。
【図7】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態3を示す図である。
【図8】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態3による処理フローを示す図である。
【図9】 この発明による地形情報表示システムの実施
の形態3による表示画面を示す図である。
【図10】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態4を示す図である。
【図11】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態4による処理フローを示す図である。
【図12】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態4による表示画面を示す図である。
【図13】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態5を示す図である。
【図14】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態5による処理フローを示す図である。
【図15】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態5による表示画面を示す図である。
【図16】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態6を示す図である。
【図17】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態6による処理フローを示す図である。
【図18】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態6による表示画面を示す図である。
【図19】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態7を示す図である。
【図20】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態7による処理フローを示す図である。
【図21】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態7による表示画面を示す図である。
【図22】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態8を示す図である。
【図23】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態8による処理フローを示す図である。
【図24】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態8による表示画面を示す図である。
【図25】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態9を示す図である。
【図26】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態9による処理フローを示す図である。
【図27】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態9による表示画面を示す図である。
【図28】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態10を示す図である。
【図29】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態10による処理フローを示す図である。
【図30】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態10による表示画面を示す図である。
【図31】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態11を示す図である。
【図32】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態11による処理フローを示す図である。
【図33】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態11による表示画面を示す図である。
【図34】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態12を示す図である。
【図35】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態12による処理フローを示す図である。
【図36】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態12による表示画面を示す図である。
【図37】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態13を示す図である。
【図38】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態14を示す図である。
【図39】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態15を示す図である。
【図40】 この発明による地形情報表示システムの実
施の形態16を示す図である。
【図41】 従来の地形情報表示システムを示す図であ
る。
【図42】 従来の地形情報表示システムによる処理フ
ローを示す図である。
【図43】 従来の地形情報表示システムによる表示画
面を示す図である。
【符号の説明】
1 移動型送受信機表示装置 2 CD−ROM 3 CD−ROM読み取り装置 4 衛星利用測位システム受信アンテナ 5 衛星利用測位システム受信装置 6 ケーブル 7 慣性航法装置 8 自動車 9 人口衛星 10 交差点情報 11 地形情報及び道路情報 12 目的地指定 13 目的地情報 14 現在位置情報 15 移動方向・速度情報 16 補正された現在位置情報 17 交差点進行方向情報 18 目的地までの距離情報 19 現在位置を示す記号 20 目的地 21 地形情報の内の道路 22 方位表示 23 現在位置表示 24 目的地までの距離表示 25 現在走行中の道路番号 26 次の交差点での進行方向表示 27 道路上での進行方向表示 28 携帯型送受信機 29 通信用人工衛星 30 光学撮像装置 31 観測用人工衛星 32 地上送受信局 33 入力部 34 表示地域指定 35 処理制御部 36 表示地域指定情報 37 送受信部 38 地形や道路 39 地形情報 40 表示部 41 道路番号 42 表示中心位置情報 43 表示地域指定及び目的地指定 44 救難救助機 45 救難信号入力部 46 救難信号及び現在位置情報 47 可搬型送受信機 48 移動型送受信機 49 移動速度・方向表示 50 固定型送受信機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛しょう体に搭載された光学撮像装置あ
    るいは電波観測装置で取得された地形、道路、建築物等
    の地形情報を、送受信機に送受信表示するシステムにお
    いて、表示する年月日、時刻、表示地域、表示言語など
    の要求を入力する入力部、通信中継局と情報を送受する
    送受信部、上記入力部で入力された要求と上記送受信部
    で受信した地形情報を表示部で表示可能なデータに変換
    処理する処理制御部及び表示部により構成される送受信
    機と、光学撮像装置あるいは電波観測装置を搭載し、地
    形情報を収集して地上あるいは人工衛星等の通信中継局
    に地形情報を送受する飛しょう体と、上記送受信機から
    の要求を受信し、上記飛しょう体に搭載された光学撮像
    装置あるいは電波観測装置で取得された地形、道路、建
    築物等の地形画像データを受信し、受信した地形画像デ
    ータを上記送受信機からの年月日、時刻、表示地域、表
    示言語要求に応じて変換処理してから送信する地上送受
    信局と、上記送受信局、上記飛しょう体、上記地上送受
    信局との間の送受信を中継する通信中継局とを具備した
    ことを特徴とする、地形情報表示システム。
  2. 【請求項2】 送受信機で地上無線システムあるいは衛
    星利用測位システムなどを利用した所在地情報を受信
    し、地上受信局に所在地情報を送信することにより、上
    記送受信機所在地の送受信時点での最新地形図データを
    送受信する機能と上記送受信機に現在位置を表示する機
    能とを有することを特徴とする、請求項1記載の地形情
    報表示システム。
  3. 【請求項3】 送受信機に緊急救難信号の送受信機能を
    設けた、ことを特徴とする、請求項2記載の地形情報表
    示システム。
  4. 【請求項4】 上記送受信機として、携帯型送受信機、
    可搬型送受信機又は移動型送受信機を用いたことを特徴
    とする、請求項1、2又は3記載の地形情報表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 送受信機として、固定型送受信機を用い
    たことを特徴とする請求項1、2又は3記載の地形情報
    表示システム。
  6. 【請求項6】 送受信機を複数個設け、それぞれの送受
    信機は携帯型送受信機、可搬型受信機、移動型受信機、
    固定型送受信機であることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の地形情報表示システム。
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