JPH1096643A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH1096643A
JPH1096643A JP25264296A JP25264296A JPH1096643A JP H1096643 A JPH1096643 A JP H1096643A JP 25264296 A JP25264296 A JP 25264296A JP 25264296 A JP25264296 A JP 25264296A JP H1096643 A JPH1096643 A JP H1096643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中の一般車両が自車の走行地域内で一時
的,突発的に生じる走行障害情報をリアルタイムで入手
し得るようにし、走行障害を回避して各一般車両及び緊
急車両のスムースな走行を確保する。 【解決手段】 パトカー,救急車等の緊急車両1から緊
急走行中もしくは現場活動中等の緊急の走行障害データ
と位置座標データとを、影響範囲の地域内を走行中の各
一般車両2に対し地上通信部35から送信し続ける。送
受信をパーソナル無線等の地上無線電波を介して行い走
行障害情報を受ける一般車両の範囲を限定する。地上無
線の周波数帯域の内の特定周波数を走行障害情報用とし
て固定設定して一般車両の地上通信部45が常時受信可
能とする。送受信を走行障害の種別、障害状態、メッセ
ージ等のIDコードの組み合わせからなる識別IDコー
ドにより行い、受信した一般車両が各IDコードに対応
して予め設定した表示マークや文字情報を自車位置を示
すマークと共にディスプレイ44の地図画像上の該当位
置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のナビゲーション装置
として、自車両の走行位置に加え他車両の走行位置をも
自車両のディスプレイに表示させ得るもの、いわゆる車
車間通信が可能なものが知られている(例えば、特開平
8−68650号公報参照)。このものでは、GPS衛
星からの信号等に基づいて自車の走行位置をディスプレ
イに表示するナビゲーションユニットに対し地上通信部
を付設し、これを友人同士等の特定関係にある2もしく
は3の一般車両にそれぞれ搭載し、その2以上の一般車
両同士の間で相互に自車の走行位置を通信し、各車両の
ディスプレイに他の車両の走行位置をも併せて表示させ
るようになっている。
【0003】一方、車載型ナビゲーション装置を応用し
て一般車両に対し渋滞情報を提供するものとして、交通
情報通信システム(VICS)が提供されつつある。こ
れは、FM多重電波、光ビーコンもしくは電波ビーコン
を情報伝達媒体として用い、情報基地である道路交通情
報センターから各一般車両に交通情報を提供するもので
ある。この内、FM多重電波はかなり広域にわたる交通
情報を提供するものであり、FM多重電波を受信可能で
あればいずれの地点を走行していても交通情報を得るこ
とができる。また、光ビーコンは一般道を、電波ビーコ
ンは高速道路をそれぞれ中心として、比較的狭い地域の
交通情報を提供するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自車が走行
している地域内では、交通事故や火災等が突発的に生じ
る場合がある。この場合には、その交通事故現場等で交
通規制が敷かれ、また、その現場に急行する警察車両
(以下、パトカーという),救急車両もしくは消防車両
等の緊急車両を優先させるために一般車両の通行が規制
されたり不能になったりし、このため自車の走行路が渋
滞等の混雑状態に陥ることになる。また、一時的に生じ
る道路工事等によっても自車の走行路が上記の混雑状態
に陥ることになる。
【0005】このような走行障害を生じる原因である交
通事故等もしくはパトカー等の緊急車両の緊急走行は、
その近傍地域を走行中の一般車両にとって、その現場に
到達するか緊急車両と遭遇して初めて知り得ることであ
り、従来、上記一般車両の運転者は上記の如き走行障害
情報を事前に知ることはできなかった。このため、各一
般車両はナビゲーション装置により自車の走行地域内の
走行路等の経路情報を地図画像により得ることはできて
も、上記のような突発的、一時的な走行障害に起因して
渋滞等に巻き込まれることになる。
【0006】これに対し、上記のVICSによれば、光
ビーコンもしくは電波ビーコンを受けて上記の如き走行
地域内の走行障害情報を得ることは可能ではあるが、そ
の情報を得るためには上記の光ビーコン等が設置された
場所を通過する必要があり、その設置場所を通過するま
では走行障害の発生を知ることはできない。しかも、交
通情報センターを介した情報であるため、走行障害発生
から各一般車両が情報を入手するまでにかなりのタイム
ラグが生じ易く、上記の如き突発的な交通事故や緊急車
両の走行等の緊急の走行障害情報等をリアルタイムで得
ることはできない。
【0007】一方、上記の交通事故等は全国的に見ると
多数生じるため、これらの情報を全て各一般車両に提供
するようにすると、自車の走行地域とは無関係な情報を
も提供することになり、逆に繁雑なものとなる。このた
め、これらの走行障害情報を提供するにしても、情報を
受ける一般車両が現在走行している走行地域内について
の走行障害情報に限定する必要がある。また、自車の走
行地域内の走行障害情報の提供を受けても、その走行障
害の発生位置と自車の走行位置との相対位置関係が地図
画像上で視覚的に分からなければその情報を有効に役立
たせることはできない。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、走行中の一般
車両が自車の走行地域内で一時的,突発的に生じる走行
障害情報をリアルタイムで入手し得るようにすることに
より、その走行障害を回避して各一般車両及び緊急車両
のスムースな走行を確保することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車両に搭載されるものであ
って、ディスプレイと、地図情報を記憶する地図情報記
憶手段と、車両の現在位置データを演算し演算された現
在位置データを上記地図情報に基づく地図画像と共に上
記ディスプレイに表示するナビゲーションユニットとを
備えたナビゲーション装置を前提とする。このものにお
いて、地上無線の周波数帯域の内の特定周波数が一時的
もしくは突発的に発生する走行障害情報を送信するため
の専用周波数として予め固定的に設定され、その走行障
害の原因主体から上記特定周波数を介して地上無線電波
により送信される走行障害データと発生位置の位置座標
データとの信号を受信する無線受信手段を備える。加え
て、上記ナビゲーションユニットを、上記無線受信手段
が受信した信号を受けて走行障害データの内容を上記デ
ィスプレイの表示面に表示された地図画像上の上記位置
座標データに対応する位置に重畳して表示する構成とす
るものである。
【0010】上記の構成の場合、走行障害情報が地上無
線電波により送信され、これを無線受信手段が受信する
ようにしているため、走行中の一般車両が上記地上無線
電波の電波エリア内に入ることにより初めて受信可能に
なる。つまり、走行障害情報を送信する原因主体が自車
の走行地域内、すなわち、ディスプレイに表示された地
図画像の領域内に入ることにより初めてその地図画像上
に走行障害情報が表示されることになる。このため、自
車の走行地域内で発生する走行障害情報に限定してその
情報を得ることが可能になり、自車の走行地域と無関係
な走行障害情報を受信してしまうという不都合を除去す
ることが可能になる。
【0011】また、地上無線の周波数帯域の内の特定周
波数が専用周波数として予め固定的に設定されているた
め、無線受信手段による受信が常時可能となる。このた
め、ラジオ放送による交通情報等の場合や車車間通信の
場合のように情報を受ける一般車両の側で受信するため
にわざわざチューニングするという操作が必要であった
のに対し、本発明ではその操作を省略することができ、
交通事故発生等の情報やそれに伴う緊急車両の走行状態
の情報等の走行障害となる緊急情報が確実に送受信可能
になる。そのうえ、その専用周波数を介して走行障害の
原因主体からの送信を直接受信することが可能であるた
め、上記の特定周波数の固定設定と相俟って走行障害情
報をリアルタイムで得ることが可能になる。
【0012】そして、自車のディスプレイの地図画像上
には、自車の走行位置と共に、交通事故の発生等の走行
障害データがその走行障害の発生位置に表示されるた
め、それら自車の走行位置、走行障害発生位置及び走行
障害の内容を、ディスプレイの地図画像上で視覚により
容易に把握することが可能になる。このため、その走行
障害を回避した走行経路を事前に決定したりそのような
回避路に事前に変更したりすることが容易になり、上記
リアルタイムでの情報入手と相俟って、自車が混雑に巻
き込まれることを確実に回避してスムースな走行を確保
することができるばかりでなく、渋滞発生の緩和をも効
果的に図ることができるようになる。その上、上記ディ
スプレイの表示を見ることで、原因主体の一種である緊
急車両の接近をも事前に把握することができるため、そ
の緊急車両に対し予め回避動作をすることでその緊急車
両の緊急走行をよりスムースにさせることが可能にな
る。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における走行障害データを、走行障害情報を表すもの
として予め設定された識別IDコードとするものであ
る。
【0014】上記の構成の場合、原因主体から走行障害
データとして識別IDコードが送信され、この識別ID
コードを一般車両である自車の無線受信手段が受信する
ことになるため、走行障害データの送受信が容易かつ簡
易に行い得る。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、ナビゲーションユニットを、識別IDコー
ド毎に予め定められた表示マークを記憶保持し、無線受
信手段が受信した識別IDコードに対応する表示マーク
を走行障害データとしてディスプレイの地図画像上に表
示する構成とするものである。
【0016】上記の構成の場合、識別IDコードを受信
すると、その識別IDコードに対応する表示マークがデ
ィスプレイの地図画像上の走行障害発生位置に表示され
ることになるため、簡易な送受信に併せて、表示マーク
により走行障害の内容が容易に把握することが可能にな
る。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明における識別IDコードを、原因主体の種別を表す第
1IDコードと、走行障害の状態を表す第2IDコード
とを含む組み合わせにより構成するものである。
【0018】上記の構成の場合、識別IDコードを受信
することにより、その内の第1IDコードにより原因主
体の種別、すなわち、その走行障害が例えば交通事故、
火災、工事等のいずれによるものなのか、または、いわ
ゆるパトカー、消防車両、救急車等の緊急走行によるも
のなのかの把握と、第2IDコードにより走行障害の状
態、すなわち、例えば全面通行止め、片側通行規制等の
障害状態の把握との双方が可能になる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、ナビゲーションユニットを、第1IDコー
ドに対応して原因主体の種別を識別し得る形態のものと
して第1IDコード毎に定められた表示マークと、第2
IDコードに対応して走行障害の状態を表すものとして
第2IDコード毎に定められた文字情報とを記憶保持
し、無線受信手段が受信した識別IDコードの第1ID
コードに対応する表示マークと、第2IDコードに対応
する文字情報とを走行障害データとしてディスプレイの
地図画像上に表示する構成とするものである。
【0020】上記の構成の場合、識別IDコードを受信
することにより、ディスプレイの地図画像上には、原因
種別を表す表示マークが第1IDコードに基づいて、走
行障害の状態を表す文字情報が第2IDコードに基づい
てそれぞれ表示される。このため、そのディスプレイの
地図画像上の表示マークを見ることにより走行障害の原
因種別の把握が視覚的に容易に行われる上、文字情報を
見ることによりその走行障害の状態が詳細に把握され
る。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、音声による警告を出力する音声出力部を備
える。そして、ナビゲーションユニットを、上記無線受
信手段が受信した信号を受けて、走行障害データの内容
を上記ディスプレイに表示するとともに、上記音声出力
部により音声による警告を出力させる構成とするもので
ある。
【0022】上記の構成の場合、走行障害情報を無線受
信手段が受信すると、ディスプレイの地図画像上への表
示に加え、音声出力部から音声による警告が出力される
ため、その走行障害が発生した地域を走行中の各一般車
両の運転者に対し、その走行障害発生の緊急情報をより
確実に認識させることが可能になる。
【0023】請求項7〜請求項10記載の発明は、請求
項1記載の発明における走行障害情報を具体的に特定す
るものである。すなわち、その走行障害情報を、請求項
7記載の発明では一般車両以外の警察車両、消防車両、
救急車両等の緊急車両の緊急走行情報とし、請求項8記
載の発明では交通事故の発生現場情報とし、請求項9記
載の発明では火災の発生現場情報とし、請求項10記載
の発明では道路を占有する各種工事の工事現場情報とす
るものである。
【0024】上記の構成では、請求項7記載の発明の場
合、緊急車両の背後からもしくは正面からの接近、また
は、進行方向前方での交差等の情報が事前に得ることが
可能になるため、その緊急車両の接近や交差に対し事前
の回避動作が可能になる。また、請求項8記載の発明で
は交通事故の発生及びその現場位置、請求項9記載の発
明では火災の発生及びその現場位置、請求項10記載の
発明では各種工事の存在及びその施工現場位置の情報が
それぞれ事前に得ることが可能になるため、それらを回
避する走行路の決定が事前になし得ることになる。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
発明において、原因主体を一般車両以外の警察車両、消
防車両もしくは救急車両等の緊急車両とし、この緊急車
両を、自車の現在位置についての位置座標データを演算
する現在位置演算手段と、演算された位置座標データ及
び走行障害情報を特定周波数を介して地上無線電波によ
り一般車両に向け送信する無線送信手段とを備えるもの
とする。そして、上記一般車両である自車の無線受信手
段を、上記緊急車両の無線送信手段から送信される特定
周波数の地上無線電波を受信するように構成するもので
ある。
【0026】上記の構成の場合、走行障害情報を送信す
る側である原因主体が緊急車両である場合の構成が具体
的に特定される。すなわち、上記緊急車両は現在位置演
算手段により演算された現在位置の位置座標データと、
その緊急車両が例えば緊急走行中であるとか現場に停車
して現場検証中であるとかの走行障害情報とが無線送信
手段により送信される。そして、その送信源である緊急
車両を中心とする所定の地上無線の電波エリア内を走行
中の各一般車両の無線受信手段が上記位置座標データと
走行障害情報とを受信して、ディスプレイの地図画像上
の該当位置に走行障害情報が表示されることになる。
【0027】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の発明における無線送信手段を、電話を除く近距
離通信用無線機により構成するものである。
【0028】上記の構成の場合、緊急車両に搭載される
無線送信手段が電話を除く近距離通信用無線機であるた
め、送信された電波エリアが緊急車両を中心として比較
的狭い領域に限定され、その緊急車両の緊急走行等によ
る緊急の走行障害情報を受信する一般車両の範囲が上記
の比較的狭い領域に存在するものに限定される。このた
め、上記の緊急の走行障害情報を緊急車両の側にとって
必要な相手(電波エリア内の各一般車両)のみに限定し
て送信することが可能になる上、情報を受ける側(電波
エリア内の各一般車両)も自車の走行に影響のある走行
障害情報のみに限定して受信することが可能になる。
【0029】さらに、請求項13記載の発明は、請求項
1記載の発明において、原因主体に、持ち運び可能な近
距離通信用無線機に対し現在位置についての位置座標デ
ータを演算する現在位置演算手段が付設された無線機を
備え、一般車両である自車の無線受信手段を、上記無線
機から送信される特定周波数の地上無線電波を受信する
ように構成するものである。
【0030】上記の構成の場合、走行障害の原因主体が
道路工事等の定位置で一時的に発生するような各種工事
現場である場合であって、その各種工事現場が送信源と
なる場合に好適な構成が具体的に特定される。すなわ
ち、上記上記各種工事現場に設置した現在位置演算手段
付きの無線機から、現在工事中である等の走行障害デー
タと、その工事が行われている現在位置の位置座標デー
タと送信され、その送信源である無線機を中心とする所
定の地上無線の電波エリア内を走行中の各一般車両の無
線受信手段が上記位置座標データと走行障害データとを
受信して、ディスプレイの地図画像上の該当位置に走行
障害情報が表示されることになる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0032】図1は、本発明の実施形態に係るナビゲー
ション装置を示し、1は突発的な走行障害を生じる原因
主体の一種としての緊急車両、2は一般車両である。そ
して、上記緊急車両1にはナビゲーション装置3が搭載
され、一般車両2にはナビゲーション装置4が搭載され
ている。ここで、上記緊急車両1とは、パトカー,消防
車両,救急車もしくは輸血用血液等の緊急搬送を行う日
赤車両等の緊急走行を必要とする車両のことであり、一
般車両の走行に優先して緊急走行を行うことにより走行
中の一般車両の走行障害を引き起こす車両のことであ
る。また、上記一般車両2とは上記の緊急車両1を除く
車両のことであり、上記緊急車両1の緊急走行や交通事
故現場、火災現場等で停車して緊急処理を行うことによ
り走行障害の影響を受ける一般車両のことである。
【0033】上記緊急車両1に搭載されるナビゲーショ
ン装置3は、GPS受信部31と、現在位置の位置座標
データを演算する現在位置演算手段を含むナビゲーショ
ンユニット32と、地図情報が記録された例えばCD−
ROM等により構成された地図情報記憶手段33と、デ
ィスプレイ34と、地上無線電波を用いて走行障害デー
タを送信する無線送信手段としての地上通信部35とを
備えたものである。
【0034】上記GPS受信部31は、GPSアンテナ
36により所定数以上のGPS衛星5(図1には1のみ
を代表して示す)からの信号を受信し、そのGPS衛星
5からの信号の到達時間の差に基づいて現在位置の緯度
及び経度を測位するためのデータをナビゲーションユニ
ット31に入力するようになっている。
【0035】このナビゲーションユニット32は、地図
情報記憶手段33から地図データを読み出しその地図デ
ータに基づき地図画像をディスプレイ34に表示する一
方、上記GPS受信部31からのデータに基づき現在位
置の緯度及び経度等の位置座標データを演算しこの位置
座標データに基づき上記ディスプレイ34の地図画像上
の対応位置に自車マークを表示して自車の現在位置を表
示するようになっている。加えて、上記ナビゲーション
ユニット32は、走行障害データを入力設定するための
図示省略の入力部を備えており、ナビゲーションユニッ
ト32はこの入力部により入力設定された走行障害デー
タを後述の識別IDコードからなるデータフォーマット
に変換しこの識別IDコードを地上通信部35から地上
無線電波を介して送信させるようになっている。この入
力部としては、例えば図2に示すようにディスプレイ3
4に表示された走行障害データの全項目の内から該当項
目のタッチスイッチをタッチ操作することにより入力設
定するように構成すればよい。
【0036】上記地上通信部35は、無線電話を除き例
えばトランシーバもしくはパーソナル無線機等により構
成され、緊急車両1を中心として例えば数Km 〜5Km
程度の電波エリア内を走行中の一般車両2に対し送信可
能となっている。つまり、上記地上通信部35は、上記
緊急車両1を中心としてその緊急車両1の緊急走行等よ
り一般車両2が走行障害の影響を受けるであろう地域内
にのみ送信可能に構成されている。加えて、上記地上通
信部35は上記の識別IDコードを変調して地上通信ア
ンテナ37から地上無線電波の周波数帯域の内の特定周
波数(例えば145MHz )を介して送信し続けるよう
に構成されている。つまり、上記緊急車両1からの走行
障害データは上記特定周波数に固定設定された専用の周
波数により他の一般車両2に送信されるようになってお
り、この特定周波数は他の用途での使用が禁止された走
行障害データの送信用にのみ割り当てたものである。
【0037】なお、上記の緊急車両1に搭載されるナビ
ゲーション装置3としては、少なくともGPS衛星5か
らのGPS信号に基づいて現在位置の位置座標データを
演算する機能と、その位置座標データ及び走行障害デー
タを特定周波数の地上無線電波を介して送信し得る機能
とを備えていればよく、ディスプレイ34や地図情報記
憶手段33は省略し得るものである。
【0038】一方、上記一般車両2に搭載されるナビゲ
ーション装置4は、GPS受信部41と、現在位置の位
置座標データを演算する現在位置演算手段を含むナビゲ
ーションユニット42と、地図情報が記録された例えば
CD−ROM等により構成された地図情報記憶手段43
と、ディスプレイ44と、上記緊急車両1からの地上無
線電波を受信する無線受信手段としての地上通信部45
とを備えたものである。この内、GPS受信部41(G
PSアンテナ46を含む)、地図情報記憶手段43及び
ディスプレイ44は、上記ナビゲーション装置3のGP
S受信部31(GPSアンテナ36を含む)、地図情報
記憶手段33及びディスプレイ34と同じ構成を有して
いる。
【0039】上記ナビゲーションユニット42は、地図
情報記憶手段43から地図データを読み出しその地図デ
ータに基づき地図画像をディスプレイ44に表示する一
方、上記GPS受信部41からのデータに基づき現在位
置の緯度及び経度等の位置座標データを演算しこの位置
座標データに基づき上記ディスプレイ44の地図画像上
の対応位置に自車マークを表示して自車の現在位置を表
示するようになっている。加えて、上記ナビゲーション
ユニット42は、地上通信部45が受信した上記の識別
IDコード及び位置座標データを受け、その識別IDコ
ードに対応する走行障害データを上記ディスプレイ44
の地図画像上の上記位置座標データに対応する位置に表
示させるようになっている。
【0040】以上の構成において、上記識別IDコード
は、表1に送受信用のデータフォーマット例を示すよう
に、送信源である原因主体を特定する第1IDコードと
しての送信者送信IDコードと、その原因主体による走
行障害の状態を表す第2IDコードとしての状態送信I
Dコードと、メッセージを表すメッセージ送信IDコー
ドとの組み合わせにより構成されている。
【0041】
【表1】 上記送信者送信IDコードとしては、例えばパトカーな
らば「1」、消防車ならば「2」、救急車ならば
「3」、日赤車両ならば「4」と規定すればよい。ま
た、状態送信IDコードとしては、例えばパトカーの緊
急移動中であれば「A」、そのパトカーが事故現場で処
理中であれば「B」、消防車が緊急移動中であれば
「C」、その消防車が火災現場で消火活動中であれば
「D」というように規定すればよく、さらに、メッセー
ジ送信IDコードとしては、例えばパトカー等の出動に
より全面通行止めである旨のメッセージであれば「*
1」、片側通行止めである旨のメッセージであれば「*
2」、徐行規制中である旨のメッセージであれば「*
3」、背後から接近中であるので前方車両は道を譲れと
いうメッセージであれば「*4」というように規定すれ
ばよい。従って、パトカーが事故現場で処理中であり全
面通行止めであるという場合には「1B*1」という組
み合わせの識別IDコードにより走行障害データを送信
し続けることになる。
【0042】また、各一般車両2のナビゲーション装置
4のナビゲーションユニット42には、原因種別が識別
し得る表示マークが表1の右端欄に示すように上記の送
信者送信IDコード毎に予め入力設定され、また、状態
送信IDコード毎,メッセージ送信IDコード毎にそれ
ぞれ表1に示すように「緊急移動中」等の文字情報とし
て予め入力設定されている。そして、上記一般車両2の
ナビゲーションユニット42は、地上通信部45により
受信した識別IDコードに対応した表示マークと文字情
報とを、これと併せて受信した原因主体の位置座標デー
タに対応する位置の地図画像上に表示するようになって
いる。図3はそのディスプレイ44の表示例を示すもの
である。この表示例においては、「6I」、「3E*
5」、「2C*4」及び「2D*3」(表1参照)とい
う4種類の識別IDコードを受信した場合を示してお
り、これらの識別IDコードに対応して地図画像60上
には、上記一般車両2の走行位置及び走行方向を示す自
車マーク61に加え、「工事中」という文字情報62及
びその表示マーク63と、「救急車走行注意」という文
字情報64及びその救急車を表す表示マーク65と、
「火災発生徐行規制」という文字情報66及び火災を表
す表示マーク67と、「消防車移動中道譲れ」という文
字情報68及び消防車を表す表示マーク69とが表示さ
れている。
【0043】一方、走行障害の原因主体が道路工事等の
一時的に生じるものである場合には、図4に示すよう
に、持ち運び可能な無線機付きポータブルナビゲーショ
ン装置7が設置され、このポータブルナビゲーション装
置7から上記と同様の識別IDコード及び位置座標デー
タが固定設定された特定周波数の地上無線電波を介して
送信される。上記ポータブルナビゲーション装置7は、
緊急車両1に搭載されるナビゲーション装置3における
GPS受信部31、ナビゲーションユニット32、地図
情報記憶手段33、ディスプレイ34及び地上通信部3
5が図示省略の電源と共に携帯可能にユニット化された
ものである。そして、走行障害データである識別IDコ
ードとして、送信者送信IDコード「6」と、状態送信
IDコード「I」(表1参照)とが送信され続け、電波
エリア内に入る一般車両2に対し工事中であるとの走行
障害情報を提供するようになっている。
【0044】次に、走行障害情報(緊急情報)を受信す
る各一般車両2に搭載されたナビゲーション装置4のナ
ビゲーションユニット42における走行障害情報の表示
処理フローを図5に基づいて説明すると、地上通信部4
5の電源スイッチがON状態、上記の特定周波数による
緊急情報の受信スイッチがON状態であることを条件と
して(ステップS1,S2)、ステップS3で上記特定
周波数を介した緊急情報を受信したか否かを判定し、受
信していなければこれを繰り返す。従って、例えば数m
sec毎に特定周波数での受信の有無が確認されること
になる。そして、受信があればステップS4で受信信号
を受け、ステップS5で受信した識別IDコードに基づ
きその内容をデータフォーマットテーブルから解析した
後、ステップS6でディスプレイ44の地図画像上に解
析した表示マークと文字情報とを表示する。加えて、要
求がある場合には、ステップS7でその走行障害を回避
し得る回避路を検索して経路誘導マーク(図3に70で
示す矢印マーク参照)をディスプレイ44の地図画像上
に併せて表示し、リターンする。
【0045】上記の構成の場合、走行障害を生じるパト
カー等の原因主体から特定周波数でかつ比較的近距離の
電波エリアとなる地上無線電波を介して走行障害データ
を表す識別IDコードと位置座標データとの走行障害情
報が送信され続けるため、その電波エリア内を走行中の
一般車両や電波エリアに入ってきた一般車両に対しての
み上記走行障害情報を提供することができる。そして、
上記の一般車両の側では、上記識別IDコード及び位置
座標データに基づきディスプレイ44の地図画像上に自
車の走行位置を示す自車マーク61に加え、上記走行障
害の種別(パトカーもしくは救急車の緊急走行または交
通事故もしくは火災の発生)と、その緊急走行位置もし
くは発生現場位置とが表示されるため、そのような走行
障害を事前に回避して自車が混雑に巻き込まれることを
確実に回避することができる上、渋滞の緩和及び緊急車
両のスムースな走行の確保を図ることができる。しか
も、上記の走行障害情報の送信が予め固定的に設定され
た特定周波数を介して行われるため、各一般車両はその
走行障害情報を確実にかつ自動的に受信することができ
る。加えて、その走行障害情報が地上無線電波を介して
送信されるため、その走行障害発生位置を中心とする比
較的近距離の地域を走行している一般車両にのみ、つま
り、走行障害発生により影響を受ける一般車両のみ走行
障害情報を提供することができ、交通事故等の走行障害
が生じても自車の走行に障害とはならない地域を走行中
の一般車両に対し無関係な情報を提供することによる混
乱を回避することができる。
【0046】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
各一般車両の地上通信部45を受信機能のみとしている
が、これに限らず、上記地上通信部45を送受信可能と
すれば、複数の一般車両同士で車車間通信が可能とな
る。
【0047】上記実施形態では、走行障害情報を受信す
れば必ずディスプレイ44に表示するようにしている
が、これに限らず、例えば上記走行障害情報を受信した
一般車両において、自車の目的地に応じて経路誘導が行
われている場合には、その誘導経路と上記の走行障害情
報とを照らし合わせて自車に関係がある場合にのみディ
スプレイ44に表示させるように制限してもよい。これ
により、走行障害発生位置からの電波エリア内にあって
もその走行障害により影響を受けない一般車両に対し無
関係な情報を提供することによる混乱を回避することが
できる。
【0048】また、上記実施形態において、道路工事等
の各種工事が一時的とはいってもある程度の期間にわた
り継続する場合には、メッセージデータとして工事期間
もしくは工事による道路規制期間の予定を付加してこの
メッセージデータを各一般車両に対し送信し、受信側の
一般車両のディスプレイにそれを表示させるようにして
もよい。
【0049】さらに、上記実施形態において、一般車両
2のナビゲーション装置4に対し音声による警告を出力
する音声出力部を付加し、ナビゲーションユニット42
を、地上通信部45が走行障害情報を受信することによ
り、走行障害データのディスプレイ44への表示ととも
に、上記音声出力部により音声による警告を出力させる
ように構成してもよい。これにより、上記一般車両の運
転者に対し走行障害の発生をより確実に知らしめること
ができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるナビゲーション装置によれば、走行障害情報
を地上無線電波により送信してこれを一般車両の無線受
信手段が受信するようにしているため、自車の走行地域
内で発生する走行障害情報に限定してその情報を得るこ
とができ、自車の走行地域と無関係な走行障害情報を受
信してしまうという不都合を除去することができる。
【0051】また、地上無線の周波数帯域の内の特定周
波数を専用周波数として予め固定的に設定しているた
め、上記無線受信手段による受信が常時可能となり、走
行障害となる緊急情報を確実に受信することができる
上、上記特定周波数を介して走行障害の原因主体からの
送信を直接受信可能であることと相俟って走行障害情報
をリアルタイムで得ることができる。
【0052】そして、自車のディスプレイの地図画像上
には、自車の走行位置と共に、交通事故の発生等の突発
的に生じる走行障害データがその発生位置に表示される
ため、それらを視覚により容易に把握することができ、
上記リアルタイムでの情報入手と相俟って、自車が混雑
に巻き込まれることを確実に回避してスムースな走行を
確保することができるばかりでなく、渋滞発生の緩和を
も効果的に図ることができる。その上、上記ディスプレ
イの表示を見ることで、原因主体の一つである緊急車両
の接近をも事前に把握して、その緊急車両に対し予め回
避動作をすることでその緊急車両の緊急走行をよりスム
ースにさせることができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による効果に加え、原因主体から走行障害デー
タとして識別IDコードが送信され、この識別IDコー
ドを一般車両である自車の無線受信手段が受信するよう
にしているため、走行障害データの送受信の容易化,簡
易化を図ることができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明による効果に加え、識別IDコードに基づきデ
ィスプレイの地図画像上に表示される表示マークにより
走行障害の内容を容易に把握することができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明による効果に加え、識別IDコードを受信する
ことにより、その内の第1IDコードに基づき原因主体
の種別と、第2IDコードに基づき走行障害の状態の把
握との双方を行うことができる。
【0056】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明による効果に加え、識別IDコードを受信する
ことにより、ディスプレイの地図画像上に、原因種別を
表す表示マークと、走行障害の状態を表す文字情報とを
それぞれ表示させることができ、これにより、走行障害
の原因種別と、文字情報による走行障害の状態とを視覚
的に容易にかつ詳細に把握することができる。
【0057】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による効果に加え、音声出力部から音声による
警告によって、その走行障害が発生した地域を走行中の
各一般車両の運転者に対し、その走行障害発生の情報を
より確実に認識させることができる。
【0058】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による効果を前提として、緊急車両の背後から
もしくは正面からの接近、または、進行方向前方での交
差等の情報を事前に得ることができ、その緊急車両の接
近や交差に対し事前の回避操作を行うことができる。ま
た、請求項8記載の発明によれば交通事故の発生及びそ
の現場位置、請求項9記載の発明によれば火災の発生及
びその現場位置、請求項10記載の発明によれば各種工
事の存在及びその施工現場位置の情報をそれぞれ事前に
得ることができ、それらを回避するための走行路の決定
を事前にかつ容易に行うことができる。
【0059】請求項11記載の発明によれば、請求項1
記載の発明による効果に加え、走行障害情報を送信する
側である原因主体が緊急車両である場合に、その送信源
側の構成として好適なものとすることができる。すなわ
ち、緊急車両が緊急走行中であると事故現場で処理中で
あるとに拘らずその現在位置の位置座標データと、走行
障害情報とを無線送信手段により送信されて、その送信
源である緊急車両を中心とする所定の地上無線の電波エ
リア内を走行中の各一般車両のディスプレイの地図画像
上に対し、その該当位置に走行障害情報を表示させるこ
とができる。
【0060】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項11記載の発明による効果に加え、緊急車両に搭載
される無線送信手段が電話を除く近距離通信用無線機で
あるため、送信された電波エリアを緊急車両を中心とす
る比較的狭い領域に限定することができ、緊急の走行障
害情報を受信する一般車両の範囲を上記の比較的狭い領
域に存在するものに限定することができる。このため、
上記の緊急の走行障害情報を緊急車両の側にとって必要
な相手のみに限定して送信することができ、情報を受け
る側の各一般車両も自車の走行に影響のある走行障害情
報のみに限定して受信することができる。
【0061】さらに、請求項13記載の発明によれば、
請求項1記載の発明による効果に加え、走行障害の原因
主体が道路工事等の定位置で一時的に発生するような各
種工事現場である場合に、送信源側の構成として好適な
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す模式図である。
【図2】緊急車両側のディスプレイの表示画像の正面図
である。
【図3】一般車両側のディスプレイの表示画像の正面図
である。
【図4】工事中の場合の例を示す模式図である。
【図5】一般車両側の走行障害情報の表示処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 緊急車両(原因主体) 2 一般車両 3 緊急車両のナビゲーション装置 4 一般車両のナビゲーション装置 7 無線機付きポータブルナビゲーション装
置(現在位置演算手段が付設された無線機) 32 ナビゲーションユニット(現在位置演算
手段) 35 地上通信部(無線送信手段) 42 ナビゲーションユニット 43 地図情報記憶手段 44 ディスプレイ 45 地上通信部(無線受信手段) 60 地図画像 62,64,66,68 文字情報 63,65,67,69 表示マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 繁文 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されるものであって、ディス
    プレイと、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、車
    両の現在位置データを演算し演算された現在位置データ
    を上記地図情報に基づく地図画像と共に上記ディスプレ
    イに表示するナビゲーションユニットとを備えたナビゲ
    ーション装置において、 地上無線の周波数帯域の内の特定周波数が一時的もしく
    は突発的に発生する走行障害情報を送信するための専用
    周波数として予め固定的に設定され、その走行障害の原
    因主体から上記特定周波数を介して地上無線電波により
    送信される走行障害データと発生位置の位置座標データ
    との信号を受信する無線受信手段を備えており、 上記ナビゲーションユニットは、上記無線受信手段が受
    信した信号を受けて走行障害データの内容を上記ディス
    プレイの表示面に表示された地図画像上の上記位置座標
    データに対応する位置に重畳して表示するように構成さ
    れていることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 走行障害データは、走行障害情報を表すものとして予め
    設定された識別IDコードであることを特徴とするナビ
    ゲーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 ナビゲーションユニットは、識別IDコード毎に予め定
    められた表示マークを記憶保持しており、無線受信手段
    が受信した識別IDコードに対応する表示マークを走行
    障害データとしてディスプレイの地図画像上に表示する
    ように構成されていることを特徴とするナビゲーション
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 識別IDコードは、原因主体の種別を表す第1IDコー
    ドと、走行障害の状態を表す第2IDコードとを含む組
    み合わせにより構成されていることを特徴とするナビゲ
    ーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 ナビゲーションユニットは、第1IDコードに対応して
    原因主体の種別を識別し得る形態のものとして第1ID
    コード毎に定められた表示マークと、第2IDコードに
    対応して走行障害の状態を表すものとして第2IDコー
    ド毎に定められた文字情報とを記憶保持しており、無線
    受信手段が受信した識別IDコードの第1IDコードに
    対応する表示マークと、第2IDコードに対応する文字
    情報とを走行障害データとしてディスプレイの地図画像
    上に表示するように構成されていることを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 音声による警告を出力する音声出力部を備えており、 ナビゲーションユニットは、上記無線受信手段が受信し
    た信号を受けて、走行障害データの内容を上記ディスプ
    レイに表示するとともに、上記音声出力部により音声に
    よる警告を出力させるように構成されていることを特徴
    とするナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 走行障害情報は、一般車両以外の警察車両、消防車両、
    救急車両等の緊急車両の緊急走行情報であることを特徴
    とするナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 走行障害情報は、交通事故の発生現場情報であることを
    特徴とするナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 走行障害情報は、火災の発生現場情報であることを特徴
    とするナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 走行障害情報は、道路を占有する各種工事の工事現場情
    報であることを特徴とするナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 原因主体は一般車両以外の警察車両、消防車両もしくは
    救急車両等の緊急車両であり、この緊急車両が、自車の
    現在位置についての位置座標データを演算する現在位置
    演算手段と、演算された位置座標データ及び走行障害情
    報を特定周波数を介して地上無線電波により一般車両に
    向け送信する無線送信手段とを備えており、 上記一般車両である自車の無線受信手段は、上記緊急車
    両の無線送信手段から送信される特定周波数の地上無線
    電波を受信するように構成されていることを特徴とする
    ナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 無線送信手段は、電話を除く近距離通信用無線機により
    構成されていることを特徴とするナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】 請求項1において、 原因主体は、持ち運び可能な近距離通信用無線機に対し
    現在位置についての位置座標データを演算する現在位置
    演算手段が付設された無線機を備えており、 一般車両である自車の無線受信手段は、上記無線機から
    送信される特定周波数の地上無線電波を受信するように
    構成されていることを特徴とするナビゲーション装置。
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