JPH1029316A - メンテキャップ穴詰まり防止方法 - Google Patents

メンテキャップ穴詰まり防止方法

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JPH1029316A
JPH1029316A JP18711496A JP18711496A JPH1029316A JP H1029316 A JPH1029316 A JP H1029316A JP 18711496 A JP18711496 A JP 18711496A JP 18711496 A JP18711496 A JP 18711496A JP H1029316 A JPH1029316 A JP H1029316A
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JP
Japan
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communication port
clogging
atmosphere communication
maintenance
air communication
Prior art date
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Pending
Application number
JP18711496A
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English (en)
Inventor
Yuji Akao
赤尾  祐司
Hiroyuki Tsugaru
浩之 津軽
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1029316A publication Critical patent/JPH1029316A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテキャップの大気連通口や吸引口の穴詰
まりを防止すること。 【解決手段】 メンテキャップの大気連通口に大気連通
口穴詰まり防止部材、吸引口に吸引口穴詰まり防止部材
を挿入、離脱させることによりメンテキャップ内の穴詰
まりを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を飛翔さ
せて、記録紙等の記録媒体上にインク像を形成するイン
クジェットプリンタのメンテステーションに関し、特に
メンテステーションのメンテキャップの穴詰まり防止方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタはインクジェッ
トヘッドの複数のノズルからインクを方向、液滴径、吐
出速度を一定に保ちながら吐出させることにより良好な
印字品質を得ることができるプリンタである。更にイン
クジェットプリンタはノズルの数とインクの種類を容易
に増加できるのでカラー化が進み現在では主流のプリン
タになっている。しかし反面、1ノズルでも良好な吐出
が出来なくなると良好な印字が出来なくなるといった欠
点もある。この欠点を克服するためにインクジェットプ
リンタには良好な吐出を保証するためのメンテステーシ
ョンが具備されている。
【0003】メンテステーションの役割は印字中や長期
保存等様々な要因によりインクジェットヘッドからイン
クが良好に吐出できなくなったとき、吐出状態を良好な
状態に回復させることにより良好な印字を行えるように
する機能を備えたものである。
【0004】良好な吐出状態に復帰させるための手段と
しては一般にワイパーをインクジェットヘッドのノズル
面に当接させワイパーとノズル面を相対的に移動させる
ことによりノズル面に付着したインクを取り除くワイピ
ング手段と、吸引ポンプに接続された吸引口と、大気と
連通するための弁を装備した大気連通口を具備したメン
テキャップをノズル面に押しつけ強制的に吸引すること
によりノズル内に詰まったゴミをノズル外へ排出するこ
とで回復させる吸引手段を組み合わせている。実際のメ
ンテナンスの手順としてはインクジェットヘッドのノズ
ルにメンテキャップを当接させた後、大気連通口を閉じ
たままキャップ内を負圧にする事でノズルからインクを
吸引する。次にキャップ内に溜まったインクを除去する
ため大気連通口を開いた状態で再び吸引を行う。キャッ
プ内のインクが除去できたらメンテキャップをノズルよ
り分離しワイピングを行いノズル近傍に付着した不要な
インクを取り除くという一連の動作を繰り返している。
【0005】従来インクジェットプリンタに用いられる
メンテステーションのメンテキャップは図1に示す。メ
ンテキャップ1に大気連通口3と吸引口5が構成されて
いる。このメンテキャップを用いて前述のメンテナンス
を行ないメンテキャップ中にインクが残留すると大気連
通口や吸引口が詰まってしまいメンテキャップ内のイン
クを除去する事が出来なくなってしまうといった問題が
ある。この結果メンテナンスが作動しなくなるため、良
好な印字をさせる事が出来ないといった問題がある。
【0006】これを解決するために特開平7−1326
08には大気連通口をキャップ部に持たせることによ
り、大気連通口詰まりをくい止める方法が提案されてい
るがこの方法を用いるとメンテキャップをノズル面に当
接するときは大気連通機能を発揮するが任意に開閉でき
ないといった欠点がある。
【0007】またインクを染料等の再溶解性のあるもの
を用いることでキャップ中の残留インクを再び溶解させ
機能を保つプリンタも市販されているがこのような方法
をでは耐水性の無いインクしかインクジェットプリンタ
に用いることが出来ないといった欠点がある。特に顔料
を分散したインクを使用した場合には、顔料インクは一
度乾燥固化すると再分散性が無いため一度大気連通口を
詰まらせると再びメンテ機構が動作し無くなるといった
欠点を有している。
【0008】特開平7−132606にはメンテキャッ
プの中に多孔質部材を入れることによりインクの蒸発を
防ぐことで大気連通口や吸引口の穴詰まりを防止してい
るがこの方法では長時間にわたる印字中やインク切れ時
に長時間放置されると多孔質部材にインクが含浸された
状態で乾燥固化するために目的の効果を得られないとい
った欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題を
鑑み良好なメンテナンスを行うためのメンテステーショ
ンのメンテキャップの大気連通口や吸引口の穴詰まり防
止方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
にメンテキャップの大気連通口が大気連通の動作を行っ
ていないとき大気連通口内部に大気連通口穴詰まり防止
部材を挿入し、動作させるときは該大気連通口穴詰まり
防止部材を大気連通口から脱離させることを特徴とす
る。またメンテナンス動作を開始する直前にメンテキャ
ップの大気連通口に大気連通口穴詰まり防止部材を挿入
脱離することを特徴とする。またメンテキャップの吸引
口が吸引の動作を行っていないとき吸引口内部に吸引口
穴詰まり防止部材を挿入し、動作させるときは該吸引口
穴詰まり防止部材を吸引口から脱離させることを特徴と
する。またメンテナンス動作を開始する直前にメンテキ
ャップの吸引口に吸引口穴詰まり防止部材を挿入脱離し
メンテキャップ穴詰まりを防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下実施例を基に本発明を更に詳
しく説明するが本発明は以下の構造に限定されるもので
はない。図1に本発明のメンテキャップ全体の断面図を
示す。キャップ底部には吸引口5、キャップ側面には大
気連通口3が構成されている。本発明の大気連通口の詳
細な断面図を図2ないし図4に示す。メンテキャップ1
内の大気連通口3中に矢印で示した方向に移動する事で
大気連通口3内挿入脱離に可能な大気連通口穴詰まり防
止部材7が構成されている。大気連通を必要としない場
合は大気連通口穴詰まり防止部材7とキャップ1との部
材をそれぞれ密閉部位9で当接させることにより密閉を
とることができる。大気連通口穴詰まり防止部材7を矢
印方向に移動させて挿入脱離を行うと大気連通口3内部
のゴミやインク乾燥固化した塊や不必要なインクを大気
連通口3から取り除くことができる。また大気連通口穴
詰まり防止部材7を大気連通口3内部に挿入して於けば
インクやゴミなどが大気連通口3内部に混入する事は出
来ない。このため大気連通口3は常に良好に動作するこ
とが可能となる。本発明の吸引口の詳細な断面図を図5
に示す。メンテキャップ1底部に構成された吸引口5か
ら負圧発生装置に誘導されるジャバラチューブ13が構
成されている吸引口目詰まり防止部材11は吸引口5及
びジャバラチューブ13の内部に設置され矢印方向に必
要に応じて移動可能になっている。吸引口目詰まり防止
部材11を吸引口5に挿入した状態ではキャップ1と密
閉部位15で当接するため、ゴミの混入や蒸発を防止す
ることで吸引口穴詰まりが防止できる他、吸引口5を使
用する直前に矢印方向に吸引口目詰まり防止部材11を
移動させ吸引口5に挿入脱離を行うことで吸引口5内部
に詰まったゴミや乾燥固化したインクカスを除去する事
が出来る。こうして穴詰まりを防止することが出来る。
【0012】(実施例1)図1に示した構造のメンテキ
ャップに図2に示した大気連通口と図5に示した吸引口
を具備したメンテキャップを用いて、メンテキャップ内
にインクを残留させ室温にて一定時間放置して大気連通
口の穴詰まりを評価した。この結果30日間放置しても
穴詰まりは発生しなかった。
【0013】(実施例2)図1に示した構造のメンテキ
ャップに図3に示した大気連通口と図5に示した吸引口
を具備したメンテキャップを用いて、メンテキャップ内
にインクを残留させ室温にて一定時間放置して大気連通
口の穴詰まりを評価した。この結果30日間放置しても
穴詰まりは発生しなかった。
【0014】(実施例3)図1に示した構造のメンテキ
ャップに図4に示した大気連通口と図5に示した吸引口
を具備したメンテキャップを用いて、メンテキャップ内
にインクを残留させ室温にて一定時間放置して大気連通
口の穴詰まりを評価した。この結果30日間放置しても
穴詰まりは発生しなかった。
【0015】(比較例1)図6に示した構造のメンテキ
ャップ内にインクを残留させ、室温にて一定時間放置し
て吸引口と大気連通口の穴詰まりを評価した。この結果
1日間放置したところで穴詰まりが発生し、メンテナン
ス不能になった。
【0016】
【発明の効果】以上の様に本発明によればメンテキャッ
プ内部の大気連通口、吸引口の詰まりが無いので良好に
メンテナンスを行えるようになった。さらにプリンタの
信頼性が大幅に向上した。またインクとして再溶解性可
能な染料系インクだけでなく完全耐水性を有する顔料系
インクを用いることが可能になったたため、プリンタ自
体の性能が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメンテキャップを示す断面図であ
る。
【図2】本発明による穴詰まり防止方法の断面図であ
る。
【図3】本発明による穴詰まり防止方法の断面図であ
る。
【図4】本発明による穴詰まり防止方法の断面図であ
る。
【図5】本発明による穴詰まり防止方法の断面図であ
る。
【図6】従来のメンテキャップの断面図である。
【符号の説明】
1 メンテキャップ 3 大気連通口 5 吸引口 7 大気連通口穴詰まり防止部材 9 密閉部位 11 吸引口穴詰まり防止部材 13 ジャバラチューブ 15 密閉部位

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メンテキャップの大気連通口が大気連通
    の動作を行っていないとき大気連通口内部に大気連通口
    穴詰まり防止部材を挿入し、動作させるときは該大気連
    通口穴詰まり防止部材を大気連通口から脱離させること
    を特徴とするメンテキャップ穴詰まり防止方法。
  2. 【請求項2】 メンテナンス動作を開始する直前にメン
    テキャップの大気連通口に大気連通口穴詰まり防止部材
    を挿入脱離することを特徴とするメンテキャップ穴詰ま
    り防止方法。
  3. 【請求項3】 メンテキャップの吸引口が吸引の動作を
    行っていないとき吸引口内部に吸引口穴詰まり防止部材
    を挿入し、動作させるときは該吸引口穴詰まり防止部材
    を吸引口から脱離させることを特徴とするメンテキャッ
    プ穴詰まり防止方法。
  4. 【請求項4】 メンテナンス動作を開始する直前にメン
    テキャップの吸引口に吸引口穴詰まり防止部材を挿入脱
    離することを特徴とするメンテキャップ穴詰まり防止方
    法。
JP18711496A 1996-07-17 1996-07-17 メンテキャップ穴詰まり防止方法 Pending JPH1029316A (ja)

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JP18711496A JPH1029316A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 メンテキャップ穴詰まり防止方法

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JPH1029316A true JPH1029316A (ja) 1998-02-03

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ID=16200357

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JP18711496A Pending JPH1029316A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 メンテキャップ穴詰まり防止方法

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JP (1) JPH1029316A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224629A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射装置における液体噴射ヘッドのキャップ
JP2012035502A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012218239A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Cited By (3)

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JP2006224629A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射装置における液体噴射ヘッドのキャップ
JP2012035502A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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