JPH10291820A - 高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液及びその製造方法 - Google Patents
高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液及びその製造方法Info
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- JPH10291820A JPH10291820A JP10038858A JP3885898A JPH10291820A JP H10291820 A JPH10291820 A JP H10291820A JP 10038858 A JP10038858 A JP 10038858A JP 3885898 A JP3885898 A JP 3885898A JP H10291820 A JPH10291820 A JP H10291820A
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Abstract
度であり、粘度の経時的安定性が良好であり、かつ作業
性に優れる高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液を提供す
る。 【解決手段】 上記懸濁液を粘度が2000cP以下で
あり、固形分含有量が41〜75重量%であり、かつ固
形分の95重量%以上が粒径45μm以下の粒子である
もので構成する。この懸濁液は、一部が炭酸化されてい
てもよい酸化カルシウム粒子と水を混合、反応させ、そ
の際、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以
下、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間
が1分以上となるように制御することにより得られる。
Description
化カルシウム水性懸濁液及びそれを簡単に効率よく製造
する方法に関するものである。この高濃度水酸化カルシ
ウム水性懸濁液は、沈降しにくく、タンク、樋、配管等
のデッド部分に堆積物を生じにくい上に、ポンプやpH
電極の摩耗等を低減できるので、作業性に優れている
し、また、固形分含有率が高く運送コストを低減するこ
とができ、中和処理等の種々の処理を効率よく行うこと
ができる。したがって、本発明の高濃度水酸化カルシウ
ム水性懸濁液は、種々の酸性物特に酸性廃水の中和処理
剤として好適に用いられ、その他、溶融炉からでる溶融
金属の受け皿への付着防止剤、電気溶接時に飛散する溶
融金属の溶接個所以外の金属面への付着防止剤、塗料や
プラスチックの充填剤、建築用壁材、地盤改良材等とし
ても有用である。
中和処理剤などとして使用時に酸化カルシウム又は水酸
化カルシウムの粉体を水に加えて懸濁液に調製するか、
あるいは直接懸濁液がそのまま用いられているが、懸濁
液調製時に粉塵が飛び散り作業環境を悪化させ、懸濁液
化に手間がかかるし、また懸濁液の直接使用の場合も経
時的に粘度が上昇してくるために作業性からしてその濃
度はせいぜい25〜30重量%止まりであり、それより
も高濃度の懸濁液は製造困難であった。
は、先に、固形分含有量が多いものでも低粘度で、作業
性に優れる高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液を開発し
たが(特願平8−77819号)、固形分の粒子の粒径
が大きすぎると粒子が沈降しやすく、タンク、樋、配管
等のデッド部分に堆積物を生じやすく、かつポンプの摩
耗や、pH電極の摩耗等を起こしやすくなることが分っ
た。本発明は、このような事情の下、固形分含有量が多
くても沈降しにくく、低粘度で、流動性や粘度の経時的
安定性が良好であり、作業性に優れる高濃度水酸化カル
シウム水性懸濁液を提供することを目的としてなされた
ものである。
好ましい特性を有する高濃度水酸化カルシウム水性懸濁
液を開発するために種々研究を重ねた結果、粘度、固形
分含有量及び固形分の粒子の粒径を調整したものが、そ
の目的に適合することを見出し、本発明を完成するに至
った。
以下であり、固形分含有量が41〜75重量%であり、
かつ固形分の95重量%以上が粒径45μm以下の粒子
であることを特徴とする高濃度水酸化カルシウム水性懸
濁液を提供するものである。
水性懸濁液(以下、本発明懸濁液という)は、粘度が2
000cP以下であることが必要であり、好ましくは、
500cP以下、より好ましくは100cP以下である
のがよく、固形分含有量が41〜75重量%であること
が必要であり、好ましくは50〜75重量%、より好ま
しくは65〜75重量%の範囲であるのがよく、かつ固
形分の95重量%以上が粒径45μm以下の粒子である
ことが必要であり、好ましくは15μm以下の粒子であ
るのがよく、特に粘度が100cP以下、固形分含有量
が65〜75重量%、かつ固形分の95重量%以上が粒
径15μm以下の粒子であるものが有利である。粘度が
2000cPを超えると作業性が落ち、また固形分含有
量が少なすぎると反応効率が落ち、また45μm以上の
粒子の量が多くなると沈降しやすく、輸送ラインやpH
電極などの計測器のスケーリングや摩耗が起きやすく、
中和処理などの作業効率が低下する傾向が見られる。
もよい酸化カルシウム粒子と過剰の水を混合、反応させ
て水酸化カルシウム水性懸濁液を製造する方法におい
て、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以下、
かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間が1
分以上となるように制御することにより製造することが
できる。ここで、一次温度上昇とは混合時の瞬間的な温
度上昇を意味し、また二次温度上昇とは混合後少し経っ
てから起こる急激な温度上昇を意味する。図1に、本発
明懸濁液を製造する際の混合、反応時の発熱時間と発熱
温度の関係を模式的にグラフ(太実線)で示す。図1に
おいて、aは一次温度上昇による昇温幅、bは混合時か
ら二次温度上昇開始時までの時間、cは二次温度上昇を
それぞれ示す。
れていてもよい酸化カルシウム粒子」としては、酸化カ
ルシウム粒子、一部が炭酸化された酸化カルシウム粒子
又はこれらの混合物が挙げられ、中でも一部が炭酸化さ
れた酸化カルシウム粒子又はそれと酸化カルシウム粒子
の混合物であって、かつその炭酸化率が10重量%以下
のものが好ましい。一部が炭酸化された酸化カルシウム
粒子として好ましいのは、酸化カルシウム粒子の表面部
分が炭酸化されたものであり、これは酸化カルシウム粒
子に炭酸ガスを吹き込むことにより得ることができる。
上記炭酸化率とは、全粒子における酸化カルシウム換算
量に対する炭酸化された酸化カルシウム部分の酸化カル
シウム換算量を重量百分率で表示したものである。ま
た、この原料の「一部が炭酸化されていてもよい酸化カ
ルシウム粒子」としては、粒径45μm以下の粒子を9
5重量%以上含有するものが好ましい。
酸化カルシウムの塊状物や粗大粒子を乾式粉砕し、乾式
分級して用いれば、特に制限はないが、通常、石灰石を
ロータリーキルン、ベッケンバッハ炉、流動焙焼炉で焼
成したのち、ケージミル、バイブロミル、ボールミル、
ディスクミル、フンボルトミルなどの乾式粉砕機で粉砕
し、竪型分級機、横型分級機など空気分級を行うか、篩
い分けなどの分級を行う方法が用いられる。
ウム粒子との反応に用いる水は、清水が好ましいが、本
発明の目的を損なわない範囲で多少の不純物を含んでい
ても差し支えなく、工業用水で十分である。
し、過剰量、好ましくはモル比で1.5〜100、好ま
しくは5〜50の範囲で選ばれる。
ち消化反応は、酸化カルシウム粒子と水を所定割合でそ
れぞれ混合機に供給し、混合機中で均一に混合すること
によって行うのが好ましい。混合機としては、すき刃型
ミキサー、単一パドルミキサー、二重パドルミキサー、
スレーカー、ヘンシェルミキサー、コーレスミキサーな
どが挙げられる。
の金属塩、多価アルコール及び炭酸塩の中から選ばれた
少なくとも1種を添加するのが好ましい。強酸の金属塩
としては、それを構成する金属が周期表第1族、第2族
及び第3族の元素の中から選ばれた少なくとも1種、中
でもCaであるものが好ましく、特に石膏が有利であ
る。多価アルコールとしては二価アルコールまたは三価
アルコールが好ましい。炭酸塩としては周期表第1族、
第2族及び第3族の元素の中から選ばれた少なくとも1
種で構成されるものが好ましい。
形分がより確実に粒径45μm以下の粒子を95重量%
以上含有するように調製するには、液体サイクロンまた
は篩により分級するのがよい。
炭酸化されていてもよい酸化カルシウム粒子と過剰の水
を混合、反応させ、その際強酸の金属塩、多価アルコー
ル及び炭酸塩の中から選ばれた少なくとも1種を添加す
るとともに、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15
℃以下、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの
時間が1分以上となるように制御し、必要に応じ反応後
脱水して、固形分含有量が42重量%以上の水酸化カル
シウム水性懸濁液又はろ滓を調製し、次いでこれに水酸
化カルシウムに対して0.1〜10.0重量%の分散
剤、又は該分散剤と水、又は水を添加し、混合、分散さ
せる方法である。このような方法の中でも、一部が炭酸
化されていてもよい酸化カルシウム粒子と過剰の水を混
合、反応させ、その際強酸の金属塩、多価アルコール及
び炭酸塩の中から選ばれた少なくとも1種を添加すると
ともに、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以
下、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間
が1分以上となるように制御し、反応後脱水して、固形
分含有量が42重量%以上のろ滓を調製し、次いでこれ
に、水酸化カルシウムに対して0.1〜10.0重量%
の分散剤と水、又は水を添加し、混合、分散させる方法
が特に有利であるが、その他、一部が炭酸化されていて
もよい酸化カルシウム粒子と過剰の水を混合、反応さ
せ、その際強酸の金属塩、多価アルコール及び炭酸塩の
中から選ばれた少なくとも1種を添加するとともに、混
合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以下、かつこ
の混合時から二次温度上昇開始時までの時間が1分以上
となるように制御し、固形分含有量が42重量%以上の
水酸化カルシウム水性懸濁液を調製し、次いでこれに、
水酸化カルシウムに対して0.1〜10.0重量%の分
散剤、又は該分散剤と水、又は水を添加し、混合、分散
させる方法も用いられる。上記反応後脱水する場合に
は、脱水は濾過、加圧プレス、遠心分離等で行われる。
濾過は例えばヌッチェで行われ、遠心分離は例えばデカ
ンターで行われる。このようにして所定濃度に調整され
た本発明懸濁液が得られる。
はカルボン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属
塩、中でもカルボン酸ナトリウム塩や、スルホ基導入型
重合体、例えば2‐アクリロイルアミノ‐2‐メチルプ
ロパンスルホン酸とアクリル酸との共重合体等がよく、
さらにキレート価が500以上のものが好ましく、特に
カルボン酸ナトリウム塩又はスルホ基導入型重合体であ
って、かつ500以上のキレート価を有するものが好ま
しい。分散剤の用量は、水酸化カルシウムに対して、通
常0.1〜10.0重量%、好ましくは0.1〜3.0
重量%の範囲で選ばれる。
明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定される
ものではない。なお、各実施例及び比較例において、水
酸化カルシウム水性懸濁液の粘度はブルックフィールド
型単筒形回転粘度計を用いて25℃、60rpmの条件
で1分間操作した後の値を測定したものである。また、
粒径については、実施例1、実施例2、実施例5〜7及
び実施例10における酸化カルシウム粉末の粒径はマイ
クロトラックHRA粒度分布計(日機装社製)を用い、
その他分級手段が格別示されていない場合の粒径は篩を
用いて測定したものである。
で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を1
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末10
0gを20℃の水500cm3に12m/sの周速で撹
拌しながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌した。
この際、一次温度上昇による昇温幅が2℃であり、かつ
この混合時から二次温度上昇開始時までの時間が1.5
分であった。この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩
を通過したものは99重量%であった。得られた懸濁液
をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固
形分60.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキ
サー中で撹拌しながら水を添加し、固形分50.0%
で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したものが9
9.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を調製し
た。得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は70
0cPであり、14日経過後は780cPであった。
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を
15μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末1
00gを20℃の水400cm3に1.4m/sの周速
で撹拌しながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌し
た。この際、一次温度上昇による昇温幅が5℃であり、
かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間が
5.0分であった。この懸濁液の固形分中、篩目45μ
mの篩を通過したものは98重量%であった。得られた
懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水
し、固形分75.0%のろ滓を得た。このろ滓をコーレ
スミキサー中で撹拌しながら水酸化カルシウムに対し1
0重量%のA−6001(東亜合成社製、分散剤)と水
を添加し、固形分70.0%で、固形分中、篩目45μ
mの篩を通過したものが99.2重量%の水酸化カルシ
ウム水性懸濁液を調製した。得られた水酸化カルシウム
水性懸濁液の粘度は800cPであり、14日経過後は
900cPであった。
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径4
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末10
0gを、水600cm3に石膏1.0gを溶解した20
℃の水溶液に1.4m/sの周速で撹拌しながら添加
し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、一次温
度上昇による昇温幅が1.0℃であり、かつこの混合時
から二次温度上昇開始時までの時間が1.5分であっ
た。この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過し
たものは97重量%であった。得られた懸濁液をヌッチ
ェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分6
2.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中
で撹拌しながら水を添加し、固形分55.0%で、固形
分中、篩目45μmの篩を通過したものが99.0重量
%の水酸化カルシウム水性懸濁液を調製した。得られた
水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は400cPであ
り、14日経過後は450cPであった。
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径4
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末に炭
酸ガスを吹き込み表面部分を5重量%炭酸化した酸化カ
ルシウム粉末100gを20℃の水400cm3に1.
4m/sの周速で撹拌しながら添加し、消化反応が終結
するまで撹拌した。この際、一次温度上昇による昇温幅
が7℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇開始時
までの時間が11.0分であった。この懸濁液の固形分
中、篩目45μmの篩を通過したものは99重量%であ
った。得られた懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧プ
レスで二次脱水し、固形分64.0%のろ滓を得た。こ
のろ滓をコーレスミキサー中で撹拌しながら水を添加
し、固形分57.0%で、固形分中、篩目45μmの篩
を通過したものが99.8重量%の水酸化カルシウム水
性懸濁液を調製した。得られた水酸化カルシウム水性懸
濁液の粘度は600cPであり、14日経過後は700
cPであった。
で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を1
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末10
0gを、水400cm3に石膏3.0gを加えた10℃
の水性懸濁液に1.4m/sの周速で撹拌しながら添加
し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、一次温
度上昇による昇温幅が3℃であり、かつこの混合時から
二次温度上昇開始時までの時間が11.0分であった。
この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過したも
のは98重量%であった。得られた懸濁液をヌッチェで
一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分65.0
%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中で撹拌
しながら水を添加し、固形分55.0%で、固形分中、
篩目45μmの篩を通過したものが99.5重量%の水
酸化カルシウム水性懸濁液を調製した。得られた水酸化
カルシウム水性懸濁液の粘度は200cPであり、14
日経過後は240cPであった。
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を
15μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末1
00gを、水400cm3に石膏3.0gを加えた10
℃の水性懸濁液に1.4m/sの周速で撹拌しながら添
加し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、一次
温度上昇による昇温幅が1.5℃であり、かつこの混合
時から二次温度上昇開始時までの時間が17.5分であ
った。この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過
したものは98重量%であった。得られた懸濁液をヌッ
チェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分6
2.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中
で撹拌しながら水とA−6028(東亜合成社製、分散
剤)0.3gを添加し、固形分52.0%で、固形分
中、篩目45μmの篩を通過したものが99.4重量%
の水酸化カルシウム水性懸濁液を調製した。得られた水
酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は100cPであり、
14日経過後は99cPであった。
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を
15μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末1
00gを、水500cm3に石膏3.0gとグリセリン
5.0gを加えた20℃の水性懸濁液に12m/sの周
速で撹拌しながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌
した。この際、一次温度上昇による昇温幅が2℃であ
り、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間
が30.5分であった。この懸濁液の固形分中、篩目4
5μmの篩を通過したものは99重量%であった。得ら
れた懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次
脱水し、固形分71.2%のろ滓を得た。このろ滓をコ
ーレスミキサー中で撹拌しながら水とアロンT−40
(東亜合成社製、分散剤)1.0gを添加し、固形分6
0.0%で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したも
のが99.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を調
製した。得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は
130cPであり、14日経過後は150cPであっ
た。
式粉砕したのち、ミクロンセパレーターで空気分級し、
粒径45μm以下の粒子を97重量%含有するように調
整して得られた酸化カルシウム粉末1000kgを、水
5m3に石膏20kgを加えた30℃の水性懸濁液に周
速7m/sで撹拌しながら添加し、消化反応が終結する
まで撹拌した。また、この際、一次温度上昇による昇温
幅が2.5℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇
開始時までの時間が8.5分であった。この懸濁液を液
体サイクロンでカットポイント45μmで分級し、固形
分が粒径45μm以下の粒子を97.5重量%含有する
水酸化カルシウム水性懸濁液を得た。これをデカンター
で脱水し、固形分55重量%のろ滓を得た。このろ滓を
コーレスミキサー中で撹拌しながら水を添加し、固形分
50重量%で、固形分中、篩目45μmの篩を通過した
ものが99.8重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を
調製した。得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度
は350cPであり、14日経過後は480cPであっ
た。
式粉砕したのち、ミクロンセパレーターで空気分級し、
粒径45μm以下の粒子を97重量%含有するように調
整して得られた酸化カルシウム粉末1000kgを、水
5m3に石膏10kgを溶解した10℃の水溶液に周速
7m/sで撹拌しながら添加し、消化反応が終結するま
で撹拌した。また、この際、一次温度上昇による昇温幅
が3℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇開始時
までの時間が8.1分であった。この懸濁液を液体サイ
クロンでカットポイント45μmで分級し、固形分が粒
径45μm以下の粒子を97.5重量%含有する水酸化
カルシウム水性懸濁液を得た。これをデカンターで脱水
し、固形分55重量%のろ滓を得た。このろ滓をコーレ
スミキサー中で撹拌しながら水を添加し、固形分52重
量%で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したものが
99.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を得た。
得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は400c
Pであり、14日経過後は480cPであった。
式粉砕したのち、ミクロンセパレーターで空気分級し、
粒径15μm以下の粒子を97重量%含有するように調
整して得られた酸化カルシウム粉末1000kgを、水
5m3に石膏20kgを加えた10℃の水性懸濁液に周
速7m/sで撹拌しながら添加し、消化反応が終結する
まで撹拌した。また、この際、一次温度上昇による昇温
幅が3℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇開始
時までの時間が8.1分であった。この懸濁液を液体サ
イクロンでカットポイント45μmで分級し、固形分が
粒径45μm以下の粒子を99.5重量%含有する水酸
化カルシウム水性懸濁液を得た。これをデカンターで脱
水し、固形分55重量%のろ滓を得た。このろ滓をコー
レスミキサー中で撹拌しながら水とA−6028(東亜
合成社製、分散剤)5kgを添加し、固形分52重量%
で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したものが9
9.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を得た。得
られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は100cP
であり、14日経過後は110cPであった。
で焼成し、ボールミルで乾式粉砕して調製した粒径0.
25〜0.6mmの酸化カルシウム粉末100gを20
℃の水400cm3に1.4m/sの周速で撹拌しなが
ら添加し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、
初期の酸化カルシウムと水との混合時から最高温度到達
時までの反応温度y(℃)と反応時間x(分)との相関
関係が、y=56x+29.903、相関係数r=1.
00であり、この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩
を通過したものは95重量%であった。得られた懸濁液
をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固
形分58.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキ
サー中で撹拌しながら水を添加し、固形分41.0%、
粘度4850cPの水酸化カルシウム水性懸濁液を得
た。
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕して調製した粒径
0.25〜0.6mmの酸化カルシウム粉末100gを
20℃の水400cm3に1.4m/sの周速で撹拌し
ながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌した。この
際、初期の酸化カルシウムと水との混合時から最高温度
到達時までの反応温度y(℃)と反応時間x(分)との
相関関係が、y=1.4655×ln(x)+29.9
03、相関係数r=0.99であり、この懸濁液の固形
分中、篩目45μmの篩を通過したものは80重量%で
あった。得られた懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧
プレスで二次脱水し、固形分58.5%のろ滓を得た。
このろ滓をコーレスミキサー中で撹拌しながら水を添加
し、固形分41.2%、粘度2300cPの水酸化カル
シウム水性懸濁液を得た。
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕して調製した粒径1
50μm以下の酸化カルシウム粉末100gを、水40
0cm3に石膏3.0gを溶解した20℃の水溶液に
1.4m/sの周速で撹拌しながら添加し、消化反応が
終結するまで撹拌した。この際、初期の酸化カルシウム
と水との混合時から最高温度到達時までの反応温度y
(℃)と反応時間x(分)との相関関係が、y=12.
4×ln(x)+18.3、相関係数r=0.97であ
り、この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過し
たものは70重量%であった。得られた懸濁液をヌッチ
ェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分5
8.8%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中
で撹拌しながら水を添加し、固形分41.1%の水酸化
カルシウム水性懸濁液を得た。得られた水酸化カルシウ
ム水性懸濁液の粘度は560cPであったが、14日経
過後は780cPであった。
た水酸化カルシウム水性懸濁液は依然として粘度が高
く、流動性が良好でなく、作業性に難があるし、また比
較例3で得られた水酸化カルシウム水性懸濁液は粘度は
低下したものの、経時的に粘度が上昇し、品質が劣化す
るのに対し、各実施例で得られた水酸化カルシウム水性
懸濁液はいずれも低粘度で、流動性や粘度の経時的安定
性が良好であることが分る。
濁液は、固形分含有量が多くても沈降しにくく、低粘度
で、流動性や粘度の経時的安定性が良好であり、特にタ
ンク、樋、配管等のデッド部分に堆積物を生じにくく、
スケーリング防止効果に優れる上に、ポンプやpH電極
の摩耗等を低減できるので、作業性に優れているし、ま
た、固形分含有率が高く運送コストを低減することがで
き、中和処理等の種々の処理を効率よく行うことができ
る。したがって、本発明の高濃度水酸化カルシウム水性
懸濁液は、種々の酸性物特に酸性廃水の中和処理剤とし
て好適に用いられ、その他、溶融炉からでる溶融金属の
受け皿への付着防止剤、電気溶接時に飛散する溶融金属
の溶接個所以外の金属面への付着防止剤、塗料やプラス
チックの充填剤、建築用壁材、地盤改良材等としても有
用である。
発熱時間と発熱温度の関係を示すグラフの模式図。
Claims (10)
- 【請求項1】 粘度が2000cP以下であり、固形分
含有量が41〜75重量%であり、かつ固形分の95重
量%以上が粒径45μm以下の粒子であることを特徴と
する高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液。 - 【請求項2】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
シウム粒子と過剰の水を混合、反応させて水酸化カルシ
ウム水性懸濁液を製造する方法において、混合時の一次
温度上昇による昇温幅が15℃以下、かつこの混合時か
ら二次温度上昇開始時までの時間が1分以上となるよう
に制御することを特徴とする請求項1記載の高濃度水酸
化カルシウム水性懸濁液の製造方法。 - 【請求項3】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
シウム粒子として、一部が炭酸化された酸化カルシウム
粒子又はそれと酸化カルシウム粒子の混合物であって、
かつその炭酸化率が10重量%以下のものを用いる請求
項2記載の方法。 - 【請求項4】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
シウム粒子が、粒径45μm以下の粒子を95重量%以
上含有する請求項2又は3記載の方法。 - 【請求項5】 強酸の金属塩、多価アルコール及び炭酸
塩の中から選ばれた少なくとも1種を添加する請求項
2、3又は4記載の方法。 - 【請求項6】 強酸の金属塩を構成する金属が周期表第
1族、第2族及び第3族の元素の中から選ばれた少なく
とも1種であり、多価アルコールが二価アルコールまた
は三価アルコールであり、炭酸塩が周期表第1族、第2
族及び第3族の元素の中から選ばれた少なくとも1種で
構成される請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
シウム粒子と過剰の水を混合、反応させ、その際強酸の
金属塩、多価アルコール及び炭酸塩の中から選ばれた少
なくとも1種を添加するとともに、混合時の一次温度上
昇による昇温幅が15℃以下、かつこの混合時から二次
温度上昇開始時までの時間が1分以上となるように制御
し、必要に応じ反応後脱水して、固形分含有量が42重
量%以上の水酸化カルシウム水性懸濁液又はろ滓を調製
し、次いでこれに水酸化カルシウムに対して0.1〜1
0.0重量%の分散剤、又は該分散剤と水、又は水を添
加し、混合、分散させることを特徴とする請求項1記載
の高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液の製造方法。 - 【請求項8】 分散剤がカルボン酸ナトリウム塩又はス
ルホ基導入型重合体であり、かつ500以上のキレート
価を有する請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
シウム粒子として、一部が炭酸化された酸化カルシウム
粒子又はそれと酸化カルシウム粒子の混合物であって、
かつその炭酸化率が10重量%以下のものを用いる請求
項7又は8記載の方法。 - 【請求項10】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カ
ルシウム粒子が、粒径45μm以下の粒子を95重量%
以上含有する請求項7、8又は9記載の方法。
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