JPH10291820A - 高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液及びその製造方法 - Google Patents

高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液及びその製造方法

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JPH10291820A
JPH10291820A JP10038858A JP3885898A JPH10291820A JP H10291820 A JPH10291820 A JP H10291820A JP 10038858 A JP10038858 A JP 10038858A JP 3885898 A JP3885898 A JP 3885898A JP H10291820 A JPH10291820 A JP H10291820A
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博司 長澤
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明 鈴木
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哲史 重巣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固形分含有量が多くても沈降しにくく、低粘
度であり、粘度の経時的安定性が良好であり、かつ作業
性に優れる高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液を提供す
る。 【解決手段】 上記懸濁液を粘度が2000cP以下で
あり、固形分含有量が41〜75重量%であり、かつ固
形分の95重量%以上が粒径45μm以下の粒子である
もので構成する。この懸濁液は、一部が炭酸化されてい
てもよい酸化カルシウム粒子と水を混合、反応させ、そ
の際、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以
下、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間
が1分以上となるように制御することにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な高濃度水酸
化カルシウム水性懸濁液及びそれを簡単に効率よく製造
する方法に関するものである。この高濃度水酸化カルシ
ウム水性懸濁液は、沈降しにくく、タンク、樋、配管等
のデッド部分に堆積物を生じにくい上に、ポンプやpH
電極の摩耗等を低減できるので、作業性に優れている
し、また、固形分含有率が高く運送コストを低減するこ
とができ、中和処理等の種々の処理を効率よく行うこと
ができる。したがって、本発明の高濃度水酸化カルシウ
ム水性懸濁液は、種々の酸性物特に酸性廃水の中和処理
剤として好適に用いられ、その他、溶融炉からでる溶融
金属の受け皿への付着防止剤、電気溶接時に飛散する溶
融金属の溶接個所以外の金属面への付着防止剤、塗料や
プラスチックの充填剤、建築用壁材、地盤改良材等とし
ても有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、水酸化カルシウムは、酸性廃水の
中和処理剤などとして使用時に酸化カルシウム又は水酸
化カルシウムの粉体を水に加えて懸濁液に調製するか、
あるいは直接懸濁液がそのまま用いられているが、懸濁
液調製時に粉塵が飛び散り作業環境を悪化させ、懸濁液
化に手間がかかるし、また懸濁液の直接使用の場合も経
時的に粘度が上昇してくるために作業性からしてその濃
度はせいぜい25〜30重量%止まりであり、それより
も高濃度の懸濁液は製造困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、先に、固形分含有量が多いものでも低粘度で、作業
性に優れる高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液を開発し
たが(特願平8−77819号)、固形分の粒子の粒径
が大きすぎると粒子が沈降しやすく、タンク、樋、配管
等のデッド部分に堆積物を生じやすく、かつポンプの摩
耗や、pH電極の摩耗等を起こしやすくなることが分っ
た。本発明は、このような事情の下、固形分含有量が多
くても沈降しにくく、低粘度で、流動性や粘度の経時的
安定性が良好であり、作業性に優れる高濃度水酸化カル
シウム水性懸濁液を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
好ましい特性を有する高濃度水酸化カルシウム水性懸濁
液を開発するために種々研究を重ねた結果、粘度、固形
分含有量及び固形分の粒子の粒径を調整したものが、そ
の目的に適合することを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0005】すなわち、本発明は、粘度が2000cP
以下であり、固形分含有量が41〜75重量%であり、
かつ固形分の95重量%以上が粒径45μm以下の粒子
であることを特徴とする高濃度水酸化カルシウム水性懸
濁液を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の高濃度水酸化カルシウム
水性懸濁液(以下、本発明懸濁液という)は、粘度が2
000cP以下であることが必要であり、好ましくは、
500cP以下、より好ましくは100cP以下である
のがよく、固形分含有量が41〜75重量%であること
が必要であり、好ましくは50〜75重量%、より好ま
しくは65〜75重量%の範囲であるのがよく、かつ固
形分の95重量%以上が粒径45μm以下の粒子である
ことが必要であり、好ましくは15μm以下の粒子であ
るのがよく、特に粘度が100cP以下、固形分含有量
が65〜75重量%、かつ固形分の95重量%以上が粒
径15μm以下の粒子であるものが有利である。粘度が
2000cPを超えると作業性が落ち、また固形分含有
量が少なすぎると反応効率が落ち、また45μm以上の
粒子の量が多くなると沈降しやすく、輸送ラインやpH
電極などの計測器のスケーリングや摩耗が起きやすく、
中和処理などの作業効率が低下する傾向が見られる。
【0007】本発明懸濁液は、一部が炭酸化されていて
もよい酸化カルシウム粒子と過剰の水を混合、反応させ
て水酸化カルシウム水性懸濁液を製造する方法におい
て、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以下、
かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間が1
分以上となるように制御することにより製造することが
できる。ここで、一次温度上昇とは混合時の瞬間的な温
度上昇を意味し、また二次温度上昇とは混合後少し経っ
てから起こる急激な温度上昇を意味する。図1に、本発
明懸濁液を製造する際の混合、反応時の発熱時間と発熱
温度の関係を模式的にグラフ(太実線)で示す。図1に
おいて、aは一次温度上昇による昇温幅、bは混合時か
ら二次温度上昇開始時までの時間、cは二次温度上昇を
それぞれ示す。
【0008】その際用いられる原料の「一部が炭酸化さ
れていてもよい酸化カルシウム粒子」としては、酸化カ
ルシウム粒子、一部が炭酸化された酸化カルシウム粒子
又はこれらの混合物が挙げられ、中でも一部が炭酸化さ
れた酸化カルシウム粒子又はそれと酸化カルシウム粒子
の混合物であって、かつその炭酸化率が10重量%以下
のものが好ましい。一部が炭酸化された酸化カルシウム
粒子として好ましいのは、酸化カルシウム粒子の表面部
分が炭酸化されたものであり、これは酸化カルシウム粒
子に炭酸ガスを吹き込むことにより得ることができる。
上記炭酸化率とは、全粒子における酸化カルシウム換算
量に対する炭酸化された酸化カルシウム部分の酸化カル
シウム換算量を重量百分率で表示したものである。ま
た、この原料の「一部が炭酸化されていてもよい酸化カ
ルシウム粒子」としては、粒径45μm以下の粒子を9
5重量%以上含有するものが好ましい。
【0009】酸化カルシウム粒子の調製方法としては、
酸化カルシウムの塊状物や粗大粒子を乾式粉砕し、乾式
分級して用いれば、特に制限はないが、通常、石灰石を
ロータリーキルン、ベッケンバッハ炉、流動焙焼炉で焼
成したのち、ケージミル、バイブロミル、ボールミル、
ディスクミル、フンボルトミルなどの乾式粉砕機で粉砕
し、竪型分級機、横型分級機など空気分級を行うか、篩
い分けなどの分級を行う方法が用いられる。
【0010】一部が炭酸化されていてもよい酸化カルシ
ウム粒子との反応に用いる水は、清水が好ましいが、本
発明の目的を損なわない範囲で多少の不純物を含んでい
ても差し支えなく、工業用水で十分である。
【0011】水の使用量は、酸化カルシウム粒子に対
し、過剰量、好ましくはモル比で1.5〜100、好ま
しくは5〜50の範囲で選ばれる。
【0012】酸化カルシウム粒子と水との反応、すなわ
ち消化反応は、酸化カルシウム粒子と水を所定割合でそ
れぞれ混合機に供給し、混合機中で均一に混合すること
によって行うのが好ましい。混合機としては、すき刃型
ミキサー、単一パドルミキサー、二重パドルミキサー、
スレーカー、ヘンシェルミキサー、コーレスミキサーな
どが挙げられる。
【0013】本発明懸濁液を製造するに際しては、強酸
の金属塩、多価アルコール及び炭酸塩の中から選ばれた
少なくとも1種を添加するのが好ましい。強酸の金属塩
としては、それを構成する金属が周期表第1族、第2族
及び第3族の元素の中から選ばれた少なくとも1種、中
でもCaであるものが好ましく、特に石膏が有利であ
る。多価アルコールとしては二価アルコールまたは三価
アルコールが好ましい。炭酸塩としては周期表第1族、
第2族及び第3族の元素の中から選ばれた少なくとも1
種で構成されるものが好ましい。
【0014】本発明懸濁液を製造する方法において、固
形分がより確実に粒径45μm以下の粒子を95重量%
以上含有するように調製するには、液体サイクロンまた
は篩により分級するのがよい。
【0015】本発明懸濁液の好適な製造方法は、一部が
炭酸化されていてもよい酸化カルシウム粒子と過剰の水
を混合、反応させ、その際強酸の金属塩、多価アルコー
ル及び炭酸塩の中から選ばれた少なくとも1種を添加す
るとともに、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15
℃以下、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの
時間が1分以上となるように制御し、必要に応じ反応後
脱水して、固形分含有量が42重量%以上の水酸化カル
シウム水性懸濁液又はろ滓を調製し、次いでこれに水酸
化カルシウムに対して0.1〜10.0重量%の分散
剤、又は該分散剤と水、又は水を添加し、混合、分散さ
せる方法である。このような方法の中でも、一部が炭酸
化されていてもよい酸化カルシウム粒子と過剰の水を混
合、反応させ、その際強酸の金属塩、多価アルコール及
び炭酸塩の中から選ばれた少なくとも1種を添加すると
ともに、混合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以
下、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間
が1分以上となるように制御し、反応後脱水して、固形
分含有量が42重量%以上のろ滓を調製し、次いでこれ
に、水酸化カルシウムに対して0.1〜10.0重量%
の分散剤と水、又は水を添加し、混合、分散させる方法
が特に有利であるが、その他、一部が炭酸化されていて
もよい酸化カルシウム粒子と過剰の水を混合、反応さ
せ、その際強酸の金属塩、多価アルコール及び炭酸塩の
中から選ばれた少なくとも1種を添加するとともに、混
合時の一次温度上昇による昇温幅が15℃以下、かつこ
の混合時から二次温度上昇開始時までの時間が1分以上
となるように制御し、固形分含有量が42重量%以上の
水酸化カルシウム水性懸濁液を調製し、次いでこれに、
水酸化カルシウムに対して0.1〜10.0重量%の分
散剤、又は該分散剤と水、又は水を添加し、混合、分散
させる方法も用いられる。上記反応後脱水する場合に
は、脱水は濾過、加圧プレス、遠心分離等で行われる。
濾過は例えばヌッチェで行われ、遠心分離は例えばデカ
ンターで行われる。このようにして所定濃度に調整され
た本発明懸濁液が得られる。
【0016】分散剤としては、カルボン酸塩、好ましく
はカルボン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属
塩、中でもカルボン酸ナトリウム塩や、スルホ基導入型
重合体、例えば2‐アクリロイルアミノ‐2‐メチルプ
ロパンスルホン酸とアクリル酸との共重合体等がよく、
さらにキレート価が500以上のものが好ましく、特に
カルボン酸ナトリウム塩又はスルホ基導入型重合体であ
って、かつ500以上のキレート価を有するものが好ま
しい。分散剤の用量は、水酸化カルシウムに対して、通
常0.1〜10.0重量%、好ましくは0.1〜3.0
重量%の範囲で選ばれる。
【0017】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定される
ものではない。なお、各実施例及び比較例において、水
酸化カルシウム水性懸濁液の粘度はブルックフィールド
型単筒形回転粘度計を用いて25℃、60rpmの条件
で1分間操作した後の値を測定したものである。また、
粒径については、実施例1、実施例2、実施例5〜7及
び実施例10における酸化カルシウム粉末の粒径はマイ
クロトラックHRA粒度分布計(日機装社製)を用い、
その他分級手段が格別示されていない場合の粒径は篩を
用いて測定したものである。
【0018】実施例1 粒径10〜20mmの石灰石を950℃で2時間電気炉
で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を1
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末10
0gを20℃の水500cm3に12m/sの周速で撹
拌しながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌した。
この際、一次温度上昇による昇温幅が2℃であり、かつ
この混合時から二次温度上昇開始時までの時間が1.5
分であった。この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩
を通過したものは99重量%であった。得られた懸濁液
をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固
形分60.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキ
サー中で撹拌しながら水を添加し、固形分50.0%
で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したものが9
9.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を調製し
た。得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は70
0cPであり、14日経過後は780cPであった。
【0019】実施例2 粒径10〜20mmの石灰石を1100℃で2時間電気
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を
15μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末1
00gを20℃の水400cm3に1.4m/sの周速
で撹拌しながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌し
た。この際、一次温度上昇による昇温幅が5℃であり、
かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間が
5.0分であった。この懸濁液の固形分中、篩目45μ
mの篩を通過したものは98重量%であった。得られた
懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水
し、固形分75.0%のろ滓を得た。このろ滓をコーレ
スミキサー中で撹拌しながら水酸化カルシウムに対し1
0重量%のA−6001(東亜合成社製、分散剤)と水
を添加し、固形分70.0%で、固形分中、篩目45μ
mの篩を通過したものが99.2重量%の水酸化カルシ
ウム水性懸濁液を調製した。得られた水酸化カルシウム
水性懸濁液の粘度は800cPであり、14日経過後は
900cPであった。
【0020】実施例3 粒径10〜20mmの石灰石を1100℃で2時間電気
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径4
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末10
0gを、水600cm3に石膏1.0gを溶解した20
℃の水溶液に1.4m/sの周速で撹拌しながら添加
し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、一次温
度上昇による昇温幅が1.0℃であり、かつこの混合時
から二次温度上昇開始時までの時間が1.5分であっ
た。この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過し
たものは97重量%であった。得られた懸濁液をヌッチ
ェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分6
2.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中
で撹拌しながら水を添加し、固形分55.0%で、固形
分中、篩目45μmの篩を通過したものが99.0重量
%の水酸化カルシウム水性懸濁液を調製した。得られた
水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は400cPであ
り、14日経過後は450cPであった。
【0021】実施例4 粒径10〜20mmの石灰石を1300℃で2時間電気
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径4
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末に炭
酸ガスを吹き込み表面部分を5重量%炭酸化した酸化カ
ルシウム粉末100gを20℃の水400cm3に1.
4m/sの周速で撹拌しながら添加し、消化反応が終結
するまで撹拌した。この際、一次温度上昇による昇温幅
が7℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇開始時
までの時間が11.0分であった。この懸濁液の固形分
中、篩目45μmの篩を通過したものは99重量%であ
った。得られた懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧プ
レスで二次脱水し、固形分64.0%のろ滓を得た。こ
のろ滓をコーレスミキサー中で撹拌しながら水を添加
し、固形分57.0%で、固形分中、篩目45μmの篩
を通過したものが99.8重量%の水酸化カルシウム水
性懸濁液を調製した。得られた水酸化カルシウム水性懸
濁液の粘度は600cPであり、14日経過後は700
cPであった。
【0022】実施例5 粒径10〜20mmの石灰石を950℃で2時間電気炉
で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を1
5μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末10
0gを、水400cm3に石膏3.0gを加えた10℃
の水性懸濁液に1.4m/sの周速で撹拌しながら添加
し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、一次温
度上昇による昇温幅が3℃であり、かつこの混合時から
二次温度上昇開始時までの時間が11.0分であった。
この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過したも
のは98重量%であった。得られた懸濁液をヌッチェで
一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分65.0
%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中で撹拌
しながら水を添加し、固形分55.0%で、固形分中、
篩目45μmの篩を通過したものが99.5重量%の水
酸化カルシウム水性懸濁液を調製した。得られた水酸化
カルシウム水性懸濁液の粘度は200cPであり、14
日経過後は240cPであった。
【0023】実施例6 粒径10〜20mmの石灰石を1300℃で2時間電気
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を
15μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末1
00gを、水400cm3に石膏3.0gを加えた10
℃の水性懸濁液に1.4m/sの周速で撹拌しながら添
加し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、一次
温度上昇による昇温幅が1.5℃であり、かつこの混合
時から二次温度上昇開始時までの時間が17.5分であ
った。この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過
したものは98重量%であった。得られた懸濁液をヌッ
チェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分6
2.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中
で撹拌しながら水とA−6028(東亜合成社製、分散
剤)0.3gを添加し、固形分52.0%で、固形分
中、篩目45μmの篩を通過したものが99.4重量%
の水酸化カルシウム水性懸濁液を調製した。得られた水
酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は100cPであり、
14日経過後は99cPであった。
【0024】実施例7 粒径10〜20mmの石灰石を1300℃で4時間電気
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕後、分級機で粒径を
15μm以下に調整して得られた酸化カルシウム粉末1
00gを、水500cm3に石膏3.0gとグリセリン
5.0gを加えた20℃の水性懸濁液に12m/sの周
速で撹拌しながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌
した。この際、一次温度上昇による昇温幅が2℃であ
り、かつこの混合時から二次温度上昇開始時までの時間
が30.5分であった。この懸濁液の固形分中、篩目4
5μmの篩を通過したものは99重量%であった。得ら
れた懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次
脱水し、固形分71.2%のろ滓を得た。このろ滓をコ
ーレスミキサー中で撹拌しながら水とアロンT−40
(東亜合成社製、分散剤)1.0gを添加し、固形分6
0.0%で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したも
のが99.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を調
製した。得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は
130cPであり、14日経過後は150cPであっ
た。
【0025】実施例8 石灰石をベッケンバッハ炉で焼成し、バイブロミルで乾
式粉砕したのち、ミクロンセパレーターで空気分級し、
粒径45μm以下の粒子を97重量%含有するように調
整して得られた酸化カルシウム粉末1000kgを、水
5m3に石膏20kgを加えた30℃の水性懸濁液に周
速7m/sで撹拌しながら添加し、消化反応が終結する
まで撹拌した。また、この際、一次温度上昇による昇温
幅が2.5℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇
開始時までの時間が8.5分であった。この懸濁液を液
体サイクロンでカットポイント45μmで分級し、固形
分が粒径45μm以下の粒子を97.5重量%含有する
水酸化カルシウム水性懸濁液を得た。これをデカンター
で脱水し、固形分55重量%のろ滓を得た。このろ滓を
コーレスミキサー中で撹拌しながら水を添加し、固形分
50重量%で、固形分中、篩目45μmの篩を通過した
ものが99.8重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を
調製した。得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度
は350cPであり、14日経過後は480cPであっ
た。
【0026】実施例9 石灰石をロータリーキルンで焼成し、バイブロミルで乾
式粉砕したのち、ミクロンセパレーターで空気分級し、
粒径45μm以下の粒子を97重量%含有するように調
整して得られた酸化カルシウム粉末1000kgを、水
5m3に石膏10kgを溶解した10℃の水溶液に周速
7m/sで撹拌しながら添加し、消化反応が終結するま
で撹拌した。また、この際、一次温度上昇による昇温幅
が3℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇開始時
までの時間が8.1分であった。この懸濁液を液体サイ
クロンでカットポイント45μmで分級し、固形分が粒
径45μm以下の粒子を97.5重量%含有する水酸化
カルシウム水性懸濁液を得た。これをデカンターで脱水
し、固形分55重量%のろ滓を得た。このろ滓をコーレ
スミキサー中で撹拌しながら水を添加し、固形分52重
量%で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したものが
99.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を得た。
得られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は400c
Pであり、14日経過後は480cPであった。
【0027】実施例10 石灰石をベッケンバッハ炉で焼成し、バイブロミルで乾
式粉砕したのち、ミクロンセパレーターで空気分級し、
粒径15μm以下の粒子を97重量%含有するように調
整して得られた酸化カルシウム粉末1000kgを、水
5m3に石膏20kgを加えた10℃の水性懸濁液に周
速7m/sで撹拌しながら添加し、消化反応が終結する
まで撹拌した。また、この際、一次温度上昇による昇温
幅が3℃であり、かつこの混合時から二次温度上昇開始
時までの時間が8.1分であった。この懸濁液を液体サ
イクロンでカットポイント45μmで分級し、固形分が
粒径45μm以下の粒子を99.5重量%含有する水酸
化カルシウム水性懸濁液を得た。これをデカンターで脱
水し、固形分55重量%のろ滓を得た。このろ滓をコー
レスミキサー中で撹拌しながら水とA−6028(東亜
合成社製、分散剤)5kgを添加し、固形分52重量%
で、固形分中、篩目45μmの篩を通過したものが9
9.9重量%の水酸化カルシウム水性懸濁液を得た。得
られた水酸化カルシウム水性懸濁液の粘度は100cP
であり、14日経過後は110cPであった。
【0028】比較例1 粒径10〜20mmの石灰石を950℃で2時間電気炉
で焼成し、ボールミルで乾式粉砕して調製した粒径0.
25〜0.6mmの酸化カルシウム粉末100gを20
℃の水400cm3に1.4m/sの周速で撹拌しなが
ら添加し、消化反応が終結するまで撹拌した。この際、
初期の酸化カルシウムと水との混合時から最高温度到達
時までの反応温度y(℃)と反応時間x(分)との相関
関係が、y=56x+29.903、相関係数r=1.
00であり、この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩
を通過したものは95重量%であった。得られた懸濁液
をヌッチェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固
形分58.5%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキ
サー中で撹拌しながら水を添加し、固形分41.0%、
粘度4850cPの水酸化カルシウム水性懸濁液を得
た。
【0029】比較例2 粒径10〜20mmの石灰石を1300℃で2時間電気
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕して調製した粒径
0.25〜0.6mmの酸化カルシウム粉末100gを
20℃の水400cm3に1.4m/sの周速で撹拌し
ながら添加し、消化反応が終結するまで撹拌した。この
際、初期の酸化カルシウムと水との混合時から最高温度
到達時までの反応温度y(℃)と反応時間x(分)との
相関関係が、y=1.4655×ln(x)+29.9
03、相関係数r=0.99であり、この懸濁液の固形
分中、篩目45μmの篩を通過したものは80重量%で
あった。得られた懸濁液をヌッチェで一次脱水後、加圧
プレスで二次脱水し、固形分58.5%のろ滓を得た。
このろ滓をコーレスミキサー中で撹拌しながら水を添加
し、固形分41.2%、粘度2300cPの水酸化カル
シウム水性懸濁液を得た。
【0030】比較例3 粒径10〜20mmの石灰石を1300℃で2時間電気
炉で焼成し、ボールミルで乾式粉砕して調製した粒径1
50μm以下の酸化カルシウム粉末100gを、水40
0cm3に石膏3.0gを溶解した20℃の水溶液に
1.4m/sの周速で撹拌しながら添加し、消化反応が
終結するまで撹拌した。この際、初期の酸化カルシウム
と水との混合時から最高温度到達時までの反応温度y
(℃)と反応時間x(分)との相関関係が、y=12.
4×ln(x)+18.3、相関係数r=0.97であ
り、この懸濁液の固形分中、篩目45μmの篩を通過し
たものは70重量%であった。得られた懸濁液をヌッチ
ェで一次脱水後、加圧プレスで二次脱水し、固形分5
8.8%のろ滓を得た。このろ滓をコーレスミキサー中
で撹拌しながら水を添加し、固形分41.1%の水酸化
カルシウム水性懸濁液を得た。得られた水酸化カルシウ
ム水性懸濁液の粘度は560cPであったが、14日経
過後は780cPであった。
【0031】以上の結果から、比較例1及び2で得られ
た水酸化カルシウム水性懸濁液は依然として粘度が高
く、流動性が良好でなく、作業性に難があるし、また比
較例3で得られた水酸化カルシウム水性懸濁液は粘度は
低下したものの、経時的に粘度が上昇し、品質が劣化す
るのに対し、各実施例で得られた水酸化カルシウム水性
懸濁液はいずれも低粘度で、流動性や粘度の経時的安定
性が良好であることが分る。
【0032】
【発明の効果】本発明の高濃度水酸化カルシウム水性懸
濁液は、固形分含有量が多くても沈降しにくく、低粘度
で、流動性や粘度の経時的安定性が良好であり、特にタ
ンク、樋、配管等のデッド部分に堆積物を生じにくく、
スケーリング防止効果に優れる上に、ポンプやpH電極
の摩耗等を低減できるので、作業性に優れているし、ま
た、固形分含有率が高く運送コストを低減することがで
き、中和処理等の種々の処理を効率よく行うことができ
る。したがって、本発明の高濃度水酸化カルシウム水性
懸濁液は、種々の酸性物特に酸性廃水の中和処理剤とし
て好適に用いられ、その他、溶融炉からでる溶融金属の
受け皿への付着防止剤、電気溶接時に飛散する溶融金属
の溶接個所以外の金属面への付着防止剤、塗料やプラス
チックの充填剤、建築用壁材、地盤改良材等としても有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明懸濁液を製造する際の混合、反応時の
発熱時間と発熱温度の関係を示すグラフの模式図。
【符号の説明】
a 一次温度上昇による昇温幅 b 混合時から二次温度上昇開始時までの時間 c 二次温度上昇
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B23K 9/32 B23K 9/32 E C09K 103:00 (72)発明者 重巣 哲史 東京都青梅市河辺町10−11−7 ラフィー ネ河辺204

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘度が2000cP以下であり、固形分
    含有量が41〜75重量%であり、かつ固形分の95重
    量%以上が粒径45μm以下の粒子であることを特徴と
    する高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液。
  2. 【請求項2】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
    シウム粒子と過剰の水を混合、反応させて水酸化カルシ
    ウム水性懸濁液を製造する方法において、混合時の一次
    温度上昇による昇温幅が15℃以下、かつこの混合時か
    ら二次温度上昇開始時までの時間が1分以上となるよう
    に制御することを特徴とする請求項1記載の高濃度水酸
    化カルシウム水性懸濁液の製造方法。
  3. 【請求項3】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
    シウム粒子として、一部が炭酸化された酸化カルシウム
    粒子又はそれと酸化カルシウム粒子の混合物であって、
    かつその炭酸化率が10重量%以下のものを用いる請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
    シウム粒子が、粒径45μm以下の粒子を95重量%以
    上含有する請求項2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】 強酸の金属塩、多価アルコール及び炭酸
    塩の中から選ばれた少なくとも1種を添加する請求項
    2、3又は4記載の方法。
  6. 【請求項6】 強酸の金属塩を構成する金属が周期表第
    1族、第2族及び第3族の元素の中から選ばれた少なく
    とも1種であり、多価アルコールが二価アルコールまた
    は三価アルコールであり、炭酸塩が周期表第1族、第2
    族及び第3族の元素の中から選ばれた少なくとも1種で
    構成される請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
    シウム粒子と過剰の水を混合、反応させ、その際強酸の
    金属塩、多価アルコール及び炭酸塩の中から選ばれた少
    なくとも1種を添加するとともに、混合時の一次温度上
    昇による昇温幅が15℃以下、かつこの混合時から二次
    温度上昇開始時までの時間が1分以上となるように制御
    し、必要に応じ反応後脱水して、固形分含有量が42重
    量%以上の水酸化カルシウム水性懸濁液又はろ滓を調製
    し、次いでこれに水酸化カルシウムに対して0.1〜1
    0.0重量%の分散剤、又は該分散剤と水、又は水を添
    加し、混合、分散させることを特徴とする請求項1記載
    の高濃度水酸化カルシウム水性懸濁液の製造方法。
  8. 【請求項8】 分散剤がカルボン酸ナトリウム塩又はス
    ルホ基導入型重合体であり、かつ500以上のキレート
    価を有する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カル
    シウム粒子として、一部が炭酸化された酸化カルシウム
    粒子又はそれと酸化カルシウム粒子の混合物であって、
    かつその炭酸化率が10重量%以下のものを用いる請求
    項7又は8記載の方法。
  10. 【請求項10】 一部が炭酸化されていてもよい酸化カ
    ルシウム粒子が、粒径45μm以下の粒子を95重量%
    以上含有する請求項7、8又は9記載の方法。
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