JPH10291552A - タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋

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JPH10291552A
JPH10291552A JP9102194A JP10219497A JPH10291552A JP H10291552 A JPH10291552 A JP H10291552A JP 9102194 A JP9102194 A JP 9102194A JP 10219497 A JP10219497 A JP 10219497A JP H10291552 A JPH10291552 A JP H10291552A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3423Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
    • B65D41/3428Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンパーエデント裾部(12、512)に配
設されている軸線方向破断手段(34、334、53
4)が、タンパーエビデント裾部の上端から実質上下端
まで連続して延びるスリットから構成されている形態の
合成樹脂製容器蓋(2、502)を改良して、容器の口
頸部(42)に容器蓋を装着する際に、タンパーエビデ
ント裾部がその軸線方向破断手段が存在する部位におい
て拡張される等の不都合の発生を回避する。 【解決手段】 軸線方向破断手段の上端の周方向両側
に、第一の高強度橋絡部(36c、236c、336
c、)と第二の高強度橋絡部(36d、236d、33
6d)を配設する。第一の高強度橋絡部と第二の高強度
橋絡部の横断面積は0.80乃至3.00mm2 であり、
両者の差は0.50mm2 以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口頸部の外周面に
は雄螺条とこの雄螺条の下方に位置する係止あご部とが
形成されている、飲料等を収容するための容器に適用さ
れる合成樹脂製容器蓋、更に詳しくはタンパーエビデン
ト特性(不正を加えるために容器蓋が操作されると、そ
の痕跡が残留する特性)を有する合成樹脂製容器蓋に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、口頸部の外周面には雄螺条
とこの雄螺条の下方に位置する係止あご部とが形成され
ている、清涼飲料等のためのガラス或いは合成樹脂製容
器に適用される容器蓋として、例えば特公昭58−32
103号公報、特公昭62−18421号公報、特開平
4−311461号公報、実開平6−54544号公報
及び特開平8−80957号公報に開示されている形態
の、タンパーエビデント特性を有する合成樹脂製容器蓋
が広く実用に供されている。かかる容器蓋は、円形天面
壁とこの天面壁から垂下するスカート壁とを具備する。
スカート壁には周方向に延在する周方向破断手段が形成
されており、スカート壁は周方向破断手段より上方の主
部と周方向破断手段より下方のタンパーエビデント裾部
とに区画されている。スカート壁の主部の内周面には、
容器の口頸部に形成されている雄螺条と協働する雌螺条
が形成されている。タンパーエビデント裾部の内周面に
は、容器の口頸部に形成されている係止あご部と協働す
る係止手段が形成されている。周方向破断手段は、周方
向に間隔をおいて配設されタンパーエビデント裾部をス
カート壁の主部に接続している複数個の橋絡部を含んで
おり、かかる複数個の橋絡部のうちの1個は横断面積が
大きい高強度橋絡部である。タンパーエビデント裾部に
は軸線方向破断手段が形成されている。この軸線方向破
断手段は、材料厚さを低減せしめることによって形成さ
れるスコアから、或いは非連続部を含むスリット(材料
をその厚さ方向に完全に切断することによって或いは成
形時に材料をその厚さ方向全体に渡って存在せしめない
ことによって形成される溝)から構成されている。
【0003】容器の口頸部に容器蓋を装着して密封する
際には、口頸部に容器蓋を被嵌して閉方向に回転せし
め、かくして口頸部の雄螺条に容器蓋の雌螺条を螺合せ
しめる。雄螺条と雌螺条との螺合の進行に応じて容器蓋
は下降せしめられ、容器蓋の係止手段は、口頸部の係止
あご部を弾性的に乗り越えてその下面に係止せしめられ
る。容器の口頸部を開封するためには、容器を開方向に
回転せしめる。かくすると、容器蓋の雌螺条が口頸部の
雄螺条に沿って移動せしめられて両者の螺合が解除され
る故に、容器蓋は開方向への回転に応じて上昇せしめら
れる。然るに、タンパーエビデント裾部に形成されてい
る係止手段が口頸部の係止あご部に係止されている故
に、タンパーエビデント裾部は上昇が阻止され、これに
起因して周方向破断手段に応力が生成され、周方向破断
手段における橋絡部が1個の高強度橋絡部を除いて破断
される。更にまた、次のとおりの挙動が生成されること
が意図されている。即ち、タンパーエビデント裾部に形
成されている軸線方向破断手段におけるスコアが破断さ
れ、或いはスリットの非連続部が破断され、かくしてタ
ンパーエビデント裾部が帯状に展開され、これによって
係止あご部に対する係止手段の係止が解除され、しかる
後においては容器蓋の全体が開方向への回転に応じて上
昇されて口頸部から離脱される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述したとお
りの従来の容器蓋には、本発明者等の経験によれば、次
のとおりの問題が存在する。即ち、容器の口頸部を開封
する際には、タンパーエビデント裾部に形成されている
軸線方向破断手段におけるスコアが破断され、或いはス
リットの非連続部が破断されて、タンパーエビデント裾
部が帯状に展開されることが意図されているが、軸線方
向破断手段におけるスコア或いはスリットの非連続部の
破断に代えて、周方向破断手段における1個の高強度橋
絡部が破断され、従ってスコア或いはスリットの非連続
部が破断されることなく残留している故に無端環状形態
であるタンパーエビデント裾部がスカート壁の主部から
完全に分離され、容器の口頸部に無端環状のタンパーエ
ビデント裾部を残留せしめて容器蓋のその他の部分が口
頸部から離脱されることが少なくない。かような事態が
発生した場合には、廃棄物の所謂材料別収集の見地から
或いは容器を再使用するために、環状無端形態のタンパ
ーエビデント裾部を適宜の切断具によって切断して帯状
に展開し容器の口頸部から除去するという煩雑な作業を
別個に遂行することが必要になる。
【0005】従来の容器蓋における上述した問題を解決
するためには、タンパーエデント裾部に配設される軸線
方向破断手段を、タンパーエビデント裾部の上端から実
質上下端まで連続して延びるスリットから構成すること
が意図される。かくすると、容器の口頸部を開封する際
に、周方向破断手段における橋絡部が1個の高強度橋絡
部を除いて破断されると、タンパーエビデント裾部は必
然的に帯状に展開され、従って充分確実に容器蓋の全体
が容器の口頸部から離脱される。しかしながら、単に、
タンパーエビデント裾部に配設される軸線方向破断手段
を、タンパーエビデント裾部の上端から実質上下端まで
連続して延びるスリットから構成すると、容器の口頸部
に容器蓋を装着する際、特に容器蓋の係止手段が口頸部
の係止あご部を弾性的に乗り越える際に、タンパーエビ
デント裾部がその軸線方向破断手段が存在する部位にお
いて拡張され、これに起因して周方向破断手段における
複数個の橋絡部のうちの少なくとも幾つかが破断されて
しまう、という許容し得ない事態が発生する傾向があ
る。
【0006】そこで、本発明者は、先に、平成8年特許
願第336188号の明細書及び図面において、従来の
容器蓋における上述したとおりの問題を解決する容器蓋
として、複数個の橋絡部のうちの更に1個を高強度橋絡
部にせしめて、タンパーエビデント裾部の上端から実質
上下端まで延びるスリッから構成されている軸線方向破
断手段の上端の両側に夫々1個の高強度橋絡部が位置す
るようになし、一方の高強度橋絡部は軸線方向破断手段
の上端から或いはこれに近接した一端から周方向片方に
延び、他方の高強度橋絡部は軸線方向破断手段の上端か
ら或いはこれに近接した一端から周方向他方に延びるよ
うにせしめた容器蓋を提案した。図示し詳細に説明した
実施形態においては、2個の高強度橋絡部の一方の横断
面積は他方の横断面積よりも大きくせしめられている。
かような容器蓋においては、容器の口頸部に容器蓋を装
着する際には、スリットから構成された軸線方向破断手
段の上端の両側に高強度橋絡部が存在する故に、かかる
高強度橋絡部の保持作用によって軸線方向破断手段の望
ましくない拡張が充分効果的に防止される。容器の口頸
部を開封する際には、本来的には、2個の高強度橋絡部
の一方、即ち横断面積が大きい方の高強度橋絡部は破断
されることなく残留され、2個の高強度橋絡部の他方、
即ち横断面積が小さい方の高強度橋絡部は破断され、か
くしてタンパーエビデント裾部が有端帯状に展開され
(従って、容器の口頸部に配設されている係止あご部に
対する係止手段の係止が解除され)、展開されたタンパ
ーエビデント裾部が破断されることなく残留せしめられ
ている高強度橋絡部の一方を介してスカート壁の主部に
接続された状態になり、タンパーエビデント裾部を含む
容器蓋の全体が口頸部から離脱される。
【0007】本発明者が先に提案した上記容器蓋によれ
ば、従来の容器蓋における上述したとおりの問題が巧み
に解決される。しかしながら、本発明者が、更に検討及
び実験を重ねた結果、本発明者が先に提案した上記容器
蓋においては、本来的には2個の高強度橋絡部のうちの
上記他方は破断されるが上記一方は破断されることなく
残留せしめられることを意図して設計していることに起
因して、次のとおりの問題があることが判明した。即
ち、容器の口頸部を開封する際に、天面壁及びスカート
壁の主部は容器蓋の回転に応じて順次に上昇せしめられ
るが、有端帯状に展開されたタンパーエビデント裾部は
その一部が口頸部の係止あご部或いは雄螺条に部分的に
引っ掛かる等に起因して軸線方向に弾性的に伸長されて
環状から螺旋状に変形される傾向がある。そして、容器
蓋が口頸部から完全に離脱される際に、螺旋状に伸長さ
れたタンパーエビデント裾部が急激に元の環状に弾性的
に復元せしめられ、この際に容器蓋を把持している消費
者の指にタンパーエビデント裾部が激しく衝突する。特
にタンパーエビデント裾部に配設されている係止手段が
鋭い先端乃至角部を有するフラップ片である場合には、
消費者の指にタンパーエビデント裾部が衝突すると、消
費者は幾分かの痛みを感じることになる。
【0008】本発明は上述したとおりの事実に鑑みてな
されたものであり、その主たる技術的課題は、タンパー
エデント裾部に配設される軸線方向破断手段が、タンパ
ーエビデント裾部の上端から実質上下端まで連続して延
びるスリットから構成されているにもかかわらず、容器
の口頸部に容器蓋を装着する際に、タンパーエビデント
裾部がその軸線方向破断手段が存在する部位において拡
張され、これに起因して周方向破断手段における複数個
の橋絡部のうちの少なくとも幾つかが破断されてしまう
ことが充分確実に防止され、そして更に容器の口頸部か
ら容器蓋を離脱する際にタンパーエビデント裾部が消費
者の指に激しく衝突することが充分確実に回避される、
新規且つ改良された合成樹脂製容器蓋を提供することで
ある。
【0009】本発明者は、鋭意研究及び実験の結果、ス
リットから構成されている軸線方向破断手段の上端の両
側に配設される2個の高強度橋絡部の横断面積を所定範
囲内に設定すると共に、2個の高強度橋絡部の横断面積
の差を所定値以下に設定して、容器の口頸部を開封する
際には、本来的には他の通常の橋絡部と共に2個の高強
度橋絡部も破断され、従ってタンパーエビデント裾部が
スカート壁の主部から分離されるようにせしめることに
よって、上記主たる技術的課題を達成することを見出し
た。2個の高強度橋絡部の双方共破断せしめられると、
容器蓋のタンパーエビデント裾部以外の部分(天面壁及
びスカート壁の主部)は口頸部から離脱せしめられる
が、タンパーエビデント裾部は口頸部に残留せしめられ
ることになる。しかしながら、タンパーエビデント裾部
に配設されている軸線方向破断手段は、タンパーエビデ
ント裾部の上端から実質上下端まで連続して延びるスリ
ットから構成されている故に、口頸部に残留しているタ
ンパーエビデント裾部は、切断具によって切断する等の
煩雑な操作を必要とすることなく、必要に応じて充分容
易に口頸部から除去することができる。2個の高強度橋
絡部の一方は破断されたが他方は破断されることなく残
留せしめられ、従ってタンパーエビデント裾部を含む容
器蓋の全体が離脱される場合においても、2個の高強度
橋絡部の横断面積の差が所定値以下に設定されている故
に、破断せしめられることなく残留せしめられる高強度
橋絡部も、その全体ではないがその相当な部分は破断さ
れ、従ってその全体が破断されることなく残留せしめら
れる高強度橋絡部を介してのタンパーエビデント裾部と
スカート壁の主部との連結強度が相当低減される。それ
故に、容器蓋が口頸部から完全に離脱される際に、螺旋
状に伸長された形態のタンパーエビデント裾部は元の環
状には復元されず或いは復元されるとしてもその復元は
緩慢に進行し、従って容器蓋を把持している消費者の指
にタンパーエビデント裾部が激しく衝突することはな
い。
【0010】従って、本発明によれば、上記主たる技術
的課題を達成する容器蓋として、口頸部の外周面には雄
螺条と該雄螺条の下方に位置する係止あご部とが形成さ
れている容器に適用される、タンパーエビデント特性を
備えた合成樹脂製容器蓋であって、天面壁と該天面壁か
ら垂下するスカート壁とを具備し、該スカート壁には周
方向に延在する周方向破断手段が形成されており、該ス
カート壁は該周方向破断手段よりも上方の主部と該周方
向破断手段よりも下方のタンパーエビデント裾部とに区
画されており、該スカート壁の該主部の内周面には該口
頸部の該雄螺条と協働する雌螺条が形成され、該タンパ
ーエビデント裾部の内周面には該口頸部の該係止あご部
と協働する係止手段が形成され、該周方向破断手段は周
方向に間隔をおいて配設され該タンパーエビデント裾部
を該スカート壁の主部に接続している複数個の橋絡部を
含み、該橋絡部のうちの1個は大きな横断面積を有する
第一の高強度橋絡部であり、該タンパーエビデント裾部
には軸線方向破断手段が配設されている合成樹脂製容器
蓋において、該軸線方向破断手段は該タンパーエビデン
ト裾部の上端から実質上下端まで連続して延びるスリッ
トから構成されており、該複数個の橋絡部は該第一の高
強度橋絡部に加えて大きな横断面積を有する第二の高強
度橋絡部を含み、該第一の高強度橋絡部と該第二の高強
度橋絡部とは周方向に見て該軸線方向破断手段の両側に
配設されており、該第一の高強度橋絡部は該軸線方向破
断手段の上端から或いはこれに近接した一端から周方向
片方に延び、該第二の高強度橋絡部は該軸線方向破断手
段の上端から或いはこれに近接した一端から周方向他方
に延びており、該第一の高強度橋絡部の横断面積及び該
第二の高強度橋絡部の横断面積は共に0.80乃至3.
00mm2 であり、該第一の高強度橋絡部の横断面積と該
第二の高強度橋絡部の横断面積の差は0.50mm2 以下
であり、該雌螺条を該雄螺条に螺合せしめ該係止手段を
該係止あご部に係止せしめることによって該口頸部に装
着され、該雌螺条と該雄螺条との螺合を解除して該口頸
部から離脱せしめる際には、該第一の高強度橋絡部と該
第二の高強度橋絡部との双方或いはいずれか一方が破断
される、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供され
る。
【0011】該第一の高強度橋絡部の横断面積及び該第
二の高強度橋絡部の横断面積は1.00乃至2.00mm
2 であり、該第一の高強度橋絡部の横断面積と該第二の
高強度橋絡部の横断面積の差は0.40mm2 以下である
のが好適である。勿論、該第一の高強度橋絡部の横断面
積と該第二の高強度橋絡部の横断面積とは実質上同一で
あるのが最適である。また、該第一の高強度橋絡部の該
一端と該第二の高強度橋絡部の該一端とは該軸線方向破
断手段の上端から1.00乃至3.00mmの間隔をおい
て位置するのが好ましい。特定実施形態においては、該
タンパーエビデント裾部にはその下端から延びる薄肉カ
ールが付設されており、該軸線方向破断手段を構成する
該スリットは該薄肉カールには部分的にしか或いは全く
延出していない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態
について、更に詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に従って構成された合成樹
脂製容器蓋の好適実施形態を図示している。ポリプロピ
レン又は硬質ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から形
成することができる、全体を番号2で示す容器蓋は、円
形天面壁4とこの天面壁4の周縁から垂下する略円筒形
状のスカート壁6とを具備している。スカート壁6には
周方向破断手段8(この周方向破断手段8については後
に更に詳細に説明する)が形成されており、スカート壁
6は周方向破断手段8よりも上方の主部10と周方向破
断手段8よりも下方のタンパーエビデント裾部12とに
区画されている。
【0014】スカート壁6の主部10の外周面には、そ
の下端部近傍に、下方に向かって外径が漸次増大する円
錐形状部14が形成されている。スカート壁4の主部1
0の下端部即ち円錐台形状部14よりも下方の部分及び
これに続くタンパーエビデント裾部12の外周面も、下
方に向かって外径が若干ではあるが漸次増大する円錐形
状にせしめられている。主部10の外周面における円錐
形状部14よりも上方の部分には、そこに掛けられる指
の滑りを防止するための凹凸形状16が形成されてい
る。主部10の内周面には雌螺条18が形成されてい
る。かかる雌螺条18には、周方向に間隔をおいて軸線
方向に延びる切欠20が形成されている。かかる切欠2
0は容器の口頸部が開封される際の所謂通気路を構成す
る。主部10の内周面には、更に、その上端部に環状突
条22が形成されている。そして、かかる環状突条22
と天面壁4の内面とによって規定される空間には、容器
蓋2の本体とは別個に形成された密封ライナー24が配
設されている。かかる密封ライナー24は、天面壁4の
内面に軟化溶融状態の合成樹脂素材を供給し、この合成
樹脂素材を押圧工具によって圧縮することによって好都
合に成形することができる。密封ライナー24のための
合成樹脂素材は、軟質ポリエチレンの如き比較的軟質の
合成樹脂であるのが好適である。
【0015】タンパーエビデント裾部12の内周面上部
には、下方を向いた環状肩面26が形成されている。そ
して、かかる環状肩面26よりも下方において、タンパ
ーエビデント裾部12の内周面には、周方向に等間隔を
おいて複数個のフラップ片28が形成されている。後の
説明から明らかになるとおり、かかるフラップ片28は
容器の口頸部に形成されている係止あご部に係止せしめ
られる係止手段を構成する。フラップ片28の各々は、
タンパーエビデント裾部12の内周面に接続された基縁
30から、容器の口頸部に容器蓋2を装着する際の容器
蓋の閉回転方向、即ち図1において上方から見て時計方
向、に対して反対方向に向かって傾斜して半径方向内方
に突出せしめられている。フラップ片28の各々の基縁
30自体も、容器蓋2の上記閉回転方向に対して反対方
向に傾斜して下方に延びている。タンパーエビデント裾
部12の下端には、半径方向内側に向かって弧状に延出
する薄肉カール32が付設されている。
【0016】図1と共に図2を参照して説明を続ける
と、タンパーエビデント裾部12には軸線方向破断手段
34が形成されている。この軸線方向破断手段34は、
タンパーエビデント裾部12の上端から実質上下端まで
連続して延びるスリットから構成されていることが重要
である。図示の実施形態においては、軸線方向破断手段
34を構成するスリットは、タンパーエビデント裾部1
2の上端から下方に薄肉カール32の上端まで連続して
延びているが、薄肉カール32へは全く延出していない
或いは部分的にしか延出していない(後述するとおりの
軸線方向破断手段34の形成操作における切断誤差に応
じて、薄肉カール32内にスリットが部分的に延出する
形態に或いは全く延出しない形態になってよい)。勿
論、薄肉カール32の先端まで、軸線方向破断手段34
を構成するスリットを延在せしめることもできる。軸線
方向破断手段34を構成するスリットは、タンパーエビ
デント裾部12の内周面に形成されているフラップ片2
8の基縁30と交わることなく、フラップ片28の間に
位置せしめられているのが好適であるが、後述する如
く、タンパーエビデント裾部12の特定角度位置ではな
くて任意位置に軸線方向破断手段34を形成する場合に
は、軸線方向破断手段34を構成するスリットが偶発的
にフラップ片28の基縁と交わることがある。この場
合、所望ならば、タンパーエビデント裾部12に形成さ
れるスリットに引き続いてフラップ片28も少なくとも
部分的に切断するようにせしめてもよい。軸線方向破断
手段34を構成するスリットを、実質上鉛直に(即ち中
心軸線と実質上平行に)延在せしめることに代えて、幾
分傾斜せしめて、例えば図3に図示する如くフラップ片
28の基縁30と実質上平行に延びるようにせしめるこ
ともできる。
【0017】図2を参照することによって明確に理解さ
れる如く、上述した周方向破断手段8は、周方向に間隔
をおいて配設された複数個の橋絡部36a、36b、3
6c及び36dを含んでいる。周方向破断手段8が配設
されている横断面図において、橋絡部橋絡部36a、3
6b、36c及び36d以外の領域においては、スカー
ト壁6の主部10とタンパーエビデント裾部12とは好
ましくは切断することによって相互に分離されている。
従って、タンパーエビデント裾部12は橋絡部36a、
36b、36c及び36dを介して主部10に接続され
ている。橋絡部36aは周方向に等間隔をおいて複数個
配置されており、実質上同一の横断面形状を有する。橋
絡部36bも(後に言及する第一の高強度橋絡部36c
が配置されている領域を除いて)周方向に等間隔をおい
て複数個配置されており、実質上同一の横断面形状を有
する。橋絡部36aと橋絡部36bとは同数配置されて
おり、橋絡部36bの各々は隣接する橋絡部36aの中
間に位置せしめられている。橋絡部36aの各々の横断
面積は充分に小さく、そしてまた橋絡部36bの各々の
横断面積も橋絡部36aの横断面積よりは若干大きいが
充分に小さく、橋絡部36a及び36bは充分容易に破
断され得るものである。所望ならば、橋絡部36aの横
断面積と橋絡部36bの横断面積とを同一に設定するこ
ともできる。橋絡部36aの横断面積及び橋絡部36b
の横断面積は0.10乃至0.40mm2 程度でよい。
【0018】橋絡部36cは横断面積が大きい第一の高
強度橋絡部であり、橋絡部36dは横断面積が大きい第
二の高強度橋絡部である。図2において、第一の高強度
橋絡部36cは上記軸線方向破断手段34の上端から反
時計方向(周方向片方)に間隔L1をおいて位置する一
端から反時計方向に延び、第二の高強度橋絡部36dは
上記軸線方向破断手段34の上端から時計方向(周方向
他方)に間隔L2をおいた一端から時計方向に延びてい
る。間隔L1と間隔L2とは実質上同一であり、1.0
0乃至3.00mm程度であるのが好適である。第一の高
強度橋絡部36c及び第二の高強度橋絡部36dの横断
面積は0.80乃至3.00mm2 、好ましくは1.00
乃至2.00mm2 、であるのが重要である。第一の高強
度橋絡部36cの横断面積及び第二の高強度橋絡部36
dの横断面積が過小になると、後述するとおりにして容
器蓋2を容器の口頸部に装着する際に、軸線方向破断手
段34を構成するスリットの拡張を充分確実に防止する
ことができなくなる。他方、第一の高強度橋絡部36c
の横断面積及び第二の高強度橋絡部36dの横断面積が
過大になると、後述するとおりにして容器の口頸部を開
封する際に、第一の高強度橋絡部36cと第二の高強度
橋絡部36dとを所要とおりに破断するのに要する必要
トルクが過大になる。更に、第一の高強度橋絡部36c
の横断面積と第二の高強度橋絡部36dの横断面積との
差は0.50mm2 以下、好ましくは0.40mm2 以下、
であることが重要である(第一の高強度橋絡部36cの
横断面積と第二の高強度橋絡部36dの横断面積との差
については、後に更に言及する)。第一の高強度橋絡部
36cの横断面積と第二の高強度橋絡部36dの横断面
積との差が過剰になると、後述するとおりにして容器の
口頸部を開封する際に、第一の高強度橋絡部36cと第
二の高強度橋絡部36dとの双方共に破断される確率が
低減し、そしてまた第一の高強度橋絡部36cと第二の
高強度橋絡部36dとの一方が破断せしめられることな
く残留せしめられた時に、螺旋状に伸長された形態のタ
ンパーエビデント裾部が比較的急激に元の環状に復元さ
れ、従って容器蓋を把持している消費者の指にタンパー
エビデント裾部が激しく衝突することになる。
【0019】上述したとおりの容器蓋2の製作手順の一
例について説明すると、次のとおりである。最初に、容
器蓋2の本体(即ち密封ライナー24を除く部分)を適
宜の合成樹脂から圧縮成形或いは射出成形によって成形
する。成形された容器蓋本体においては、周方向破断手
段8は未だ形成されておらず、周方向破断手段8の部位
においてスカート壁6の主部10とタンパーエビデント
裾部12とは横断面の全領域において接続されている。
また、薄肉カール32は未だカールされておらず、図1
に二点鎖線で示す如く実質上鉛直に下方に延出せしめら
れている。
【0020】しかる後に、次のとおりの切断工程を遂行
して周方向破断手段8を形成する。図1を参照すること
によって明確に理解される如く、スカート壁6の内周面
には、上述した環状肩面26よりも幾分上方において下
方を向いた環状肩面38も形成されている。そして、か
かる環状肩面38から下方に、環状肩面26よりも若干
上方の位置まで延びる突条40a及び40bが形成され
ている。突条40aは周方向に等間隔をおいて複数個配
設されており、実質上同一の形状である。突条40bも
周方向に等間隔をおいて配置されており、実質上同一の
形状である。突条40aと突条40bとは同数配置され
ており、突条40bの各々は隣接する突条40aの中間
に位置せしめられている。突条40aは上記橋絡部36
aを規定し、突条40b(上記第一の高強度橋絡部36
cの領域に位置する突条40bを除く)は上記橋絡部3
6bを規定する。従って、突条40aの横断面形状は橋
絡部36aの横断面形状に対応し、突条40bの横断面
形状は橋絡部36bの横断面形状に対応する。周方向破
断手段8を形成するための切断工程においては、最初
に、第一の高強度橋絡部36c及び第二の高強度橋絡部
36dが存在する領域のみを残して、スカート壁6をそ
の外周面から内周面まで周方向に漸次切断する。第一の
高強度橋絡部36cが存在する領域の角度範囲即ち周方
向長さと第二の高強度橋絡部36dが存在する領域の角
度範囲即ち周方向長さは実質上同一であるのが好適であ
る。上記切断に使用される切断刃は突条40a及び40
bには実質上作用せず、切断の都合上突条40a及び4
0bの半径方向外側部は部分的に切断され得るが、突条
40a及び40bの主部は切断されることなく残留せし
められ、かくして橋絡部36a及び36bが生成され
る。次いで、第一の高強度橋絡部36c及び第二の高強
度橋絡部36dが存在する領域において、スカート壁6
の外周面からスカート壁6の厚さ方向所定深さまで(図
示の実施形態においては厚さの半分程度の深さまで)、
切断刃を作用させてスカート壁6を部分的に切断し、か
くして第一の高強度橋絡部36c及び第二の高強度橋絡
部36dを生成する。次いで、軸線方向に延びる切断刃
をタンパーエビント裾部12に作用せしめ、タンパーエ
ビデント裾部12の実質上下端まで厚さ方向全体に渡っ
て軸線方向に切断して、軸線方向破断手段34を構成す
るスリットを形成する。
【0021】而して、上述したとおりの切断工程は、通
常、内側又は外側に所要切断刃が順次に配設されている
弧状経路を通して容器蓋2を転動せしめることに遂行さ
れる。それ故に、第一の高強度橋絡部36cが存在する
領域、第二の高強度橋絡部36dが存在する領域及び軸
線方向破断手段34が存在する位置の相対的関係は、所
要切断刃の配置によって規定することができるが、第一
の高強度橋絡部36cが存在する領域、第二の高強度橋
絡部36dが存在する領域及び軸線方向破断手段34が
存在する位置を容器蓋2の特定角度に規制することはで
きない。換言すれば、突条40a及び40bに関して所
定関係に、第一の高強度橋絡部36cが存在する領域、
第二の高強度橋絡部36dが存在する領域及び軸線方向
破断手段34が存在する位置を規制することはできな
い。従って、第一の高強度橋絡部36cと第二の高強度
橋絡部36dとの各々は、突条40a及び40bに対し
て周方向に変位して配置される場合と、図2に図示する
第一の高強度橋絡部36cの如く突条40bに整合して
配置され突条40bを含有する場合と、図4に図示する
第一の高強度橋絡部36cの如く突条40aに整合して
配置され突条40aを含有する場合とがあり得る。従っ
て、第一の高強度橋絡部36cが存在する領域の角度範
囲と第二の高強度橋絡部36dが存在する領域の角度範
囲とを実質状同一にせしめても、第一の高強度橋絡部3
6cの横断面積と第二の高強度橋絡部36dの横断面積
との間には、最大で突条40bの横断面積に相当する差
が生成され得る。本発明に従って構成された容器蓋2に
おいては、上述したとおり第一の高強度橋絡部36cの
横断面積と第二の高強度橋絡部36dの横断面積との差
は0.50mm2 以下、好ましくは0.40mm2 以下、で
あることが重要であり、従って上述した製作手順を採用
する場合には、突条36bの横断面積を0.50mm2
下、好ましくは0.40mm2 以下、にすることが重要で
ある。所望ならば、第一の高強度橋絡部36cの横断面
積と第二の高強度橋絡部36dの横断面積とが実質上同
一である最適状態を安定して実現するために、必要に応
じて横断面積を実質上同一にせしめた突条40a及び4
0bに対して、第一の高強度橋絡部36cの存在領域及
び第二の高強度橋絡部36dの存在領域が所要とおりに
位置付けられるように設定して上記切断工程を遂行する
こともできる。また、切断工程の遂行によって形成する
ことに代えて、圧縮成形又は射出成形の際に橋絡部36
a及び橋絡部36bと共に第一の高強度橋絡部36c及
び第二の高強度橋絡部36dを成形することもできる。
【0022】上記切断工程の後に、未だカールされるこ
となく実質上鉛直に延びている薄肉部に加熱カール工具
を作用せしめて、図1に実線で示す形態にカールせしめ
て薄肉カール32を形成する。次いで、押圧工具を使用
する上述したとおりの成形工程によって密封ライナーを
形成し、かくして容器蓋2を完成する。
【0023】図5には容器の口頸部42に容器蓋2を所
要とおりに装着した状態が図示されている。ガラス又は
ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から
形成することができる容器の口頸部42は、全体として
円筒形状であり、その外周面には、雄螺条44とこの雄
螺条44の下方に位置する環状係止あご部46とが形成
されている。清涼飲料の如き適宜の内容物を容器に充填
した後に、口頸部42に容器蓋2が装着される。この際
には、口頸部42に容器蓋2が被嵌され、容器蓋2が閉
回転方向、即ち図4において上方から見て時計方向に回
転され、かくして容器蓋2における雌螺条18が口頸部
42の雄螺条44に螺合せしめられ、容器蓋2は回転に
応じて下降せしめられる。容器蓋2のタンパーエビデン
ト裾部12に形成されているフラップ片28は、弾性的
に変形せしめられて口頸部42の係止あご部46を通過
し、しかる後に弾性的に復元して係止あご部46に係止
される。フラップ片28が係止あご部46を通過する際
には、タンパーエビデント裾部12には半径方向外向き
の力が作用し、かかる力に起因してタンパーエビデント
裾部12における軸線方向破断手段34を構成するスリ
ットが拡張されんとする。しかしながら、本発明に従っ
て構成された容器蓋2においては周方向に見てスリット
の片側には第一の高強度橋絡部36c(図2)が存在
し、他側には第二の高強度橋絡部36d(図2)が存在
し、これら第一の高強度橋絡部36cと第二の高強度橋
絡部36dとによる保持作用によってスリットの望まし
くない拡張が充分確実に防止され、従って容器蓋2の装
着時に橋絡部36a及び36b(図2)が破断されてし
まうことが充分確実に防止される。容器蓋2における天
面壁4の内面に配設されている密封ライナー24は口頸
部42の頂面部に密接せしめられ、これによって口頸部
42が密封される。
【0024】容器の口頸部42を開封する際には、容器
蓋2を開回転方向、即ち図4において上方から見て反時
計方向に回転せしめる。かくすると、容器蓋2における
スカート壁6の主部10に形成されている雌螺条18が
容器の口頸部42に形成されている雄螺条44に沿って
移動せしめられる故に、容器蓋2は回転と共に上昇せし
められる。然るに、容器蓋2のタンパーエビデント裾部
12は、その内周面に形成されているフラップ片28が
口頸部42の係止あご部46に係止せしめられているの
で、上方への移動が阻止される。従って、スカート壁6
に配設されている周方向破断手段8における橋絡部36
a、36b、36c及び36d(図2)に相当な応力が
生成され、かかる応力に起因して横断面積が充分に小さ
い橋絡部36a及び36bが破断される。そして更に、
通常は、横断面積の差が所定値以下にせしめられている
2個の高強度橋絡部、即ち第一の高強度橋絡部36c及
び第二の高強度橋絡部36dも破断され、かくしてタン
パーエビデント裾部12がスカート壁6の主部10から
分離される。また、タンパーエビデント裾部12に付設
されている薄肉カール32も、肉厚が著しく薄い故に、
タンパーエビデント裾部12に形成されているスリット
(軸線方向破断手段34を構成する)の延長線に沿って
破断されることが少なくない。しかる後においては、タ
ンパーエビデント裾部12を口頸部42に残留せしめ
て、容器蓋2のその他の部分が回転と共に上昇せしめら
れて口頸部42から離脱される。かような開封操作の途
中にて、容器蓋2が幾分か上昇されて密封ライナー24
が口頸部42の頂面部から離隔せしめられた際には、口
頸部42内が口頸部42の頂面部と密封ライナー24と
の間と共に容器蓋2の雌螺条18に形成されている切欠
20(図1)を通して外部に連通せしめられる。
【0025】上述したとおりの開封操作の後に口頸部4
2に残留せしめられるタンパーエビデント裾部12は、
必要に応じて口頸部42から充分容易に離脱せしめるこ
とができる。タンパーエビデント裾部12に配設されて
いる軸線方向破断手段34はタンパーエビデント裾部1
2の上端から実質上下端まで連続して延びるスリットか
ら構成されている故に、切断ナイフ等を必要とすること
なく、薄肉カール32がスリットの延長線に沿って破断
されていない場合にはこれを破断しさえすれば、残留せ
しめられているタンパーエビデント裾部12を口頸部4
2から離脱することができる。また、上述した如く、軸
線方向破断手段34を構成するスリットがフラップ片2
8の基縁と交わっており、従って軸線方向破断手段34
の部位においてタンパーエビデント裾部12がフラップ
片28を介して接続せしめられている場合も、本発明者
の経験によれば、特に軸線方向破断手段34を構成する
スリットに引き続いてフラップ片28が部分的に切断さ
れている場合には、フラップ片28を充分容易に破断し
て、残留せしめられているタンパーエビデント裾部12
を口頸部42から離脱することができる。
【0026】一方、本発明者の経験によれば、上述した
とおりの開封操作の際に第一の高強度橋絡部36cと第
二の高強度橋絡部36dとのいずれか一方が破断される
ことなく残留せしめられることもある。この場合には、
破断されることなく残留せしめられた第一の高強度橋絡
部36c又は第二の高強度橋絡部36dを介してタンパ
ーエビデント裾部12がスカート壁6の主部10に接続
され続け、タンパーエビデント裾部12を含む容器蓋2
の全体が口頸部42から離脱される。この場合、有端帯
状に展開されたタンパーエビデント裾部12は、その内
周面に形成されているフラップ片28が係止あご部46
或いは雄螺条44に部分的に引っ掛かる等に起因して、
容器蓋2の上昇と共に軸線方向に伸長されて螺旋形状に
変形され、そして容器蓋2が口頸部42から完全に離脱
される際に伸長された螺旋形状から弾性的に元の環状に
復元される。タンパーエビデント裾部12のかかる弾性
的復元の際にはタンパーエビデント裾部12が容器蓋2
を把持している消費者の指に衝突する傾向があるが、本
発明者の経験によれば、第一の高強度橋絡部36cの横
断面積を第二の高強度橋絡部36dの横断面積よりも相
当大きくせしめた場合に比べて、第一の第一の高強度橋
絡部36cの横断面積と第二の高強度橋絡部36dの横
断面積との差を充分に小さくせしめると、消費者の指に
対するタンパーエビデント裾部12の衝突の度合いが低
減せしめられることが判明した。これは、第一の高強度
橋絡部36cの横断面積と第二の高強度橋絡部36dの
横断面積との差を充分に小さくせしめると、破断される
ことなく残留せしめられた第一の高強度橋絡部36c又
は第二の高強度橋絡部36dも完全ではないが部分的に
破断され、これによってタンパーエビデント裾部12と
スカート壁6の主部10との接続が比較的弱い乃至緩や
か状態にせしめられることに起因するものと思われる。
【0027】図6は、第一の高強度橋絡部及び第二の高
強度橋絡部の変形例を図示している。図6に図示する実
施形態においては、第一の高強度橋絡部236cと第二
の高強度橋絡部236dの双方の領域においてタンパー
エビデント裾部212は全く切断されておらず、第一の
高強度橋絡部236cと第二の高強度橋絡部236dの
双方共、それらの周方向全域においてタンパーエビデン
ト裾部112の外周面から内周面まで厚さ方向全体に渡
って存在している。第一の高強度橋絡部236cと第二
の高強度橋絡部236dの周方向長さは実質上同一であ
る。また、第一の高強度橋絡部236aも第二の高強度
橋絡部236dと同様に、突条236a及び236bを
含んでおらず、従って第一の高強度橋絡部236cの横
断面積と第二の高強度橋絡部236dの横断面積とは実
質上同一である。
【0028】図7は、第一の高強度橋絡部及び第二の高
強度橋絡部の他の変形例を図示している。図7に図示す
る実施形態においては、第一の高強度橋絡部336c
は、軸線方向破断手段334を構成するスリットの上端
に対して間隔をおくことなく、軸線方向破断手段334
を構成するスリットの上端から図7において右方に延
び、同様に、第二の高強度橋絡部336dも、軸線方向
破断手段334を構成するスリットの上端に対して間隔
をおいて位置することなく、軸線方向破断手段334を
構成するスリットの上端から図7において左方に延びて
おり、従って第一の高強度橋絡部336cと第二の高強
度橋絡部336dとはスリットを介在せしめて隣接せし
められている。
【0029】図8及び図9は、本発明に従って構成され
た容器蓋の他の好適実施形態を図示している。図8及び
図9に図示する容器蓋502においては、天面壁504
の内面には、密封ライナー524が一体に形成されてい
る。この密封ライナー524は、容器の口頸部内に進入
して内周面に密接せしめられる内側環状シール突条52
5と、容器の口頸部の上面乃至外周面に密接せしめられ
る外側環状シール突条527を含んでいる。タンパーエ
ビデント裾部512の内周面に配設されている係止手段
は、周方向に連続して延在している環状突出片528か
ら構成されている。この環状突出片528は、タンパー
エビデント裾部512の内周面に接続されている基縁5
30から半径方向内方に向かって上方に傾斜して延びて
いる。環状突出片528には、その先端から上記基縁近
傍まで延びるスリット529が周方向に間隔をおいて形
成されている。適宜の合成樹脂から容器蓋502を成形
する際には、強度の無理抜きを回避するために、環状突
出片528を図8に二点鎖線で図示する如く半径方向内
方に向かって下方に延びる形態に成形し、成形型から離
脱後に実線で示す状態に変形せしめるのが好都合であ
る。係止手段が周方向に連続して延びる環状突出片52
8から構成されている実施形態においては、図9を参照
することによって理解される如く、タンパーエビデント
裾部512における軸線方向破断手段534を構成する
スリットに整合せしめて、環状突出片528にもその基
縁から先端まで連続して延びるスリットを形成するのが
好適である。環状突出片528におけるかかるスリット
は、切断刃によってタンパーエビデント裾部512を切
断して軸線方向破断手段534を構成するスリットを形
成する際に、これと同時に環状突出片528を切断する
ことによって好都合に形成することができる。図8及び
図9に図示する容器蓋502の、上述した点以外の構成
は図1及び図2に図示する容器蓋2と実質上同一であ
る。所望ならば、周方向に連続して延びる環状突出片5
28(或いは周方向に間隔をおいて配設された複数個の
フラップ片28)に代えて、当業者には周知のラチェッ
ト片等の他の適宜の形態の係止手段をタンパーエビデン
ト裾部512の内周面に配設することもできる。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例及び比較例について説
明する。 実施例1 図1及び図2に図示するとおりの形態の容器蓋を、図1
及び図2を参照して説明したとおりの手順で製作した。
容器蓋本体はポリプロピレンから形成した。製作した容
器蓋の主要部寸法は次のとおりであり、第一の高強度橋
絡部の横断面積と第二の高強度橋絡部の横断面積の差は
0.38mm2 であった。 容器蓋高さH(図1)・・・・・・・・・20.1mm スカート壁最大外径D(図1)・・・・ 32.6mm 突条の横断面積(40a)・・・・・・・0.18mm2 突条の横断面積(40b)・・・・・・・0.38mm2 第一の高強度橋絡部の横断面積・・・・・1.63mm2 第二の高強度橋絡部の横断面積・・・・・1.25mm2 第一の高強度橋絡部の一端と軸線 方向破断手段との間隔L1(図2)・・・2.50mm 第二の高強度橋絡部の一端と軸線 方向破断手段との間隔L2(図2)・・・2.50mm
【0031】上記容器蓋を20個製作し、口頸部呼び外
径が24.1mmであるガラス製容器の、図5に図示する
とおりの形態の口頸部に被嵌し、閉方向に回転せしめて
口頸部に装着した。かかる装着の際に橋絡部が破断され
ることはなかった。次いで、容器蓋を開方向に回転せし
めて、第一の高強度橋絡部及び第二の高強度橋絡部の破
断情況を確認した。また、第一の高強度橋絡部と第二の
高強度橋絡部との双方が破断されなかった場合について
は、容器蓋の全体が口頸部から離脱される際の、スカー
ト壁の主部を把持している指に対するタンパーエビデン
ト裾部の衝突程度を感覚的に判断した。これらの結果は
下記表1のとおりであった。
【0032】実施例2 第一の高強度橋絡部及び第二の高強度橋絡部の形態が図
4に図示するとおりであり、 第一の高強度橋絡部の横断面積・・・・・1.43mm2 第二の高強度橋絡部の横断面積・・・・・1.25mm2 であり、第一の高強度橋絡部の横断面積と第二の高強度
橋絡部の横断面積の差は0.18mm2 であったことを除
けば実施例1の容器蓋と同一の容器蓋を20個製作し
た。そして、実施例1と同様に、口頸部呼び外径が2
4.1mmであるガラス製容器の、図5に図示するとおり
の形態の口頸部に被嵌し、閉方向に回転せしめて口頸部
に装着した。かかる装着の際に橋絡部が破断されること
はなかった。次いで、容器蓋を開方向に回転せしめて、
第一の高強度橋絡部及び第二の高強度橋絡部の破断情況
を確認した。また、第一の高強度橋絡部と第二の高強度
橋絡部との双方が破断されなかった場合については、容
器蓋の全体が口頸部から離脱される際の、スカート壁の
主部を把持している指に対するタンパーエビデント裾部
の衝突程度を感覚的に判断した。これらの結果は下記表
1のとおりであった。
【0033】比較例 比較のために、 第一の高強度橋絡部の横断面積・・・・・2.50mm2 第二の高強度橋絡部の横断面積・・・・・1.25mm2 であり、第一の高強度橋絡部の横断面積と第二の高強度
橋絡部の横断面積の差は1.25mm2 であったことを除
けば実施例1の容器蓋と同一の容器蓋を20個製作し
た。そして、実施例1と同様に、口頸部呼び外径が2
4.1mmであるガラス製容器の、図5に図示するとおり
の形態の口頸部に被嵌し、閉方向に回転せしめて口頸部
に装着した。かかる装着の際に橋絡部が破断されること
はなかった。次いで、容器蓋を開方向に回転せしめて、
第一の高強度橋絡部及び第二の高強度橋絡部の破断情況
を確認した。また、第一の高強度橋絡部と第二の高強度
橋絡部との双方が破断されなかった場合については、容
器蓋の全体が口頸部から離脱される際の、スカート壁の
主部を把持している指に対するタンパーエビデント裾部
の衝突程度を感覚的に判断した。これらの結果は下記表
1のとおりであった。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の容器蓋においては、容器の口頸
部に容器蓋を装着する際には、軸線方向破断手段の両側
に配設されている第一及び第二の高強度橋絡部の保持作
用によって、タンパーエビデント裾部がその軸線方向破
断手段が存在する部位において拡張されることが充分に
抑制され、従って、周方向破断手段における複数個の橋
絡部のうちの少なくとも幾つかが破断されてしまうこと
が充分確実に防止される。容器の口頸部を開封する際に
は、本来的には、通常の橋絡部と共に第一の高強度橋絡
部及び第二の高強度橋絡部も破断され、従ってタンパー
エビデント裾部がスカート壁の主部から分離され、タン
パーエビデント裾部を口頸部に残留せしめて容器蓋のそ
の他の部分が口頸部から離脱される。口頸部に残留せし
められたタンパーエビデント裾部には、タンパーエビデ
ント裾部の上端から実質上下端まで連続して延びるスリ
ットから構成されている軸線方向破断手段が配設されて
いる故に、切断具によってタンパーエビデント裾部を切
断する等の煩雑な操作を必要とすることなく、必要に応
じて充分容易に、残留せしめられているタンパーエビデ
ント裾部を口頸部から除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形
態を、一部を断面で示す正面図。
【図2】図1における線A−Aに沿った横断面図。
【図3】軸線方向破断手段の変形例を示す部分正面図。
【図4】第一の高強度橋絡部及び第二の高強度橋絡部の
変形例を示す部分断面図。
【図5】図1に図示する容器蓋を容器の口頸部に装着し
た状態を、一部を断面で示す正面図。
【図6】第一の高強度橋絡部及び第二の高強度橋絡部の
他の実施形態を示す部分横断面図。
【図7】第一の高強度橋絡部及び第二の高強度橋絡部の
更に他の実機形態を示す部分横断面図。
【図8】本発明に従って構成された容器蓋の他の好適実
施形態を、一部を断面で示す正面図。
【図9】図8における線B−Bに沿った部分横断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋 4:天面壁 6:スカート壁 8:周方向破断手段 10:スカート壁の主部 12:タンパーエビデント裾部 18:雌螺条 28:フラップ片(係止手段) 32:薄肉カール 34:軸線方向破断手段 36a:橋絡部 36b:橋絡部 36c:第一の高強度橋絡部 36d:第二の高強度橋絡部 42:容器の口頸部 44:雄螺条 46:係止あご部 212:タンパーエビデント裾部 236a:橋絡部 236c:第一の高強度橋絡部 236d:第二の高強度橋絡部 334:軸線方向破断手段 336c:第一の高強度橋絡部 336d:第二の高強度橋絡部 502:容器蓋 504:天面壁 512:タンパーエビデント裾部 528:環状突出片(係止手段) 534:軸線方向破断手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頸部の外周面には雄螺条と該雄螺条の
    下方に位置する係止あご部とが形成されている容器に適
    用される、タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製
    容器蓋であって、 天面壁と該天面壁から垂下するスカート壁とを具備し、
    該スカート壁には周方向に延在する周方向破断手段が形
    成されており、該スカート壁は該周方向破断手段よりも
    上方の主部と該周方向破断手段よりも下方のタンパーエ
    ビデント裾部とに区画されており、該スカート壁の該主
    部の内周面には該口頸部の該雄螺条と協働する雌螺条が
    形成され、該タンパーエビデント裾部の内周面には該口
    頸部の該係止あご部と協働する係止手段が形成され、該
    周方向破断手段は周方向に間隔をおいて配設され該タン
    パーエビデント裾部を該スカート壁の主部に接続してい
    る複数個の橋絡部を含み、該橋絡部のうちの1個は大き
    な横断面積を有する第一の高強度橋絡部であり、該タン
    パーエビデント裾部には軸線方向破断手段が配設されて
    いる合成樹脂製容器蓋において、 該軸線方向破断手段は該タンパーエビデント裾部の上端
    から実質上下端まで連続して延びるスリットから構成さ
    れており、該複数個の橋絡部は該第一の高強度橋絡部に
    加えて大きな横断面積を有する第二の高強度橋絡部を含
    み、該第一の高強度橋絡部と該第二の高強度橋絡部とは
    周方向に見て該軸線方向破断手段の両側に配設されてお
    り、該第一の高強度橋絡部は該軸線方向破断手段の上端
    から或いはこれに近接した一端から周方向片方に延び、
    該第二の高強度橋絡部は該軸線方向破断手段の上端から
    或いはこれに近接した一端から周方向他方に延びてお
    り、 該第一の高強度橋絡部の横断面積及び該第二の高強度橋
    絡部の横断面積は共に0.80乃至3.00mm2 であ
    り、該第一の高強度橋絡部の横断面積と該第二の高強度
    橋絡部の横断面積の差は0.50mm2 以下であり、 該雌螺条を該雄螺条に螺合せしめ該係止手段を該係止あ
    ご部に係止せしめることによって該口頸部に装着され、
    該雌螺条と該雄螺条との螺合を解除して該口頸部から離
    脱せしめる際には、該第一の高強度橋絡部と該第二の高
    強度橋絡部との双方或いはいずれか一方が破断される、
    ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 【請求項2】 該第一の高強度橋絡部の横断面積及び該
    第二の高強度橋絡部の横断面積は1.00乃至2.00
    mm2 である、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 【請求項3】 該第一の高強度橋絡部の横断面積と該第
    二の高強度橋絡部の横断面積の差は0.40mm2 以下で
    ある、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
  4. 【請求項4】 該第一の高強度橋絡部の横断面積と該第
    二の高強度橋絡部の横断面積は実質上同一である、請求
    項3記載の合成樹脂製容器蓋。
  5. 【請求項5】 該第一の高強度橋絡部の該一端と該第二
    の高強度橋絡部の該一端とは該軸線方向破断手段の上端
    から1.00乃至3.00mmの間隔をおいて位置する、
    請求項1から4までのいずれかに記載の合成樹脂製容器
    蓋。
  6. 【請求項6】 該タンパーエビデント裾部にはその下端
    から延びる薄肉カールが付設されており、該軸線方向破
    断手段を構成する該スリットは該薄肉カールには部分的
    にしか或いは全く延出していない、請求項1から5まで
    のいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
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